日米野球日本代表練習( 9日、ヤフオクドーム)侍ジャパンの藤浪晋太郎投手(20)が、10日の壮行試合、ソフトバンク・日本ハム連合チーム戦(ヤフオクドーム)に緊急先発することが 9日、わかった。武田翔太投手(21)からは、日本シリーズで虎打線を苦しめた落差のある“魔球カーブ”も教わり、早くも収穫アリ。突如の大役抜てきも力に変え、ニッポンの初陣を飾る。
大きく踏み込み、剛腕をしならせる。侍ジャパンの初陣マウンドは、藤浪晋太郎投手に託された。スターターという大役に、20歳は戸惑いを隠しきれなかった。
掛布雅之ＧＭ付育成＆打撃コーディネーター(59＝ＤＣ)が 9日、高知・安芸キャンプでいきなりの打撃練習を行った。
不動のレギュラーへ、足固め！！上本博紀内野手(28)が今秋の安芸キャンプで守備の集中強化を図る。 8日は鳴尾浜での秋季練習に参加。今季は 2塁の定位置をつかみ、打率 2割 7分 6厘、20盗塁と自己最高の成績を残したが、和田豊監督(52)は｢今年は最低ライン｣とハッパを掛けた。守備を鍛え、体を強くする。レギュラー 2年目の挑戦が始まった。
打って投げての｢熱血始動｣だ！ 新任の阪神藤本敦士 2軍内野守備走塁コーチ(37)が 8日、高知・安芸キャンプで指導者生活をスタートさせた。西田直斗内野手(21)が 9日、高知・安芸キャンプで藤本 2軍内野守備走塁コーチからマンツーマン指導を受けた。
新任の香田勲男 2軍投手コーチ(49)が 9日、高知・安芸キャンプで指導を開始した。背番号は｢９０｣。
和田監督｢ドラ 1｣横山にローテ争奪戦指令!！期待のルーキーで宮西ショックを吹き飛ばせ！阪神ドラフト１位の横山雄哉投手(20＝新日鉄住金鹿島)が早くも先発ローテーション争いを課せられた。
秋季練習( 9日、鳴尾浜)和田豊監督が 9日、｢２１Ｕ侍ジャパン｣で活躍中の北條史也内野手(20＝阪神)に対し、来春の 1軍キャンプ“内定”を出した。海外フリーエージェント(ＦＡ)権の行使を固めている鳥谷敬内野手(33)の慰留と並行し、背番号｢２｣に英才教育を課す。
阪神が、今オフＤｅＮＡから戦力外通告を受けたトラヴィス(佐村トラヴィス幹久)投手(21)の獲得に向かうことが 8日、分かった。記事をまとめてみました。
ソフトバンク・武田翔太投手にカーブの握りを教わる藤浪晋太郎投手。さらなる進化へ魔球カーブを習得する
日米野球日本代表練習( 9日、ヤフオクドーム)侍ジャパンの藤浪晋太郎投手)が、10日の壮行試合、ソフトバンク・日本ハム連合チーム戦(ヤフオクドーム)に緊急先発することが 9日、わかった。武田翔太投手からは、日本シリーズで虎打線を苦しめた落差のある“魔球カーブ”も教わり、早くも収穫アリ。突如の大役抜てきも力に変え、ニッポンの初陣を飾る。
大きく踏み込み、剛腕をしならせる。侍ジャパンの初陣マウンドは、藤浪に託された。スターターという大役に、20歳は戸惑いを隠しきれなかった。
日本シリーズで虎打線を苦しめたソフトバンク・武田翔太投手
｢あまりにも急だったので、ちょっと…。調整できてないのが正直なところなんですけど。しっかりボールに慣れるということが大事だと思うので。まずそれを優先したいと思います｣ 前日 8日の全体ミーティングで、16日の日米野球の第 4戦(東京Ｄ)に先発することが明らか
になり、調整登板は行わないことになっていた。だが一転、小久保監督が10日の先発を通告。藤浪もブルペン入りし、短距離ダッシュなどもこなし、急ピッチで体を仕上げた。
代表の舞台が、日に日に虎の怪物右腕を進化させる。ヤフオクドームで行われた練習で投内連係後に武田をつかまえ｢カーブ、どうやって投げるんですか？｣と質問攻めにした。虎打線が10月26日の日本シリーズ第 2戦(甲子園)で苦しめられた、あの緩く大きな放物線だ。握りや、リリースの感覚などを、微に入り細に入り聞いた。
武田は｢コツ、投げ方、握りも言いました。でも難しいんじゃないですか？ できないと思うから教えたんですよ｣と涼しげだが、藤浪は手応え十分。｢試してみないと分からないですけど、あれだけのカーブを投げられればもちろん武器になるので、練習していきたい｣と表情がほころんだ。最速 157キロにカットボール、スライダー、フォークが中心。カーブも投げるが、あそこまでの“緩”が加わると思うと、末恐ろしい。
