16日東京ドームでセ・リーグCSファイナルステージ:巨人-阪神第 2戦が行われ、巨人は 7回に井端が 2ランを放つが、反撃もここまで。阪神は継投で逃げ切り 2連勝。これで対戦成績を 2勝 1敗とした。
すべてはここから始まった。初回の先頭打席。西岡剛内野手(30)は自分の使命を重々承知だった。試合を決めた鮮やかな先制劇。その幕開けにふさわしい一打だった。
上本博紀内野手(28)がチームに 2日連続の先制点をもたらした。
2点リードの 5回無死 1塁。上本は巨人沢村拓一投手の 145キロを頭部に食らい、その場に倒れ込んだ。なんとか起き上がったものの 1度はベンチへ。阪神打線が上本博紀内野手の姿に奮起した。
早稲田大學の後輩・上本が倒れこむ瞬間を、チームの中で誰よりも近くでみた。鳥谷敬内野手(33)が 2日連続の適時打でリードを広げた。
岩田稔投手(30)が 7回 6安打 2失点で白星をつかんだ。
まさに守護神や!!呉昇桓(オ・スンファン)投手(32)が、巨人とのファイナルステージ第 2戦の九回に登板し、無失点に抑えて 3点リードを守った。これでクライマックスシリーズ(CS)は広島とのファーストステージ( 2試合)を含めて 4試合すべてマウンドに上がり、計 6回を無失点。ファイナル突破へ、まだまだ頼んまっせ!!記事をまとめてみました。
<セCSファイナルステージ:巨人 2- 5阪神>◇第 2戦◇16日◇東京ドーム
巨人先発は沢村、阪神は岩田。阪神は 3回、上本、鳥谷の連続適時打で 2点先制。巨人はその裏、一死満塁の好機で橋本が併殺打。
沢村は 5回無死 1塁、上本の頭部に死球を与え危険球退場。阪神は代わった久保から鳥谷、マートンが適時打を放ち、 3点を追加。
巨人は 7回に井端が 2ランを放つが、反撃もここまで。阪神は継投で逃げ切り 2連勝。これで対戦成績を 2勝 1敗とした。
5回、沢村拓一投手から頭部に死球を受けた上本博紀内野手。このあと鳥谷敬内野手&マートンが適時打を放ち、 3点を呼び込んだ
Gに連勝や!!ファイナルステージ第 2戦は、 2位の阪神が、優勝の巨人に 5- 2で勝ち、通算 2勝 1敗(巨人に 1勝のアドバンテージ)とした。 3回に先制打を放った上本博紀内野手は 5回、頭部に死球を受けたが、ド根性で出場しつづけ、虎に勝利を呼び込んだ。 9年ぶりの日本シリーズ進出まで、あと 2勝や!!
9回を抑え、鶴岡一成捕手(右)とタッチを交わす呉昇桓投手
すべてはここから始まった。初回の先頭打席。西岡剛内野手は自分の使命を重々承知だった。「 1番バッターですし、初回の攻撃が重要だから」。試合を決めた鮮やかな先制劇。その幕開けにふさわしい一打だった。
「今日はその仕事ができたと思う」
敵地に乗り込んだ阪神にとって、勝敗を左右する打席になった。先発内海の 3球目。甘く入った変化球を捉えると、ライナーが左前に弾んだ。打線にリズムが生まれると、その後わずか 2球で本塁までかえってきた。
1回表阪神無死、先制の口火となる左前打を放った西岡剛内野手
常々和田監督が「やっぱりツヨシが出ることで非常にチームも、スタンドも盛り上がるのでね」と言ってきた存在感。試合後、期待に応えた西岡の表情には充実感があった。
ファーストステージ第 2戦の猛打賞に続く、マルチ安打をマーク。試合後はベンチ裏からの長い通路を歩きながら、結果への満足を口にした。それでもロッテ時代、シーズン 3位からの日本一を成し遂げた男は途中からトーンを変えた。
「もう気持ちは切り替わっている。このシリーズが終わって勝って喜びたいから。冷静にいきたい」
阪神の現状も過去の記憶に重なり始めただろう。リードオフマンとして、気を抜くことはない。
