3日阪神甲子園球場で阪神-DeNA18回戦が行われ、DeNAは逃げ切り連敗を阻止した。先発山口は完投で今季 6勝目を挙げた。阪神先発岩田は 7敗目を喫した。
前夜のサヨナラ勝ちの勢いは、どこへいったのか-。中盤以降は“気配”すら漂わないまま淡々と敗れた。
セ・リーグ、そして、虎の1年生助っ人史で頂点に立った。だが、笑顔になれるはずがない。マウロ・ゴメス内野手(29)が体を小さくした。虎打線はGM砲頼み。 4日の相手先発は三浦。この腹立たしさをぶつける。
D 4・梅野隆太郎捕手(23=福岡大學)は敗戦のなか、チーム唯一のマルチ安打。 2回一死 1塁で左前打を放つなど、好機を演出した。
お手上げではないからこそ、歯がゆい。好機を自ら潰した感が否めない。同点の 2回、 1点を追う 4回に、 2度のバントミス…。いずれも打席は先発の岩田稔投手(30)だった。
もちろん岩田のバント失敗だけが問題ではない。 4回二死満塁で大和が空振り三振に倒れて以降、 1人の走者すら出せていない。打撃陣にも責任はある。 3万人を下回るガラガラのスタンド、盛り上がりに欠ける展開ともに、優勝を争うチームにしては、あまりに寂しすぎる…。記事をまとめてみました。
<阪神 1- 3DeNA>◇ 3日◇甲子園◇18回戦
阪神は 1回、 4番ゴメスの 2ゴロの間に 1点を先制。DeNAは 2回一死 2塁から白崎の左前適時打で同点に追いついた。
DeNAは 4回に先頭バルディリスの15号ソロで勝ち越した。 5回には二死満塁から下園の中前適時打で 3点目を加えた。
DeNAはそのまま逃げ切り連敗を阻止した。先発山口は完投で今季 6勝目を挙げた。阪神先発岩田は 7敗目を喫した。
マウロ・ゴメス内野手が 1回一死 1、 3塁で二ゴロ。リーグトップになる92打点目を挙げたが…。快音は聞かれなかった
セ・リーグ、そして、虎の1年生助っ人史で頂点に立った。だが、笑顔になれるはずがない。マウロ・ゴメス内野手が体を小さくした。
「打点をあげたけど、試合には負けたから…」
1回一死 1、 3塁。山口の内角スライダーをおっつけた。中堅から右方向という意識があったのだろうが、快音とはほど遠いもの。 2塁手・グリエルへの緩いゴロとなった。 3走・上本の本塁憤死や併殺こそ逃れたことが不幸中の幸いだった。
上本が生還できたため、今季92打点目をマークした。 2軍降格中のエルドレッド(広島)を抜き、セ・リーグの単独トップに立ち、阪神 1年目の外国人としては、1976年のブリーデンと並んでの最多となった。
一気に山口の立ち上がりを攻められなかった悔しさ。 1- 1の 3回一死 1塁では空振り三振に倒れた際、鳥谷の 2盗を阻止しようとした捕手・黒羽根への守備妨害をとられ、 2盗は取り消された。その後も右飛、空振り三振。手も足も出なかった屈辱感が、クラブハウスへと戻るスピードを自然と速めた。
マウロ・ゴメス内野手は 3回、空振りの三振。勢いあまって体勢を崩し、守備妨害をとられた
「直球だけじゃなく、フォークもスライダーもよくて、うまく組み合わされた」
前夜は逆転サヨナラ勝ち。殊勲の今成にウオーターシャワーならぬコーラシャワーで祝福した。
ひげだけではなく、実はこの日、験を担いでいたものがあった。シートノック後に選手らが集まってベンチ前で行われる交代制の声だし。試合に向けて気合を入れるのが目的だ。
前日が白星だったため、この日も担当は、G砲が指名した大木通訳だった。 2日連続で球団スタッフが円陣の中心にいるという異例の光景。選手もフェンス越しにみる虎党にも自然と笑みがこぼれた。
このような枠にとらわれない柔軟な考えも、これまで虎の外国人が陥りがちだった“ 1年目のジンクス”を回避できた大きな要因だ。
マートンとともに無安打に終わったのは 8月28日の巨人戦(東京D)以来、 5試合ぶり。ゴメスは 3試合連続で 2三振とだ。やはり、虎打線はGM砲頼み。 4日の相手先発は三浦。この腹立たしさをぶつける。
2回、安打を放った梅野隆太郎捕手
D 4・梅野隆太郎捕手は敗戦のなか、チーム唯一のマルチ安打。 2回一死 1塁で左前打を放つなど、好機を演出した。「チャンスメークできたんで、また明日も頑張ります」。 8月17日の同カード(横浜)以来の複数安打を復調のきっかけにしたいところ。一方で先発・岩田のリードに関しては「四球もあって、配球的に苦しくなってしまった」と悔しさをにじませた。
