中西清起投手コーチ(52)は23日、 1軍沖縄・宜野座キャンプスタートの榎田大樹投手(28)と筒井和也投手(33)の中継ぎ起用を明言した。和田豊監督(52)は23日のスタッフ会議後、 2月15日に予定している紅白戦(宜野座)を、 1、 2軍振り分けへの一定のメドとすることを示唆した。
阪神は23日、鳴尾浜での 1、 2軍合同スタッフ会議後、春季キャンプメンバーの振り分けを行い、プロ 3年目の北條史也内野手(20)は初めての 1軍沖縄・宜野座キャンプスタートになった。北條の 1軍キャンプ抜てきを堺市内の実家で伝え聞いた母・ゆかりさん(49)は｢もちろんうれしいです。 1軍に残れるように頑張ってほしいですね｣と声を弾ませ、｢せっかく 1軍に呼ばれたので積極的に聞いてほしい｣とエールを送っていた。
阪神は23日、春季キャンプのメンバーを発表し、ドラフト 2位石崎剛投手(24＝新日鉄住金鹿島)の 1軍沖縄・宜野座キャンプスタートが決まった。同 3位の江越大賀外野手(21＝駒澤大學)とともに 1軍宜野座キャンプメンバーに選ばれた。
臨時コーチを務める江夏豊氏(66)が直接指導する１軍の沖縄・宜野座キャンプには大量 7人の左腕が参加することが決定。伝説の左腕から学ぶために、大抜てきされた 5年目の島本浩也投手(21)を含む支配下登録13人中 7人が参加する。 2年目の梅野隆太郎捕手(23)が23日、 1軍沖縄・宜野座キャンプで臨時コーチを務める江夏豊氏の教えを心待ちにした。“江夏枠”で島本浩也投手(21)が初めて 1軍宜野座キャンプに選ばれた。
4年目を迎える松田遼馬(20)と、 2年目の岩崎優(23)両投手の高知県安芸 2軍キャンプスタートが23日、決定した。
藤浪晋太郎投手(20)のプロ 3年目の初実戦は、 2月15日に予定される紅白戦となる可能性が浮上した。記事をまとめてみました。
中西清起投手コーチは23日、 1軍沖縄・宜野座キャンプスタートの榎田大樹投手と筒井和也投手の中継ぎ起用を明言した。
兵庫・西宮市の鳴尾浜で合同コーチ会議に出席。帰り際に｢榎田と筒井の 2人はリリーフ 1本でやってもらう。もう 1回 1イニングをきっちりと投げられるようにしてほしい｣と期待を込めた。榎田は昨季、開幕第３戦となった 3月30日巨人戦(東京ドーム)に先発するなど、開幕ローテーション入り。筒井も昨春キャンプでは先発に挑戦していた。
若虎よ 3番勝負や！和田豊監督は23日のスタッフ会議後、 2月15日に予定している紅白戦(宜野座)を、 1、 2軍振り分けへの一定のメドとすることを示唆した。
｢15日に紅白戦を予定していて、そこでほぼ全員が参加すると思うんで、そういうものをみながら。(その時点での降格が)絶対にないとはいえないし、入れ替えがある可能性も十分ある｣ 練習試合初戦となる 2月11日の北海道日本ハム戦(名護)、13日の韓国・サムスン戦(宜野座)、紅白戦までが最初の関門になる。ＦＡ補強全滅により、若手の底上げに頼らざるを得ない状況。覇気なき選手は 2軍の安芸に送還する。アピール期間はあるようで、ない。
｢第 2クール( 9日)までは、とにかく鍛えるキャンプ。第 3クール(11日)以降は若手に関しては戦うキャンプという位置づけでやっていく｣。 1年契約で去就がかかる就任 4年目。今度こそ鬼になる。
阪神は23日、鳴尾浜での 1、 2軍合同スタッフ会議後、春季キャンプメンバーの振り分けを行い、プロ 3年目の北條史也内野手は初めての 1軍沖縄・宜野座キャンプスタートになったが、悲壮感たっぷり。過去 2年間で 1軍出場ゼロの若虎はクビ覚悟で激戦の内野手レギュラー争いに挑む。
兵庫・西宮市の鳴尾浜で汗を流し、報告を受けると表情を変えることなく意気込みを語った。｢アピールというか結果を出していく。試合に出られるように練習からやっていきたい｣。昨年11月に台湾で行われた｢２１Ｕワールド杯｣では、ベストナインに選出された。国際舞台で成長した姿を沖縄で見せていく。
プロ 3年目で初めて沖縄行きの切符を手にしても笑顔をみせなかった。北條が今シーズンに懸ける悲壮な思いを吐露した。成人式を終えたばかりの20歳はチャンスをもらったとは思えないほど、追い詰められたような表情だった。
