18日甲子園で阪神-ヤクルト 4回戦が行われた。
鳥谷敬内野手(32)が 1回一死 2塁で、小川のシュートを左前に運び、先制打をマーク。 2タイムリーを含む 3安打の活躍でヤクルトに快勝。完全復調だ。
虎の球史に、新たな 1ページが加えられた。新助っ人のマウロ・ゴメス内野手(29)が 2回に四球を選び、開幕から続く連続試合出塁を「19」に更新。指導を仰ぐオマリー打撃コーチ補佐が、1991年にマークした記録に並んだ。
2番の大和外野手(26)が再発進だ。 4打数 3安打の大暴れで 3月29日の巨人戦(東京D)以来、今季 3度目の猛打賞。前日17日まで 0.277だった打率を 0.304に上げた。
能見篤史投手(34)が、今季 3勝目を挙げ連敗を止めた。
呉昇桓投手(31=サムソン)が圧巻の 3セーブ目をマークし、笑顔があふれる試合後のベンチ裏を胸を張って歩いた。記事をまとめてみました。
<阪神 4- 2ヤクルト>◇18日◇甲子園◇4回戦
阪神は 1回、鳥谷の適時中前打、敵失などで 3点を先制。 2回には鳥谷の投手強襲となる適時打で 1点を追加した。
4点を追うヤクルトは 5回、畠山がチーム初安打となる 1号ソロ。小川の降板後、 2番手以降が 3回以降、追加点を許さない。
ヤクルトは 7回、西浦の右前適時打で 1点を返したが、反撃はそこまで。チームは 3連敗となった。阪神能見は今季 3勝目を挙げ、連敗を 2で止めた。
1回裏阪神一死 2塁、鳥谷敬内野手は左前に先制適時打を放った
鳥谷敬内野手が 2タイムリーを含む 3安打の活躍でヤクルトに快勝。完全復調だ。 1回一死 2塁で、小川のシュートを左前に運び、先制打をマークした。
1回一死 2塁、ヤクルト先発の小川の外角へのシュートをとらえた。打球はレフト前に抜け、 2塁走者上本がかえり 1点を奪った。
「初回から 1、 2番が作ってくれたチャンスだったし、相手の小川選手はいいピッチャーなので、先制できてよかったです」。連敗阻止へ、幸先よく先制した。
猛打賞に2打点と活躍しお立ち台でポーズをとる鳥谷敬内野手
すかさず 2盗も決め、ゴメスの打球を遊撃西浦が失策した間に生還した。 2回には小川を弾丸ライナーで直撃する適時 2塁打、 4回には右前に引っ張り、今季 2度目の猛打賞を記録した。絶好調モードに入ったキャプテンのバットで、再加速する。
燕の絶対的エースを、鳥谷が沈めた。 3- 0の 2回二死 1塁。真っすぐをジャストミートした打球が、ヤクルト先発・小川の右の手のひらを直撃した。打球が右翼ファウルゾーンまで転がっていく衝撃の“破壊打”…。珍しい「投手強襲適時二塁打」で大きな追加点を奪い、小川も負傷降板。序盤から、頼れる主将が試合の流れを強奪した。
2回、鳥谷敬内野手の弾丸ライナーが、燕のエース・小川泰弘投手の右手を直撃。まさにKOだった
「連敗して戻ってきたので先に点をとりたかった。(小川が)いいか悪いか分かる前に、どんどん振っていくつもりだった。 1、 2番がいい形でつないでくれました。日によっていいときも悪いときもあるが、少しずつファウルにならずにヒットになっている。1日でも多く続けたい」
主軸の責任感だった。広島との首位決戦で 2連敗し、甲子園に戻ってきた。しかも相手は開幕 3連勝中の小川-。そんな中、大事な先制点を叩きだしたのも鳥谷だった。
1回一死 2塁。上本が左前打を放ち、大和が送る。おぜん立てされた打席で、第 1ストライクを見逃さず、 3遊間に運んだ。今季自身初となる先制打。さらに続くゴメスの打席で 2盗成功。 G砲の遊失の間に 2点目のホームを駆け抜けた。
「裏の攻撃なので、先に点をとれれば有利に進めていける。本拠地で勝てることはいいと思う」
