｢サザエさんの波平｣こと声優の永井一郎さんが27日、虚血性心疾患のため広島市内で死去した(享年82歳)。葬儀・告別式の日取りは未定。
永井さんは、26日に広島のテレビ局でナレーションの仕事を終え、市内のホテルに宿泊。翌27日のチェックアウトを過ぎても姿を見せず、従業員が部屋の浴槽に倒れているのを発見した。その後、搬送先の病院で死亡が確認された。
｢サザエさん｣で共演する磯野カツオ役の冨永み～な(47)と1969年の放送開始から永井さんと共演したタラちゃん役の貴家堂子(さすが たかこ＝72)、そしてアニメを放送するフジテレビの亀山千広社長(58)がコメントを発表した。記事をまとめてみました。
｢サザエさんの波平｣こと声優の永井一郎さんが27日、虚血性心疾患のため広島市内で死去したことが分かった。享年82歳だった。葬儀・告別式の日取りは未定。
永井さんは、26日に広島のテレビ局でナレーションの仕事を終え、市内のホテルに宿泊。翌27日のチェックアウトを過ぎても姿を見せず、従業員が部屋の浴槽に倒れているのを発見した。その後、搬送先の病院で死亡が確認された。
永井さんが死去したことを受け、｢サザエさん｣で共演する｢磯野カツオ｣役の冨永み～なと1969年の放送開始から永井さんと共演した｢タラちゃん｣役の貴家堂子、そしてアニメを放送するフジテレビの亀山千広社長がコメントを発表した。
▽冨永み～な(カツオ役)：急なことで、大変驚いております。ただただ悲しいです。
▽貴家堂子(タラちゃん役)：ただただ、びっくりしています。孫とおじいちゃんという役柄の中でも、実際にも本当に良い人でした。
▽亀山社長：｢サザエさん｣45周年のパーティーでお会いした時は、とてもお元気でいらしたので、今回の訃報が信じられない思いでいっぱいです。50周年に向けての熱い思いを語ってくださったお姿がまだ、まぶたに焼き付いております。大変残念な思いでいっぱいです。心からご冥福をお祈りいたします。
![死去した永井一郎さん]()
死去した永井一郎さん
広島中央署によると、発見時は心肺停止状態で、死亡推定時刻は明らかになっていない。浴槽に水が張られ、衣類を着用していなかったという。25日に都内で永井さんと会ったある関係者は｢いつも通り、元気な様子だった｣と話した。
大阪府出身の永井さんは京大文学部在学中に演劇を始め、卒業後に上京。その後俳優座の 3期生が結成した｢劇団三期会｣に入団。当時のメンバーには俳優、愛川欽也(70)もいた。24歳だった1955年、劇団が｢スーパーマン｣の吹き替え版を担当し声優デビューを果たし、海外ドラマや映画の吹き替えやアニメ声優として活躍。
しゃがれ気味の声質で、当時から中高年の役が多く、｢サザエさん｣の放送が始まった1969年10月から｢波平｣の声を担当。深みのある声が魅力で、｢波平｣が｢バカモ～ン！｣と叱る声は威厳と温かみのある父親像で多くの人に親しまれた。ほかにも｢ゲゲゲの鬼太郎｣の｢子泣き爺｣、アニメ｢未来少年コナン｣の｢ダイス｣、｢じゃりン子チエ｣のネコの｢小鉄｣、｢ＹＡＷＡＲＡ！｣の｢猪熊滋悟郎｣、｢機動戦士ガンダム｣では重厚なナレーションなどで人気を博した。米映画｢スター・ウォーズ｣シリーズのヨーダの声も務めた。
磯野家と同居するフグ田家の人物を演じた声優では、カツオ役の高橋和枝さんが1999年に70歳で亡くなっている。
｢サザエさん｣を放送するフジテレビによると、波平の声は 2月 9日放送分まで収録済みで、後任は未定という。
◆永井 一郎(ながい・いちろう)
1931年(昭 6) 5月10日、大阪府生まれ。京大文学部卒業。俳優としても、新劇、ミュージカルなど幅広く活躍。声優としては、2009年｢第 3回声優アワード功労賞｣などを受賞した。
｢さざえさん｣のお父さん｢波平｣さんが死去したと聞いて本当にビックリしましたが、40年も続いたアニメに同じ人がズーと行っていたのにも驚きますよね。虎ちゃんの姪達も｢さざえさん｣を見て育った人間の一人だったけれど、生まれてから今まで同じ人の声で育ってきたのですね。
｢子泣き爺｣の声も行っていたのは知らなかったが、向こうに行ったら本物の｢子泣き爺｣と遊んで下さい。お悔やみを申し上げます。
