9月 1日台湾で第26回IBAF18U(18歳以下)ワールドカップ予選 1次ラウンドが行われ、先発した桐光学園・松井裕樹投手は 8回を投げ力投を見せ<日本 4- 1台湾>と勝利した。
9月 2日はダブルヘッダーで行われ、<日本11- 0メキシコ>、 7回コールドで開幕 2連勝し、19時からベネズエラと戦い<日本 7- 0ベネズエラ>で快勝し無傷の 3連勝した。記事をまとめてみました。
◇ 1日◇予選 1次ラウンド◇台湾・インターコンチネンタル 試合結果
日本が<日本 4- 1台湾>で台湾を破り 1勝目を挙げた。先発した桐光学園・松井裕樹投手は 8回を投げ 3安打 1失点で12三振を奪う力投を見せた。
台湾戦に先発した桐光学園・松井
雨天のため 2日連続で全試合が中止になっていた第26回IBAF18U(18歳以下)ワールドカップは 1日、台湾の台中で開幕し、日本は開催国の台湾と 1次ラウンドA組初戦を戦い、<日本 4- 1台湾>で白星発進した。
日本はエース左腕の松井(桐光学園)が先発。 2日連続のスライド登板の上、この日も試合開始が 1時間遅れたこともあってか、初回は直球が高めに浮き、 2四球を与えるなど一死 1、 2塁のピンチを招いた。だが、この場面で 4番を冷静に 2ゴロ併殺打に仕留めてしのぐと、 2回以降は徐々に安定。 6回の先頭打者に安打を許すまで無安打無得点を続けた。
6回二死、 1、 3塁、ピンチを三振で切り、雄たけびを上げる桐光学園・松井
松井は 8回二死 1、 2塁から左翼線に 2塁打を浴び 1点を失ったが、死球を与えた後の二死満塁は空振り三振に仕留めて追加点は許さず。松井は 8回を投げ、打たれた安打は 3本ながら 8四死球と制球に苦しんだ 1戦を 1失点、12三振を奪う力投で乗り切った。 9回は 2番手として登板した山岡(瀬戸内)が 1回を無安打一死球 2奪三振で無失点に抑えた。
打線は 4回一死 1、 2塁から 5番・園部の左前打を左翼手が後逸する間に先制。 6回には二死 2塁から 6番・奥村の中前適時打で 1点、 7回には一死 3塁から 2番・竹村のスクイズで 1点、 9回には無死 3塁から 9番・森龍の右犠飛で 1点と着実に加点しての勝利だった。
<日本代表スタメン>
1右・吉田(北照)
2遊・竹村(浦和学院)
3捕・森友(大阪桐蔭)
4指・内田(常総学院)
5一・園部(聖光学院)
6二・奥村(日大山形)
7三・渡辺(東海大甲府)
8左・逸崎(明徳義塾)
9左・森龍(日大三)
先発・松井(桐光学園)
◇ 2日◇予選 1次ラウンド◇台湾・斗六 試合結果
初戦で台湾を破った日本がメキシコと対戦。<日本11- 0メキシコ>、 7回コールドで開幕 2連勝とした。12安打で11点を奪い、守っては先発の常総学院・飯田晴海投手( 3年)が 4安打で完封した。日本は19時からベネズエラと戦った。
1回、大阪桐蔭・森友は左前適時打を放った
<日本代表スタメン>
1右・吉田(北照)
2遊・竹村(浦和学院)
3捕・森友(大阪桐蔭)
4指・内田(常総学院)
5一・園部(聖光学院)
6二・奥村(日大山形)
7三・渡辺(東海大甲府)
8左・森龍(日大三)
9中・上林(仙台育英)
先発・飯田(常総学院)
◇ 2日◇予選 1次ラウンド◇台湾・斗六 試合結果
昼の試合でメキシコを破った日本がベネズエラと対戦。日本は先発した最速 157キロ右腕、済美高校・安楽智大投手( 2年)が快投。毎回の16三振を奪い 2安打完封した。日本は<日本 7- 0ベネズエラ>で快勝し無傷の 3連勝。
ベネズエラ戦に先発した日本代表の済美高校・安楽智大投手
<日本代表スタメン>
1右・吉田(北照)
2遊・竹村(浦和学院)
3捕・森友(大阪桐蔭)
4指・内田(常総学院)
5一・園部(聖光学院)
6二・奥村(日大山形)
7三・渡辺(東海大甲府)
8中・上林(仙台育英)
9左・森龍(日大三)
先発・安楽(済美)
