春季キャンプ( 3日、沖縄・宜野座村)で福留孝介外野手(38)が、今キャンプ初のランチ特打で快音を連発。81スイングで32本のサク越えを放ち、チームの野手最年長となるベテランが、順調な調整ぶりを圧巻のパフォーマンスで示した。軽く振っているように見えるのに、ボールはグングンと伸びていく。福留が曇り空の宜野座に、心が晴れ晴れとするようなサク越え連発だ。控えめなコメントが逆に頼もしい。ランチタイムに行われた約30分の特打。81スイングで32本のサク越えを放った。浮かれはしないが、滑り出しは順調そのもの。福留は確実に完成形へ向けて仕上げていく。
なんとも豪華な「ゴールデン4」レッスンだ。藤浪晋太郎投手(21)が 2日、沖縄・宜野座キャンプで苦手とするフィールディングを特訓した。高代ヘッドコーチや平田チーフ兼守備走塁コーチだけでなく、福留と鳥谷からも金言をゲット。 4人のゴールデングラブ受賞者から名手のエキスを注入され、完全無欠の投手を目指す。午前中はキャンプ初日からただ 1人、 2日連続で投内連係練習に参加。平凡なゴロをファンブルし、 2塁へ 2度の悪送球と精彩を欠いた。直後にかつての遊撃名手、平田チーフ兼守備走塁コーチと久慈内野守備走塁コーチ、香田投手コーチと身ぶり手ぶりで話し込む。それから 3時間後、15時過ぎから特守を志願した。昨季はリーグでワースト 2位、チーム最多の 4失策。香田コーチは「死角がなくなれば20勝も夢ではなくなる」と特訓の効果を予測した。高卒 4年目にして、完全無欠の投手へ。藤浪の頭に「妥協」の 2文字は存在しない。
春季キャンプ( 3日)で藤浪晋太郎投手が、今キャンプ初のブルペン投球を行った。いきなり全球種を解禁して47球。初めてバッテリーを組んだドラフト 2位・坂本誠志郎捕手(22=明治大學)に球種を事前に告げるなど頻繁に言葉を交わしながら投げた。自身の調整を万全に行うのと並行し、新妻との意思疎通も図る。若きエースが“オトナのブルペン”を見せつけた! 1月30日の先乗り自主トレ中のブルペン投球以来、今年 2度目の投球にもかかわらず、カーブ、スライダー、カットボール、フォーク、チェンジアップとすべての球種を解禁。さすがの47球だ。そのうち26球は坂本のミットへ。自身の調整を順調に進めただけでなく、新たな女房に自分をハッキリと伝えた。藤浪自身は、開幕について「優勝することに比べたらちっぽけなこと」とそっけないが、それがまた頼もしい。自己主張もすべて、勝ちたいからだ。藤浪が風格も漂わせてきた。
藤川球児投手(35)が球界のレジェンドから太鼓判を押された。昨季限りで現役を引退した山本昌広氏(50=野球解説者)が 2日、日本テレビ系「NEWS ZERO」の取材で宜野座キャンプを訪問。あいさつから始まった会話は次第にヒートアップし、投球フォームの歩幅など技術論にまで及んだ。質問攻めだった藤川は会話の内容について濃密な時間に感謝した。
春季キャンプ( 3日)で前日まで悪天候のためドーム内で行われていたシートノックが初めて屋外で行われ、新外国人のマット・ヘイグ内野手(30)が 3塁の守備へ。
春季キャンプ( 3日)でまさに“虎のマダックス”! 新外国人、マルコス・マテオ投手(31=前パドレス)が初めてブルペンに入った。44球のうち、ストライクが35球。精密機械ともいえる制球力に金本知憲監督(47)や他球団スコアラー陣もビックリ仰天。自称最速 160キロの新守護神が衝撃的にベールを脱いだ!来日初の投球練習。梅野が構えたミットへ、ボールはおもしろいように吸い込まれていく。審判が奏でるストライクコールが止まらない。オール直球で44球のうち、ストライクは35球。24球目からは14球連続と圧巻だった。低めの厳しいところへビシビシ。来日後、制球難を露呈する外国人も多い中、まったく心配がいらないことを証明したわけだ。最速 156キロ、自称 160キロという看板ばかり目立っていただけに、周囲も驚きを隠せなかった。この日は節分。落花生を手渡されると、キー太にぶつけ、うれしそうに笑った。虎には頼もしい新守護神がいる。“鬼門”はどこにもない。
