14日台湾・桃園球場でプレミア１２：日本－米国 1次ラウンドＢ組が行われ、世界一を目指す侍ジャパンがＢ組 1位で決勝トーナメント進出を決めた。先発菅野智之投手(26＝巨人)が先制を許すなど 4回を 2失点と苦しみながらも粘りの投球を見せると打線が強力援護。 4回に筒香嘉智外野手(23＝ＤｅＮＡ)の適時打で 1点差とすると、 6回に再び筒香の適時打で追いつきなおも中田翔内野手(26＝北海道日本ハム)の 3ランで一気に勝ち越し。 7回には松田宣浩内野手(32＝ソフトバンク)の満塁弾などで 5点を奪った。投げては 5回から登板した 2番手則本昂大投手(24＝楽天)以降 4投手が無失点でつないだ。
4回、一死から山田哲人内野手(23＝ヤクルト)が安打で出塁。 4番・中村剛也内野手(32＝西武)は空振り三振も、捕手がボールを後逸した間に山田が 2進し、続く筒香が初球を捉え、左中間へ適時 2塁打を放ち、 1－ 2と 1点差とした。 5回は二死 2塁から秋山翔吾外野手(27＝西武)が右前へ安打を放ったが、 2走・嶋基宏捕手(30＝楽天)が本塁憤死。同点には追いつけなかった。 5回からマウンドには菅野に代わって則本昂大投手が登板。 1番からの打順をきっちり 3者凡退に仕留めると、 6回、日本は四球と安打などで一死 1、 2塁から筒香が外角低めを中前へ叩き返し、同点適時打。さらに一死 1、 2塁から中田が今大会 2本目となる、左中間スタンドへ 3ランを放ち、 5－ 2と勝ち越した。
侍ジャパンの次戦は15日。ベネズエラと対戦する。15日のベネズエラ戦を挟み、16日の準々決勝に臨む。試合を重ねるたびに、侍たちが頼もしくなっていく。
米国は中継ぎ陣が崩れた。ランドルフ監督は｢日本はいいチームだった。イブランドは今年、右打者に本塁打を打たれていなかったが、中田がいいスイングをした｣と脱帽した。記事をまとめてみました。
＜プレミア１２：日本10－ 2米国＞◇ 1次ラウンドＢ組◇14日◇台湾・桃園球場
世界一を目指す侍ジャパンがＢ組 1位で決勝トーナメント進出を決めた。米国に対し13安打10得点と打線が爆発、大勝で 4連勝を飾った。先発菅野智之投手が先制を許すなど 4回を 2失点と苦しみながらも粘りの投球を見せると打線が強力援護。 4回に筒香嘉智外野手の適時打で 1点差とすると、 6回に再び筒香の適時打で追いつきなおも中田翔内野手の 3ランで一気に勝ち越し。 7回には松田宣浩内野手の満塁弾などで 5点を奪った。投げては 5回から登板した 2番手則本昂大投手以降 4投手が無失点でつないだ。
侍ジャパンの次戦は15日。ベネズエラと対戦する。
4回、適時 2塁打を放った筒香嘉智外野手＝台湾・桃園球場
勝てばＢ組 1位での準々決勝進出が決まる日本は打線が奮起。 1点を追う 6回に筒香の適時打で同点に追いつくと、中田の 3ラン、 7回には松田の満塁弾も飛び出し10－ 2と快勝。Ｂ組 1位で準々決勝進出が決まった。
1回、 2四球などで一死 1、 3塁のピンチを背負うも併殺打でピンチを切り抜けた菅野は、 2回一死からマクブライドへの直球を左翼へ先制ソロを浴びた。日本は 3回、一死から中村晃が初安打を放つも、後が続かず。その裏、菅野は安打と中継ミスで一死 3塁とすると、アイブナーに右前適時打を打たれ、 2点目を失った。
4回、一死から山田哲人内野手が安打で出塁。 4番・中村剛也内野手は空振り三振も、捕手がボールを後逸した間に山田が 2進し、続く筒香が初球を捉え、左中間へ適時 2塁打を放ち、 1－ 2と 1点差とした。 5回は二死 2塁から秋山翔吾外野手が右前へ安打を放ったが、 2走・嶋基宏捕手が本塁憤死。同点には追いつけなかった。
