6日ヤフオクドームで日本代表強化試合：日本－プエルトリコが行われ、侍ジャパンがサヨナラ勝ちした。 1点ビハインドの 9回に、秋山翔吾外野手(27＝西武)と嶋基宏捕手(30＝楽天)が適時打。好機を逸し続けての接戦を制した。先発の菅野智之投手(25＝巨人)が初回にボークで先制を許すと、 4回には武田翔太投手(22＝ソフトバンク)が 2点目を奪われた。打線は再三の好機を生かせず、 6回に暴投で 1点を奪うのがやっとだったが、 9回に秋山翔吾外野手(27＝西武)の適時打で追いつくと最後は嶋基宏捕手(30＝楽天)が執念のサヨナラ打を放った。小久保裕紀監督(44)は｢(プレミア１２の)本戦に向けていい終わり方だったと思う。(開幕戦が行われる)札幌に行って、韓国を倒して来ます｣と、福岡のファンに向かって力強く宣言した。日本は 8日、札幌ドームで、初開催となる国際大会｢プレミア１２｣の 1次ラウンド初戦、韓国戦に臨む。
プエルトリコのロドリゲス監督は逆転サヨナラ負けを喫しても｢均衡したいい試合だった。日本は僅差の試合の勝ち方を知っている｣と納得の表情だった。
日本代表の 4番中村剛也内野手(32＝西武)が 2回の第 1打席で右手に死球を受け途中交代した。日本代表の川端慎吾内野手(28＝ヤクルト)が、死球を受け途中交代した中村剛の代役として、急きょ 4番を務めた。指名打者のリズムをつかめず苦労していた。
前夜は 3ボールで四球と判定され出塁した日本代表の今宮健太内野手(24＝ソフトバンク)が、この日は安打で出塁した。 8回二死から炭谷の代打として登場。スライダーをうまく中前へはじき返す安打で出塁した。俊足ぶりもアピールしていた。
嶋基宏捕手(30＝楽天)がサヨナラ左前打を放ち、試合を決めた。同点で迎えた 9回一死 1、 2塁。カウント 3－ 1からの 5球目をとらえ、 3遊間を割った。強化試合は 2試合で計 3打数 3安打と勝負強さを見せつけた。
日本代表の武田翔太投手(22＝ソフトバンク)が 4回から 3番手で登板し、 2イニングを 1安打 1失点。失点はしたが内容には納得していた。先発予定の12日に台湾・桃園で行われる第 3戦ドミニカ共和国戦へ向け、上々の試運転となった。
侍ジャパンの沢村拓一投手(27＝巨人)が守護神奪取へ猛アピールをかけた。 8回に登板し 1三振を含む、 3者凡退と完璧に抑えた。記事をまとめてみました。
＜日本代表強化試合：日本 3－ 2プエルトリコ＞◇ 6日◇ヤフオクドーム
侍ジャパンがサヨナラ勝ちした。
1点ビハインドの 9回に、秋山翔吾外野手と嶋基宏捕手が適時打。好機を逸し続けての接戦を制した。
小久保裕紀監督は｢(プレミア１２の)本戦に向けていい終わり方だったと思う。(開幕戦が行われる)札幌に行って、韓国を倒して来ます｣と、福岡のファンに向かって力強く宣言した。
試合後、笑顔を見せながら引き揚げる小久保裕紀監督＝ヤフオクドーム
｢プレミア１２｣に挑む侍ジャパンが苦しみながらもサヨナラ勝利を飾った。先発の菅野智之投手が初回にボークで先制を許すと、 4回には武田翔太投手が 2点目を奪われた。打線は再三の好機を生かせず、 6回に暴投で 1点を奪うのがやっとだったが、 9回に秋山翔吾外野手の適時打で追いつくと最後は嶋基宏捕手が執念のサヨナラ打を放った。
日本は 8日、札幌ドームで韓国との 1次ラウンドＢ組初戦を迎える。
詰まらせて左前へ。秋山翔吾外野手は 9回、日本を勝利へと導く自らも納得の同点打を放った＝ヤフオクドーム
最高のムードで、いざ本番！ 世界ランキング 1位の日本は、プエルトリコ(同 9位)に 9回に 2点を挙げて 3－ 2で逆転サヨナラ勝ちし、 2連勝で強化試合を終えた。秋山翔吾外野手が 9回の左前同点打など 3安打 2四球で、全打席出塁。主将の嶋基宏捕手が左前へサヨナラ打を放った。日本は 8日、札幌ドームで、初開催となる国際大会｢プレミア１２｣の 1次ラウンド初戦、韓国戦に臨む。
バットに白球が当たる瞬間まで、目を見開いていた。詰まらせながら、左前にポトリと落とした。日本が誇る安打王の真骨頂。 9回一死 3塁、秋山が同点の左前適時打。敗色濃厚だった侍ジャパンを救い、嶋のサヨナラ打を呼び込んだ。
9回 同点適時打を放った秋山翔吾外野手＝ヤフオクドーム
｢自分の仕事ができた。最後に詰まって打てた。これが自分のバロメーター。最後の 1本が、一番手応えがある｣
｢プレミア１２｣で初代王者を目指すチームに、最強のトップバッターが誕生した。
1回に中前打。 4回の四球で 2盗を決め、 5回にも四球。 7回には 3塁手の深めの守備位置を見逃さず、セーフティーバントを決めた。 9回の同点打の直後には、盗塁を決めた。 3安打 2四球 2盗塁、そして 1打点。今季 216安打を放ち、シーズン最多安打の日本記録を樹立した男が、その実力を発揮した。
9回、適時打を放った秋山翔吾外野手＝ヤフオクドーム
