左脇腹の張りを訴えて別メニュー調整中だったマウロ・ゴメス内野手(30)が13日、甲子園で負傷後初めて屋外フリー打撃を再開し、 1週間ぶりにグラウンドで打った。 4番が 1週間ぶりに帰ってきた。本隊に合流したゴメスは、 6日の西武戦で走塁時に痛めた左脇腹は問題なさそうだ。フリー打撃やノックも軽快にこなし、15日のＤｅＮＡ戦から実戦復帰することが正式決定した。15日のＤｅＮＡ戦(横浜)で実戦復帰する見通し。和田豊監督(52)からは異例の“減量指令”。 3月27日の開幕中日戦(京セラＤ)まで実戦漬けとなりそうだ。すべては主砲が鍵を握っている。減量指令を受けたゴメスの体こそ、和田虎の進捗状況を示しているといえる。
ドラフト 1位横山雄哉投手(21＝新日鉄住金鹿島)が13日、兵庫・西宮市の鳴尾浜でシート打撃に登板し、自身もビックリの奪三振ショーを見せた。出遅れた左腕の猛アピールに、掛布雅之ＧＭ付き育成＆打撃コーディネーター(59＝ＤＣ)も絶賛。遅れてきたドラ 1が少しずつ階段を上りだした。
阪神は13日、兵庫県西宮市の西宮神社で必勝を祈願した。
藤浪晋太郎投手(20)が13日、センバツ第 1日に登場する母校・大阪桐蔭にエールを送った。
自身が13日、プロ初の中 4日での登板となる15日のＤｅＮＡ戦(横浜)に向けてやる気をみなぎらせた。この日は侍ジャパンから復帰し、初めてブルペンでの投球練習を行った。記事をまとめてみました。
左脇腹の張りを訴えて別メニュー調整中だったマウロ・ゴメス内野手が13日、甲子園で負傷後初めて屋外フリー打撃を再開し、 1週間ぶりにグラウンドで打った。
最初はミートポイントを確認しながら軽打したが、振りは次第に鋭さを増した。44スイングで柵越えはなかったが、 2球連続でフェンス直撃の打球を放つなど、順調に調整する。
ゴメスは｢(打撃は)良くなっている。いい感じだと思います。自分としては開幕に向けて、合わせていくだけ｣と意気込んだ。打撃を見守った和田監督も｢本人は 1日でも早くと思っているけど、今日は外で打ったのも初めて。外で 1日打てればゲームということにはならない。何日かしっかり振り込んで、いけるとなった時点で実戦に)『ＧＯ』なんで。場所が場所だからね｣と説明した。15日のＤｅＮＡ戦(横浜)で実戦復帰する見通し。和田豊監督からは異例の“減量指令”。 3月27日の開幕中日戦(京セラＤ)まで実戦漬けとなりそうだ。
打撃練習を終え和田監督（右）から声をかけられ笑顔を見せるマウロ・ゴメス内野手
4番が 1週間ぶりに帰ってきた。本隊に合流したゴメスは、 6日の西武戦で走塁時に痛めた左脇腹は問題なさそうだ。フリー打撃やノックも軽快にこなし、15日のＤｅＮＡ戦から実戦復帰することが正式決定した。
｢よくなっているよ。いい感じで打てた。開幕に合わせるだけだ。(監督とは)打った後の感触や今後のことを話した｣
和田監督が熱視線を送る中、故障後初となる屋外での打撃練習(44スイング)を終えた。当初、週明けとなる17日のＤｅＮＡ戦(横浜)から試合に出場する見通しだったが、前倒し。14日に甲子園で打ち込んだ後、東上することになった。
和田監督は｢かばっている様子もないし、もう 1日ぐらい打たせて、明後日ぐらいから(打席に)立たせればな、と｣と話したが、スッキリとしない表情。その理由はシルエットにあった。
｢打つだけじゃなく、打って守って走ったりしないと、体のキレも出てこない。体も大きい(太い)しな。これは試合に出ないと、しぼれてこない。練習だけじゃ…｣
本隊に合流したマウロ・ゴメス内野手。少し太っているようにもみえるが…
今年 2月 7日に来日した直後も｢体が少し大きい｣と苦言。｢ベストの 104キロから 5キロ近く増えていた｣と耳打ちする球団関係者もいる。脂肪を燃焼させることも、左脇腹痛で頓挫せざるを得なくなったよう。サンケイスポーツ専属評論家の土井正博氏も｢太っている。けがをしなければいいが｣と指摘していた。
