ギアチェンジの鬼になる！岩田稔投手(31)が16日、大阪市内で｢ヤナセ・阪神タイガースＭＶＰ賞｣贈呈式に参加し、来季の最優秀防御率のタイトル奪取を誓った。
安藤優也投手(36)が17日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約更改を行った。1000万円増の年俸8500万円でサインした。2009年シーズンは 1億2000万円だった。前年、初めて開幕投手に指名され、自己最多の13勝。4200万円の大幅アップを勝ち取ったのだ。翌2010年も年俸 1億1000万円と“大台”をキープするも、それ以降は不振や右肩痛に見舞われた。あげく、先発失格のらく印まで押され、2013年は、全盛時の半分以下の5000万円まで落ち込んだ。
12月上旬には、主力投手 9人で、呉昇桓の故郷・韓国に 2泊 3日の慰安旅行に行った。｢スンファン(呉昇桓(オ・スンファン)投手)もきて、すごく有意義な親睦会だった。来年もみんなで頑張っていこうという気持ちになった｣。30年ぶりの日本一＆50試合以上登板で、 6年ぶりの｢年俸 1億円復帰｣という目標をクリアする。(金額は推定)
藤浪晋太郎投手(20)が17日、兵庫・西宮市の鳴尾浜で自主トレを行った。大みそかの過ごし方についての話題になると、同郷である大阪・堺市出身のボクシング井岡一翔(25)について言及。ボクシング元世界 2階級王者・井岡からパワーをもらうことを誓った。井岡は12月31日にフライ級世界前哨戦として、元ＷＢＡ世界フライ級暫定王者ジャン・ピエロ・ペレス(33＝ベネズエラ)と対戦する。昨年12月 9日に大阪桐蔭高の先輩、西岡剛内野手(30)に連れられ、井岡ジムを訪問。年末の世界戦を直前に控えた王者を激励した。井岡が防衛に成功すると、藤浪は今年11勝。阪神では江夏豊以来 2人目となる高卒 1年目から 2年連続 2桁勝利の快挙を成し遂げた。
歳内、｢3.11｣登板誓った！来季 4年目の歳内宏明投手(21)が17日、鳴尾浜でキャッチボールやウエートトレで汗を流した後、来年 3月11日の広島とのオープン戦(甲子園)に登板する意欲をみせた。
阪神に今年入団した新人選手の研修会が17日、西宮市内のホテルで行われ、南信男球団社長(60)が若虎たちに訓示した。掛布雅之ＧＭ付育成＆打撃コーディネーター(59)と阪神ＯＢの金本知憲氏(46)の名前を挙げ、さらなる飛躍に期待をかけた。
昨年のＤ 1位左腕・岩貞祐太投手(23)、梅野隆太郎捕手(23)が17日、兵庫・西宮市内のホテルで行われた球団の新人研修会に出席した。岩貞祐太投手が約 3時間半の講義を受けて、魅力的な選手になることを誓った。
中日を戦力外となって今オフ入団した森越祐人内野手(26)は遊撃でレギュラーを目指す。
直接会ってほしい！中村勝広ＧＭ(65)が17日、西宮市内で取材に応じ、オリックスから国内フリーエージェント(ＦＡ)権を行使した金子千尋投手(32)に直接会談を要望したことを明かした。オリックス時代から旧知の仲である右腕を、ＧＭ自らが口説く。右腕がプロ入りした2005年にはオリックスのＧＭを務め、その後も監督と選手として時間を過ごした。条件面で最大の誠意を示したら、詰めは右腕への愛情だ。金子が入団した2004年ドラフトからの絆は不変！“決勝戦”が待ち遠しい。記事をまとめえみました。
ギアチェンジの鬼になる！岩田稔投手が16日、大阪市内で｢ヤナセ・阪神タイガースＭＶＰ賞｣贈呈式に参加し、来季の最優秀防御率のタイトル奪取を誓った。今季は22試合で 9勝 8敗ながら、リーグ 2位の防御率2.54。先日20勝を目標に掲げたばかりだが、｢今年はメッセンジャーが最多勝と奪三振を取った。僕も 1つは勲章になるタイトルを取りたい｣と宣言した。
昨季まではピンチで踏ん張りきれず、一気に大量失点するケースが目立っていた。今季は指摘され続けた癖を克服。得点圏被打率は両リーグトップの 1割 4分 6厘。同 2位で 1割 6分 8厘の北海道日本ハム大谷を大きく離し｢もっともピンチに強い投手｣となった。
![メルセデス・ベンツを贈呈された岩田稔投手]()
｢ヤナセ・阪神タイガースＭＶＰ賞｣を受賞しメルセデス・ベンツを贈呈された岩田稔投手
｢走者を出しても点をやらなければいい、というぐらいの気持ちを持てるようになった｣。以前は完璧を求め、自らを追い込みすぎていた。少しだけ考えにゆとりを持たせた結果、大崩れする自分に別れを告げられた。今季から本格的にフォークを持ち球に加え、勝負どころで空振りを取れる可能性が高まった。｢まだ、いつ投げても大丈夫というボールではない。もっと精度を良くしたい｣。この球種に磨きがかかれば、さらに要所で強くなれる。
｢ここで打たれたら去年と一緒。自分が生きていくためには(ピンチで)抑えないといけない。そういう気持ちでブレずにやれた｣。ピンチで一気のギアチェンジが可能となり、簡単にはホームを踏ませない自信を手に入れた。来季狙う自身初タイトルについて｢僕の場合は防御率ですね。勝ち負けは巡り合わせもあるので｣。虎では2003年井川慶以来、縁がないタイトル。防御率１位は現実的な目標だ。
