阪神は 7日、兵庫・西宮市内のホテル・ノボテル甲子園で合同スタッフ会議を行った。金本知憲新監督(47)や掛布雅之 2軍監督(60)ら首脳陣が一堂に会し、トレーナーらチームスタッフも参加。金本体制の方針について話し合った。キャンプのメンバーについては、 1月下旬まで見極めていく方針。若虎にとってはサバイバルになる。金本知憲監督が若手を中心に基礎を徹底的に叩き込む方針。対外試合を例年より減らして紅白戦を増やすことで、練習量を多く確保。金本イズムを浸透させる。昨年のキャンプ打ち上げは 2月25日だった。2012年から 1軍の春季キャンプを沖縄・宜野座に一本化して以降も、終盤は高知・安芸に足を運んで対外試合を行ってきた。今年は宜野座のみ。紅白戦で、身内同士、激しく“仁義なき戦い”を繰り広げる。そして、舞台が限られた他チームとの対戦で、アピールする。しっかりと結果を出す。“覇気なきものは去れ”という年賀式の所信表明に続く、厳しい宣言だ。育成と結果、 2つの大命題に挑む金本監督だからこそ、そこに妥協は一切ない。 2月 1日。例年になく過酷な 1カ月が、幕を開ける。
金本知憲監督が 7日、新年のあいさつのため大阪・中之島の日刊スポーツ新聞西日本を訪れた。四藤慶一郎球団社長、粟井一夫常務、谷本修常務、柴田達人甲子園球場長とともに、阿部正史・日刊スポーツ新聞西日本社長らとなごやかに会談した。
阪神は 7日、新守護神候補として大筋合意していたマルコス・マテオ投手(31＝パドレス)との選手契約が成立したと発表した。この日、ウエーバー手続きが完了した。
元阪神投手の安達智次郎氏が 7日未明に、内臓疾患のため神戸市内の病院で亡くなった。41歳だった。神戸・村野工業高校時代にエース左腕として1991年夏、1992年春の甲子園に出場。同年秋のドラフト会議で松井秀喜(元巨人、元米大リーグ、ヤンキース)を抽選で外した阪神から 1位指名されて入団した。型左腕として期待されたが、 1軍登板はなかった。ここ数年は体調を崩し、入退院を繰り返していた。葬儀・告別式は遺族の意向で近親者と知人のみで行う。昨年末には体調が回復し、周囲に一時閉店していた焼酎バーを再開することなどを伝えていた。体調は快方に向かっていると思われていたが、年が明けてから急変し、 5日の夕方に救急搬送。阪神時代の同僚、ＤｅＮＡ・坪井智哉打撃コーチ(41)らがお見舞いにかけつけた。前日 6日は朝から会話ができるまでに回復していたが、状態が悪化した 7日未明、帰らぬ人となった。兄の伸一郎さん(43)は｢見舞いには直前まで行っていました。(今の心境は)難しいです。覚悟はしていましたが、直面すると辛いですね｣と話した。大きな期待を背負い入団し、重圧にさらされたが、人当たりや面倒見がよく、選手、球団関係者、報道陣から愛されていた。葬儀・告別式は近親者と知人のみで行う。これからは、空の上から猛虎の行く末を見守っていく。
記事をまとめてみました。
合同スタッフ会議の席に着く金本知憲監督(前列右)と掛布雅之 2軍監督(同左)＝兵庫・西宮市内のノボテル甲子園
阪神は 7日、兵庫・西宮市内のホテル・ノボテル甲子園で合同スタッフ会議を行った。金本知憲新監督や掛布雅之 2軍監督ら首脳陣が一堂に会し、トレーナーらチームスタッフも参加。金本体制の方針について話し合った。
キャンプのメンバーについては、 1月下旬まで見極めていく方針。金本監督は｢実戦が少なくなるのは間違いない。若手はテスト。数が例年より少なくなるし、そのなかで結果を出してもらわないと｣と言い切った。若虎にとってはサバイバルになる。
スタッフ会議に出席した金本知憲監督(右)と掛布雅之 2軍監督。いよいよ超変革イヤーが本格スタートだ＝兵庫・西宮市内のノボテル甲子園
みっちり29日間、“長変革”キャンプだ。阪神のスタッフ会議が 7日、西宮市内のホテルで行われ、まるまる 1カ月、 1カ所では虎最長となるキャンプ日程が正式に決まった。金本知憲監督が若手を中心に基礎を徹底的に叩き込む方針。対外試合を例年より減らして紅白戦を増やすことで、練習量を多く確保。金本イズムを浸透させる。
