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白鵬号泣V!大鵬と並ぶ史上最多32度目V!「相撲の神様が認めてくれた」/九州場所

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 23日福岡国際センターで大相撲九州場所千秋楽が行われ、横綱白鵬(29)が横綱鶴竜(29)を寄り切りで下し14勝 1敗で、大鵬と並ぶ史上最多32度目の優勝を飾った。記事をまとめてみました。

 <大相撲九州場所>◇千秋楽◇23日◇福岡国際センター
 横綱白鵬は、横綱鶴竜を寄り切りで下し14勝 1敗で、大鵬と並ぶ史上最多32度目の優勝を飾った。これで昨年 1月に死去した「昭和の大横綱」大鵬、納谷幸喜さん(享年72)の持つ史上最多優勝記録に並ぶ金字塔を打ち立てた。 4場所連続優勝で、この 1年間で 5度優勝の「一人天下」。来年 1月の初場所(11日初日、東京・両国国技館)で新記録へ挑む。
 伝説を現実に引き戻す。これまでの優勝とは違う、押し寄せる感激。まげを直すために戻った優勝直後の支度部屋。白鵬はこぼれる涙をぬぐおうともしなかった。不朽の偉業へ。ついにたどりついた。


賜杯を手に関係者と喜ぶ白鵬関
 賜杯を手に、夫人の紗代子さんや子供たち、関係者と喜ぶ白鵬関

 「一生忘れられない。これで(大鵬さんに)ほめてもらえると思う」
 「相撲界の父」と慕った元横綱大鵬、納谷さんの記録に肩を並べた。納谷さんは昨年 1月19日に亡くなり、年内に東京都内で「三回忌法要」が行われる。平成19年名古屋場所で横綱になってから迷ったとき、悩んだとき、相談を受け止め「横綱には勝ち続ける宿命がある」と、励ましてくれた。
 負ければ優勝決定戦にもつれる結びの一番。右のかち上げで鶴竜の上体を起こし、深く左を差して右上手。練り上げた白鵬の型で寄り切った。6日目に黒星を喫し、全勝の鶴竜を追う展開。納谷さんが大事にしていた「忍」の言葉を忠実に守って並び、追い抜いた。「相撲の神様が認めてくれたから、この結果がある」と感慨に浸った。


表彰式で感極まる白鵬関
 表彰式で感極まる白鵬関

 君が代斉唱。ここでも涙がほおを伝う。場所前。記録について「見えないところである意味、約束している。大鵬親方は天国から『やってくれよ』と思ってくれている」。その“約束”を果たし「気分がいいね」。
 表彰式で君が代が流れた瞬間、白鵬は感極まった。唇を震わせると左手で目頭を押さえた。とめどなく流れ落ちる涙を右肘でぬぐった。
 優勝者インタビューで、32度目の優勝の感想を聞かれた瞬間、ふぅーと息を吐き出しただけで言葉にならない。
 そして、モンゴル語で優勝の喜びを伝えた後、日本語で「15年前に(体重)62キロだった小さい少年がここまで来るということは誰も想像しなかったと思います。この国の魂と、相撲の神様が認めてくれたからこの結果があると思います」と言葉に力を込めた。


君が代斉唱後、涙をぬぐう白鵬関
 君が代斉唱後、涙をぬぐう白鵬関

 白鵬には明確な理想がある。「後の先(ごのせん)」の立ち合いだ。大横綱双葉山が完成させたもので、一瞬遅れて立つようにみえながら自分優位の体勢に持ち込む究極のかたち。どんな相手でも受けて立つ、横綱の心構え。白鵬は「完ぺきに覚えて15日間すべてでやりきったとき、私の終わりが訪れる」。
 ベートーベンが作曲した名曲「交響曲第5番」(運命)。この曲の冒頭は、極めて珍しい八分休符から始まる。一瞬の休符(休み)に向かって指揮者は指揮棒を振り下ろし、その瞬間、演奏者は音を発しない。見て、聴いているだけではわからない無の間合い。名指揮者カール・ベームもカラヤンも、バーンスタインもこの間と格闘した。「来年のことは聞かないで」。土俵を“芸術”に高める闘いが始まる。


大鵬の最後の優勝は昭和46年1月の初場所だった
 大鵬の最後の優勝は昭和46年 1月の初場所だった

 白鵬は 4場所連続の優勝で、 8年連続 8度目の年間最多勝。
 10日目まで全勝をキープし、優勝争いの先頭を走った鶴竜は12勝 3敗で終えた。
 横綱日馬富士は、大関琴奨菊を上手出し投げで下し11勝目、琴奨菊は 9敗目となった。
 大関稀勢の里は、大関豪栄道を突き落として11勝目。豪栄道は10敗目を喫し、来場所かど番となった。
 琴奨菊と豪栄道の 2大関の皆勤負け越しは、2000年名古屋場所の雅山、武双山以来、14年ぶりの不名誉記録となった。


家族や関係者らに祝福される白鵬関
 支度部屋で、家族や関係者らに祝福される白鵬関(中央)

 三賞は、白鵬ら 2横綱 1大関を撃破した前頭 3枚目高安が 2度目の殊勲賞、昭和以降最年長となる40歳 2カ月で勝ち越し、10勝を挙げた前頭11枚目旭天鵬が 7度目の敢闘賞、前頭 8枚目で 2桁10勝した栃ノ心も 4度目の敢闘賞を受賞した。技能賞は該当者なし。
 人気力士の新関脇逸ノ城は、前頭 3枚目照ノ富士に右四つから 2分をこえる力相撲の末に寄り切られて 8勝 7敗。前頭 8枚目遠藤は、同12枚目誉富士を突き落として 2桁10勝目を挙げた。
 十両は元小結時天空が、12勝 3敗で2004年夏場所以来 2度目の優勝。
 序二段は、元十両竜電、幕下は肥後嵐、三段目は篠原、序ノ口は佐藤が優勝した。


優勝パレードに出発する白鵬関と旭天鵬関
 オープンカーで万歳し優勝パレードに出発する白鵬関(右)と旭天鵬関

【白鵬 4度目の年間80勝以上】
 ことしの 6場所が全て終了した。すでに 8年連続8度目の年間最多勝を決めていた横綱白鵬は81勝。 4度目の年間80勝以上で自身の持つ最多記録を更新した。 2位は横綱鶴竜で71勝。 3位は大関稀勢の里の58勝、 4位は大関豪栄道の53勝だった。

【大相撲の優勝制度】
 明治42年の旧両国国技館落成を記念して、最高成績力士へ優勝額を贈呈したのが始まり。現在の優勝賞金は1000万円で平成 6年から据え置き。平成22年名古屋場所は野球賭博騒動で、23年 5月は八百長問題の影響で技量審査場所となり、ともに賜杯の表彰を辞退したため、白鵬は32度優勝のうち 2度は賜杯を抱いていない。


 オメデトウ!白鵬!!












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