阪神 5- 0広島と因縁の鯉を粉砕!クレイグ・ブラゼル内野手(31)とアニキ・金本知憲外野手(44)が連続タイムリーを放ち、試合の主導権を握った。
11日に退場処分を受けた広島相手に先制適時打。10日に藤井彰に顔面死球を当てた先発・大竹への先制パンチで、 5- 0完勝の導火線となった。
先発の久保康友投手(31)が好投し、広島打線を寄せつけなかった。記事をまとめてみました。
阪神猛虎打線がマエケン・ショックを一夜で振り払った。阪神は前夜の零敗のうっ憤を晴らす 2桁安打で快勝した。 1回一死 1、 2塁から 4番アニヤン・新井貴浩内野手(35)が 3ゴロ。前夜の完封負けが虎党の脳裏をよぎったのか、スタンドがざわめいた…。だが、「昨日は昨日で終わったこと」と言う 5番ブラゼルが、二死 1、 2塁から先制の右前適時打。続くアニキ・金本も右前適時打で 2点を先取。
アニキ・金本は10試合ぶりの打点に「打ててよかった」と安ど感を漂わせ、初回の 2本の適時打を和田豊監督(49)は「打撃陣は気合入っていた。あの 2点目で試合を優位に進められるヒットになった」と振り返り目を細めた。
本拠地で結果が出ていなかったブラゼルが言った。「どこの球場でやろうと気にしていない。今、この瞬間というのを大事にして戦っているから」。アニキ・金本は試合後、試合終了から約40分が経過した午後 9時50分、ベンチ裏から出てきた。前夜に続いての居残り素振りだ。打っても、打てなくても、やるべきことをやる。前夜のことなど引きずるはずもない。そんな歴戦の男たちによって、もたらされた快勝劇だった。
広島 3連戦後には巨人、中日、巨人との 9連戦が控えるだけに、指揮官は「打線にはもっと奮起を期待したいね」と貪欲に話した。
1回二死 1、 2塁、右前適時打を放ったアニキ・金本
クレイグ・ブラゼル内野手とアニキ・金本知憲外野手が連続タイムリーを放ち、試合の主導権を握った。 1回二死 1、 2塁。まずはブラゼルが快音を発する。広島先発大竹の変化球を打ち、右前へ。「昨日の試合では点を取れていなかったので、できるだけ早い回に点を取りたかった。初回のチャンスに打てて良かったよ」と振り返った。直後の二死 1、 3塁では間髪入れず、今度は金本が結果を残す。右前適時打で加点。「チャンスに打てて良かったです」と話した。
誰よりも熱い男が、最高の形で遺恨を晴らした。ブラゼルの先制打を含む 3打数 2安打 1打点の活躍が鯉を沈めた。
「相手がどこであろうと、毎試合勝つために来ている。打ちたいという気持ちに変わりはない」
嫌な流れをひと振りで断ち切った。 1回二死 1、 2塁だ。先発の大竹に 7球粘ってフルカウントから振り抜くと、 1、 2塁間を切り裂く右前適時打先制タイムリーで先制点を叩き出した。甲子園では昨年10月16日の広島戦以来、 192日ぶりとなるタイムリーだ。
「昨日(24日)の試合も点を取れていなかったし、昨日を引きずっても仕方ないから、切り替えて打席に入った。できるだけ早い回に点を取りたかった。初回のチャンスに打ててよかったよ」。
前田健の前に 6回一死まで無安打に抑えられ、今季 2度目の完封負けを喫した前夜の悪夢を振り払った。
1回二死 1、 2塁で先制適時打を放ったブラゼル
冷静に振り返ったが、熱いものがあったに違いない。10日の広島戦(マツダ)で、藤井彰が大竹から顔面死球を受け、左ほお骨を骨折。翌11日の 2戦目(同)では福井の投じた足下への球に激高。退場処分を受けていた。
遺恨の残る相手を本拠地に迎え、満を持して挑んだ前日24日のゲーム。和田監督も「逆に燃えるんじゃないかな」と話し、臨んだ再戦だったが、助っ人砲は 3打数無安打 2三振。前田健の前に、進塁打すら打てずに完封負けを喫した。マウンドに立つ大竹の姿を鋭く見つめ、思ったのは鳴尾浜でリハビリを続ける藤井彰人のことだったかもしれない。ようやくの“お返し”となった。
