27日京セラドーム大阪で阪神-中日が行われ、「阪神球団創設80周年記念」セレモニーの一環で歌手の倖田来未(32)が君が代独唱と始球式を行った。プレーボール直前の雰囲気をさらに盛り上げる活躍ぶりだった。
メモリアルイヤーに歴史的白星発進だ!!和田豊監督(52)が「球団創設80周年」の開幕戦をサヨナラ勝ちで飾った。 3点を追う 8回二死から 4連打で追いつき、延長10回にマートンが決着をつけた。
プロ 7年目で初の開幕スタメン出場を果たした上本博紀内野手(28)が貴重な右前打で、同点劇を引き寄せた。 3点を追う 8回二死 1塁で、又吉の 143キロ外角直球に腕を伸ばして、右前に運んだ。
1番鳥谷からVロード発進!鳥谷敬内野手(33)が今日27日の中日戦(京セラドーム大阪)を「 1番遊撃」で開幕する。昨オフは海外FA宣言した上で、悲願のV奪回を成し遂げるため残留を決断。1500試合連続出場まで残り34試合に迫るなど、今季も数々の記録到達が予想されるが、目指すは「球団創設80周年」のメモリアルVだけ。キャプテンが悲願に導く。
西岡剛内野手(30)が「 3番」の本領を発揮した。 3点を追う 8回に二死走者なしから、新打線が驚異の粘りを見せた。鳥谷と上本の連打で 1、 2塁。ここで打席に入るが、自打球が右膝内側に直撃するアクシデントに見舞われる。それでも、外寄り低めスライダーを右前に運んだ。
主砲マウロ・ゴメス内野手(30)が、同点となる 2点 2塁打でサヨナラ劇のお膳立てを果たした。 2点リードされた 8回二死 1、 3塁で中日又吉の 140キロシュートを、右翼線に運んだ。
阪神が終盤の 8回に追いつき、延長10回の末、 5- 4で開幕戦サヨナラ勝利を挙げた。マット・マートン外野手(33)が延長10回、タイムリーを放ち、球団として74年ぶりの開幕戦サヨナラ勝利を飾った。 3点を追いかける苦しい展開も、二死からすべての得点を奪う粘りの野球で劇的決着。「球団創設80周年」、優勝はもらった!!
2年ぶりに開幕投手を務めたランディ・メッセンジャー投手(33)が初回二死 2塁で 4番ルナに適時中前打を許すと、 5回、 6回にも失点した。 6回 6安打 3失点で降板した。
松田遼馬投手(21)がプロ 2勝目を手にした。 4- 4の延長10回に 5番手で登場。一死から四球を与えたが、その後選んだのは全て直球。無失点に抑えてサヨナラ劇につなげた。
プロ 2年目で初の開幕スタメンマスクを被った梅野隆太郎捕手(23)は 4打数無安打だったが、 7回二死 1塁では外角変化球をとらえ強烈な遊直に。安打にこそならなかったが、状態の良さを示した。記事をまとめてみました。
<阪神 5- 4中日>◇27日◇京セラドーム大阪
「阪神球団創設80周年記念」セレモニーの一環で歌手の倖田来未が君が代独唱と始球式を行った。
緊張した面持ちで君が代を歌い終えると、 1度グラウンドから引き揚げスタンバイ。再び姿を見せるとファンから「くうちゃーん」とエールを受けた。「今日は勝つでー!」「頑張るでー!」と叫んで気合を入れた。マウンドでは中日大島の内角にノーバウンド投球を披露。倖田は「『球団創設80周年目』という歴史的な開幕戦のセレモニーで、君が代独唱ならびに始球式という大役をいただき、本当に光栄です。君が代独唱、すごく緊張しましたが、誠心誠意歌うことができました。メモリアルイヤーの阪神タイガース、期待しています!」と思いを語った。プレーボール直前の雰囲気をさらに盛り上げる活躍ぶりだった。
阪神対中日 始球式に向かう倖田来未=京セラドーム大阪
中日は 1回、 4番ルナの適時中前打で先制。先発山井はその裏、先頭鳥谷に中前打を許すも後続を断ち、 3回まで 1安打投球。