11~13日の巨人戦 3連勝を含め、これで甲子園 6連勝。真弓政権下の2010年に 7連勝( 1分挟む)して以来の白星街道だ。過去 2年は聖地で負け越し。和田監督は就任当時から甲子園で勝つ重要性を訴えているが、それを鳥谷が体現した。
「チャンスだったので、ストライクゾーンに来たら積極的にいこうと思った。もっとかえさなきゃいけないが、 4、 5、 6番に任せきりになっている。いい形でつなげるようにやっていきたい」振り返った。
1回、左前へ先制打を放つとすかさず 2盗に成功した鳥谷敬内野手
7回には四球を選び、2012年 9月 5日の巨人戦(甲子園)以来の 1試合 2盗塁。「常に先の塁を狙っている。盗塁もどんどん狙っていく」。“匠のスパイク”は鳥谷ならではのこだわりだ。甲子園に限り、刃が 3ミリ長いスパイクを使っている。深い土に対応するため。ヤクルトの遊撃、D 2位の西浦直亨内野手は 2失策。聖地とのつき合い方も、勝敗を大きく左右した。
開幕から苦しみ打率は一時 0.195まで低下。打点を挙げたのは開幕14試合目だった。「ヘタクソは練習しないと」。体のキレを出すべくアメリカンノックにも参加。ストイックな男がさらに自分を追い込み、今季 2度目、通算 100度目となる猛打賞もマーク。打率は開幕戦以来の 3割台( 3割 2分 4厘)に復帰。今季 2盗塁も決めて、存分にユーティリティーぶりを発揮した。
再び広島、巨人を追撃へ。和田監督が「きょう落とすと空気が変わる可能性があったんで、何としても取りたいゲームだった」と話せば、鳥谷も「連敗してしまったので連勝できるように頑張りたい」と闘志を沸き立たせた。さぁ、いくぞ! キャプテンが旗印を掲げた。
マウロ・ゴメス内野手の遊ゴロ失策の間に、一気にホームインする鳥谷敬内野手
虎の球史に、新たな 1ページが加えられた。新助っ人のマウロ・ゴメス内野手が 2回に四球を選び、開幕から続く連続試合出塁を「19」に更新。指導を仰ぐオマリー打撃コーチ補佐が、1991年にマークした記録に並んだ。
「チームの勝利に貢献したい気持ちでやっているから」
この日は無安打も、チーム愛に染まるG砲だからこその快記録だ。
鳥谷の適時 2塁打で 4点目を奪った直後、なおも二死 2塁の好機。イケイケの空気にも、燕の 2番手・石山の“誘い”に乗らない。 1ボール 2ストライクから低めの変化球に手を出さず、最後は内角に外れた真っすぐを冷静に見送った。
常に全力! 1回、マット・マートン外野手の中前打で 3塁へ激走するマウロ・ゴメス内野手
1点を先制したあとの 1回一死 2塁には、遊撃・西浦のグラブを弾く痛烈な当たりで追加点をもたらした(記録は失策)。振って得点を生み、振らなくても塁に出る。好球必打に徹する虎の 4番は止まりようもない。
前日17日の広島戦(マツダ)でバックスクリーンへ来日 1号を放った。試合後に戻ったロッカールームには球団の配慮から、記念球が届けられていた。大事にかばんの奥底にしまい、帰阪した。
1989年にフィルダーが記録した開幕21試合連続出塁も射程圏にとらえる男は「三振する日もあれば、安打が出ないときもある。だけど感覚は悪くない」とどこまでも頼もしい。必ずベースに立つ男-。伝説が生まれそうな予感がする。
4回、安打を放った大和外野手
2番の大和外野手が再発進だ。 4打数 3安打の大暴れで 3月29日の巨人戦(東京D)以来、今季 3度目の猛打賞。前日17日まで 0.277だった打率を 0.304に上げた。
「広島 3連戦で悪かった(11打数 3安打)ので 3本打ててよかった」
