両チームの細かい継投で、ともに無得点。延長12回規定により<阪神 2- 2中日>と引き分けに終わった。
鳥谷敬内野手(32)が 1点を追う 6回に、中日川上のカットボールを右中間席に運び逆転アーチを放ち、虎党のもとへと届いた。
今季限りでの現役引退を表明した桧山進次郎外野手(44)が、 8回一死満塁の絶好機で代打に登場したが、中日浅尾の前に空振り三振。
「 3番・ 3塁」で出場した西岡剛内野手(29)は、延長10回一死の場面で高々と上がったクラークの飛球を落球するミス。今季 6個目の失策を犯した。
秋山拓巳投手(22)が今季 6度目の先発でも、今季初勝利を挙げることができなかった。
久保田智之投手(32)が 2- 2の延長11回から 6番手で登板し、 2回無失点の好投でドローに持ち込んだ。これで、 7試合連続ゼロ封だ。かつて鉄腕と呼ばれた男が復活の兆しをみせている。
和田豊監督(51)が、同点の 8回一死満塁で代打桧山が空振り三振に倒れるなど、 4併殺が響いて延長12回引き分けため息が止まらなかった。
マット・マートン外野手(31)と球団との来季年俸交渉が難航していることが判明した。契約交渉期限が11月15日に定められていることが10日、関係者の話で明らかになった。 1億円以上ある金額の溝が埋まらなければ、M砲が来季は米国に帰国する可能性が出てきた。阪神は今オフ、オリックスの李大浩内野手(31)ら、 4番を打てる新たな外国人選手を獲得すべく、国内外へリストアップの目を向けている。年俸 2億円台後半を設定している球団との金額の溝は大きく、不透明となった助っ人の去就。残り22試合、そしてCS…。虎が勝ち抜くには絶対に必要な戦力だが、同時に、長期化した交渉のリミットも刻々と近づいてくる。
日刊スポーツは、 9月 7日に今季限りでの引退を表明した桧山進次郎外野手の引退特集号(タブロイド判オールカラー24ページ、定価 300円)を緊急発売した。記事をまとめてみました。
中日が 1回に先制した。2番クラークが右翼席に23号ソロを放った。先発川上は 3回まで阪神打線を 2安打無失点に抑えた。
阪神が 6回に逆転した。俊介が中前打で出塁し、 4番鳥谷が右中間に 8号 2ランを放った。先発秋山は 6回まで 7奪三振 1失点。
中日は 7回に堂上直の犠飛で同点に追いついた。阪神は 9回二死満塁のチャンスを生かせず、延長に突入した。
延長では両チームの細かい継投で、ともに無得点。延長12回規定により<阪神 2- 2中日>と引き分けに終わった。
マートン(手前)が空振り三振に倒れ、顔をしかめる和田監督(右)ら阪神ベンチ
初回、 2回と得点圏に走者を進めながらも、あと一本が出ない。一時は 4番鳥谷の逆転 2ランが右越えに飛び出したが、直後に同点に追いつかれるとまたも苦境に追い込まれた。
特に、終盤はこれでもか!というぐらいチャンスを逃し続けた。 8回は浅尾の 3連続四球で一死満塁としながら、代打・桧山が空振り三振。さらに代打の坂も初球を打ち上げる遊邪飛で、 1点を奪えなかった。
9回には二死走者なしから俊介、西岡が連打。鳥谷が四球でまたも満塁と攻め立てたが、マートンが空振り三振を喫した。延長に入っても10回に一死 1、 2塁から藤井彰が 2ゴロ併殺。最終12回も一死 1、 2塁で狩野が遊ゴロ併殺でゲームセット。しびれを切らしたスタンドのファンからは怒声も飛んだ。
守りでも、地の利を生かせない。 8回には森野のゴロを、 2塁・上本が失策。10回にはクラークの飛球を 3塁・西岡がポロリ…。浜風とは逆の、左から右へ吹く風に目測を誤った。11回も 1塁・新井貴浩が高橋周のライナーをさばけず( 1塁強襲安打)、いずれも得点に結びつかなかったとはいえ、CSのような短期決戦では致命傷になりかねないプレーだった。
甲子園で勝てない。CSファーストステージでは、 2位阪神は本拠地で 3位チームを迎え撃つ。本来なら地の利があるはずが、今季に限ってはこの日の引き分けを入れて24勝24敗 2分けの五分。目下、 5カード連続の負け越し中だ。