中日は 5回に 1番大島、 6回に 5番平田が適時打を放ちリードを 3点に広げた。先発山井は 6回まで 2塁を踏ませない好投を披露。
中日は 2番手又吉が 3点リードの 8回、ゴメスに同点 2点 2塁打を浴びるなど大乱調。 4- 4のまま延長戦に突入した。
阪神は延長10回二死 3塁から、マートンが左前にサヨナラ打を放った。
10回裏阪神二死 3塁、マット・マートン外野手は中前にサヨナラ適時打を放った=京セラドーム大阪
初回には先頭で山井から中前打。 6回は二死走者なしから四球を選んだ。 1番起用を決めた和田監督は「ポンとヒットがでましたが、なかなかつながらない中で、最後までよく粘ってくれた」と絶賛。 5打席で計 3度出塁し、 2年連続出塁率 4割超えの実力を発揮。昨季に続く開幕戦マルチ安打をマークした。
25日の練習後、西宮市内の焼き肉店に選手たちが集まり、決起集会を開いた。締めのあいさつで鳥谷の熱い言葉が響いた。「裏方さんのためにも優勝しましょう。優勝旅行に行きましょう」。入団 2年目の2005年は先輩に引っ張ってもらっての優勝。今度は自らが頂点に導く番だ。
サヨナラ勝ちをおさめてあいさつする阪神ナインと、頭上のスコアボード=京セラドーム大阪
メモリアルイヤーに歴史的白星発進だ!!和田豊監督が「球団創設80周年」の開幕戦をサヨナラ勝ちで飾った。 3点を追う 8回二死から 4連打で追いつき、延長10回にマートンが決着をつけた。
球団では74年ぶりという開幕サヨナラ勝ちに「 7回くらいまでは嫌な流れだったけど、粘り強く戦ってくれた」と振り返った。
劣勢を終盤にひっくり返す劇的な展開には「いやあ、こんな試合、ずっとは、もたんで(笑)。きょうは本当によく頑張ってくれました。選手たちが」と選手をたたえていた。
8回二死 1塁から右前打を放ち、チャンスを広げた上本博紀内野手=京セラドーム大阪
プロ 7年目で初の開幕スタメン出場を果たした上本博紀内野手が貴重な右前打で、同点劇を引き寄せた。 3点を追う 8回二死 1塁で、又吉の 143キロ外角直球に腕を伸ばして、右前に運んだ。 4打席目での初安打を「食らいつければ、と思いました」と振り返った。幸先よいスタートとなったが「 1勝は 1勝なんで。ただ結果を出そうと思ってやっているだけなので」。 1番・鳥谷とともに、和田監督が期待する 2番・上本も躍動した。
8回二死から中前打を放った鳥谷敬内野手=京セラドーム大阪
昨季終了後に海外FA宣言し、あこがれだったメジャーの道を探った。だが、悩み抜いた末、最終的に残留。 5年契約を交わし、“生涯虎”を宣言した。決して口数は多くないが、相当な決意で新たな 1年を迎えている。
「明日しっかりと勝てるようにしたい」
もちろん 1勝だけでは満足していない。頼れるキャプテンがこのままチームを勢いづかせていく。
1番鳥谷からVロード発進!鳥谷敬内野手が今日27日の中日戦(京セラドーム大阪)を「 1番遊撃」で開幕する。昨オフは海外FA宣言した上で、悲願のV奪回を成し遂げるため残留を決断。1500試合連続出場まで残り34試合に迫るなど、今季も数々の記録到達が予想されるが、目指すは「球団創設80周年」のメモリアルVだけ。キャプテンが悲願に導く。
記者が持つメモを手に取り、マジマジと眺めた。先日のこと。1500試合連続出場まで残り34試合、 500試合連続フルイニング出場まで残り68試合…。鳥谷は自分にまつわる記録の表をチェックした後、「なんでもいいよ。個人記録は本当に気にしていないから」と笑い飛ばした。
前日25日には西宮市内の焼き肉店で選手決起集会に出席。「裏方さんのためにも優勝しましょう。優勝旅行に行きましょう」と声を張り上げた。キャプテン就任 4年目。頭の中には10年ぶりのリーグ制覇、30年ぶりの日本一奪回しかないということだ。
