20日甲子園で阪神-ヤクルト 6回戦が行われた。
マウロ・ゴメス内野手(29=前ナショナルズ)がヤクルト戦で 5打点と大暴れした。 2点を追う 5回、聖地33打席目で初アーチを放った。ゴメスは滑り込まずに到達した 2塁上で、 4度、手をたたいて喜びを表現した。
大和外野手(26)が 6回二死から上本が 3塁打を放ち、二死 3塁。追加点を奪う適時打を放った。
初スタメンを楽しむ余裕があった。ルーキー捕手・梅野隆太郎(22)。福岡大學からやってきたドラフト 4位は相当な肝っ玉を持ち合わせているらしい。
20日、岩田稔投手(30)を出場選手登録、榎田大樹投手(27)を抹消。今季初登板の岩田稔投手は 5回 5安打 4失点(自責 2)で降板した。
呉昇桓投手(31=サムソン)は来日初の 1点差でのセーブとなった。記事をまとめてみました。
<阪神 8- 7ヤクルト>◇20日◇甲子園◇ 6回戦
ヤクルトは 1回、失策につけ込んで 2点を先制。 2回にも 1点を追加した。阪神は 1回、 2回に適時打で 1点ずつを奪い返した。
ヤクルトは 5回、バレンティンのソロで追加点。だが 5回にゴメスの走者一掃の 3点適時 2塁打を浴び逆転を許すと、 6回にもゴメスが左翼線 2点 2塁打を放ち、シメて5打点などで、 3点を失った。
ヤクルトは 7回に 2点、 8回に 1点をすべてソロ本塁打で得点。終盤に 1点差まで追い上げたが及ばず、無念の 3連敗となった。阪神は 3連勝。甲子園8連勝。首位広島に 1ゲーム差に迫った。
3回、マウロ・ゴメス内野手が適時打を放った
待ってました!!マウロ・ゴメス内野手がヤクルト戦で 5打点と大暴れした。地鳴り、いや周囲の空間をすべて飲み込むような大歓声に決勝打が乗った。これが虎の、そして「4番」の底力だ。連日のお立ち台はこの人。歴史に名を刻んだゴメスが逆転劇の主役も奪った。 2点を追う 5回、聖地33打席目で初アーチをひと振りで決めた。
開幕から21試合連続出塁は、球団の新外国人としては、1989年のセシル・フィルダーの球団記録に並ぶ開幕から21試合連続出塁を達成すると、ゴメス内野手が 4打数 2安打 5打点の活躍で勝利に貢献した。一死満塁で打席に立った。 2球見逃し、 2ボールから 3球目を振り抜くと、大きな弧を描いた打球は満塁弾を予感させた弾道はフェンスには届かなかったが、左中間の真ん中にはずんだ。 1塁走者まで一気に生還。ゴメスは滑り込まずに到達した 2塁上で、 4度、手をたたいて喜びを表現した。
「大満足だよ。勝てたことにも満足しているよ。とにかく普段通り、きた球を強く振ることだけを考えていた」
マウロ・ゴメス内野手スが 5回、聖地初本塁打となる同点 2ラン。歩きながら打球を見るほど完璧な当たりだった
序盤の 5点ビハインドから同点に追いつく超特大 2ランに、 4万人を超える虎党も拍手喝采だ。助っ人の一発が、チームを大逆転勝利へと導き、甲子園で 7連勝。巨人が敗れて 2位に再浮上!!