第26回IBAF18U(18歳以下)ワールドカップ第 2日は 2日、 1次ラウンドが行われ、A組の日本はメキシコとベネズエラに連勝し、 3連勝で 2次ラウンド進出に大きく前進した。ダブルヘッダー第 2試合のベネズエラ戦は済美の安楽智大投手( 2年)が先発。毎回の16三振を奪う快投で 2安打、無四球完封の衝撃の「世界デビュー」を果たした。主将の大阪桐蔭・森友哉捕手( 3年)も 2試合で 4安打 6打点と活躍。 3日は 1位突破を懸け、チェコと対戦する。
100球目は 149キロ直球だった。 9回2死。安楽は最後の打者から空振りで16個目の三振を奪う。 2年生右腕は納得の表情で整列に加わった。
「スピードを意識せず、丁寧に投げた。フォームと制球だけを意識した。安楽の進化を見せることができた」
初回は 3者連続三振。下半身に重心を乗せ、腕をしっかり振ることだけを意識した。中継したテレビ局のスピードガンで最速 150キロを記録した直球と、スライダーを丁寧に低めに集め、 2安打無失点。無四球完封で世界デビュー戦を飾った。
日本で行われた練習試合 2試合では抑えを任された。前日の台湾戦もブルペンで救援待機。この日の先発について西谷浩一監督は「ナイターは球が見えにくい。重い球を投げる馬力のある安楽が最適」と説明した。
16奪三振の完封した済美高校・安楽智大投手
今夏の甲子園の 3回戦で花巻東(岩手)に敗戦後、「どうして 150キロのスピードを出す自分が負けたのか」と考え、眠れない夜が続いた。たどり着いた答えは「スピードにこだわりすぎている自分がいる。コースに投げれば打たれない」。制球重視で臨んだ世界大会。代表チームでは松井にスライダー、高橋光成(前橋育英)にフォークの投げ方を尋ねるなど、投球の幅を広げようと努めた。
打者30人に対して初球がボールとなったのは 4人だけ。 3ボールは一度もなく、 100球中、ストライクは83球を数えた。右打者 7人が並んだ打線に対しても「内角のスライダーが有効だった」と振り返る。視察したパイレーツの江富群スカウトも「甲子園で 155キロを出したと聞いていたがイメージが違う。制球力がとても良い」と変化を感じ取っていた。
今春センバツでは 5試合で 772球を投げ、米国内で「投げすぎ騒動」も起きたが、 100球の省エネ投球に、ヤンキースのデーブ・デフレイタス・スカウトも「直球もスライダーもいい。とても力強い」と目を細めるしかなかった。
「松井さんだけでなく、安楽が投げても勝てると思われたかった。アメリカに成長した姿を見せたい」。開幕戦で12奪三振だったエース松井をしのぐ、圧巻の16Kだった。
▼西谷浩一監督: 2試合とも無失点で球数も非常に少なかった。このあと連戦が続くのでありがたい。選手たちがお互いの良さを引き出し合いながら少しずつ成長しているのを感じる。(安楽と森友は)非常にコンビが良かった。
◆日本代表メンバー◆
◇投手◇
( 1) 飯田晴海(常総学院)
( 2) 松井裕樹(桐光学園)
( 3) 山岡泰輔(瀬戸内)
( 4) 田口麗斗(広島新庄)
( 5) 高橋由弥(岩国商)
( 6) 高橋光成(前橋育英)※
( 7)安楽智大(済美)※
◇捕手◇
( 8) 内田靖人(常総学院)
( 9) 若月健矢(花咲徳栄)
(10) 森友哉(大阪桐蔭)
◇内野手◇
(11) 園部聡(聖光学院)
(12) 逸崎友誠(明徳義塾)
(13) 奥村展征(日大山形)
(14) 熊谷敬宥(仙台育英)
(15) 竹村春樹(浦和学院)
(16) 渡辺諒(東海大甲府)
◇外野手◇
(17) 森龍馬(日大三)
(18) 吉田雄人(北照)
(19) 上林誠知(仙台育英)
(20) 岩重章仁(延岡学園)
◇監督◇
(21) 西谷浩一(大阪桐蔭)
◇コーチ◇
(22) 仲井宗基(八戸学院光星)
(23) 島田達二(高知)
注()内数字は背番号、※は 2年生
高校野球に出て頑張った選手を集めたチームなんだから、勝って当然の様なチームができているのだろう。
浪速のどこかの球団も、このチームを見習って頑張って欲しいですね。
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IBAF18U・日本 メキシコにコールド勝ち!開幕 2連勝!安楽 2安打16K完封!日本 3連勝
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