この日勝った巨人とはさらに広がって「10.5差」。現実的には10月12日から始まるファーストSに目を向けなければならない時期だが、こんな数字を見せられてはその最初の突破すら不安に覚えてくる。
6回裏阪神一死 1塁、 1度は逆転となる右越え 2点本塁打を放った鳥谷敬内野手
鳥谷敬内野手が逆転アーチを放った。 1点を追う 6回に、中日川上のカットボールを右中間席に運んだ。大きな放物線。舞い上がった白球は右翼方向へ吹く風に乗り、虎党のもとへと届いた。 4番に座ってから、 2本目のアーチとなる 8号 2ラン。一時は逆転となる 4番の一発は、クライマックスシリーズ(CS)へとつながる一撃だった。
「大きいのを打つ99というより、後ろのバッターにつないでいこうという意識で打席に向かった。(先発の)秋山が粘りのピッチングをしてくれていたので、早く点を取ってあげたかった。いいところで 1発が出てよかった」。チームリーダーのひと振りが、劣勢ムードを一変させた。
試合中に広報を通じコメントを寄せたキャプテン。だが、チームは勝ちきれず、試合後は足早にクラブハウスへと姿を消した。ただ、変身ぶりは見て取れた。
まずは 0- 1の 4回に手始めに中日先発・川上の初球を左前打。そして、 6回だ。一死 2塁で打席が回ってくると、右腕が投じた 2球目、 136キロのカットボールを思い切り振り抜き、右中間席へと運んだ。さらに、 2- 2の延長12回でも、中日 7番手・岡田の初球を左前へと弾き返した。
6回、 2ランを放ちポーズを決めた鳥谷敬内野手ら
早いカウントから積極的に手を出し、今季 9度目となる猛打賞を記録。 8月30日の広島戦(甲子園)でプロ初の 4番に座って以降、この日で10試合目となったが、 4番定着後は39打数16安打 2本塁打で 8打点。さらに 9試合連続安打中だ。打率は 0.410。和田監督も「早いカウントから振れているし、スイングも力強い。結果がそれで伴っているんでね」と成長を確信。その上で、「あとはいかにトリ(鳥谷)の前に走者を置くかなんだけど、現時点では物足りない」と 4番の前を打つ打者に苦言を呈した。
つまり、 1~ 3番がうまく機能すれば、鳥谷の一撃で得点が見込める。CS 4番が現実味を帯びてきた鳥谷が、目標を見つけづらいチームを引っ張っていく。
8回裏、代打で登場も空振り三振に倒れた桧山進次郎外野手
今季限りでの現役引退を表明した桧山進次郎外野手が、 8回一死満塁の絶好機で代打に登場した。
スタンドからは大歓声が送られたが、中日浅尾の前に空振り三振。「してやられたな。完敗です。勝負としてあそこで打っていればね…」。試合後は悔しそうな表情だった。
10回、クラークの飛球を落球した西岡剛内野手
「 3番・ 3塁」で出場した西岡剛内野手は今季 6個目の失策を犯した。延長10回一死の場面で高々と上がったクラークの飛球を落球するミス。
「捕れるように練習します」。打席では 1回二死から中前打で出塁すると 2盗を決めた。 9回二死 1塁の場面でも中前打を放ち、マルチ安打を記録した。
1回、クラークに先制弾を浴びた秋山拓巳投手
秋山拓巳投手が今季 6度目の先発でも、今季初勝利を挙げることができなかった。初回に中日クラークに先制ソロを許したが 2回以降は立ち直った。
6回には 4番鳥谷の逆転 2ランが飛び出し、勝利投手の権利を得た。だが落とし穴が待っていた。 2- 1と勝ち越した直後の 7回一死 3塁で堂上直に犠飛を許し、同点に追いつかれた。「 2回以降はそれなりに修正して投げられましたが、序盤に球数が多すぎました。(犠飛は)フォークを低めに投げきれなかった。こういった投球になってしまい、チームに申し訳ないです」。 7回途中で 2失点と内容は悪くなかったが、勝ち運から見放されている。
6回 2/3 6安打 2失点と粘り、 7三振を奪う力投だっただけに、最後の勝負所の踏ん張りが足りなかった。11日に、登板機会がないため、登録抹消される見込みだ。