「開幕戦に特別な思いはないですけど、チームとしていいスタートを切って、とにかく優勝できるように頑張りたいですね」
開幕戦前日の26日、京セラドーム大阪で全体練習に参加した後、爽やかな笑顔でグラウンドを後にした。今日27日の中日戦は 1番遊撃で先発予定。長年の定位置だった 3番に別れを告げ、今季は新猛虎打線の目玉として核弾頭を担う。
フリーバッティングを行った鳥谷敬内野手
「いい調整ができた。打順によってバッティングを変えることはないけど、足でもかき回せるようにしたいですね。そのためにもしっかり出塁できるようにしたい」
落ち着いた表情に自信が見え隠れする。
2011年から 3年連続で四球王。 2011年には 3割 9分 5厘で最高出塁率を記録している。昨季はリーグ 2位の87四球、同 3位の出塁率 4割 6厘。 1番打者としての適性は誰の目にも明らかだ。
ルーキーイヤーの2004年から11年連続で開幕戦に先発し、 1度も出塁できなかった試合はわずか 1戦だけ。15年開幕戦も、打線のカギを握ることは間違いない。和田監督からも「守備の方でもセンターラインの鳥谷、上本。打線でも 1、 2番を打つ鳥谷、上本。この 2人が引っ張っていってほしい」と期待を込められている。
昨季終了後のオフに、海外FA宣言した。メジャー挑戦を視野に入れながら、約 2カ月間熟考した結果、残留という道を選んだ。「やり残したこと」と表現する、悲願の優勝を若虎たちにも味わってもらいたいからだ。「球団創設80周年」を迎える2015年。夢を現実に変えるため、Vロードに力強く1歩目を刻み込む。
8回二死走者なしで、又吉克樹投手(手前)から中前打を放って出塁した鳥谷敬内野手。 3出塁で新 1番が躍動した=京セラドーム大阪
虎打線をさっそく引っ張った。 2安打と四球で計 3度出塁。鳥谷が 1番としての役割をきっちりと果たした。
「最後に勝てたので、とりあえずよかったと思います」
1- 4の 8回、同点劇の口火を切ったのは、キャプテンのヒットからだった。野球は 2アウトから-。その格言を実証してみせた。簡単に二死となった直後でも、集中して打席に立った。
「ランナーがいなければ、まず出ることが仕事。点につながってよかった」
又吉の 144キロの直球をとらえ、 2遊間を抜く中前打。あきらめない姿勢は後続の打者にも伝わった。怒濤の 4連打。最後はゴメスの 2点 2塁打で 4- 4の同点に追いついた。
8回裏阪神二死 1、 2塁、西岡剛内野手は右適時打を放った=京セラドーム大阪
西岡剛内野手が「 3番」の本領を発揮した。 3点を追う 8回に二死走者なしから、新打線が驚異の粘りを見せた。鳥谷と上本の連打で 1、 2塁。ここで打席に入るが、自打球が右膝内側に直撃するアクシデントに見舞われる。それでも、外寄り低めスライダーを右前に運んだ。今季初安打&初タイムリー。「又吉君は真っすぐがいい投手。決め球は外の真っすぐかスライダーのどっちかだろうと。スライダーが来て、うまくライトに持って行けた。今日、こういう負け試合は引き分けでも勝ちに等しい。勝てたのはチームにとってもプラス。明日(28日)勝てば、今日の試合は生きてくる」と話した。
オープン戦は打率 1割 5分 2厘と低調。 1番鳥谷、 2番上本と組む上位打線の威力を試せなかった。だが、開幕戦に見事な攻撃を披露し、西岡も「オープン戦で、ことごとくストップをかけていた。責任のある場所。僕を立たせてくれている期待に応えたい」と実感を込めて話した。