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永井さんは、26日に広島のテレビ局でナレーションの仕事を終え、市内のホテルに宿泊。翌27日のチェックアウトを過ぎても姿を見せず、従業員が部屋の浴槽に倒れているのを発見した。その後、搬送先の病院で死亡が確認された。
｢サザエさん｣で共演する磯野カツオ役の冨永み～な(47)と1969年の放送開始から永井さんと共演したタラちゃん役の貴家堂子(さすが たかこ＝72)、そしてアニメを放送するフジテレビの亀山千広社長(58)がコメントを発表した。記事をまとめてみました。
｢サザエさんの波平｣こと声優の永井一郎さんが27日、虚血性心疾患のため広島市内で死去したことが分かった。享年82歳だった。葬儀・告別式の日取りは未定。
永井さんは、26日に広島のテレビ局でナレーションの仕事を終え、市内のホテルに宿泊。翌27日のチェックアウトを過ぎても姿を見せず、従業員が部屋の浴槽に倒れているのを発見した。その後、搬送先の病院で死亡が確認された。
永井さんが死去したことを受け、｢サザエさん｣で共演する｢磯野カツオ｣役の冨永み～なと1969年の放送開始から永井さんと共演した｢タラちゃん｣役の貴家堂子、そしてアニメを放送するフジテレビの亀山千広社長がコメントを発表した。
▽冨永み～な(カツオ役)：急なことで、大変驚いております。ただただ悲しいです。
▽貴家堂子(タラちゃん役)：ただただ、びっくりしています。孫とおじいちゃんという役柄の中でも、実際にも本当に良い人でした。
▽亀山社長：｢サザエさん｣45周年のパーティーでお会いした時は、とてもお元気でいらしたので、今回の訃報が信じられない思いでいっぱいです。50周年に向けての熱い思いを語ってくださったお姿がまだ、まぶたに焼き付いております。大変残念な思いでいっぱいです。心からご冥福をお祈りいたします。
死去した永井一郎さん
広島中央署によると、発見時は心肺停止状態で、死亡推定時刻は明らかになっていない。浴槽に水が張られ、衣類を着用していなかったという。25日に都内で永井さんと会ったある関係者は｢いつも通り、元気な様子だった｣と話した。
大阪府出身の永井さんは京大文学部在学中に演劇を始め、卒業後に上京。その後俳優座の 3期生が結成した｢劇団三期会｣に入団。当時のメンバーには俳優、愛川欽也(70)もいた。24歳だった1955年、劇団が｢スーパーマン｣の吹き替え版を担当し声優デビューを果たし、海外ドラマや映画の吹き替えやアニメ声優として活躍。
しゃがれ気味の声質で、当時から中高年の役が多く、｢サザエさん｣の放送が始まった1969年10月から｢波平｣の声を担当。深みのある声が魅力で、｢波平｣が｢バカモ～ン！｣と叱る声は威厳と温かみのある父親像で多くの人に親しまれた。ほかにも｢ゲゲゲの鬼太郎｣の｢子泣き爺｣、アニメ｢未来少年コナン｣の｢ダイス｣、｢じゃりン子チエ｣のネコの｢小鉄｣、｢ＹＡＷＡＲＡ！｣の｢猪熊滋悟郎｣、｢機動戦士ガンダム｣では重厚なナレーションなどで人気を博した。米映画｢スター・ウォーズ｣シリーズのヨーダの声も務めた。
磯野家と同居するフグ田家の人物を演じた声優では、カツオ役の高橋和枝さんが1999年に70歳で亡くなっている。
｢サザエさん｣を放送するフジテレビによると、波平の声は 2月 9日放送分まで収録済みで、後任は未定という。
◆永井 一郎(ながい・いちろう)
1931年(昭 6) 5月10日、大阪府生まれ。京大文学部卒業。俳優としても、新劇、ミュージカルなど幅広く活躍。声優としては、2009年｢第 3回声優アワード功労賞｣などを受賞した。
｢さざえさん｣のお父さん｢波平｣さんが死去したと聞いて本当にビックリしましたが、40年も続いたアニメに同じ人がズーと行っていたのにも驚きますよね。虎ちゃんの姪達も｢さざえさん｣を見て育った人間の一人だったけれど、生まれてから今まで同じ人の声で育ってきたのですね。
｢子泣き爺｣の声も行っていたのは知らなかったが、向こうに行ったら本物の｢子泣き爺｣と遊んで下さい。お悔やみを申し上げます。
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