ベンチで渋い表情の和田豊監督。試合後も怒りをにじませた
前夜のサヨナラ勝ちの勢いは、どこへいったのか-。中盤以降は“気配”すら漂わないまま淡々と敗れた。今季途中リリーフから先発に転向したDeNA山口にプロ初完投勝利を許す屈辱のスミ 1。ただ、付け入る隙がなかったのか、といえば完全に「NO!!」だ。和田豊監督の会見の締め方が、それを証明している。
「こんなゲームは、きょう限りにしたい」
お手上げではないからこそ、歯がゆい。好機を自ら潰した感が否めない。同点の 2回、 1点を追う 4回に、 2度のバントミス…。いずれも打席は先発の岩田稔投手だった。
「ローテ投手なんだからバントもしっかりと決めないと。 2回とも同じ失敗。あれができていたら相手にプレッシャーがかけられるのに」
4回、スリーバント失敗の岩田稔投手
両ケースとも一 1、 2塁。ただ、横に寝かせたバットが、ことごとく空を斬る。途中で切り替えたバスターも決まらず、 2打席ともスリーバント失敗。山口を乗せてしまった。 5回 3失点で降板し、2008年以来の 2桁勝利はお預けとなった左腕は「(バントを)練習します」と力なく振り返ったが…。“自滅感”を象徴するシーンとなってしまった。
もちろん岩田のバント失敗だけが問題ではない。 4回二死満塁で大和が空振り三振に倒れて以降、 1人の走者すら出せていない。打撃陣にも責任はある。 3万人を下回るガラガラのスタンド、盛り上がりに欠ける展開ともに、優勝を争うチームにしては、あまりに寂しすぎる…。
指揮官は「きのう( 2日)はいい勝ち方したがちょっと重い。きょうはクリーンアップが内野安打1本に抑えられたところなんだろうけど」と嘆き節。東方を見つめれば巨人と広島による 1、 2位直接対決が熱戦を展開。首位巨人が競り勝ち、虎は 7月20日以来となる、 3.5差にまで引き離された。
5回、DeNA・下園の打球に手を伸ばした岩田稔投手
DeNA戦は 8月に 2度の雨天中止があったため、 6試合を残している。そこに「山口」という新たな難敵を生み出してしまった。チーム初のクライマックス・シリーズ(CS)出場を目指す 4位DeNAだって必死だ。元守護神右腕を意図的に阪神戦にぶつけてくる可能性もある。
自滅気味の拙攻に、わずか 5安打の完投負け。前夜の劇勝がカンフル剤になるか、と思えば一転沈黙した。 4日に 4カードぶりの勝ち越しがかかるが、どうにも乗り切れない戦いが続く。この苦境を打破できなければ、V奪回など夢のまた夢と消える。
「そんなこと(山口の状態など)は言っていられない。この時期に。 1試合 1試合が大事。“そこまで”に勝ちながら状態を上げていかないと」
和田監督の「そこまで」とは 9日からの巨人戦(甲子園)と12日からの広島戦(同)。上位 2チームとの“最終決戦”だ。死にものぐるいで食らいつくしかない。
1勝 2敗ペースでは何もならない…
しっかりとした試合をして欲しいですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!。
2014年 公式戦勝敗表
日程と結果 9月
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阪神タイガースでは、球団公式動画配信サービス「虎テレ」において、従来からの阪神タイガース主催全試合に加えて、2013年度の日本生命セ・パ交流戦での阪神ビジター試合(全12試合)を配信することを決定いたしました。
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ニッポン放送では、夕方 5時30分からの「ショウアップスポーツ」の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
夕方5時30分から(土は5時50分から)、完全実況中継!
まるでスタジアムにいるかのような興奮と感動をお届けします!!
江本孟紀、関根潤三、若松勉、大矢明彦、田尾安志、達川光男、野村弘樹、宮本和知、
高津臣吾・初芝清・・・一流解説陣が連日登場!
