福留孝介外野手(38)が11日、大阪市内のヤナセ大阪支店を訪れ、｢２０１５ヤナセ・阪神タイガースＭＶＰ賞｣の贈呈式に出席した。ヤナセＭＶＰ賞は中日時代の2003年以来 2度目の受賞。複数球団での受賞は史上初の快挙となった。来季は11年ぶりのＶ奪回を成し遂げた上での 2年連続受賞を狙う。阪神で最も活躍した選手に高級車を贈呈する｢ヤナセ・阪神タイガースＭＶＰ賞｣。チームがＡクラスに入ればベンツをいただけるのだが、順位によってグレードがある。今年の場合、 3位＝Ａクラス( 292万円)、 2位＝Ｃクラス( 419万円)、優勝＝Ｅクラス( 599万円)。福留は中日時代の2003年にも受賞しており、複数球団での受賞は自身が初。今季は 140試合に出場して打率 0.281、20本塁打、76打点。来季もチームを引っ張って行く。
藤川球児投手(35)が11日、17日連続となった鳴尾浜での自主トレで、若手８選手を引き連れて“課外授業”を行った。鳴尾体育館を貸し切りにして、野球以外の他の球技のボールを使用してトレーニング。雨天も味方につける｢球児塾｣を臨時開講して、多様な自主トレ法を伝授した。世界を見てきた男は、練習のバリエーションも豊富だ。正午過ぎに鶴と松田をランニングがてら“使い”に出し、鳴尾浜からほど近い鳴尾体育館に、施設の使用申請を提出させた。午後 1時半ごろ、グラウンドが水浸しになった鳴尾浜から球児を先頭に出発。鶴、松田だけでなく、別々で自主トレを行っていた金田、石崎、守屋、トラヴィスも参加。野手の北條、西田までも誘って、球児塾が臨時開講した。開講を祝うように、鳴尾浜へ戻ったころには雲間から光が射した。球児塾が、虎のレベルアップに一役買う。
阪神が11日、新外国人投手獲得へ向けて緊急オーナー報告を行った。同日、違法賭博を一部認めた呉昇桓(オ・スンファン)投手(33)の代理人と残留交渉を打ち切ることを確認。その後、球団関係者が大阪市内の電鉄本社に坂井信也オーナー(67＝電鉄本社会長)を訪問し、リスト内のターゲットを絞ると同時に、長期戦も視野に調査を続けていくことを確認した。チームの根幹を担う守護神。来季の金本新体制の命運を握るといって過言ではないだけに予断は許さない。前日10日には守護神候補となる外国人投手のリストと映像を金本監督に見せて、話し合いの場をもった。この日はそれを受けて、総帥へプレゼン。現状での候補者12～13人の中から、絞り込みを行った。呉昇桓は阪神を去り、米大リーグに挑戦する方向になりそうだ。
福原忍投手(38)と安藤優也投手(37)が11日、それぞれラジオ放送に出演。呉昇桓投手が違法賭博を一部認めて、球団との交渉が打ち切りとなったことにショックを隠さなかった。経験豊富な 2人には来季、守護神の座が回ってくる可能性もあるため、気を引き締めていた。記事をまとめてみました。
![笑顔を見せる福留孝介外野手]()
｢メルセデス・ベンツＡ１８０｣に乗り込み笑顔を見せる福留孝介外野手＝大阪市西淀川区のヤナセ大阪支店
福留孝介外野手が11日、大阪市内のヤナセ大阪支店を訪れ、｢２０１５ヤナセ・阪神タイガースＭＶＰ賞｣の贈呈式に出席した。ヤナセＭＶＰ賞は中日時代の2003年以来 2度目の受賞。
複数球団での受賞は史上初の快挙となった。本体車両価格 326万円(税込み)の｢メルセデス・ベンツＡ１８０｣を贈られ、｢このような賞をいただけるのは常に光栄なことですけど、それが優勝しての受賞であれば、さらにうれしいと思います｣。
来季は11年ぶりのＶ奪回を成し遂げた上での 2年連続受賞を狙う。
![贈呈式に出席した福留孝介外野手]()
福留孝介外野手は｢ヤナセ・阪神タイガースＭＶＰ賞｣の贈呈式に出席。来季は優勝してまたここに来るぞ！＝大阪市西淀川区のヤナセ大阪支店