「打ったのはシュート。ちょっとつまったけど、うまく打てました。絶好の場面を作ってくれた、自分の前を打つみんなに感謝だよ」とチームメートに感謝した。
打ち直した打球の行方を追う、その表情はまさにドヤ顔だった。 1、 2、 3秒…。ホームランアーティスト特有の長い滞空時間の末、白球は左翼席中段に飛び込んだ。揺れに揺れるマンモス。ゴメスの聖地初本塁打が、猛虎を逆転勝利に導く号砲となった。
「甲子園のたくさんのファンのみなさんの前で打てたので格別です!!」
4万人を超える視線を集めた初体験のお立ち台。満足げに振り返った場面は 2点ビハインドの 5回一死 1塁だ。燕の左腕エース・石川の投じた 3球目。快音とともに伸びた弾丸ライナーは左翼ポール際でわずかに切れてファウル。しかし、本人は気にしない。直後の外角シンカーを狙った。
5回、マウロ・ゴメス内野手は左中間に逆転 3点適時 2塁打を放ち拍手する
「ファウルは意識しなかった。打った瞬間、本塁打だとわかりました」
17日の広島戦(マツダ)から中 1日の第2号は貴重な同点2ラン。初めて甲子園に踏み入れたとき「ノーマルサイズ」と豪語した本拠地 8試合目で、昨季 4月 5日の広島戦(マツダ)以来の 5点差をひっくり返す劇勝の立役者になった。
来日前から、大和魂を宿していた。いまも携帯に大事に保存している思い出の動画がある。映像の主役はヒーローインタビューで「アイアム・ジャパニーズ」と叫んだことで有名な、あの男だ。
「カワサキがダンスしている動画を持っているんだ。ナイスガイだよ」
2013年の米大リーグ、ブルージェイズ時代の同僚、川崎宗則内野手'32)だ。同傘下 3Aでも腐らず、異国の地で明るく振る舞い、仲間に溶け込もうとする姿勢に感銘を受けた。日本でのプレーを視野に入れていた助っ人にとって、いいお手本になった。
スタンドへ両手を挙げるマウロ・ゴメス内野手
「できるだけコミュニケーションをとろうとね」。阪神に入団後は先輩から学んだことを生かし、今成ら若手と積極的に交流を図る。この日も「オオキニ」とファンに向かって叫んだ。日常会話でも関西弁を駆使して、すっかりタテジマ戦士の一員になった。
2回には右前にはじき返し、 3回二死 2塁の好機には 2点差に詰め寄る中前適時打も放った。打席で左足を下げ、オープン気味に構えるなど、適応力の高さが好結果の源になっている。今季 2度目の猛打賞で開幕からの連続試合出塁は「20」に更新。虎の新外国人では単独 2位に浮上した。
6回二死 1、 2塁から 2球目の石山の内角直球をとらえ、 1塁走者まで生還する左翼線へ適時 2点 2塁打を放った。打ってほしいとファンが願う場面で必ず快音を奏でる。来日最多の 5打点でダメ押しした。
「打ったのはストレート。甘いボールが来たところを逃さず打つことができました」。勝負強さを発揮した助っ人が「4番」の仕事を果たした。
頼れる 4番だ!マウロ・ゴメス内野手が、逆転 3点適時 2塁打を放った。
初めてのお立ち台で笑顔をみせるマウロ・ゴメス内野手。左は決勝打を放った上本
甲子園7連勝に和田監督が「日曜日もしっかりと戦って今後につなげたい」と宣言すれば、G砲も「これからは本塁打をたくさん打って、貢献したい」と力こぶを作った。昨季、 4番不在に泣いたチームはどこへやら。絶好調の打線の中心にドミニカンが、どっしり腰を据えている。
「(記録は)個人的なことだから(気にしない)。まだまだ、グラウンドに立って頑張りたい。 100%の力で頑張っている結果だよ」
出塁率( 0.419)や打率 0.354もさることながら、21試合で25打点が頼もしい。驚異的なペースでリーグ 1位の29打点を挙げているマートンに「4」と迫るリーグ 2位。好調の極意を問われると、思わず照れた。
「特にないんだよね。ただ調子がいいだけ」
