3冠達成が頂点への近道だ！藤浪晋太郎投手(20)が11月30日、来季の目標を最多勝、最優秀防御率、最高勝率の 3冠に定めた。前日同29日のＯＢ会総会で｢タイトルを狙えるような投手に｣と熱望した江夏豊氏(66)の声に早速反応した。レジェンドの教えを生かしてタイトル奪取、リーグ制覇へ突っ走る。
藤浪晋太郎投手が 1日、兵庫・加東市内のゴルフ場で「タイガース杯ゴルフ」に参加。広島に移籍した新井貴浩内野手(37)へ対戦した場合は、徹底的な内角攻めに出ることを予告。最高のボールで“恩返し”することを誓った。覚悟してください。不敵に笑った藤浪のターゲットは、広島に移籍した新井だ。来季の対戦を想像すると、強気に挑戦状をたたきつけた。
山形の顔になります！ドラフト 1位の横山雄哉投手(20＝新日鉄住金鹿島)が壮大な目標を打ち立てた。プロ野球選手の夢を実現させたことで、今度は立場が変わる。その功績が形として見えるのが、｢山形県スポーツ賞｣だ。五輪メダリストなどが対象者の｢スポーツ大賞｣は、2010年バンクーバー五輪のスピードスケート銅メダリスト加藤条治(29)の他にも女子サッカー・なでしこジャパンの佐々木則夫監督(56)らが受賞。プロ野球では前年度の特別賞にパ首位打者、最多安打に輝いたソフトバンク長谷川勇也外野手(29)が名を連ねた。元大相撲横綱柏戸剛(満58歳没)、プロ野球最後の30勝投手である故皆川睦男氏(南海＝満69歳没)らを輩出したことでも知られる故郷。横山が阪神で活躍することも地元の力になるのは間違いない。新たな使命は力に変わった。プロ野球選手としての成功が最高の恩返しだ。
福留孝介外野手(37)が 1日、都内のホテルで行われた｢スカパー！ ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞｣の表彰式に出席した。直後のトークショーでは、ゲスト参加した野球評論家江本孟紀氏(67)の鋭いツッコミにタジタジとなった。江本氏はその劇的なアーチをたたえた上で激辛エール。福留は苦笑いを浮かべながら｢(映し出された)この映像を 2～ 3年流し続けてもらえたら｣と返し、招待されたファンの爆笑を誘っていた。
松田遼馬投手(20)が 1日、兵庫・甲子園警察署の一日署長を務め、年末特別警戒発隊式に参加した。 4年目となる2015年を前に、けがをせず 143試合ベンチ入りすることを目標に掲げた。福原忍投手(37)、安藤優也投手(36)両投手の負担を減らし、不動のセットアッパーに定着する。来季こそは｢ 8回の男｣と呼ばれる存在になる。
和田豊監督(52)が前アスレチックスの中島裕之内野手(32)に初ラブコール！和田監督が 1日、中島に｢ぜひ来てほしいね｣と初めてラブコールを送った。｢甲子園は浜風を考えると、右(打者)が中心に入ってこないと、なかなか一発で点が入らないと思う｣と和田監督。頭には聖地でアーチを放つ“恋人”のイメージができている。｢球団創設８０周年｣の来季、リーグ優勝と日本一には中島の力が必要。最高の返事を待っている。記事をまとめてみました。
3冠達成が頂点への近道だ！藤浪晋太郎投手が11月30日、来季の目標を最多勝、最優秀防御率、最高勝率の 3冠に定めた。前日同29日のＯＢ会総会で｢タイトルを狙えるような投手に｣と熱望した江夏豊氏の声に早速反応した。同氏は来春のキャンプで臨時コーチ就任が決定。レジェンドの教えを生かしてタイトル奪取、リーグ制覇へ突っ走る。
鳴尾浜で約２時間のトレーニングを終え、藤浪が寮の前で立ち止まった。江夏氏から｢阪神だけではなく、日本球界の宝｣と評された男は、期待を全身に受け止めながら、自信に満ちた表情でスケールの大きな目標を設定した。
｢防御率と運の要素もありますが最多勝、最高勝率もですかね。その辺りを意識してやりたいと思う｣