1回無死 1塁では先制のおぜん立てとなる犠打を 1球で決めた。前日17日の広島戦では同じケースで 1球目に失敗。「初球で決められたのはよかった」。きちんと役割を果たして、チームをリズムに乗せた。
7回表ヤクルト二死、風船をバックに投球する能見篤史投手
能見篤史投手が、今季 3勝目を挙げ連敗を止めた。
6回 2/3を投げ 5安打 2失点、ハーラートップタイの今季 3勝目( 1敗)を挙げでマウンドを降りた。
5回二死、畠山に初安打となるソロ本塁打を許した。 7回は二死から崩れ、 2点目を奪われたところで降板した。「出せる力を全部出していった。前半ああいう展開になると、流れとして後半ピンチになる。勝ってよかったです」とホッとした表情で話した。
連敗を止めるのがエースの仕事。能見篤史投手が 7回途中 2失点で 3勝目を挙げた
左腕が振り返った「ああいう展開」-。それは圧巻の内容だった。最速 142キロの直球とチェンジアップを軸に投球を組み立て、 5回二死までパーフェクトピッチ。 1人の走者も許さなかった。
1つアウトを取るごとに、球場中にどよめきが起こる。このまま完全試合を成し遂げるのでは…。誰もがそう思い始めるほどの内容だった。
ただ、その矢先。二死から畠山にバックスクリーンにソロを浴びた。 4- 1の 7回にも、二死から 1、 2塁のピンチを招き、ヤクルトD 2位の西浦直亨内野手(法政大學)に右前適時打を浴びた。それでも、序盤 4得点から追加点がない中、先発の役目を十分に果たした。
7回途中まで投げ 2失点と好投する能見篤史投手
豊富な引き出しが、勝利に結びついた。 120キロ後半と 110キロ台の 2種類のチェンジアップや、これまでの登板よりも左腕をやや下げるなど、工夫して投球。中西投手コーチも「チェンジアップがよかったな。腕の位置も変えながらな。いい感じで投げられている」と目を細めた。
普段から、ブルペン投球で試行錯誤するのが能見流。片山ブルペン捕手によると「握りを変えたり、いろいろ試しながら投げている」という。球速差のあるチェンジアップも、日々の探求心から生まれたものだ。
3月28日の開幕戦(巨人戦、東京D)では 4回 2/3を10失点と大炎上したが、それはもう過去のこと。これで 3連勝、セ・リーグのハーラートップタイに立った。勢いに乗ってきたエースが、虎投をけん引していく。
ようやく回ってきた出番で、伊藤和雄投手(24)が躍動した。最速は 143キロながらキレのある直球にチェンジアップを交えて、いとも簡単にねじ伏せた。 8回、下位打線相手に 1回を無安打、 2奪三振の快投。わずか13球で封じた。
「今年初めてだったのでなんとかゼロでと思っていたのでよかった。緊張はしましたが、育成の期間が短かったので、感慨とかはなかったです」
昨年11月、育成選手契約を結んだ。不調が理由だった。オープン戦で結果を残し11日に支配下登録に返り咲いた。即出場選手登録され、10月 3日中日戦以来、 561日ぶりの 1軍マウンドに立った。
8回に今季初登板を果たし好投する伊藤和雄投手
東京国際大時代の恩師で元広島・古葉監督の言葉が胸にあった。報告の電話をしても、監督はあまり喜ばなかった。「プロなんだから結果が出ないと意味がない。 1回を 3人で打ち取れば評価される」。支配下くらいで満足するな-。先を見据えた激励で喜びは消え、気合が入った。
敗戦のなかで光る好投に、和田監督は「堂々とした投球で、 1軍でもやっていけるなと」と目を細めた。背番号「92」は最後に「しっかり結果を出し続けて、勝ちゲームで投げられるようになりたい」と前を見つめた。24歳の再スタートは鮮やかだった。
9回表ヤクルト、呉昇桓は打者 3人でキッチリ抑えた
