4日甲子園球場でオープン戦:阪神-ソフトバンクが行われ、西岡剛内野手(30)が今季初めて実戦で 3塁守備に就いた。「 3番 3塁」で先発し、ソフトバンク松坂大輔投手(34)と対戦した。西岡が和田監督から打診を受け、キャンプ最終日から 3塁での練習に励んだが、この日は 1失策。「今からオープン戦を何試合かやる中で課題が出てくる。競争なので、開幕までに間に合うように」と意欲を示した。
マット・マートン外野手(33)が「 5番・DH」で2015年初実戦に臨み、日本復帰初戦の松坂から初打席初安打を決めた。 2回無死、外寄り低めの 135キロ直球系を丁寧にミートし、強いゴロで 2遊間を破った。右太ももを痛めて出遅れたものの、開幕OKをアピール。 3打席で交代の予定だったが、志願のフル出場も果たした。
阪神のドラフト 3位江越大賀外野手(21=駒澤大學)が「松坂撃ち」で連日のアピールだ。 2回無死 1塁で打席に立つと、ソフトバンク松坂の 142キロ直球を右前に運んだ。チャンスを拡大する安打になった。前日 3日の同戦(四国Cスタ丸亀)では左腕大隣から 2ランをマーク。主力級の投手相手に対応力を見せつけた。
キャンプで追い込んだ分だけ、疲労は蓄積していた。万全とはいえない状況でのゲームだった。だが、それが能見篤史投手(35の狙いでもあった。課題克服へ、 4回 6安打 1失点の“粘投”をみせた。先発した能見は死球で押し出すなど 4回を 6安打 2四死球 1失点(自責 0)だった。
最速 151キロを計測した直球だけじゃない。「変化球を交ぜていこう」と宣言していた通り、緩急をつけた新スタイルをお披露目だ。松田遼馬投手(21)が 1回 1安打無失点。22球の中身が濃かった。
昨年11月に支配下登録され、左の中継ぎとして期待される島本浩也投手(22)が、 5戦連続無失点で開幕 1軍に前進した。記事をまとめてみました。
<オープン戦:阪神 0- 3ソフトバンク>◇ 4日◇甲子園球場
西岡剛内野手が今季初めて実戦で 3塁守備に就いた。「 3番 3塁」で先発し、ソフトバンク松坂大輔投手と対戦した。西岡が和田監督から打診を受け、キャンプ最終日から 3塁での練習に励んだが、この日は 1失策。「今からオープン戦を何試合かやる中で課題が出てくる。競争なので、開幕までに間に合うように」と意欲を示した。
打撃では 2打数無安打で 1四球。松坂との対戦にも「懐かしいという感覚で打席に入っていない」と言い「内容も良くなかった。開幕までに結果が出せるようにしたい」と先を見据えた。初回の第 1打席は四球を選んだものの、 3回一死 1、 3塁の好機では浅い中飛に倒れて走者を生還させることができなかった。
「懐かしいとかそういう感情はありませんでした。内容があんまり良くなかったです」と振り返った。松坂が米大リーグに移籍する前年の2006年は、ロッテの一員として西武松坂と 6試合にわたり対戦。14打数 4安打で打率 2割 8分 6厘を残していた。
3回表ソフトバンク一死 1塁、李大浩のゴロをエラーした西岡剛内野手=甲子園球場
マット・マートン外野手が「 5番・DH」で2015年初実戦に臨み、日本復帰初戦の松坂からいきなり中前打を放ってみせ、初打席初安打を決めた。 2回無死、外寄り低めの 135キロ直球系を丁寧にミートし、強いゴロで 2遊間を破った。右太ももを痛めて出遅れたものの、開幕OKをアピール。 3打席で交代の予定だったが、志願のフル出場も果たした。
「マツザカサンが甲子園ですごい投球をしていたのは知っているよ。素晴らしい投手と対戦できて良かった」と笑顔。キャンプイン直後から右太もも裏負傷で出遅れていたが、周囲の心配を一掃する本格スタートを切った。