27日の開幕中日戦まで、残り 8試合しかない。打席数について、虎将は｢明らかに足りてないよな。作っていく段階でまた(間隔が)空いてしまったからね。来週 6試合出られるとすれば20近く打席に立てるし、それぐらいはいる｣と歯ぎしり。昨季は右膝の張りで調整が遅れ、実戦 8試合(26打数 6安打、 0本塁打)で開幕を迎えながら打点王( 106打点)に輝いたが、｢たまたま、うまくいった、と思わないと｣と実に厳しい。それだけ期待しているという裏返しだろう。
ゴメスは｢開幕に合わせるため、できるだけ試合に出て、打席に立って投手の球に合わせていくよ｣と殊勝に話したが…。
チームはオープン戦 6勝 3敗( 2位タイ)、チーム打率 0.282( 2位)と好調の一方で、ベストメンバーで組めたのは 1試合のみ。首脳陣からすれば｢ 1番・鳥谷｣｢ 4番・ゴメス｣は決めているが、機能を確認できていないのが現状だ。すべては主砲が鍵を握っている。減量指令を受けたゴメスの体こそ、和田虎の進捗状況を示しているといえる。Ｇ砲よ、しぼれ！
鳴尾浜で行われたシート打撃に登板したドラフト 1位横山雄哉投手
ドラフト 1位横山雄哉投手が13日、兵庫・西宮市の鳴尾浜でシート打撃に登板し、自身もビックリの奪三振ショーを見せた。
ベテラン鶴岡、藤井らを含む打者10人に対して、 7奪三振の完全投球をみせた。三振を奪えなかった 3人も投ゴロ、右飛、右邪飛に打ち取るパーフェクト投球だった。｢出来過ぎです。前回と全然違いました。これぐらいをコンスタントに投げられるようになれば｣と笑顔がはじけた。左胸鎖関節炎症で出遅れたものの、先日 8日の教育リーグ・オリックス戦(鳴尾浜)で実戦デビュー。その時は 2回 3安打 2失点と課題を残し｢結果にこだわったけど、残せなかった。この試合が次に抑えられた試合の糧となればいい｣と振り返っていた。出遅れた左腕の猛アピールに、掛布雅之ＧＭ付き育成＆打撃コーディネーターも絶賛。遅れてきたドラ 1が少しずつ階段を上りだした。
気温13度の陽気に包まれた鳴尾浜で、横山がまばゆいぐらいに輝いた。 2度目となった実戦形式のマウンドで10人の打者を相手に 7奪三振の完全投球。そのポテンシャルをいかんなく発揮した。
10人をパーフェクトに抑えたドラフト 1位横山雄哉投手。 2軍相手とはいえ、圧巻の 7奪三振だった
｢できすぎですよ。変化球でストライクも空振りもとれました。その分、直球も生きた。この前の試合( 8日のオリックス戦)で反省したことができました｣
ただでは転ばないのが今年のドラ 1左腕だ。前回の登板では 2回 2失点。 2暴投など制球の乱れもあり、ホロ苦デビューとなった。わずか中 4日の登板できっちりと修正。鶴岡や藤井ら 1軍級の打者も混じっていたが、臆することなくストライクゾーンで勝負した。投じた38球中ボールは 8つ。｢全部ストライクを狙って投げました｣。常に投手有利のカウントで支配した。
マウンドに立てない間の経験が生きた。｢左胸鎖関節の炎症｣により調整が遅れ、対外試合が始まっても出番は訪れない。それでも、試合の分析係として何試合も先輩たちのプレーを見つめた。｢プロの投手はコントロールがいい。何らかの球種でストライクがとれる｣と制球力の大切さを痛感。この日は、腕を強く振りながらもドロンと落ちるカーブを有効活用。左腕最大の武器である直球を待つ打者の意表を突いた。
2月の安芸キャンプ以来、左腕を見守った掛布ＤＣも新たな一面を見逃さなかった。｢楽しみな投手なんじゃないの。外に抜けるカーブを有効に使えていた。今はああやって、腕を振って投げるカーブを持っている投手っていないでしょ。昔なら川口(和久氏)かなあ｣。直球と全く同じ腕の振りからカーブを投げ、広島、巨人で通算 139勝を挙げた左腕になぞらえた。
