15日横浜スタジアムでオープン戦：ＤｅＮＡ－阪神が行われ、梅野隆太郎捕手(23)がオープン戦初本塁打を放った。 7番でスタメン出場したこの試合、 2回にＤｅＮＡ先発の三浦から左翼席中段へ 1号ソロだ。梅ちゃんスマイルがようやく弾けた。待望のオープン戦 1号に、オープン戦とは思えない、 2万4829人で膨れあがった敵地が揺れた。
福留孝介外野手(37)が今季、 3番を務める可能性が15日、高まった。 2試合連続で座り、 5回一死で中越え 2塁打。 3番筆頭だった西岡剛内野手(30)は右肘への違和感で戦線離脱中で、和田豊監督(52)は明言こそ避けたが“合格”であることをうかがわせた。本命だった西岡が12日に右ひじへの違和感を訴えて、離脱。17日にも 1軍復帰する可能性を残しているが、昨年11月に手術をした場所でもあるだけに、不透明であることは変わらない。
開幕 3戦目に先発することが濃厚な藤浪晋太郎投手(20)が先発し、これが、“ニュー藤浪”や！！ 6回 2失点でオープン戦初勝利を挙げた。 6回一死からＤｅＮＡ 4番ロペスに、真ん中に入った直球を左翼スタンド中段まで運ばれた。｢ホームランを打たれた球は甘かったけど、それ以外は良かった。淡々と打ち取れたことは良かったけど、淡々と打たれすぎたという反省点がありました｣と振り返った。記事をまとめてみました。
＜オープン戦：ＤｅＮＡ 3－ 4阪神＞◇15日◇横浜スタジアム
梅野隆太郎捕手がオープン戦初本塁打を放った。 7番でスタメン出場したこの試合、 2回にＤｅＮＡ先発の三浦から左翼席中段へ 1号ソロだ。
｢思い切って振っていく意識が結果につながったのでよかった。強く振っていく意識は常にあります｣
シーズン中でも 7番を打つ可能性はあり、｢恐怖の 7番打者｣へ期待の持てる結果となった。
梅野隆太郎捕手は 2回先頭で三浦から左翼席へオープン戦 1号を放った＝横浜スタジアム
梅ちゃんスマイルがようやく弾けた。待望のオープン戦 1号に、オープン戦とは思えない、 2万4829人で膨れあがった敵地が揺れた。
｢思いきっていけて、結果につながってよかったです。(本塁打を)狙いすぎると体が開いてしまうので。狙って打てるものでもないですし、しっかり準備したいです｣
1点リードの 2回先頭。梅野は 2ボールから外角スライダーを一閃した。体は崩されながらも飛距離は十分。左翼席中段に着弾させた。
前日14日のロッテ戦(ＱＶＣ)は 2打数無安打。 8日の巨人戦(甲子園)では無死 1、 2塁から 3ゴロ併殺など、上半身だけでの打撃が目立っていただけに、和田監督は｢ああいう一発をきっかけに、もう少し上げていかないと。どっちかというと(打球の)高さを競っているような打ち方になっていた。きょうはしっかりと、とらえることができた｣と目尻を下げた。
2回表、左越えソロ本塁打を放った梅野隆太郎捕手＝横浜スタジアム
ルーキーイヤーの昨季は92試合に出場も、打撃は打率 0.197、 7本塁打、 21打点にとどまった。｢昨年は完全にバテてしまっていた。10キロぐらいやせた時期もあった｣と指揮官。キャンプでは連日ノックを受け、下半身を徹底的に鍛え上げられた。自ら直接ノックを施した虎将は｢やっとプロらしい体になってきた｣とうなずき、｢ 7番を打つ可能性がある｣と、下位打線でのポイントゲッターを期待した。
オープン戦30打席目での一発。梅野は｢(本塁打を)途中は気にしなくなっていました。凡退でもいい悪いはある。感覚はつかんでいた｣と振り返ったが、オフには今季の目標として掲げた 2けたアーチへまい進する。
2回二死 1、 2塁の守備では、黒羽根の中前打を処理した大和の好返球を受け、 2走にタッチしたが、ミットからこぼれ、 1点を失った。それでも 6回には倉本の 2盗を阻止して元気ハツラツ。梅野はやっぱり、こうでなくっちゃ。
2回、本塁打を放ち、出迎えを受ける梅野隆太郎捕手。右は藤浪晋太郎投手＝横浜スタジアム
福留孝介外野手が今季、 3番を務める可能性が15日、高まった。 2試合連続で座り、 5回一死で中越え 2塁打。 3番筆頭だった西岡剛内野手は右肘への違和感で戦線離脱中で、和田豊監督は明言こそ避けたが“合格”であることをうかがわせた。
5回一死に福留は中堅フェンス直撃の 2塁打を放った。開幕 3番に前進だ＝横浜スタジアム
逆風にも負けず、打球は高さ 5メートルの中堅フェンス上部にブチ当てた。福留が｢ 3番｣として 2試合連続で結果を出した。
｢ 1、 2打席は(タイミングが)違うかな、というのはあったけど、しっかりとそれを戻せた。試合の中で、少しずつ修正できたのは、よかったんじゃないですか｣
2点リードの 5回一死。ベテラン三浦の 133キロシュートをとらえた。スタンドインまで、あと数メートル。悠然と 2塁に到達し、続くゴメスの右前に落ちる適時打で一気にホームを踏んだ。
これでオープン戦 7勝 3敗 1分け。チーム打率も 0.277と12球団中、 2位と好調だ。しかし、首脳陣は｢ 1番・鳥谷｣で始まる新打線において、ここにきて｢ 3番｣を探らなければいけない作業を強いられている。
3回、捕邪飛に倒れた福留孝介外野手＝横浜スタジアム