調整する藤浪晋太郎投手
日米野球中の“新球挑戦”は難しそうだが、滑りやすいとされるメジャー球は、マイナス要素だけではない。縫い目の山が高く空気抵抗が大きいために、変化球がキレる。初めてのブルペン投球にも藤浪は手応えをにじませた。
｢しっかり指にかかれば、全体的に曲がる。スライダー系は得意な球なので。抜けやすいのは確かですけど、かかればいいボールはいくんじゃないかと思います｣。強打者相手にもイメージはできあがった。
小久保監督は前日のミーティング後、大谷(北海道日本ハム)とともに｢次代を担う選手｣と期待をかけた。急な抜てきの理由は明言を避けたが、｢鹿取投手コーチが本人に話を聞きながら｣と、先発から逆算しての調整を示唆。まずは 2イニングを投げる予定だ。
｢日本代表のユニホームを着るというのは光栄だと思いますし、身が引き締まるというか、ちょっとピリッとするような感じがしますね｣
長身に、真新しいストライプと日の丸が映える。藤浪の剛球が、侍ジャパンの明るい未来を切り開く。
掛布雅之ＧＭ付育成＆打撃コーディネーターが 9日、高知・安芸キャンプでいきなりの打撃練習を行った。
雨のため安芸ドームを使用しての練習中、空き時間を使い打席に立った。現役時代をほうふつさせる構えから、打撃投手の投げる球を 8球スイング。
｢昔と違って目がぶれるんだよな｣と話しつつも、広角に鋭い打球を飛ばした。16日には阪神－巨人ＯＢ戦(コボスタ宮城)に出場予定。｢ケガしないようにというのが目標。でもお客さんがいると、振ってしまうんよ｣と笑顔だった。
不動のレギュラーへ、足固め！！上本博紀内野手が今秋の安芸キャンプで守備の集中強化を図る。 8日は鳴尾浜での秋季練習に参加。今季は 2塁の定位置をつかみ、打率 2割 7分 6厘、20盗塁と自己最高の成績を残したが、和田豊監督は｢今年は最低ライン｣とハッパを掛けた。
守備を鍛え、体を強くする。レギュラー 2年目の挑戦が始まった。
肌寒くなった鳴尾浜でも、上本の足取りは軽快だった。遊撃でノックを受けて送球する。レギュラーとして奮闘した 1年を終えても気の緩みはない。誰にも譲らなかった二塁の定位置を死守するため、秋の鍛錬期が重要になってくる。
現役時代、同じポジションを守り続けた和田監督の要求度は高い。｢長くレギュラーを張るためにも、今年の成績は最低ライン。ここから、どういう成長をしていくか。上本も、最後の方は尻すぼみになったからね｣。開幕直後、西岡の負傷離脱で巡ってきたチャンスを生かした。
高代延博コーチ(左)からスナップスローの指導を受ける上本博紀内野手
131試合に出場し、プロ入り初めて規定打席に達した。打率 2割 7分 6厘、 142安打、 7本塁打、20盗塁は自己記録だ。ただ、ラスト 7戦は30打数 1安打で、 2割 9分 1厘だった打率が急降下するなど、息切れしてしまった。さらにステップアップするための課題は明確だ。
11日に阪神・巨人連合の一員としてＭＬＢオールスターと戦ったあと、12日以降に安芸入りし、秋季キャンプに合流する。もっとも重要なテーマを問われると、指揮官は間髪入れずに｢上本の場合、もっと守備をやっていかないといけない。守備が重点的になる｣と言い切る。今季はリーグワーストの17失策を犯した。ゴロへの間合いに戸惑い、はじいたり、後逸したりするシーンも見られた。送球面を含めた総合的なレベルアップを図るべく、守備を猛特訓する。
昨秋キャンプはセンター返し中心の打撃を徹底して行い、 1番を任されるなど成長を示した。今年は、より守備に比重を置いたメニューが組まれそうだ。上本は｢去年も、打撃だけでなく守備もやっています｣と言う。守備の不安が減れば打撃も生きる。和田監督も｢彼の技術からしたら、もっと打てる。守備をやりながら体力もつくだろう｣と話す。体力＆守備力の向上が一流への近道。絶対的な地位を築くためにも、揺るぎなき土台を固める。
陽川尚将内野手(右)荒木郁也内野手(左)に指導する藤本敦士 2軍内野守備走塁コーチ
打って投げての｢熱血始動｣だ！ 新任の阪神藤本敦士 2軍内野守備走塁コーチが 8日、高知・安芸キャンプで指導者生活をスタートさせた。高知入りした前夜、眠れたのは午前 2時。その中でいきなり 8時間動きまわった。｢選手に投げやりにするんじゃなくて、責任を取るつもり。とことんやる。選手からやるというならついていく｣。コンディション万全とはいかないがポリシー通りに動いた。