2回裏阪神無死、日本球界に復帰した松坂大輔投手から中前打を放ったマット・マートン外野手=甲子園球場
怪物を、かつて仁王立ちした聖地のマウンドでひるませた。実戦初打席。マートンの地をはう打球が、松坂の足元をあっという間に抜けた。キャンプ序盤に右脚を痛めて出遅れた昨季の首位打者が、復活へのノロシを力強くあげた。
「試合に出てプレーできたことが一番。どんなときでもユニホームを着て、甲子園でプレーできるのはうれしかった」
今年初の甲子園。熱烈な虎党からの声援が背中を押す。 2回の第 1打席だった。先頭で打席に立つとカウント 3- 1から、迷うことなくバットを出した。 135キロの真ん中直球をはじき返し、中前打。心配無用とばかりに結果で応えた。
初実戦で松坂から中前打を放ったマット・マートン外野手。昨季の首位打者の実力をみせた=甲子園球場
来日 6年目。キャンプ 2日目に右太もも裏筋挫傷でのリタイアを余儀なくされた。室内練習場で続いたリハビリの日々。もっと早く全体練習に合流できたが、焦りは禁物と自らに言い聞かせた。右脚に負担をかけないよう、膝をついた状態で打撃練習を行うなど、 100%の状態になるまで辛抱強く回復に努めた。さらに、メーングラウンドに足を運び、江越や中谷ら若虎のフリー打撃を眺め、イメージトレーニングを敢行。それほど野球に飢えていた。
「欲求不満はたまっていたけど、 1日 1日できることをして、前を向いて、開幕に合わせるようやってきた」。 2月17日に本隊合流。実戦復帰は万全を期し、この日を選んだ。走塁でも冷静で「逆戻りするわけにはいかない。(脚に)気をつけて走った」と自己管理に徹した。
1回、ソフトバンク・柳田の打球をキャッチする大和外野手=甲子園球場
「すごい投手なのは知っていたし、マツザカさんと甲子園でできてよかったよ」
日本の高校野球が好きで、横浜高時代の映像を動画サイトで見たこともある松坂はリスペクトする存在だった。米国ではかなわなかった対戦。それを高校野球の聖地で果たし、夢のような時間を笑顔で振り返った。
「以前は 150キロを超える真っすぐを投げていた。まだ3月だからね。これから上がってくるだろう。スピードを変えたり、タイミングをずらしたり、工夫をしてナイスピッチングだったね」
1回、ソフトバンク・柳田の打球をダイビングキャッチする大和外野手=甲子園球場
3打席で交代させる考えだった首脳陣に対し「DHで外れる理由もなかった。 1打席でも多く入ろうと思った」と志願してフル出場。 4打席目は空振り三振も、和田監督は「内容自体は悪くない。守備に就いて、全部できる日も近い」」と一安心だった。
「(今後も)試合に出続ける以上はできるだけ打席には立ちたいね」
6日の西武戦(甲子園)にも左翼の守備に就く見通し。開幕に向け確実な一歩を踏み出した助っ人が、ここから加速する。
2回裏阪神無死 1塁、右前打を放ったドラフト 3位江越大賀外野手。投手松坂=甲子園球場
阪神のドラフト 3位江越大賀外野手が「松坂撃ち」で連日のアピールだ。 2回無死 1塁で打席に立つと、ソフトバンク松坂の 142キロ直球を右前に運んだ。チャンスを拡大する安打になった。前日 3日の同戦(四国Cスタ丸亀)では左腕大隣から 2ランをマーク。主力級の投手相手に対応力を見せつけた。
松坂から右前へ快音を響かせた江越大賀外野手。緊張感を集中力へと変えた=甲子園球場
憧れの舞台に立った高校球児のように、夢中で白球を追った。初めての甲子園で、光るシーンも、失敗もあり。阪神D 3位・江越大賀外野手が、初々しさ満開のプレーで関西のファンにあいさつした。
「緊張しました。打席から見た景色もすごかったです」