虎の歴史を変えるべく集められたスタッフが、ついに一堂に会した。年明け早々に開催された、新生金本阪神、初のスタッフ会議。ルーキーや、マルコス・マテオ投手(31＝前パドレス)ら新外国人の映像を見るなど 1時間弱の話し合いを終えた指揮官は、日程や 1、 2軍の振り分けについて｢案(を聞いた)だけ。まだ決まらない。(決定は)21日か22日くらい｣としたが、明確で大きな指針を示した。
阪神が 2月いっぱい、丸々キャンプを張る宜野座村野球場。若手に基礎練習を徹底させる
｢実戦(対外試合)が例年より少なくなるのは間違いない。基礎練習？ そうそう。その通り。開幕に合わせるキャンプじゃなしに、鍛えるキャンプ。実戦感覚より、とにかく基礎を鍛えるキャンプになると思う｣
千里の道も一歩から。超変革の道も、基本からだ。キャンプインの 2月 1日は例年通り、12球団同じだが、打ち上げは29日。みっちりと 1カ月間、沖縄に滞在して基礎を叩き込む。徹底的に、鍛え上げるつもりだ。
昨年のキャンプ打ち上げは 2月25日だった。2012年から 1軍の春季キャンプを沖縄・宜野座に一本化して以降も、終盤は高知・安芸に足を運んで対外試合を行ってきた。今年は宜野座のみ。 1カ所では虎史上最長となるキャンプに、金本監督も｢(現役時代も)移動がない方が楽だった。腰を据えてできる｣とうなずいた。
さらに対外試合が減る分、昨年 1試合のみだった紅白戦を増やしていく。
スタッフ会議に向かう金本知憲監督＝兵庫・西宮市内のノボテル甲子園
｢紅白戦なら、試合の前後もしっかり練習できるから｣
これまでも、バスでの移動時間がもったいないため、遠征での対外試合をなるべく避けたいという方針を語ってきた。紅白戦なら、直前まで練習し、終了後も個別練習に時間を割くことができ、ロスが少ない。 1分 1秒も無駄にしない、金本イズム。世代交代をうながし、チームの底上げを狙う今年。江越や梅野ら、レギュラー獲りに挑む若手にとっては、まさに練習、練習、練習の日々が続くというわけだ。
もちろん、基礎練習だけではない。厳しいサバイバルも待っている。
｢(対外試合が)少なめということは、それだけ若手にとってのテストは少なくなると思うから。よりそこで結果を出してもらわないと｣
紅白戦で、身内同士、激しく“仁義なき戦い”を繰り広げる。そして、舞台が限られた他チームとの対戦で、アピールする。しっかりと結果を出す。“覇気なきものは去れ”という年賀式の所信表明に続く、厳しい宣言だ。育成と結果、 2つの大命題に挑む金本監督だからこそ、そこに妥協は一切ない。 2月 1日。例年になく過酷な 1カ月が、幕を開ける。
新年のあいさつに日刊スポーツ本社を訪れた金本知憲監督は、Ｖ１ボードの前で花束を手に笑顔を見せる
金本知憲監督が 7日、新年のあいさつのため大阪・中之島の日刊スポーツ新聞西日本を訪れた。四藤慶一郎球団社長、粟井一夫常務、谷本修常務、柴田達人甲子園球場長とともに、阿部正史・日刊スポーツ新聞西日本社長らとなごやかに会談した。
本紙が昨年末に行った阪神アンケートで｢支持率95％｣という驚異の数字を得たことに、ファンからの期待感をひしひしと感じた様子。｢まあ最初ですからね。だんだん下がっていって最後は 9.5％ぐらいになるかな…｣と笑わせたが、 1年目のシーズンに向け｢頑張ります｣と声に力を込めた。
契約が成立し代理人と握手を交わすマルコス・マテオ投手(左)
阪神は 7日、新守護神候補として大筋合意していたマルコス・マテオ投手との選手契約が成立したと発表した。この日、ウエーバー手続きが完了した。
マテオは球団を通じて｢タイガースの一員になれたことを誇りに思います。多くのドミニカ共和国出身選手が日本でプレーしているので、以前から日本でのプレーに興味を持っていました。同郷のゴメス選手らとともにプレーできるので、大変楽しみにしています。監督から任される仕事をきっちりこなせるようにベストを尽くします。応援よろしくお願いします｣とコメントした。
安達智次郎氏(写真は1998年11月 8日)
元阪神投手の安達智次郎氏が 7日未明に、内臓疾患のため神戸市内の病院で亡くなった。41歳だった。