午前中は静かに見守った。それでも午後からの守備練習でバットを握った。現役時代は左打ちで通算 619安打。だが、ノックは見慣れない右打ち。西田、原口に約15メートルの距離で、休むことなく15分間ボールを打ち続けた。メニュー最後の特守では荒木郁也内野手(26)、陽川尚将内野手(23)を相手に85スイング。手のマメを見せながら｢疲れたら左で打つよ｣とおどけたが、それも冗談には聞こえない。
打つだけではない。ボテボテのゴロを想定したランニングスローでは、お手本を披露。この日最も指導を受けた陽川が｢(若くて)聞きやすいのもある。もっともっと自分が思ったことを聞いてみたい｣と話すなど選手の信頼も急上昇だ。
ヤクルトに移籍した2009年オフ以来、 5年ぶりのタテジマだ。｢小さいことからどんどん言っていく｣と妥協はない。 2度の優勝を知る男が若虎を、真正面から変えていく。
西田直斗内野手が 9日、高知・安芸キャンプで藤本 2軍内野守備走塁コーチからマンツーマン指導を受けた。
合流 2日目の藤本コーチが手で転がすボールを、足の運びを確認しながら捕球。短い距離でのトスや送球を繰り返した。地道な練習だが｢藤本さんや、鳥谷さんはこれを 2時間半もやっていたと聞いた。僕もそれぐらいやらないといけない｣。課題に掲げる守備の意識改革を誓った。
ナインを前にあいさつする香田勲男二軍投手コーチ
新任の香田勲男 2軍投手コーチが 9日、高知・安芸キャンプで指導を開始した。背番号は｢９０｣。
現役時代は巨人、近鉄でプレーし、指導者としても両球団でコーチを経験。これまで阪神に携わったことはなく｢縁があってみなさんと同じユニホームを着られることになりました。今まで経験した全てのことを、みなさんに伝えていきたい｣と全体集合であいさつした。
その後は終始メモを取りながら、久保二軍投手チーフコーチと練習を見守った。｢まずは名前や背番号を覚えて、名前を呼べるようにしないと。 1人 1人のステップの位置とか、プレートの踏み方とか、カルテまではいかないけれど記憶していきたい｣。まずは投手陣の把握から始めていく。
和田豊監督は｢２１Ｕ｣で登板したドラフト 1位横山雄哉投手の投球をユーチューブで見つめる
和田監督｢ドラ 1｣横山にローテ争奪戦指令!！
期待のルーキーで宮西ショックを吹き飛ばせ！ 阪神ドラフト１位の横山雄哉投手が早くも先発ローテーション争いを課せられた。 8日、前日 7日に台湾で行われた｢21Ｕワールド杯｣で好投した新人左腕について、和田豊監督(52)が期待を込めた。
｢岩崎、岩貞、同年代の競争相手はたくさんいる。 3人いっぺんにローテに入るわけにいかないけど競争はそこから始まる。割って入るだけの力がある。左投手がローテに入らないと｣
台湾から届いた朗報は投手陣を明るく照らす。横山はオーストラリア戦に 6回から登板し、 3イニングで 5連続を含む 8奪三振の快投。角度がある最速 147キロの直球に、大いなる可能性を感じる。だからこそ、早々とローテーション争いの指令を出した。この日、ＦＡでの獲得を検討していた北海道日本ハム宮西が残留を表明。左腕セットアッパーを獲得できなくても、左腕王国を築く志は捨てない。
球団幹部も｢現有戦力が成長すればいい。左投手は多い｣と言う。横山が台頭すれば、来季 2年目の岩崎や岩貞にも発奮材料になり、相乗効果は投手陣全体に波及する。起爆剤として期待できるルーキーだろう。中西投手コーチも｢(先発) 4枚は固まっている。理想は(左右の) 3人、 3人。岩貞、岩崎、横山…｣と名指しする。来年 2月の 1軍キャンプ参加については、指揮官が｢気が早い。クリアしないといけないところはたくさんある｣と周囲を制するが注目は集まる一方。要求度の高さは期待の裏返しだ。
侍ジャパンではノーヒットに終わった北條史也内野手だが、阪神では一軍キャンプ帯同が内定した
秋季練習( 9日、鳴尾浜)和田豊監督が 9日、｢２１Ｕ侍ジャパン｣で活躍中の北條史也内野手(20＝阪神)に対し、来春の 1軍キャンプ“内定”を出した。海外フリーエージェント(ＦＡ)権の行使を固めている鳥谷敬内野手(33)の慰留と並行し、背番号｢２｣に英才教育を課す。