野球人なら誰でも奮い立つ球場だ。長崎海星高で 1度も出場できなかった場所で、最初の相手が「甲子園の怪物」というのも面白い。 2回無死 1塁。松坂の 142キロを見事にとらえた。追い込まれながらも、 1、 2塁間を破って右前へ運んだ。
「外角の直球を自分のポイントで打てました」
納得の結果で滑り出すと、第 4打席でも飯田から右前へ。残り 2打席は空振り三振(振り逃げ 1)も、オープン戦初の複数安打は上々の本拠地デビューだ。前日 3日の同戦(四国Cスタ丸亀)では豪快なアーチで魅せた若虎が、今度は渋い 2安打でアピールした。
好天に恵まれた甲子園初戦。9000人超の虎党が集まった
直前の四国遠征では、和田監督から打撃指導も受けた。ミートポイントを確認。「考えずにできるところまでいっていません。意識しながら打っている段階」。体に染みつくまでに至っていないが、成果は結果が示す通り。そして、何よりの収穫は広いマンモスの特徴を肌で感じたことだ。
8回の守備で、吉村の右翼後方への飛球を追い損ねて 2塁打にした。「追い方がまずかったです」。体を右に切り返して追ったが、打球は左。とっさに反転したが、間に合わなかった。
ただ、和田監督は優しい視線を向けた。「甲子園の浜風の難しさ感じてくれたら。下手な選手じゃない。それだけ甲子園の風は難しいということ」。誰もが当たる壁。山脇外野守備走塁コーチも「ああやって覚えたらいい。足があるし、あいつはうまくなる」と、断言。今後のために、聖地が早めに試練をくれた。経験値を上げた21歳は、さらに気を引き締めた。
「 1つ 1つのチャンスでアピールしたいです」
1軍に食らいつくのみ。一日一善のルーキーはいずれ、甲子園も味方にしてくれるはずだ。
先発し 4回を投げた能見篤史投手
キャンプで追い込んだ分だけ、疲労は蓄積していた。万全とはいえない状況でのゲームだった。だが、それが能見篤史投手(35の狙いでもあった。課題克服へ、 4回 6安打 1失点の“粘投”をみせた。先発した能見は死球で押し出すなど 4回を 6安打 2四死球 1失点(自責 0)だった。
「疲労はあります。でも、その中でどれだけ投げられるか。課題としていることなので。いろいろ試せてよかった」
毎回安打を許したが、大量失点につなげない。「低めの制球を意識した」とフォークで要所を締めた。最速は 139キロ止まりでも、直球に微妙な球速差をつけ、工夫した。 3回一死満塁からは松田に押し出し死球を与えたものの、後続を仕留めて、ピンチ脱出。意味のある58球だった。 0- 0で迎えた 3回。西岡の失策で一死満塁で、 6番松田にカウント 0- 2から死球を与えた。
先発の能見篤史投手=甲子園球場
思わぬ形の失点に「オープン戦だからできることをいろいろ試すことができた。ちょっともったいなかったけど」と振り返った。
「何のためにキャンプで追い込んでいるかと言ったら、シーズンのために追い込んでいるから」
疲れた状態でも、いかにゲームを作れるかが、左腕の今季のテーマのひとつだ。理由は、 9勝(13敗)に終わった昨年の前半戦に疲労感を抱えてマウンドに立っていたから。その問題解消に向け、今春のキャンプでは例年以上に走り込んだ。2009年にブレークして以降(故障した2010年を除く)、球宴期間前に唯一勝ち越した2013年( 8勝 4敗)を踏襲するランニング量を己に課した。そして、調整過程で訪れたチャンス。実際に厳しいコンディションでの投球を試せたことは大きなプラスになった。
「興味本位で見ていました。プレートは 3塁側を踏むんだと思った」
投げ合った相手先発の松坂の話題にはほほえんだ。次は10日の広島戦(甲子園)に先発予定。開幕2カード目のヤクルト 3連戦( 3月31日~ 4月 2日、神宮)の初戦を託される裏ローテの柱は開幕ダッシュに備え、課題を着実にクリアしている。