頭に描いた 3冠。直前には｢奪三振(のタイトル)は自分の中で評価すべき数字じゃない｣と言い切った。この 3部門をあえて選んだのは、チームの勝利に直結するタイトルだからだ。｢球団創立８０周年｣の来季、ふさわしいのは10年ぶりのリーグ制覇しかない。思い返せば2003年の優勝時にはエース井川(現オリックス)が20勝 5敗を記録。勝率８割、防御率2.80で“ 3冠”(当時最高勝率は表彰対象にはならず)を達成した。目標の実現はチームの快進撃を裏付ける。そのヒントを授けてくれるのが、阪神在籍中に最多勝 2回、最優秀防御率 1回を記録した大先輩だ。江夏氏は来春キャンプで臨時コーチに就任することが決定。伝説左腕の野球道に触れることができる。
![報道陣に対応する藤浪晋太郎投手]()
トレーニングを終え、報道陣に対応する藤浪晋太郎投手
｢タイガースのレジェンドの方なので気持ちの部分とかを聞けるチャンス。とにかく話を聞いてみたい｣
藤浪が｢雲の上の方｣と敬う江夏氏。ＯＢ会総会で語っていた｢もう少し勝っていたら最多勝も狙えた｣という分析にもうなずいた。｢自分としてももったいない試合が多かった。最多勝は狙える数字｣。今季のシーズン序盤は 100球、打者 3巡目の壁にぶち当たった。 5月20日オリックス戦まで８試合に先発しわずか２勝。そこの踏ん張り次第ではタイトルも見えていた。もどかしい思いは消えていない。
今日 1日からは来季に向けて鳴尾浜で強化練習に励む。11月に参加した侍ジャパンでは、ソフトバンク武田から縦に落ちるスライダーの握りを学ぶなど引き出しを増やした。｢いろいろな人の考えに触れるのは大事｣というのはモットーだ。ここからは頭を整理し、体を仕上げて球春に向かう。最後にレジェンドイズムを吸収したとき、 3冠への藤浪スタイルが完成する。
◆江夏氏の指令：大阪市内で開催された11月29日のＯＢ会総会。初めて出席した江夏氏は、藤浪に関して｢俺らの時代は10勝しても大きな顔ができなかった。今は最多勝が13勝という時代。来年はタイトルを取れるような投手になってほしいね｣などと話し、タイトル奪取を期待した。
藤浪晋太郎投手が 1日、兵庫・加東市内のゴルフ場で「タイガース杯ゴルフ」に参加。広島に移籍した新井貴浩内野手へ対戦した場合は、徹底的な内角攻めに出ることを予告。最高のボールで“恩返し”することを誓った。
覚悟してください。不敵に笑った藤浪のターゲットは、広島に移籍した新井だ。来季の対戦を想像すると、強気に挑戦状をたたきつけた。
｢厳しくインコースを攻めたいですね｣
大先輩の名前に即座に反応した。新井の去就に揺れた11月上旬、右腕は秋季キャンプの後、侍ジャパンに参加していた。 2年間同じユニホームを来たベテランは、直接お別れを言えないまま戦う相手となった。
今季の新井は、自身が先発した試合で35打数12安打で打率 0.343、 6打点を挙げた。 2年間で同 0.330、 3本塁打、18打点。何度もアシストしてもらい、 2人でお立ち台に上がったこともある。この日、移籍に触れて｢(ロッカーでも)よく声も掛けてもらっていろいろとお世話になりました｣と感謝の言葉を口にした。グラウンドで感謝の気持ちをぶつけるのもひとつの手。導き出した恩返しの方法が｢内角攻め｣だった。
![藤浪晋太郎投手の右腕を上げる新井貴浩内野手]()
一緒に上がったお立ち台で藤浪晋太郎投手(右)の右腕を上げる新井貴浩内野手(左)。昨年 4月21日のヤクルト戦後のワンシーン
だが対戦の可能性について聞かれると一転。｢敵は敵なので。元チームメートとかは、一切関係ないです。インコースを攻めていきたいです。今年までチームメートだったことは一切、関係ないですから。インハイを攻めていきたいと(記事に)書いておいてください｣と、内角攻めを 2度までも口にするなど戦闘意欲をむき出しにしていた。
笑いをこらえながらの宣戦布告も、気持ちは本気だ。左足をやや 3塁側に踏み出す独特の投球フォームから、右打者への内角球は驚異。体をのけぞらせ、最大の武器で勝負して実力をみてもらおうというわけだ。
