金本知憲外野手(43)が19日、異例の 2月中のオープン戦出場を果たした。巨人戦(沖縄セルラー那覇)に「 4番DH」で出場し 3打席立った。
収穫のフルスイングや!実に10年ぶりとなるオープン戦初戦出場は 3打数無安打も、自ら「去年とは全然、スイングが違う」という渾身のフルスイングでアピール。 0- 1敗戦も、右肩故障からの鉄人復活へ、光明だ。記事をまとめてみました。
4月に44歳になる大ベテランが、まるでルーキーのようなガムシャラさをみせた。大ベテランは通例なら 3月中旬ごろに対外試合に入るが、今季はオフに継続的に本格的なトレーニングをしてきたことで体が仕上がった。 6回二死 1、 2塁の第 3打席。西村に 2球で追い込まれてから低めの変化球に食らいつき、伸ばした右腕で懸命にバットを操る。広島時代以来、10年ぶりのオープン戦初戦出場。金本が確かな兆しを感じ取った。
「できれば、結果がほしかった。でも、全部 2ストライクからのバッティングだったし、思った通り。去年とは全然、スイングが違う。いい練習になりました」と笑顔で引き揚げた。
初めてオープン戦初戦に出場した金本。豪快なフルスイングができたことが収穫だ
右肩痛の影響で満足なスイングができなかったこの 2年。その苦闘を振り払う儀式のように、右腕をしっかりフォロースルーした渾身のフルスイングを繰り返した。 9球目までファウルで粘るも空振り三振。だが、力いっぱいスイングできたことに納得の表情を浮かべた。
2010年 6月13日のロッテ戦(千葉)以来、 616日ぶりの「 4番」だった。第 1打席は 2回先頭。巨人期待の19歳右腕、宮国と対峙した。 3球目フォークに反応し、投ゴロ。 1塁まで全力疾走した。第 2打席の 4回二死 2塁では 2番手・西村にフルカウントから外角低め、 139キロの直球を 2ゴロ。それでも通算2447安打の鉄人は、今年最初の伝統の一戦で焼き付けた 3打席の18球に収穫の二文字を見た。
「フォークボールを投げさせて、ファウルで粘って。いい調整になりました」
6回、巨人・西村に追い込まれてから、金本は懸命にファウルで粘りをみせた
まだ若虎が競う時期だが、首脳陣に直訴。虎移籍後初めての2月中のオープン戦出場となった。片岡打撃コーチは「この時期に出られるのは調子がいいということ。実戦でしかできないことを早めに確認できてよかった」。ブラゼルや新井らが宜野座に残って調整したとはいえ、 4番に据えたのは状態がいい証。長らく代名詞だった「虎の 4番」。キャンプ中にはこう心境を口にした。
「(チーム状況が) 4番でいくしかないということになれば、準備だけは(しておく)。目標は欲張りぎみに持った方が自分へのムチにもなる」
己へのハードルを上げ、追い込む。和田監督は「彼の中でも見せたい、というのもあっただろう。まだ生きた球を数多く見てないんで、完全についていけているというわけじゃないけど、この時期に打席に立つというのは今年に懸ける思いがゲームに出ている」と期待をかける。
昨年の今頃はまだフリー打撃にエンジンをかけ始めたころ。打率0.218、12本塁打、31打点に終わった昨季とは違う。虎の対外試合の連勝は 3でストップ。オープン戦黒星発進も、アニキが確かな感触をつかんだ。それこそが、なによりの収穫だ。
アニキ。金本が復調!これで本来の虎が帰って来るのは間違い無いだろう!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!
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金本、魂のフルスイング!復活 3打席!異例の 2月試合出場!
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