10日阪神甲子園球場で阪神-巨人23回戦が行われ、巨人は 7回、井端の 2号ソロで同点。 8回一死 2塁、坂本の遊撃への内野安打で勝ち越した。阪神は 5連敗を喫した。
阪神がマット・マートン外野手(32)を 1番に置く新オーダーで先制し、マートンが切り込み隊長の役目を果たした。初回、 1番マートンがいきなり中前打。 2番上本博紀内野手(28)が犠打を決めると、一死 2塁のチャンスに 3番鳥谷敬内野手(33)が応えた。巨人先発菅野の初球 146キロを右翼へ適時 2塁打。 9月 4日DeNA戦以来、 5戦ぶりとなる先制点をつかんだ。
先発岩田稔投手(30)が 7回、巨人井端に同点 2号ソロを浴びた。聖地に快音が響く。マウンド上の岩田は、打球の行く末を見つめた。白球は左翼席に着弾。歓喜に沸き、オレンジ色のタオルが振り回される光景を、呆然と眺めた。痛恨の被弾。絶対に勝たなければいけない試合で、 1球に泣いた。
守護神・呉昇桓(オ・スンファン)投手(32)が今季初のビハインド登板も、期待に応えられず。 1- 2の 9回一死 3塁で代打・矢野に高めの直球を中犠飛にされ、痛い 3点目を許した。
絶対に負けられない伝統の一戦で連敗を喫し、今季 2度目の 5連敗となった和田豊監督(52)が10日の試合後、西岡剛内野手(30)の緊急昇格を決めた。西岡は10日のウエスタン・オリックス戦(神戸第二)では「 1番・DH」で先発出場し、右翼への豪快な 3ラン含む 3打数 2安打。まだ実戦での守備にはついていないが、打撃は仕上がったと判断した。記事をまとめてみました。
<阪神 1- 3巨人>◇10日◇甲子園◇23回戦
阪神は初回、 2年ぶりの 1番となったマートンが中前打。一死 2塁から 3番鳥谷の適時 2塁打で 5試合ぶりに先制した。
阪神は 4、 6回と 3塁まで走者を進めたが追加点ならず。巨人は 5回二死 2、 3塁の好機も橋本が 2ゴロに倒れた。
巨人は 7回、井端の 2号ソロで同点。 8回一死 2塁、坂本の遊撃への内野安打で勝ち越した。阪神は 5連敗を喫した。
今季ワーストに並ぶ 5連敗を喫した阪神和田豊監督は、「(マートンを、トップバッターに据えたがと問われ)ここ数試合、点が取れてなかったから。マートンはヒットも出るし、長打もあるし、 1番の経験もある。クリーンアップの前に出したいという気持ちだったけど。何かを起こす、そういう気持ちを忘れずに」とコメントした。
1回裏阪神一死 2塁、右越え適時 2塁打を放った鳥谷敬内野手
阪神がマット・マートン外野手を 1番に置く新オーダーで先制した。初回、 1番マートンがいきなり中前打。 2番上本博紀内野手が犠打を決めると、一死 2塁のチャンスに 3番鳥谷敬内野手が応えた。巨人先発菅野の初球 146キロを右翼へ適時 2塁打。 9月 4日DeNA戦以来、 5戦ぶりとなる先制点をつかんだ。
鳥谷は「菅野投手はコントロールのいいピッチャーなので、早いカウントから積極的に振っていこうと考えていました。初球からしっかりとらえられました」と喜んだ。マートンの1番起用は2012年 7月18日巨人戦(甲子園)以来 2年ぶりとなった。
1回、安打を放ったマット・マートン外野手
マートンが切り込み隊長の役目を果たした。2012年 7月18日の巨人戦(甲子園)以来 2年ぶりに 1番で起用され、 2安打。 1回に先発・菅野から中前打を放ち、先制のホームも踏んだ。
「一番最初( 1打席目)は雰囲気は違いますが、打席に入ったら、やることは一緒なので」。これで 3戦連続マルチ安打とし、打率は 0.341まで上昇。チームは勝ちきれないが、ヒットメーカーは乗ってきた。
1回、右中間に先制タイムリー 2塁打を放った鳥谷敬内野手
虎・鳥谷、先制打も守備で後悔。鳥谷だったからこそ、捕ってほしかった。 1- 1の 8回一死 2塁。坂本の鋭いゴロは鳥谷のグラブを弾き、勢いそのまま、遊撃と中堅との中間地点まで跳ねていった。
