能見が通算1000奪三振達成！中日山本昌が今季初勝利　阪神投打奮わず…和田監督、山本昌に脱帽…

　 5日ナゴヤドームで中日－阪神19回戦が行われ、終盤も効果的に加点した中日が継投で逃げ切り連勝。 5回無失点の山本昌が今季初勝利を挙げた。阪神は投打ともに奮わなかった。
　49歳25日で先発した山本昌投手が 5回 5安打無失点と好投、今季初勝利を挙げ、1950年に阪急の浜崎真二が中継ぎでマークした最年長勝利のプロ野球記録(48歳 4カ月)を64年ぶりに更新した。試合後、谷繁監督からウイニングボールを受け取ると、ポケットに入れた。
　阪神が 8残塁と拙攻の末に 0封負けを喫した。今季初登板の49歳、山本昌を相手に 5回まで毎回走者を出したが、あと 1本が出ずに無得点。その後もチャンスを生かせずに終わった。再び 3位に転落した和田豊監督(51)は山本昌について｢緩急を使っていた。押してはいたけど、あと 1本が出ない中で焦ってしまったな｣と話した。
　上本博紀内野手(28)、大和外野手(26)らが親子ほど年の離れた山本昌に、また苦杯をなめさせられた。何度、白星を献上するのか。虎キラーという看板に傷をつけられない。窮“虎”猫をかむ。この姿勢がないのがつらい。今季10度目の完封負け＆ 3位転落でも、和田監督から怒気は感じられなかった。
　能見篤史投手(35)が試合前時点で 998奪三振を記録しており、残り 2つで迎えた一戦。通算1000奪三振を達成した。 4回一死 2塁で再びルナから空振り三振をマークし、大台に到達した。プロ野球 140人目となった。
　鳥谷敬内野手(33)が、 4試合連続安打も好機で打てず…。 1回一死 3塁で 2ゴロ。 5回二死 2塁では、捕らえた打球が好守に阻まれて遊直に終わった。記事をまとめてみました。



　＜中日 6－ 0阪神＞◇ 5日◇ナゴヤドーム◇19回戦
　中日山本昌、阪神能見の両先発左腕の投げ合いとなった。ともに安定した投球で序盤は無失点の立ち上がり。
　中日は 4回に二死満塁から藤井の適時打で 2点を先制。先発山本昌が 5回を 5安打無失点と勝ち投手の権利を持って降板した。
　終盤も効果的に加点した中日が継投で逃げ切り連勝。 5回無失点の山本昌が今季初勝利を挙げた。阪神は投打ともに奮わなかった。


　 5回 5安打無失点で今季初勝利を挙げた山本昌投手

　49歳25日で先発した山本昌投手が 5回 5安打無失点と好投、今季初勝利を挙げ、1950年に阪急の浜崎真二が中継ぎでマークした最年長勝利のプロ野球記録(48歳 4カ月)を64年ぶりに更新した。浜崎が48歳10カ月で達成した最年長登板、最年長出場、最年長先発のプロ野球記録を塗り替え、自らの持つ最年長先発勝利の記録も伸ばした。
　巨体をダイナミックに使って最速 135キロの“遅球”を投げ込む。 100キロ台のカーブと代名詞のスクリューボールも効果的に決まった。今季初先発の山本昌は90球、ひたすら腕を振った。


　谷繁監督(右)からウイニングボールを受け取った山本昌。ガッチリ握手をかわした

　｢きょうは壊れてもいいぐらいの気持ちで、力を振り絞っていきました。記録は64年ぶり？　スゴイわな、数字が。ひと事みたい｣
　ようやくたどり着いたマウンドだった。記録がかかったシーズンだったが、 2軍では 1勝 5敗、防御率5.58と満足いく投球ができなかった。 5月には 2軍の先発枠を外れ、“ミニキャンプ”を敢行、50歳を目前にしてフォームを見直した。
　炎天下のナゴヤ球場で若手に交じり、体のキレを求め続けた。｢俺以上に練習してる若手って、このチームにいるのかな｣という自負が、諦めない原動力となっている。


　ヒーローの中日・山本昌投手(左)と藤井淳志外野手(右)

　試合後、谷繁監督からウイニングボールを受け取ると、ポケットに入れた。｢僕にとっては開幕戦｣という言葉に実感がこもる。
　“日本の最高峰”に立った山本昌が次に目指すのは、“世界の最高峰”だ。｢世界記録はモイヤーだったよね｣。その通り、世界最年長白星は、ジェイミー・モイヤー(元マリナーズなど)が2012年に記録した49歳 5カ月。50歳現役を落合ＧＭから命じられている“竜のレジェンド”が世界の頂点へ向かって登り続ける。


　 6回、乱調の能見の降板を告げた和田豊監督

　阪神が 8残塁と拙攻の末に 0封負けを喫した。今季初登板の49歳、山本昌を相手に 5回まで毎回走者を出したが、あと 1本が出ずに無得点。
　その後もチャンスを生かせずに終わった。再び 3位に転落した和田豊監督は山本昌について｢緩急を使っていた。押してはいたけど、あと 1本が出ない中で焦ってしまったな｣と話した。
　ベテランに完敗や！！　阪神は、49歳の中日・山本昌に 5回無得点に封じ込まれ、終わってみれば今季10度目の完封負け。和田豊監督は｢こっちの責任｣と采配をザンゲした。巨人の優勝マジックは消滅したのに虎は竜に敗れ、再び 3位に転落。あまりにも痛い負けや！！