福留孝介外野手が11日、大阪市内で｢２０１５ヤナセ・阪神タイガースＭＶＰ賞｣の授賞式に出席し、｢メルセデス・ベンツＡ１８０｣を贈呈された。庶民垂涎(すいぜん)の高級車だが、ベンツの中では比較的お手頃価格。チームが 2位ならランク上位のＣクラス、優勝ならさらに上位のＥクラスをゲットできただけに、来年は優勝＆チームＭＶＰでＥクラスをいただくぞ！
白の重厚な車体の横でキリリと表情が引き締まった。福留が、来年のＥクラス獲得を宣言だ。
｢賞をいただけることは光栄でうれしい。そこに『優勝』という言葉がついての受賞なら、さらにうれしいと思います｣
![中日時代の２００３年には２位でいただきました]()
中日時代の2003年には 2位でいただきました(左)。次は優勝で…＝大阪市西淀川区のヤナセ大阪支店
阪神で最も活躍した選手に高級車を贈呈する｢ヤナセ・阪神タイガースＭＶＰ賞｣。チームがＡクラスに入ればベンツをいただけるのだが、順位によってグレードがある。今年の場合、 3位＝Ａクラス( 292万円)、 2位＝Ｃクラス( 419万円)、優勝＝Ｅクラス( 599万円)。
福留は中日時代の2003年にも受賞しており、複数球団での受賞は自身が初。同年は 2位でＣクラスを獲得していた(ちなみに優勝した阪神は矢野現 1軍作戦バッテリーコーチがＥクラスをゲット)。来年、優勝して 2年連続チームＭＶＰなら初のＥクラス獲得。阪神の選手で 2年連続受賞となれば、これまた史上初となる。
｢チームとして何か足りない部分があるんじゃないかと思う。そこをしっかりと克服できないようでは毎年、同じような結果になってしまう｣
![ＭＶＰ賞贈呈式に出席した福留孝介外野手]()
ヤナセ・阪神タイガースＭＶＰ賞贈呈式に出席した福留孝介外野手＝大阪市西淀川区のヤナセ大阪支店
またしても終盤、失速してＶ逸となった今季をこう振り返る。では、何が足りないのか？ 報道陣の質問に、間髪を入れず、こう答えた。
｢全てでしょうね。全て足りないからそういうふう(終盤失速)になっていくんだと思う｣
全て足りない。野手最年長の発したこの言葉は重い。 1人 1人がどこまで自覚を持って練習に取り組めるか。チームの新スローガンでもある『超変革』しないことには、結果も変わってこない。
今季は 140試合に出場して打率 0.281、20本塁打、76打点。本塁打と打点はチームトップだったが、｢現役でやっている以上、成績で満足することはない｣とキッパリ。来季もチームを引っ張って行く。
★ヤナセ・プロ野球ＭＶＰ賞
国内最大手の輸入自動車ディーラー・ヤナセが、プロ野球を通じてスポーツの普及を支援するために1984年からスタート。現在は阪神、巨人、中日、ソフトバンク、オリックスの 5球団がレギュラーシーズンで 3位以内に入った場合、最も貢献した選手に車を贈呈する。
![藤川は鶴らを連れて鳴尾浜近くの体育館へ]()
藤川球児投手(左)は鶴直人投手(右)らを連れて鳴尾浜近くの体育館へ。野球以外の球技で“球児塾”を開講した＝鳴尾浜球場
藤川球児投手が11日、17日連続となった鳴尾浜での自主トレで、若手８選手を引き連れて“課外授業”を行った。鳴尾体育館を貸し切りにして、野球以外の他の球技のボールを使用してトレーニング。雨天も味方につける｢球児塾｣を臨時開講して、多様な自主トレ法を伝授した。
白球だけではない。球児にかかれば、どんなボールも味方になる。雨天の鳴尾浜。うらめしげに空を見上げる若虎に呼びかけた。体育館を貸し切りにして、他競技のボールを使って、みっちり 1時間のトレーニングだ。
｢雨で、みんなヒマそうだったからね。経験していれば、自分らでもできるようになる。ずっとタイガースにいたら、タイガースのことしか分からない。自主トレ期間中には、こういうやり方もあるということ｣