「どんな形でも止めないといけなかった。弾かれても前に落とせば、点は入ってないですから」
2走・鈴木に決勝のホームを踏まれた。過去 2度のゴールデングラブ賞に輝いた男は、試合後、後悔の念を繰り返した。
巨人、広島がマッチレースを繰り広げ、 4位・DeNAの荒い息を感じる。抜け出せぬ黒星街道の中、何とか突破口を開いた。 1回一死 2塁で右中間への適時 2塁打。「コントロールのいい投手だから、早いカウントから積極的に振っていこうと考えた」。 5試合ぶりに先制できただけに…。この悔しさは名手が最も分かっているはずだ。
7回表巨人二死、井端に左越え同点本塁打を許しグラブで口元を覆う岩田稔投手
先発岩田稔投手が 7回、巨人井端に同点 2号ソロを浴びた。
6回まで 4安打無失点と快投。 1点のリードを守っていたが、痛恨の 1発だった。
1- 0の 7回も二死までテンポよく巨人打線を封じた。 8番井端にフルカウントから 4球ファウルで粘られた。10球目、外角直球を左翼ポール際スタンドへ運ばれた。聖地に快音が響く。マウンド上の岩田は、打球の行く末を見つめた。白球は左翼席に着弾。歓喜に沸き、オレンジ色のタオルが振り回される光景を、呆然と眺めた。痛恨の被弾。絶対に勝たなければいけない試合で、 1球に泣いた。
「勝てなかったら、一緒です…」
試合後は悔しさをにじませ、足早にクラブハウスへと引き揚げた。勝たなければ-。だが、誰も左腕を責めることはできない。 6回まで無失点だ。悔いが残るとすれば、 7回の井端の打席のみ。カウント 2- 2から外角ギリギリに 138キロのツーシームを投じた。マウンドを降りかけたが、東球審の判定はボール。フルカウントからの直球をスタンドまで運ばれ、 7回 5安打 7三振 1失点でマウンドを降りた。
7回、井端(奥)に同点ソロを浴びた岩田稔投手。魔の1球だ
試合後は「勝てなかったら一緒です」と満足はなかった。
だが、 7回を 5安打 7奪三振 1失点。イニング数は今季通算 126回 2/3となり、規定投球回に到達。防御率2.70でリーグ 2位( 1位は巨人・菅野の2.52)に躍り出た左腕を、中西投手コーチも「岩田はよかった。井端の一発が仕方がない。きょうは岩田を責められないだろう」とかばった。
課題も克服した。最近2試合は序盤に得点を奪われていたが、この日はゼロ。取り組んだ調整法が好投につながった。前回登板の 3日のDeNA戦(甲子園)後、ブルペン投球の日以外は、ダッシュ後にキャッチボールを行った。これまでとは逆の順番のメニュー。その意図を山口投手コーチは「走った後に投げるのは、イニングの序盤を抑えたいという意識じゃないか」と説明した。疲れがある状態での投球で、上体と下半身のバランスも再確認し、本来の姿を取り戻した。
お預けとなった2008年以来の 2桁勝利。次こそ、達成する。
1点ビハインドの 9回途中からマウンドに上がった守護神・呉昇桓投手
守護神・呉昇桓投手が今季初のビハインド登板も、期待に応えられ
ず。 1- 2の 9回一死 3塁の窮地でリリーフしたが、代打・矢野に高めの直球を中犠飛にされ、痛い 3点目を許した。「高さが中途半端になってしまった。もっと高くいくか、低くいくべきだった」。イニング途中から送り出した和田監督は「最少得失点差で次の回を迎えたかった。あとの投手が苦しい場面での登板になってしまった」とかばった。
打線の大幅組み替えも1点しか奪えず、5連敗の和田豊監督。試合後、西岡の緊急昇格を決めた
絶対に負けられない伝統の一戦で連敗を喫し、今季 2度目の 5連敗となった和田豊監督が10日の試合後、西岡剛内野手の緊急昇格を決めた。首位とは 6.5差まで開き、 4位DeNAには 3.5差。クライマックスシリーズ(CS)進出危機が迫る中、西岡を最後の起爆剤として甲子園に呼び、最後のあがきを見せる。
