ソチ冬季五輪は31日で開幕まで1週間となった。ロシア南部のソチには各国・地域の選手、役員らが徐々に到着し、氷上競技会場が集まる黒海沿岸の五輪公園には活気が出てきた。
2月 7日開幕のソチ冬季五輪に臨む日本選手団の本隊が31日、ソチへ向けて出発し、橋本聖子団長(本名:石崎 聖子=49)は成田空港で「チームジャパンとしてやっていきたい」と言葉に力を込めた。
フリースタイルスキー女子モーグルの上村愛子(34)はリラックスした様子で、伊藤みき(26)(ともに北野建設)らチームメートと談笑。伊藤は、髪を短く切りそろえアシンメトリーにして、笑顔でこの日を迎えた。右膝に爆弾を抱えるが、表情に不安はない。
成田空港から機上の人となった橋本団長が、アイスホッケー女子代表「スマイルジャパン」、 7日の開会式で日本選手団の旗手を務める小笠原歩(35)率いるカーリング女子の特定の 2競技にハッパをかけた。カーリング女子は育児との両立に励む「カーママ」こと小笠原、船山弓枝(35)の 2人がチームを引っ張る。
フリースタイルスキー・モーグル女子ソチ五輪代表の村田愛里咲(23=行学学園教諭)が31日、全日本チームとともに成田空港を出発し、ロシア・ソチへ向かった。
5度目の五輪となる女子スピードスケート代表の田畑真紀(ダイチ=39)は本番のレースが遅い時間に行われることも考慮し、日本勢でただ 1人、夕方になってソチ五輪の本番リンクに上がった。
ノルディックスキー・世界ジュニア選手権ジャンプ女子団体(30日、イタリア・バルディフィエメ=HS 106メートル、K点95メートル)ソチ五輪代表の高梨沙羅(17=クラレ)、伊藤有希(ゆうき、19=土屋ホーム)、山田優梨菜(ゆりな、17=長野・白馬高校)、岩佐明香(はるか、17=北海道・札幌日本大學高校)の 4人で臨んだ。個人で 3連覇を達成した高梨が優勝に貢献した。昨年は高梨の大ジャンプで 8位から最後は 5位まで順位を上げたものの、団体 2連覇の夢はついえた。リベンジの思いで大会に臨んでいた。
ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ男子で 2度総合優勝し、冬季五輪で団体金メダルも獲得した36歳のマルティン・シュミット(ドイツ)が31日、ドイツのビリンゲンで引退を表明した。
ソチ冬季五輪は31日で開幕まで 1週間となったが、山間部にあるスキーのジャンプ会場は30日現在、ジャンプ台の部分には雪が敷き詰められているものの周辺は茶色い山肌がむき出しになっている。
TOKIOの国分太一(39)が、フジテレビ系のソチ冬季五輪中継番組の現地キャスターを務めることが31日、同局から発表された。五輪キャスターは一昨年のロンドン五輪に続く 2度目の大役となる。国分は同局の西岡孝洋(37)、渡辺和洋(37)、松村未央(27)、三田友梨佳(25)の各アナとともに現地の模様を熱く届ける。記事をまとめてみました。
ソチ冬季五輪は31日で開幕まで1週間となった。ロシア南部のソチには各国・地域の選手、役員らが徐々に到着し、氷上競技会場が集まる黒海沿岸の五輪公園には活気が出てきた。
国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長も同日、ソチ入りし、空港で手渡されたボランティア用のカラフルなジャケットに笑顔で袖を通した。
スピードスケートの試合会場での公式練習では、日本や欧米のスケーターが調整に入った。
ソチへ出発する意気込みを話す橋本聖子団長
2月 7日開幕のソチ冬季五輪に臨む日本選手団の本隊が31日、ソチへ向けて出発し、橋本聖子団長は成田空港で「東京(五輪開催)が決まって最初の五輪。世界が注目している。競技の垣根を越え、チームジャパンとしてやっていきたい」と言葉に力を込めた。
フリースタイルスキー女子モーグルの上村愛子はリラックスした様子で、伊藤みき(ともに北野建設)らチームメートと談笑。34歳で迎える 5大会連続の大舞台に挑む決意を「ここからエンジンをかけても早すぎることはない。自分の滑りをした先にメダルがあれば、全員で喜べる」と落ち着いた口調で語った。
昨年12月に右膝靱帯(じんたい)を損傷し回復に努める伊藤は明るい表情。「毎日できることが増えている。挑戦する気持ちで、その先にメダルがあればいい」と抱負を述べた。
フリースタイルスキーのほかボブスレー、リュージュの代表選手がソチへ向かった。
出発前に笑顔で記念写真に納まるモーグルの(左から)星野純子選手、上村愛子選手、伊藤みき選手、村田愛里咲選手の 4選手
あえて“盛り上げ役”に指名した。成田空港から機上の人となった橋本団長が、特定の 2競技にハッパをかけた。アイスホッケー女子代表「スマイルジャパン」、 7日の開会式で日本選手団の旗手を務める小笠原歩率いるカーリング女子だ。
