金本阪神の“16年初実戦”が 2月 6日か 7日に内定したことが15日、分かった。沖縄・宜野座キャンプの第 2クール初日にもシート打撃が準備されており、紅白戦に変更される可能性もあるという。もし第 2クールスタート直後に紅白戦が行われれば、異例のスピード実戦となる。 1軍メンバーは未定だが、キャンプ序盤のため、まずは若手中心のバトルになる。今キャンプは鍛錬重視の方針を取っているため、29日間で対外試合は 5試合、 3月のオープン戦も例年より少なく14試合しかない。おのずと若手に与えられる登板数、打席数は限られ、一投一打が運命のカギを握る。少ないチャンスを生かせば一躍目立ち、開幕 1軍の道も開けていく。何が飛び出すか分からない、超変革キャンプ。まずは身内バトルに注目だ。
左翼虎視眈々－。狩野恵輔外野手(33)が16日、兵庫・淡路島の佐野運動公園野球場で自主トレを行い、球場を使える４時間のうち約 2時間を打撃練習に費やした。外野手としての自己最高成績マークへ打ちこんだ。虎野手では現役最長のプロ16年目へ、もう一度レギュラーを目指して、打撃を強化する。決意は快晴の青空と柔らかな日差しの中での練習に表れた。午前 9時からの練習はランニングやダッシュから始まり、ノックなどで体をほぐすと、10時30分頃、バットを握った。ティー打撃で汗を流し、フリー打撃へ移行。打者、打撃投手、素振りを清水、西田と回しながら約 1時間バットを振った。ボール拾いをはさんだ後、各自が打撃練習を再開。狩野がティー打撃でのスイング確認を終える頃、 2時間近い時間が経過していた。狩野が目指すベテラン像は福留だ。昨年 1月、ハワイでの自主トレを終えた福留が鳴尾浜で練習した際に相手を務め、驚いたという。 5歳上のベテランに刺激を受け、今年は打ちまくりのオフを過ごす。
阪神ルーキー 6人衆が初のオフ返上練習で汗を流した。新人合同自主トレ休日の16日、ドラフト 1位高山俊外野手(22＝明治大學)らが早朝の 8時半からランニングやキャッチボール。同 2位の坂本誠志郎捕手(22＝明治大學)が、新人合同トレが休日の16日、鳴尾浜で 2代目男前襲名に意欲をみせた。休日返上でランニング、キャッチボールをした坂本がバットを手に、室内練習場へ向かったときだ。昨季限りで引退し、フロント入りした藤井氏から｢ちょっと投げたろうか！！｣と声をかけられた。あまりのうれしさに感謝感激だった。約30分、Ｄ 6位・板山祐太郎外野手(21＝亜細亜大學)とともに藤井氏の投じたボールを 1球 1球、感謝の気持ちを込めながら打ち返した。『男前』。言わずと知れた藤井氏の現役時代のニックネームだ。愛くるしいルックスと憎めない笑顔で、チームメートだけでなくファンのハートもわしづかみした。もちろん、プロの世界は人気だけでは生き残れない。実力が伴っているからこそ、だ。17日からは新人合同自主トレの第 3クールがスタート。 2月のキャンプに向けて打撃や守備練習などの強度をあげる。 2年先輩で、正捕手の座を狙う梅野に、少しでも近づくことが目標だ。端正な顔立ちでリアル男前の坂本が名実ともに藤井氏の後継者になる。
伊藤隼太外野手(26)が結婚したことが16日、分かった。お相手は横浜市出身で伊藤隼太と同じ慶応大學で、チアリーディング部だった同級生の一般女性(26＝会社員)。昨年12月に婚姻届を出した。大卒 5年目。最愛の個人応援団を得て、レギュラー奪取に挑む。気になるお相手は慶応大學時代時代から交際していた同級生の一般女性(26＝会社員)。横浜市出身で慶応大學時代はチアリーディング部に所属し、伝統の早慶戦など、神宮球場のスタンドから黄色い声援を送っていた。運動神経は抜群でカトパンことフジテレビ、加藤綾子アナウンサー(30)似のスレンダー美女だ。挙式などは現時点で決まっていないとみられる。愛妻のために、最高のメモリアルイヤーにしてみせる。