8回は任せろ! 無死 2塁のピンチも後続を抑えた松田遼馬投手=甲子園球場
最速 151キロを計測した直球だけじゃない。「変化球を交ぜていこう」と宣言していた通り、緩急をつけた新スタイルをお披露目だ。松田遼馬投手が 1回 1安打無失点。22球の中身が濃かった。
「前回真っすぐだけだったので、意識しました。抜け球が多かったし、直球も高くなっていたので、修正したい」
2月28日のオリックス戦(安芸)に続き、 8回にマウンドへ。だが、18球オール直球勝負だった投球スタイルが、この日は一変。精度向上に努めるカーブを 3球投じた。本人は反省の弁を続けたが、カウントを稼ぐシーンもあり「そういうボールが多くできればいい」と収穫もあった。
「内容も大事。( 8回に)声をかけてもらえているうちに信頼を勝ち取れるようにしたい」
福原が故障離脱し、開幕が微妙な状況で若虎は勝利の方程式の筆頭候補。結果と内容の両方を追い求めていく。
阪神 3番手で登板した島本浩也投手
昨年11月に支配下登録され、左の中継ぎとして期待される島本浩也投手が、 5戦連続無失点で開幕 1軍に前進した。
9回二死から、昨季の最多安打男、中村晃へのワンポイントで救援。外角直球で難なく遊ゴロに仕留め、 1、 2軍を通じて“プロ初セーブ”を記録した。「左打者をしっかり抑えるのが大事だと思っているので良かった。準備は特に問題ありませんでした」。本番を想定した投入でも結果を出し、首脳陣の信頼は増すばかりだ。
これからも、若手が今年のタイガースを引っ張ってくれれば楽しいですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2015年春季キャンプ日程
2015年 練習試合・オープン戦 日程と結果( 2月)
2015年 オープン戦・公式戦 日程と結果( 3月)
2015年 公式戦 日程と結果( 4月)
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マット・マートン外野手(33)が「 5番・DH」で2015年初実戦に臨み、日本復帰初戦の松坂から初打席初安打を決めた。 2回無死、外寄り低めの 135キロ直球系を丁寧にミートし、強いゴロで 2遊間を破った。右太ももを痛めて出遅れたものの、開幕OKをアピール。 3打席で交代の予定だったが、志願のフル出場も果たした。
阪神のドラフト 3位江越大賀外野手(21=駒澤大學)が「松坂撃ち」で連日のアピールだ。 2回無死 1塁で打席に立つと、ソフトバンク松坂の 142キロ直球を右前に運んだ。チャンスを拡大する安打になった。前日 3日の同戦(四国Cスタ丸亀)では左腕大隣から 2ランをマーク。主力級の投手相手に対応力を見せつけた。
キャンプで追い込んだ分だけ、疲労は蓄積していた。万全とはいえない状況でのゲームだった。だが、それが能見篤史投手(35の狙いでもあった。課題克服へ、 4回 6安打 1失点の“粘投”をみせた。先発した能見は死球で押し出すなど 4回を 6安打 2四死球 1失点(自責 0)だった。
最速 151キロを計測した直球だけじゃない。「変化球を交ぜていこう」と宣言していた通り、緩急をつけた新スタイルをお披露目だ。松田遼馬投手(21)が 1回 1安打無失点。22球の中身が濃かった。
昨年11月に支配下登録され、左の中継ぎとして期待される島本浩也投手(22)が、 5戦連続無失点で開幕 1軍に前進した。記事をまとめてみました。
<オープン戦:阪神 0- 3ソフトバンク>◇ 4日◇甲子園球場
