11日阪神甲子園球場で阪神-巨人最終戦が行われ、巨人沢村は 7回 2失点で 4勝目。チームは同一カード 3連勝。阪神は10安打ながら 2得点にとどまり、泥沼の 6連敗となった。
巨人が15年ぶりに甲子園球場で 3連勝し、優勝へのマジックナンバー「16」を再点灯させた。
上本博紀内野手(28)が 7回無死満塁のチャンスで、巨人沢村の 4球目を左前にはじき返し 2点適時打を放った。
背中痛のため 2軍調整中だった西岡剛内野手(30)が11日、 1軍に再昇格。巨人戦(甲子園)の試合前練習に参加。フリー打撃で快音を響かせた後、 2塁の守備位置でノックを受けた。
どんなに苦しい状況だろうが、ファンの期待を察知し、応える能力は一級品だ。
出番は 0- 6の 7回無死 1塁。代打で登場し、沢村の 2球目シュートを完璧にとらえ 1軍復帰したばかりの西岡が、いきなり魅せた。あと 1メートルもあればオーバーフェンスの 2塁打をマークした。無死 2、 3塁の絶好機を築き、後続の攻撃で 2点を刻んだ。沈みっぱなしだったスタンドが沸いた。
能見篤史投手(35)は期待に応えられなかった。始まりも終わりも…。今季最後の伝統の一戦で、エースの意地を見せられなかった。首位を走る巨人の高い壁に跳ね返された。先発した能見は、 5回を 5安打 4四死球 4失点。初回に 4点を奪われ、自己ワーストを更新する今季13敗目( 7勝)を喫した。
阪神は首位巨人に 2- 6で敗れ、今季初の 6連敗。巨人に甲子園で同一カード 3連敗するのは15年ぶりという屈辱にまみれ、ゲーム差は絶望的な 7.5に開いた。繰り返される悪夢の大失速。ファンの間に、掛布雅之GM付育成&打撃コーディネーター(59=DC)の監督待望論はあるが、その可能性がないことが11日、わかった。記事をまとめてみました。
<阪神 2- 6巨人>◇11日◇甲子園◇最終戦
巨人は 1回、 3四死球で一死満塁とし 5番亀井、 6番村田が連続適時打。 4点を先制して主導権を握った。
巨人は 6回二死 2、 3塁から橋本の 2点 2塁打でリードを 6点に広げた。先発沢村は 6回まで 6安打を許しながら無失点。
巨人沢村は 7回 2失点で 4勝目。チームは同一カード 3連勝。阪神は10安打ながら 2得点にとどまり、泥沼の 6連敗となった。
巨人が15年ぶりに甲子園球場で 3連勝し、阪神戦の今季勝ち越しを決めるとともに、優勝へのマジックナンバー「16」を再点灯させた。
1回、四死球で作った一死満塁の好機で亀井、村田が連続適時打。 4点を奪取し主導権を握った。
先発沢村はフォークボールに落差があり、 7回を 2失点にまとめ 4勝目を挙げた。原辰徳監督(56)のコメント。
「( 1回は)相手がやや制球を乱していたところ。この上ないスタートになった。沢村は安定感がある。ストライクゾーンを広く使えて、緩急もある。いい階段を上っている。なかなか、 3連勝はない。運もあった」。
7回裏阪神無死満塁、上本博紀内野手は左 2点適時打を放った
上本博紀内野手が 2点適時打を放った。
7回無死満塁のチャンスで、巨人沢村の 4球目を左前にはじき返した。
そこまで 0行進が続いていたが、 3安打で終止符を打った。 7回は先頭梅野が左前打で出塁。続く代打西岡の右 2塁打で、重かった球場の雰囲気が変わっていた。 1番マートンの死球で得た満塁の絶好機を生かした。
和田豊監督(後方右)の前で守備練習を行う西岡剛内野手
背中痛のため 2軍調整中だった西岡剛内野手(30)が11日、 1軍に再昇格した。
巨人戦(甲子園)の試合前練習に参加。フリー打撃で快音を響かせた後、 2塁の守備位置でノックを受けた。
和田豊監督(52)は「すべてに期待している。下( 2軍)では守っていないけど、打撃は仕上がっている。当面は代打 1本。打撃の状態はいいから。そういう(勝負どころの)起用になる」と説明。チームは 5連敗中で、 4位のDeNAに 3.5ゲーム差に迫られている。西岡は10日、ウエスタン・リーグのオリックス戦で本塁打など 2安打をマークしていた。代打の切り札としてスタンバイし、活路を開きたい。また、この日、出場選手登録日数が 8年に達し、国内フリーエージェント権を取得した。