![会見で笑顔を見せる安藤優也投手]()
契約更改を終え会見で笑顔を見せる安藤優也投手
安藤優也投手が17日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約更改を行った。1000万円増の年俸8500万円でサインした。リリーフに再転向して 2年目の今季は 144試合ベンチ入りし、53試合に登板。来季もフル回転し、大幅アップを勝ち取り、2010年以来 6年ぶりとなる年俸 1億円の大台突破を誓った。
｢個人的には良かったけど、チームとしては悔しい 1年だった。日本シリーズに出場したけど、日本一を逃した。日本一を目指してやっていきたい｣と来季へ意気込んだ。
今季は53試合に登板しし、防御率3.80。 2年連続で50試合以上に登板した。
充実の 1年を物語るかのような笑顔だった。1000万円増の8500万円の提示に納得のサインだ。約 1時間の交渉を終えた安藤が声を弾ませた。
｢お金の話は少しだけ。大半は、ファンサービスなどの話でした｣
![笑顔で会見に臨む安藤優也投手]()
契約更改後、笑顔で会見に臨む安藤優也投手。６年ぶりの１億円の大台に意欲をみせた
今季53試合に登板し、 6勝 2敗、防御率3.80。 1つ年上の福原とともに、呉昇桓につなぐセットアッパーとしてフル回転。リリーフに再転向した2013年も58試合に登板した。来季の目標は、ズバリ、 3年連続で50試合以上登板＆年俸 1億円復帰だ。
｢今年よりもいい成績を残して、また大台に乗せられるように頑張りたいと思います｣と力を込めた。昨年、安藤とともにリリーフで奮闘した福原は７年ぶりに年俸１億円の大台に乗せた。
安藤も2009年シーズンは 1億2000万円だった。前年、初めて開幕投手に指名され、自己最多の13勝。4200万円の大幅アップを勝ち取ったのだ。翌2010年も年俸 1億1000万円と“大台”をキープするも、それ以降は不振や右肩痛に見舞われた。あげく、先発失格のらく印まで押され、2013年は、全盛時の半分以下の5000万円まで落ち込んだ。
![安藤優也投手]()
安藤優也投手は 3年連続の50試合以上登板も目標に掲げた
｢先発で無理ならリリーフで頑張ろう｣と、入団時の2002年から 3年間務めたリリーフへ－。2013年から 2年連続で50試合以上に登板し、再び年俸 1億円の大台がみえてきたわけだ。
｢まだ先発をやりたいという気持ちはあるけど、もう年だし…。自分が言える立場ではないからね｣。自分の立場はわかっている。来季もセットアッパーとして福原とともに投手陣を引っ張っていくつもりだ。
12月上旬には、主力投手 9人で、呉昇桓の故郷・韓国に 2泊 3日の慰安旅行に行った。｢スンファン(呉昇桓(オ・スンファン)投手)もきて、すごく有意義な親睦会だった。来年もみんなで頑張っていこうという気持ちになった｣。30年ぶりの日本一＆50試合以上登板で、 6年ぶりの｢年俸 1億円復帰｣という目標をクリアする。(金額は推定)
![鳴尾浜で自主トレを行った藤浪晋太郎投手]()
鳴尾浜で自主トレを行った藤浪晋太郎投手。大みそかはボクシング観戦で締める
藤浪晋太郎投手が17日、兵庫・西宮市の鳴尾浜で自主トレを行った。大みそかの過ごし方についての話題になると、同郷である大阪・堺市出身のボクシング井岡一翔について言及。ボクシング元世界 2階級王者・井岡からパワーをもらうことを誓った。大みそかに行われる井岡のノンタイトル戦をテレビで観戦予定。鮮やかなＫＯ劇を目に焼き付け、プロ 3年目となる2015年シーズンを迎える。
井岡は12月31日にフライ級世界前哨戦として、元ＷＢＡ世界フライ級暫定王者ジャン・ピエロ・ペレスと対戦する。藤浪は昨年12月 9日に西岡と井岡ジムを訪問。｢(西岡)剛さんに 1回連れて行ってもらっているので｣と地元出身のアスリートへの愛着を語った。
![笑顔で引き揚げる藤浪晋太郎投手]()
ウエートトレーニングを終え、笑顔で引き揚げる藤浪晋太郎投手
今年も井岡で締める。手に汗握る殴り合いを見ないと、やはり年は越せない。藤浪が大みそかの熱きバトルを目に焼き付ける。
｢昨年は(テレビで)見ました。(今年も)見ようと思います｣
12月31日の恒例行事となった井岡の試合を見るのは、ルーキーイヤーの2013年に続き 2年連続。昨年は当時世界ライトフライ級王者だった天才ボクサーの防衛戦勝利を見届け、プロ 2年目を迎えた。今年は元ＷＢＡフライ級暫定王者・ジャン・ピエロ・ペレス(33＝ベネズエラ)とのノンタイトル戦(大阪・ボディメーカーコロシアム)だが、見逃すわけにはいかない。“異業種”でも同じ大阪・堺市出身のアスリート。世界を舞台にする男から刺激をもらう。
｢昨年はジムにも行かせていただきました｣。元世界王者の25歳とは浅からぬ縁を持つ。昨年12月 9日に大阪桐蔭高の先輩、西岡剛内野手に連れられ、井岡ジムを訪問。年末の世界戦を直前に控えた王者を激励した。井岡が防衛に成功すると、藤浪は今年11勝。阪神では江夏豊以来 2人目となる高卒 1年目から 2年連続 2桁勝利の快挙を成し遂げた。
![藤浪晋太郎投手との共闘を誓った井岡一翔]()