ゴルフコンペでは、47、64のグロス 111に不満顔だっただったが、ドラコンで 1位(飛距離発表なし)に輝いた。｢ 300ヤードいかないくらい。右に流れて、あまりいい球ではなかったです｣。首をかしげたものの、どこでも周囲の視線を集める存在感はさすが。｢ＶＳ新井｣も注目される一幕だ。
![悔しそうな藤浪晋太郎投手]()
藤浪晋太郎投手は10番ホールティーショットがＯＢとなり悔しそう
山形の顔になります！ドラフト 1位の横山雄哉投手が壮大な目標を打ち立てた。ドラフト、台湾での｢２１Ｕワールド杯｣が終わり故郷山形に戻った先月20日。久しぶりの地元では、阪神入団を祝う張り紙の数々が目に飛び込んできた。
｢今回、山形に帰省して応援してくれる人がたくさんいた。そういった人に恩返ししたいと思いました｣
冷静に過去を振り返る。山形中央で過ごした高校時代。ウエートトレーニングに励んでいると、2010年バンクーバー五輪のスピードスケート銅メダリスト加藤条治を見かけたことがあった。声をかけることはできなかったが、母校の先輩の後ろ姿に勇気づけられた。プロ野球選手の夢を実現させたことで、今度は立場が変わる。その功績が形として見えるのが、｢山形県スポーツ賞｣だ。
![山形への恩返しを誓う横山雄哉投手]()
山形への恩返しを誓う阪神ドラフト 1位の横山雄哉投手
｢そういう(賞を取れる)選手になれるように頑張ります。プロの世界で活躍して山形に恩返しをしたい｣
五輪メダリストなどが対象者の｢スポーツ大賞｣は、加藤の他にも女子サッカー・なでしこジャパンの佐々木則夫監督らが受賞。プロ野球では前年度の特別賞にパ首位打者、最多安打に輝いたソフトバンク長谷川が名を連ねた。元大相撲横綱柏戸、プロ野球最後の30勝投手である故皆川睦男氏(南海)らを輩出したことでも知られる故郷。横山が阪神で活躍することも地元の力になるのは間違いない。新たな使命は力に変わった。プロ野球選手としての成功が最高の恩返しだ。
![笑顔を見せた福留孝介外野手]()
福留孝介外野手は、ファンとハイタッチしながら笑顔を見せた
福留孝介外野手が 1日、都内のホテルで行われた｢スカパー！ ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞｣の表彰式に出席した。
直後のトークショーでは、ゲスト参加した野球評論家江本孟紀氏の鋭いツッコミにタジタジとなった。受賞の対象は 7月22日巨人戦(甲子園)で延長12回にマシソンから放った右翼ポール直撃のサヨナラ弾。福留は｢はっきり覚えています。伝統の一戦の最後をああいう締めくくりにできて、自分自身気持ちよかった｣と振り返った。
江本氏はその劇的なアーチをたたえた上で｢あの一打でクビが伸びたね。福留選手のある意味人生を左右する１本でした。来年オフにいなかったら困る。頑張ってください｣と激辛エール。福留は苦笑いを浮かべながら｢(映し出された)この映像を 2～ 3年流し続けてもらえたら。温かいお言葉をありがとうございます｣と返し、招待されたファンの爆笑を誘っていた。
![甲子園署の一日警察署長を務めた松田遼馬投手]()
甲子園署の一日警察署長を務めた松田遼馬投手は白バイにまたがり敬礼
松田遼馬投手が 1日、兵庫・甲子園警察署の一日署長を務め、年末特別警戒発隊式に参加した。 4年目となる2015年を前に、けがをせず 143試合ベンチ入りすることを目標に掲げた。福原忍投手、安藤優也投手両投手の負担を減らし、不動のセットアッパーに定着する。
甲子園球場前の阪神高速のガード下、黒い制服姿で現れた松田は、服装点検やパトカー、白バイの車両点検を行うと、約80人の甲子園署の署員らを前にして訓示を述べ、自分の思いをストレートに表現した。
![松田遼馬投手は一日署長を務め、緊張した様子だった]()
松田遼馬投手は一日署長を務め、緊張した様子だった