指揮官も「(一死 1、 2塁でアニヤン・新井が凡退して)切れかかったところでブラゼルが 1点目のヒットを打ってくれたのが大きかった」と称えた。第 3打席では相手投手のボークで 1点をもらい、自身は四球で出塁しチャンスをつないだ。 7回には中前打。代走に俊介を送られ、勝利の瞬間はベンチから見届けた。
7回無死、バットを折りながら中前安打を放ったブラゼル
ときに熱さをむき出しにするのも、仲間を思う気持ちゆえ。 1週間ほど前、ブラゼルは大木通訳にグラブをプレゼントした。左投げの同氏のために左投げ用のものを、黒革に赤い紐が映える自分と同じモデルで、「OKI」と刺しゅうまで施し、用意した。
「ブラが突然、渡してくれたんです。ありがたいですよね」と笑う大木通訳。野球経験がないにも関わらず、キャッチボールのパートナーも務め、変化球に翻弄されることもしばしば。さりげなく贈った感謝の気持ちの詰まった代物だった。
「自分としては新たな気持ちで打席に入った。 1日 1日を戦っていかなくてはならないからね」
ひとまず借りは返した。打点を挙げれば、今季 5戦負けなし( 4勝 1分け)。この先のシーズンも、チームを勇気づけ続けてみせる。
1回裏阪神二死 1、 3塁、右前適時打を放つアニキ・金本
この 1本が出るか、出ないかで勝負の行方が左右される。 1回。 1点を先行してなおも二死 1、 3塁。アニキ・金本の打球は鋭く 1、 2塁間を抜けた。これで主導権を握った。
「チャンスに打ててよかったです」
勝負どころを熟知したベテランの一打。多くは語らずとも、その価値に和田監督も賛辞を送った。
「カネの 2点目がね。あれですごく優位に進められた」
2試合ぶりの安打は 4月13日の中日戦(甲子園)以来、 9試合ぶりの適時打。通算1500打点まであと「4」、通算歴代 8位の長嶋茂雄氏(元巨人)の2471安打まであと「11」とした。
4回一死の第 2打席では左直。右肩故障から復活のバロメーターとなる逆方向へのライナーだった。片岡打撃コーチは「向こうに強い打球が飛ぶのは、感覚がよくなってきているということ。これから状態が上がってくるんじゃないかな」と分析した。大けがから復活を期す今季。常にチームのことを考えている。
1回二死 1、 3塁で、右翼へ、適時打を放ったアニキ・金本
10日の広島戦(マツダ)で藤井彰が、大竹から顔面死球を受け左ほお骨折を負った。アニキ・金本はその 2日後、肉体サポートのアドバイザリー契約を結ぶファイテン社へ電話した。担当の相澤氏は「金本さんから、藤井さんにコラーゲンドリンクと酸素カプセルを送ってほしいということでした。骨折が早く治るようにと気にかけてしました」と明かす。リハビリ中の藤井彰人は「とてもうれしかったし、ありがたいことです」と感激。早期復帰に向けて、鳴尾浜で練習を積んでいる。
2008年にアニヤン・新井が腰を骨折したときも、10年に能見が右足甲を骨折したときもアニキは同様のサプリメント援助を依頼した。そんな男気で年下の選手を支えている。
ロッカーに戻ったのは最後。ベンチ裏で約40分間、素振りをした。手応えを確かなものにし、修正も施す。快勝とヒットの余韻もなく、アニキ・金本はすでに次の試合を戦っている。
7回無失点と好投した久保
先発の久保が好投し、広島打線を寄せつけなかった。 1回、先頭梵に中前打を浴びたあとは、 7回二死後に松山に 2塁内野安打を許すまでノーヒット投球。 7回には二死満塁のピンチを招いた。 5点リードとはいえ、一打でれば嫌な展開。が、24日に決勝弾を放った赤丸急上昇中の堂林を迎えた。カウント 2- 2に持ち込み、低めフォークで空を切らせた。小宮山も「(フォークが)いい落ち方をしていた」と評するように、この日は落差のあるフォークやチェンジアップを低めに集めた。 7回 2安打無失点の好内容。 2勝目をマークし「これを 1年間続けていかないといけない。コミ(小宮山)がいいリードをしてくれている」と気合を入れ直した。
「(フォークは)腕が振れていたので、いつもより落差がありましたね。きょうは速い落ち方だったので、空振りが(よく)とれた」
