20日阪神甲子園球場で阪神-巨人10回戦が行われ、阪神は先発藤浪が 9回 2安打、毎回奪三振の好投で完封勝利。チームの連敗を 3で止めた。
藤浪のおかげで勝つには勝ったが、相変わらずの貧打ぶり。そんな中で、今季初めて 3番に入ったマット・マートン外野手(33)が“つなぎ”のヒットで、3連敗中だったチームの勝利に貢献した。
マウロ・ゴメス内野手(30)が先制タイムリーを放った。 0- 0で進んだ 6回一死 1、 2塁の場面。巨人先発大竹の 1300キロ変化球に食らいついて左前に運んだ。西岡とマートンが連打でつくったチャンスで、しっかり 4番の仕事を果たした。
レジェンド級の快投や!!藤浪晋太郎投手(21)が宿敵巨人を 2安打10Kに抑え、待望のプロ初完封勝利を挙げた。毎回奪三振での 1- 0完封は、虎では1970年の江夏豊氏(67)以来45年ぶり。チームの連敗を 3で止め、 4位に浮上させた 3年目右腕に、観戦した江夏氏も「文句なし」と絶賛だ。記事をまとめてみました。
<阪神 1- 0巨人>10回戦◇20日◇阪神甲子園球場
阪神は初回一死 1、 2塁のチャンスを作るも 4番ゴメスが空振り三振。続く福留も投ゴロで無得点。 3回まで両チーム 0行進。
阪神は 6回一死 1、 2塁から 4番ゴメスが左前適時打を放ち 1点先制。阪神藤浪は 6回まで無失点に抑えた。
阪神は先発藤浪が 9回 2安打、毎回奪三振の好投で完封勝利。チームの連敗を 3で止めた。
8回表巨人二死、藤波晋太郎投手は代打橋本から三振を奪いマウンド上でガッツポーズを見せる=阪神甲子園球場
藤浪のおかげで勝つには勝ったが、相変わらずの貧打ぶり。そんな中で、今季初めて 3番に入ったマット・マートン外野手が“つなぎ”のヒットで、3連敗中だったチームの勝利に貢献した。
「ナイス、ウィン(勝利)!! 久しぶりね」
6回一死から西岡が右前打で出塁すると、大竹の外角直球を逆らわずに 1、 2塁間へ運び、続くゴメスが先制打だ。 1回には左前打。 8回無死 2塁からは 2番手・マシソンのフォークを左前へ、この日 3本目となる安打。猛打賞は、 4月26日の広島戦(マツダ)以来出場17試合ぶり、今季 2度目。マートンも「いろんなコーチに助言をもらった。たくさん練習もしたしね」と久しぶりに笑顔をみせた。
6回、安打を放ったマット・マートン外野手=阪神甲子園球場
だが、虎の得点シーンは 6回の 3連打からの 1点だけ。相手失策も絡んで作った 8回無死 2、 3塁のチャンスにも、追加点を奪えない。「なんとか(打線を)活性化するため、きのう、きょうと(打順を)変更した。まだまだ成果はでてませんが、きょうの勝ちでいいキッカケになればと…」。和田監督に笑顔はなかった。
5番だったマートンは前日19日、不振の鳥谷に代わって今季初めて1番で起用されたが、打線は菅野の前に2安打完封負け。 1番から 3番に配置転換となった鳥谷は無安打だった。そこで指揮官は連日動いた。打率 0.233と不振にあえぐ上本を今季初めてスタメンから外し、前日に 1軍昇格をしたばかりの荒木を「 7番・ 2塁」で起用したが…。
「もっと点をとって打ち勝つゲームをつくっていかないと雰囲気的には乗っていけないと思う」
パズルを組み立てるかのような、日替わり打線。連敗は止まったが、虎将の試行錯誤は続く。
マウロ・ゴメス内野手が先制タイムリーを放った。 0- 0で進んだ 6回一死 1、 2塁の場面。巨人先発大竹の 1300キロ変化球に食らいついて左前に運んだ。「打ったのはチェンジアップ。うまく拾うことができた。第1打席はチャンスで打てなかったけど、走者をかえす仕事ができてよかったよ」。初回は同じ一死 1、 2塁の好機に空振り三振。だが今度は西岡とマートンが連打でつくったチャンスで、しっかり 4番の仕事を果たした。