8回、右翼線ギリギリに同点 2点 2塁打を放ったマウロ・ゴメス内野手。開幕したらやっぱり打った=京セラドーム大阪
主砲マウロ・ゴメス内野手が、同点となる 2点 2塁打でサヨナラ劇のお膳立てを果たした。
2点リードされた 8回二死 1、 3塁で中日又吉の 140キロシュートを、右翼線に運んだ。 1塁走者西岡の激走もあり試合は振り出しに。 1番鳥谷からの上位打線 4連打で 3点を奪った。
試合後は「あのイニングはみんながつないでいい形で来ていた。流れを途切れさせることなく続いていきたかった。難しい球だったけれど、うまく捉えることができたよ」と笑顔で球場を後にした。
虎党が祈った。監督、コーチ、選手が願った。そして何より、当事者のゴメスが強く、強く念じた。フェアゾーンに入ってくれ-。結果は揺れに揺れた黄色に染まった客席が物語る。土壇場で同点に追いつく右翼線への 2点 2塁打。 4番が責務を果たし、サヨナラ劇の呼び水になった。
「ハッピーだね。難しい球だったけど、うまく対応できてよかった」
勝負強い一打は 3点を追う 8回に生まれた。二死から 3連打で 1点を返し、なおも 1、 3塁の好機。リリーフエース・又吉の前に簡単に追い込まれたが、表情ひとつ変えない。 4球目。高め 140キロの釣り球を思いっきり、振り抜いた。
8回、同点打を放ったマウロ・ゴメス内野手はベンチでハイタッチ=京セラドーム大阪
「チョット、ボール(日本語)。ああいうところに狙って打てる打者じゃないけどね」
7回には先発・山井から左中間 2塁打を放ち、その後、今季チーム初のホームを踏んだ。「開幕したらアドレナリンが出てくる。オープン戦とは全く違う」。昨季の開幕戦も 2安打 2打点の活躍を見せた「オープニング男」は豪快に笑った。
ここに至る道のりは平坦じゃなかった。 2年連続の来日遅れに右脇腹の負傷、オープン戦ラスト13打席無安打など心配事が次々と起こった。だが、今年は後ろ盾があった。昨年は 7月まで会えなかった家族と一緒に来日できた。辛いときも愛する妻、 1歳の長女の顔を見れば、心が安らいだ。「頑張ってね」。毎日、そう言って家を送り出してくれる日々がどれだけ、幸せか…。
「験を担がない」と初陣の日に特別なメニューは食べないが、手料理をたっぷり胃に詰め込んだ。この日のベンチ入り直前には電話で激励された。ラブパワーをフル充電した亭主はやはり、ゲームで頼りになった。
「みんなで、つないでつないで打席が回ったから、流れを切りたくなかった。結果が出てよかったよ」
これぞ、 4番。2015年シーズンも、虎打線の中心に真面目なドミニカンがどっかりと座る。
サヨナラ打を放ったマット・マートン外野手=京セラドーム大阪
阪神が終盤の 8回に追いつき、延長10回の末、 5- 4で開幕戦サヨナラ勝利を挙げた。マット・マートン外野手がサヨナラ打を放った。
同点で迎えた 9回二死 3塁。田島の外角スライダーを的確にさばき、左前に運んだ。歓喜のお立ち台に立つと満面の笑み。「チームの勝利に貢献できるバッティングをできたら本当に気持ちいいけど、今日は自分だけじゃなくてチームみんなが頑張った勝利です。ゴメスも、いいプレーをしたと思いますが、野球というのはチームプレーなので、チーム全体がいい試合をしたと思います」と声をはずませた。
4打席凡退して迎えた打席だ。昨季首位打者の本領を発揮する一撃だった。「気持ちは変わらなかった。最初の4打席は結果出てなかったけれど、自分を信じて打席に入った」とコメントした。
マット・マートン外野手が延長10回、タイムリーを放ち、球団として74年ぶりの開幕戦サヨナラ勝利を飾った。 3点を追いかける苦しい展開も、二死からすべての得点を奪う粘りの野球で劇的決着。「球団創設80周年」、優勝はもらった!!