しいて言うなら「リラックスしている」と語る。自宅では身の回りの世話をするために来日中で同居する弟とテレビゲームなどでリフレッシュ。その弟は投手として 152キロを投げる野球経験者で、積極的に助言をくれる。「あの球を引っ張ったらダメだとか。野球は難しいのに、すごく簡単に言ってくるから困るよ」。受け流すフリをしながら、実は役に立つという。気分転換も兼ねた“復習”が何よりの活力だ。
6裏阪神二死 3塁、大和外野手(前田大和)は中前適時打を放った
大和外野手が追加点を奪う適時打を放った。 6回二死から上本が 3塁打を放ち、二死 3塁。
打席に立った大和は 1ストライクからの 2球目をはじき返した。打球は投手横を抜け中前に転がった。
「打ったのはストレート。上本さんがいいバッティングでチャンスを作ってくれたので、打ってかえそうと思っていました。次の1点がほしい場面でしたし、打つことができて良かったです」と振り返った。
2回、ヤクルト・木谷のバントを処理する梅野隆太郎捕手(左)。プロ初先発でも慌てず、不安定な岩田(右)をなんとか白星に導いた
初スタメンを楽しむ余裕があった。ルーキー捕手・梅野隆太郎。福岡大學からやってきたドラフト 4位は相当な肝っ玉を持ち合わせているらしい。
「いい緊張感がありました」
この乱打戦で、なかなか言えない試合後のコメントだ。
「(味方打線に)援護をもらいながらなので、自分の中では納得いかない」
妥協もしない。反省しきり。かと思えば…。
「思い通りにいかないのが野球ですが、思い通りにいくように投手を引っ張っていきたい」
強気で頼もしい新人が現れたものだ。
3回、 2塁を刺す梅野隆太郎捕手。打者はヤクルト・畠山
確かに、思い通りにいかない展開だっただろう。先発・岩田の大乱調ひとり相撲に始まり、バレンティンの剛弾連発をまともに食らい、ベテラン左腕・加藤は 2者連発を浴び、自身も 7回で交代…。それでも、なんとか勝利をもたらす勝負強さも見せた。
1回に重盗を決められたが、 3回には俊足・雄平をドンピシャの 2塁送球で刺した。ワンバウンドの変化球を捕球した後に刺したのだから価値がある。やられっぱなしでは終わらない。
和田監督は「そんなにバタバタしていないし、ファームで1度岩田と組んだこともって、 1度組ませたかった。いろんな反省点があると思うんで、これからバッテリーコーチが教えていくと思う」と次への楽しみを口にした。
梅野は「長く使ってもらえる捕手になりたいです」と誓った。生え抜きのレギュラー捕手が絶えて久しい虎に、大きな光を与える存在に間違いない。初スタメンは、その第一歩だ。
阪神先発の岩田稔投手
20日、岩田稔投手を出場選手登録、榎田大樹投手を抹消した。再登録は30日以降。
今季初登板の岩田稔投手は 5回 5安打 4失点(自責 2)で降板した。 1回に自らのエラーで先制を許すと、その後もチームが得点すると、失点を許すなどピリッとしなかった。
開幕直前にローテ入りを剥奪された左腕は、初スタメンマスクのドラフト4位・梅野隆太郎捕手とバッテリーを結成。
初回に先頭の山田に中越え二塁打を放たれると、続く上田の投前の犠打をフィルダースチョイスと自らの悪送球などで自らの失策も絡み 2失点。 1回裏に鳥谷の適時打で1点差に縮めるも、岩田の制球は安定しない。
5回、ヤクルト・バレンティンに左中間に本塁打を浴びた岩田稔投手
2回にも 1点を失うと、 5回にはバレンティンに左中間スタンドへソロを打たれた。 5回に打席が回った所で、代打・坂が送られた。
打線は、その 5回に一死満塁とすると、前日19日に本拠地初アーチを放ったゴメスが、走者一掃のタイムリー 2塁打で逆転に成功。勝ち投手の権利をプレゼントされた岩田は、「気持ちが入りすぎて、力みすぎました。ボールが高く浮いてしまい、バタバタしてしまいました。ゲームのリズムを悪くしてしまい、申し訳ないです」とコメントした。
呉昇桓投手は来日初の 1点差でのセーブとなった。
味方が中盤に逆転し、 4点差までリードした展開から追い上げられた。「集中して投げた」と言うように、 2打席連続本塁打を放っていたバレンティンを 3球連続のスライダーで空振り三振とするなど三者凡退で切り抜けた。 3連投にも「気にしない方なので大丈夫」と貫禄を漂わせた。