![体育館へ向かう藤川球児投手]()
体育館へ向かう藤川球児投手＝鳴尾浜球場
世界を見てきた男は、練習のバリエーションも豊富だ。正午過ぎに鶴と松田をランニングがてら“使い”に出し、鳴尾浜からほど近い鳴尾体育館に、施設の使用申請を提出させた。午後 1時半ごろ、グラウンドが水浸しになった鳴尾浜から球児を先頭に出発。鶴、松田だけでなく、別々で自主トレを行っていた金田、石崎、守屋、トラヴィスも参加。野手の北條、西田までも誘って、球児塾が臨時開講した。
体育館内は非公開だったが、バスケットボールやバレーボールなどを用いて“特訓”したもよう。北條は｢ただただ動きました｣。松田も｢ヘトヘトです｣と、ハードなエクササイズを行ったことをうかがわせた。球児は｢ただ走ったり、ドリルをしたりするよりはいいでしょ｣とニヤリ。
![若手投手と体育館へ向かう藤川球児投手]()
鶴直人投手(右)、松田遼馬投手(左)ら若手と体育館へ向かう藤川球児投手＝鳴尾浜球場
米大リーグ・レンジャーズに所属していた今年 1月にも、沖縄での自主トレを若虎のために門戸開放した。タテジマに袖を通し、改めて若虎たちに自主トレの何たるかを説いた形だ。
若手との距離も縮まったか？ と問われると、｢もともと距離は感じていない。野球に年齢も関係ないし、(若手とも)勝負をしている。ただ、タイガースが勝てればいい｣。チームの底上げにつながるなら、惜しみなくノウハウを伝授する。そうする以上、彼らも追いついてきてほしい。熱い思いがほとばしった。
開講を祝うように、鳴尾浜へ戻ったころには雲間から光が射した。球児塾が、虎のレベルアップに一役買う。
★鳴尾浜から 1.5キロ
鳴尾体育館は鳴尾浜から直線距離で約 1.5キロほどの位置にある。管理する西宮スポーツセンターのホームページによれば同体育館を全面を借り切った場合、使用料は 2時間で4600円。バレーボールのコートが 2面とれるほどの広さがあり、藤川らは思う存分、汗を流せたようだ。
阪神が11日、新外国人投手獲得へ向けて緊急オーナー報告を行った。同日、違法賭博を一部認めた呉昇桓投手の代理人と残留交渉を打ち切ることを確認。その後、球団関係者が大阪市内の電鉄本社に坂井信也オーナーを訪問し、リスト内のターゲットを絞ると同時に、長期戦も視野に調査を続けていくことを確認した。
チームの根幹を担う守護神。来季の金本新体制の命運を握るといって過言ではないだけに予断は許さない。この日の朝、呉昇桓の代理人と連絡をとり、11日付で残留交渉終了とした。その後、高野球団本部長と渉外担当が電鉄本社を訪問し、坂井オーナーに外国人補強に向けた報告を行った。
｢正式には、まだ何も決まっていません｣と球団関係者だが、前日10日には守護神候補となる外国人投手のリストと映像を金本監督に見せて、話し合いの場をもった。この日はそれを受けて、総帥へプレゼン。現状での候補者12～13人の中から、絞り込みを行った。
![守護神探しが始まった金本知憲監督]()
来季の金本阪神にとって呉昇桓投手の不在は大きな問題。指揮官監修のもと、守護神探しが始まった
夕方、西宮市内の球団事務所で対応した四藤球団社長も｢抑えの外国人投手の獲得に動きます。準備していたリストで絞り込んでいます。監督にも見てもらって、やっています｣と説明。さらに｢ある程度、絞り込んでいます。“第１候補”の獲得へ向けて動いていきたい｣と優先順位をつけていることも明かした。