西岡剛内野手が今季初めて実戦で 3塁守備に就いた。「 3番 3塁」で先発し、ソフトバンク松坂大輔投手と対戦した。西岡が和田監督から打診を受け、キャンプ最終日から 3塁での練習に励んだが、この日は 1失策。「今からオープン戦を何試合かやる中で課題が出てくる。競争なので、開幕までに間に合うように」と意欲を示した。
打撃では 2打数無安打で 1四球。松坂との対戦にも「懐かしいという感覚で打席に入っていない」と言い「内容も良くなかった。開幕までに結果が出せるようにしたい」と先を見据えた。初回の第 1打席は四球を選んだものの、 3回一死 1、 3塁の好機では浅い中飛に倒れて走者を生還させることができなかった。
「懐かしいとかそういう感情はありませんでした。内容があんまり良くなかったです」と振り返った。松坂が米大リーグに移籍する前年の2006年は、ロッテの一員として西武松坂と 6試合にわたり対戦。14打数 4安打で打率 2割 8分 6厘を残していた。
3回表ソフトバンク一死 1塁、李大浩のゴロをエラーした西岡剛内野手=甲子園球場
マット・マートン外野手が「 5番・DH」で2015年初実戦に臨み、日本復帰初戦の松坂からいきなり中前打を放ってみせ、初打席初安打を決めた。 2回無死、外寄り低めの 135キロ直球系を丁寧にミートし、強いゴロで 2遊間を破った。右太ももを痛めて出遅れたものの、開幕OKをアピール。 3打席で交代の予定だったが、志願のフル出場も果たした。
「マツザカサンが甲子園ですごい投球をしていたのは知っているよ。素晴らしい投手と対戦できて良かった」と笑顔。キャンプイン直後から右太もも裏負傷で出遅れていたが、周囲の心配を一掃する本格スタートを切った。
2回裏阪神無死、日本球界に復帰した松坂大輔投手から中前打を放ったマット・マートン外野手=甲子園球場
怪物を、かつて仁王立ちした聖地のマウンドでひるませた。実戦初打席。マートンの地をはう打球が、松坂の足元をあっという間に抜けた。キャンプ序盤に右脚を痛めて出遅れた昨季の首位打者が、復活へのノロシを力強くあげた。
「試合に出てプレーできたことが一番。どんなときでもユニホームを着て、甲子園でプレーできるのはうれしかった」
今年初の甲子園。熱烈な虎党からの声援が背中を押す。 2回の第 1打席だった。先頭で打席に立つとカウント 3- 1から、迷うことなくバットを出した。 135キロの真ん中直球をはじき返し、中前打。心配無用とばかりに結果で応えた。
初実戦で松坂から中前打を放ったマット・マートン外野手。昨季の首位打者の実力をみせた=甲子園球場
来日 6年目。キャンプ 2日目に右太もも裏筋挫傷でのリタイアを余儀なくされた。室内練習場で続いたリハビリの日々。もっと早く全体練習に合流できたが、焦りは禁物と自らに言い聞かせた。右脚に負担をかけないよう、膝をついた状態で打撃練習を行うなど、 100%の状態になるまで辛抱強く回復に努めた。さらに、メーングラウンドに足を運び、江越や中谷ら若虎のフリー打撃を眺め、イメージトレーニングを敢行。それほど野球に飢えていた。
「欲求不満はたまっていたけど、 1日 1日できることをして、前を向いて、開幕に合わせるようやってきた」。 2月17日に本隊合流。実戦復帰は万全を期し、この日を選んだ。走塁でも冷静で「逆戻りするわけにはいかない。(脚に)気をつけて走った」と自己管理に徹した。
1回、ソフトバンク・柳田の打球をキャッチする大和外野手=甲子園球場
「すごい投手なのは知っていたし、マツザカさんと甲子園でできてよかったよ」
日本の高校野球が好きで、横浜高時代の映像を動画サイトで見たこともある松坂はリスペクトする存在だった。米国ではかなわなかった対戦。それを高校野球の聖地で果たし、夢のような時間を笑顔で振り返った。