7回表中日二死 2塁、降板となり清水誉捕手(右)にボールを渡す秋山拓巳投手
久保田智之投手が 2回無失点の好投でドローに持ち込んだ。 2- 2の延長11回から 6番手で登板。切れ味鋭いフォークを武器に 3三振を奪った。「なんとか抑えられてよかったです。(フォークも)いいところにいってよかった。とりあえず、 1イニング、 1イニング、 1人 1人でした」。これで、 7試合連続ゼロ封だ。かつて鉄腕と呼ばれた男が復活の兆しをみせている。
引き分けになり、ぼうぜんとする和田豊監督
和田豊監督のため息が止まらなかった。同点の 8回一死満塁で代打桧山が空振り三振に倒れるなど、 4併殺が響いて延長12回引き分け。
7回途中から無失点でつないだ救援5投手に、応えることができなかった。
「結局、得点圏というか、ためるまではいくけど、そこで打つ打者が気持ちが勝って(気負って)しまうという場面が多かった」。今季 6度目の先発だった 4年目秋山は、またも初勝利ならず、指揮官は「あの( 7回)先頭打者を何とかすればスッといったんだろうけど」と、続投して追い付かれた 7回の高橋周への 2塁打を悔やんでいた。
和田監督が嘆いたように、この夜も拙攻のオンパレードだった。
4回、併殺に倒れたマット・マートン外野手
流出リミット発覚!!
阪神との来季年俸交渉が難航していることが判明したマット・マートン外野手と球団との契約交渉期限が11月15日に定められていることが10日、関係者の話で明らかになった。 1億円以上ある金額の溝が埋まらなければ、M砲が来季は米国に帰国する可能性が出てきた。
午後10時を回り、鳴り物が消えた甲子園は大きなため息に包まれた。延長12回、最後は一死 1、 2塁から、狩野恵輔外野手(30)が遊ゴロ併殺に終わった。 4時間29分の戦いの末、 2- 2のドロー。すでに、はるか彼方となっている 1位巨人の背中は、「10.5差」に遠のいた。
“注目”の主砲も、沈黙した。前日 9日、代理人が来季の年俸 4億円以上を要求し、残留交渉が難航していることがサンケイスポーツ報道で発覚した 5番・マートンは、 1四球を選んだものの、 5打数無安打。 4回無死 1塁では投ゴロ併殺。 9回二死満塁というサヨナラの絶好のチャンスでは、中日・マドリガルの高め 147キロに空振り。あっさり 3球三振に終わった。
9回、空振り三振に倒れたマット・マートン外野手
来季、いったいどうなるか-。年俸 2億円台後半を設定している球団との金額の溝は大きく、不透明となった助っ人の去就。関係者の話を総合すると、交渉のリミットが『11月15日』であることが判明した。
球団幹部は退団危機を認めた上で「マートンとの交渉に関しては、まだまだ時間がある。そこまでに話し合っていけばいい」と説明した。阪神は今オフ、オリックスの李大浩内野手ら、 4番を打てる新たな外国人選手を獲得すべく、国内外へリストアップの目を向けている。来季、巨人を倒すためには、絶対的な大砲の存在は不可欠だ。その獲得状況やメドと並行して、マートンについては判断することになる。
サヨナラの期待がかかった延長12回一死 1、 2塁で遊ゴロ併殺に倒れた狩野恵輔外野手
「うちで一番、打率の高い打者であることは確か。もちろん 4番タイプではないが、しっかりと数字は残している」と別の球団関係者が話すように、簡単に手放せる選手ではないことは確かだ。ただ補強の進展によっては、大金を積んでまでも“絶対残留”に固執する必要はない。 4番打者が獲れて、マートンが残留するのが理想だが…。チームの立て直しの優先事項は、 4番となるため、「11.15」までに交渉がまとまらなければ、流出が現実味を帯びる。
来日 4年目。2010年のシーズン記録 214安打を皮切りに、 2年連続セ・リーグ安打王。昨年は精神面の不安定さを露呈して不振に陥ったが、今季は持ち直した。残り22試合、そしてCS…。虎が勝ち抜くには絶対に必要な戦力だが、同時に、長期化した交渉のリミットも刻々と近づいてくる。