これまで、前広島のデュアンテ・ヒース投手(30)や、 1メートル90の長身右腕マイケル・クレト投手(26＝ホワイトソックス)、ヘンリー・ソーサ投手(30＝韓国ＬＧ)らをリストアップ。ただ、関係者の話を総合すると、金本監督は新外国人の獲得を急いでいないという。来春になれば、開幕前にロースター漏れの選手が出てくる。当然、その時期ならば、現時点で獲得できる投手よりも実力のある選手が浮上してくる可能性は高い。現時点のリストから、無理に今すぐ決める必要があるのかどうか。長期戦も視野に検討している。
とはいえ座して待つわけにもいかない。投手は何人いてもいいだけに、 2人獲得することも視野に入れている。当面、現状のリストから候補者を絞り、めどを立てて検討していく。一方、腰をすえてよりよい選手の出現を待つ。 2年連続でセーブ王に輝いた呉昇桓の大きな穴を埋めるべく、二段構えで動く。
![呉昇桓投手]()
呉昇桓投手(写真は2015年10月23日)
阪神が来季慰留に努めていた呉昇桓投手(33)との交渉を終了したことを11日、正式発表した。
兵庫・西宮市内の球団事務所で四藤慶一郎球団社長(55)が｢昨日、韓国メディアの方から略式起訴の可能性があると報道がありまして、正式な判断はまだ出ていませんが、これを受けまして、我々も来季の準備を進めています。時間的なものもあります。法律違反したというところを重く受け止めています｣と説明。この日の朝、呉昇桓の代理人と協議して、交渉の打ち切りを確認した。呉昇桓は不法賭博疑惑で 9日に韓国・ソウル中央地検に出頭し、容疑の一部を認めていた。 2年連続セーブ王の呉昇桓と早い段階から残留交渉を行ってきたが、処罰されるか不透明な状況で、来季の戦力編成を急ぐ阪神は苦渋の決断になった。
この日、韓国大手紙の中央日報は呉昇桓が巨額の金を借りていたとされる暴力団との接触を検察が否定したと報じた。さらに検察が呉昇桓の選手生命に考慮して、在宅起訴でなく、略式起訴や起訴猶予にする可能性も出てきたとみられ、早期決着する可能性も出てきたが、阪神は代役の外国人投手獲得に向かう。四藤社長は｢やってくれた 2年間、彼の功績を我々は忘れることはない。感謝の気持ちがあります｣と続けた。
呉昇桓は阪神を去り、米大リーグに挑戦する方向になりそうだ。
![「武田和歌子のぴたっと」出演の福原忍投手]()
ＡＢラジオ｢武田和歌子のぴたっと｣出演の福原忍投手＝朝日放送
福原忍投と安藤優也投手が11日、それぞれラジオ放送に出演。呉昇桓投手が違法賭博を一部認めて、球団との交渉が打ち切りとなったことにショックを隠さなかった。経験豊富な 2人には来季、守護神の座が回ってくる可能性もあるため、気を引き締めていた。
何事もなければ今頃、史上初の 3年連続最優秀中継ぎ投手を目指し、体のケアとトレーニングに専念のはずだった。ところが事態は急転。セットアッパーからクローザーへ。福原は配置転換の可能性に、覚悟を決めた。
｢僕は『投げろ』といわれたところでしっかり調整、準備するだけ。 1試合 1試合、しっかり投げるだけです｣
この日、ＡＢＣラジオ｢武田和歌子のぴたっと。｣に出演し、守護神不在となった現状について淡々と話した。
｢(呉昇桓は)全てにおいてタフというか、体も強いし、連投もきく。(交渉打ち切りは)ショックというか、あれだけのピッチャーなので…｣
タフで強くて連投のきく投手なら他にもいる。福原本人だ。今季61試合登板は38歳にしてキャリアハイ。 5年連続50試合以上、 2年連続60試合以上登板とタフさには定評がある。2013年には14セーブの実績もある。
｢数字には全くこだわりはない。抑えの方が厳しい状況が多いかもしれないけど、やることは変わらないと思うので｣
投手キャプテンの泰然自若ぶりは、この非常事態には頼もしく映る。
呉昇桓投手は要らない！アニキのもとで来シーズンこそ全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