狙い通り、低めに制球された 135キロに空を切る。大歓声と拍手が巻き起こった。 7回 2安打ゼロ封。最速 147キロの直球と精度が高かったフォークを武器に 8三振を奪う快投で今季 2勝目( 1敗)をつかみとった。
7回 2安打無失点の久保。 1回無死一塁から打者18人を連続アウトに仕留める快投だ
とりわけ内容が濃かった。 1回の先頭・梵に初球をたたかれ、中前打を許したが、続く東出から 6回まで打者18人をパーフェクト。ただ、久保の心には「打たせたくない」といった感情はなかっただろう。今月 6日に前田健(広島)がノーヒットノーランを達成した数日後のことだ。
「もし、ノーヒットノーランをして 2勝分の価値があるなら狙いますけど、そうじゃないですから。自分の投球スタイルも理解している」
投手なら誰もがあこがれる快挙に興味を持たない。自分のタイプは「ねじ伏せる」ではなく、打たせてとる。だから、安打はOK。代わりに、球数を減らして、アウトを稼ぐことに重きを置く。
昔から変わらない感覚だ。奈良・八木中時代。軟式野球部で控え投手だった右腕は 3年時の県大会決勝でノーヒットノーランをやってのけた。「そのときも、そういう記録があるのすら、知らなかった。地元の新聞の取材で『調子が悪かった』と答えてしまった」というほどだ。そこに独特な野球観がある。
「これ(投球)を 1年間続けていかないと」
シーズンは始まったばかり。これから、安定感ある投げっぷりを何度も見せてくれるはずだ。
今日の場合は、全席まだ余裕が有る様ですね。10番目の野手達よ、応援に駆けつけましょう!
ブラゼルとアニキ・金本の連続タイムリー・ヒットから始まった昨日(25日)の試合。
24日の試合では、マエケンに押さえられたけれど、大竹を捕らえ江草-岸本も餌食として久保を助けて良い試合で24日にあげた鯉幟(こいのぼり)を引きずり下ろした!
今日(26日)の試合では、鯉料理を作って欲しいですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!
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11日に退場処分を受けた広島相手に先制適時打。10日に藤井彰に顔面死球を当てた先発・大竹への先制パンチで、 5- 0完勝の導火線となった。
先発の久保康友投手(31)が好投し、広島打線を寄せつけなかった。記事をまとめてみました。
阪神猛虎打線がマエケン・ショックを一夜で振り払った。阪神は前夜の零敗のうっ憤を晴らす 2桁安打で快勝した。 1回一死 1、 2塁から 4番アニヤン・新井貴浩内野手(35)が 3ゴロ。前夜の完封負けが虎党の脳裏をよぎったのか、スタンドがざわめいた…。だが、「昨日は昨日で終わったこと」と言う 5番ブラゼルが、二死 1、 2塁から先制の右前適時打。続くアニキ・金本も右前適時打で 2点を先取。
アニキ・金本は10試合ぶりの打点に「打ててよかった」と安ど感を漂わせ、初回の 2本の適時打を和田豊監督(49)は「打撃陣は気合入っていた。あの 2点目で試合を優位に進められるヒットになった」と振り返り目を細めた。
本拠地で結果が出ていなかったブラゼルが言った。「どこの球場でやろうと気にしていない。今、この瞬間というのを大事にして戦っているから」。アニキ・金本は試合後、試合終了から約40分が経過した午後 9時50分、ベンチ裏から出てきた。前夜に続いての居残り素振りだ。打っても、打てなくても、やるべきことをやる。前夜のことなど引きずるはずもない。そんな歴戦の男たちによって、もたらされた快勝劇だった。
広島 3連戦後には巨人、中日、巨人との 9連戦が控えるだけに、指揮官は「打線にはもっと奮起を期待したいね」と貪欲に話した。
1回二死 1、 2塁、右前適時打を放ったアニキ・金本
クレイグ・ブラゼル内野手とアニキ・金本知憲外野手が連続タイムリーを放ち、試合の主導権を握った。 1回二死 1、 2塁。まずはブラゼルが快音を発する。広島先発大竹の変化球を打ち、右前へ。「昨日の試合では点を取れていなかったので、できるだけ早い回に点を取りたかった。初回のチャンスに打てて良かったよ」と振り返った。直後の二死 1、 3塁では間髪入れず、今度は金本が結果を残す。右前適時打で加点。「チャンスに打てて良かったです」と話した。