｢バッターに向かって真っ向勝負をできる投手を目指します。勝負を左右する場面で投げることもある。(来年は)期待に応えられるように、常に全力で勝負したい｣
今季、シーズンを通して活躍できなかった悔しさが込められていた。沖縄・春季キャンプで右肘を痛め、復帰は 9月19日の中日戦(甲子園)までズレ込んだ。 1軍登板はわずか 6試合だった。
ブレークした昨季はリリーフで27試合に投げ、最速 150キロを超える速球を披露。新加入した呉昇桓につなぐセットアッパーに期待されていたが、復帰が遅れたことで福原、安藤のベテラン勢の負担が大きくなった。
![一日警察署長を務めた松田遼馬投手]()
甲子園署の一日警察署長を務めた松田遼馬投手
「けがをせず、( 1年間)大事な場面で投げてチームの優勝に貢献できるようにがんばりたい｣
キャンプインまで、故郷の長崎や鳴尾浜を中心に体幹を鍛え上げる。セールスポイントの速球に磨きをかけ、 1年を乗り切るためのボディーを作るためだ。
｢今オフはパワーアップも必要。もっとウエートトレーニングもやっていこうかなと思っています｣屈強な男たちの前で誓った。
その後は阪神甲子園駅周辺で、交通安全と振り込め詐欺防止キャンペーンのチラシ配布を行った。｢いい経験をさせてもらっています。警察官の方々のおかげで安全に暮らせている。(警察官の姿は)似合わないですね｣と笑顔で語った。
来季こそは｢ 8回の男｣と呼ばれる存在になる。
![一日警察署長を務めるた松田遼馬投手]()
甲子園署の一日警察署長を務めるた松田遼馬投手
和田豊監督が前アスレチックスの中島裕之内野手に初ラブコール！和田監督が 1日、兵庫・加東市内の東条パインバレーＧＣで行われた｢タイガース杯ゴルフ｣に参加。古巣・西武への補償期間が前日11月30日に終了したことを受け、中島に｢ぜひ来てほしいね｣と初めてラブコールを送った。
ついに本音が飛び出した。もう思いを抑えていられない。和田監督が中島の阪神入りを熱望した。
｢(阪神に)加わってくれたら、こんなにありがたいことはない。ぜひ来てほしいね｣
![ティーショットの行方を見つめる和田豊監督]()
ティーショットの行方を見つめる和田豊監督。中島に初めてラブコール
初めてのラブコールだ。指揮官はこれまで中島について｢仮定の話はしたくない｣とほとんど語ってこなかった。前日11月30日で補償期間が終了。この日から、古巣・西武への補償を必要とせずに国内他球団は交渉が可能になった。局面が大きく動き出すことが予想される中、まるでそのときを待っていたかのように、“沈黙”を破った。
指揮官は中島の魅力を説明した。｢そりゃ勝負強いところだな。数字的なものもあるけど、存在感というか頼もしい選手｣。西武時代の11年間で打率 0.302、 162本塁打、 738打点をマーク。ただ、その数字以上に相手に与えるプレッシャーは大きい。｢パ・リーグにいたコーチから『怖かったです』って何度も聞いたことがある｣。バットを高く掲げる独特な打撃フォームは威圧感十分だ。
![和田豊監督からラブコールを送られた中島裕之内野手]()
和田豊監督からラブコールを送られた中島裕之内野手
また、中島が加入した場合の打順についても言及。もちろんクリーンアップを任せるだけの実力はあるが｢そこだけを打つ選手じゃない。臨機応変なバッティングができる｣とさまざまな可能性があることを強調。それでも｢(走者を)かえす立場だし、いずれにしても中心を打つ選手｣と揺るがぬ信頼を口にした。
米国内でトレーニングを続けている中島は、今週中にも帰国するとみられる。すでに最大 4年の大型契約や 3塁手形、虎のレジェンド背番号｢６｣を提示済みだ。移籍先の決定時期について、阪神の球団幹部は｢10日前後がメドになる｣と話しており、“Ｘデー”は近づいている。
｢甲子園は浜風を考えると、右(打者)が中心に入ってこないと、なかなか一発で点が入らないと思う｣と和田監督。頭には聖地でアーチを放つ“恋人”のイメージができている。｢球団創設８０周年｣の来季、リーグ優勝と日本一には中島の力が必要。最高の返事を待っている。