「以前は 150キロを超える真っすぐを投げていた。まだ3月だからね。これから上がってくるだろう。スピードを変えたり、タイミングをずらしたり、工夫をしてナイスピッチングだったね」
1回、ソフトバンク・柳田の打球をダイビングキャッチする大和外野手=甲子園球場
3打席で交代させる考えだった首脳陣に対し「DHで外れる理由もなかった。 1打席でも多く入ろうと思った」と志願してフル出場。 4打席目は空振り三振も、和田監督は「内容自体は悪くない。守備に就いて、全部できる日も近い」」と一安心だった。
「(今後も)試合に出続ける以上はできるだけ打席には立ちたいね」
6日の西武戦(甲子園)にも左翼の守備に就く見通し。開幕に向け確実な一歩を踏み出した助っ人が、ここから加速する。
2回裏阪神無死 1塁、右前打を放ったドラフト 3位江越大賀外野手。投手松坂=甲子園球場
阪神のドラフト 3位江越大賀外野手が「松坂撃ち」で連日のアピールだ。 2回無死 1塁で打席に立つと、ソフトバンク松坂の 142キロ直球を右前に運んだ。チャンスを拡大する安打になった。前日 3日の同戦(四国Cスタ丸亀)では左腕大隣から 2ランをマーク。主力級の投手相手に対応力を見せつけた。
松坂から右前へ快音を響かせた江越大賀外野手。緊張感を集中力へと変えた=甲子園球場
憧れの舞台に立った高校球児のように、夢中で白球を追った。初めての甲子園で、光るシーンも、失敗もあり。阪神D 3位・江越大賀外野手が、初々しさ満開のプレーで関西のファンにあいさつした。
「緊張しました。打席から見た景色もすごかったです」
野球人なら誰でも奮い立つ球場だ。長崎海星高で 1度も出場できなかった場所で、最初の相手が「甲子園の怪物」というのも面白い。 2回無死 1塁。松坂の 142キロを見事にとらえた。追い込まれながらも、 1、 2塁間を破って右前へ運んだ。
「外角の直球を自分のポイントで打てました」
納得の結果で滑り出すと、第 4打席でも飯田から右前へ。残り 2打席は空振り三振(振り逃げ 1)も、オープン戦初の複数安打は上々の本拠地デビューだ。前日 3日の同戦(四国Cスタ丸亀)では豪快なアーチで魅せた若虎が、今度は渋い 2安打でアピールした。
好天に恵まれた甲子園初戦。9000人超の虎党が集まった
直前の四国遠征では、和田監督から打撃指導も受けた。ミートポイントを確認。「考えずにできるところまでいっていません。意識しながら打っている段階」。体に染みつくまでに至っていないが、成果は結果が示す通り。そして、何よりの収穫は広いマンモスの特徴を肌で感じたことだ。
8回の守備で、吉村の右翼後方への飛球を追い損ねて 2塁打にした。「追い方がまずかったです」。体を右に切り返して追ったが、打球は左。とっさに反転したが、間に合わなかった。
ただ、和田監督は優しい視線を向けた。「甲子園の浜風の難しさ感じてくれたら。下手な選手じゃない。それだけ甲子園の風は難しいということ」。誰もが当たる壁。山脇外野守備走塁コーチも「ああやって覚えたらいい。足があるし、あいつはうまくなる」と、断言。今後のために、聖地が早めに試練をくれた。経験値を上げた21歳は、さらに気を引き締めた。
「 1つ 1つのチャンスでアピールしたいです」
1軍に食らいつくのみ。一日一善のルーキーはいずれ、甲子園も味方にしてくれるはずだ。
先発し 4回を投げた能見篤史投手
キャンプで追い込んだ分だけ、疲労は蓄積していた。万全とはいえない状況でのゲームだった。だが、それが能見篤史投手(35の狙いでもあった。課題克服へ、 4回 6安打 1失点の“粘投”をみせた。先発した能見は死球で押し出すなど 4回を 6安打 2四死球 1失点(自責 0)だった。