6回裏阪神、マウロ・ゴメス内野手は左前に先制適時打を放った=阪神甲子園球場
甲子園が沸き立った。頼りの主砲が仕事を果たした。若き右腕の「完封返し」をアシストする値千金の決勝打。ゴメスは堂々と胸を張った。
「ボールかもしれないけど、ラッキーだった。藤浪がいい投球をしていたから、勝ててよかったよ
両軍無得点で迎えた 6回一死 1、 2塁の 3打席目。 1回の先制機での凡退を取り返そうと、アドレナリンが爆発した。 3球目、外角低めのボールゾーンでも、関係ない。沈んでいくチェンジアップに両手を伸ばして、思い切りバットを振り抜いた。
6回にタイムリーを放ったマウロ・ゴメス内野手。 4番が投手戦にケリをつけた=阪神甲子園球場
「ああいう形(適時打)になって本当によかった」
痛烈な打球で左前に弾き返す待望のタイムリー。17日の中日戦(ナゴヤD)でソロ本塁打こそ放っていたが、適時打となれば11試合ぶり。 5日の中日戦(甲子園)以来の勝負強い一打でチームを勝利に導いた。
気合十分の働きに関川打撃コーチも「 1点しかとれていないから何とも言えないけど、打者は気が出ていた。ベンチから見ても熱いものが伝わってきた」とうなずく。前夜は完封負けを喫していただけに、打撃陣の雰囲気の変化に満足げだった。
プロ初完封の藤波晋太郎投手を出迎える和田監督ら虎ナイン=阪神甲子園球場
G砲の活躍の裏には強力援軍の存在もある。昨年に続き、 5月に入ってから実弟が来日した。元プロ野球選手のゴメスブラザーは最速 152キロを誇った剛腕の持ち主。自身が春季キャンプに出遅れた今年も、自主トレ中に打撃投手を務めてくれた頼もしい相棒だ。
「あの打席は開きが早いよ」
「あれはセンター方向に打たないと」
日本に来れば、試合を見て弟ならではの懐をえぐる? アドバイスまでくれる。だが、この日ばかりは打のヒーローとなった兄も胸を張って、帰宅したに違いない。
「まだ、たくさん試合を残している。ゲーム差は考えずに 1試合、 1試合、戦うよ」
不調から、めまぐるしく打順が入れ替わる中、 4番だけは不動。ゴメスは目の前の一戦に全力を注ぎ、白星を呼び込む快音を奏でていく。
レジェンド級の快投や!!藤浪晋太郎投手が宿敵巨人を 2安打10Kに抑え、待望のプロ初完封勝利を挙げた。毎回奪三振での 1- 0完封は、虎では1970年の江夏豊氏(67)以来45年ぶり。チームの連敗を 3で止め、 4位に浮上させた 3年目右腕に、観戦した江夏氏も「文句なし」と絶賛だ。
9回から降り出した雨はまったく気にならない。祝福のシャワーが気持ちよかった。 3年目でついに初完封。藤浪が満面の笑顔で甲子園のお立ち台にあがると、第一声で喜びを爆発させた。
藤浪晋太郎投手は毎回の10奪三振。G打線を 2安打に抑えてみせた=阪神甲子園球場
「自分自身、正直シビれました!! 点を取られないことは気持ちがいい」
1- 0。巨人打線を毎回の10奪三振でわずか 2安打に抑えた。 1回と 5回は四球で走者を出したが、いずれも苦手の左打者に対して速球を外角に決め、併殺打に。二死から連打で 1、 2塁とされた 4回も、変化球でアンダーソンを 1ゴロに仕留めた。「ストレートが押し込めていたから変化球が生きた。相乗効果ですね」。最速 155キロの直球にカットボールやカーブなどを組み合わせた緩急自在の投球で、 6回以降は 3人ずつで片づけた。 9回、最後の亀井を 2ゴロに仕留めると、右拳を握りしめ、雄たけびをあげた。
雨の中、プロ初完封に笑顔をみせた藤浪晋太郎投手。宿敵相手に大仕事をやってのけた=阪神甲子園球場
バックネット裏から熱い視線も感じた。往年のエース・江夏氏の姿が、そこにあった。春季キャンプで臨時コーチを務めた大先輩。キャンプ中、ブルペンで制球を乱し、本来の投球ができないとき、「あのピッチングで、よう 2桁勝ったなと思う」と酷評も。春夏連覇を果たした大阪桐蔭高出身で、もてはやされることが多かったが、痛烈な言葉は今でも心に突き刺さっている。