5回からマウンドには菅野に代わって則本昂大投手が登板。 1番からの打順をきっちり 3者凡退に仕留めると、 6回、日本は四球と安打などで一死 1、 2塁から筒香が外角低めを中前へ叩き返し、同点適時打。さらに一死 1、 2塁から中田が今大会 2本目となる、左中間スタンドへ 3ランを放ち、 5－ 2と勝ち越した。
7回には二死 1、 2塁から筒香が 3打席連続となる適時打で追加点を挙げると、四球などで二死満塁から松田が米国・サッターホワイトの初球を完璧に捉えた。打球はぐんぐん伸び左翼へ飛び込む満塁弾で10－ 2と、リードを広げ逃げ切った。
6回、勝ち越しの 3点本塁打を放った北海道日本ハム・中田翔内野手＝台湾・桃園球場
世界ランキング 1位の日本は、同 2位の米国を10－ 2で破って開幕から 4連勝を飾り、Ｂ組 1位で決勝トーナメント進出を決めた。日本は同点に追いついた 6回、中田翔内野手が勝ち越し 3ラン。絶好調の“恐怖の６番”が 3試合連続のＶ打をマークした。 7回には松田が満塁弾を放つなど、米国を圧倒。投げては２番手の則本昂大投手が好救援で今大会初勝利を挙げた。
二度あることは、三度あった。今大会、大当たりの中田が３戦連続の殊勲打。こよいは豪快な 3ランだ。
｢筒香が同点タイムリーを打ってくれて、楽な気持ちで打席に入れました。イケイケムードだけは崩したくなかった｣
メジャー登板が 1試合しかない米国先発のグルーブから 5回までに 1点しか奪えず、苦戦した。日本にとっては嫌な雰囲気が漂いだした 6回、逆転劇が始まった。筒香の中前適時打でまずは同点。なお一死 1、 2塁で、中田がメジャー通算20勝左腕・イブランドの 140キロをフルスイング。打球は左中間フェンスをまたいだ。
7回、会心の当たりに松田宣浩内野手も雄たけび。米国を粉砕した＝台湾・桃園球場
神懸かっている。 1次ラウンドは 試合で打率 0.533(15打数 8安打)、 2本塁打で11打点の荒稼ぎ。 4連勝に貢献し、チームはＢ組 1位が決定。16日の準々決勝ではＡ組 4位と戦えるメリットがある。
快勝した舞台は桃園国際野球場。同球場で行われた12日のドミニカ共和国戦の観衆は3500人だったが、この日は週末で内野スタンドは大入り。ちょんまげのカツラを被った日本人応援団が現れるなど、場内の雰囲気はホームだった。
中田が停滞ムードを払拭すると、松田がトドメを刺した。 7回。左翼フェンスを越える 1号グランドスラム。10点目をたたき出した。｢それまで 3打席凡退していて、小久保監督から『頭を整理して打席に入れ』といわれた。シンプルに甘い球を打てた｣と声が弾んだ。
32歳の強打者はソフトバンクの日本一を手土産に、米大リーグ移籍を目指して海外フリーエージェント権を行使。バックネット裏でマリナーズやナショナルズなどのスカウトが視察する中、格好のアピール弾にもなった。
15日のベネズエラ戦を挟み、16日の準々決勝に臨む。｢打線がつながって、いい勝ち方でした。 1位通過？ 必ず勝って日本に帰りたい｣と小久保監督。試合を重ねるたびに、侍たちが頼もしくなっていく。
7回表、松田宣浩内野手の満塁本塁打に厳しい表情の米国ランドルフ監督＝台湾・桃園球場
米国は中継ぎ陣が崩れた。先発のグルーブは 5回まで 1失点と好投したが、 1－ 2の 6回に 2番手シモンズが一死 1、 2塁のピンチを招き降板。 3番手のイブランドが筒香に同点適時打を許し、続く中田に勝ち越し 3ランを浴びた。
ランドルフ監督は｢日本はいいチームだった。イブランドは今年、右打者に本塁打を打たれていなかったが、中田がいいスイングをした｣と脱帽した。
6回表日本一死 1、 2塁、勝ち越しの 3点本塁打を放ち筒香嘉智外野手(奥)の出迎えを受ける中田翔内野手＝台湾・桃園球場