呉昇桓投手(31=サムソン)が圧巻の 3セーブ目をマークした。笑顔があふれる試合後のベンチ裏を胸を張って歩いた。「石仏」と呼ばれる寡黙な男がいつになく、饒舌になった。非の打ち所がない 3人斬り。呉昇桓が会心ピッチで 9日ぶりの 3セーブ目を挙げ、自画自賛した。
3回以降、打線が追加点を奪えないまま、 2点リードの 9回に登板すると4番バレンティンを一飛、 5番雄平を 137キロカットで見逃し三振、この日 5回に本塁打を放っていた畠山を 148キロ真っすぐで空振り三振に切り、完璧な抑えを見せた。
「きょうは日本に来てからは一番良かった。。『久しぶりの登板だから打たれた』というのは、投手の言い訳にしかならない。これからドンドン調子を上げていかないとダメだ」。得意の夏場へ向けて、コンディションを上げていくことを宣言した。
呉昇桓投手は先頭のバレンティンを一飛した
最大のポイントは先頭で迎えたシーズン本塁打日本記録保持者のバレンティン。「誰でも同じだと思って投げている」。強気の姿勢とは裏腹に、初球121キロのスラーブで虚を突いた。冷静な組み立てで主導権を握ると、そこからは自慢の「石直球」を 3連発。最後は 140キロの釣り球で一飛に仕留めた。あとは勢いそのままに雄平を内角カットで見逃し三振。畠山は 148キロの剛球で空振り三振にねじ伏せ、試合を締めくくった。
ただ、平静を装っていても、胸の内には深い悲しみが渦巻いていた。広島遠征中の16日。韓国南西部の珍島(チンド)沖で韓国旅客船の沈没事故が発生した。すぐにニュースで知った右腕も心を痛めた。「悲しいですね。修学旅行生や若い人も多いみたいですし、 1日も早く救助が進んでほしいと思っています」。自分にできることは祈ること、そして目の前の戦いに向けて全力投球をすることだけ-。
13日の巨人戦(甲子園)以来の登板にも「状態を整えることも仕事」とキッパリ。この日もポール間ダッシュを黙々とこなすなど、トレーナー陣が「人一倍練習する」と口を揃えるほど、ストイックに己を追い込み、状態を高めている。
「シーズンの最初に打たれて、これ以上悪い姿は見せられないというところまでいったので。しっかり投げたい」
これで、 4試合連続無失点だ。韓流守護神のエンジンがかかってきた。
【データBOX】
◎…甲子園 6連勝は、真弓監督 2年目の2010年 7月27日の横浜11回戦から 9月 2日の横浜18回戦までの 7連勝( 1分け挟む)以来
◎…鳥谷の猛打賞( 3安打以上)は 4月12日の巨人戦(甲子園)の 4安打以来、 5試合ぶり今季 2度目(通算 100度目)。 2リーグ分立後、虎通算 100度以上の猛打賞は今岡誠の 111度以来、 7人目。球団記録は藤田平の 150度
◎…鳥谷が打率 3割台に復帰。今季は開幕戦 5打数 2安打(打率 0.400)も、 4月 8日時点で打率 0.195と低迷するなど開幕 2試合目以降は打率 3割以下。最近 9試合は33打数16安打、打率 0.485と急上昇中だ
3連勝の後に 3連敗だったが、その傷のままでは無く勝ち試合をしてくれた。と言っても、相手は燕軍団だから当然の結果だったのかも知れない。
このまま勢いを付けて再度 2位に返り咲き、そのまま一気に首位へ上り詰めて欲しいですね。しかし、それを維持していくのは大変な事なので、今のままでも良いのかも知れない。無理の無い試合を続けて行って、最後には首位に!それでも良いではないでしょうか。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2014年 公式戦勝敗表
日程と結果 4月