｢ 3年目なので今年は 1軍の試合に出ないといけない。去年よりも気持ちを高く持ってやっていきたい。 4年目には、だんだんとチャンスがなくなる。クビが危ないと思っています｣
午前11時頃に鳴尾浜の虎風荘に和田監督、全スタッフが集まり、キャンプメンバーを 1、 2軍に振り分ける最終のコーチ会議を開いた。鳴尾浜で球場で自主トレをしていた背番号｢２｣は吉報を伝え聞き｢頑張ります。アピールしていきたい｣と表情を引き締めた。
初の 1軍キャンプが決まった北條史也内野手だが、｢クビになるかもしれない｣と危機感でいっぱいだった
戦力外の危機を口にするほど、がけっぷち意識を高めたのには理由がある。こだわりのある 2遊間には、メジャー移籍を断念した鳥谷が 5年契約で残留。 2塁では上本と復活を懸ける西岡のバトルが勃発した。分厚い先輩たちに割って入るためには生半可な覚悟では立ち向かえない。同期の藤浪に追いつくためにも 1軍キャンプ発進で満足なんてできない。
危機感たっぷりの北條とは対照的に抜てきを決めた和田監督は期待感を口にした。
｢北條は国際舞台を経験して、帰ってからの顔つきや、自主トレをみていると体も大きくなって、動きにもキレが出ている。 1軍のキャンプに参加して、その中でどういう動きをするか、非常に楽しみです｣
昨年11月、日本代表として出場した｢２１ＵＷ杯｣ではベネズエラ戦で 3ランを放つなど、勝負強い打撃を披露。さらに昨年から守備が向上し、特に肩が強くなっているという。昨年 1軍の試合前のノックで 3遊間の 3塁寄りの深いゴロを捕り、 1塁へ矢のような送球を投げた。チーム関係者は｢大和があまりの強肩にビックリしていた｣と証言する。
3塁は新井の 2軍スタートが決まった。実績のある今成がリードするが、同じく 1軍発進の陽川らと競争するチャンスはある。強肩としぶとい打撃でサード争いに殴り込む。
年末年始は大阪・堺市内の実家で過ごしたが、まさかのハプニング。学生時代から練習していた自宅の｢ティー打撃用の小屋｣が古くなったので取り壊されていた。これまでのような練習はできなかったが、地道に素振りやランニングに加え、時間を見つけては大阪市内のトレーニングジムやバッティングセンターに通い、練習を続けた。
｢初日から全開でいきたい。試合に出られるように、練習から元気よくやっていきたい｣
競争の輪に加わるチャンス。 3年目の飛躍を目指す。
北條の 1軍キャンプ抜てきを堺市内の実家で伝え聞いた母・ゆかりさんは｢もちろんうれしいです。 1軍に残れるように頑張ってほしいですね｣と声を弾ませた。鳥谷が大リーグ移籍を断念し、阪神に残留。分厚い壁に挑戦することになるが、ゆかりさんは｢まだまだ勉強してほしいですね。鳥谷さんが残ったことで、こんなに間近で練習できる機会はないですから。せっかく 1軍に呼ばれたので積極的に聞いてほしい｣とエールを送っていた。
◇北條史也(ほうじょう・ふみや)：内野手。1994(平成 6)年 7月29日生まれの20歳。大阪府出身。青森・光星学院高校(現八戸学院光星高校)では、2011年夏、2012年春、夏と甲子園で 3季連続の準優勝。2012年ＡＡＡ世界選手権の日本代表にも選出された。2013年Ｄ 2位で阪神に入団。2014年 9月29日にプロ初の 1軍昇格を果たした(出場無し)。 1メートル77、72キロ。右投げ右打ち。今季年俸 730万円。背番号｢２｣
阪神は23日、春季キャンプのメンバーを発表し、ドラフト 2位石崎剛投手の 1軍沖縄・宜野座キャンプスタートが決まった。同 3位の江越大賀外野手とともに 1軍宜野座キャンプメンバーに選ばれた。即戦力として期待される最速 151キロ右腕は自慢のストレートでの猛アピールを宣言。強気の直球勝負で開幕１軍へ、突き進む。
石崎はスリークオーターから最速 151キロを誇る右腕。新人合同自主トレでは和田監督ら首脳陣の視線をくぎ付けにしてきた。発表を受けて｢ 1軍に選んでいただけたので、自信を持ってやっていきたい。真っすぐを磨き上げて首脳陣に納得してもらえるように頑張りたい｣と意気込んだ。