だが、この日は違った。伝説の左腕の前で圧巻の投球を披露。「文句なし!! ナイスピッチングだね。力みがなかったよ。いい意味で自信にしてほしい」。今度は最高の褒め言葉をもらった。くしくも、毎回奪三振での 1- 0完封勝利は、阪神では江夏氏以来45年ぶりの快挙となった。
阪神先発の藤浪晋太郎投手=阪神甲子園球場
2試合連続の完投勝利で、両リーグトップの 4完投目。今回は 137球の熱投でプロ初完封も、「いつか(完封)できるとは思っていました。それがたまたまきょうだと思う」と言ってのけた。「粘って粘って、勝利に貢献できてよかった」。チームの連敗を3で止めた右腕に、和田監督は「きょうは藤浪に尽きますね」と最敬礼だ。
藤浪自身にとっても、待ちわびた巨人戦白星となった。 1年目の2013年 8月 4日(東京D)に勝利して以来5連敗中だったが、実に 654日ぶりのG倒星を挙げた。巨人に対してはセ・リーグの対戦相手で唯一、甲子園での白星がなかったが、これで“セ界制覇”を達成した。
「いいバランスで投げられたので、継続していきたい。これを続けてこそ意味がある」
前夜の完封負けの雪辱を果たし、チームは 4位浮上。借金は 4つ残るが、若きエースの快投が巻き返しのきっかけとなる。
前日(19日)はG軍の菅野が完封し、そうして今回は藤浪晋太郎投手が完封勝利!良いじゃないか!全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ!
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2015年 公式戦 日程と結果( 5月)
2015年 公式戦 日程と結果( 6月)
5月20日現在順位表
5月20日現在対戦表
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◇公式戦全試合実況速報
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この取組みは、パシフィックリーグマーケティング株式会社が運営する、インターネットライブ動画配信サービス「パ・リーグTV」との協力で実現したもので、スマートフォンでの有料インターネットライブ配信の他、PC・タブレット・スマートフォンでの試合後のイニングVOD配信も行います。
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決済方法は、クレジットカードのほか、各キャリア決済にも対応。テレビ中継をなかなか見ることができない方、中継を何度も見直して勝利試合の余韻に浸りたい方、野球技術の勉強をしたい方、ヒイキの選手の笑顔をたくさん見たい方、タイガースファン必見です!!
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4月25日のブログ「ゴメス発熱で練習参加せず!広島戦出場は?マートン先発落ちも…藤浪粘り勝つ!あすマツダで黒田と対決」の記事中で、能見篤史投手が使っているバックパックと同型の物です。
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ニッポン放送では、夕方 5時30分からの「ショウアップスポーツ」の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
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江本孟紀、若松勉、大矢明彦、田尾安志、野村弘樹、宮本和知、里崎智也、山﨑武司、石井一久、関根潤三・・・一流解説陣が連日登場!