海の向こうでみせた一発が和田監督の心を動かした。北條が萎縮することなく、国際舞台で弾けた。そこに意味がある。強い心臓を証明した。｢２・１｣に話題が飛ぶと、宜野座行きに、早々と当確ランプを灯した。
｢試合の流れを変えるような一発だったらしいから。それは大きな自信になるんじゃないかな。こうして(マスコミで)取りあげられて、こっちも見てみたいなぁという思いにもなってくる。この大会での活躍は大きな参考材料になるよね｣
北條は｢２１Ｕ侍ジャパン｣の一員として、前日 8日のベネズエラ戦で逆転 3ランを放った。安芸からの泥臭い便りもいいが、日の丸を背負って、成長を裏づけてくれた。今季は 9月末に一軍にプロ初昇格させたが、出場機会を与えることができなかった。｢相当力をつけて帰ってくるんじゃないかな｣。高卒 3年目の飛躍を期待しての内定だ。
北條史也内野手の代表での活躍に、和田豊監督も期待を膨らませた
和田監督自身、“ポスト鳥谷”に頭を悩ませている。もちろん、海外ＦＡ権を行使してのメジャー挑戦が濃厚となっている鳥谷に対し、直接出馬してでも慰留したい構えだが、それと同時に長年の課題だった、育成面の弱点解消も考えている。
｢いずれにしても二遊間を作っておかないと、次世代のためにも。そういう選手がどんどん力をつけてレギュラー争いをしていかないと。その候補の 1人だと思うから。タイガースはずっと続くわけだから。とにかく、いろんなものを吸収して帰ってきてほしい｣
甲子園室内で行われた秋季練習で、和田監督は大和のフリー打撃で直接指導するなど、遊撃候補らに目を光らせていた。
補強という高価な特効薬もたまにはいい。しかし、チーム作りの根底はそうじゃない。それには根気が必要だが、和田監督は覚悟はしている。
｢北條にオフはない、ということや！｣
ハードルはまだまだ高い。だから練習を課す。北條に、うまい飯を食わせるため、鬼になる。
北條史也(ほうじょう・ふみや)：内野手。1994(平成 6)年 7月29日生まれ、20歳。大 3季連続の準優勝。2012年ＡＡＡ世界選手権の日本代表にも選出された。高校通算25本塁打。2013年ドラフト 2位で阪神に入団。2014年 9月29日にプロ初の 1軍昇格を果たした(出場は無し)。今季はウエスタンで 102試合に出場し、打率 0.259、 2本塁打、23打点。 1メートル77、72２キロ。右投げ右打ち。年俸 720万円。背番号｢２｣
阪神が、今オフＤｅＮＡから戦力外通告を受けたトラヴィス投手の獲得に向かうことが 8日、分かった。戦力外選手との交渉、契約が解禁される今日 9日の12球団合同トライアウト終了後に、タイミングを見て育成契約のオファーを出すとみられる。
沖縄出身で米国人の父を持つトラヴィスは2011年ドラフト 6位でＤｅＮＡに入団し、2013年から育成選手となった。ケガに泣かされ 3年間で 1軍登板がなく、今季もイースタン・リーグで 1イニングの登板のみに終わった。それでも身長 191センチから 140キロ超の直球、フォークを投げおろし、大型右腕として将来性を買われた形だ。阪神にいないタイプの投手で、新天地でのブレークに期待がかかる。
2014年のシーズンが終了し、｢21ＵＷ杯 2014｣で連勝の展開だった。どこの球団の選手も皆さんこれからも頑張って下さい。
｢２１Ｕワールドカップ(Ｗ杯)2014年｣試合日程と結果
侍ジャパン日米野球 試合日程
侍ジャパン日米野球 日本代表メンバー
【プレーヤーズマスコット種類(全5種類)】
1.助っ人セット(マートン選手・ゴメス選手)
2.キャプテン&エースセット(鳥谷選手・能見選手)
3.若手バッテリーセット(藤浪選手・梅野選手)
4.新井兄弟セット(新井(兄)選手・新井(弟)選手)
5.マスコットセット(トラッキー・キー太)
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掛布ＤＣ、現役時代思わせる鋭い打球！藤本コーチいきなり8時間熱血指導！ＤｅＮＡのトラヴィス獲得へ
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