金田和之(25)、伊藤和雄(26)両投手が16日、兵庫・姫路市の播磨国総社で行われた｢宝恵駕籠(ほえかご)行列｣に初参加した。金田はプロ 4年目の今季は背番号に匹敵するプロ最多の｢48試合登板｣を目指し“ＫＮＤ４８”として名を売る。鏡開きでは一緒に参加した伊藤和雄と並んで、参加者に酒と｢今年の福｣を振る舞った。酒を飲み干した人は、その枡に阪神の選手のサインを求めるのが毎年恒例。快く応じていた 2人だったが｢アレ？ どっちが何君やったっけ？｣、｢若い選手は分からへんな｣と言った声がチラホラ。見返すには今季活躍して“真の福男”となって来年戻ってくるしかない。若き日の藤川球児も経験したイベントだ。チームのために腕を振り、顔も売る 1年とする。
阪神・淡路大震災から21年の17日、阪神ナインは黙とうをささげる。新人合同自主トレが開催される鳴尾浜球場で練習前に整列し、犠牲者の冥福を祈る。また、江越大賀外野手(22)と歳内宏明投手(22)は、西神戸センター街特設ステージ(神戸市長田区二葉町 4丁目 7－18)で開催される｢第１２回神戸震災復興フリーライブ｣に参加。震災発生時刻から12時間後の午後 5時46分にステージ上に立ち、被災地へ激励の言葉を届ける。記事をまとめてみました。
金本阪神の“16年初実戦”が 2月 6日か 7日に内定したことが15日、分かった。沖縄・宜野座キャンプの第 2クール初日にもシート打撃が準備されており、紅白戦に変更される可能性もあるという。もし第 2クールスタート直後に紅白戦が行われれば、異例のスピード実戦となる。
1軍メンバーは未定だが、キャンプ序盤のため、まずは若手中心のバトルになる。岩崎対江越、岩貞対高山らの投打対決や、岩崎、岩貞、秋山らによる投手、江越、伊藤隼、高山の外野、梅野、坂本らの捕手など同ポジション争いは注目の的だ。さらに初の対外試合となる16日の練習試合・楽天戦(宜野座)までにシート打撃、紅白戦が少なくとも 3回は行われる見込み。サバイバル合戦が繰り広げられることになりそうだ。
金本監督は 5日の球団年賀式で｢キャンプで入れ替えはあります。絶対に｣と明言。｢ 2軍で腐る人は勝手に腐って下さい！｣とも言い切り、仁義なき戦いを予告している。一番のものさしになるのが、実戦形式での結果、内容に他ならない。金本監督ら首脳陣の鋭いチェックを受け、天国か地獄かが決まっていく。
今キャンプは鍛錬重視の方針を取っているため、29日間で対外試合は 5試合、 3月のオープン戦も例年より少なく14試合しかない。おのずと若手に与えられる登板数、打席数は限られ、一投一打が運命のカギを握る。少ないチャンスを生かせば一躍目立ち、開幕 1軍の道も開けていく。何が飛び出すか分からない、超変革キャンプ。まずは身内バトルに注目だ。
＜金本阪神の身内バトル＞
◆投手：先発の 4本柱(藤浪、メッセンジャー、能見、岩田)は確立しているが、金本監督は主戦投手にも開幕投手を争うよう期待。復帰した藤川も先発起用の方針で、残るローテーションの狭き門は 3年目となる岩崎と岩貞らを中心に争う。また呉昇桓が退団したブルペン陣も競争必至。ともに高卒 5年目となる歳内と松田を中心にバトルになりそうだ。
