15日の中日戦(甲子園)以来、今季 2度目の完封負けを喫した。
先発のランディ・メッセンジャー投手(30)が広島の若武者・堂林の一撃で沈んだ。 7回まではエース前田健と渡り合い、堂々の無失点投球。暗転したのは 8回だ。一死後、堂林に外角スライダーをとらえられ、バックスクリーン右にプロ初本塁打となる決勝アーチを浴びた。 8回 1失点の好投も報われず、今季初黒星を喫した。「(被弾した球は)しっかり低いところに投げられれば良かったんだけど…」と浮かない表情で悔やんだ。
ブラゼル(32)が、 1点を追う 9回二死 3塁で空振り三振に倒れる。
今季初めて対右投手の試合に先発出場した大和だったが、絶好機で凡退に終わった。
鳥谷敬内野手(30)は 9回一死から 2塁打で出塁したが、同点のホームベースを踏めなかった。野手キャプテンとして好投したメッセンジャーを援護できなかったことを詫びるとともに、25日、バットでリベンジすることを誓った。記事をまとめてみました。
15日の中日戦(甲子園)以来、今季 2度目の完封負けを喫した。広島先発の前田健の前に、 6回一死まで無安打。そこから平野が 2塁内野安打で出塁も、鳥谷が遊ゴロ併殺。 7回に先頭の新井が 2塁打を放ち、二死 3塁まで進んだが、大和が捕邪飛で力投のメッセンジャーを援護できなかった。和田豊監督(49)は「ホームが遠かった。エースにいいピッチングをされたら、攻略するのは難しい」と悔しさをこらえた。
堂林(右)に本塁打を打たれ、ぼうぜんとするメッセンジャー
メッセンジャーは一発に泣いた。前田健と互角に投げ合ったが、 8回に堂林に本塁打され 1失点と好投したが、打線が援護できず、わずか3安打で完封負け、今季 4試合目で初黒星。「(被弾した球は)しっかり低いところに投げられれば良かったんだけど…」とスライダーの制球の狂いを悔やんだ。
それでも、来日初完封した前回に続く好投だった。「仕事はできたと思う」とショックは見せなかった。
力投するメッセンジャー
相手先発はノーヒッターの前田健。メッセンジャーは一歩も譲らない好投をみせた。 1回から自慢の速球で赤ヘル打線をグイグイ押した。 2回二死からは真っすぐ主体の配球で 4者連続三振をマーク。広島戦は昨季から3連勝中で、10日のマツダでの対戦では 7回 2失点に封じ、今季初白星をいただいたお得意様だ。
だが、それ以上に前田健が阪神打線を圧倒した。 5回まで 1本の安打も放てず。 6回に平野が東出の捕球ミスから内野安打で出塁したものの、その後は 7回にアニヤン・新井貴の 2塁打のみ。前田健に 2安打に封じられると、 9回はサファテに抑えられた。
メッセンジャーは 8回、堂林にプロ初本塁打となる 1号ソロをバックスクリーン右横へ運ばれた。先制点を許し、その裏、代打を送られ降板。 8回 1失点の好投は、報われず今季 3勝目はお預けとなった。
1点を追う 9回二死 3塁で空振り三振に倒れてブラゼルは、コメントを残すことなくクラブハウスへと引き揚げた。 7回無死 2塁の先制の好機では 147キロ直球のつり球に空振り三振。進塁打ならば試合展開も変わっていた可能性があっただけに悔しい一夜となった。
今季初めて対右投手の試合に先発出場した大和だったが、絶好機で凡退に終わった。
「ランナーをかえすことだけを考えていた。(狙い球を絞っていた?)はい。スライダーです」
0- 0の 7回二死 3塁。マウンドに仁王立ちする前田健の初球スライダーを狙い打ちしたが、打球は頭上へ舞い上がり捕邪飛に。聖地はため息に包まれ、直後の 8回にはメッセンジャーが堂林に先制弾を献上した。
7回二死 3塁で捕邪飛。チャンスを潰した大和
和田監督は「あそこは大和は足もあるし、転がせば何かが起こるところ。スライダーを狙っていたんだろうけど、まだそこまでの技術がなくて、とらえきれていないよね」と振り返った。
中堅のスタメンとして、投手の左右で柴田と併用されてきた今季。22日のDeNA戦(横浜)で 5打数 3安打 6打点の大活躍。指揮官もその勢いにかけたが…。
「意識せずにやりました」。チャンスで打てなかった背番号「0」。球場を引き揚げる後ろ姿には、悔しさをにじませていた。
鳥谷は 3塁走者として、ゲームセットを迎えた。 1点が遠かった。頑張るメッセンジャーを助けたかった。クラブハウスへと歩を進めながら、鳥谷は悔しさをあらわにした。
「次、メッセがこういう(投球をした)ときに援護してあげたいです」
広島先発・前田健には昨季13打数 1安打 1打点で 3三振(打率 0.077)。今季初対戦だった12日(マツダ)では 3打数 1安打だったが、この日も苦戦していた。見逃し三振、見逃し三振と続いた 6回一死 1塁。前の平野がチーム初安打を放った直後に遊ゴロ併殺に倒れた。
だが、最後に虎の野手キャプテンとしての意地をみせた。サファテに代わった 9回一死。 150キロ直球に食らいつき、左中間 2塁打。一気に得点圏を奪った一打にも「猛省」の 2文字だった。「その前にゲッツーを打っているんで…。何とか援護したかったです」。
9回一死から 2塁打を放ち、野手キャプテンの意地をみせた鳥谷
左胸には「C」のマークが輝く。今季から野手キャプテン。和田監督から託された。ベテラン組と台頭する若手組とのパイプ役。選手会長の関本とともに連日の早出特打だけではなく先輩に対してもあえてキツ~い冗談を飛ばす。常に選手がいい環境でプレーできるように工夫している。
4四回二死 1、 3塁のピンチでは中堅に抜けそうになる打球を処理し、 2塁へグラブトス。「持ち替えるというよりも、そのままで投げた方がいいと思った」。
だが、今季最少タイの 3安打& 2度目の完封負け。昨年 4月26日(マツダ)から前田健には 5連敗だ。「きょうはひとつのアウトが使えなかった。進められれば何とかなったけど。打順的なところもあって、きょうは勝負にいったんで、その勝負に負けた。マエケンの投球に対しては完敗だよね」。 7回無死 2塁の絶好機も「0」に終わり、和田監督は脱帽した。そんな中、鳥谷は前を向いた。
「チームが苦しいときに、どれだけ状況を打破できるか。勝利打点ではなく、 1点追う展開での 1点であったり、 1点を防げる守りをしたい」
もうファンをガッカリさせるような試合はしない。鳥谷が鯉にリベンジを誓った。
これを書いている今現在、「 1塁アイビーシート」を除いてまだまだ空席が残っているようです。10番目の野手達よ、行って応援しては如何でしょうか…。
マエケンに刃(歯)が立たなかったタイガース…。
堅い鯉料理には本当に参ったものですね。美味しい鯉料理はお預けになってしまいましたが、たった「1点」に泣かされるとは本当に痛い試合を落としたものです。
誰も阪神甲子園球場で、鯉幟(こいのぼり)は見たくなかったはず。今日の試合から再度頑張って行って欲しいですね。そうして 1日休業日が有りますが、その勢いで東京に乗り込んで来て欲しいです。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!
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無安打投球のマエケンに負けた… メッセンジャーが 1発に泣く…鳥谷「完敗」も見せ場作った
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