3回表阪神一死 1、 2塁、先制の適時打を放った上本博紀内野手
上本博紀内野手がチームに 2日連続の先制点をもたらした。
0- 0の 3回一死から巨人沢村が突如乱調。 9番岩田が四球を選び、 1番西岡が 3塁内野安打でつなぐと一死 1、 2塁で打席が回ってきた。 2球で追い込まれながらも、 5球目の 146キロを中前へ。 2塁走者岩田の好走塁もあり、適時打となった。
「簡単に追い込まれてしまいましたが形どうこうより、とにかく食らいつくだけだと思って打ちに行きました。岩田さんがよく走ってくれました」。チームの勢いを持続させる先制点が入った。
倒れ込んだ上本博紀内野手の背中に手を当てて心配そうに見つめる和田豊監督
阪神打線が上本博紀内野手の姿に奮起した。
2点リードの 5回無死 1塁。上本は巨人沢村拓一投手の 145キロを頭部に食らい、その場に倒れ込んだ。なんとか起き上がったものの 1度はベンチへ。
治療後、再びグラウンドに姿を見せるとスタンドから大歓声で出迎えられた。無死 1、 2塁。マウンドには危険球退場となった沢村に代わり、久保が上がった。
そこですぐさま 3番鳥谷が「ピッチャーが交代してすぐでしたが、チャンスだったので初球から思い切っていきました」と中前適時打。
一死 2、 3塁からは 5番マートンも左前への 2点適時打で続いた。貴重な中押し 3得点で、リードを 5点に広げた。
上本博紀内野手が 3回に先制打を放ち、チームに勝利を呼びこんだ
歓声や拍手だけではなかった。プレー続行にドームがどよめく。右翼席の巨人ファンからも惜しみない声援が送られた。G倒への執念だ。上本の魂が、ナインのハートに火をつけた。
「大丈夫です。大丈夫です」
試合後は、普段通りに歩いた。衝撃の場面は五回無死一塁だ。左頭部を白球が襲った。沢村の「危険球退場」よりも、場内の視線は、打席に倒れたまま。誰もが交代を想像した。トレーナーに付き添われてベンチへ歩いた背番号4は、このあと自分の足でグラウンドに戻った。
「こめかみのところです。(脳しんとうは)多少です。(次の打席も)怖さはなかったです」
上本のド根性にナインは燃えないわけがなかった。このあと鳥谷、マートンが適時打を放ち、 3得点。上本も 4点目のホームを踏んだ。 3回一死 1、 2塁で中前へ先制適時打。 1巡目に苦戦した沢村の速球をはじき返して突破口を開いた。「形どうこうより、とにかく食らいついていくだけだと思って打ちにいきました」。決勝点はこの一打だった。
5回表阪神、沢村投手から頭部に死球を受け治療のためベンチに戻る上本博紀内野手
目立つことが嫌い。進んで前に出ることはないが、選手会長の今季は節目のスピーチも仕事だ。つい、関係者に耳打ちすることもある。「何を話せばいいか分からないから教えて」。それでも、直後に言い直す。「やっぱり自分で考える」。内に秘めた自覚と闘志は確か。静かな戦士が、熱い本能をさらけ出し、ナインも応えた。
試合後、権田トレーナーは「後々のこともあるので。検査には行く予定です」と説明。場所が場所だけに、本来なら試合中に病院に直行して診察を受けることも考えられたが…。まさに2008年 5月 7日の巨人戦(東京D)で後頭部に死球を受けて倒れ込んだが、グラウンドに復帰し、次の打席で本塁打を放った金本を彷彿させる。
体を張って守るなど気合のプレーを続けた上本博紀内野手
虎の前には巨人の壁が立ちはだかった。 4.5差で追う阪神は 9月 9日からの巨人戦(甲子園)に 3連敗。リーグ優勝は絶望的となった。昨年も 8月下旬に 3連敗を喫し、V争いから大きく後退。1973年には巨人とのシーズン最終戦に敗れ、あと一歩のところでV逸するなど過去に苦い歴史も。そんな相手に連勝し、星ひとつリード。 1位に 1勝のアドバンテージが与えられる現制度で、 2位から日本シリーズへの切符をつかめばセ・リーグ史上初だ。下克上まで残り 2つ。