「個人競技に注目が集まっているが、チームジャパンとして士気を高めるのは団体競技」
団体戦は何かと日本人の琴線に触れる。 4大会ぶりに出場するアイスホッケー女子は、金銭的に恵まれない立場から成り上がった話が泣ける。遠征先ではチェコとの強化試合に連勝。メダル獲得の機運が高まっている。
カーリング女子は育児との両立に励む「カーママ」こと小笠原、船山弓枝の 2人がチームを引っ張る。子育てに奮闘する女性たちを勇気づける活躍で、“母は強し”を世界中に知らしめる。
「世界から注目されている。競技の垣根を越えてやっていきたい」
一喜一憂がアスリートの心に火をつける。やまとなでしこが橋本団長の激励に応え、1998年長野五輪のメダル総数10個を超える“七変化”を起こす。
ソチへ向け出発するモーグル女子の(左から)星野純子選手、伊藤みき選手、村田愛里咲選手。エースの伊藤は右膝の不安を封印し、メダルを見据えた
髪を短く切りそろえアシンメトリーにして、笑顔でこの日を迎えた右膝に爆弾を抱える伊藤だが、表情に不安はない。大舞台に持参するものを聞かれ、「いつも持っていかないテーピング」と笑いを誘う場面も。 3度目の五輪へ向け、腹をくくった。
「今の段階では右膝のことを忘れて、パフォーマンスを1%でも上げるのが課題。できることが増えてきて、問題なくソチに入れる」
昨年12月、遠征先のフィンランドでの練習中に右膝前十字靱帯を損傷。負傷した患部は手術をしなければ完治しないが、ソチ五輪のためにメスを入れることを回避した。靱帯が 1本ないという、普通ではない状態。それでも膝にかかる負担を減らす新たな滑り方を習得するなど、やれる全てのことをしてきた。
けがで今季W杯に出場していない伊藤みき選手だが、ぶっつけ本番となるソチでの滑りには自信をみせた
ぶっつけ本番にも前向きだ。 1月中旬に行われた北米遠征には帯同したものの、W杯第 5戦(米国・レークプラシッド)、第 6戦(カナダ・バルサンコム)をいずれも欠場。試合から遠ざかっているが、「自分のパフォーマンスを上げることに限界はない。その先にメダルがあればいい」と強気だ。
「けがをした日、どんなことがあってもあと60日は頑張ろうと思った。今はその時の自分に恥じない自分がいる。苦しかったというより、気持ちのいろんなことを発見できた。(けがが)良くなっていく自分がいて、いい日々だった」
だれが見ても“痛い”故障を前向きにとらえた。けががあったからこそ、より強くなれた。そう言わんばかりに、伊藤が堂々とソチへ向かった。
ソチ五輪代表の村田愛里咲選手は髪の毛の一部を五輪色に染める
フリースタイルスキー・モーグル女子ソチ五輪代表の村田愛里咲が31日、全日本チームとともに成田空港を出発し、ロシア・ソチへ向かった。
前回バンクーバー大会では、初出場で 8位入賞を果たした。今回はメダル獲得を目指す村田は「フルツイストは、ほぼ完成しました。あとは公式練習で試して」と笑みを浮かべながら、充実感を口にした。「五輪に出るイメージで」と、髪を五輪仕様に 5色のエクステをつける徹底ぶりで、持てる力を存分に、五輪舞台で発揮する。
五輪マークが描かれたスピードスケート会場で練習する田畑真紀選手
5度目の五輪となる女子スピードスケート代表の田畑真紀は本番のレースが遅い時間に行われることも考慮し、日本勢でただ 1人、夕方になってソチ五輪の本番リンクに上がった。
氷の表面に軽く手で触れてから練習に入った39歳のベテランは「きれいでいい感じ。とらえやすい氷だと思う」と好印象を口にした。
練習ではカーブで足の運びを確かめながら、一歩一歩丁寧に滑った。「しっかり氷を確かめながら、じっくり滑ることができた」と笑みを浮かべた。
やった! 優勝! 女子団体を制した(左から)高梨沙羅選手、山田優梨菜選手、岩佐明香選手、伊藤有希選手はジャンプして大喜び
ノルディックスキー・世界ジュニア選手権ジャンプ女子団体ソチ五輪代表の高梨沙羅、伊藤有希、山田優梨菜の 3人に加え、岩佐明香の 4人で臨んだ日本が合計 919.0点を挙げ、初実施された2012年以来 2大会ぶり 2度目の優勝を果たした。個人で 3連覇を達成した高梨が 104.5メートル、99メートルを飛び、優勝に貢献した。
高梨高梨沙羅選手は1回目にただ一人 100メートルを越える大ジャンプを見せた
絶好調の17歳が、団体でも力を発揮した。個人 3連覇の高梨を中心に 4人で臨んだ日本は、 2位のスロベニアに48.8点の大差をつける圧勝。王座奪回をきっちり果たし、 4人でハイタッチを繰り返した。
「みんなで勝ち取った金メダルなので、個人よりうれしい。自信をつけることができた。団体で金を取れて、モチベーションはかなり上がった」
