3日21チームが出場して第92回箱根駅伝復路◇箱根-東京( 5区間 109.6キロ)が行われ、青山学院大學が独走で制覇した。 1区からすべてトップの完全優勝は39年ぶりの快挙。 2年連続の総合優勝を決めた。 1区から 1度も首位を譲らない「完全優勝」は1977年(昭52)の日本体育大學以来39年ぶり12度目の快挙となった。青山学院大學が10時間53分25秒で、 2年連続 2度目の総合優勝を果たした。 2位東洋大學に 3分 4秒差を付けて 6区をスタート。初出場の 1年生・小野田勇次(豊川高校)が快走。箱根の下り終えた時はその差を 4分14秒差に広げてみせた。青山学院大學・原晋監督は、テレビのインタビューで開口一番「ハッピー指数が 300%に上がりましたね。 6区の小野田が 120%の出来。素晴らしい快走でした。あそこで優勝を確信しました」と喜びを表した。
大手町のゴール真後ろで、青山学院大學が連覇の歓喜に沸く姿を、東洋大學の服部勇主将( 4年)ら選手14人は横一列に並んで、姿勢を正して見ていた。服部勇は「(自分たちが負けたという)実感がなかったです。(東洋大學の)渡辺がゴールして 2位だったんだなと感じました」。2009年以降、今年を含めた 8回の箱根のうち、半分の 4回を東洋大學が制している。酒井監督は関係者を前に「東洋大學は 2位を目指すチームではありません」と、上空でヘリコプターが舞う中で声を張り上げた。強い青学大を倒さない限り、覇権奪回はない。まずは、次世代のエース弾馬の成長が、東洋大學の復活への 1歩となる。
順天堂大學が 3年ぶりにシード校に復帰した。最終10区で 3年の作田直也( 3年=千葉・長生高校)が区間 2位と健闘し、チームを 9位から 6位に押し上げ、「ずっとシードを取れていなかったのでうれしい。気持ちよく走れた」と汗を拭った。
日本体育大學は 7位で 2年ぶりにシード権を獲得した。愛知・豊川工高を強豪校に育て上げ、昨年 3月に就任した渡辺監督は「調子のいい悪いはあったけど、最後まで諦めずに走った。成長を感じる」とほっとした表情を浮かべた。
90度目の出場となった中央大學は15位に沈み、 4大会連続でシード権を逃した。浦田監督は「予選会の苦戦を振り払う走りをしたかったけれど、シード権を取れず残念」と悔やんだ。記事をまとめてみました。
青山学院大學10区渡辺はガッツポーズで優勝のゴールテープを切る
<第92回箱根駅伝>◇ 3日◇復路◇箱根-東京( 5区間 109.6キロ)
新春恒例の「第92回東京箱根間往復大学駅伝競走」(箱根駅伝)は 3日、21チームが出場して復路(神奈川・箱根町芦ノ湖駐車場-東京・大手町 109.6キロ)が行われ、青山学院大學が独走で制覇した。 1区からすべてトップの完全優勝は39年ぶりの快挙。 2年連続の総合優勝を決めた。
青山学院大學・原晋監督は、テレビのインタビューで開口一番「ハッピー指数 300%に上がりました」と喜びを表した。
6区で起用した唯一の 1年生・小野田の走りがキーポイントと話していたが、「(小野田は)素晴らしい快走。あそこで優勝を確信できました。今年も楽勝というムードでしたが、全日本で負けて逆にチームの成長につながった」と振り返った。
来年の箱根駅伝にはメンバー 6人が残るが「これからも箱根の距離を走る(練習)だけでなく、スピード強化などやっていきたい」と、さらなる強化を誓っていた。
笑顔で大手町に戻ってくる青山学院大學・原晋監督= 3日、東京・大手町
青山学院大學が10時間53分25秒で、 2年連続 2度目の総合優勝を果たした。
2位東洋大學に 3分 4秒差を付けて 6区をスタート。初出場の 1年生・小野田勇次(が快走。箱根の下り終えた時はその差を 4分14秒差に広げてみせた。
その後の危なげない走りで差を広げ大手町のゴールに 2年連続でトップで飛び込んだ。
1区から 1度も首位を譲らない「完全優勝」は1977年(昭52)の日本体育大學以来39年ぶり12度目の快挙となった。
青山学院大學・原晋監督が「ハッピー指数が 300%に上がりました」と連覇を喜んだ。
昨年は「ワクワク大作戦」で初優勝、今回は「ハッピー大作戦」で連覇を目指したが、作戦は大成功に終わった。
原晋監督は「ハッピー指数が 300%に上がりましたね。 6区の小野田が 120%の出来。素晴らしい快走でした。あそこで優勝を確信しました」と話した。