「いい雰囲気でできているんで、あしたも取りたい」と和田監督。王手を目指し、さあ第 3戦。痛みも吹き飛ばす集中力の先に、必ず歓喜が待っている。
3回表阪神、右前適時打を放った鳥谷敬内野手
鳥谷敬内野手が 2日連続の適時打でリードを広げた。
早稲田大學の後輩・上本が倒れこむ瞬間を、チームの中で誰よりも近くでみた。虎党が一気にヒートアップするのを肌で感じた。鳥谷がネクストから歩き出し、狙い打った。
2番上本の適時打で 1点を先制した直後の 3回一死 2、 3塁。イケイケムードに乗っかり、 1、 2塁間を鋭い打球で破った。
「投手が交代してすぐでしたが、チャンスだったので、初球から思いきっていきました」
5回、上本が頭部死球を受けた直後にタイムリーを放った鳥谷敬内野手。初球を狙った
5回無死 1、 2塁。沢村が危険球退場を命じられ、久保と対峙することになった。内角を突きにくい状況は分かっていた。外寄りにきた 139キロ直球を見逃さない。投手の足下を抜ける、センター返しの手本のような打球で 3塁走者西岡が生還する右前適時打でリードを 2点に。前日15日には 1回に先制の適時 2塁打を放っており、連夜の活躍だった。
「相手が前進守備を敷いていたので、前に飛ばせばなんとかなると思って打ちにいきました」と振り返った。
上本については「(負傷交代することなく)そのまま出てきましたしね」とクールな表情を装ったが、それも鳥谷流のゲキでもあろう。今季、足への不安を抱えながらも 3年連続フルイニング出場達成。一流のアスリートならではの鉄人道を日々後輩に教えている。遠征先での早出ウエートも鳥谷が出かけ、上本が追いかける。これが日常である。だからこそ、心配する必要はない。
5回、マット・マートン外野手も鳥谷敬内野手に続いてタイムリー。試合をリードを広げた
鳥谷の適時打に 5番・マートンも続いた。一死後、バットを折られながらも左前への 2点打。
「 1試合、 1試合、大事にいきたい。(2012年のCSで)中日が 3連勝した後に(巨人に)負けたこともあった。まず、明日の試合だ」
試合前の全体アップに遅れたため、異変かと報道陣は色めき立ったが「大丈夫。大丈夫」とシャットアウトした。激闘のシーズンを終えた後に続くポストシーズンは自分との戦いでもある。
鳥谷は 1点リードの 3回一死 2、 3塁でもフォークを 1、 2塁間に運び、 2試合連続適時打をマークした。体の状態などからシーズン終了後の宮崎フェニックス・リーグの出場を辞退したが「時間ももらったし、試合からは離れたけど、いい形で入れている」と好結果を呼び込んでいる。さあ一気に王手へ。キャプテンと安打製造機が虎を 9年ぶりの日本シリーズへ連れていく。t>
巨人に勝利し呉昇桓投手からウイニングボールをもらう岩田稔投手
岩田稔投手が 7回 6安打 2失点で白星をつかんだ。
3回に自らの失策で招いた一死満塁のピンチを併殺で切り抜けると、勢いに乗った。「走者を背負いながらの投球になりましたが、自分の投球といえば、自分の投球でした。先に点をやらないようにと思って投げました。勝つには失点がない方がいいので、ゼロを並べられるよう頑張って投げました」とコメントした。
9回に登板した呉昇桓投手。CS全4試合で6イニング無失点の好投だ
まさに守護神や!!呉昇桓投手が、巨人とのファイナルステージ第 2戦の九回に登板し、無失点に抑えて 3点リードを守った。これでCSは広島とのファーストステージ( 2試合)を含めて 4試合すべてマウンドに上がり、計 6回を無失点。ファイナル突破へ、まだまだ頼んまっせ!!