![順位表]()
2015年順位表
![対戦表]()
2015年対戦表
![クライマックスシリーズ ファイナルステージ]()
クライマックスシリーズ ファイナルステージ
![日本シリーズ 2015 日程]()
日本シリーズ 2015 日程
![｢プレミア１２｣ 1次ラウンド順位表]()
｢プレミア１２｣ 1次ラウンド順位表
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準決勝トーナメント
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侍ジャパン日本代表メンバー
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ニッポン放送では、夕方 5時30分からの｢ショウアップスポーツ｣の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
夕方5時30分から（土は5時50分から）、完全実況中継！
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藤川球児投手(35)が11日、17日連続となった鳴尾浜での自主トレで、若手８選手を引き連れて“課外授業”を行った。鳴尾体育館を貸し切りにして、野球以外の他の球技のボールを使用してトレーニング。雨天も味方につける｢球児塾｣を臨時開講して、多様な自主トレ法を伝授した。世界を見てきた男は、練習のバリエーションも豊富だ。正午過ぎに鶴と松田をランニングがてら“使い”に出し、鳴尾浜からほど近い鳴尾体育館に、施設の使用申請を提出させた。午後 1時半ごろ、グラウンドが水浸しになった鳴尾浜から球児を先頭に出発。鶴、松田だけでなく、別々で自主トレを行っていた金田、石崎、守屋、トラヴィスも参加。野手の北條、西田までも誘って、球児塾が臨時開講した。開講を祝うように、鳴尾浜へ戻ったころには雲間から光が射した。球児塾が、虎のレベルアップに一役買う。
阪神が11日、新外国人投手獲得へ向けて緊急オーナー報告を行った。同日、違法賭博を一部認めた呉昇桓(オ・スンファン)投手(33)の代理人と残留交渉を打ち切ることを確認。その後、球団関係者が大阪市内の電鉄本社に坂井信也オーナー(67＝電鉄本社会長)を訪問し、リスト内のターゲットを絞ると同時に、長期戦も視野に調査を続けていくことを確認した。チームの根幹を担う守護神。来季の金本新体制の命運を握るといって過言ではないだけに予断は許さない。前日10日には守護神候補となる外国人投手のリストと映像を金本監督に見せて、話し合いの場をもった。この日はそれを受けて、総帥へプレゼン。現状での候補者12～13人の中から、絞り込みを行った。呉昇桓は阪神を去り、米大リーグに挑戦する方向になりそうだ。
福原忍投手(38)と安藤優也投手(37)が11日、それぞれラジオ放送に出演。呉昇桓投手が違法賭博を一部認めて、球団との交渉が打ち切りとなったことにショックを隠さなかった。経験豊富な 2人には来季、守護神の座が回ってくる可能性もあるため、気を引き締めていた。記事をまとめてみました。
｢メルセデス・ベンツＡ１８０｣に乗り込み笑顔を見せる福留孝介外野手＝大阪市西淀川区のヤナセ大阪支店
福留孝介外野手が11日、大阪市内のヤナセ大阪支店を訪れ、｢２０１５ヤナセ・阪神タイガースＭＶＰ賞｣の贈呈式に出席した。ヤナセＭＶＰ賞は中日時代の2003年以来 2度目の受賞。
複数球団での受賞は史上初の快挙となった。本体車両価格 326万円(税込み)の｢メルセデス・ベンツＡ１８０｣を贈られ、｢このような賞をいただけるのは常に光栄なことですけど、それが優勝しての受賞であれば、さらにうれしいと思います｣。