桧山引退特集号の表紙
日刊スポーツは、 9月 7日に今季限りでの引退を表明した桧山進次郎外野手の引退特集号(タブロイド判オールカラー24ページ、定価 300円)を緊急発売した。
タテジマ一筋22年。虎党から愛され続けた男の軌跡を記した永久保存版です。近畿 2府 4県のASA(朝日新聞販売所)、キヨスク、地下鉄、私鉄主要売店、コンビニエンスストア(一部地域を除く)などでお買い求めください。
近畿エリア以外の方には郵送にて販売いたします。詳しいお問い合わせは電話03・6229・7384(受け付けは平日の午前10時~午後 6時)までお願いします。【日刊スポーツ新聞社】
G軍に負けてから、どうしても本拠地で勝てない…。これでは、今後が危なくなるのではないだろうか…
「ヒーやん」が引退し、その後にマット・マートンが契約切れでいなくなってしまったら今後の阪神はいったいどうなってしまうのだろうか?少々心配になってしまう。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2013.09.10 勝敗表
阪神戦を見るなら「虎テレ TORATELE」だ!交流戦全24試合放送します!
阪神タイガース主催試合をスマートフォンでご覧いただける公式動画配信サービスです。
阪神タイガースでは、球団公式動画配信サービス「虎テレ」において、従来からの阪神タイガース主催全試合に加えて、2013年度の日本生命セ・パ交流戦での阪神ビジター試合(全12試合)を配信することを決定いたしました。
この取組みは、パシフィックリーグマーケティング株式会社が運営する、インターネットライブ動画配信サービス「パ・リーグTV」との協力で実現したもので、スマートフォンでの有料インターネットライブ配信の他、PC・タブレット・スマートフォンでの試合後のイニングVOD配信も行います。
プレイボール(※)からヒーローインタビューまで見ることができる「ライブ中継」や、見たいシーンを検索することができる「シーン検索」、ファンのみなさんの感情が反映される「熱狂メーター!!」など、様々なコンテンツを搭載した新感覚の動画配信サービスです。
※実際の試合から5分程度遅れての放送となります。
決済方法は、クレジットカードのほか、各キャリア決済にも対応。テレビ中継をなかなか見ることができない方、中継を何度も見直して勝利試合の余韻に浸りたい方、野球技術の勉強をしたい方、ヒイキの選手の笑顔をたくさん見たい方、タイガースファン必見です!!
球団公式動画配信サービス「虎テレ」に会員登録してください。
視聴価格:月額会員 630円、 1試合視聴 210円
虎テレは、Andoroid2.3.4以降、iOS5以降に対応しております。バージョンが上記未満の方はバージョンアップを実施してください。
※らくらくスマートフォンには対応しておりません。
※ニッポン放送「ショウアップナイター」はここだ!
メールアドレス:89@1242.com
番組ホームページはこちら、http://www.1242.com/baseball/
twitterハッシュタグは「#showup1242」
twitterアカウントは「@showup1242」
facebookページは「http://www.facebook.com/#!/am1242」
ニッポン放送では、夕方 5時30分からの「ショウアップスポーツ」の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
18時少し前と19時,20時の時報の後にクイズが有ります。
『プレゼントもクライマックス!毎試合 現金5万円が当たる クイズ・トリプルチャンス スペシャル!』 1問目は現金 1万円、 2問目も現金 1万円、 3問目は現金 3万円、合計 5万円 をプレゼントいたします!ぜひ、ご参加ください!