藤浪晋太郎投手との共闘を誓った井岡一翔
一方、今度の試合で来年の世界再挑戦へ弾みをつけたい井岡は、藤浪のテレビ観戦予定を知って、さらに気合を入れた。｢スケジュールの都合もあると思うので、生観戦は難しいかもしれないが、テレビでも見てくれるのはうれしく思う｣。多忙な右腕を気遣い、控えめなコメントだったが、本心は生観戦してもらいたいはず。父の井岡一法会長は｢リングサイドに招待するので、ぜひ会場に来てほしい」と呼びかけた。
井岡は｢僕は一戦も落とせない戦いが続くし、藤浪選手も開幕したら負けられない戦いが続く｣と“共闘モード”だ。｢ＫＯを狙って、おもしろい試合を見せたい｣。鮮やかなＫＯ劇が、藤浪にとってプロ 3年目への新たなエネルギーになる。
![井岡一翔]()
昨年の大みそか、 3度目の防衛に成功した井岡一翔(右)。今年はＫＯなるか
井岡は大みそかの一戦を世界前哨戦に位置づけた。｢今年最後に大阪、日本を盛り上げたいし、世界につながる試合ができたらいい｣。今年 2月に世界ライトフライ級王座を返上。フライ級に階級を上げ、アムナット・ルエンロン(タイ)と対戦した 5月の世界戦で 3階級制覇を狙ったが、プロ初黒星を喫した。 9月のノンタイトル戦で勝利。来春、再び 3階級制覇に挑戦するためには、今回の試合が大事になってくる。｢今年の締めくくりだが、もう来年は始まっている気持ち。2015年に向けて、いいスタートを切りたい｣。藤浪に、そして日本中に、感動を届ける。
![｢3.11｣登板を誓った歳内宏明投手]()
被災地への思いを胸に｢3.11｣登板を誓った歳内宏明投手
歳内、｢3.11｣登板誓った！来季 4年目の歳内宏明投手が17日、鳴尾浜でキャッチボールやウエートトレで汗を流した後、来年 3月11日の広島とのオープン戦(甲子園)に登板する意欲をみせた。
｢もちろん投げたい気持ちはあります｣
2011年の同じ日に起きた東日本大震災を、歳内は福島・聖光学院高校時代に被災。 6日も福島市内で行われた復興イベントに参加し、被災者を勇気づけた。今年 3月11日はＤｅＮＡ戦(甲子園)に登板。 1回を投げ、無失点の好投をみせた。
｢今年も投げてますし、もし投げたら少しでも被災者の人に勇気を与えれるような投球ができればと思います｣
オープン戦で弾みをつけ、 1軍定着へ。離れていても、自身の活躍を被災地に届けてみせる。
![現役時代の掛布雅之氏]()
現役時代、寝る前にバットを振ることを怠らなかった掛布雅之ＧＭ付育成＆打撃コーディネーター
掛布氏＆金本氏を見習え！！阪神に今年入団した新人選手の研修会が17日、西宮市内のホテルで行われ、南信男球団社長が若虎たちに訓示した。掛布雅之ＧＭ付育成＆打撃コーディネーターと阪神ＯＢの金本知憲氏)の名前を挙げ、さらなる飛躍に期待をかけた。
球団社長直々の訓示に、 1年目を終えた若虎も、改めて背筋を伸ばした。
｢ 3年は死にもの狂いでやってくれ。石の上にも 3年って言うしな｣
着慣れないスーツに身を包み、食い入るように聞き入る選手たち。熱くなる話は、これまで阪神ファンを楽しませてきたＯＢにも言及した。
![現役時代の金本知憲氏]()
現役時代はとにかくバットを振った金本知憲氏
｢掛布さんも、現役時代はどれだけ遅くなっても素振りをしてから床についていた。やらされる練習ではなく、自分で考えてやってほしい｣
1985年の日本一に貢献したミスタータイガースの次は2003年、2005年のリーグ優勝の立役者、金本氏だ。連続試合フルイニング出場の世界記録など数々の金字塔を打ち立てた鉄人についても、｢44歳まで現役でやったあれほどの選手でも『もっとバットを振ればよかった』と後悔していた。覚悟をもってやってほしい｣と練習の虫になることを願った。
![金本知憲氏]()
金本知憲氏は引退会見で｢もっとバットを振れば…｣と後悔…
虎のレジェンドたちが歩んできた道を、将来の阪神を背負って立つ選手たちにも歩んでほしい。そんな親心が垣間見えた時間だった。
トップからの金言に今季、新人ながら９２試合に出場し、正捕手を期待される梅野もオフの過ごし方も含め｢勉強になりました｣とうなずけば、昨年のドラフト１位左腕・岩貞も｢まずは(ファンサービスを)やって喜ばれるような選手にならないといけないですね｣と力をこめた。
授かった言葉を胸に、来季の飛躍につなげてみせる。若虎たちの顔つきが変わっていた。
![新人研修会で話を聞く梅野隆太郎捕手]()
阪神新人研修会で話を聞く梅野隆太郎捕手
梅野隆太郎捕手が17日、兵庫・西宮市内のホテルで行われた球団の新人研修会に出席した。
オフの過ごし方や、球団運営の仕組みについての講義を熱心に聞き入った。約 3時間半のプログラムを終えると｢ファンの方々がいて選手がプレーできる。ファンサービスに関しても、できるものはやっていきたい｣と意欲的に語った。
![陽川尚将内野手と岩貞祐太投手]()
新人研修会で話を聞く陽川尚将内野手(左)と岩貞祐太投手
昨年のＤ 1位左腕・岩貞祐太投手が17日、兵庫・西宮市内のホテルで行われた球団の新人研修会に出席した。約 3時間半の講義を受けて、魅力的な選手になることを誓った。