来季は11年ぶりのＶ奪回を成し遂げた上での 2年連続受賞を狙う。
福留孝介外野手は｢ヤナセ・阪神タイガースＭＶＰ賞｣の贈呈式に出席。来季は優勝してまたここに来るぞ！＝大阪市西淀川区のヤナセ大阪支店
福留孝介外野手が11日、大阪市内で｢２０１５ヤナセ・阪神タイガースＭＶＰ賞｣の授賞式に出席し、｢メルセデス・ベンツＡ１８０｣を贈呈された。庶民垂涎(すいぜん)の高級車だが、ベンツの中では比較的お手頃価格。チームが 2位ならランク上位のＣクラス、優勝ならさらに上位のＥクラスをゲットできただけに、来年は優勝＆チームＭＶＰでＥクラスをいただくぞ！
白の重厚な車体の横でキリリと表情が引き締まった。福留が、来年のＥクラス獲得を宣言だ。
｢賞をいただけることは光栄でうれしい。そこに『優勝』という言葉がついての受賞なら、さらにうれしいと思います｣
中日時代の2003年には 2位でいただきました(左)。次は優勝で…＝大阪市西淀川区のヤナセ大阪支店
阪神で最も活躍した選手に高級車を贈呈する｢ヤナセ・阪神タイガースＭＶＰ賞｣。チームがＡクラスに入ればベンツをいただけるのだが、順位によってグレードがある。今年の場合、 3位＝Ａクラス( 292万円)、 2位＝Ｃクラス( 419万円)、優勝＝Ｅクラス( 599万円)。
福留は中日時代の2003年にも受賞しており、複数球団での受賞は自身が初。同年は 2位でＣクラスを獲得していた(ちなみに優勝した阪神は矢野現 1軍作戦バッテリーコーチがＥクラスをゲット)。来年、優勝して 2年連続チームＭＶＰなら初のＥクラス獲得。阪神の選手で 2年連続受賞となれば、これまた史上初となる。
｢チームとして何か足りない部分があるんじゃないかと思う。そこをしっかりと克服できないようでは毎年、同じような結果になってしまう｣
ヤナセ・阪神タイガースＭＶＰ賞贈呈式に出席した福留孝介外野手＝大阪市西淀川区のヤナセ大阪支店
またしても終盤、失速してＶ逸となった今季をこう振り返る。では、何が足りないのか？ 報道陣の質問に、間髪を入れず、こう答えた。
｢全てでしょうね。全て足りないからそういうふう(終盤失速)になっていくんだと思う｣
全て足りない。野手最年長の発したこの言葉は重い。 1人 1人がどこまで自覚を持って練習に取り組めるか。チームの新スローガンでもある『超変革』しないことには、結果も変わってこない。
今季は 140試合に出場して打率 0.281、20本塁打、76打点。本塁打と打点はチームトップだったが、｢現役でやっている以上、成績で満足することはない｣とキッパリ。来季もチームを引っ張って行く。
★ヤナセ・プロ野球ＭＶＰ賞
国内最大手の輸入自動車ディーラー・ヤナセが、プロ野球を通じてスポーツの普及を支援するために1984年からスタート。現在は阪神、巨人、中日、ソフトバンク、オリックスの 5球団がレギュラーシーズンで 3位以内に入った場合、最も貢献した選手に車を贈呈する。
藤川球児投手(左)は鶴直人投手(右)らを連れて鳴尾浜近くの体育館へ。野球以外の球技で“球児塾”を開講した＝鳴尾浜球場
藤川球児投手が11日、17日連続となった鳴尾浜での自主トレで、若手８選手を引き連れて“課外授業”を行った。鳴尾体育館を貸し切りにして、野球以外の他の球技のボールを使用してトレーニング。雨天も味方につける｢球児塾｣を臨時開講して、多様な自主トレ法を伝授した。
白球だけではない。球児にかかれば、どんなボールも味方になる。雨天の鳴尾浜。うらめしげに空を見上げる若虎に呼びかけた。体育館を貸し切りにして、他競技のボールを使って、みっちり 1時間のトレーニングだ。