にほんブログ村
鳥谷敬内野手(32)が 1点を追う 6回に、中日川上のカットボールを右中間席に運び逆転アーチを放ち、虎党のもとへと届いた。
今季限りでの現役引退を表明した桧山進次郎外野手(44)が、 8回一死満塁の絶好機で代打に登場したが、中日浅尾の前に空振り三振。
「 3番・ 3塁」で出場した西岡剛内野手(29)は、延長10回一死の場面で高々と上がったクラークの飛球を落球するミス。今季 6個目の失策を犯した。
秋山拓巳投手(22)が今季 6度目の先発でも、今季初勝利を挙げることができなかった。
久保田智之投手(32)が 2- 2の延長11回から 6番手で登板し、 2回無失点の好投でドローに持ち込んだ。これで、 7試合連続ゼロ封だ。かつて鉄腕と呼ばれた男が復活の兆しをみせている。
和田豊監督(51)が、同点の 8回一死満塁で代打桧山が空振り三振に倒れるなど、 4併殺が響いて延長12回引き分けため息が止まらなかった。
マット・マートン外野手(31)と球団との来季年俸交渉が難航していることが判明した。契約交渉期限が11月15日に定められていることが10日、関係者の話で明らかになった。 1億円以上ある金額の溝が埋まらなければ、M砲が来季は米国に帰国する可能性が出てきた。阪神は今オフ、オリックスの李大浩内野手(31)ら、 4番を打てる新たな外国人選手を獲得すべく、国内外へリストアップの目を向けている。年俸 2億円台後半を設定している球団との金額の溝は大きく、不透明となった助っ人の去就。残り22試合、そしてCS…。虎が勝ち抜くには絶対に必要な戦力だが、同時に、長期化した交渉のリミットも刻々と近づいてくる。
日刊スポーツは、 9月 7日に今季限りでの引退を表明した桧山進次郎外野手の引退特集号(タブロイド判オールカラー24ページ、定価 300円)を緊急発売した。記事をまとめてみました。
中日が 1回に先制した。2番クラークが右翼席に23号ソロを放った。先発川上は 3回まで阪神打線を 2安打無失点に抑えた。
阪神が 6回に逆転した。俊介が中前打で出塁し、 4番鳥谷が右中間に 8号 2ランを放った。先発秋山は 6回まで 7奪三振 1失点。
中日は 7回に堂上直の犠飛で同点に追いついた。阪神は 9回二死満塁のチャンスを生かせず、延長に突入した。
延長では両チームの細かい継投で、ともに無得点。延長12回規定により<阪神 2- 2中日>と引き分けに終わった。
マートン(手前)が空振り三振に倒れ、顔をしかめる和田監督(右)ら阪神ベンチ
初回、 2回と得点圏に走者を進めながらも、あと一本が出ない。一時は 4番鳥谷の逆転 2ランが右越えに飛び出したが、直後に同点に追いつかれるとまたも苦境に追い込まれた。
特に、終盤はこれでもか!というぐらいチャンスを逃し続けた。 8回は浅尾の 3連続四球で一死満塁としながら、代打・桧山が空振り三振。さらに代打の坂も初球を打ち上げる遊邪飛で、 1点を奪えなかった。
9回には二死走者なしから俊介、西岡が連打。鳥谷が四球でまたも満塁と攻め立てたが、マートンが空振り三振を喫した。延長に入っても10回に一死 1、 2塁から藤井彰が 2ゴロ併殺。最終12回も一死 1、 2塁で狩野が遊ゴロ併殺でゲームセット。しびれを切らしたスタンドのファンからは怒声も飛んだ。
守りでも、地の利を生かせない。 8回には森野のゴロを、 2塁・上本が失策。10回にはクラークの飛球を 3塁・西岡がポロリ…。浜風とは逆の、左から右へ吹く風に目測を誤った。11回も 1塁・新井貴浩が高橋周のライナーをさばけず( 1塁強襲安打)、いずれも得点に結びつかなかったとはいえ、CSのような短期決戦では致命傷になりかねないプレーだった。
甲子園で勝てない。CSファーストステージでは、 2位阪神は本拠地で 3位チームを迎え撃つ。本来なら地の利があるはずが、今季に限ってはこの日の引き分けを入れて24勝24敗 2分けの五分。目下、 5カード連続の負け越し中だ。