まだ空が青い時間帯によぎった夢は藻くずと消えた。試合後のグラウンドには、ペットボトルにゴミ袋…。ふがいない逆転負けにカミナリ様をも怒らせたか、強烈な雷鳴まで響いた。打線の大幅組み替えも実らない5連敗で、巨人に 6.5差。どんなに楽観的に考えても、もうムリだ。CS進出が、現実的な目標に切り替わった。
ウエスタンで 3ランを含む 2安打を放った西岡剛内野手。準備が整った
和田監督は「絶対にそういう(意地を見せる)気持ちでいかないといけないというか、いく」とファイティングポーズを崩さなかったが…。マートンを 2年ぶりに 1番に起用し、 2番上本、 5番新井と打線を大幅に入れ替えたが、 1回の鳥谷の適時 2塁打による 1点のみ。勝負手が空回りした指揮官は最後のカンフル剤を打つ。背中の張りで離脱していた西岡を11日に緊急昇格させることを決めた。
西岡は10日のウエスタン・オリックス戦(神戸第二)では「 1番・DH」で先発出場し、右翼への豪快な 3ラン含む 3打数 2安打。まだ実戦での守備にはついていないが、打撃は仕上がったと判断した。代打として、代走として、何よりムードメーカーとして、背番号「7」を呼ぶ。開幕カードの巨人戦で大けがを負い、長期離脱も経験した。復活に懸ける思いは誰よりも強い。瀕死の虎を救う。
ベンチに戻る和田豊監督
西岡に頼らざるを得ないほど、情けないぐらいの空回りだった。和田監督は「ちがう風が吹いたけど…。あと 1本というところ」と 9月恒例となった嘆き節。福留と伊藤隼の守備位置を直前訂正するなどメンバー表の不具合もあった。 6回無死 3塁では 5番に起用した新井貴浩、福留、伊藤隼太と凡退。追加点を奪えなかった。投手起用も後手後手を踏んだ。
広島が勝ったため 2位との差も 3.5に広がった。11日にも自力2位の可能性が消滅する。このまま 3位でCS本拠地開催を逃せば、球団は営業面でも大打撃を受けることになる。振り返れば 4位DeNAとの差も 3.5とさらに迫った。Bクラスなら辞任覚悟の契約最終年、和田監督にとって、状況は日々悪くなる。
「このあいだも言ったが何かを起こすという気持ちを忘れず、あした臨みたい」
9年ぶりのV奪回は、もう望みようもない。ただ、絶対に、絶対にCS進出ラインは死守せねばならない。希望とも言えるほど明るい目標ではないが、帰ってくる西岡にすべてを託す。
学生時代には「東都の星・亜細亜魂」、プロに入ってからは「星野魂」で鍛えられてきた井端だからこそ目が放せない選手だった。そんな選手にやられたのだから何も言えないだろう…
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2014年 公式戦勝敗表
日程と結果 9月
阪神戦を見るなら「虎テレ TORATELE」だ!交流戦全24試合放送します!
阪神タイガース主催試合をスマートフォンでご覧いただける公式動画配信サービスです。
阪神タイガースでは、球団公式動画配信サービス「虎テレ」において、従来からの阪神タイガース主催全試合に加えて、2013年度の日本生命セ・パ交流戦での阪神ビジター試合(全12試合)を配信することを決定いたしました。
この取組みは、パシフィックリーグマーケティング株式会社が運営する、インターネットライブ動画配信サービス「パ・リーグTV」との協力で実現したもので、スマートフォンでの有料インターネットライブ配信の他、PC・タブレット・スマートフォンでの試合後のイニングVOD配信も行います。
プレイボール(※)からヒーローインタビューまで見ることができる「ライブ中継」や、見たいシーンを検索することができる「シーン検索」、ファンのみなさんの感情が反映される「熱狂メーター!!」など、様々なコンテンツを搭載した新感覚の動画配信サービスです。
※実際の試合から5分程度遅れての放送となります。
決済方法は、クレジットカードのほか、各キャリア決済にも対応。テレビ中継をなかなか見ることができない方、中継を何度も見直して勝利試合の余韻に浸りたい方、野球技術の勉強をしたい方、ヒイキの選手の笑顔をたくさん見たい方、タイガースファン必見です!!