　足早に球場を引き揚げる和田豊監督。痛すぎる負けや！！

　上本、大和らが親子ほど年の離れた山本昌に、また苦杯をなめさせられた。何度、白星を献上するのか。虎キラーという看板に傷をつけられない。窮“虎”猫をかむ。この姿勢がないのがつらい。今季10度目の完封負け＆ 3位転落でも、和田監督から怒気は感じられなかった。
　｢主導権を握れんかったな。緩いカーブを使いながら相当緩急をつけてきて、押してはいたけど、もう 1本が出ないところで、焦って打ちにいってしまっていた感じがあった｣
　今季初登板の山本昌に対し、 5回90球、 5安打無得点。通算48敗目を喫した。 1回には先頭・上本の中前打で始まり、犠打＆ 3盗成功で一死 3塁の好機を作ったが、相手内野陣が前進守備を敷く中、鳥谷が 2ゴロ。上本はクロスプレーや逆に自重することもなく、あっさりと本塁憤死した。
　｢アウトになるにしても、もうちょっと、いい形でいかなアカンな」


　 5回、安打を放った能見篤史投手

　 2回以降も毎回走者を出すものの、山本昌の術中にハマってばかり…。 5回は先頭・能見が右前打を放ったが、上本が遊ゴロ併殺に倒れ、続く大和が左翼線 2塁打というチグハグぶりが浮き彫りになった。
　 6回以降も 4人のリリーフ投手を打ち崩せず、まさかの零封負け。だが、チャンスがなかったわけではない。和田監督も｢ここは、こっちの責任｣と采配にザンゲした。
　Ｄ 5位・祖父江(トヨタ自動車)に代わった 6回無死 1、 2塁だ。 2点ビハインド。およそ 1カ月ぶりにスタメン起用したアニヤン新井貴浩が、空振り三振に倒れた。ここは代打で送りバントの手もあったはず。
　｢(塁が)詰まっているだけに、進める打撃よりも返す打撃をしてほしかったし、そういう勝負に出たから｣。この 6回、代打攻勢も中途半端で関本や福留らを使うことなく敗れた。
　相手と比較するようだが、中日野手陣は 3回まで能見に抑えながらも 4回にワンチャンスをものにし、 2点をもぎとった。マサさんのために－。竜戦士の誰もがそう思っていた。クライマックスシリーズ出場が絶望的となった 5位に低迷するチームの勢いじゃなかった。


　通算1000奪三振を達成し花束を受け取った能見篤史投手

　能見篤史投手が通算1000奪三振を達成した。
　試合前時点で 998奪三振を記録しており、残り 2つで迎えた一戦。 1回に 3番ルナから空振り三振を奪いリーチ。 4回一死 2塁で再びルナから空振り三振をマークし、大台に到達した。プロ野球 140人目となった。


　 4回裏、藤井に中前 2点適時打を打たれた能見篤史投手

　先発の能見篤史投手は 5回 0/3を投げ 6安打 4失点で降板した。
　 3回まで 1人の走者も許さない投球も、 4回に急変。藤井に 2点適時打を浴びると、 6回にも四球が絡んで 2失点。
　通算1000奪三振に花を添えることは出来ず｢先に先制点を取られてしまったので｣と肩を落とした。


　 3回、安打を放った鳥谷敬内野手

　鳥谷敬内野手が、 4試合連続安打も好機で打てず…
　走者をかえせなかった鳥谷は、次戦に気持ちを切り替えた。 1回一死 3塁で 2ゴロ。 5回二死 2塁では、捕らえた打球が好守に阻まれて遊直に終わった。｢結果がすべてなので、あした頑張ります｣。 3回に遊撃内野安打で 4試合連続安打としたが、好機で打てなかった。山本昌については｢キレもコントロールもよかった｣と話した。

　虎ちゃんが、日本ハム球団の関係者時代の事だが、敵の球団に何人かの好きで応援していた事が有る。例えば、近鉄(現オリックス)・鈴木啓示投手やロッテ・村田兆治投手がそうで有った。この両投手にやられては、仕方ないな…と、思っていたものだった。
　今では、小さい頃から応援している阪神だけを応援しているが、それでも敵の球団には好きで目が離せない選手がいる。その一人が山本昌投手なのだ。入団当時から見てきた選手だからこそ、なおさら愛着がわく選手でもある。
　いつ引退してもおかしくない選手なのだが、今後も続けていくとリアル岩田鉄五郎(『野球狂の詩』『あぶさん』『ドカベン』シリーズ『出刃とバット』『極道くん』等に登場 )が誕生！してしまう事になるのでは無いだろうか。
　そんな相手に歯が立たなかった阪神には、もっと頑張って行って欲しいですね。
　ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！。


　2014年 公式戦勝敗表


　日程と結果 9月



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