掛布雅之 2軍監督(60)が快音を放つゴールデンルーキーに、トリプルスリー達成の可能性を見た。別メニューのため安芸ドーム内でマシン打撃をするドラフト 1位高山俊外野手(22=明治大學)を連日指導。打率 3割、30本塁打、30盗塁をクリアする可能性を口にした。トリプルスリー。昨年はソフトバンク柳田、ヤクルト山田が同時達成したが、プロ野球の歴史を振り返っても10人しかクリアしていない大記録だ。マシンを打ち込む背番号「9」を見て、指揮官も夢を語らずにはいられなかった。夢に描くはトリプル・トリプルスリー。達成すればもちろん史上初。 1軍キャンプで奮闘する愛弟子の横田、江越との共演。そう夢を描きたくなるような打撃を高山が見せてくれた。二人三脚で試行錯誤し階段を上がっていく。
春季キャンプ( 3日)でやっぱりすごかった!! ドラフト 1位・高山俊外野手がプロ入り後初となる屋外フリー打撃を志願して行った。59スイング中、安打性が48本で、場外弾 5発を含む20本のサク越えを披露。見守った掛布雅之 2軍監督も度肝を抜かれる結果となった。虎の大砲候補は安芸でグングン成長中だ。22歳は飢えを力に変えた。昨年10月に右手首骨折の手術を受け、リハビリ期間はバットを振ることも、スローイングもできなかった。「それをいい時間にするのは自分次第」。腐らなかった。自身の体の筋力を研究して“弱点”と正面から向き合い、牙を研ぎ続けた。光は差した。完全復活の日まで走り続ける。
春季キャンプ( 3日)で金本知憲監督(47)が 3日、評論家として宜野座の視察に訪れた前DeNA監督の中畑清氏(62)から“口撃”を受けた。2012年10月 9日のDeNA戦(甲子園)後の引退セレモニーで、アニキが対戦相手のDeNAナインに「選手より監督が目立つようじゃダメ」とハッパをかけたことが“発端”だ。一方、中畑氏に対してではなく選手へ檄を飛ばしたつもりだった金本監督は、「中畑さんは俺が言った意味をわかっていなかったね。『勘違いですよ!』と言っておいたよ」と苦笑いだった。記事をまとめてみました。
宜野座ではベテランが好調。福留孝介外野手がサク越えを連発した=沖縄・宜野座村野球場
春季キャンプ( 3日)で福留孝介外野手が、今キャンプ初のランチ特打で快音を連発。81スイングで32本のサク越えを放ち、チームの野手最年長となるベテランが、順調な調整ぶりを圧巻のパフォーマンスで示した。
軽く振っているように見えるのに、ボールはグングンと伸びていく。福留が曇り空の宜野座に、心が晴れ晴れとするようなサク越え連発だ。
「外で打つのは実質きょうが初めてだったけど、順調にきているんじゃないですかね。特別、力を入れていたわけじゃない。今の段階は、自分の体調と状態を確認しながら」
フリー打撃の福留孝介外野手=沖縄・宜野座村野球場
控えめなコメントが逆に頼もしい。ランチタイムに行われた約30分の特打。81スイングで32本のサク越えを放った。おまけに最後は 5連発締め。車でいえばローギアながら、圧巻の打撃を見せた。打球はすべて右中間から右方向だが、力いっぱい引っ張ったものではない。打撃フォームを意識しながらの“量産”だけに価値がある。
見守った片岡打撃コーチは「今年39歳になるけど、年齢を感じさせないスイングをしていた。まだまだ元気だというのを見せてくれた」と納得の表情。特打後は2人で打撃でのチェックポイントを確認し合った。