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ニッポン放送では、夕方 5時30分からの「ショウアップスポーツ」の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
夕方5時30分から(土は5時50分から)、完全実況中継!
まるでスタジアムにいるかのような興奮と感動をお届けします!!
江本孟紀、関根潤三、若松勉、大矢明彦、田尾安志、達川光男、野村弘樹、宮本和知、
高津臣吾・初芝清・・・一流解説陣が連日登場!
18時少し前と19時,20時の時報の後にクイズが有ります。
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阪神がマット・マートン外野手(32)を 1番に置く新オーダーで先制し、マートンが切り込み隊長の役目を果たした。初回、 1番マートンがいきなり中前打。 2番上本博紀内野手(28)が犠打を決めると、一死 2塁のチャンスに 3番鳥谷敬内野手(33)が応えた。巨人先発菅野の初球 146キロを右翼へ適時 2塁打。 9月 4日DeNA戦以来、 5戦ぶりとなる先制点をつかんだ。
先発岩田稔投手(30)が 7回、巨人井端に同点 2号ソロを浴びた。聖地に快音が響く。マウンド上の岩田は、打球の行く末を見つめた。白球は左翼席に着弾。歓喜に沸き、オレンジ色のタオルが振り回される光景を、呆然と眺めた。痛恨の被弾。絶対に勝たなければいけない試合で、 1球に泣いた。
守護神・呉昇桓(オ・スンファン)投手(32)が今季初のビハインド登板も、期待に応えられず。 1- 2の 9回一死 3塁で代打・矢野に高めの直球を中犠飛にされ、痛い 3点目を許した。
絶対に負けられない伝統の一戦で連敗を喫し、今季 2度目の 5連敗となった和田豊監督(52)が10日の試合後、西岡剛内野手(30)の緊急昇格を決めた。西岡は10日のウエスタン・オリックス戦(神戸第二)では「 1番・DH」で先発出場し、右翼への豪快な 3ラン含む 3打数 2安打。まだ実戦での守備にはついていないが、打撃は仕上がったと判断した。記事をまとめてみました。
<阪神 1- 3巨人>◇10日◇甲子園◇23回戦
阪神は初回、 2年ぶりの 1番となったマートンが中前打。一死 2塁から 3番鳥谷の適時 2塁打で 5試合ぶりに先制した。
阪神は 4、 6回と 3塁まで走者を進めたが追加点ならず。巨人は 5回二死 2、 3塁の好機も橋本が 2ゴロに倒れた。
巨人は 7回、井端の 2号ソロで同点。 8回一死 2塁、坂本の遊撃への内野安打で勝ち越した。阪神は 5連敗を喫した。
今季ワーストに並ぶ 5連敗を喫した阪神和田豊監督は、「(マートンを、トップバッターに据えたがと問われ)ここ数試合、点が取れてなかったから。マートンはヒットも出るし、長打もあるし、 1番の経験もある。クリーンアップの前に出したいという気持ちだったけど。何かを起こす、そういう気持ちを忘れずに」とコメントした。
1回裏阪神一死 2塁、右越え適時 2塁打を放った鳥谷敬内野手
阪神がマット・マートン外野手を 1番に置く新オーダーで先制した。初回、 1番マートンがいきなり中前打。 2番上本博紀内野手が犠打を決めると、一死 2塁のチャンスに 3番鳥谷敬内野手が応えた。巨人先発菅野の初球 146キロを右翼へ適時 2塁打。 9月 4日DeNA戦以来、 5戦ぶりとなる先制点をつかんだ。
鳥谷は「菅野投手はコントロールのいいピッチャーなので、早いカウントから積極的に振っていこうと考えていました。初球からしっかりとらえられました」と喜んだ。マートンの1番起用は2012年 7月18日巨人戦(甲子園)以来 2年ぶりとなった。
1回、安打を放ったマット・マートン外野手