この日勝った巨人とはさらに広がって「10.5差」。現実的には10月12日から始まるファーストSに目を向けなければならない時期だが、こんな数字を見せられてはその最初の突破すら不安に覚えてくる。
6回裏阪神一死 1塁、 1度は逆転となる右越え 2点本塁打を放った鳥谷敬内野手
鳥谷敬内野手が逆転アーチを放った。 1点を追う 6回に、中日川上のカットボールを右中間席に運んだ。大きな放物線。舞い上がった白球は右翼方向へ吹く風に乗り、虎党のもとへと届いた。 4番に座ってから、 2本目のアーチとなる 8号 2ラン。一時は逆転となる 4番の一発は、クライマックスシリーズ(CS)へとつながる一撃だった。
「大きいのを打つ99というより、後ろのバッターにつないでいこうという意識で打席に向かった。(先発の)秋山が粘りのピッチングをしてくれていたので、早く点を取ってあげたかった。いいところで 1発が出てよかった」。チームリーダーのひと振りが、劣勢ムードを一変させた。
試合中に広報を通じコメントを寄せたキャプテン。だが、チームは勝ちきれず、試合後は足早にクラブハウスへと姿を消した。ただ、変身ぶりは見て取れた。
まずは 0- 1の 4回に手始めに中日先発・川上の初球を左前打。そして、 6回だ。一死 2塁で打席が回ってくると、右腕が投じた 2球目、 136キロのカットボールを思い切り振り抜き、右中間席へと運んだ。さらに、 2- 2の延長12回でも、中日 7番手・岡田の初球を左前へと弾き返した。
6回、 2ランを放ちポーズを決めた鳥谷敬内野手ら
早いカウントから積極的に手を出し、今季 9度目となる猛打賞を記録。 8月30日の広島戦(甲子園)でプロ初の 4番に座って以降、この日で10試合目となったが、 4番定着後は39打数16安打 2本塁打で 8打点。さらに 9試合連続安打中だ。打率は 0.410。和田監督も「早いカウントから振れているし、スイングも力強い。結果がそれで伴っているんでね」と成長を確信。その上で、「あとはいかにトリ(鳥谷)の前に走者を置くかなんだけど、現時点では物足りない」と 4番の前を打つ打者に苦言を呈した。
つまり、 1~ 3番がうまく機能すれば、鳥谷の一撃で得点が見込める。CS 4番が現実味を帯びてきた鳥谷が、目標を見つけづらいチームを引っ張っていく。
8回裏、代打で登場も空振り三振に倒れた桧山進次郎外野手
今季限りでの現役引退を表明した桧山進次郎外野手が、 8回一死満塁の絶好機で代打に登場した。
スタンドからは大歓声が送られたが、中日浅尾の前に空振り三振。「してやられたな。完敗です。勝負としてあそこで打っていればね…」。試合後は悔しそうな表情だった。
10回、クラークの飛球を落球した西岡剛内野手
「 3番・ 3塁」で出場した西岡剛内野手は今季 6個目の失策を犯した。延長10回一死の場面で高々と上がったクラークの飛球を落球するミス。
「捕れるように練習します」。打席では 1回二死から中前打で出塁すると 2盗を決めた。 9回二死 1塁の場面でも中前打を放ち、マルチ安打を記録した。
1回、クラークに先制弾を浴びた秋山拓巳投手
秋山拓巳投手が今季 6度目の先発でも、今季初勝利を挙げることができなかった。初回に中日クラークに先制ソロを許したが 2回以降は立ち直った。
6回には 4番鳥谷の逆転 2ランが飛び出し、勝利投手の権利を得た。だが落とし穴が待っていた。 2- 1と勝ち越した直後の 7回一死 3塁で堂上直に犠飛を許し、同点に追いつかれた。「 2回以降はそれなりに修正して投げられましたが、序盤に球数が多すぎました。(犠飛は)フォークを低めに投げきれなかった。こういった投球になってしまい、チームに申し訳ないです」。 7回途中で 2失点と内容は悪くなかったが、勝ち運から見放されている。
6回 2/3 6安打 2失点と粘り、 7三振を奪う力投だっただけに、最後の勝負所の踏ん張りが足りなかった。11日に、登板機会がないため、登録抹消される見込みだ。