「まだ形にもなっていない。これからです」
浮かれはしないが、滑り出しは順調そのもの。福留は確実に完成形へ向けて仕上げていく。
投球練習をする藤浪晋太郎投手=宜野座村野球場
なんとも豪華な「ゴールデン4」レッスンだ。藤浪晋太郎投手が 2日、沖縄・宜野座キャンプで苦手とするフィールディングを特訓した。高代ヘッドコーチや平田チーフ兼守備走塁コーチだけでなく、福留と鳥谷からも金言をゲット。 4人のゴールデングラブ受賞者から名手のエキスを注入され、完全無欠の投手を目指す。
胸にはカバンがたすき掛けされ、頭にはサングラスが乗っかっていた。明らかに帰り支度を整えていたはずの福留、鳥谷が10分間、宜野座ドーム出口の手前で立ち止まった。「もっと遠心力を使って!」「そうそう、それだよ!」。視線の先には藤浪。大黒柱の守備力向上を願い、即席レッスンが施された。
藤浪:ボールに対して引くのではなく、入ることだとアドバイスしていただきました。すごくいい感じになりましたね。
午前中はキャンプ初日からただ 1人、 2日連続で投内連係練習に参加。平凡なゴロをファンブルし、 2塁へ 2度の悪送球と精彩を欠いた。直後にかつての遊撃名手、平田チーフ兼守備走塁コーチと久慈内野守備走塁コーチ、香田投手コーチと身ぶり手ぶりで話し込む。それから 3時間後、15時過ぎから特守を志願した。
平田コーチ(右)から指導を受ける藤浪晋太郎投手=沖縄・宜野座村野球場
ホームベース側からバントに見立てたボールを転がしてもらい、マウンドから駆け下りて 2塁へ送球。29分間の特訓中、偶然通りかかった内外野のゴールデングラブ受賞者 2人から金言を贈られた。最後はこれまたプロ 1年目の1979年に同賞をゲットしている高代ヘッドコーチと 2人、課題点をおさらいした。
高代ヘッドコーチ:遠くで捕りすぎる。足で踏み込んで近くで捕るように、ということ。「鳥谷さんにも同じことを言ってもらいました」と言っていたよ。
福留と鳥谷は「何も教えてないよ」とはぐらかしたが、「体の近くで捕球して、遠心力も利用してスローイングする」といった内容を伝えられたようだ。現役 2人に高代、平田両コーチを加え、 4人のゴールデングラブ受賞者たちによるぜいたくなレッスンを受講。21歳はあらためて守備力向上に気合をみなぎらせた。
藤浪:キャンプは自分の課題とか習得したいものを反復練習できる時期。徹底してやっていきたい。
昨季はリーグでワースト 2位、チーム最多の 4失策。香田コーチは「死角がなくなれば20勝も夢ではなくなる」と特訓の効果を予測した。高卒 4年目にして、完全無欠の投手へ。藤浪の頭に「妥協」の 2文字は存在しない。
下柳臨時コーチも見守る中、藤浪晋太郎投手は熱のこもった投球を披露した=沖縄・宜野座村野球場
春季キャンプ( 3日)で藤浪晋太郎投手が、今キャンプ初のブルペン投球を行った。いきなり全球種を解禁して47球。初めてバッテリーを組んだドラフト 2位・坂本誠志郎捕手に球種を事前に告げるなど頻繁に言葉を交わしながら投げた。自身の調整を万全に行うのと並行し、新妻との意思疎通も図る。若きエースが“オトナのブルペン”を見せつけた!
しゃべる、しゃべる、投げる。キャンプ初ブルペンから、藤浪は舌好調だった。伝えたいことがあった。初めて組む 1つ年上のルーキー・坂本に対し、自らの売りとボールの意図を明確に伝えながら投げた。
ルーキー坂本誠志郎捕手は藤浪晋太郎投手の球を初めて受けた=沖縄・宜野座村野球場
「 140キロぐらい出ます!」と警告してのフォーク。カットボールは「キレてますか?」と 1球ずつ確認し、左打者の腹部をえぐる際には「ベルト線に行きます!」と具体的に伝えた。「チェンジアップいきます。どこに行くかわからない。審判さん危ないです」、「カーブいきます!