中島裕之内野手よ、皆が待っている！旨を張って飛び込んで来い！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
![2014年 公式戦勝敗表]()
2014年 公式戦勝敗表
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夕方5時30分から（土は5時50分から）、完全実況中継！
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藤浪晋太郎投手が 1日、兵庫・加東市内のゴルフ場で「タイガース杯ゴルフ」に参加。広島に移籍した新井貴浩内野手(37)へ対戦した場合は、徹底的な内角攻めに出ることを予告。最高のボールで“恩返し”することを誓った。覚悟してください。不敵に笑った藤浪のターゲットは、広島に移籍した新井だ。来季の対戦を想像すると、強気に挑戦状をたたきつけた。
山形の顔になります！ドラフト 1位の横山雄哉投手(20＝新日鉄住金鹿島)が壮大な目標を打ち立てた。プロ野球選手の夢を実現させたことで、今度は立場が変わる。その功績が形として見えるのが、｢山形県スポーツ賞｣だ。五輪メダリストなどが対象者の｢スポーツ大賞｣は、2010年バンクーバー五輪のスピードスケート銅メダリスト加藤条治(29)の他にも女子サッカー・なでしこジャパンの佐々木則夫監督(56)らが受賞。プロ野球では前年度の特別賞にパ首位打者、最多安打に輝いたソフトバンク長谷川勇也外野手(29)が名を連ねた。元大相撲横綱柏戸剛(満58歳没)、プロ野球最後の30勝投手である故皆川睦男氏(南海＝満69歳没)らを輩出したことでも知られる故郷。横山が阪神で活躍することも地元の力になるのは間違いない。新たな使命は力に変わった。プロ野球選手としての成功が最高の恩返しだ。
福留孝介外野手(37)が 1日、都内のホテルで行われた｢スカパー！ ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞｣の表彰式に出席した。直後のトークショーでは、ゲスト参加した野球評論家江本孟紀氏(67)の鋭いツッコミにタジタジとなった。江本氏はその劇的なアーチをたたえた上で激辛エール。福留は苦笑いを浮かべながら｢(映し出された)この映像を 2～ 3年流し続けてもらえたら｣と返し、招待されたファンの爆笑を誘っていた。
松田遼馬投手(20)が 1日、兵庫・甲子園警察署の一日署長を務め、年末特別警戒発隊式に参加した。 4年目となる2015年を前に、けがをせず 143試合ベンチ入りすることを目標に掲げた。福原忍投手(37)、安藤優也投手(36)両投手の負担を減らし、不動のセットアッパーに定着する。来季こそは｢ 8回の男｣と呼ばれる存在になる。
和田豊監督(52)が前アスレチックスの中島裕之内野手(32)に初ラブコール！和田監督が 1日、中島に｢ぜひ来てほしいね｣と初めてラブコールを送った。｢甲子園は浜風を考えると、右(打者)が中心に入ってこないと、なかなか一発で点が入らないと思う｣と和田監督。頭には聖地でアーチを放つ“恋人”のイメージができている。｢球団創設８０周年｣の来季、リーグ優勝と日本一には中島の力が必要。最高の返事を待っている。記事をまとめてみました。
3冠達成が頂点への近道だ！藤浪晋太郎投手が11月30日、来季の目標を最多勝、最優秀防御率、最高勝率の 3冠に定めた。前日同29日のＯＢ会総会で｢タイトルを狙えるような投手に｣と熱望した江夏豊氏の声に早速反応した。同氏は来春のキャンプで臨時コーチ就任が決定。レジェンドの教えを生かしてタイトル奪取、リーグ制覇へ突っ走る。
鳴尾浜で約２時間のトレーニングを終え、藤浪が寮の前で立ち止まった。江夏氏から｢阪神だけではなく、日本球界の宝｣と評された男は、期待を全身に受け止めながら、自信に満ちた表情でスケールの大きな目標を設定した。