ゴールで待ち受けた青山学院大學。左から神野大地主将、原監督、久保田、小椋= 3日、東京・大手町
大手町のゴール真後ろで、青山学院大學が連覇の歓喜に沸く姿を、東洋大學の服部勇主将ら選手14人は横一列に並んで、姿勢を正して見ていた。服部勇は「(自分たちが負けたという)実感がなかったです。(東洋大學の)渡辺がゴールして 2位だったんだなと感じました」。
2位のテープを切ったアンカー渡辺をゴールで出迎え、体を支えながら涙をこぼした。「いろんなことが頭をよぎって…、東洋大學で 4年間、やって良かったなと思いました」。すぐに涙をぬぐい、支援者、学校関係者が待つ近くの待機場所へ急いだ。
そんな兄の姿を弟弾馬( 3年)もしっかりまぶたに焼き付けていた。兄勇馬が 2区で区間賞の快走で青山学院大學に22秒差につめ、 3区弾馬に託した。しかし、弾馬の足は重かった。区間 3位ながら、青山学院大學との差は 1分13秒に開いていた。「最後の駅伝で兄に迷惑をかけてしまった。これから、細かいことに取り組んで、 1秒をけずりだす努力をしていきたいと思います」。
東洋大學の服部勇主将は 2位に終わり、最終走者のゴールを待つ間に悔し涙を見せる= 3日、東京・大手町
酒井監督は 3区弾馬の序盤の勢いに乗れない動きを敗因として掲げており、主力選手としての責任感を思い知らされた。
弾馬は「調子を合わせる技術が僕にはないと感じました。短いトラックなら自信はありますが、長い距離になると自信がない…。もう 4年になります。どんと構えて、レースに臨めるようにしたいです」と苦い結果となったレースを締めくくった。
2009年以降、今年を含めた 8回の箱根のうち、半分の 4回を東洋大學が制している。酒井監督は関係者を前に「東洋大學は 2位を目指すチームではありません」と、上空でヘリコプターが舞う中で声を張り上げた。強い青学大を倒さない限り、覇権奪回はない。まずは、次世代のエース弾馬の成長が、東洋大學の復活への 1歩となる。
ポーズを決めて総合6位でゴールする順天堂大學10区作田直也= 3日、東京・大手町
順天堂大學が 3年ぶりにシード校に復帰した。最終10区で 3年の作田直也が区間 2位と健闘し、チームを 9位から 6位に押し上げ、「ずっとシードを取れていなかったのでうれしい。気持ちよく走れた」と汗を拭った。
本来は松枝主将を中心に、優勝を目標に掲げていた。作田は「上位を崩したかったので少し中途半端」と、好走の喜び半ばといったところだった。
6区区間新の日本体育大學・秋山清仁(左)は笑顔で 7区の勝亦祐太にたすきを手渡す=小田原中継所
日本体育大學は 7位で 2年ぶりにシード権を獲得した。愛知・豊川工高を強豪校に育て上げ、昨年 3月に就任した渡辺監督は「調子のいい悪いはあったけど、最後まで諦めずに走った。成長を感じる」とほっとした表情を浮かべた。
往路は13位と振るわなかったが、山下りの 6区で秋山清仁( 3年)が区間新記録をマークした。五輪マラソン代表の谷口浩美ら名選手が力を発揮してきた日体大伝統の区間で一気に浮上した。
殊勲の 3年生は「後半に(疲労が)残るので、下りでもブレーキをかけないようにした。タイムを知って信じられない気持ち」と前回区間 4位の経験を生かし、爽快に笑った。
総合15位でゴールする10区の中央大學・松原啓介= 3日、東京・大手町
90度目の出場となった中央大學は15位に沈み、 4大会連続でシード権を逃した。浦田監督は「予選会の苦戦を振り払う走りをしたかったけれど、シード権を取れず残念」と悔やんだ。
前回大会は最終10区で大失速し19位と、14度の優勝を誇る伝統校は低迷が続いている。「故障もあり、年間を通しての取り組みができなかった。地力をつけないと」と表情はさえなかった。
第92回箱根駅伝復成績(上位10位まで)
正月名物の箱根駅伝も膜を閉じ、ついに新年のスタートとなった!今年は、青山学院大學
の学生達だkでなく、頑張ったランナー皆に幸があるようにして欲しいですね。
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青山学院大學が連覇!39年ぶり12度目の完全優勝!原晋監督「ハッピー指数が300%に」!
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