思わず笑顔がはじけた。 1回目にただ一人 100メートルを越える大ジャンプ。 2回目は 4番手グループのスタート位置が最も下になり、その中で一番強い追い風を受けた。不利な状況も「タイミングが少し遅れたけど許容範囲」という99メートル。合計得点は全選手の 1位と、存在感は別格だった。
2回目の着地後に優勝を確信し、ガッツポーズする高梨沙羅選手
悲願の金メダルだ。昨年は 1番手で飛んだ小林が、 1回目に使ったスキーの長さに対し体重が規定より軽く、得点が無効に。高梨の大ジャンプで 8位から最後は 5位まで順位を上げたものの、団体 2連覇の夢はついえた。団体は五輪種目ではないものの、悔しい思いをしたのは確か。リベンジの思いで大会に臨んでいた。
高梨は25、26日のW杯(スロベニア・プラニツァ)で 2戦連続 2位。敗戦の課題に助走を挙げたが、短い期間できっちり修正。個人 3連覇に続き団体でも力を見せ、ソチ五輪へ向け弾みをつけた。
今後は 2月 1、 2日のW杯(オーストリア・ヒンツェンバッハ)に参戦。その翌日に飛行機を乗り継ぎ、いよいよソチ入りする。転戦しながら25日からの 9日間で 6試合と過密日程だが、「実戦感覚を保っていたい」と自ら臨んだ調整の術。金メダル最有力候補として臨む大舞台へ、準備は着々と整ってきた。
ノルディックスキーのW杯ジャンプ男子で 2度総合優勝し、冬季五輪で団体金メダルも獲得した36歳のマルティン・シュミットが31日、ドイツのビリンゲンで引退を表明した。ソチ五輪代表入りを逃したことが決断理由で「今季もう一度、最高の状態を取り戻そうとしたが、かなわなかった」と話した。
W杯で通算28勝を挙げ、2002年ソルトレークシティー五輪で団体金メダルに貢献した。世界選手権で個人、団体の金メダルに輝いた実績もある。引退後は指導者として若手の育成にかかわるという。
雪が解けて、周囲の山肌がむき出しになっているルスキエゴルキ・センターのジャンプ台
ソチ冬季五輪は31日で開幕まで 1週間となったが、山間部にあるスキーのジャンプ会場は30日現在、ジャンプ台の部分には雪が敷き詰められているものの周辺は茶色い山肌がむき出しになっている。昨シーズンは雪不足が問題となっただけに、今後の天候が注目される。
山間部にある標高約 600メートルのソチ五輪スキー・ジャンプ会場は30日現在、ジャンプ台の部分には雪が敷き詰められているものの周辺は茶色い山肌がむき出し。昨シーズンは雪不足が問題となったが今季は降雪に恵まれ、 1月中旬までは一面銀世界だった。しかし、その後は温暖な気候が続いたために雪が解けたようだ。会場の整備担当者は「確かに雪は多くないが、人工降雪機があるので雪はつくれる。運営には十分な量がある」と説明し、競技には支障がないとしている。
TOKIOの国分太一が、フジテレビ系のソチ冬季五輪中継番組の現地キャスターを務めることが31日、同局から発表された。五輪キャスターは一昨年のロンドン五輪に続く 2度目の大役となる。
2009年から同局系「すぽると!」の土曜編集長として、トップアスリートたちを取材。2004年から同局のフィギュアスケート中継のメーンキャスターも務めてきた。それだけに、日本選手の金メダルが期待されるフィギュアスケート男子フリーなどの中継が決まっているフジの現地キャスターは適任だった。
国分は12日に現地入り。14日の男子フリー、18日のショートトラック、20日のフリースタイルスキー女子ハーフパイプ、21日の女子フリーに出演。同局の西岡孝洋、渡辺和洋、松村未央、三田友梨佳の各アナとともに現地の模様を熱く届ける。
国分は大舞台を前に、「日本の選手たちにどんなことを教えてもらえるのでしょうか! 4年に一度だからこそ生まれるドラマを楽しみたいと思います」と期待に胸をふくらませている。/font>
ついに冬季五輪開幕まで1週間と迫ってきましたね。日本人選手には、全ての力を出して頑張って欲しいですね。
それにしても、高梨沙羅はまだ17歳の高校生なのに凄いですね。
ヘアスタイルを髪を短く切りそろえアシンメトリーにしているこの人は?と思ったら、モーグル女子の伊藤みき選手だった。今までと比較すると、右側はあまりカットしていないが左側は完全に耳だしのカットにしたのが可愛かったですね。アシンメトリーをしている人をたまに見かけるけれど、似合っている人がいる反面「この人どうしてこの様なスタイルに?」と思う様な人もいる。しかし、伊藤みき選手の場合は本当に似合っていました。
また、国分太一が「フジテレビ系の現地キャスターを務める」となり、ジャニーズ事務所も嬉しいのではないでしょうか。選手と同様に頑張って欲しいですね。
ガンバレ!日本!勝利を掴め!
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