｢雨で、みんなヒマそうだったからね。経験していれば、自分らでもできるようになる。ずっとタイガースにいたら、タイガースのことしか分からない。自主トレ期間中には、こういうやり方もあるということ｣
体育館へ向かう藤川球児投手＝鳴尾浜球場
世界を見てきた男は、練習のバリエーションも豊富だ。正午過ぎに鶴と松田をランニングがてら“使い”に出し、鳴尾浜からほど近い鳴尾体育館に、施設の使用申請を提出させた。午後 1時半ごろ、グラウンドが水浸しになった鳴尾浜から球児を先頭に出発。鶴、松田だけでなく、別々で自主トレを行っていた金田、石崎、守屋、トラヴィスも参加。野手の北條、西田までも誘って、球児塾が臨時開講した。
体育館内は非公開だったが、バスケットボールやバレーボールなどを用いて“特訓”したもよう。北條は｢ただただ動きました｣。松田も｢ヘトヘトです｣と、ハードなエクササイズを行ったことをうかがわせた。球児は｢ただ走ったり、ドリルをしたりするよりはいいでしょ｣とニヤリ。
鶴直人投手(右)、松田遼馬投手(左)ら若手と体育館へ向かう藤川球児投手＝鳴尾浜球場
米大リーグ・レンジャーズに所属していた今年 1月にも、沖縄での自主トレを若虎のために門戸開放した。タテジマに袖を通し、改めて若虎たちに自主トレの何たるかを説いた形だ。
若手との距離も縮まったか？ と問われると、｢もともと距離は感じていない。野球に年齢も関係ないし、(若手とも)勝負をしている。ただ、タイガースが勝てればいい｣。チームの底上げにつながるなら、惜しみなくノウハウを伝授する。そうする以上、彼らも追いついてきてほしい。熱い思いがほとばしった。
開講を祝うように、鳴尾浜へ戻ったころには雲間から光が射した。球児塾が、虎のレベルアップに一役買う。
★鳴尾浜から 1.5キロ
鳴尾体育館は鳴尾浜から直線距離で約 1.5キロほどの位置にある。管理する西宮スポーツセンターのホームページによれば同体育館を全面を借り切った場合、使用料は 2時間で4600円。バレーボールのコートが 2面とれるほどの広さがあり、藤川らは思う存分、汗を流せたようだ。
阪神が11日、新外国人投手獲得へ向けて緊急オーナー報告を行った。同日、違法賭博を一部認めた呉昇桓投手の代理人と残留交渉を打ち切ることを確認。その後、球団関係者が大阪市内の電鉄本社に坂井信也オーナーを訪問し、リスト内のターゲットを絞ると同時に、長期戦も視野に調査を続けていくことを確認した。
チームの根幹を担う守護神。来季の金本新体制の命運を握るといって過言ではないだけに予断は許さない。この日の朝、呉昇桓の代理人と連絡をとり、11日付で残留交渉終了とした。その後、高野球団本部長と渉外担当が電鉄本社を訪問し、坂井オーナーに外国人補強に向けた報告を行った。
｢正式には、まだ何も決まっていません｣と球団関係者だが、前日10日には守護神候補となる外国人投手のリストと映像を金本監督に見せて、話し合いの場をもった。この日はそれを受けて、総帥へプレゼン。現状での候補者12～13人の中から、絞り込みを行った。
来季の金本阪神にとって呉昇桓投手の不在は大きな問題。指揮官監修のもと、守護神探しが始まった
夕方、西宮市内の球団事務所で対応した四藤球団社長も｢抑えの外国人投手の獲得に動きます。準備していたリストで絞り込んでいます。監督にも見てもらって、やっています｣と説明。さらに｢ある程度、絞り込んでいます。“第１候補”の獲得へ向けて動いていきたい｣と優先順位をつけていることも明かした。