日が沈み、冷え込んだ聖地の空気を熱くした。初めて上がる 1点リードの 9回のマウンド。呉昇桓の目がネクストバッターズサークルをみつめた。一死後、走者なしで迎えるはこの日、 2本塁打のバレンティンだ。集中力は研ぎ澄まされた。
「 1点差は一番集中していかないといけない。走者がいない状況だとバレンティンは大きいのを狙ってくるので、失投だけはしないように…」
冷静に立ち向かった。初球はインハイの 146キロの釣り球で空振り。 2球目は外角低めに 138キロカットボールがわずかに外れたものの、動じない。続けて投げ込み、空転させると、決め球も自信を持つ同球種だ。アウトローに鋭く曲げて、バットに空を切らせた。圧巻のバレ斬りだった。
9回、 2打席連発中だったバレンティンを空振り三振に斬った呉昇桓投手。初の 1点差を守り切った
18日の初対戦では直球でカリブの大砲を封じたが「前回どうやって抑えたかは気にしない」と本能を信じた。投球練習前には中西投手コーチから「先頭(打者9を抑えてバレンティンと勝負しよう」と声をかけられ、見事に体現。代打ユウイチも二ゴロに仕留め、 9球で三者凡退だ。 3連投で 3戦連続セーブを挙げ、リーグ 2位タイに浮上する 5セーブ目を記した。
実は、この熱戦は母国にも生放送されていた。今月1 日から本拠地の試合は韓国のネット配信サービス「アフリカTV」がライブ中継を開始。視聴者数も上々で阪神営業部の担当者は「呉昇桓投手の活躍で韓国のファンの方にも阪神に興味を持ってもらって、甲子園に足を運んでもらいたい」と期待を寄せる。シーズンが始まってから、新たに韓国テレビ局からの中継オファーも届くなど、守護神人気は過熱の一途。「自分が阪神で活躍することで韓国ファンにも大きな影響を与える」と語っていた右腕の言葉が早くも現実になっている。
「気分はいいですね」
6試合連続無失点と上昇カーブを描く背番号「22」。安定感が増してきた。
外人連中が良い成績を残してくれたおかげで、燕相手に 3連勝したが油断はできない。
いつまた 3連敗するか分からないのだ。そう言う所に立っているからこそ、次の試合も頑張って行くしかない。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2014年 公式戦勝敗表
日程と結果 4月
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マウロ・ゴメス内野手(29=前ナショナルズ)がヤクルト戦で 5打点と大暴れした。 2点を追う 5回、聖地33打席目で初アーチを放った。ゴメスは滑り込まずに到達した 2塁上で、 4度、手をたたいて喜びを表現した。
大和外野手(26)が 6回二死から上本が 3塁打を放ち、二死 3塁。追加点を奪う適時打を放った。
初スタメンを楽しむ余裕があった。ルーキー捕手・梅野隆太郎(22)。福岡大學からやってきたドラフト 4位は相当な肝っ玉を持ち合わせているらしい。
20日、岩田稔投手(30)を出場選手登録、榎田大樹投手(27)を抹消。今季初登板の岩田稔投手は 5回 5安打 4失点(自責 2)で降板した。
呉昇桓投手(31=サムソン)は来日初の 1点差でのセーブとなった。記事をまとめてみました。
<阪神 8- 7ヤクルト>◇20日◇甲子園◇ 6回戦
ヤクルトは 1回、失策につけ込んで 2点を先制。 2回にも 1点を追加した。阪神は 1回、 2回に適時打で 1点ずつを奪い返した。
ヤクルトは 5回、バレンティンのソロで追加点。だが 5回にゴメスの走者一掃の 3点適時 2塁打を浴び逆転を許すと、 6回にもゴメスが左翼線 2点 2塁打を放ち、シメて5打点などで、 3点を失った。
ヤクルトは 7回に 2点、 8回に 1点をすべてソロ本塁打で得点。終盤に 1点差まで追い上げたが及ばず、無念の 3連敗となった。阪神は 3連勝。甲子園8連勝。首位広島に 1ゲーム差に迫った。