◆捕手：矢野コーチは｢横一線｣を強調。 3年目梅野と新人坂本の若手に、中堅の岡崎、小宮山、清水も正捕手の座を狙い、21年目鶴岡に挑む構図だ。
◆内野手： 2塁と 3塁は激戦。 2塁では実力者の西岡に上本、大和の生え抜きがしのぎを削る。新外国人ヘイグも守れる 3塁には、新井と今成、昨秋キャンプで成長した 3年目陽川らが控える。
◆外野手：左翼マートンが退団し、固定できなかった中堅とともに 2ポジションが空位。候補者は江越、伊藤隼、中谷らがいるが、内野バトルにも加わるメンバーの参戦も視野。狩野、
柴田、俊介も名乗りを上げる。
この時期に 2時間も打ち込んでいた狩野恵輔外野手。打力を強化してもう一度レギュラー獲りに挑む＝兵庫・淡路島の佐野運動公園野球場
左翼虎視眈々－。狩野恵輔外野手が16日、兵庫・淡路島の佐野運動公園野球場で自主トレを行い、球場を使える４時間のうち約 2時間を打撃練習に費やした。外野手としての自己最高成績マークへ打ちこんだ。虎野手では現役最長のプロ16年目へ、もう一度レギュラーを目指して、打撃を強化する。
自分が生きる道は分かっている。打撃力に磨きをかけ、戦いのゴングを待つ。プロ16年目を迎えた狩野は淡路島で打ちこんで、打ちこんでキャンプを迎える。
トスバッティングを行う狩野恵輔外野手＝兵庫・淡路島の佐野運動公園野球場
｢レギュラーの選手なら多少結果が出なくても、来年チャンスがあるかもしれないけど、僕はレギュラーじゃない。今年ダメなら来年はないかもしれない。けがしたらとか、成績が出なかったら、という恐怖はあるけど、厳しい世界だと分かって入ったし、そこでやってきた。今年 1年、相手投手と自分自身と勝負して、勝っていきたい｣
決意は快晴の青空と柔らかな日差しの中での練習に表れた。午前 9時からの練習はランニングやダッシュから始まり、ノックなどで体をほぐすと、10時30分頃、バットを握った。ティー打撃で汗を流し、フリー打撃へ移行。打者、打撃投手、素振りを清水、西田と回しながら約 1時間バットを振った。ボール拾いをはさんだ後、各自が打撃練習を再開。狩野がティー打撃でのスイング確認を終える頃、 2時間近い時間が経過していた。
素振りを行う狩野恵輔外野手＝兵庫・淡路島の佐野運動公園野球場
淡路島での自主トレを始めて約 1週間。ウエートや走り込みは午後からホテル周辺で行い、球場が使用できる 4時間は打撃練習が中心。休憩らしい休憩を一度もとらなかった。 4時間をフル活用しながら｢本当はもっと打ちたい｣と貪欲。24日の淡路島トレ打ち上げ後には｢鳴尾浜か甲子園で特打したい｣とプランを明かした。
昨季は代打を中心に66試合に出場。打率 0.274、 3本塁打13打点と存在感を見せた。現状では右の代打の一番手だが、マートンが退団し、外野はチャンス到来。空いている左翼を狙う。これまでは藤川や能見ら先輩と沖縄で自主トレを行ってきたが、虎の野手最長在籍(16年)となった今オフは年下の清水、西田を引き連れて、中堅の自覚十分。キャンプインを見据える。
フリー打撃を行う阪神・狩野＝兵庫・淡路島の佐野運動公園野球場
｢ここ(淡路島)でしっかり動けるようになれば、どこにいっても動ける。沖縄ならなおさら。(キャンプ)最初からアピールできる。去年より上の成績を残したい｣
外野手として自己最高成績を残し、自身の未来を切り開くため、振って振って振りまくる。 狩野が目指すベテラン像は福留だ。昨年 1月、ハワイでの自主トレを終えた福留が鳴尾浜で練習した際に相手を務め、驚いたという。
