Quantcast
Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
Viewing all articles
Browse latest Browse all 5167

ソチ仕様台で連勝!高梨沙羅 最多17勝、葛西超え!星野純子3位、初メダル!皆川旗門回れず

$
0
0
 19日山形・蔵王ジャンプ台(HS 100メートル、K点90メートル)で、W杯スキー:ジャンプ女子蔵王大会個人第 9戦が行われ、W杯個人総合でトップを快走する高梨沙羅(17=クラレ)が、今季 2度目の 4連勝で同 8勝目を挙げた。通算勝利数で葛西紀明(41=土屋ホーム)と並んでいたが、この日の勝利で同17勝に伸ばし、男女通じて日本ジャンプ界で単独最多勝となった。 1つ前に96メートルを飛んだカリーナ・フォクト(ドイツ)より、さらにゲートを 2段下げ助走スピードが落ちながらも、フォクトを 2メートル上回る飛距離を稼いだ。
 ソチ五輪仕様のジャンプ台で連勝を決め、金メダルのリハーサルは完璧。いよいよ本番へと離陸する。
 19日カナダ・バルサンコムでW杯スキー:モーグルが行われ、ソチ五輪前最後となるW杯第 6戦が行われ、女子は13位で予選通過した星野純子(24=リステル)が、決勝 1回目を 6位で通過。決勝 2回目も安定した滑りで 3位に入り、初の表彰台に立った。
 19日スイス・ウェンゲンでW杯スキー:男子回転第 5戦が行われ、皆川賢太郎(36=ドーム)は 1回目に途中棄権し、レース後に今季限りの引退を表明した。
記事をまとめてみました。

 <W杯スキー:ジャンプ女子蔵王大会>◇個人第 9戦◇19日◇山形・蔵王ジャンプ台(HS 100メートル、K点90メートル)
 W杯個人総合でトップを快走する高梨沙羅が、今季 2度目の 4連勝で同 8勝目を挙げた。
 強風のため、前日に続き競技は 2回目途中で打ちきりとなり、 1回目のジャンプで競技が成立。高梨は最長不倒の98メートルをマークし、 127.5点で勝った。通算勝利数で葛西紀明と並んでいたが、この日の勝利で同17勝に伸ばし、男女通じて日本ジャンプ界で単独最多勝となった。
 前日は大ジャンプで優勝したが、着地で転倒するアクシデントに見舞われた。この日は「着地で考えたのは、安全第一で立つことだけ」と話したが、 1つ前に96メートルを飛んだカリーナ・フォクトより、さらにゲートを 2段下げ助走スピードが落ちながらも、フォクトを 2メートル上回る飛距離を稼いだ。
 荒天のため、競技開始が 1時間半以上、伸ばされたが、待ち続ける5000人を超す観客に「最後まで応援していただいた皆さんのおかげで、いいジャンプが飛べました」と感謝の言葉も口にしていた。
 ソチ五輪仕様のジャンプ台で連勝を決め、金メダルのリハーサルは完璧。いよいよ本番へと離陸する。


ファンの声援に応える高梨沙羅
 W杯17勝目を挙げた高梨沙羅はファンの声援に応える

 大荒れの吹雪の中を、たくましく飛んだ。高梨が蔵王 2連戦で連勝。“仮想ソチ”のジャンプ台で対応力の高さを示し、圧勝した。今季W杯 9戦 8勝で個人総合首位を独走。最強ジャンパーの称号を引っさげて初の五輪に乗り込む。
 「記録についてはあまり考えていません。もっともっとレベルの高いジャンプをできるように練習します」
 降り続く雪と強風のため、本戦前の公式練習はキャンセル。 1回目の開始が 1時間半も遅れたが、精神を乱さなかった。直前に個人総合 2位のカリーナ・フォクト(ドイツ)が96メートルを飛んだが、「(場内アナウンスの)放送を聞いていなかったので、誰がどれだけ飛んだか分からなかった」と集中していた。


今季 8勝目通算17勝を挙げた高梨沙羅
 98メートルの 127.5点で優勝し、今季 8勝目通算17勝を挙げた高梨沙羅

 そのフォクトより、小川孝博チーフコーチの指示でスタート位置を 2段( 1メートル)も下げて16番ゲートから飛び、ヒルサイズ( 100メートル)に迫る98メートル。前日の第 8戦で 104メートルと飛びすぎて着地時の衝撃で転倒したことを踏まえ、危険を回避しつつも、誰よりも遠くへ飛んだ。男女の違いはあるが、W杯通算17勝は葛西を超える“日本新記録”だ。
 「私はいつも記録というより、いかに楽しんでできるかを考えている」
 五輪対策に自信を深めた。ソチでは、2012年12月のW杯では 2戦とも優勝を逃した( 2位、 3位)が、昨年10月のロシア選手権に自費で参加して優勝。助走路がソチの台と同じように曲線が緩やかに続く形状に改修された蔵王の台でも昨年12月下旬に合宿を張り、台の特徴を体にたたき込んだ。「山形市さんの厚意でたくさん練習させてもらった。おかげでスムーズにアプローチ(助走)に入れた」と手応え十分。実戦でも 2連勝し、すべてに順調だ。