誰よりも熱い男が、最高の形で遺恨を晴らした。ブラゼルの先制打を含む 3打数 2安打 1打点の活躍が鯉を沈めた。
「相手がどこであろうと、毎試合勝つために来ている。打ちたいという気持ちに変わりはない」
嫌な流れをひと振りで断ち切った。 1回二死 1、 2塁だ。先発の大竹に 7球粘ってフルカウントから振り抜くと、 1、 2塁間を切り裂く右前適時打先制タイムリーで先制点を叩き出した。甲子園では昨年10月16日の広島戦以来、 192日ぶりとなるタイムリーだ。
「昨日(24日)の試合も点を取れていなかったし、昨日を引きずっても仕方ないから、切り替えて打席に入った。できるだけ早い回に点を取りたかった。初回のチャンスに打ててよかったよ」。
前田健の前に 6回一死まで無安打に抑えられ、今季 2度目の完封負けを喫した前夜の悪夢を振り払った。
1回二死 1、 2塁で先制適時打を放ったブラゼル
冷静に振り返ったが、熱いものがあったに違いない。10日の広島戦(マツダ)で、藤井彰が大竹から顔面死球を受け、左ほお骨を骨折。翌11日の 2戦目(同)では福井の投じた足下への球に激高。退場処分を受けていた。
遺恨の残る相手を本拠地に迎え、満を持して挑んだ前日24日のゲーム。和田監督も「逆に燃えるんじゃないかな」と話し、臨んだ再戦だったが、助っ人砲は 3打数無安打 2三振。前田健の前に、進塁打すら打てずに完封負けを喫した。マウンドに立つ大竹の姿を鋭く見つめ、思ったのは鳴尾浜でリハビリを続ける藤井彰人のことだったかもしれない。ようやくの“お返し”となった。
指揮官も「(一死 1、 2塁でアニヤン・新井が凡退して)切れかかったところでブラゼルが 1点目のヒットを打ってくれたのが大きかった」と称えた。第 3打席では相手投手のボークで 1点をもらい、自身は四球で出塁しチャンスをつないだ。 7回には中前打。代走に俊介を送られ、勝利の瞬間はベンチから見届けた。
7回無死、バットを折りながら中前安打を放ったブラゼル
ときに熱さをむき出しにするのも、仲間を思う気持ちゆえ。 1週間ほど前、ブラゼルは大木通訳にグラブをプレゼントした。左投げの同氏のために左投げ用のものを、黒革に赤い紐が映える自分と同じモデルで、「OKI」と刺しゅうまで施し、用意した。
「ブラが突然、渡してくれたんです。ありがたいですよね」と笑う大木通訳。野球経験がないにも関わらず、キャッチボールのパートナーも務め、変化球に翻弄されることもしばしば。さりげなく贈った感謝の気持ちの詰まった代物だった。
「自分としては新たな気持ちで打席に入った。 1日 1日を戦っていかなくてはならないからね」
ひとまず借りは返した。打点を挙げれば、今季 5戦負けなし( 4勝 1分け)。この先のシーズンも、チームを勇気づけ続けてみせる。
1回裏阪神二死 1、 3塁、右前適時打を放つアニキ・金本
この 1本が出るか、出ないかで勝負の行方が左右される。 1回。 1点を先行してなおも二死 1、 3塁。アニキ・金本の打球は鋭く 1、 2塁間を抜けた。これで主導権を握った。
「チャンスに打ててよかったです」
勝負どころを熟知したベテランの一打。多くは語らずとも、その価値に和田監督も賛辞を送った。
「カネの 2点目がね。あれですごく優位に進められた」
2試合ぶりの安打は 4月13日の中日戦(甲子園)以来、 9試合ぶりの適時打。通算1500打点まであと「4」、通算歴代 8位の長嶋茂雄氏(元巨人)の2471安打まであと「11」とした。
4回一死の第 2打席では左直。右肩故障から復活のバロメーターとなる逆方向へのライナーだった。片岡打撃コーチは「向こうに強い打球が飛ぶのは、感覚がよくなってきているということ。これから状態が上がってくるんじゃないかな」と分析した。大けがから復活を期す今季。常にチームのことを考えている。