寒風吹きすさぶ鳴尾浜の投球練習場が熱気に包まれた。見守った首脳陣をうなずかせた。直球のみを54球。中腰のブルペン捕手のミットを激しく叩くボールが決意の証だ。沖縄行きのチケットをつかんだ石崎が強気のストレート勝負での猛アピールを誓った。
ブルペンで力投するドラフト 2位石崎剛投手
｢ 1軍のキャンプに選ばれたので、自信をもってやっていきたい。強気のピッチングスタイルを持っているので打者に逃げず自信のある球で勝負していきたいです｣
ルーキー投手ではただ 1人、 1軍キャンプメンバーに選出された。しかし、あくまで“第一関門”を突破しただけ、ということも理解している。チームにとって、自分の存在価値をいかに示せるか。中西投手コーチは初実戦の時期について｢向こう(沖縄)で考える｣とし、先発、中継ぎの適性を見る意向だが、本人の貫くスタイルは不変だ。スリークオーター気味のフォームからくり出すＭＡＸ 151キロで打者をねじ伏せる。
｢ 1球目から勝負する気持ちで投げたい。逃げずに思いきって、藤川球児選手(現米大リーグ、レンジャーズ)のようにわかっていても打たれない真っすぐに、こだわりがあるので勝負していきたい。壁にぶつかると思うので乗り越えられるようにやっていきたいです｣
近日中にも、捕手を座らせた本格的な投球練習を開始する予定。喜びに浸り、笑みを浮かべたのも、つかの間だ。24歳の即戦力は開幕 1軍入りへ、早くも先を見据えていた。
◇石崎剛(いしざき・つよし)：投手。1990(平成 2)年 9月 9日生まれの24歳。茨城県出身。古河市立諸川小学校で野球を始め、三和北中学では軟式。三和高校では甲子園出場なし。新日鉄住金鹿島では昨夏、富士重工の補強選手として都市対抗に出場し、準優勝に貢献した。2015年Ｄ 2位で阪神入団。 1メートル82、85キロ。右投げ右打ち。今季年俸 1200万円。背番号｢３０｣
2月 1日から臨時投手コーチとして指導する江夏豊氏。塾生はなんと 7人
阪神の 1、 2軍合同スタッフ会議が23日、鳴尾浜で開かれ、春季キャンプの 1、 2軍振り分けが決まった。臨時コーチを務める江夏豊が直接指導する１軍の沖縄・宜野座キャンプには大量 7人の左腕が参加することが決定。伝説の左腕から学ぶために、大抜てきされた 5年目の島本浩也投手を含む支配下登録13人中 7人が参加する。
左、左、また左…。虎のキャンプ 1、 2軍の振り分けが発表された。支配下13人の左腕投手のうち 7人が、沖縄・宜野座キャンプへの参加。昨年の 5人から 2人増だ。江夏枠が設けられていた。
和田監督は｢経験豊富な方がこられるし、とにかく、いろんなものを学んで、疑問に思うことは自分の口でしっかりと質問する。(若手は)自分の考えをはっきりいってくれたらいい｣と力を込めた。
能見、岩田、 2年目の岩貞、榎田、筒井までは順当か。さらに 2年目の山本、そして 5年目の島本が抜てきされた。島本は昨年11月、育成枠から支配下選手になったばかりの21歳左腕。 1軍経験はないが、昨秋の安芸キャンプで、和田監督、中西投手コーチらの目にとまった 1人だった。
7人の侍ならぬ、 7人のサウスポー。江夏氏の薫陶を受ける選ばれし、左腕たちだ(写真は榎田大樹投手)
中村勝広ＧＭは｢中西投手コーチは『江夏さんが来られるから左投手を多く 1軍に連れていくことを意識した』と話していたな。とくに島本なんて抜てきだからな。話を聞くだけでも勉強になる。江夏さんまで、とはいかないが、なにかをつかんで 1軍の戦力になってほしい｣と明かした。江夏コーチ自身で一人でも多くの“江夏２世”を育ててほしい。可能性のあるサウスポーを大量招集したわけだ。
江夏氏は、キャンプ初日から 1週間、宜野座に滞在し、ブルペンで投手陣の指導に当たる。 2月 2日にはチーム宿舎で、投手陣との食事会を開き、講演を行う予定。個別指導も熱心にやっていくつもりだ。
能見、岩田には“真のエース”になるための訓示を。リリーフでも実績を残した江夏氏だけに、筒井、榎田らには調整法からメンタルな部分のアドバイスも。きっかけをつかみたい島本には殻を破るための心構えなど…江夏氏にかかる期待は大きい。