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鳥谷敬内野手(32)が 1回一死 2塁で、小川のシュートを左前に運び、先制打をマーク。 2タイムリーを含む 3安打の活躍でヤクルトに快勝。完全復調だ。
虎の球史に、新たな 1ページが加えられた。新助っ人のマウロ・ゴメス内野手(29)が 2回に四球を選び、開幕から続く連続試合出塁を「19」に更新。指導を仰ぐオマリー打撃コーチ補佐が、1991年にマークした記録に並んだ。
2番の大和外野手(26)が再発進だ。 4打数 3安打の大暴れで 3月29日の巨人戦(東京D)以来、今季 3度目の猛打賞。前日17日まで 0.277だった打率を 0.304に上げた。
能見篤史投手(34)が、今季 3勝目を挙げ連敗を止めた。
呉昇桓投手(31=サムソン)が圧巻の 3セーブ目をマークし、笑顔があふれる試合後のベンチ裏を胸を張って歩いた。記事をまとめてみました。
<阪神 4- 2ヤクルト>◇18日◇甲子園◇4回戦
阪神は 1回、鳥谷の適時中前打、敵失などで 3点を先制。 2回には鳥谷の投手強襲となる適時打で 1点を追加した。
4点を追うヤクルトは 5回、畠山がチーム初安打となる 1号ソロ。小川の降板後、 2番手以降が 3回以降、追加点を許さない。
ヤクルトは 7回、西浦の右前適時打で 1点を返したが、反撃はそこまで。チームは 3連敗となった。阪神能見は今季 3勝目を挙げ、連敗を 2で止めた。
1回裏阪神一死 2塁、鳥谷敬内野手は左前に先制適時打を放った
鳥谷敬内野手が 2タイムリーを含む 3安打の活躍でヤクルトに快勝。完全復調だ。 1回一死 2塁で、小川のシュートを左前に運び、先制打をマークした。
1回一死 2塁、ヤクルト先発の小川の外角へのシュートをとらえた。打球はレフト前に抜け、 2塁走者上本がかえり 1点を奪った。
「初回から 1、 2番が作ってくれたチャンスだったし、相手の小川選手はいいピッチャーなので、先制できてよかったです」。連敗阻止へ、幸先よく先制した。
猛打賞に2打点と活躍しお立ち台でポーズをとる鳥谷敬内野手
すかさず 2盗も決め、ゴメスの打球を遊撃西浦が失策した間に生還した。 2回には小川を弾丸ライナーで直撃する適時 2塁打、 4回には右前に引っ張り、今季 2度目の猛打賞を記録した。絶好調モードに入ったキャプテンのバットで、再加速する。
燕の絶対的エースを、鳥谷が沈めた。 3- 0の 2回二死 1塁。真っすぐをジャストミートした打球が、ヤクルト先発・小川の右の手のひらを直撃した。打球が右翼ファウルゾーンまで転がっていく衝撃の“破壊打”…。珍しい「投手強襲適時二塁打」で大きな追加点を奪い、小川も負傷降板。序盤から、頼れる主将が試合の流れを強奪した。
2回、鳥谷敬内野手の弾丸ライナーが、燕のエース・小川泰弘投手の右手を直撃。まさにKOだった
「連敗して戻ってきたので先に点をとりたかった。(小川が)いいか悪いか分かる前に、どんどん振っていくつもりだった。 1、 2番がいい形でつないでくれました。日によっていいときも悪いときもあるが、少しずつファウルにならずにヒットになっている。1日でも多く続けたい」
主軸の責任感だった。広島との首位決戦で 2連敗し、甲子園に戻ってきた。しかも相手は開幕 3連勝中の小川-。そんな中、大事な先制点を叩きだしたのも鳥谷だった。
1回一死 2塁。上本が左前打を放ち、大和が送る。おぜん立てされた打席で、第 1ストライクを見逃さず、 3遊間に運んだ。今季自身初となる先制打。さらに続くゴメスの打席で 2盗成功。 G砲の遊失の間に 2点目のホームを駆け抜けた。
「裏の攻撃なので、先に点をとれれば有利に進めていける。本拠地で勝てることはいいと思う」