｢しっかり仕上がっていて、あの寒さの中ですごく動けていた。見習うべきところだし、それを後輩に伝えていかないと｣。 5歳上のベテランに刺激を受け、今年は打ちまくりのオフを過ごす。
◆狩野のこれまで◆
2001年Ｄ 3位で阪神入団。2007年に初めて開幕 1軍を勝ち取る。 4月20日の巨人戦、延長12回二死満塁で代打で出場。豊田から左翼線へ、初安打となるサヨナラ打。2008年は右肘の手術の影響で出場は12試合のみ。2009年は矢野の故障などもあり、捕手で自己最多の 127試合に出場したが、2010年は城島の加入により、出場機会が激減。オフには椎間板ヘルニア除去手術を受けた。その後もヘルニアの再発に苦しみ、2013年は育成選手として開幕を迎えた。
2014年の 8月29日のヤクルト戦では 2年ぶりの本塁打を放つなど、 3安打 4打点。ソフトバンクとの日本シリーズ第 2戦(10月26日)では代打で出場し、安打を放った。2015年は代打で活躍をみせるが 9月10日の巨人戦で死球を受け、右手第 5中手骨を骨折。そのままシーズンを終えた。
休日返上でランニングする高山俊外野手(中央)と青柳晃洋投手(左)とつきあいながら話す藤井彰人氏＝鳴尾浜球場
阪神ルーキー 6人衆が初のオフ返上練習で汗を流した。新人合同自主トレ休日の16日、ドラフト 1位高山俊外野手らが早朝の 8時半からランニングやキャッチボール。
同 2位の坂本誠志郎捕手は｢(毎日体を動かす)習慣を変えたくなかったし、汗をかきたかったので｣と充実の表情だ。
17日からの第 3クールでは、昨年10月に受けた右手有鉤(ゆうこう)骨骨折の修復手術から再起を期す高山がフリー打撃を再開するプランも進行。練習が一層活気にあふれそうだ。
囲み取材に応じる元阪神・藤井彰人氏＝鳴尾浜球場
ドラフト 2位・坂本誠志郎捕手が、新人合同トレが休日の16日、鳴尾浜で 2代目男前襲名に意欲をみせた。昨季限りで引退した藤井彰人球団本部企画担当(39)を相手に休日返上で打撃練習。｢自分も、そう(男前と)思ってもらえるように頑張りたい｣と決意を新たにした。新人 6選手全員が休日を返上した。
室内で藤井彰人氏に投げてもらって打ち込んだ坂本誠志郎捕手。 2代目男前襲名に意欲＝鳴尾浜球場
休日返上でランニング、キャッチボールをした坂本がバットを手に、室内練習場へ向かったときだ。昨季限りで引退し、フロント入りした藤井氏から｢ちょっと投げたろうか！！｣と声をかけられた。あまりのうれしさに感謝感激だった。
｢休みの日にも来ていただき、投げていただいて…。そういうところにも『男前』を感じました｣
約30分、Ｄ 6位・板山祐太郎外野手とともに藤井氏の投じたボールを 1球 1球、感謝の気持ちを込めながら打ち返した。
若手の打撃練習で投手役を務めた藤井彰人氏。元祖男前が一肌脱いだ＝鳴尾浜球場
『男前』。言わずと知れた藤井氏の現役時代のニックネームだ。愛くるしいルックスと憎めない笑顔で、チームメートだけでなくファンのハートもわしづかみした。もちろん、プロの世界は人気だけでは生き残れない。実力が伴っているからこそ、だ。
関西出身の坂本にとっては藤井氏は目標にすべき存在。 1メートル70と、サイズに恵まれたわけではないが、機敏な動きと丁寧なキャッチングで17年間、捕手としてプレーし続けた姿に 1メートル76の自分自身を投影する。｢僕も小さい方なので。藤井さんは(うまくワンバウンド投球を)捕っておられました。(捕球の際の)足の運びとか、すごく勉強になっています｣と話した。