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藤浪のおかげで勝つには勝ったが、相変わらずの貧打ぶり。そんな中で、今季初めて 3番に入ったマット・マートン外野手(33)が“つなぎ”のヒットで、3連敗中だったチームの勝利に貢献した。
マウロ・ゴメス内野手(30)が先制タイムリーを放った。 0- 0で進んだ 6回一死 1、 2塁の場面。巨人先発大竹の 1300キロ変化球に食らいついて左前に運んだ。西岡とマートンが連打でつくったチャンスで、しっかり 4番の仕事を果たした。
レジェンド級の快投や!!藤浪晋太郎投手(21)が宿敵巨人を 2安打10Kに抑え、待望のプロ初完封勝利を挙げた。毎回奪三振での 1- 0完封は、虎では1970年の江夏豊氏(67)以来45年ぶり。チームの連敗を 3で止め、 4位に浮上させた 3年目右腕に、観戦した江夏氏も「文句なし」と絶賛だ。記事をまとめてみました。
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阪神は初回一死 1、 2塁のチャンスを作るも 4番ゴメスが空振り三振。続く福留も投ゴロで無得点。 3回まで両チーム 0行進。
阪神は 6回一死 1、 2塁から 4番ゴメスが左前適時打を放ち 1点先制。阪神藤浪は 6回まで無失点に抑えた。
阪神は先発藤浪が 9回 2安打、毎回奪三振の好投で完封勝利。チームの連敗を 3で止めた。
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6回、安打を放ったマット・マートン外野手=阪神甲子園球場
だが、虎の得点シーンは 6回の 3連打からの 1点だけ。相手失策も絡んで作った 8回無死 2、 3塁のチャンスにも、追加点を奪えない。「なんとか(打線を)活性化するため、きのう、きょうと(打順を)変更した。まだまだ成果はでてませんが、きょうの勝ちでいいキッカケになればと…」。和田監督に笑顔はなかった。
5番だったマートンは前日19日、不振の鳥谷に代わって今季初めて1番で起用されたが、打線は菅野の前に2安打完封負け。 1番から 3番に配置転換となった鳥谷は無安打だった。そこで指揮官は連日動いた。打率 0.233と不振にあえぐ上本を今季初めてスタメンから外し、前日に 1軍昇格をしたばかりの荒木を「 7番・ 2塁」で起用したが…。
「もっと点をとって打ち勝つゲームをつくっていかないと雰囲気的には乗っていけないと思う」
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マウロ・ゴメス内野手が先制タイムリーを放った。 0- 0で進んだ 6回一死 1、 2塁の場面。巨人先発大竹の 1300キロ変化球に食らいついて左前に運んだ。「打ったのはチェンジアップ。うまく拾うことができた。第1打席はチャンスで打てなかったけど、走者をかえす仕事ができてよかったよ」。初回は同じ一死 1、 2塁の好機に空振り三振。だが今度は西岡とマートンが連打でつくったチャンスで、しっかり 4番の仕事を果たした。
6回裏阪神、マウロ・ゴメス内野手は左前に先制適時打を放った=阪神甲子園球場
甲子園が沸き立った。頼りの主砲が仕事を果たした。若き右腕の「完封返し」をアシストする値千金の決勝打。ゴメスは堂々と胸を張った。
「ボールかもしれないけど、ラッキーだった。藤浪がいい投球をしていたから、勝ててよかったよ
両軍無得点で迎えた 6回一死 1、 2塁の 3打席目。 1回の先制機での凡退を取り返そうと、アドレナリンが爆発した。 3球目、外角低めのボールゾーンでも、関係ない。沈んでいくチェンジアップに両手を伸ばして、思い切りバットを振り抜いた。
6回にタイムリーを放ったマウロ・ゴメス内野手。 4番が投手戦にケリをつけた=阪神甲子園球場
「ああいう形(適時打)になって本当によかった」