マートンが切り込み隊長の役目を果たした。2012年 7月18日の巨人戦(甲子園)以来 2年ぶりに 1番で起用され、 2安打。 1回に先発・菅野から中前打を放ち、先制のホームも踏んだ。
「一番最初( 1打席目)は雰囲気は違いますが、打席に入ったら、やることは一緒なので」。これで 3戦連続マルチ安打とし、打率は 0.341まで上昇。チームは勝ちきれないが、ヒットメーカーは乗ってきた。
1回、右中間に先制タイムリー 2塁打を放った鳥谷敬内野手
虎・鳥谷、先制打も守備で後悔。鳥谷だったからこそ、捕ってほしかった。 1- 1の 8回一死 2塁。坂本の鋭いゴロは鳥谷のグラブを弾き、勢いそのまま、遊撃と中堅との中間地点まで跳ねていった。
「どんな形でも止めないといけなかった。弾かれても前に落とせば、点は入ってないですから」
2走・鈴木に決勝のホームを踏まれた。過去 2度のゴールデングラブ賞に輝いた男は、試合後、後悔の念を繰り返した。
巨人、広島がマッチレースを繰り広げ、 4位・DeNAの荒い息を感じる。抜け出せぬ黒星街道の中、何とか突破口を開いた。 1回一死 2塁で右中間への適時 2塁打。「コントロールのいい投手だから、早いカウントから積極的に振っていこうと考えた」。 5試合ぶりに先制できただけに…。この悔しさは名手が最も分かっているはずだ。
7回表巨人二死、井端に左越え同点本塁打を許しグラブで口元を覆う岩田稔投手
先発岩田稔投手が 7回、巨人井端に同点 2号ソロを浴びた。
6回まで 4安打無失点と快投。 1点のリードを守っていたが、痛恨の 1発だった。
1- 0の 7回も二死までテンポよく巨人打線を封じた。 8番井端にフルカウントから 4球ファウルで粘られた。10球目、外角直球を左翼ポール際スタンドへ運ばれた。聖地に快音が響く。マウンド上の岩田は、打球の行く末を見つめた。白球は左翼席に着弾。歓喜に沸き、オレンジ色のタオルが振り回される光景を、呆然と眺めた。痛恨の被弾。絶対に勝たなければいけない試合で、 1球に泣いた。
「勝てなかったら、一緒です…」
試合後は悔しさをにじませ、足早にクラブハウスへと引き揚げた。勝たなければ-。だが、誰も左腕を責めることはできない。 6回まで無失点だ。悔いが残るとすれば、 7回の井端の打席のみ。カウント 2- 2から外角ギリギリに 138キロのツーシームを投じた。マウンドを降りかけたが、東球審の判定はボール。フルカウントからの直球をスタンドまで運ばれ、 7回 5安打 7三振 1失点でマウンドを降りた。
7回、井端(奥)に同点ソロを浴びた岩田稔投手。魔の1球だ
試合後は「勝てなかったら一緒です」と満足はなかった。
だが、 7回を 5安打 7奪三振 1失点。イニング数は今季通算 126回 2/3となり、規定投球回に到達。防御率2.70でリーグ 2位( 1位は巨人・菅野の2.52)に躍り出た左腕を、中西投手コーチも「岩田はよかった。井端の一発が仕方がない。きょうは岩田を責められないだろう」とかばった。
課題も克服した。最近2試合は序盤に得点を奪われていたが、この日はゼロ。取り組んだ調整法が好投につながった。前回登板の 3日のDeNA戦(甲子園)後、ブルペン投球の日以外は、ダッシュ後にキャッチボールを行った。これまでとは逆の順番のメニュー。その意図を山口投手コーチは「走った後に投げるのは、イニングの序盤を抑えたいという意識じゃないか」と説明した。疲れがある状態での投球で、上体と下半身のバランスも再確認し、本来の姿を取り戻した。
お預けとなった2008年以来の 2桁勝利。次こそ、達成する。
1点ビハインドの 9回途中からマウンドに上がった守護神・呉昇桓投手
守護神・呉昇桓投手が今季初のビハインド登板も、期待に応えられ