7回表中日二死 2塁、降板となり清水誉捕手(右)にボールを渡す秋山拓巳投手
久保田智之投手が 2回無失点の好投でドローに持ち込んだ。 2- 2の延長11回から 6番手で登板。切れ味鋭いフォークを武器に 3三振を奪った。「なんとか抑えられてよかったです。(フォークも)いいところにいってよかった。とりあえず、 1イニング、 1イニング、 1人 1人でした」。これで、 7試合連続ゼロ封だ。かつて鉄腕と呼ばれた男が復活の兆しをみせている。
引き分けになり、ぼうぜんとする和田豊監督
和田豊監督のため息が止まらなかった。同点の 8回一死満塁で代打桧山が空振り三振に倒れるなど、 4併殺が響いて延長12回引き分け。
7回途中から無失点でつないだ救援5投手に、応えることができなかった。
「結局、得点圏というか、ためるまではいくけど、そこで打つ打者が気持ちが勝って(気負って)しまうという場面が多かった」。今季 6度目の先発だった 4年目秋山は、またも初勝利ならず、指揮官は「あの( 7回)先頭打者を何とかすればスッといったんだろうけど」と、続投して追い付かれた 7回の高橋周への 2塁打を悔やんでいた。
和田監督が嘆いたように、この夜も拙攻のオンパレードだった。
4回、併殺に倒れたマット・マートン外野手
流出リミット発覚!!
阪神との来季年俸交渉が難航していることが判明したマット・マートン外野手と球団との契約交渉期限が11月15日に定められていることが10日、関係者の話で明らかになった。 1億円以上ある金額の溝が埋まらなければ、M砲が来季は米国に帰国する可能性が出てきた。
午後10時を回り、鳴り物が消えた甲子園は大きなため息に包まれた。延長12回、最後は一死 1、 2塁から、狩野恵輔外野手(30)が遊ゴロ併殺に終わった。 4時間29分の戦いの末、 2- 2のドロー。すでに、はるか彼方となっている 1位巨人の背中は、「10.5差」に遠のいた。
“注目”の主砲も、沈黙した。前日 9日、代理人が来季の年俸 4億円以上を要求し、残留交渉が難航していることがサンケイスポーツ報道で発覚した 5番・マートンは、 1四球を選んだものの、 5打数無安打。 4回無死 1塁では投ゴロ併殺。 9回二死満塁というサヨナラの絶好のチャンスでは、中日・マドリガルの高め 147キロに空振り。あっさり 3球三振に終わった。
9回、空振り三振に倒れたマット・マートン外野手
来季、いったいどうなるか-。年俸 2億円台後半を設定している球団との金額の溝は大きく、不透明となった助っ人の去就。関係者の話を総合すると、交渉のリミットが『11月15日』であることが判明した。
球団幹部は退団危機を認めた上で「マートンとの交渉に関しては、まだまだ時間がある。そこまでに話し合っていけばいい」と説明した。阪神は今オフ、オリックスの李大浩内野手ら、 4番を打てる新たな外国人選手を獲得すべく、国内外へリストアップの目を向けている。来季、巨人を倒すためには、絶対的な大砲の存在は不可欠だ。その獲得状況やメドと並行して、マートンについては判断することになる。
サヨナラの期待がかかった延長12回一死 1、 2塁で遊ゴロ併殺に倒れた狩野恵輔外野手
「うちで一番、打率の高い打者であることは確か。もちろん 4番タイプではないが、しっかりと数字は残している」と別の球団関係者が話すように、簡単に手放せる選手ではないことは確かだ。ただ補強の進展によっては、大金を積んでまでも“絶対残留”に固執する必要はない。 4番打者が獲れて、マートンが残留するのが理想だが…。チームの立て直しの優先事項は、 4番となるため、「11.15」までに交渉がまとまらなければ、流出が現実味を帯びる。
来日 4年目。2010年のシーズン記録 214安打を皮切りに、 2年連続セ・リーグ安打王。昨年は精神面の不安定さを露呈して不振に陥ったが、今季は持ち直した。残り22試合、そしてCS…。虎が勝ち抜くには絶対に必要な戦力だが、同時に、長期化した交渉のリミットも刻々と近づいてくる。