開幕ローテ 6人はほぼ決定し、チーム防御率1.46と好調な虎投。開幕構想には入ってないが、何が起こるかわからないのがシーズン。次回は20日の中日戦(鳴尾浜)が有力で、｢先発でやる以上はまずはゲームを作る｣。 1軍の舞台で躍動する姿を虎党も待っている。
必勝祈願祭に出席した(左から)和田豊監督、南信男阪神球団社長、坂井信也オーナー
阪神は13日、兵庫県西宮市の西宮神社で必勝を祈願した。
｢球団創設８０周年｣。10０年ぶりのリーグ制覇、30年ぶりの日本一を目指して戦うシーズンに和田豊監督は｢やるぞという気持ちになる。ことしはより一層8優勝への)気持ちが強｣と語った。
グラウンドでダッシュする藤浪晋太郎投手
藤浪晋太郎投手が13日、センバツ第 1日に登場する母校・大阪桐蔭にエールを送った。
「ＯＢとして優勝してほしい。しっかり見せてもらいます。夏と違って春はどこのチームもでき上がっていないし、難しい。ミスも出ると思うけれど、その中で力を出し切ってほしい｣。春夏連覇の経験から、課題も示していた。
自身が13日、プロ初の中 4日での登板となる15日のＤｅＮＡ戦(横浜)に向けてやる気をみなぎらせた。この日は侍ジャパンから復帰し、初めてブルペンでの投球練習を行った。
10日に侍ジャパンの欧州代表戦(東京Ｄ)で 2イニング登板し、この日は疲労も残る中でブルペン入り。登板が有力な開幕第 3戦となる29日の中日戦(京セラＤ)に向け、本番モードに入った。
西宮神社に参拝した藤浪晋太郎投手(右)。侍Ｊ疲れもなんの、中 4日登板に初挑戦する＝西宮神社
疲れた体に、あえてムチを入れた。藤浪が中 4日に初挑戦。 2日後に迫った“テスト”を前に覚悟をにじませた。
｢バタバタしていたのは確かなので(疲れが)ないといえば嘘になる。ただ、そんなことは言っていられない。うまく調整できればと思います｣
9－12日まで侍ジャパンに参加。 9日は阪神は休養日だったが、休日返上となっていた。10日の欧州代表戦(東京Ｄ)では 6回から 2回を投げ、 2安打無失点。前日12日に帰阪したばかりだった。この日から全体練習に合流し、早速ブルペンで投球を再開。練習後に再び東京へ移動し、15日に登板すれば“ 8連勤”となる。
｢ブルペンはしっかり入れた。入ろうか迷ったんですけど…。今回は先発なので、(調整は)やりやすいです｣
神社参拝をする藤浪晋太郎投手(左から 2人目)ら＝西宮神社
2日後の先発を前に“本番モード”だ。シーズンインまでに確認したいことがある。昨季、右打者には打率 0.191も、左打者は同 0.306と分が悪い。ＤｅＮＡ・梶谷には同 0.400( 5打数 2安打)、筒香にも同 0.375( 8打数 3安打)と左打者に打ち込まれている印象が残る。
「左バッターだからといって意識しているわけではない。右でも左でも抑えられればと思います｣と話すが、同一リーグのライバルだけに対策は不可欠だ。
6日の西武戦(甲子園)では 3回無失点と好投。自己最速の 157キロをマークするなど順調だ。今後は15日を経て、22日のオリックス(京セラＤ)に向かい、開幕第 3戦の29日・中日戦へ。疲労を吹き飛ばす快投に期待をしたい。
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2015年春季キャンプ日程
2015年 練習試合・オープン戦 日程と結果( 2月)
2015年 オープン戦・公式戦 日程と結果( 3月)
2015年 公式戦 日程と結果( 4月)
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ゴメス屋外フリー打撃再開！和田監督、ゴメスに異例“減量指令”和田監督30年ぶり日本一へ必勝祈願！
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