侍ジャパンの筒香嘉智外野手が、 3打席連続タイムリーで勝利に貢献した。
0－ 2の 4回、二死 2塁から外角の 136キロを左中間へ運ぶ適時 2塁打。 6回には一死 1、 2塁で外角のスライダーに食らいつき、バットを折りながら中前へ同点適時打を放った。
7回にも二死 1、 2塁で中前適時打。 4打数 3安打 3打点の活躍に｢後ろに中田さんがいるので、つなごうという気持ちで打席に入りました｣と話した。
米国戦の６回、筒香嘉智外野手がバットを折りながらも中前に同点打を放った＝台湾・桃園球場
5番の筒香が複数の適時打をマークして中軸の役目を果たした。 0－ 2の 4回に適時 2塁打を放って 1点を返す。 6回一死 1、 2塁の好機では代わったばかりの左腕の変化球にバットを折りながらも食らい付き、中前にはじき返して試合を振り出しに戻した。
辛勝した12日のドミニカ共和国戦は守備で飛球を見失うミスから同点とされた。試合のなかった13日は自主的に練習に参加。バットを振り込んで米国戦に備えた。｢必死になって目の前の勝利を目指して頑張りたい｣と意気込む通りバットで見せた。
6回表を終え、勝ち越しの 3点本塁打を放った中田翔内野手は客席の声援に応える＝台湾・桃園球場
侍ジャパンの中田翔内野手が、決勝の 3ランを放った。
6回、同点に追いつき、なおも一死 1、 2塁から左翼席へ豪快な 1発をたたき込んだ。｢筒香の同点タイムリーで、すごく楽な気持ちで打席に入れた。仕事ができて、本当に良かったです｣と笑顔で話した。
ヒーローの中田翔内野手をハイタッチで迎える小久保裕紀監督＝台湾・桃園球場
6番中田の勢いが止まらない。 6回に 2－ 2に追いつき、なおも一死 1、 2塁で勝ち越しの 3ランを左中間に放った。｢同点になったので楽に打席に入れた。結果的にホームランで仕事ができて良かった｣と笑みを浮かべた。
観客から一番の声援を受ける人気ぶり。ここ 3試合で計11打点と抜群の勝負強さを発揮している。｢すごくいい結果｣と声を弾ませた。
7回表日本二死満塁、左越えに満塁弾を放った松田宣浩内野手＝台湾・桃園球場
侍ジャパンの松田宣浩内野手が、ダメ押しの満塁ホームランを放った。
6－ 2とした 7回二死満塁、甘く入った初球の変化球を弾丸ライナーで左翼スタンドへたたき込んだ。今季は自己最多の35本塁打。チームを 2年連続の日本一に導いたパワーを見せつけた。
第 3打席までは無安打と沈黙。悔しさを晴らす会心の一撃に｢打席に入る前に、小久保監督から『頭を整理して打席に入るように』と、お言葉をもらった。シンプルな気持ちで打席に入れました｣と話した。
7回、満塁弾を放ちスタンドの声援に｢熱男～｣で応える松田宣浩内野手＝台湾・桃園球場
日本のムードメーカーが貴重な一発を放った。ソフトバンクの松田が 6－ 2の 7回に満塁本塁打。左越えに打ち込んだ快打を｢シンプルに甘い球を打てた｣と振り返った。
台湾入りしてから打撃の状態が良くなく、この日も第 3打席まで凡退。 7回の打席に入る前に小久保監督から｢頭を整理して入れ｣と言われ、好結果につなげた。うれしい一打となったが、試合後は｢個人のことよりも日本チームのことだけに集中している｣と気を引き締めていた。
先制点を取られた時には、流石国技としている国だと思ったが、どこかのアホ親父が｢国技｣と言った偽国技の方が負けたかと思った。しかし、試合が終わればこの結果！実に良かった。これからも日本の勝利の為に全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！
ガンバレ！日本！勝利を掴め！
｢プレミア１２｣ 1次ラウンド順位表
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