7回裏阪神無死 1塁、右越え 2塁打を放った西岡剛内野手
どんなに苦しい状況だろうが、ファンの期待を察知し、応える能力は一級品だ。 1軍復帰したばかりの西岡が、いきなり魅せた。
出番は 0- 6の 7回無死 1塁。代打で登場し、沢村の 2球目シュートを完璧にとらえた。右翼に大飛球を放ち、あと 1メートルもあればオーバーフェンスの 2塁打をマークした。無死 2、 3塁の絶好機を築き、後続の攻撃で 2点を刻んだ。沈みっぱなしだったスタンドが沸いた。
「展開も展開なんで、いくしかないし。良かったですけどね。阪神ファンは温かい。こんな状況なのに、スタンドを埋め尽くしてくれる。打席に立つとき、雰囲気をつくってくれて、個人的にはうれしい。チームはこういう状況ですけど、一個人の西岡を応援してくれて感謝しています」。
誰も予想のできないシーズンになった。「西岡は開幕直後の守備中に福留と激突して救急搬送。肋骨(ろっこつ)骨折などの重傷から 6月下旬に 1軍復帰していたが、痛みが再発して 7月23日に 2軍降格していた。
敗戦の中の光。西岡剛内野手の復帰を待ちわびたファンは拍手喝采だった
毎日、朝から鳴尾浜で若手に混じって、再起を賭けたトレーニング。平田 2軍監督が「いるだけで若手の手本になる」と称賛するように、その背中で、若虎の鑑となり続けた。
今月 5日に実戦復帰。前日10日のウエスタン・オリックス戦(神戸サブ)で本塁打を放ったが、まだ守備にはついていない。それでも、 1軍に緊急合流させた。
泥沼から抜け出すためのカンフル剤-。そんな期待にすぐに結果で応えたのだから、さすがだ。和田監督も「流れというか雰囲気がガラッと変わった。負けはしたけど、息を吹き返した感じがある」と、その存在の大きさを語った。
「ファンはチームがこんな状況でも、一個人西岡を応援してくれる。球団も必要としてくれる。自分ができる限りのものを全力でやりたい」と西岡。受け取った声援は無駄にしない。絶対あきらめない。男気あふれる背番号7が虎の最後の希望の砦だ。
5回表巨人無死、坂本に投手強襲打を浴び、マウンド上で肩を落とす能見篤史投手
能見篤史投手は期待に応えられなかった。始まりも終わりも…。今季最後の伝統の一戦で、エースの意地を見せられなかった。首位を走る巨人の高い壁に跳ね返された。先発した能見は、 5回を 5安打 4四死球 4失点。初回に 4点を奪われ、自己ワーストを更新する今季13敗目( 7勝)を喫した。
中西投手コーチが「最後はエースにかけてみたい気持ちがある」と言ったように、今季最後の伝統の一戦を託された。
だが、 1回一死から 3四死球で満塁のピンチを招いた。 5番亀井、 6番村田に連続適時打を浴び 4失点。自ら走者を出す展開にスタンドから「逃げるな! ビビってんのか!」とヤジが飛んだ。 2回以降は立ち直ったものの 5回 5安打 4失点で降板。 5連敗中の嫌な流れを変えることはできなかった。
絶対負けられない一戦で、いきなり 4失点の能見篤史投手(右は梅野隆太郎捕手)。甲子園はため息に包まれた
「(力みとか)いろいろあったけど、よーいどんで、あれじゃあ…。初回は慎重だったけど、 4点はちょっと重い…」
大事な一戦で、いきなり自滅。試合後は自らを責めた。 1回、一死から橋本に死球を与えると、制球が乱れた。坂本、阿部には連続四球。満塁のピンチを迎えると、亀井に前進守備の 1、 2塁間を破られる 2点打を浴びた。 2、 3塁からは村田にも左前へ 2点打。 6月29日の中日戦(甲子園、 1回に 8失点)以来の初回に 4点を奪われた。
2回以降はゼロで抑えたが、変化球が多く、打者の懐を突く真っすぐは少なかった。中西投手コーチも「(打者に)向かっていけなかったな。四死球 4つ。それがすべてやな」と、厳しい言葉を述べた。
首をひねりながらベンチへ戻る能見篤史投手
自身 3度目の開幕投手を務めた 3月28日の巨人戦(東京D)も、 4点リードの 3回に 3失点。そこから崩れだし、 4回 2/3で自己ワーストの10点を失った。能見の背信で始まった、今年の伝統の一戦。ここ 2カード連続でG戦のローテから外れた後、エースとして、最終決戦を任されたが…。これで虎の 3年連続の巨人戦負け越し(11勝13敗)が決まった。