｢防御率と運の要素もありますが最多勝、最高勝率もですかね。その辺りを意識してやりたいと思う｣
頭に描いた 3冠。直前には｢奪三振(のタイトル)は自分の中で評価すべき数字じゃない｣と言い切った。この 3部門をあえて選んだのは、チームの勝利に直結するタイトルだからだ。｢球団創立８０周年｣の来季、ふさわしいのは10年ぶりのリーグ制覇しかない。思い返せば2003年の優勝時にはエース井川(現オリックス)が20勝 5敗を記録。勝率８割、防御率2.80で“ 3冠”(当時最高勝率は表彰対象にはならず)を達成した。目標の実現はチームの快進撃を裏付ける。そのヒントを授けてくれるのが、阪神在籍中に最多勝 2回、最優秀防御率 1回を記録した大先輩だ。江夏氏は来春キャンプで臨時コーチに就任することが決定。伝説左腕の野球道に触れることができる。
トレーニングを終え、報道陣に対応する藤浪晋太郎投手
｢タイガースのレジェンドの方なので気持ちの部分とかを聞けるチャンス。とにかく話を聞いてみたい｣
藤浪が｢雲の上の方｣と敬う江夏氏。ＯＢ会総会で語っていた｢もう少し勝っていたら最多勝も狙えた｣という分析にもうなずいた。｢自分としてももったいない試合が多かった。最多勝は狙える数字｣。今季のシーズン序盤は 100球、打者 3巡目の壁にぶち当たった。 5月20日オリックス戦まで８試合に先発しわずか２勝。そこの踏ん張り次第ではタイトルも見えていた。もどかしい思いは消えていない。
今日 1日からは来季に向けて鳴尾浜で強化練習に励む。11月に参加した侍ジャパンでは、ソフトバンク武田から縦に落ちるスライダーの握りを学ぶなど引き出しを増やした。｢いろいろな人の考えに触れるのは大事｣というのはモットーだ。ここからは頭を整理し、体を仕上げて球春に向かう。最後にレジェンドイズムを吸収したとき、 3冠への藤浪スタイルが完成する。
◆江夏氏の指令：大阪市内で開催された11月29日のＯＢ会総会。初めて出席した江夏氏は、藤浪に関して｢俺らの時代は10勝しても大きな顔ができなかった。今は最多勝が13勝という時代。来年はタイトルを取れるような投手になってほしいね｣などと話し、タイトル奪取を期待した。
藤浪晋太郎投手が 1日、兵庫・加東市内のゴルフ場で「タイガース杯ゴルフ」に参加。広島に移籍した新井貴浩内野手へ対戦した場合は、徹底的な内角攻めに出ることを予告。最高のボールで“恩返し”することを誓った。
覚悟してください。不敵に笑った藤浪のターゲットは、広島に移籍した新井だ。来季の対戦を想像すると、強気に挑戦状をたたきつけた。
｢厳しくインコースを攻めたいですね｣
大先輩の名前に即座に反応した。新井の去就に揺れた11月上旬、右腕は秋季キャンプの後、侍ジャパンに参加していた。 2年間同じユニホームを来たベテランは、直接お別れを言えないまま戦う相手となった。
今季の新井は、自身が先発した試合で35打数12安打で打率 0.343、 6打点を挙げた。 2年間で同 0.330、 3本塁打、18打点。何度もアシストしてもらい、 2人でお立ち台に上がったこともある。この日、移籍に触れて｢(ロッカーでも)よく声も掛けてもらっていろいろとお世話になりました｣と感謝の言葉を口にした。グラウンドで感謝の気持ちをぶつけるのもひとつの手。導き出した恩返しの方法が｢内角攻め｣だった。
一緒に上がったお立ち台で藤浪晋太郎投手(右)の右腕を上げる新井貴浩内野手(左)。昨年 4月21日のヤクルト戦後のワンシーン
だが対戦の可能性について聞かれると一転。｢敵は敵なので。元チームメートとかは、一切関係ないです。インコースを攻めていきたいです。今年までチームメートだったことは一切、関係ないですから。インハイを攻めていきたいと(記事に)書いておいてください｣と、内角攻めを 2度までも口にするなど戦闘意欲をむき出しにしていた。