3回、マウロ・ゴメス内野手が適時打を放った
待ってました!!マウロ・ゴメス内野手がヤクルト戦で 5打点と大暴れした。地鳴り、いや周囲の空間をすべて飲み込むような大歓声に決勝打が乗った。これが虎の、そして「4番」の底力だ。連日のお立ち台はこの人。歴史に名を刻んだゴメスが逆転劇の主役も奪った。 2点を追う 5回、聖地33打席目で初アーチをひと振りで決めた。
開幕から21試合連続出塁は、球団の新外国人としては、1989年のセシル・フィルダーの球団記録に並ぶ開幕から21試合連続出塁を達成すると、ゴメス内野手が 4打数 2安打 5打点の活躍で勝利に貢献した。一死満塁で打席に立った。 2球見逃し、 2ボールから 3球目を振り抜くと、大きな弧を描いた打球は満塁弾を予感させた弾道はフェンスには届かなかったが、左中間の真ん中にはずんだ。 1塁走者まで一気に生還。ゴメスは滑り込まずに到達した 2塁上で、 4度、手をたたいて喜びを表現した。
「大満足だよ。勝てたことにも満足しているよ。とにかく普段通り、きた球を強く振ることだけを考えていた」
マウロ・ゴメス内野手スが 5回、聖地初本塁打となる同点 2ラン。歩きながら打球を見るほど完璧な当たりだった
序盤の 5点ビハインドから同点に追いつく超特大 2ランに、 4万人を超える虎党も拍手喝采だ。助っ人の一発が、チームを大逆転勝利へと導き、甲子園で 7連勝。巨人が敗れて 2位に再浮上!!
「打ったのはシュート。ちょっとつまったけど、うまく打てました。絶好の場面を作ってくれた、自分の前を打つみんなに感謝だよ」とチームメートに感謝した。
打ち直した打球の行方を追う、その表情はまさにドヤ顔だった。 1、 2、 3秒…。ホームランアーティスト特有の長い滞空時間の末、白球は左翼席中段に飛び込んだ。揺れに揺れるマンモス。ゴメスの聖地初本塁打が、猛虎を逆転勝利に導く号砲となった。
「甲子園のたくさんのファンのみなさんの前で打てたので格別です!!」
4万人を超える視線を集めた初体験のお立ち台。満足げに振り返った場面は 2点ビハインドの 5回一死 1塁だ。燕の左腕エース・石川の投じた 3球目。快音とともに伸びた弾丸ライナーは左翼ポール際でわずかに切れてファウル。しかし、本人は気にしない。直後の外角シンカーを狙った。
5回、マウロ・ゴメス内野手は左中間に逆転 3点適時 2塁打を放ち拍手する
「ファウルは意識しなかった。打った瞬間、本塁打だとわかりました」
17日の広島戦(マツダ)から中 1日の第2号は貴重な同点2ラン。初めて甲子園に踏み入れたとき「ノーマルサイズ」と豪語した本拠地 8試合目で、昨季 4月 5日の広島戦(マツダ)以来の 5点差をひっくり返す劇勝の立役者になった。
来日前から、大和魂を宿していた。いまも携帯に大事に保存している思い出の動画がある。映像の主役はヒーローインタビューで「アイアム・ジャパニーズ」と叫んだことで有名な、あの男だ。
「カワサキがダンスしている動画を持っているんだ。ナイスガイだよ」
2013年の米大リーグ、ブルージェイズ時代の同僚、川崎宗則内野手'32)だ。同傘下 3Aでも腐らず、異国の地で明るく振る舞い、仲間に溶け込もうとする姿勢に感銘を受けた。日本でのプレーを視野に入れていた助っ人にとって、いいお手本になった。
スタンドへ両手を挙げるマウロ・ゴメス内野手
「できるだけコミュニケーションをとろうとね」。阪神に入団後は先輩から学んだことを生かし、今成ら若手と積極的に交流を図る。この日も「オオキニ」とファンに向かって叫んだ。日常会話でも関西弁を駆使して、すっかりタテジマ戦士の一員になった。
2回には右前にはじき返し、 3回二死 2塁の好機には 2点差に詰め寄る中前適時打も放った。打席で左足を下げ、オープン気味に構えるなど、適応力の高さが好結果の源になっている。今季 2度目の猛打賞で開幕からの連続試合出塁は「20」に更新。虎の新外国人では単独 2位に浮上した。