11~13日の巨人戦 3連勝を含め、これで甲子園 6連勝。真弓政権下の2010年に 7連勝( 1分挟む)して以来の白星街道だ。過去 2年は聖地で負け越し。和田監督は就任当時から甲子園で勝つ重要性を訴えているが、それを鳥谷が体現した。
「チャンスだったので、ストライクゾーンに来たら積極的にいこうと思った。もっとかえさなきゃいけないが、 4、 5、 6番に任せきりになっている。いい形でつなげるようにやっていきたい」振り返った。
1回、左前へ先制打を放つとすかさず 2盗に成功した鳥谷敬内野手
7回には四球を選び、2012年 9月 5日の巨人戦(甲子園)以来の 1試合 2盗塁。「常に先の塁を狙っている。盗塁もどんどん狙っていく」。“匠のスパイク”は鳥谷ならではのこだわりだ。甲子園に限り、刃が 3ミリ長いスパイクを使っている。深い土に対応するため。ヤクルトの遊撃、D 2位の西浦直亨内野手は 2失策。聖地とのつき合い方も、勝敗を大きく左右した。
開幕から苦しみ打率は一時 0.195まで低下。打点を挙げたのは開幕14試合目だった。「ヘタクソは練習しないと」。体のキレを出すべくアメリカンノックにも参加。ストイックな男がさらに自分を追い込み、今季 2度目、通算 100度目となる猛打賞もマーク。打率は開幕戦以来の 3割台( 3割 2分 4厘)に復帰。今季 2盗塁も決めて、存分にユーティリティーぶりを発揮した。
再び広島、巨人を追撃へ。和田監督が「きょう落とすと空気が変わる可能性があったんで、何としても取りたいゲームだった」と話せば、鳥谷も「連敗してしまったので連勝できるように頑張りたい」と闘志を沸き立たせた。さぁ、いくぞ! キャプテンが旗印を掲げた。
マウロ・ゴメス内野手の遊ゴロ失策の間に、一気にホームインする鳥谷敬内野手
虎の球史に、新たな 1ページが加えられた。新助っ人のマウロ・ゴメス内野手が 2回に四球を選び、開幕から続く連続試合出塁を「19」に更新。指導を仰ぐオマリー打撃コーチ補佐が、1991年にマークした記録に並んだ。
「チームの勝利に貢献したい気持ちでやっているから」
この日は無安打も、チーム愛に染まるG砲だからこその快記録だ。
鳥谷の適時 2塁打で 4点目を奪った直後、なおも二死 2塁の好機。イケイケの空気にも、燕の 2番手・石山の“誘い”に乗らない。 1ボール 2ストライクから低めの変化球に手を出さず、最後は内角に外れた真っすぐを冷静に見送った。
常に全力! 1回、マット・マートン外野手の中前打で 3塁へ激走するマウロ・ゴメス内野手
1点を先制したあとの 1回一死 2塁には、遊撃・西浦のグラブを弾く痛烈な当たりで追加点をもたらした(記録は失策)。振って得点を生み、振らなくても塁に出る。好球必打に徹する虎の 4番は止まりようもない。
前日17日の広島戦(マツダ)でバックスクリーンへ来日 1号を放った。試合後に戻ったロッカールームには球団の配慮から、記念球が届けられていた。大事にかばんの奥底にしまい、帰阪した。
1989年にフィルダーが記録した開幕21試合連続出塁も射程圏にとらえる男は「三振する日もあれば、安打が出ないときもある。だけど感覚は悪くない」とどこまでも頼もしい。必ずベースに立つ男-。伝説が生まれそうな予感がする。
4回、安打を放った大和外野手
2番の大和外野手が再発進だ。 4打数 3安打の大暴れで 3月29日の巨人戦(東京D)以来、今季 3度目の猛打賞。前日17日まで 0.277だった打率を 0.304に上げた。
「広島 3連戦で悪かった(11打数 3安打)ので 3本打ててよかった」