痛烈な打球で左前に弾き返す待望のタイムリー。17日の中日戦(ナゴヤD)でソロ本塁打こそ放っていたが、適時打となれば11試合ぶり。 5日の中日戦(甲子園)以来の勝負強い一打でチームを勝利に導いた。
気合十分の働きに関川打撃コーチも「 1点しかとれていないから何とも言えないけど、打者は気が出ていた。ベンチから見ても熱いものが伝わってきた」とうなずく。前夜は完封負けを喫していただけに、打撃陣の雰囲気の変化に満足げだった。
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G砲の活躍の裏には強力援軍の存在もある。昨年に続き、 5月に入ってから実弟が来日した。元プロ野球選手のゴメスブラザーは最速 152キロを誇った剛腕の持ち主。自身が春季キャンプに出遅れた今年も、自主トレ中に打撃投手を務めてくれた頼もしい相棒だ。
「あの打席は開きが早いよ」
「あれはセンター方向に打たないと」
日本に来れば、試合を見て弟ならではの懐をえぐる? アドバイスまでくれる。だが、この日ばかりは打のヒーローとなった兄も胸を張って、帰宅したに違いない。
「まだ、たくさん試合を残している。ゲーム差は考えずに 1試合、 1試合、戦うよ」
不調から、めまぐるしく打順が入れ替わる中、 4番だけは不動。ゴメスは目の前の一戦に全力を注ぎ、白星を呼び込む快音を奏でていく。
レジェンド級の快投や!!藤浪晋太郎投手が宿敵巨人を 2安打10Kに抑え、待望のプロ初完封勝利を挙げた。毎回奪三振での 1- 0完封は、虎では1970年の江夏豊氏(67)以来45年ぶり。チームの連敗を 3で止め、 4位に浮上させた 3年目右腕に、観戦した江夏氏も「文句なし」と絶賛だ。
9回から降り出した雨はまったく気にならない。祝福のシャワーが気持ちよかった。 3年目でついに初完封。藤浪が満面の笑顔で甲子園のお立ち台にあがると、第一声で喜びを爆発させた。
藤浪晋太郎投手は毎回の10奪三振。G打線を 2安打に抑えてみせた=阪神甲子園球場
「自分自身、正直シビれました!! 点を取られないことは気持ちがいい」
1- 0。巨人打線を毎回の10奪三振でわずか 2安打に抑えた。 1回と 5回は四球で走者を出したが、いずれも苦手の左打者に対して速球を外角に決め、併殺打に。二死から連打で 1、 2塁とされた 4回も、変化球でアンダーソンを 1ゴロに仕留めた。「ストレートが押し込めていたから変化球が生きた。相乗効果ですね」。最速 155キロの直球にカットボールやカーブなどを組み合わせた緩急自在の投球で、 6回以降は 3人ずつで片づけた。 9回、最後の亀井を 2ゴロに仕留めると、右拳を握りしめ、雄たけびをあげた。
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2試合連続の完投勝利で、両リーグトップの 4完投目。今回は 137球の熱投でプロ初完封も、「いつか(完封)できるとは思っていました。それがたまたまきょうだと思う」と言ってのけた。「粘って粘って、勝利に貢献できてよかった」。チームの連敗を3で止めた右腕に、和田監督は「きょうは藤浪に尽きますね」と最敬礼だ。
藤浪自身にとっても、待ちわびた巨人戦白星となった。 1年目の2013年 8月 4日(東京D)に勝利して以来5連敗中だったが、実に 654日ぶりのG倒星を挙げた。巨人に対してはセ・リーグの対戦相手で唯一、甲子園での白星がなかったが、これで“セ界制覇”を達成した。
「いいバランスで投げられたので、継続していきたい。これを続けてこそ意味がある」
前夜の完封負けの雪辱を果たし、チームは 4位浮上。借金は 4つ残るが、若きエースの快投が巻き返しのきっかけとなる。
前日(19日)はG軍の菅野が完封し、そうして今回は藤浪晋太郎投手が完封勝利!良いじゃないか!全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ!
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