笑いをこらえながらの宣戦布告も、気持ちは本気だ。左足をやや 3塁側に踏み出す独特の投球フォームから、右打者への内角球は驚異。体をのけぞらせ、最大の武器で勝負して実力をみてもらおうというわけだ。
ゴルフコンペでは、47、64のグロス 111に不満顔だっただったが、ドラコンで 1位(飛距離発表なし)に輝いた。｢ 300ヤードいかないくらい。右に流れて、あまりいい球ではなかったです｣。首をかしげたものの、どこでも周囲の視線を集める存在感はさすが。｢ＶＳ新井｣も注目される一幕だ。
藤浪晋太郎投手は10番ホールティーショットがＯＢとなり悔しそう
山形の顔になります！ドラフト 1位の横山雄哉投手が壮大な目標を打ち立てた。ドラフト、台湾での｢２１Ｕワールド杯｣が終わり故郷山形に戻った先月20日。久しぶりの地元では、阪神入団を祝う張り紙の数々が目に飛び込んできた。
｢今回、山形に帰省して応援してくれる人がたくさんいた。そういった人に恩返ししたいと思いました｣
冷静に過去を振り返る。山形中央で過ごした高校時代。ウエートトレーニングに励んでいると、2010年バンクーバー五輪のスピードスケート銅メダリスト加藤条治を見かけたことがあった。声をかけることはできなかったが、母校の先輩の後ろ姿に勇気づけられた。プロ野球選手の夢を実現させたことで、今度は立場が変わる。その功績が形として見えるのが、｢山形県スポーツ賞｣だ。
山形への恩返しを誓う阪神ドラフト 1位の横山雄哉投手
｢そういう(賞を取れる)選手になれるように頑張ります。プロの世界で活躍して山形に恩返しをしたい｣
五輪メダリストなどが対象者の｢スポーツ大賞｣は、加藤の他にも女子サッカー・なでしこジャパンの佐々木則夫監督らが受賞。プロ野球では前年度の特別賞にパ首位打者、最多安打に輝いたソフトバンク長谷川が名を連ねた。元大相撲横綱柏戸、プロ野球最後の30勝投手である故皆川睦男氏(南海)らを輩出したことでも知られる故郷。横山が阪神で活躍することも地元の力になるのは間違いない。新たな使命は力に変わった。プロ野球選手としての成功が最高の恩返しだ。
福留孝介外野手は、ファンとハイタッチしながら笑顔を見せた
福留孝介外野手が 1日、都内のホテルで行われた｢スカパー！ ドラマティック・サヨナラ賞 年間大賞｣の表彰式に出席した。
直後のトークショーでは、ゲスト参加した野球評論家江本孟紀氏の鋭いツッコミにタジタジとなった。受賞の対象は 7月22日巨人戦(甲子園)で延長12回にマシソンから放った右翼ポール直撃のサヨナラ弾。福留は｢はっきり覚えています。伝統の一戦の最後をああいう締めくくりにできて、自分自身気持ちよかった｣と振り返った。
江本氏はその劇的なアーチをたたえた上で｢あの一打でクビが伸びたね。福留選手のある意味人生を左右する１本でした。来年オフにいなかったら困る。頑張ってください｣と激辛エール。福留は苦笑いを浮かべながら｢(映し出された)この映像を 2～ 3年流し続けてもらえたら。温かいお言葉をありがとうございます｣と返し、招待されたファンの爆笑を誘っていた。
甲子園署の一日警察署長を務めた松田遼馬投手は白バイにまたがり敬礼
松田遼馬投手が 1日、兵庫・甲子園警察署の一日署長を務め、年末特別警戒発隊式に参加した。 4年目となる2015年を前に、けがをせず 143試合ベンチ入りすることを目標に掲げた。福原忍投手、安藤優也投手両投手の負担を減らし、不動のセットアッパーに定着する。
甲子園球場前の阪神高速のガード下、黒い制服姿で現れた松田は、服装点検やパトカー、白バイの車両点検を行うと、約80人の甲子園署の署員らを前にして訓示を述べ、自分の思いをストレートに表現した。
松田遼馬投手は一日署長を務め、緊張した様子だった
｢バッターに向かって真っ向勝負をできる投手を目指します。勝負を左右する場面で投げることもある。(来年は)期待に応えられるように、常に全力で勝負したい｣