疲労なんて、関係ない。声がかかれば、静かにうなずき、宿敵相手に魂を焦がす。それが、男気。韓流守護神の流儀だ。呉昇桓が剛腕を振り抜き、連夜のG倒星を完結させた。
「シーズン中も3連投、4連投が基本だから、いまのところ問題ないよ」
すがすがしい表情に充実感が漂う。 3点を守る 9回。さっそうとマウンドに上がった。先頭のアンダーソンを右飛。続く村田には中前打を許した。それでも、井端を 150キロの直球で空振り三振に斬ると、ロペスも 140キロのカットボールで遊ゴロに打ち取り、ゲームセットだ。CSファーストステージから全 4試合に登板して、 3セーブ目。シーズン当初は受けなかった入念なマッサージを連日施し、“激務”をこなしている。
9回一死 1塁で、井端弘和内野手を空振り三振に仕留めた呉昇桓投手
燃える材料もあった。前日15日。海の向こうから、熱いメッセージが届いた。昨季まで所属していた韓国サムスンがリーグ 4連覇の偉業を成し遂げた。
「個人の能力が高いし、チームワークもいいから、いい成績が出ると思っていたよ」。うれしかった。かつての仲間たちにいまも愛用する韓国サムスン電子製のスマートフォンでメールを送った。もちろん、古巣に在籍し、尊敬する林昌勇(イム・チャンヨン)投手(元ヤクルト)にも祝福の連絡を入れた。
「おめでとうございます」
すると、間髪いれずに返信が来た。
「お前も、いま一生懸命戦っているんだから、日本一になって帰ってこい!!」
心が奮えた。活力がみなぎった。ことある事に激励してくれる先輩との約束を果たしたい-ただ、まだ道のりが長いことを忘れてはいない。日本シリーズへ、 1勝のリードを得たが、プレーオフ男は勝ってかぶとの緒を締めた。
「それはこれから、もっとやってみないとわからないから」
このスタンスが頼もしい。やはり、助っ人史上最多のシーズン39セーブを挙げたタイトルホルダーは伊達じゃない。
阪神には、このまま進んで行って欲しいですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2014年 公式戦勝敗表
CS日程と結果
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すべてはここから始まった。初回の先頭打席。西岡剛内野手(30)は自分の使命を重々承知だった。試合を決めた鮮やかな先制劇。その幕開けにふさわしい一打だった。
上本博紀内野手(28)がチームに 2日連続の先制点をもたらした。
2点リードの 5回無死 1塁。上本は巨人沢村拓一投手の 145キロを頭部に食らい、その場に倒れ込んだ。なんとか起き上がったものの 1度はベンチへ。阪神打線が上本博紀内野手の姿に奮起した。
早稲田大學の後輩・上本が倒れこむ瞬間を、チームの中で誰よりも近くでみた。鳥谷敬内野手(33)が 2日連続の適時打でリードを広げた。
岩田稔投手(30)が 7回 6安打 2失点で白星をつかんだ。
まさに守護神や!!呉昇桓(オ・スンファン)投手(32)が、巨人とのファイナルステージ第 2戦の九回に登板し、無失点に抑えて 3点リードを守った。これでクライマックスシリーズ(CS)は広島とのファーストステージ( 2試合)を含めて 4試合すべてマウンドに上がり、計 6回を無失点。ファイナル突破へ、まだまだ頼んまっせ!!記事をまとめてみました。
<セCSファイナルステージ:巨人 2- 5阪神>◇第 2戦◇16日◇東京ドーム
巨人先発は沢村、阪神は岩田。阪神は 3回、上本、鳥谷の連続適時打で 2点先制。巨人はその裏、一死満塁の好機で橋本が併殺打。
沢村は 5回無死 1塁、上本の頭部に死球を与え危険球退場。阪神は代わった久保から鳥谷、マートンが適時打を放ち、 3点を追加。
巨人は 7回に井端が 2ランを放つが、反撃もここまで。阪神は継投で逃げ切り 2連勝。これで対戦成績を 2勝 1敗とした。
5回、沢村拓一投手から頭部に死球を受けた上本博紀内野手。このあと鳥谷敬内野手&マートンが適時打を放ち、 3点を呼び込んだ
Gに連勝や!!ファイナルステージ第 2戦は、 2位の阪神が、優勝の巨人に 5- 2で勝ち、通算 2勝 1敗(巨人に 1勝のアドバンテージ)とした。 3回に先制打を放った上本博紀内野手は 5回、頭部に死球を受けたが、ド根性で出場しつづけ、虎に勝利を呼び込んだ。 9年ぶりの日本シリーズ進出まで、あと 2勝や!!