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前夜のサヨナラ勝ちの勢いは、どこへいったのか-。中盤以降は“気配”すら漂わないまま淡々と敗れた。
セ・リーグ、そして、虎の1年生助っ人史で頂点に立った。だが、笑顔になれるはずがない。マウロ・ゴメス内野手(29)が体を小さくした。虎打線はGM砲頼み。 4日の相手先発は三浦。この腹立たしさをぶつける。
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もちろん岩田のバント失敗だけが問題ではない。 4回二死満塁で大和が空振り三振に倒れて以降、 1人の走者すら出せていない。打撃陣にも責任はある。 3万人を下回るガラガラのスタンド、盛り上がりに欠ける展開ともに、優勝を争うチームにしては、あまりに寂しすぎる…。記事をまとめてみました。
<阪神 1- 3DeNA>◇ 3日◇甲子園◇18回戦
阪神は 1回、 4番ゴメスの 2ゴロの間に 1点を先制。DeNAは 2回一死 2塁から白崎の左前適時打で同点に追いついた。
DeNAは 4回に先頭バルディリスの15号ソロで勝ち越した。 5回には二死満塁から下園の中前適時打で 3点目を加えた。
DeNAはそのまま逃げ切り連敗を阻止した。先発山口は完投で今季 6勝目を挙げた。阪神先発岩田は 7敗目を喫した。
マウロ・ゴメス内野手が 1回一死 1、 3塁で二ゴロ。リーグトップになる92打点目を挙げたが…。快音は聞かれなかった
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「打点をあげたけど、試合には負けたから…」
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マウロ・ゴメス内野手は 3回、空振りの三振。勢いあまって体勢を崩し、守備妨害をとられた
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マートンとともに無安打に終わったのは 8月28日の巨人戦(東京D)以来、 5試合ぶり。ゴメスは 3試合連続で 2三振とだ。やはり、虎打線はGM砲頼み。 4日の相手先発は三浦。この腹立たしさをぶつける。
2回、安打を放った梅野隆太郎捕手
D 4・梅野隆太郎捕手は敗戦のなか、チーム唯一のマルチ安打。 2回一死 1塁で左前打を放つなど、好機を演出した。「チャンスメークできたんで、また明日も頑張ります」。 8月17日の同カード(横浜)以来の複数安打を復調のきっかけにしたいところ。一方で先発・岩田のリードに関しては「四球もあって、配球的に苦しくなってしまった」と悔しさをにじませた。
ベンチで渋い表情の和田豊監督。試合後も怒りをにじませた
前夜のサヨナラ勝ちの勢いは、どこへいったのか-。中盤以降は“気配”すら漂わないまま淡々と敗れた。今季途中リリーフから先発に転向したDeNA山口にプロ初完投勝利を許す屈辱のスミ 1。ただ、付け入る隙がなかったのか、といえば完全に「NO!!」だ。和田豊監督の会見の締め方が、それを証明している。
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「ローテ投手なんだからバントもしっかりと決めないと。 2回とも同じ失敗。あれができていたら相手にプレッシャーがかけられるのに」
4回、スリーバント失敗の岩田稔投手
両ケースとも一 1、 2塁。ただ、横に寝かせたバットが、ことごとく空を斬る。途中で切り替えたバスターも決まらず、 2打席ともスリーバント失敗。山口を乗せてしまった。 5回 3失点で降板し、2008年以来の 2桁勝利はお預けとなった左腕は「(バントを)練習します」と力なく振り返ったが…。“自滅感”を象徴するシーンとなってしまった。
もちろん岩田のバント失敗だけが問題ではない。 4回二死満塁で大和が空振り三振に倒れて以降、 1人の走者すら出せていない。打撃陣にも責任はある。 3万人を下回るガラガラのスタンド、盛り上がりに欠ける展開ともに、優勝を争うチームにしては、あまりに寂しすぎる…。
指揮官は「きのう( 2日)はいい勝ち方したがちょっと重い。きょうはクリーンアップが内野安打1本に抑えられたところなんだろうけど」と嘆き節。東方を見つめれば巨人と広島による 1、 2位直接対決が熱戦を展開。首位巨人が競り勝ち、虎は 7月20日以来となる、 3.5差にまで引き離された。
5回、DeNA・下園の打球に手を伸ばした岩田稔投手
DeNA戦は 8月に 2度の雨天中止があったため、 6試合を残している。そこに「山口」という新たな難敵を生み出してしまった。チーム初のクライマックス・シリーズ(CS)出場を目指す 4位DeNAだって必死だ。元守護神右腕を意図的に阪神戦にぶつけてくる可能性もある。
自滅気味の拙攻に、わずか 5安打の完投負け。前夜の劇勝がカンフル剤になるか、と思えば一転沈黙した。 4日に 4カードぶりの勝ち越しがかかるが、どうにも乗り切れない戦いが続く。この苦境を打破できなければ、V奪回など夢のまた夢と消える。
「そんなこと(山口の状態など)は言っていられない。この時期に。 1試合 1試合が大事。“そこまで”に勝ちながら状態を上げていかないと」
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