これまで、前広島のデュアンテ・ヒース投手(30)や、 1メートル90の長身右腕マイケル・クレト投手(26＝ホワイトソックス)、ヘンリー・ソーサ投手(30＝韓国ＬＧ)らをリストアップ。ただ、関係者の話を総合すると、金本監督は新外国人の獲得を急いでいないという。来春になれば、開幕前にロースター漏れの選手が出てくる。当然、その時期ならば、現時点で獲得できる投手よりも実力のある選手が浮上してくる可能性は高い。現時点のリストから、無理に今すぐ決める必要があるのかどうか。長期戦も視野に検討している。
とはいえ座して待つわけにもいかない。投手は何人いてもいいだけに、 2人獲得することも視野に入れている。当面、現状のリストから候補者を絞り、めどを立てて検討していく。一方、腰をすえてよりよい選手の出現を待つ。 2年連続でセーブ王に輝いた呉昇桓の大きな穴を埋めるべく、二段構えで動く。
呉昇桓投手(写真は2015年10月23日)
阪神が来季慰留に努めていた呉昇桓投手(33)との交渉を終了したことを11日、正式発表した。
兵庫・西宮市内の球団事務所で四藤慶一郎球団社長(55)が｢昨日、韓国メディアの方から略式起訴の可能性があると報道がありまして、正式な判断はまだ出ていませんが、これを受けまして、我々も来季の準備を進めています。時間的なものもあります。法律違反したというところを重く受け止めています｣と説明。この日の朝、呉昇桓の代理人と協議して、交渉の打ち切りを確認した。呉昇桓は不法賭博疑惑で 9日に韓国・ソウル中央地検に出頭し、容疑の一部を認めていた。 2年連続セーブ王の呉昇桓と早い段階から残留交渉を行ってきたが、処罰されるか不透明な状況で、来季の戦力編成を急ぐ阪神は苦渋の決断になった。
この日、韓国大手紙の中央日報は呉昇桓が巨額の金を借りていたとされる暴力団との接触を検察が否定したと報じた。さらに検察が呉昇桓の選手生命に考慮して、在宅起訴でなく、略式起訴や起訴猶予にする可能性も出てきたとみられ、早期決着する可能性も出てきたが、阪神は代役の外国人投手獲得に向かう。四藤社長は｢やってくれた 2年間、彼の功績を我々は忘れることはない。感謝の気持ちがあります｣と続けた。
呉昇桓は阪神を去り、米大リーグに挑戦する方向になりそうだ。
ＡＢラジオ｢武田和歌子のぴたっと｣出演の福原忍投手＝朝日放送
福原忍投と安藤優也投手が11日、それぞれラジオ放送に出演。呉昇桓投手が違法賭博を一部認めて、球団との交渉が打ち切りとなったことにショックを隠さなかった。経験豊富な 2人には来季、守護神の座が回ってくる可能性もあるため、気を引き締めていた。
何事もなければ今頃、史上初の 3年連続最優秀中継ぎ投手を目指し、体のケアとトレーニングに専念のはずだった。ところが事態は急転。セットアッパーからクローザーへ。福原は配置転換の可能性に、覚悟を決めた。
｢僕は『投げろ』といわれたところでしっかり調整、準備するだけ。 1試合 1試合、しっかり投げるだけです｣
この日、ＡＢＣラジオ｢武田和歌子のぴたっと。｣に出演し、守護神不在となった現状について淡々と話した。
｢(呉昇桓は)全てにおいてタフというか、体も強いし、連投もきく。(交渉打ち切りは)ショックというか、あれだけのピッチャーなので…｣
タフで強くて連投のきく投手なら他にもいる。福原本人だ。今季61試合登板は38歳にしてキャリアハイ。 5年連続50試合以上、 2年連続60試合以上登板とタフさには定評がある。2013年には14セーブの実績もある。
｢数字には全くこだわりはない。抑えの方が厳しい状況が多いかもしれないけど、やることは変わらないと思うので｣
投手キャプテンの泰然自若ぶりは、この非常事態には頼もしく映る。
呉昇桓投手は要らない！アニキのもとで来シーズンこそ全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
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