神戸・村野工業高校時代にエース左腕として1991年夏、1992年春の甲子園に出場。同年秋のドラフト会議で松井秀喜を抽選で外した阪神から 1位指名されて入団した。
将来のエース候補として期待されたが、 1軍登板がないまま1999年に引退。引退後は阪神の打撃投手などを務め、現在は神戸・三宮で飲食店を経営していた。
41歳の若さで亡くなった安達智次郎氏。プロでは大成できなかったが、人柄のよさで誰からも愛された
元阪神投手の安達智次郎氏が 7日午前 1時49分、内臓疾患のため神戸市の病院で死去した。41歳。1992年のドラフト会議で巨人が抽選を引き当てた松井秀喜の外れ 1位として阪神に入団。大型左腕として期待されたが、 1軍登板はなかった。ここ数年は体調を崩し、入退院を繰り返していた。葬儀・告別式は遺族の意向で近親者と知人のみで行う。
あまりに早すぎる別れだ。悲運の大型サウスポー、安達氏が内臓疾患のため、41歳の若さでこの世を去った。
引退後、2002年まで阪神の打撃投手を務めていたドラフト 1位左腕は、退団後、神戸・三宮で焼酎バーを経営するかたわら、少年野球チームで指導を行うなど精力的に活動してきた。だが、ここ数年体調が思わしくなく、昨年は入退院を繰り返していた。
1992年12月18日、阪神入団会見での安達智次郎氏(左前)。松井秀喜をクジで外した中村監督(中)だが、安達氏を 1位指名した
昨年末には体調が回復し、周囲に一時閉店していた焼酎バーを再開することなどを伝えていた。体調は快方に向かっていると思われていたが、年が明けてから急変し、 5日の夕方に救急搬送。阪神時代の同僚、ＤｅＮＡ・坪井智哉打撃コーチらがお見舞いにかけつけた。前日 6日は朝から会話ができるまでに回復していたが、状態が悪化した 7日未明、帰らぬ人となった。
兄の伸一郎さんは｢見舞いには直前まで行っていました。(今の心境は)難しいです。覚悟はしていましたが、直面すると辛いですね｣と話した。
安達氏は村野工高で1991夏、1992年春の 2度甲子園に出場。同年のドラフト会議で、巨人が抽選を引き当てた松井秀喜の外れ 1位として1993年に阪神に入団した。
2007年10月経営していた神戸・三宮市内で焼酎バー｢Ｒｏｃｋｅｔ Ｂａｌｌ｣で取材に応じた際の安達智次郎氏
肩関節の柔らかさに加えて、長い手足が武器で、独特の腕のしなりをいかした大型左腕として期待された。だが、同年 2軍で 4勝を挙げるも、故障などに苦しみ、1998年に外野手に転向。1999年に野村克也監督の勧めで再び投手に戻り、横手投げなど試行錯誤を重ねた。だが、プロ 7年間で 1軍登板は最後までかなわず、同年に現役引退した。 2軍では通算74試合 7勝14敗 1Ｓ、防御率5.02だった。
大きな期待を背負い入団し、重圧にさらされたが、人当たりや面倒見がよく、選手、球団関係者、報道陣から愛されていた。葬儀・告別式は近親者と知人のみで行う。これからは、空の上から猛虎の行く末を見守っていく。
★安達智次郎(あだち・ともじろう)：元投手。1974(昭和49)年 8月21日生まれ。享年41。神戸市出身。小学 3年時に野球を始め、村野工業高校では1991年夏、1992年春の 2度甲子園に出場。1993年Ｄ 1位で阪神入団。同年 2軍で 4勝を挙げる。その後、故障などに苦しみ1998年に外野手に転向。1999年に再び投手になるが 1軍登板機会のないまま、同年に現役引退。1995～1996年の登録名は安達克哉。引退後は阪神の打撃投手を務めた。 2軍通算74試合 7勝14敗 1Ｓ、防御率5.02。元プロレスラーの｢ミスター・ヒト｣は叔父にあたる。 1メートル87。左投げ左打ち。
安達智次郎氏にお悔やみ申し上げます。若虎よ、アニキのもとで来シーズンこそ全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2015年順位表
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準決勝トーナメント
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