和田監督は｢言い方は(江夏氏に)失礼かもしれないけど、フル活用というかね。期間も限られている。(投手は)思いの丈をぶつけながらプラスにしていってほしい｣と話した。目指す左腕投手王国を作りへ。現役通算 206勝、 193セーブを挙げた伝説の左腕の全面協力を仰ぐ。
江夏氏の薫陶を受ける選ばれし、左腕たち(写真は能見篤史投手)
2年目の梅野隆太郎捕手が23日、 1軍沖縄・宜野座キャンプで臨時コーチを務める江夏豊氏の教えを心待ちにした。
この日、兵庫・西宮市の鳴尾浜で合同コーチ会議が行われ、 2年連続の沖縄スタートが決定した。投手と捕手でポジションこそ違うが、虎のレジェンドと時間を共有することは貴重な経験となる。｢横から聞いて勉強することもできる。ピッチャーの心理だったり(江夏氏の)経験を聞けたら｣と目を輝かせた。目標とする正捕手へ「時間を有効に使わないといけない。量を求められるのはこういう時。失敗を恐れずに自信をつけて(開幕に)臨めるようにしていきたい｣と気を引き締めた。
“江夏枠”で島本浩也投手が初めて 1軍宜野座キャンプに選ばれた。｢やってやろうという気持ちです。バッターに向かっていく気持ちをマウンドで前面に出していきたい｣。福知山成美高校から育成枠入団 5年目。先発機会が増えた昨季17試合に登板し、 1勝 3敗、防御率3.40の成績を残し、昨年11月に支配下契約をつかみ取った。｢けがだけはしないよう、自分が頑張るだけです｣と意気込んだ。
松田遼馬投手は 2軍キャンプが決定した
4年目を迎える松田遼馬と、 2年目の岩崎優両投手の高知県安芸 2軍キャンプスタートが23日、決定した。松田は過去 2年、宜野座キャンプで途中離脱した前例があるためで、岩崎は調整遅れが理由。首脳陣が厳しくジャッジした。
1軍メンバーに、セットアッパー候補の名前がなかった。 4年目・松田は、安芸からはい上がるという道を指示された。和田監督は｢過去 2年、沖縄にいって故障していることもあるんで、今年はじっくりいこうか、と｣と明かした。
岩崎優投手も調整遅れで 1軍メンバーから漏れた
プロ 2年目の2013年はキャンプ終盤に右肩に違和感を覚え、離脱した。昨年も右肘を痛め、 1軍初登板は 9月19日の中日戦(甲子園)と時間を要した。最速 152キロの魅力は、もろ刃の剣。指揮官は｢完全に 1軍枠に入ってくる選手ではなく、争う立場の選手｣と競争原理を強調した。中西投手コーチも｢しっかりと肩、肘ができて、ブルペンで投げられる形を作らないといけないから｣と説明した。
昨季ルーキーながら 5勝( 4敗、防御率3.50)をあげた岩崎も松田と同じく 2軍スタートが決定した。和田監督は｢調整がちょっと遅れている｣とし、中西コーチも｢調整遅れ。昨年の秋の故障(キャンプで左肘違和感)から遅れている。特別扱いはしない。遅れているやつは外す｣と断言。岩崎はこの日、鳴尾浜で初めてブルペン入り。｢開幕に照準を合わせたい｣と巻き返しを誓った。チーム内のサバイバルが、いよいよ開戦する。
藤浪晋太郎投手
藤浪晋太郎投手のプロ 3年目の初実戦は、 2月15日に予定される紅白戦となる可能性が浮上した。中西投手コーチが23日、｢(登板時期は)考えている。向こう(沖縄)に行って、投げずに帰るということはない。15日に紅白戦もあるからな｣と示唆した。同日のゲームはゴメスをはじめ、打者陣も主力級が並ぶだけに、最高のデモンストレーションになるはずだ。
2月 1日から始まるキャンプのメンバーが決まった！ついに｢二文字｣に向かっていく為のメンバーが決まったのだ！しかし、 2軍スタートになったからと言っていられない。実力次第ではいつでも 1軍に上がれるチャンスが有るからだ！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2015年 オープン戦 日程と結果( 2月)
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