9回を抑え、鶴岡一成捕手(右)とタッチを交わす呉昇桓投手
すべてはここから始まった。初回の先頭打席。西岡剛内野手は自分の使命を重々承知だった。「 1番バッターですし、初回の攻撃が重要だから」。試合を決めた鮮やかな先制劇。その幕開けにふさわしい一打だった。
「今日はその仕事ができたと思う」
敵地に乗り込んだ阪神にとって、勝敗を左右する打席になった。先発内海の 3球目。甘く入った変化球を捉えると、ライナーが左前に弾んだ。打線にリズムが生まれると、その後わずか 2球で本塁までかえってきた。
1回表阪神無死、先制の口火となる左前打を放った西岡剛内野手
常々和田監督が「やっぱりツヨシが出ることで非常にチームも、スタンドも盛り上がるのでね」と言ってきた存在感。試合後、期待に応えた西岡の表情には充実感があった。
ファーストステージ第 2戦の猛打賞に続く、マルチ安打をマーク。試合後はベンチ裏からの長い通路を歩きながら、結果への満足を口にした。それでもロッテ時代、シーズン 3位からの日本一を成し遂げた男は途中からトーンを変えた。
「もう気持ちは切り替わっている。このシリーズが終わって勝って喜びたいから。冷静にいきたい」
阪神の現状も過去の記憶に重なり始めただろう。リードオフマンとして、気を抜くことはない。
3回表阪神一死 1、 2塁、先制の適時打を放った上本博紀内野手
上本博紀内野手がチームに 2日連続の先制点をもたらした。
0- 0の 3回一死から巨人沢村が突如乱調。 9番岩田が四球を選び、 1番西岡が 3塁内野安打でつなぐと一死 1、 2塁で打席が回ってきた。 2球で追い込まれながらも、 5球目の 146キロを中前へ。 2塁走者岩田の好走塁もあり、適時打となった。
「簡単に追い込まれてしまいましたが形どうこうより、とにかく食らいつくだけだと思って打ちに行きました。岩田さんがよく走ってくれました」。チームの勢いを持続させる先制点が入った。
倒れ込んだ上本博紀内野手の背中に手を当てて心配そうに見つめる和田豊監督
阪神打線が上本博紀内野手の姿に奮起した。
2点リードの 5回無死 1塁。上本は巨人沢村拓一投手の 145キロを頭部に食らい、その場に倒れ込んだ。なんとか起き上がったものの 1度はベンチへ。
治療後、再びグラウンドに姿を見せるとスタンドから大歓声で出迎えられた。無死 1、 2塁。マウンドには危険球退場となった沢村に代わり、久保が上がった。
そこですぐさま 3番鳥谷が「ピッチャーが交代してすぐでしたが、チャンスだったので初球から思い切っていきました」と中前適時打。
一死 2、 3塁からは 5番マートンも左前への 2点適時打で続いた。貴重な中押し 3得点で、リードを 5点に広げた。
上本博紀内野手が 3回に先制打を放ち、チームに勝利を呼びこんだ
歓声や拍手だけではなかった。プレー続行にドームがどよめく。右翼席の巨人ファンからも惜しみない声援が送られた。G倒への執念だ。上本の魂が、ナインのハートに火をつけた。
「大丈夫です。大丈夫です」
試合後は、普段通りに歩いた。衝撃の場面は五回無死一塁だ。左頭部を白球が襲った。沢村の「危険球退場」よりも、場内の視線は、打席に倒れたまま。誰もが交代を想像した。トレーナーに付き添われてベンチへ歩いた背番号4は、このあと自分の足でグラウンドに戻った。
「こめかみのところです。(脳しんとうは)多少です。(次の打席も)怖さはなかったです」
上本のド根性にナインは燃えないわけがなかった。このあと鳥谷、マートンが適時打を放ち、 3得点。上本も 4点目のホームを踏んだ。 3回一死 1、 2塁で中前へ先制適時打。 1巡目に苦戦した沢村の速球をはじき返して突破口を開いた。「形どうこうより、とにかく食らいついていくだけだと思って打ちにいきました」。決勝点はこの一打だった。