本命だった西岡が12日に右ひじへの違和感を訴えて、離脱。17日にも 1軍復帰する可能性を残しているが、昨年11月に手術をした場所でもあるだけに、不透明であることは変わらない。
｢ 3番・マートン、 5番・福留｣のプランも存在するが、その場合、不動の 4番・ゴメスが勝負を避けられる場面が多くなることが予想される。和田監督は関東遠征前に｢試したいものがある｣と福留の 3番テストを示唆していたが、前日14日のロッテ戦(ＱＶＣ)でも福留は 1回に適時打を放っており“合格”と判断したもようだ。
指揮官は今度の３番起用について、｢それはきょう(宿舎に)帰ってから考える｣と言葉を濁したが、打線の機能性については｢昨日、きょうとね｣と納得の表情を浮かべた。
福留自身、公式戦での 3番は、阪神では2013年 9月15日のヤクルト戦 1試合のみだが、中日時代には最も多く務めた場所だ。定位置に戻る。そのニオイがする。
5回、ＤｅＮＡ・三浦から 2塁打を放った福留孝介外野手＝横浜スタジアム
開幕 3戦目に先発することが濃厚な藤浪晋太郎投手が先発し、 6回 7安打 2失点だった。
6回一死からＤｅＮＡ 4番ロペスに、真ん中に入った直球を左翼スタンド中段まで運ばれた。｢ホームランを打たれた球は甘かったけど、それ以外は良かった。淡々と打ち取れたことは良かったけど、淡々と打たれすぎたという反省点がありました｣と振り返った。
2回裏ＤｅＮＡ無死 1塁、藤浪晋太郎投手は倉本のバントの構えにスイングをアピール＝横浜スタジアム
これが、“ニュー藤浪”や！！・藤浪晋太郎投手が15日のＤｅＮＡ戦に先発し、 6回 2失点でオープン戦初勝利を挙げた。侍ジャパンでの登板から中 4日のマウンドは剛球より、ストライク先行重視で無四球の省エネ80球斬りに“変身”。登板予定の開幕３戦目・中日戦(29日、京セラＤ)に向け、2015年仕様に進化した姿を披露した。
6回を投げ、80球の省エネで無四球ピッチ。“ニュー藤浪”を披露した藤浪晋太郎投手＝横浜スタジアム
テンポよくストライクゾーンに投げ込んだ。自慢の剛速球で相手をねじ伏せるだけじゃない。“ニュー藤浪”は球数にもこだわる。今年最長の 6回を投げ抜いても涼しい顔。進化する20歳が無四球＆80球の“省エネ投球”を披露した。
｢三振、三振ではなく、打ち取っていきたいと思っていた。思った以上に球数も少なかったので、目的が達成できてよかった｣
中継ぎで 2回無失点だった侍ジャパンでの欧州代表戦(東京Ｄ)から、中 4日はプロ初体験。そのマウンドでストライク先行を心がけた。打者24人に初球がボールだったのはわずか 5人だ。
2回二死 1、 2塁から黒羽根の中前適時打で実戦12イニングぶりに失点したが、これは中堅・大和のバックホームを梅野がミットからこぼしてしまってのもの。 6回一死にはロペスに今年初本塁打を浴びたが、 6回 2失点で 4奪三振。その陰で大きな収穫があった。
2回、好守備を見せた新井にサムアップをする藤浪晋太郎投手＝横浜スタジアム
｢無四球はかなり意識していました。余計な四球は大量失点につながるので｣
昨季は25試合に先発したが、無四球の試合は 1つもなかった。剛球だが、制球が荒れやすい。そのイメージからの“脱皮”がニュー藤浪なのだ。今季のノルマとする投球回数 180回の達成には球数減が必要。昨季は 1イニングあたり17.4球を要し、規定投球回数をクリアしたセ・リーグの投手で最多だったが、この日は13.3球に減らしてみせた。 1人あたりに要したのは最多で 6球( 3人)だが、いずれも三振で切り抜けた。
最速は 152キロ。万全な調整ではなかったが｢いつ中 4日で投げてくれと言われても大丈夫と言えるようにしたい｣と準備は怠らない。シーズン終盤には中 4、 5日での登板が求められる。そのとき、この経験が生きるからだ。
2回、ＤｅＮＡ・黒羽根に適時打を許した藤浪晋太郎投手＝横浜スタジアム
3年目にしてオープン戦初勝利を手に入れた。ただ、本塁打を含め許した７安打すべてが直球。｢簡単に打たれているので修正していきたい｣と反省も忘れなかった。
それでもピッチングの幅は着実に広がっている。実戦を重ねるごとに、オフに広島・前田から伝授された“脱力投法”を確かめ、省エネ投球も試した。和田監督は｢順調だよね。最後にビシッといって開幕を迎えてほしい｣とハッパをかけた。次回登板は22日のオリックス戦(京セラＤ)の予定。
｢ここまで順調にきている。あとは体調や変化球のコンビネーション、細かな制球くらいです｣
照準はシーズン初先発が有力な開幕第 3戦・29日の中日戦(同)。着実に階段を上がる。 3年目に挑む“ニュー藤浪”がみえてきた。
ＤｅＮＡ・三浦から勝てた事は良かった事だろう。これを糧にして、これからも前進だ！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2015年春季キャンプ日程
2015年 練習試合・オープン戦 日程と結果( 2月)
2015年 オープン戦・公式戦 日程と結果( 3月)
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