チームの連敗を 5で止め、何とか流れを変えて欲しい-。左腕は様々な重圧を背負ってはいた。「いろいろ感じながらマウンドに上がったけど、 4点はちょっと、きつい」。プレッシャーに打ち勝てなかった。だが、下を向いたままではいられない。最後まで戦い抜く。虎のエースが、このままでは終われない。
背信ピッチのエース能見篤史投手(手前)を見つめる和田監督
阪神は首位巨人に 2- 6で敗れ、今季初の 6連敗。巨人に甲子園で同一カード 3連敗するのは15年ぶりという屈辱にまみれ、ゲーム差は絶望的な 7.5に開いた。繰り返される悪夢の大失速。ファンの間に、掛布雅之GM付育成&打撃コーディネーターの監督待望論はあるが、その可能性がないことが11日、わかった。
この失望感を、どうしたらいいのか。昨年に続き、いや、昨年以上の衝撃で、 9月の大失速は繰り返された。 2年ぶりの 6連敗。そして宿敵の巨人に、本拠地甲子園で同一カード 3連敗。これは暗黒時代と呼ばれた1999年 7月16日~18日以来、「今世紀初」という歴史的な屈辱だ。
焦燥感と、殺気に満ちあふれた聖地-。グランドにはペットボトルなどが投げつけられ、「和田やめろ」の野次や、怒声が響いた。現状では、 3年契約最終年の和田監督の来季続投は、球団の基本線だ。ただ、Bクラスなら辞任覚悟の意志も、すでに指揮官は球団幹部へと示している。そんななかで、ひとつの事実が明らかになった。
それが、掛布DCの監督はない、ということだ。昨年の秋季キャンプから阪神に復帰したミスタータイガースは、その揺るぎない実績と熱いタイガース愛で、いまだファンから高い支持を得ている。「掛布待望論」は常に、巷であがっているというのが現実だ。
今季は若手の育成に尽力している掛布DCだが、来季の監督だけは、ない…
球団も、若手育成に尽力するその手腕を評価。来季入閣を検討するほどで、ならば、もしBクラス転落などという“非常事態”になった場合、その名が浮上することもあるのかと思われるが…。
球団関係者の話などを総合すると、すでに電鉄本社、球団ともに、「掛布監督」は現実的ではないという結論を出していることが、明らかになった。緊急時のリストの中に、その名前はないという。あくまで育成や選手指導の立場として来季もやって欲しいという考えであることがわかった。
それにしても…。不甲斐ない敗戦の日々だ。この日も今季最後の巨人戦でエース能見が、 1回にいきなり 4失点。跳ね返す力があるはずもない。あとは淡々と敗戦を受け入れるしかなかった。
「この 3タテも、 6連敗も、(対巨人の)カードの負け越しも、全て私の責任です」
和田監督は憔悴した様子で言葉を絞り出した。首位巨人との今季最大 7.5差はもちろん、 4位DeNAとは 3.5差。眼下の相手も敗れたためゲーム差が変わらなかったことだけが救いだが、すでにAクラスさえも危うい“進退の土俵際”に立っていることには、変わりはない。
「選手を信じて、あしたからもう 1回やっていく」と指揮官。12日からは 2位広島との対決。本社もフロントも、ファンも-。みんなが納得できるような意地を、見せて欲しい。
もう下がるにも後ろも無くなってきた…。これ以上下がって、Bクラスで終わるのか、それとも再度奮起してAクラスに留まり、日本シリーズに向かっていくのか…。
どちらにしても、時間とともにその希望も薄れてきてしまった。
今日(12日)から始まる鯉軍との試合だが、ここで 3タテを食らったらもう終わりだと思って貰わなければいけないだろう。21日まで続く13連続試合にどこまで耐えていけるのかにもかかっている。
今シーズンで、既に報道済みだが「平成の牛若丸・和田監督」の姿が見られなくなるかもしれない。もしそうなった場合の次期監督は誰なのか?早く知りたいところも有りますね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2014年 公式戦勝敗表
日程と結果 9月
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