1回無死 1塁では先制のおぜん立てとなる犠打を 1球で決めた。前日17日の広島戦では同じケースで 1球目に失敗。「初球で決められたのはよかった」。きちんと役割を果たして、チームをリズムに乗せた。
7回表ヤクルト二死、風船をバックに投球する能見篤史投手
能見篤史投手が、今季 3勝目を挙げ連敗を止めた。
6回 2/3を投げ 5安打 2失点、ハーラートップタイの今季 3勝目( 1敗)を挙げでマウンドを降りた。
5回二死、畠山に初安打となるソロ本塁打を許した。 7回は二死から崩れ、 2点目を奪われたところで降板した。「出せる力を全部出していった。前半ああいう展開になると、流れとして後半ピンチになる。勝ってよかったです」とホッとした表情で話した。
連敗を止めるのがエースの仕事。能見篤史投手が 7回途中 2失点で 3勝目を挙げた
左腕が振り返った「ああいう展開」-。それは圧巻の内容だった。最速 142キロの直球とチェンジアップを軸に投球を組み立て、 5回二死までパーフェクトピッチ。 1人の走者も許さなかった。
1つアウトを取るごとに、球場中にどよめきが起こる。このまま完全試合を成し遂げるのでは…。誰もがそう思い始めるほどの内容だった。
ただ、その矢先。二死から畠山にバックスクリーンにソロを浴びた。 4- 1の 7回にも、二死から 1、 2塁のピンチを招き、ヤクルトD 2位の西浦直亨内野手(法政大學)に右前適時打を浴びた。それでも、序盤 4得点から追加点がない中、先発の役目を十分に果たした。
7回途中まで投げ 2失点と好投する能見篤史投手
豊富な引き出しが、勝利に結びついた。 120キロ後半と 110キロ台の 2種類のチェンジアップや、これまでの登板よりも左腕をやや下げるなど、工夫して投球。中西投手コーチも「チェンジアップがよかったな。腕の位置も変えながらな。いい感じで投げられている」と目を細めた。
普段から、ブルペン投球で試行錯誤するのが能見流。片山ブルペン捕手によると「握りを変えたり、いろいろ試しながら投げている」という。球速差のあるチェンジアップも、日々の探求心から生まれたものだ。
3月28日の開幕戦(巨人戦、東京D)では 4回 2/3を10失点と大炎上したが、それはもう過去のこと。これで 3連勝、セ・リーグのハーラートップタイに立った。勢いに乗ってきたエースが、虎投をけん引していく。
ようやく回ってきた出番で、伊藤和雄投手(24)が躍動した。最速は 143キロながらキレのある直球にチェンジアップを交えて、いとも簡単にねじ伏せた。 8回、下位打線相手に 1回を無安打、 2奪三振の快投。わずか13球で封じた。
「今年初めてだったのでなんとかゼロでと思っていたのでよかった。緊張はしましたが、育成の期間が短かったので、感慨とかはなかったです」
昨年11月、育成選手契約を結んだ。不調が理由だった。オープン戦で結果を残し11日に支配下登録に返り咲いた。即出場選手登録され、10月 3日中日戦以来、 561日ぶりの 1軍マウンドに立った。
8回に今季初登板を果たし好投する伊藤和雄投手
東京国際大時代の恩師で元広島・古葉監督の言葉が胸にあった。報告の電話をしても、監督はあまり喜ばなかった。「プロなんだから結果が出ないと意味がない。 1回を 3人で打ち取れば評価される」。支配下くらいで満足するな-。先を見据えた激励で喜びは消え、気合が入った。
敗戦のなかで光る好投に、和田監督は「堂々とした投球で、 1軍でもやっていけるなと」と目を細めた。背番号「92」は最後に「しっかり結果を出し続けて、勝ちゲームで投げられるようになりたい」と前を見つめた。24歳の再スタートは鮮やかだった。
9回表ヤクルト、呉昇桓は打者 3人でキッチリ抑えた