ファンサービスの大切さについても話があったが｢まずは(ファンサービスを)やって喜ばれる選手にならないといけない｣と足元を見つめた。
岩貞は禁酒を宣言した。｢プロになってけがをしてからはずっと禁酒をしてました。オフになってちょっと飲みましたが、シーズンが始まれば、また禁酒するつもりです｣。学生時代は｢飲み過ぎることもありましたが…｣と話したが、｢野球のためなら関係ないです｣」とプロの自覚十分に来季の飛躍を誓った。
中日を戦力外となって今オフ入団した森越祐人内野手は遊撃でレギュラーを目指す。
海外ＦＡを行使した鳥谷の流出が危ぶまれる中、｢球団からもショートと言われているので、中日でもやってきたので他のポジションも対応できますが、まずはショートを考えたい｣と力を込めた。｢守備率10割も目指したい｣と目標を掲げた。
直接会ってほしい！中村勝広ＧＭが17日、西宮市内で取材に応じ、オリックスから国内ＦＡ権を行使した金子千尋投手(32)に直接会談を要望したことを明かした。代理人を通じて交渉中だが、最終的に本人との面談が用意される可能性が判明。オリックス時代から旧知の仲である右腕を、ＧＭ自らが口説く。
是が非でもほしい。だからこそ、自らが本人に熱い思いを伝えれば口説けるはず。交渉役の中村ＧＭが代理人に対し、右腕との直接面談を要求。かねてからの“師弟”という太い絆に、金子獲得への望みをつなぐ。
｢代理人だけじゃなくて、(金子に)会わせてほしいと要望したよ。本人と対面していろいろな思いとか、注文を聞いてみないと｣
![金子千尋投手]()
直接会いたい！！ 中村ＧＭから直談判を申し込まれた金子千尋投手
阪神は既に 3年契約を提示。前日16日の坂井オーナーへの定例報告で、獲得の正式了承も得た。 3年15億円を提示したオリックスに負けない条件を準備しているものの、代理人との交渉では、メジャー志向の金子のベクトルがどこへ向いているのか、はっきりしない。中村ＧＭが交渉の席で、本人の胸の内を深く探る。
｢彼は俺がオリックスのときに獲った投手。特別な関係にあるから｣
特別な関係－。その言葉に自信がにじむ。右腕がプロ入りした2005年にはオリックスのＧＭを務め、その後も監督と選手として時間を過ごした。金子との交渉では、今後の海外挑戦など野球人生を踏まえながらの話し合いが必要になる。虎も右腕の将来に柔軟に対応する構えを見せてはいるが、真意を聞くことにおいては、右に出るものはいないというわけだ。
｢(海外挑戦の)ビジョンは持っているんだろうけど、いつかも分からないし、行かないのかもしれない｣
![オリックス時代に金子投手を獲得した中村ＧＭ]()
オリックス時代に金子千尋投手(左)を獲得した中村ＧＭ
代理人からの返答は“条件付き”だという。｢数球団に絞ったら、その後に(本人と)会わせるつもりみたい｣。まずは全チームとの交渉を代理人が受け持ち、候補に残った球団に次のステージが用意される見込み。争奪戦にはオリックスの他、中日、楽天などライバルも多い状況。第 1関門を突破すれば、直接交渉の機会が与えられる可能性が高い。
この日は交渉について南球団社長と打ち合わせを行った。今後の経過によって、提示した条件に見直しの余地も残したという。｢向こうの反応を踏まえ、これがファイナルとは思っていない。限度はあるから、青天井ではないけど｣。まず“予選突破”のために全力を注ぐことが第一歩だ。
｢(獲得を狙う球団は)どこが出てくるか分からない、あれだけの投手だから。まず上位 2、 3球団に残って、そこから面接のようになるんじゃないかな｣
条件面で最大の誠意を示したら、詰めは右腕への愛情だ。金子が入団した2004年ドラフトからの絆は不変！“決勝戦”が待ち遠しい。
我らの阪神よ、｢二文字｣を狙え！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
![2014年 公式戦勝敗表]()
2014年 公式戦勝敗表
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ＣＳ日程と結果
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日本シリーズ 日程と結果
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毎月末は、選手サイン色紙などがあたる会員限定キャンペーンを実施！ このチャンスをお見逃しなく！
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※阪神戦を見るなら｢虎テレ TORATELE｣だ！交流戦全24試合放送します！
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阪神タイガースでは、球団公式動画配信サービス｢虎テレ｣において、従来からの阪神タイガース主催全試合に加えて、2013年度の日本生命セ・パ交流戦での阪神ビジター試合(全12試合)を配信することを決定いたしました。