室内でティー打撃する坂本誠志郎捕手＝鳴尾浜球場
17日からは新人合同自主トレの第 3クールがスタート。 2月のキャンプに向けて打撃や守備練習などの強度をあげる。 2年先輩で、正捕手の座を狙う梅野に、少しでも近づくことが目標だ。｢早くファンの方から、そう( 2代目男前と)いってもらえる選手になりたい｣。端正な顔立ちでリアル男前の坂本が名実ともに藤井氏の後継者になる。
慶応大學時代の同級生でチアリーダーだった女性と結婚していたことが明らかになった伊藤隼太外野手。強力な個人応援団を得て、レギュラー獲りに挑む
ハヤタ、ゴォォォールイン！ 伊藤隼太外野手が結婚したことが16日、分かった。お相手は横浜市出身で伊藤隼太と同じ慶応大學で、チアリーディング部だった同級生の一般女性。昨年12月に婚姻届を出した。大卒 5年目。最愛の個人応援団を得て、レギュラー奪取に挑む。
伊藤隼太が最愛の伴侶を得た。黙々と練習するスタイルそのままに、長年の愛を貫き通した。関係者によると、昨年12月に婚姻届を提出。球団サイドにも結婚を報告した。
気になるお相手は慶応大學時代時代から交際していた同級生の一般女性。横浜市出身で慶応大學時代はチアリーディング部に所属し、伝統の早慶戦など、神宮球場のスタンドから黄色い声援を送っていた。運動神経は抜群でカトパンことフジテレビ、加藤綾子アナウンサー似のスレンダー美女だ。
伊藤隼太と彼女は慶応大學時代から交際を続けていた。球団フロントから交際の近況について問われると隠すことなく、正直に伝えていたという。2013年オフに鳴尾浜の独身寮｢虎風荘｣を退寮。球団関係者によると、兵庫県内でＯＬとして勤務する彼女は定期的に大阪府内に構えた伊藤隼太の新居を訪問するなど、順調に愛をはぐくんでいたという。
神宮球場で野球部を応援する慶応大學のチアリーダー。伊藤隼太外野手はフェンス越しに愛を育んできた
伊藤隼太は学生時代から自らの両親に紹介しており、2016年の年明けも愛知・瀬戸市の実家で楽しい時間を過ごした。献身的に伊藤隼太を支える彼女の姿をみていた父・成人さんは結婚について｢いつになるかという話だった｣と、あとはタイミングの問題だけだったことを話した。
成人さんは｢厳しい世界だけど２人で力を合わせて明るい家庭を築いてほしい。プロに入ってからも彼女とずっとやりとりをしていた。彼女のためにもタイガースの一員として頑張ってほしい｣と願った。
伊藤隼太は昨季、自己最多の63試合に出場し、打率 0.252、 2本塁打、12打点の成績だった。オフには自身初の食事改革を実行。小麦や大麦、ライ麦などに含まれるタンパク質｢グルテン｣の摂取を制限している。現在は沖縄・那覇で巨人の複数の選手と朝から晩まで練習に励んでいる。今季は左翼、中堅を江越、新外国人ヘイグ(前ブルージェイズ)、Ｄ 1位・高山らと競う。｢全試合出たい。レギュラーを獲得するという目標をもって頑張ります｣と気合を入れる。誰よりも期するものがある。チアリーダーという最高の応援団を生涯のパートナーとして迎え、定位置確保は絶対に譲れない。
球団首脳も事実を認め｢結婚をするということは聞いています。心機一転、頑張ってほしいね｣とさらなる奮起を促した。今季は大卒 5年目。守るべきものができた。
挙式などは現時点で決まっていないとみられる。愛妻のために、最高のメモリアルイヤーにしてみせる。