たぶん曲がらないです」などとジョークもさえた。熱投とトークで、南国をさらにアツくした。
1月30日の先乗り自主トレ中のブルペン投球以来、今年 2度目の投球にもかかわらず、カーブ、スライダー、カットボール、フォーク、チェンジアップとすべての球種を解禁。さすがの47球だ。そのうち26球は坂本のミットへ。自身の調整を順調に進めただけでなく、新たな女房に自分をハッキリと伝えた。
投球練習の藤浪晋太郎投手=沖縄・宜野座村野球場
「(坂本が受ける前に受けていた)梅野さんやブルペン捕手の片山さんは、言葉にしなくても通じる部分が多い。(初めて組む坂本に)自分の意図と意思が伝わりにくかったらダメなので。いろいろ聞きながら投げました」
剛球を受け止め、ワンバウンドも懸命にストップした坂本も「考えながら投げているのが伝わってきた。終わったあと話せたのもよかったです」と、思いを受け止めた。
金本監督は「いろいろ工夫してやっている」とたたえた。ブルペンで並んだメッセンジャーと、開幕投手争いは 2人が中心かと問われ「だね。だろうね、うん」と言い切った。圧巻の初ブルペン。チームを託したくなるのもうなずける。
藤浪自身は、開幕について「優勝することに比べたらちっぽけなこと」とそっけないが、それがまた頼もしい。自己主張もすべて、勝ちたいからだ。藤浪が風格も漂わせてきた。
宜野座球場を訪れた山本昌広氏(左)と投球談議をする藤川球児投手=沖縄・宜野座村野球場
藤川球児投手が球界のレジェンドから太鼓判を押された。昨季限りで現役を引退した山本昌広氏が 2日、日本テレビ系「NEWS ZERO」の取材で宜野座キャンプを訪問。あいさつから始まった会話は次第にヒートアップし、投球フォームの歩幅など技術論にまで及んだ。突然の「昌教室」に周囲も騒然。10分近くも身ぶり手ぶりで指導した山本氏は「45、 6歳くらいまで出来るよ!」と長寿の秘密を伝授した。
練習を細かくチェックした山本氏は、球児復活の予感を感じ取ったようで「 150キロ投げても不思議じゃない。先発なら 2桁、抑えなら30セーブ以上。あれだけの投手なら簡単」と、絶賛の嵐だ。質問攻めだった藤川は会話の内容について「言うつもりはない」と口を閉ざしたが「球界の大先輩なので 1つでも得られたらいいですね」と、濃密な時間に感謝した。
ブルペンで投球する岩貞祐太投手=沖縄・宜野座村野球場
春季キャンプ( 3日)でフリー打撃に登板した左腕 2人は対照的。岩貞祐太投手(24)は計42球を投げ、安打性の当たりは 6。「力の入れ具合は 6、 7割。思い切り投げずにボールが走る感覚を確かめられた」と納得の表情。一方、岩崎は計51球を投げて 4本のサク越えを浴びると、ブルペンに直行。「ボールがツルツルで滑りました。その感覚が嫌だったので」と、20球を投げて“修正”に務めた。
サード付近でOKサインのマット・ヘイグ内野手=沖縄・宜野座村野球場
春季キャンプ( 3日)で前日まで悪天候のためドーム内で行われていたシートノックが初めて屋外で行われ、新外国人のマット・ヘイグ内野手が 3塁の守備へ。ファンブルや悪送球など不安も見せたが「土のグラウンドは経験がないから。(コーチからは)捕りにいくときにもっと下半身を使えと言われた。意識していくよ」と意欲的。高代ヘッドは「まだ足を使って投げてない」と指摘し、金本監督は「まずまず。これから体がどれだけ上がってくるか。(外野も守れるが)まずは 3塁」と話した。
ついにマルコス・マテオ投手が投球を披露。ルックスとは裏腹に(?)制球力が自慢だった=沖縄・宜野座村野球場
春季キャンプ( 3日)でまさに“虎のマダックス”! 新外国人、マルコス・マテオ投手が初めてブルペンに入った。44球のうち、ストライクが35球。精密機械ともいえる制球力に金本知憲監督や他球団スコアラー陣もビックリ仰天。自称最速 160キロの新守護神が衝撃的にベールを脱いだ!