この取組みは、パシフィックリーグマーケティング株式会社が運営する、インターネットライブ動画配信サービス｢パ・リーグTV｣との協力で実現したもので、スマートフォンでの有料インターネットライブ配信の他、PC・タブレット・スマートフォンでの試合後のイニングVOD配信も行います。
プレイボール(※)からヒーローインタビューまで見ることができる｢ライブ中継｣や、見たいシーンを検索することができる｢シーン検索｣、ファンのみなさんの感情が反映される｢熱狂メーター!!｣など、様々なコンテンツを搭載した新感覚の動画配信サービスです。
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虎テレは、Andoroid2.3.4以降、iOS5以降に対応しております。バージョンが上記未満の方はバージョンアップを実施してください。
※らくらくスマートフォンには対応しておりません。
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2014年シーズンの主力選手ベストショットを大胆かつ繊細にデザインしました。今シーズンの思い出のシーンも掲載しています。
※ニッポン放送｢ショウアップナイター｣はここだ！
メールアドレス：89@1242.com
番組ホームページはこちら、http://www.1242.com/baseball/
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ニッポン放送では、夕方 5時30分からの｢ショウアップスポーツ｣の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
夕方5時30分から（土は5時50分から）、完全実況中継！
まるでスタジアムにいるかのような興奮と感動をお届けします！！
江本孟紀、関根潤三、若松勉、大矢明彦、田尾安志、達川光男、野村弘樹、宮本和知、高津臣吾・初芝清・・・一流解説陣が連日登場！
18時少し前と19時，20時の時報の後にクイズが有ります。
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安藤優也投手(36)が17日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約更改を行った。1000万円増の年俸8500万円でサインした。2009年シーズンは 1億2000万円だった。前年、初めて開幕投手に指名され、自己最多の13勝。4200万円の大幅アップを勝ち取ったのだ。翌2010年も年俸 1億1000万円と“大台”をキープするも、それ以降は不振や右肩痛に見舞われた。あげく、先発失格のらく印まで押され、2013年は、全盛時の半分以下の5000万円まで落ち込んだ。
12月上旬には、主力投手 9人で、呉昇桓の故郷・韓国に 2泊 3日の慰安旅行に行った。｢スンファン(呉昇桓(オ・スンファン)投手)もきて、すごく有意義な親睦会だった。来年もみんなで頑張っていこうという気持ちになった｣。30年ぶりの日本一＆50試合以上登板で、 6年ぶりの｢年俸 1億円復帰｣という目標をクリアする。(金額は推定)
藤浪晋太郎投手(20)が17日、兵庫・西宮市の鳴尾浜で自主トレを行った。大みそかの過ごし方についての話題になると、同郷である大阪・堺市出身のボクシング井岡一翔(25)について言及。ボクシング元世界 2階級王者・井岡からパワーをもらうことを誓った。井岡は12月31日にフライ級世界前哨戦として、元ＷＢＡ世界フライ級暫定王者ジャン・ピエロ・ペレス(33＝ベネズエラ)と対戦する。昨年12月 9日に大阪桐蔭高の先輩、西岡剛内野手(30)に連れられ、井岡ジムを訪問。年末の世界戦を直前に控えた王者を激励した。井岡が防衛に成功すると、藤浪は今年11勝。阪神では江夏豊以来 2人目となる高卒 1年目から 2年連続 2桁勝利の快挙を成し遂げた。
歳内、｢3.11｣登板誓った！来季 4年目の歳内宏明投手(21)が17日、鳴尾浜でキャッチボールやウエートトレで汗を流した後、来年 3月11日の広島とのオープン戦(甲子園)に登板する意欲をみせた。
阪神に今年入団した新人選手の研修会が17日、西宮市内のホテルで行われ、南信男球団社長(60)が若虎たちに訓示した。掛布雅之ＧＭ付育成＆打撃コーディネーター(59)と阪神ＯＢの金本知憲氏(46)の名前を挙げ、さらなる飛躍に期待をかけた。
昨年のＤ 1位左腕・岩貞祐太投手(23)、梅野隆太郎捕手(23)が17日、兵庫・西宮市内のホテルで行われた球団の新人研修会に出席した。岩貞祐太投手が約 3時間半の講義を受けて、魅力的な選手になることを誓った。
中日を戦力外となって今オフ入団した森越祐人内野手(26)は遊撃でレギュラーを目指す。
直接会ってほしい！中村勝広ＧＭ(65)が17日、西宮市内で取材に応じ、オリックスから国内フリーエージェント(ＦＡ)権を行使した金子千尋投手(32)に直接会談を要望したことを明かした。オリックス時代から旧知の仲である右腕を、ＧＭ自らが口説く。右腕がプロ入りした2005年にはオリックスのＧＭを務め、その後も監督と選手として時間を過ごした。条件面で最大の誠意を示したら、詰めは右腕への愛情だ。金子が入団した2004年ドラフトからの絆は不変！“決勝戦”が待ち遠しい。記事をまとめえみました。