10回、サヨナラ適時打を放ったマット・マートン外野手=京セラドーム大阪
まさに粘り腰をみせた。 3点を追う 8回、簡単に二死を取られてから怒涛の攻めをみせた。 1番鳥谷の中前打、上本の右前打で 1、 2塁とすると、西岡が右前適時打で 2点差。そして続くゴメスが、中日 2番手・又吉の高め 140キロを右に弾き返す 2点 2塁打。 4連打であっという間に同点に追いついた。
10回には先頭の上本が四球で歩くと、俊介が犠打を決め一死 2塁。ゴメスは三振に倒れ二死となったが、続くマートンが田島のスライダーを捉え、左前にサヨナラ打を放ち、開幕白星を挙げた。
反骨心が詰まった打球だった。遊撃手・エルナンデスの頭上を襲った。「球団創設80周年」。絶対に負けられない 1年の始まり。マートンが劇的に決めた。
「オタチダイ、メッチャ、スキネ。イツモ、アリガトウ」
入場券は前売り段階で完売。10年ぶりの優勝を願うファンのメッセージが飛び交うスタンドを眺め、すっかりおなじみとなったたどたどしい日本語でのスピーチで喜びを伝えた。
延長10回、サヨナラ打を放ったマット・マートン外野手( 9番)をナインがウオーターシャワーで祝福。劇的開幕勝利でムードは最高だ=京セラドーム大阪
4- 4の延長10回二死 3塁。暴投後のフルカウントから田島の外角スライダーを左前に運んだ。それまで 4打席無安打( 1三振)だったが、迷いはなかった。
「自分を信じて打席に入った」。ベンチから飛び出してきたナインから手荒い祝福を受けた。阪神の開幕戦でのサヨナラ決着は 2リーグ分立後初。 1リーグ時代を含めれば、19411年の阪急戦(西宮)以来、実に74年ぶりという歴史的白星に酔った。
「勝利に貢献できて、気持ちいいよ。負けていたけど、誰もあきらめていなかった。きょうはチーム全員で勝利した試合だ」
6回までわずか 1安打。ひたすら耐えてチャンスを待った。 7回に福留の中前適時打で反撃を開始し、 8回には西岡&ゴメスの適時打を含む、 4連打で同点。サヨナラ劇を含めて、すべての得点を二死から奪った。和田監督は「こういうつながり、点の取り方をしたいとずっと感じていた」と理想のオーダーで勝ち取った開幕勝利に手応えをつかんだ。
マット・マートン外野手を出迎える和田豊監督。こだわったオーダーで 2年ぶりの開幕勝利だ=京セラドーム大阪
試合前のミーティングで指揮官は「俺たちが歴史を作ろう。力を合わせて 1年間戦おう」とゲキを飛ばした。昨晩は自宅の食卓には赤飯、鯛のお頭つき、カツが並び、さらにこの日の朝、カツ丼を食べた。「ダメ押し、したった」。縁起物を重ねた後、西宮市内の神社に歩を進めた。神頼みでも何でもいい。 1年契約で成績がすぐ去就に直結する就任 4年目。 2位はもういらない。
殊勲のマートンも「長いシーズン、どの 1試合、 1勝も大事。あとで、この 1勝が、という風になるかも」と話した。 3月 9日には大相撲春場所を家族で観戦。神戸市内の自宅に帰ると長男マイカ君( 5)、次男アンドリュー君( 3)が日々、「着姿で相撲ごっこをしているという。「塩をまくマネとかしているよ」。愛する家族が見守る前で、お手本のような粘り腰をグラウンドで体現してみせたわけだ。
「昨年は日本シリーズに出たけど、今年はリーグ優勝したい。優勝に向かって、いいスタートがきれた」。昨季打率 0.338で首位打者に輝いての来日 6年目。もう猛虎魂は十分胸に刻まれている。今度こそ、胴上げがしたい。その思いだけだ。
阪神・先発のランディ・メッセンジャー投手=京セラドーム大阪
2年ぶりに開幕投手を務めたランディ・メッセンジャー投手(33)が 6回 6安打 3失点で降板した。初回二死 2塁で 4番ルナに適時中前打を許すと、 5回、 6回にも失点した。
「不運な当たりがあったし、打ち込まれて点を取られたという感じではなかった」と振り返ったが、リードを許して降板したとあって「開幕投手を任せられて光栄だったけれども、年間何試合も投げるうちの 1試合だと思って、特別気負いすることなくマウンドに立てました。相手に先に点を取られるゲーム展開になり、残念な結果になってしまいました」と肩を落とした。