5回表阪神、沢村投手から頭部に死球を受け治療のためベンチに戻る上本博紀内野手
目立つことが嫌い。進んで前に出ることはないが、選手会長の今季は節目のスピーチも仕事だ。つい、関係者に耳打ちすることもある。「何を話せばいいか分からないから教えて」。それでも、直後に言い直す。「やっぱり自分で考える」。内に秘めた自覚と闘志は確か。静かな戦士が、熱い本能をさらけ出し、ナインも応えた。
試合後、権田トレーナーは「後々のこともあるので。検査には行く予定です」と説明。場所が場所だけに、本来なら試合中に病院に直行して診察を受けることも考えられたが…。まさに2008年 5月 7日の巨人戦(東京D)で後頭部に死球を受けて倒れ込んだが、グラウンドに復帰し、次の打席で本塁打を放った金本を彷彿させる。
体を張って守るなど気合のプレーを続けた上本博紀内野手
虎の前には巨人の壁が立ちはだかった。 4.5差で追う阪神は 9月 9日からの巨人戦(甲子園)に 3連敗。リーグ優勝は絶望的となった。昨年も 8月下旬に 3連敗を喫し、V争いから大きく後退。1973年には巨人とのシーズン最終戦に敗れ、あと一歩のところでV逸するなど過去に苦い歴史も。そんな相手に連勝し、星ひとつリード。 1位に 1勝のアドバンテージが与えられる現制度で、 2位から日本シリーズへの切符をつかめばセ・リーグ史上初だ。下克上まで残り 2つ。
「いい雰囲気でできているんで、あしたも取りたい」と和田監督。王手を目指し、さあ第 3戦。痛みも吹き飛ばす集中力の先に、必ず歓喜が待っている。
3回表阪神、右前適時打を放った鳥谷敬内野手
鳥谷敬内野手が 2日連続の適時打でリードを広げた。
早稲田大學の後輩・上本が倒れこむ瞬間を、チームの中で誰よりも近くでみた。虎党が一気にヒートアップするのを肌で感じた。鳥谷がネクストから歩き出し、狙い打った。
2番上本の適時打で 1点を先制した直後の 3回一死 2、 3塁。イケイケムードに乗っかり、 1、 2塁間を鋭い打球で破った。
「投手が交代してすぐでしたが、チャンスだったので、初球から思いきっていきました」
5回、上本が頭部死球を受けた直後にタイムリーを放った鳥谷敬内野手。初球を狙った
5回無死 1、 2塁。沢村が危険球退場を命じられ、久保と対峙することになった。内角を突きにくい状況は分かっていた。外寄りにきた 139キロ直球を見逃さない。投手の足下を抜ける、センター返しの手本のような打球で 3塁走者西岡が生還する右前適時打でリードを 2点に。前日15日には 1回に先制の適時 2塁打を放っており、連夜の活躍だった。
「相手が前進守備を敷いていたので、前に飛ばせばなんとかなると思って打ちにいきました」と振り返った。
上本については「(負傷交代することなく)そのまま出てきましたしね」とクールな表情を装ったが、それも鳥谷流のゲキでもあろう。今季、足への不安を抱えながらも 3年連続フルイニング出場達成。一流のアスリートならではの鉄人道を日々後輩に教えている。遠征先での早出ウエートも鳥谷が出かけ、上本が追いかける。これが日常である。だからこそ、心配する必要はない。
5回、マット・マートン外野手も鳥谷敬内野手に続いてタイムリー。試合をリードを広げた
鳥谷の適時打に 5番・マートンも続いた。一死後、バットを折られながらも左前への 2点打。
「 1試合、 1試合、大事にいきたい。(2012年のCSで)中日が 3連勝した後に(巨人に)負けたこともあった。まず、明日の試合だ」