ギアチェンジの鬼になる！岩田稔投手が16日、大阪市内で｢ヤナセ・阪神タイガースＭＶＰ賞｣贈呈式に参加し、来季の最優秀防御率のタイトル奪取を誓った。今季は22試合で 9勝 8敗ながら、リーグ 2位の防御率2.54。先日20勝を目標に掲げたばかりだが、｢今年はメッセンジャーが最多勝と奪三振を取った。僕も 1つは勲章になるタイトルを取りたい｣と宣言した。
昨季まではピンチで踏ん張りきれず、一気に大量失点するケースが目立っていた。今季は指摘され続けた癖を克服。得点圏被打率は両リーグトップの 1割 4分 6厘。同 2位で 1割 6分 8厘の北海道日本ハム大谷を大きく離し｢もっともピンチに強い投手｣となった。
｢ヤナセ・阪神タイガースＭＶＰ賞｣を受賞しメルセデス・ベンツを贈呈された岩田稔投手
｢走者を出しても点をやらなければいい、というぐらいの気持ちを持てるようになった｣。以前は完璧を求め、自らを追い込みすぎていた。少しだけ考えにゆとりを持たせた結果、大崩れする自分に別れを告げられた。今季から本格的にフォークを持ち球に加え、勝負どころで空振りを取れる可能性が高まった。｢まだ、いつ投げても大丈夫というボールではない。もっと精度を良くしたい｣。この球種に磨きがかかれば、さらに要所で強くなれる。
｢ここで打たれたら去年と一緒。自分が生きていくためには(ピンチで)抑えないといけない。そういう気持ちでブレずにやれた｣。ピンチで一気のギアチェンジが可能となり、簡単にはホームを踏ませない自信を手に入れた。来季狙う自身初タイトルについて｢僕の場合は防御率ですね。勝ち負けは巡り合わせもあるので｣。虎では2003年井川慶以来、縁がないタイトル。防御率１位は現実的な目標だ。
契約更改を終え会見で笑顔を見せる安藤優也投手
安藤優也投手が17日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約更改を行った。1000万円増の年俸8500万円でサインした。リリーフに再転向して 2年目の今季は 144試合ベンチ入りし、53試合に登板。来季もフル回転し、大幅アップを勝ち取り、2010年以来 6年ぶりとなる年俸 1億円の大台突破を誓った。
｢個人的には良かったけど、チームとしては悔しい 1年だった。日本シリーズに出場したけど、日本一を逃した。日本一を目指してやっていきたい｣と来季へ意気込んだ。
今季は53試合に登板しし、防御率3.80。 2年連続で50試合以上に登板した。
充実の 1年を物語るかのような笑顔だった。1000万円増の8500万円の提示に納得のサインだ。約 1時間の交渉を終えた安藤が声を弾ませた。
｢お金の話は少しだけ。大半は、ファンサービスなどの話でした｣
契約更改後、笑顔で会見に臨む安藤優也投手。６年ぶりの１億円の大台に意欲をみせた
今季53試合に登板し、 6勝 2敗、防御率3.80。 1つ年上の福原とともに、呉昇桓につなぐセットアッパーとしてフル回転。リリーフに再転向した2013年も58試合に登板した。来季の目標は、ズバリ、 3年連続で50試合以上登板＆年俸 1億円復帰だ。
｢今年よりもいい成績を残して、また大台に乗せられるように頑張りたいと思います｣と力を込めた。昨年、安藤とともにリリーフで奮闘した福原は７年ぶりに年俸１億円の大台に乗せた。
安藤も2009年シーズンは 1億2000万円だった。前年、初めて開幕投手に指名され、自己最多の13勝。4200万円の大幅アップを勝ち取ったのだ。翌2010年も年俸 1億1000万円と“大台”をキープするも、それ以降は不振や右肩痛に見舞われた。あげく、先発失格のらく印まで押され、2013年は、全盛時の半分以下の5000万円まで落ち込んだ。
安藤優也投手は 3年連続の50試合以上登板も目標に掲げた
｢先発で無理ならリリーフで頑張ろう｣と、入団時の2002年から 3年間務めたリリーフへ－。2013年から 2年連続で50試合以上に登板し、再び年俸 1億円の大台がみえてきたわけだ。
｢まだ先発をやりたいという気持ちはあるけど、もう年だし…。自分が言える立場ではないからね｣。自分の立場はわかっている。来季もセットアッパーとして福原とともに投手陣を引っ張っていくつもりだ。
12月上旬には、主力投手 9人で、呉昇桓の故郷・韓国に 2泊 3日の慰安旅行に行った。｢スンファン(呉昇桓(オ・スンファン)投手)もきて、すごく有意義な親睦会だった。来年もみんなで頑張っていこうという気持ちになった｣。30年ぶりの日本一＆50試合以上登板で、 6年ぶりの｢年俸 1億円復帰｣という目標をクリアする。(金額は推定)
鳴尾浜で自主トレを行った藤浪晋太郎投手。大みそかはボクシング観戦で締める
藤浪晋太郎投手が17日、兵庫・西宮市の鳴尾浜で自主トレを行った。大みそかの過ごし方についての話題になると、同郷である大阪・堺市出身のボクシング井岡一翔について言及。ボクシング元世界 2階級王者・井岡からパワーをもらうことを誓った。大みそかに行われる井岡のノンタイトル戦をテレビで観戦予定。鮮やかなＫＯ劇を目に焼き付け、プロ 3年目となる2015年シーズンを迎える。