呉昇桓投手(31=サムソン)が圧巻の 3セーブ目をマークした。笑顔があふれる試合後のベンチ裏を胸を張って歩いた。「石仏」と呼ばれる寡黙な男がいつになく、饒舌になった。非の打ち所がない 3人斬り。呉昇桓が会心ピッチで 9日ぶりの 3セーブ目を挙げ、自画自賛した。
3回以降、打線が追加点を奪えないまま、 2点リードの 9回に登板すると4番バレンティンを一飛、 5番雄平を 137キロカットで見逃し三振、この日 5回に本塁打を放っていた畠山を 148キロ真っすぐで空振り三振に切り、完璧な抑えを見せた。
「きょうは日本に来てからは一番良かった。。『久しぶりの登板だから打たれた』というのは、投手の言い訳にしかならない。これからドンドン調子を上げていかないとダメだ」。得意の夏場へ向けて、コンディションを上げていくことを宣言した。
呉昇桓投手は先頭のバレンティンを一飛した
最大のポイントは先頭で迎えたシーズン本塁打日本記録保持者のバレンティン。「誰でも同じだと思って投げている」。強気の姿勢とは裏腹に、初球121キロのスラーブで虚を突いた。冷静な組み立てで主導権を握ると、そこからは自慢の「石直球」を 3連発。最後は 140キロの釣り球で一飛に仕留めた。あとは勢いそのままに雄平を内角カットで見逃し三振。畠山は 148キロの剛球で空振り三振にねじ伏せ、試合を締めくくった。
ただ、平静を装っていても、胸の内には深い悲しみが渦巻いていた。広島遠征中の16日。韓国南西部の珍島(チンド)沖で韓国旅客船の沈没事故が発生した。すぐにニュースで知った右腕も心を痛めた。「悲しいですね。修学旅行生や若い人も多いみたいですし、 1日も早く救助が進んでほしいと思っています」。自分にできることは祈ること、そして目の前の戦いに向けて全力投球をすることだけ-。
13日の巨人戦(甲子園)以来の登板にも「状態を整えることも仕事」とキッパリ。この日もポール間ダッシュを黙々とこなすなど、トレーナー陣が「人一倍練習する」と口を揃えるほど、ストイックに己を追い込み、状態を高めている。
「シーズンの最初に打たれて、これ以上悪い姿は見せられないというところまでいったので。しっかり投げたい」
これで、 4試合連続無失点だ。韓流守護神のエンジンがかかってきた。
【データBOX】
◎…甲子園 6連勝は、真弓監督 2年目の2010年 7月27日の横浜11回戦から 9月 2日の横浜18回戦までの 7連勝( 1分け挟む)以来
◎…鳥谷の猛打賞( 3安打以上)は 4月12日の巨人戦(甲子園)の 4安打以来、 5試合ぶり今季 2度目(通算 100度目)。 2リーグ分立後、虎通算 100度以上の猛打賞は今岡誠の 111度以来、 7人目。球団記録は藤田平の 150度
◎…鳥谷が打率 3割台に復帰。今季は開幕戦 5打数 2安打(打率 0.400)も、 4月 8日時点で打率 0.195と低迷するなど開幕 2試合目以降は打率 3割以下。最近 9試合は33打数16安打、打率 0.485と急上昇中だ
3連勝の後に 3連敗だったが、その傷のままでは無く勝ち試合をしてくれた。と言っても、相手は燕軍団だから当然の結果だったのかも知れない。
このまま勢いを付けて再度 2位に返り咲き、そのまま一気に首位へ上り詰めて欲しいですね。しかし、それを維持していくのは大変な事なので、今のままでも良いのかも知れない。無理の無い試合を続けて行って、最後には首位に!それでも良いではないでしょうか。
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2014年 公式戦勝敗表
日程と結果 4月
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