勝利すれば開幕投手 2勝目で、外国人投手としては過去にブロス(ヤクルト)のみだった。リードされた状態でマウンドを譲り、 2人目の偉業達成とはいかなかった。
ランディ・メッセンジャー投手は平田に右適時打を浴び、天を仰ぐ=京セラドーム大阪
松田遼馬投手がプロ 2勝目を手にした。 4- 4の延長10回に 5番手で登場。一死から四球を与えたが、その後選んだのは全て直球。無失点に抑えてサヨナラ劇につなげた。
「その前の中継ぎの人たちがいい流れにしてくれたから、たまたま勝ち投手になれました」と笑顔。プロ 2年目の2013年10月 4日ヤクルト戦(神宮)で挙げた初勝利以来の白星だった。
阪神 5番手松田遼馬投手は開幕戦で勝利を収めた=京セラドーム大阪
緊迫したマウンドで躍動感あふれる投球をみせた。プロ 4年目を初めて開幕 1軍で迎えた松田がチームにサヨナラを呼び込む快投。自慢の火の球ストレートで 2年ぶりの白星を手にした。
「たまたま勝ち投手になれただけ。中継ぎ陣のいい流れを大事にして、ゼロに抑えられたのは良かったです」
一進一退の中、出番は 4- 4の延長10回。マウンドを足で慣らすと、先頭の代打・ナニータを 146キロの直球で遊ゴロに打ち取った。平田に四球を与えたが、藤井には真っ向勝負で中飛。エルナンデスにもオール直球で挑み、外角低め 145キロで見逃し三振に斬った。
その裏、マートンのサヨナラ打が出て、白星が自身についた。ブレークした2013年10月 4日のヤクルト戦(神宮)以来のプロ 2勝目を手にした。昨季は右肘痛、 2年前は右肩痛により、 2年連続で開幕2軍生活だった。試練を乗り越えて最高のスタートを飾った。
延長10回、無失点に抑えた松田遼馬投手。 2年ぶりの白星を手にした=京セラドーム大阪
偉大なる先輩の背中を追う。 1月の自主トレでは甲子園の室内で福原に一緒にキャッチボールの相手を務めてもらった。フォームや調整方法まで丁寧に教えてもらった。昨季38ホールドをあげた救援陣の大黒柱は古傷の右内転筋を痛めて開幕アウト。尊敬する先輩のためにも結果で恩返しがしたかった。
38歳の大ベテランを欠いたままの船出となったが、21歳の全力ピッチで埋めた。中西投手コーチも「リリーフが開幕の独特の雰囲気の中で抑えてくれた。(松田)遼馬も良かった」と納得顔だ。
松田は「開幕の雰囲気を初めて味わうことができた。四球があったので次の試合までに修正したい」と誓った。勢いに乗る右腕が自慢の剛球で優勝までフル回転する。
プロ 2年目で初の開幕スタメンマスクを被った梅野隆太郎捕手は 4打数無安打だったが、 7回二死 1塁では外角変化球をとらえ強烈な遊直に。安打にこそならなかったが、状態の良さを示した。「悪くはないんですけど、結果があれなんで。でも、悪くないということは自信を持ちたい。あしたもあるんで、目の前の試合に切り替えていきたい」。リード面でも、何度も訪れたピンチをしのぎ、マスクを被り続けた。正捕手にむけ、大きな一歩を踏み出した。
★1941年の阪神開幕戦サヨナラ勝利VTR
1941(昭和16)年 4月 3日、春季リーグの開幕戦は西宮球場で阪急戦。阪神は若林忠志、阪急は浅野勝三郎の先発でプレーボール。 0- 0で両投手がそのまま互いに譲らず 0- 0で延長に入り、延長18回裏、阪神田中義雄(後に監督)の右前テキサス安打で阪神はサヨナラ勝ちを飾った。この年は 5位だった。
開幕からヒヤヒヤの試合展開だった。記録的な逆転劇で勝てて良かったですね。全員野球で、今年こそファン皆が待ち望む「二文字」ゲットだ!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2015年 オープン戦・公式戦 日程と結果( 3月)
2015年 公式戦 日程と結果( 4月)
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始球式で倖田来未が内角ノーバンかます!マートンが延長サヨナラ打、開幕戦制す!メッセ 6回 3失点
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