「疲労はあります。でも、その中でどれだけ投げられるか。課題としていることなので。いろいろ試せてよかった」
毎回安打を許したが、大量失点につなげない。「低めの制球を意識した」とフォークで要所を締めた。最速は 139キロ止まりでも、直球に微妙な球速差をつけ、工夫した。 3回一死満塁からは松田に押し出し死球を与えたものの、後続を仕留めて、ピンチ脱出。意味のある58球だった。 0- 0で迎えた 3回。西岡の失策で一死満塁で、 6番松田にカウント 0- 2から死球を与えた。
先発の能見篤史投手=甲子園球場
思わぬ形の失点に「オープン戦だからできることをいろいろ試すことができた。ちょっともったいなかったけど」と振り返った。
「何のためにキャンプで追い込んでいるかと言ったら、シーズンのために追い込んでいるから」
疲れた状態でも、いかにゲームを作れるかが、左腕の今季のテーマのひとつだ。理由は、 9勝(13敗)に終わった昨年の前半戦に疲労感を抱えてマウンドに立っていたから。その問題解消に向け、今春のキャンプでは例年以上に走り込んだ。2009年にブレークして以降(故障した2010年を除く)、球宴期間前に唯一勝ち越した2013年( 8勝 4敗)を踏襲するランニング量を己に課した。そして、調整過程で訪れたチャンス。実際に厳しいコンディションでの投球を試せたことは大きなプラスになった。
「興味本位で見ていました。プレートは 3塁側を踏むんだと思った」
投げ合った相手先発の松坂の話題にはほほえんだ。次は10日の広島戦(甲子園)に先発予定。開幕2カード目のヤクルト 3連戦( 3月31日~ 4月 2日、神宮)の初戦を託される裏ローテの柱は開幕ダッシュに備え、課題を着実にクリアしている。
8回は任せろ! 無死 2塁のピンチも後続を抑えた松田遼馬投手=甲子園球場
最速 151キロを計測した直球だけじゃない。「変化球を交ぜていこう」と宣言していた通り、緩急をつけた新スタイルをお披露目だ。松田遼馬投手が 1回 1安打無失点。22球の中身が濃かった。
「前回真っすぐだけだったので、意識しました。抜け球が多かったし、直球も高くなっていたので、修正したい」
2月28日のオリックス戦(安芸)に続き、 8回にマウンドへ。だが、18球オール直球勝負だった投球スタイルが、この日は一変。精度向上に努めるカーブを 3球投じた。本人は反省の弁を続けたが、カウントを稼ぐシーンもあり「そういうボールが多くできればいい」と収穫もあった。
「内容も大事。( 8回に)声をかけてもらえているうちに信頼を勝ち取れるようにしたい」
福原が故障離脱し、開幕が微妙な状況で若虎は勝利の方程式の筆頭候補。結果と内容の両方を追い求めていく。
阪神 3番手で登板した島本浩也投手
昨年11月に支配下登録され、左の中継ぎとして期待される島本浩也投手が、 5戦連続無失点で開幕 1軍に前進した。
9回二死から、昨季の最多安打男、中村晃へのワンポイントで救援。外角直球で難なく遊ゴロに仕留め、 1、 2軍を通じて“プロ初セーブ”を記録した。「左打者をしっかり抑えるのが大事だと思っているので良かった。準備は特に問題ありませんでした」。本番を想定した投入でも結果を出し、首脳陣の信頼は増すばかりだ。
これからも、若手が今年のタイガースを引っ張ってくれれば楽しいですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2015年春季キャンプ日程
2015年 練習試合・オープン戦 日程と結果( 2月)
2015年 オープン戦・公式戦 日程と結果( 3月)
2015年 公式戦 日程と結果( 4月)
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