1回二死 1、 3塁で、右翼へ、適時打を放ったアニキ・金本
10日の広島戦(マツダ)で藤井彰が、大竹から顔面死球を受け左ほお骨折を負った。アニキ・金本はその 2日後、肉体サポートのアドバイザリー契約を結ぶファイテン社へ電話した。担当の相澤氏は「金本さんから、藤井さんにコラーゲンドリンクと酸素カプセルを送ってほしいということでした。骨折が早く治るようにと気にかけてしました」と明かす。リハビリ中の藤井彰人は「とてもうれしかったし、ありがたいことです」と感激。早期復帰に向けて、鳴尾浜で練習を積んでいる。
2008年にアニヤン・新井が腰を骨折したときも、10年に能見が右足甲を骨折したときもアニキは同様のサプリメント援助を依頼した。そんな男気で年下の選手を支えている。
ロッカーに戻ったのは最後。ベンチ裏で約40分間、素振りをした。手応えを確かなものにし、修正も施す。快勝とヒットの余韻もなく、アニキ・金本はすでに次の試合を戦っている。
7回無失点と好投した久保
先発の久保が好投し、広島打線を寄せつけなかった。 1回、先頭梵に中前打を浴びたあとは、 7回二死後に松山に 2塁内野安打を許すまでノーヒット投球。 7回には二死満塁のピンチを招いた。 5点リードとはいえ、一打でれば嫌な展開。が、24日に決勝弾を放った赤丸急上昇中の堂林を迎えた。カウント 2- 2に持ち込み、低めフォークで空を切らせた。小宮山も「(フォークが)いい落ち方をしていた」と評するように、この日は落差のあるフォークやチェンジアップを低めに集めた。 7回 2安打無失点の好内容。 2勝目をマークし「これを 1年間続けていかないといけない。コミ(小宮山)がいいリードをしてくれている」と気合を入れ直した。
「(フォークは)腕が振れていたので、いつもより落差がありましたね。きょうは速い落ち方だったので、空振りが(よく)とれた」
狙い通り、低めに制球された 135キロに空を切る。大歓声と拍手が巻き起こった。 7回 2安打ゼロ封。最速 147キロの直球と精度が高かったフォークを武器に 8三振を奪う快投で今季 2勝目( 1敗)をつかみとった。
7回 2安打無失点の久保。 1回無死一塁から打者18人を連続アウトに仕留める快投だ
とりわけ内容が濃かった。 1回の先頭・梵に初球をたたかれ、中前打を許したが、続く東出から 6回まで打者18人をパーフェクト。ただ、久保の心には「打たせたくない」といった感情はなかっただろう。今月 6日に前田健(広島)がノーヒットノーランを達成した数日後のことだ。
「もし、ノーヒットノーランをして 2勝分の価値があるなら狙いますけど、そうじゃないですから。自分の投球スタイルも理解している」
投手なら誰もがあこがれる快挙に興味を持たない。自分のタイプは「ねじ伏せる」ではなく、打たせてとる。だから、安打はOK。代わりに、球数を減らして、アウトを稼ぐことに重きを置く。
昔から変わらない感覚だ。奈良・八木中時代。軟式野球部で控え投手だった右腕は 3年時の県大会決勝でノーヒットノーランをやってのけた。「そのときも、そういう記録があるのすら、知らなかった。地元の新聞の取材で『調子が悪かった』と答えてしまった」というほどだ。そこに独特な野球観がある。
「これ(投球)を 1年間続けていかないと」
シーズンは始まったばかり。これから、安定感ある投げっぷりを何度も見せてくれるはずだ。
今日の場合は、全席まだ余裕が有る様ですね。10番目の野手達よ、応援に駆けつけましょう!
ブラゼルとアニキ・金本の連続タイムリー・ヒットから始まった昨日(25日)の試合。
24日の試合では、マエケンに押さえられたけれど、大竹を捕らえ江草-岸本も餌食として久保を助けて良い試合で24日にあげた鯉幟(こいのぼり)を引きずり下ろした!
今日(26日)の試合では、鯉料理を作って欲しいですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!
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