ず。 1- 2の 9回一死 3塁の窮地でリリーフしたが、代打・矢野に高めの直球を中犠飛にされ、痛い 3点目を許した。「高さが中途半端になってしまった。もっと高くいくか、低くいくべきだった」。イニング途中から送り出した和田監督は「最少得失点差で次の回を迎えたかった。あとの投手が苦しい場面での登板になってしまった」とかばった。
打線の大幅組み替えも1点しか奪えず、5連敗の和田豊監督。試合後、西岡の緊急昇格を決めた
絶対に負けられない伝統の一戦で連敗を喫し、今季 2度目の 5連敗となった和田豊監督が10日の試合後、西岡剛内野手の緊急昇格を決めた。首位とは 6.5差まで開き、 4位DeNAには 3.5差。クライマックスシリーズ(CS)進出危機が迫る中、西岡を最後の起爆剤として甲子園に呼び、最後のあがきを見せる。
まだ空が青い時間帯によぎった夢は藻くずと消えた。試合後のグラウンドには、ペットボトルにゴミ袋…。ふがいない逆転負けにカミナリ様をも怒らせたか、強烈な雷鳴まで響いた。打線の大幅組み替えも実らない5連敗で、巨人に 6.5差。どんなに楽観的に考えても、もうムリだ。CS進出が、現実的な目標に切り替わった。
ウエスタンで 3ランを含む 2安打を放った西岡剛内野手。準備が整った
和田監督は「絶対にそういう(意地を見せる)気持ちでいかないといけないというか、いく」とファイティングポーズを崩さなかったが…。マートンを 2年ぶりに 1番に起用し、 2番上本、 5番新井と打線を大幅に入れ替えたが、 1回の鳥谷の適時 2塁打による 1点のみ。勝負手が空回りした指揮官は最後のカンフル剤を打つ。背中の張りで離脱していた西岡を11日に緊急昇格させることを決めた。
西岡は10日のウエスタン・オリックス戦(神戸第二)では「 1番・DH」で先発出場し、右翼への豪快な 3ラン含む 3打数 2安打。まだ実戦での守備にはついていないが、打撃は仕上がったと判断した。代打として、代走として、何よりムードメーカーとして、背番号「7」を呼ぶ。開幕カードの巨人戦で大けがを負い、長期離脱も経験した。復活に懸ける思いは誰よりも強い。瀕死の虎を救う。
ベンチに戻る和田豊監督
西岡に頼らざるを得ないほど、情けないぐらいの空回りだった。和田監督は「ちがう風が吹いたけど…。あと 1本というところ」と 9月恒例となった嘆き節。福留と伊藤隼の守備位置を直前訂正するなどメンバー表の不具合もあった。 6回無死 3塁では 5番に起用した新井貴浩、福留、伊藤隼太と凡退。追加点を奪えなかった。投手起用も後手後手を踏んだ。
広島が勝ったため 2位との差も 3.5に広がった。11日にも自力2位の可能性が消滅する。このまま 3位でCS本拠地開催を逃せば、球団は営業面でも大打撃を受けることになる。振り返れば 4位DeNAとの差も 3.5とさらに迫った。Bクラスなら辞任覚悟の契約最終年、和田監督にとって、状況は日々悪くなる。
「このあいだも言ったが何かを起こすという気持ちを忘れず、あした臨みたい」
9年ぶりのV奪回は、もう望みようもない。ただ、絶対に、絶対にCS進出ラインは死守せねばならない。希望とも言えるほど明るい目標ではないが、帰ってくる西岡にすべてを託す。
学生時代には「東都の星・亜細亜魂」、プロに入ってからは「星野魂」で鍛えられてきた井端だからこそ目が放せない選手だった。そんな選手にやられたのだから何も言えないだろう…
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
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江本孟紀、関根潤三、若松勉、大矢明彦、田尾安志、達川光男、野村弘樹、宮本和知、
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