吹雪に襲われた表彰式
 表彰式も吹雪に襲われ、主役の沙羅ちゃん(中央)の姿もろくに見えないほどだった

 試合後は東京に移動し、港区のグランドハイアット東京で開かれた壮行会に出席。大好きな女性シンガーソングライターのmiwaがサプライズ登場し、「ソチでもすてきなジャンプを見せてください」とエールを送ってくれ、モチベーションはさらに高まった。
 「いつも試合は楽しみ。試合に向けた練習も楽しみ。その中でベストを尽くしたい」
 これが日本でのラスト飛行だった。週明けには欧州遠征に旅立つ。W杯 4試合を経て、ソチへ。札幌、蔵王と国内大会で受けた声援を力に、初めての大舞台へ向かう。


【ソチ仕様新型のジャンプ台】
 従来の助走路は、斜度35度前後の急斜面を滑り降りた後、急激にカーブし、踏み切り台(斜度10度前後)に向かった。国際スキー連盟(FIS)が2008年にルールを改正し、スタート直後から徐々に傾斜していくクロソイド曲線が採用された。選手にかかるG(重力加速度)が徐々に増すので安全だが、Gの変化を感じづらいため踏み切りのタイミングを図ることが難しくなり、実力差が出やすくなった。従来は急激なGの変化があったため、それを合図に踏み切りのタイミングをつかみやすかった。

【ジャンプの得点】
 飛距離を得点に換算する「飛距離点」、飛行と着地の姿勢を採点する「飛型点」に加え、「スタートゲートポイント」と「風のポイント」がある。選手、コーチの判断でスタート位置を上げると助走距離が長くなるため減点、下げると加点されるが、加点されるのはヒルサイズ(HS)の95%を飛んだ場合。有利な向かい風を受けると減点、不利な追い風を受けると加点される。
 この日の高梨は飛距離点が76点、飛型点が54点で、スタート位置を最初の選手より 3段( 1.5メートル)下げてHSの98%まで飛んだため 9点の加点。 1.79メートルの向かい風を受けたため11.5点が減点され、計127.5点だった。


 <W杯スキー:モーグル>◇19日◇カナダ・バルサンコム
 ソチ五輪前最後となるW杯第 6戦が行われ、女子は13位で予選通過した星野純子が、決勝 1回目を 6位で通過。決勝 2回目も安定した滑りで 3位に入り、初の表彰台に立った。
 「表彰台に立てると思っていなかったのでびっくりした。ラッキーだったかなと思う。とてもうれしいです」と笑顔が弾けた。最後の五輪選考大会で結果を残し、全日本スキー連盟の選手派遣基準を突破した。
 予選 6位で通過した上村愛子(34=北野建設)は14位、予選 9位だった村田愛里咲(23=行学学園教師)は11位で決勝 2回目に進めなかった。男子は、遠藤尚(忍建設)が11位で予選を通過したが、決勝では 6位に終わった。

 <W杯スキー:男子回転>◇第 5戦◇19日◇スイス・ウェンゲン
 皆川賢太郎(36=ドーム)は 1回目に途中棄権し、レース後に今季限りの引退を表明した。
 心は五輪派遣基準の 8位以内を狙ったが、体がついていかなかった。旗門を回り込めずコースアウトし、開口一番に「難しい」。現実を突きつけられたが「もう十分かな。自分としてはよくやった」と屈託のない笑顔で汗をぬぐった。
 1998年長野五輪後、世界中で急速に広まったカービングスキーを日本の誰よりも自在に操った。22歳でW杯に初入賞し、28歳で臨んだトリノ五輪で 4位。1956年コルティナダンペッツォ大会で猪谷千春が 2位に入って以来50年ぶりの日本勢入賞だった。
 全日本スキー連盟の古川年正競技本部長は「日本人でもメダルを取れる可能性があると初めて実感させてくれた。その功績は非常に大きい」と皆川をたたえた。


 こりゃ!本物だ!高梨沙羅は絶対に色の良いメダルを日本にもたらしてくれるだろう。

 ガンバレ!日本!我らの日の丸飛行隊!勝利を掴め!








ペタしてね


人気ブログランキングへ
にほんブログ村 アウトドアブログへ
にほんブログ村

Viewing all articles
Browse latest Browse all 5167

Trending Articles