今季の西武は12球団で最も早く、10月 1日に全日程を終えた。同 4日に 4位が確定すると、チームは12日まで長いオフに入った。だが秋山は 8日には個人トレーナーの元でトレーニングを再開。さらに単身西武第２球場を訪れ、黙々とバットを振った。その後は秋季教育リーグ、宮崎フェニックス・リーグに参戦。今月 3日からの福岡合宿でも｢調整だと思って練習する方が、疲れが残る｣と居残りで練習を続けてきた。
｢今年はやってきたことが評価されて選ばれているけど、感じたことのないプレッシャーだと思う。勝たなければいけないので、楽しみばかりではない｣。一昨年の台湾での強化試合に続く代表入りに責任感は人一倍。自身が出場した代表戦は７戦負けなしだ。前日 5日の 2ランを含め 2試合を打率 5割で終えて迎える、自身初の公式国際大会。｢韓国はアジアのライバル。他の国とは違う意識になると思う｣。秋山が、初代王者への道を切り開く。
プエルトリコのロドリゲス監督は逆転サヨナラ負けを喫しても｢均衡したいい試合だった。日本は僅差の試合の勝ち方を知っている｣と納得の表情だった。
日本との強化試合を２連敗で終えたが、小刻みに継投をするなど多くの選手を試した。本戦でも同様の選手起用になりそうで｢(準優勝した)前回のワールド・ベースボール・クラシックのように 1試合ずつ集中して戦っていく｣と気持ちを切り替えていた。
2回裏日本無死、右手に死球を受けた中村剛也内野手＝ヤフオクドーム
日本代表の 4番中村剛也内野手が 2回の第 1打席で右手に死球を受け途中交代した。
ＮＰＢの発表によると右手甲の打撲で、アイシング治療を行った。念のため試合途中に福岡市内の病院へ検査に行った。
検査後は球場に戻った。試合後に対応し｢当たった時は痛かったけど、今は痛みはない。骨が強かったようです｣と時折、笑みも浮かべながら話した。
2回裏、死球を受けた中村剛也内野手の代走で出場した川端慎吾内野手＝ヤフオクドーム
日本代表の川端慎吾内野手が、死球を受け途中交代した中村剛の代役として、急きょ 4番を務めた。
2回、中村剛が死球でベンチへ戻ると代走で登場。その後の 3打席はいずれも 1ゴロに倒れた。｢いきなりだったので。指名打者は慣れていない。スイングルームで準備していたんですが…｣と、指名打者のリズムをつかめず苦労していた。
8回裏日本二死 1塁、 2盗に成功した今宮健太内野手＝ヤフオクドーム
前夜は 3ボールで四球と判定され出塁した日本代表の今宮健太内野手が、この日は安打で出塁した。
8回二死から炭谷の代打として登場。スライダーをうまく中前へはじき返す安打で出塁した。｢与えられた役割をしっかりやることしか考えていません｣
続く中田の打席で 2盗を決めた。｢シーズンでは(今季 3個と)なかなかできなかったが、チームの役に立てれば｣と、俊足ぶりもアピールしていた。
試合後、サヨナラ打を放った嶋基宏捕手(左)と握手をかわす小久保裕紀監督＝ヤフオクドーム
嶋基宏捕手がサヨナラ左前打を放ち、試合を決めた。
同点で迎えた 9回一死 1、 2塁。カウント 3－ 1からの 5球目をとらえ、 3遊間を割った。｢(同点打の)秋山の粘りを見て、何とかしたいと思っていた。でもすべては明後日からなので｣と淡々と振り返った。強化試合は 2試合で計 3打数 3安打と勝負強さを見せつけた。
5回表プエルトリコ一死、リベラを三振に仕留め雄たけびを上げる武田翔太投手＝ヤフオクドーム
日本代表の武田翔太投手が 4回から 3番手で登板し、 2イニングを 1安打 1失点。失点はしたが内容には納得していた。
4回は一死から四球と安打で 1、 3塁とピンチを広げ 6番ヒメネスに右犠飛を許した。だが、直球は最速 150キロと球速が出ていた。
日本シリーズの後で疲れも心配されるが｢いい雰囲気でできた。体調も問題ない。疲れも感じていない。日本を背負うんですから。次も頑張ります｣。先発予定の12日に台湾・桃園で行われる第 3戦ドミニカ共和国戦へ向け、上々の試運転となった。
日本 6番手の沢村拓一投手＝ヤフオクドーム
侍ジャパンの沢村拓一投手が守護神奪取へ猛アピールをかけた。
8回に登板し 1三振を含む、 3者凡退と完璧に抑えた。10月のＣＳ以来の実戦だけに｢無事に終わった、良かった｣と、まずは一安心。パフォーマンス的には、まだしっくりとこない部分もあるよう。｢これから、もっともっと上げていかないと。本番になれば背負っているモノが違う。世界一を目指してやっていく｣と、早くも気迫を見せていた。
もうすぐ本番が始まる！日本の勝利の為に全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！
ガンバレ！日本！勝利を掴め！
｢プレミア１２｣ 1次ラウンド順位表
侍ジャパン日本代表メンバー
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