井岡は12月31日にフライ級世界前哨戦として、元ＷＢＡ世界フライ級暫定王者ジャン・ピエロ・ペレスと対戦する。藤浪は昨年12月 9日に西岡と井岡ジムを訪問。｢(西岡)剛さんに 1回連れて行ってもらっているので｣と地元出身のアスリートへの愛着を語った。
ウエートトレーニングを終え、笑顔で引き揚げる藤浪晋太郎投手
今年も井岡で締める。手に汗握る殴り合いを見ないと、やはり年は越せない。藤浪が大みそかの熱きバトルを目に焼き付ける。
｢昨年は(テレビで)見ました。(今年も)見ようと思います｣
12月31日の恒例行事となった井岡の試合を見るのは、ルーキーイヤーの2013年に続き 2年連続。昨年は当時世界ライトフライ級王者だった天才ボクサーの防衛戦勝利を見届け、プロ 2年目を迎えた。今年は元ＷＢＡフライ級暫定王者・ジャン・ピエロ・ペレス(33＝ベネズエラ)とのノンタイトル戦(大阪・ボディメーカーコロシアム)だが、見逃すわけにはいかない。“異業種”でも同じ大阪・堺市出身のアスリート。世界を舞台にする男から刺激をもらう。
｢昨年はジムにも行かせていただきました｣。元世界王者の25歳とは浅からぬ縁を持つ。昨年12月 9日に大阪桐蔭高の先輩、西岡剛内野手に連れられ、井岡ジムを訪問。年末の世界戦を直前に控えた王者を激励した。井岡が防衛に成功すると、藤浪は今年11勝。阪神では江夏豊以来 2人目となる高卒 1年目から 2年連続 2桁勝利の快挙を成し遂げた。
藤浪晋太郎投手との共闘を誓った井岡一翔
一方、今度の試合で来年の世界再挑戦へ弾みをつけたい井岡は、藤浪のテレビ観戦予定を知って、さらに気合を入れた。｢スケジュールの都合もあると思うので、生観戦は難しいかもしれないが、テレビでも見てくれるのはうれしく思う｣。多忙な右腕を気遣い、控えめなコメントだったが、本心は生観戦してもらいたいはず。父の井岡一法会長は｢リングサイドに招待するので、ぜひ会場に来てほしい」と呼びかけた。
井岡は｢僕は一戦も落とせない戦いが続くし、藤浪選手も開幕したら負けられない戦いが続く｣と“共闘モード”だ。｢ＫＯを狙って、おもしろい試合を見せたい｣。鮮やかなＫＯ劇が、藤浪にとってプロ 3年目への新たなエネルギーになる。
昨年の大みそか、 3度目の防衛に成功した井岡一翔(右)。今年はＫＯなるか
井岡は大みそかの一戦を世界前哨戦に位置づけた。｢今年最後に大阪、日本を盛り上げたいし、世界につながる試合ができたらいい｣。今年 2月に世界ライトフライ級王座を返上。フライ級に階級を上げ、アムナット・ルエンロン(タイ)と対戦した 5月の世界戦で 3階級制覇を狙ったが、プロ初黒星を喫した。 9月のノンタイトル戦で勝利。来春、再び 3階級制覇に挑戦するためには、今回の試合が大事になってくる。｢今年の締めくくりだが、もう来年は始まっている気持ち。2015年に向けて、いいスタートを切りたい｣。藤浪に、そして日本中に、感動を届ける。
被災地への思いを胸に｢3.11｣登板を誓った歳内宏明投手
歳内、｢3.11｣登板誓った！来季 4年目の歳内宏明投手が17日、鳴尾浜でキャッチボールやウエートトレで汗を流した後、来年 3月11日の広島とのオープン戦(甲子園)に登板する意欲をみせた。
｢もちろん投げたい気持ちはあります｣
2011年の同じ日に起きた東日本大震災を、歳内は福島・聖光学院高校時代に被災。 6日も福島市内で行われた復興イベントに参加し、被災者を勇気づけた。今年 3月11日はＤｅＮＡ戦(甲子園)に登板。 1回を投げ、無失点の好投をみせた。
｢今年も投げてますし、もし投げたら少しでも被災者の人に勇気を与えれるような投球ができればと思います｣
オープン戦で弾みをつけ、 1軍定着へ。離れていても、自身の活躍を被災地に届けてみせる。
現役時代、寝る前にバットを振ることを怠らなかった掛布雅之ＧＭ付育成＆打撃コーディネーター
掛布氏＆金本氏を見習え！！阪神に今年入団した新人選手の研修会が17日、西宮市内のホテルで行われ、南信男球団社長が若虎たちに訓示した。掛布雅之ＧＭ付育成＆打撃コーディネーターと阪神ＯＢの金本知憲氏)の名前を挙げ、さらなる飛躍に期待をかけた。
球団社長直々の訓示に、 1年目を終えた若虎も、改めて背筋を伸ばした。
｢ 3年は死にもの狂いでやってくれ。石の上にも 3年って言うしな｣
着慣れないスーツに身を包み、食い入るように聞き入る選手たち。熱くなる話は、これまで阪神ファンを楽しませてきたＯＢにも言及した。
現役時代はとにかくバットを振った金本知憲氏
｢掛布さんも、現役時代はどれだけ遅くなっても素振りをしてから床についていた。やらされる練習ではなく、自分で考えてやってほしい｣
1985年の日本一に貢献したミスタータイガースの次は2003年、2005年のリーグ優勝の立役者、金本氏だ。連続試合フルイニング出場の世界記録など数々の金字塔を打ち立てた鉄人についても、｢44歳まで現役でやったあれほどの選手でも『もっとバットを振ればよかった』と後悔していた。覚悟をもってやってほしい｣と練習の虫になることを願った。