桧山引退特集号の表紙
日刊スポーツは、 9月 7日に今季限りでの引退を表明した桧山進次郎外野手の引退特集号(タブロイド判オールカラー24ページ、定価 300円)を緊急発売した。
タテジマ一筋22年。虎党から愛され続けた男の軌跡を記した永久保存版です。近畿 2府 4県のASA(朝日新聞販売所)、キヨスク、地下鉄、私鉄主要売店、コンビニエンスストア(一部地域を除く)などでお買い求めください。
近畿エリア以外の方には郵送にて販売いたします。詳しいお問い合わせは電話03・6229・7384(受け付けは平日の午前10時~午後 6時)までお願いします。【日刊スポーツ新聞社】
G軍に負けてから、どうしても本拠地で勝てない…。これでは、今後が危なくなるのではないだろうか…
「ヒーやん」が引退し、その後にマット・マートンが契約切れでいなくなってしまったら今後の阪神はいったいどうなってしまうのだろうか?少々心配になってしまう。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2013.09.10 勝敗表
阪神戦を見るなら「虎テレ TORATELE」だ!交流戦全24試合放送します!
阪神タイガース主催試合をスマートフォンでご覧いただける公式動画配信サービスです。
阪神タイガースでは、球団公式動画配信サービス「虎テレ」において、従来からの阪神タイガース主催全試合に加えて、2013年度の日本生命セ・パ交流戦での阪神ビジター試合(全12試合)を配信することを決定いたしました。
この取組みは、パシフィックリーグマーケティング株式会社が運営する、インターネットライブ動画配信サービス「パ・リーグTV」との協力で実現したもので、スマートフォンでの有料インターネットライブ配信の他、PC・タブレット・スマートフォンでの試合後のイニングVOD配信も行います。
プレイボール(※)からヒーローインタビューまで見ることができる「ライブ中継」や、見たいシーンを検索することができる「シーン検索」、ファンのみなさんの感情が反映される「熱狂メーター!!」など、様々なコンテンツを搭載した新感覚の動画配信サービスです。
※実際の試合から5分程度遅れての放送となります。
決済方法は、クレジットカードのほか、各キャリア決済にも対応。テレビ中継をなかなか見ることができない方、中継を何度も見直して勝利試合の余韻に浸りたい方、野球技術の勉強をしたい方、ヒイキの選手の笑顔をたくさん見たい方、タイガースファン必見です!!
球団公式動画配信サービス「虎テレ」に会員登録してください。
視聴価格:月額会員 630円、 1試合視聴 210円
虎テレは、Andoroid2.3.4以降、iOS5以降に対応しております。バージョンが上記未満の方はバージョンアップを実施してください。
※らくらくスマートフォンには対応しておりません。
※ニッポン放送「ショウアップナイター」はここだ!
メールアドレス:89@1242.com
番組ホームページはこちら、http://www.1242.com/baseball/
twitterハッシュタグは「#showup1242」
twitterアカウントは「@showup1242」
facebookページは「http://www.facebook.com/#!/am1242」
ニッポン放送では、夕方 5時30分からの「ショウアップスポーツ」の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
18時少し前と19時,20時の時報の後にクイズが有ります。
『プレゼントもクライマックス!毎試合 現金5万円が当たる クイズ・トリプルチャンス スペシャル!』 1問目は現金 1万円、 2問目も現金 1万円、 3問目は現金 3万円、合計 5万円 をプレゼントいたします!ぜひ、ご参加ください!
にほんブログ村