6回二死 1、 2塁から 2球目の石山の内角直球をとらえ、 1塁走者まで生還する左翼線へ適時 2点 2塁打を放った。打ってほしいとファンが願う場面で必ず快音を奏でる。来日最多の 5打点でダメ押しした。
「打ったのはストレート。甘いボールが来たところを逃さず打つことができました」。勝負強さを発揮した助っ人が「4番」の仕事を果たした。
頼れる 4番だ!マウロ・ゴメス内野手が、逆転 3点適時 2塁打を放った。
初めてのお立ち台で笑顔をみせるマウロ・ゴメス内野手。左は決勝打を放った上本
甲子園7連勝に和田監督が「日曜日もしっかりと戦って今後につなげたい」と宣言すれば、G砲も「これからは本塁打をたくさん打って、貢献したい」と力こぶを作った。昨季、 4番不在に泣いたチームはどこへやら。絶好調の打線の中心にドミニカンが、どっしり腰を据えている。
「(記録は)個人的なことだから(気にしない)。まだまだ、グラウンドに立って頑張りたい。 100%の力で頑張っている結果だよ」
出塁率( 0.419)や打率 0.354もさることながら、21試合で25打点が頼もしい。驚異的なペースでリーグ 1位の29打点を挙げているマートンに「4」と迫るリーグ 2位。好調の極意を問われると、思わず照れた。
「特にないんだよね。ただ調子がいいだけ」
しいて言うなら「リラックスしている」と語る。自宅では身の回りの世話をするために来日中で同居する弟とテレビゲームなどでリフレッシュ。その弟は投手として 152キロを投げる野球経験者で、積極的に助言をくれる。「あの球を引っ張ったらダメだとか。野球は難しいのに、すごく簡単に言ってくるから困るよ」。受け流すフリをしながら、実は役に立つという。気分転換も兼ねた“復習”が何よりの活力だ。
6裏阪神二死 3塁、大和外野手(前田大和)は中前適時打を放った
大和外野手が追加点を奪う適時打を放った。 6回二死から上本が 3塁打を放ち、二死 3塁。
打席に立った大和は 1ストライクからの 2球目をはじき返した。打球は投手横を抜け中前に転がった。
「打ったのはストレート。上本さんがいいバッティングでチャンスを作ってくれたので、打ってかえそうと思っていました。次の1点がほしい場面でしたし、打つことができて良かったです」と振り返った。
2回、ヤクルト・木谷のバントを処理する梅野隆太郎捕手(左)。プロ初先発でも慌てず、不安定な岩田(右)をなんとか白星に導いた
初スタメンを楽しむ余裕があった。ルーキー捕手・梅野隆太郎。福岡大學からやってきたドラフト 4位は相当な肝っ玉を持ち合わせているらしい。
「いい緊張感がありました」
この乱打戦で、なかなか言えない試合後のコメントだ。
「(味方打線に)援護をもらいながらなので、自分の中では納得いかない」
妥協もしない。反省しきり。かと思えば…。
「思い通りにいかないのが野球ですが、思い通りにいくように投手を引っ張っていきたい」
強気で頼もしい新人が現れたものだ。
3回、 2塁を刺す梅野隆太郎捕手。打者はヤクルト・畠山
確かに、思い通りにいかない展開だっただろう。先発・岩田の大乱調ひとり相撲に始まり、バレンティンの剛弾連発をまともに食らい、ベテラン左腕・加藤は 2者連発を浴び、自身も 7回で交代…。それでも、なんとか勝利をもたらす勝負強さも見せた。
1回に重盗を決められたが、 3回には俊足・雄平をドンピシャの 2塁送球で刺した。ワンバウンドの変化球を捕球した後に刺したのだから価値がある。やられっぱなしでは終わらない。
和田監督は「そんなにバタバタしていないし、ファームで1度岩田と組んだこともって、 1度組ませたかった。いろんな反省点があると思うんで、これからバッテリーコーチが教えていくと思う」と次への楽しみを口にした。
梅野は「長く使ってもらえる捕手になりたいです」と誓った。生え抜きのレギュラー捕手が絶えて久しい虎に、大きな光を与える存在に間違いない。初スタメンは、その第一歩だ。
阪神先発の岩田稔投手
20日、岩田稔投手を出場選手登録、榎田大樹投手を抹消した。再登録は30日以降。