今季、シーズンを通して活躍できなかった悔しさが込められていた。沖縄・春季キャンプで右肘を痛め、復帰は 9月19日の中日戦(甲子園)までズレ込んだ。 1軍登板はわずか 6試合だった。
ブレークした昨季はリリーフで27試合に投げ、最速 150キロを超える速球を披露。新加入した呉昇桓につなぐセットアッパーに期待されていたが、復帰が遅れたことで福原、安藤のベテラン勢の負担が大きくなった。
甲子園署の一日警察署長を務めた松田遼馬投手
「けがをせず、( 1年間)大事な場面で投げてチームの優勝に貢献できるようにがんばりたい｣
キャンプインまで、故郷の長崎や鳴尾浜を中心に体幹を鍛え上げる。セールスポイントの速球に磨きをかけ、 1年を乗り切るためのボディーを作るためだ。
｢今オフはパワーアップも必要。もっとウエートトレーニングもやっていこうかなと思っています｣屈強な男たちの前で誓った。
その後は阪神甲子園駅周辺で、交通安全と振り込め詐欺防止キャンペーンのチラシ配布を行った。｢いい経験をさせてもらっています。警察官の方々のおかげで安全に暮らせている。(警察官の姿は)似合わないですね｣と笑顔で語った。
来季こそは｢ 8回の男｣と呼ばれる存在になる。
甲子園署の一日警察署長を務めるた松田遼馬投手
和田豊監督が前アスレチックスの中島裕之内野手に初ラブコール！和田監督が 1日、兵庫・加東市内の東条パインバレーＧＣで行われた｢タイガース杯ゴルフ｣に参加。古巣・西武への補償期間が前日11月30日に終了したことを受け、中島に｢ぜひ来てほしいね｣と初めてラブコールを送った。
ついに本音が飛び出した。もう思いを抑えていられない。和田監督が中島の阪神入りを熱望した。
｢(阪神に)加わってくれたら、こんなにありがたいことはない。ぜひ来てほしいね｣
ティーショットの行方を見つめる和田豊監督。中島に初めてラブコール
初めてのラブコールだ。指揮官はこれまで中島について｢仮定の話はしたくない｣とほとんど語ってこなかった。前日11月30日で補償期間が終了。この日から、古巣・西武への補償を必要とせずに国内他球団は交渉が可能になった。局面が大きく動き出すことが予想される中、まるでそのときを待っていたかのように、“沈黙”を破った。
指揮官は中島の魅力を説明した。｢そりゃ勝負強いところだな。数字的なものもあるけど、存在感というか頼もしい選手｣。西武時代の11年間で打率 0.302、 162本塁打、 738打点をマーク。ただ、その数字以上に相手に与えるプレッシャーは大きい。｢パ・リーグにいたコーチから『怖かったです』って何度も聞いたことがある｣。バットを高く掲げる独特な打撃フォームは威圧感十分だ。
和田豊監督からラブコールを送られた中島裕之内野手
また、中島が加入した場合の打順についても言及。もちろんクリーンアップを任せるだけの実力はあるが｢そこだけを打つ選手じゃない。臨機応変なバッティングができる｣とさまざまな可能性があることを強調。それでも｢(走者を)かえす立場だし、いずれにしても中心を打つ選手｣と揺るがぬ信頼を口にした。
米国内でトレーニングを続けている中島は、今週中にも帰国するとみられる。すでに最大 4年の大型契約や 3塁手形、虎のレジェンド背番号｢６｣を提示済みだ。移籍先の決定時期について、阪神の球団幹部は｢10日前後がメドになる｣と話しており、“Ｘデー”は近づいている。
｢甲子園は浜風を考えると、右(打者)が中心に入ってこないと、なかなか一発で点が入らないと思う｣と和田監督。頭には聖地でアーチを放つ“恋人”のイメージができている。｢球団創設８０周年｣の来季、リーグ優勝と日本一には中島の力が必要。最高の返事を待っている。
中島裕之内野手よ、皆が待っている！旨を張って飛び込んで来い！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
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