姫路市内で宝恵駕籠行列に参加した金田和之投手(左)と伊藤和雄投手(右)。なかなか気づいてもらえなかった金田は発奮＝姫路市
金田和之、伊藤和雄両投手が16日、兵庫・姫路市の播磨国総社で行われた｢宝恵駕籠(ほえかご)行列｣に初参加した。笑顔で沿道に手を振ったが、人々の反応が思わしくなかったのか終了後、金田は｢全然みんな僕のこと知らなかったと思います。こんなもんです…｣と苦笑い。プロ 4年目の今季は背番号に匹敵するプロ最多の｢48試合登板｣を目指し“ＫＮＤ４８”として名を売る。
｢福｣は振りまいたが｢カネダだ！｣と振り向いてくれる人は、まだ少なかった。金田は今季こそ中継ぎでフル回転し、来年の宝恵駕籠に大きな顔をして戻ってくるつもりだ。
播磨国総社射楯兵主神社の宝恵駕籠行列に参加した、伊藤和雄投手(左)と金田和之投手(右)。宝船に乗りガッツポーズ＝姫路市
｢全然みんな僕のこと知らなかったと思います。こんなもんです…。でも楽しかったです！｣
白くそびえ立つ姫路城をバックに、御幸通商店街などに面した約 4キロの道のりを 470人の大行列とにぎやかに進んだ。たくさんの笑顔で迎えられたが、苦笑いだった。
鏡開きでは一緒に参加した伊藤和雄と並んで、参加者に酒と｢今年の福｣を振る舞った。酒を飲み干した人は、その枡に阪神の選手のサインを求めるのが毎年恒例。快く応じていた 2人だったが｢アレ？ どっちが何君やったっけ？｣、｢若い選手は分からへんな｣と言った声がチラホラ。見返すには今季活躍して“真の福男”となって来年戻ってくるしかない。
播磨国総社射楯兵主神社の宝恵駕籠行列に参加した、伊藤和雄投手(右)と金田和之投手。宝恵駕籠に乗ってかつがれる＝姫路市
金田は心に誓った。
｢ 2年前に40試合投げたので、今年はそれ以上投げたいです｣。2015年は登板10試合で 1勝にとどまった。今季自身に課したノルマは、 5勝( 1敗)を挙げた2014年の登板数｢40｣以上だ。中継ぎ陣に割って入る。登板数が背番号の｢４８｣に迫れば“ＫＮＤ４８”としての知名度も上がるはずだ。
｢縁起のいいイベントで、圧倒されました｣と福をたっぷりチャージした。若き日の藤川球児も経験したイベントだ。チームのために腕を振り、顔も売る 1年とする。
★宝恵駕籠(ほえかご)行列とは
氏子らが福娘をかごに乗せ、街などを練り歩く。｢宝恵駕籠ホイ！｣の掛け声と共に福を振りまく。激しく揺れるほど福が振りまかれるという言い伝えがある。大阪の今宮戎神社などでも行われる。
阪神・淡路大震災から21年の17日、阪神ナインは黙とうをささげる。
新人合同自主トレが開催される鳴尾浜球場で練習前に整列し、犠牲者の冥福を祈る。
また、江越大賀外野手と歳内宏明投手は、西神戸センター街特設ステージで開催される｢第１２回神戸震災復興フリーライブ｣に参加。震災発生時刻から12時間後の午後 5時46分にステージ上に立ち、被災地へ激励の言葉を届ける。
阪神・淡路大震災から22年目、この年に若虎たちが立ち上がり、名前を売り、アニキのもとで2016年シーズンこそ全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2015年順位表
2015年対戦表
クライマックスシリーズ ファイナルステージ
日本シリーズ 2015 日程
｢プレミア１２｣ 1次ラウンド順位表
準決勝トーナメント
侍ジャパン日本代表メンバー
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