試合前の全体アップに遅れたため、異変かと報道陣は色めき立ったが「大丈夫。大丈夫」とシャットアウトした。激闘のシーズンを終えた後に続くポストシーズンは自分との戦いでもある。
鳥谷は 1点リードの 3回一死 2、 3塁でもフォークを 1、 2塁間に運び、 2試合連続適時打をマークした。体の状態などからシーズン終了後の宮崎フェニックス・リーグの出場を辞退したが「時間ももらったし、試合からは離れたけど、いい形で入れている」と好結果を呼び込んでいる。さあ一気に王手へ。キャプテンと安打製造機が虎を 9年ぶりの日本シリーズへ連れていく。t>
巨人に勝利し呉昇桓投手からウイニングボールをもらう岩田稔投手
岩田稔投手が 7回 6安打 2失点で白星をつかんだ。
3回に自らの失策で招いた一死満塁のピンチを併殺で切り抜けると、勢いに乗った。「走者を背負いながらの投球になりましたが、自分の投球といえば、自分の投球でした。先に点をやらないようにと思って投げました。勝つには失点がない方がいいので、ゼロを並べられるよう頑張って投げました」とコメントした。
9回に登板した呉昇桓投手。CS全4試合で6イニング無失点の好投だ
まさに守護神や!!呉昇桓投手が、巨人とのファイナルステージ第 2戦の九回に登板し、無失点に抑えて 3点リードを守った。これでCSは広島とのファーストステージ( 2試合)を含めて 4試合すべてマウンドに上がり、計 6回を無失点。ファイナル突破へ、まだまだ頼んまっせ!!
疲労なんて、関係ない。声がかかれば、静かにうなずき、宿敵相手に魂を焦がす。それが、男気。韓流守護神の流儀だ。呉昇桓が剛腕を振り抜き、連夜のG倒星を完結させた。
「シーズン中も3連投、4連投が基本だから、いまのところ問題ないよ」
すがすがしい表情に充実感が漂う。 3点を守る 9回。さっそうとマウンドに上がった。先頭のアンダーソンを右飛。続く村田には中前打を許した。それでも、井端を 150キロの直球で空振り三振に斬ると、ロペスも 140キロのカットボールで遊ゴロに打ち取り、ゲームセットだ。CSファーストステージから全 4試合に登板して、 3セーブ目。シーズン当初は受けなかった入念なマッサージを連日施し、“激務”をこなしている。
9回一死 1塁で、井端弘和内野手を空振り三振に仕留めた呉昇桓投手
燃える材料もあった。前日15日。海の向こうから、熱いメッセージが届いた。昨季まで所属していた韓国サムスンがリーグ 4連覇の偉業を成し遂げた。
「個人の能力が高いし、チームワークもいいから、いい成績が出ると思っていたよ」。うれしかった。かつての仲間たちにいまも愛用する韓国サムスン電子製のスマートフォンでメールを送った。もちろん、古巣に在籍し、尊敬する林昌勇(イム・チャンヨン)投手(元ヤクルト)にも祝福の連絡を入れた。
「おめでとうございます」
すると、間髪いれずに返信が来た。
「お前も、いま一生懸命戦っているんだから、日本一になって帰ってこい!!」
心が奮えた。活力がみなぎった。ことある事に激励してくれる先輩との約束を果たしたい-ただ、まだ道のりが長いことを忘れてはいない。日本シリーズへ、 1勝のリードを得たが、プレーオフ男は勝ってかぶとの緒を締めた。
「それはこれから、もっとやってみないとわからないから」
このスタンスが頼もしい。やはり、助っ人史上最多のシーズン39セーブを挙げたタイトルホルダーは伊達じゃない。
阪神には、このまま進んで行って欲しいですね。
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