金本知憲氏は引退会見で｢もっとバットを振れば…｣と後悔…
虎のレジェンドたちが歩んできた道を、将来の阪神を背負って立つ選手たちにも歩んでほしい。そんな親心が垣間見えた時間だった。
トップからの金言に今季、新人ながら９２試合に出場し、正捕手を期待される梅野もオフの過ごし方も含め｢勉強になりました｣とうなずけば、昨年のドラフト１位左腕・岩貞も｢まずは(ファンサービスを)やって喜ばれるような選手にならないといけないですね｣と力をこめた。
授かった言葉を胸に、来季の飛躍につなげてみせる。若虎たちの顔つきが変わっていた。
阪神新人研修会で話を聞く梅野隆太郎捕手
梅野隆太郎捕手が17日、兵庫・西宮市内のホテルで行われた球団の新人研修会に出席した。
オフの過ごし方や、球団運営の仕組みについての講義を熱心に聞き入った。約 3時間半のプログラムを終えると｢ファンの方々がいて選手がプレーできる。ファンサービスに関しても、できるものはやっていきたい｣と意欲的に語った。
新人研修会で話を聞く陽川尚将内野手(左)と岩貞祐太投手
昨年のＤ 1位左腕・岩貞祐太投手が17日、兵庫・西宮市内のホテルで行われた球団の新人研修会に出席した。約 3時間半の講義を受けて、魅力的な選手になることを誓った。
ファンサービスの大切さについても話があったが｢まずは(ファンサービスを)やって喜ばれる選手にならないといけない｣と足元を見つめた。
岩貞は禁酒を宣言した。｢プロになってけがをしてからはずっと禁酒をしてました。オフになってちょっと飲みましたが、シーズンが始まれば、また禁酒するつもりです｣。学生時代は｢飲み過ぎることもありましたが…｣と話したが、｢野球のためなら関係ないです｣」とプロの自覚十分に来季の飛躍を誓った。
中日を戦力外となって今オフ入団した森越祐人内野手は遊撃でレギュラーを目指す。
海外ＦＡを行使した鳥谷の流出が危ぶまれる中、｢球団からもショートと言われているので、中日でもやってきたので他のポジションも対応できますが、まずはショートを考えたい｣と力を込めた。｢守備率10割も目指したい｣と目標を掲げた。
直接会ってほしい！中村勝広ＧＭが17日、西宮市内で取材に応じ、オリックスから国内ＦＡ権を行使した金子千尋投手(32)に直接会談を要望したことを明かした。代理人を通じて交渉中だが、最終的に本人との面談が用意される可能性が判明。オリックス時代から旧知の仲である右腕を、ＧＭ自らが口説く。
是が非でもほしい。だからこそ、自らが本人に熱い思いを伝えれば口説けるはず。交渉役の中村ＧＭが代理人に対し、右腕との直接面談を要求。かねてからの“師弟”という太い絆に、金子獲得への望みをつなぐ。
｢代理人だけじゃなくて、(金子に)会わせてほしいと要望したよ。本人と対面していろいろな思いとか、注文を聞いてみないと｣
直接会いたい！！ 中村ＧＭから直談判を申し込まれた金子千尋投手
阪神は既に 3年契約を提示。前日16日の坂井オーナーへの定例報告で、獲得の正式了承も得た。 3年15億円を提示したオリックスに負けない条件を準備しているものの、代理人との交渉では、メジャー志向の金子のベクトルがどこへ向いているのか、はっきりしない。中村ＧＭが交渉の席で、本人の胸の内を深く探る。
｢彼は俺がオリックスのときに獲った投手。特別な関係にあるから｣
特別な関係－。その言葉に自信がにじむ。右腕がプロ入りした2005年にはオリックスのＧＭを務め、その後も監督と選手として時間を過ごした。金子との交渉では、今後の海外挑戦など野球人生を踏まえながらの話し合いが必要になる。虎も右腕の将来に柔軟に対応する構えを見せてはいるが、真意を聞くことにおいては、右に出るものはいないというわけだ。
｢(海外挑戦の)ビジョンは持っているんだろうけど、いつかも分からないし、行かないのかもしれない｣
オリックス時代に金子千尋投手(左)を獲得した中村ＧＭ
代理人からの返答は“条件付き”だという。｢数球団に絞ったら、その後に(本人と)会わせるつもりみたい｣。まずは全チームとの交渉を代理人が受け持ち、候補に残った球団に次のステージが用意される見込み。争奪戦にはオリックスの他、中日、楽天などライバルも多い状況。第 1関門を突破すれば、直接交渉の機会が与えられる可能性が高い。
この日は交渉について南球団社長と打ち合わせを行った。今後の経過によって、提示した条件に見直しの余地も残したという。｢向こうの反応を踏まえ、これがファイナルとは思っていない。限度はあるから、青天井ではないけど｣。まず“予選突破”のために全力を注ぐことが第一歩だ。
｢(獲得を狙う球団は)どこが出てくるか分からない、あれだけの投手だから。まず上位 2、 3球団に残って、そこから面接のようになるんじゃないかな｣
条件面で最大の誠意を示したら、詰めは右腕への愛情だ。金子が入団した2004年ドラフトからの絆は不変！“決勝戦”が待ち遠しい。
我らの阪神よ、｢二文字｣を狙え！
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