今季初登板の岩田稔投手は 5回 5安打 4失点(自責 2)で降板した。 1回に自らのエラーで先制を許すと、その後もチームが得点すると、失点を許すなどピリッとしなかった。
開幕直前にローテ入りを剥奪された左腕は、初スタメンマスクのドラフト4位・梅野隆太郎捕手とバッテリーを結成。
初回に先頭の山田に中越え二塁打を放たれると、続く上田の投前の犠打をフィルダースチョイスと自らの悪送球などで自らの失策も絡み 2失点。 1回裏に鳥谷の適時打で1点差に縮めるも、岩田の制球は安定しない。
5回、ヤクルト・バレンティンに左中間に本塁打を浴びた岩田稔投手
2回にも 1点を失うと、 5回にはバレンティンに左中間スタンドへソロを打たれた。 5回に打席が回った所で、代打・坂が送られた。
打線は、その 5回に一死満塁とすると、前日19日に本拠地初アーチを放ったゴメスが、走者一掃のタイムリー 2塁打で逆転に成功。勝ち投手の権利をプレゼントされた岩田は、「気持ちが入りすぎて、力みすぎました。ボールが高く浮いてしまい、バタバタしてしまいました。ゲームのリズムを悪くしてしまい、申し訳ないです」とコメントした。
呉昇桓投手は来日初の 1点差でのセーブとなった。
味方が中盤に逆転し、 4点差までリードした展開から追い上げられた。「集中して投げた」と言うように、 2打席連続本塁打を放っていたバレンティンを 3球連続のスライダーで空振り三振とするなど三者凡退で切り抜けた。 3連投にも「気にしない方なので大丈夫」と貫禄を漂わせた。
日が沈み、冷え込んだ聖地の空気を熱くした。初めて上がる 1点リードの 9回のマウンド。呉昇桓の目がネクストバッターズサークルをみつめた。一死後、走者なしで迎えるはこの日、 2本塁打のバレンティンだ。集中力は研ぎ澄まされた。
「 1点差は一番集中していかないといけない。走者がいない状況だとバレンティンは大きいのを狙ってくるので、失投だけはしないように…」
冷静に立ち向かった。初球はインハイの 146キロの釣り球で空振り。 2球目は外角低めに 138キロカットボールがわずかに外れたものの、動じない。続けて投げ込み、空転させると、決め球も自信を持つ同球種だ。アウトローに鋭く曲げて、バットに空を切らせた。圧巻のバレ斬りだった。
9回、 2打席連発中だったバレンティンを空振り三振に斬った呉昇桓投手。初の 1点差を守り切った
18日の初対戦では直球でカリブの大砲を封じたが「前回どうやって抑えたかは気にしない」と本能を信じた。投球練習前には中西投手コーチから「先頭(打者9を抑えてバレンティンと勝負しよう」と声をかけられ、見事に体現。代打ユウイチも二ゴロに仕留め、 9球で三者凡退だ。 3連投で 3戦連続セーブを挙げ、リーグ 2位タイに浮上する 5セーブ目を記した。
実は、この熱戦は母国にも生放送されていた。今月1 日から本拠地の試合は韓国のネット配信サービス「アフリカTV」がライブ中継を開始。視聴者数も上々で阪神営業部の担当者は「呉昇桓投手の活躍で韓国のファンの方にも阪神に興味を持ってもらって、甲子園に足を運んでもらいたい」と期待を寄せる。シーズンが始まってから、新たに韓国テレビ局からの中継オファーも届くなど、守護神人気は過熱の一途。「自分が阪神で活躍することで韓国ファンにも大きな影響を与える」と語っていた右腕の言葉が早くも現実になっている。
「気分はいいですね」
6試合連続無失点と上昇カーブを描く背番号「22」。安定感が増してきた。
外人連中が良い成績を残してくれたおかげで、燕相手に 3連勝したが油断はできない。
いつまた 3連敗するか分からないのだ。そう言う所に立っているからこそ、次の試合も頑張って行くしかない。
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2014年 公式戦勝敗表
日程と結果 4月
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