ソーキそばを食べる虎党の手も止まった。マテオが 107キロの巨体を揺らしながらブルペンに歩を進める。ついにベールを脱ぐ。この瞬間を逃すまいと金本監督、他球団「007」も集結。スリークオーターからの投球はとてつもなく丁寧だった。
藤浪晋太郎投手(右)らとともにブルペン入りしたマルコス・マテオ投手=沖縄・宜野座村野球場
「自分の投球にもコントロールにも自信をもっている。『ストライクを投げろ』と言われたら投げられるし、『外せ』と言われたらボールも投げられる」
来日初の投球練習。梅野が構えたミットへ、ボールはおもしろいように吸い込まれていく。審判が奏でるストライクコールが止まらない。オール直球で44球のうち、ストライクは35球。24球目からは14球連続と圧巻だった。低めの厳しいところへビシビシで、かつて米大リーグ・ブレーブスなどで活躍したサイ・ヤング賞 4度の名投手グレッグ・マダックスのような精密機械ぶり。来日後、制球難を露呈する外国人も多い中、まったく心配がいらないことを証明したわけだ。
ブルペン入りしたマルコス・マテオ投手=沖縄・宜野座村野球場
最速 156キロ、自称 160キロという看板ばかり目立っていただけに、周囲も驚きを隠せなかった。金本監督は「打ちにくそうやね。右打者はノーチャンスに近いんじゃない!? 怖さもあって、そこそこ制球がいい」とうなずき、偵察した中日・佐藤スコアラーは「コントロールもテンポもいい。制球には自信をもっているのでは…」と震え上がった。
マテオはそれだけで終わらなかった。なんと実戦登板日を志願したのだ。
「14日に紅白戦があるので、そこに向けて調整している。あと 2回ぐらいブルペンに入りたい」
節分の日にあわせ、鬼の仮面を着けたトラッキーに豆を投げるマルコス・マテオ投手=沖縄・宜野座村
この発言を伝え聞いた指揮官もニヤッとしながら「投げたいって? じゃあ投げてもらいましょう!」とゴーサイン。昨年の呉昇桓の初実戦登板が 3月12日だったことを考えても、信じられないほどの超速だ。
この日は節分。落花生を手渡されると、キー太にぶつけ、うれしそうに笑った。[初めてばかりで何が何だか分からなかったけど、覚えることができてよかったよ」。虎には頼もしい新守護神がいる。“鬼門”はどこにもない。
掛布雅之 2軍監督(左)から打撃指導を受ける高山俊外野手=高知・安芸球場
掛布雅之 2軍監督が快音を放つゴールデンルーキーに、トリプルスリー達成の可能性を見た。別メニューのため安芸ドーム内でマシン打撃をするドラフト 1位高山俊外野手を連日指導。打率 3割、30本塁打、30盗塁をクリアする可能性を口にした。
「(トリプルスリーを)出来る可能性があるよね。走るスピードもあるし、甲子園で左で30発打つのはきついと思うけど、それくらいの気持ちでやって欲しいし、それだけのバッティングの形を見せてくれている。そういう可能性がある選手だと思う」
トリプルスリー。昨年はソフトバンク柳田、ヤクルト山田が同時達成したが、プロ野球の歴史を振り返っても10人しかクリアしていない大記録だ。マシンを打ち込む背番号「9」を見て、指揮官も夢を語らずにはいられなかった。
「トリプルスリーいっちゃうよ。 1チームに 3人トリプルスリーはいたか? 横田、高山、江越だな」
フリー打撃終了直後、掛布雅之 2軍監督(左)のねぎらいを受ける高山俊外野手=高知・安芸球場
夢に描くはトリプル・トリプルスリー。達成すればもちろん史上初。 1軍キャンプで奮闘する愛弟子の横田、江越との共演。そう夢を描きたくなるような打撃を高山が見せてくれた。 2日は両手人さし指を浮かしてバットを握っていた高山に、全ての指で包むよう指導した。それでも「明日駄目ならまた戻せばいい。その対応は彼には出来ると思うんで」と強要はしない。二人三脚で試行錯誤し階段を上がっていく。
阪神春季キャンプ( 3日、高知・安芸)で安芸が“掛布色”に染まった。この日の午後は、 2軍としては異例の自主トレ時間に設定され、選手は各自が前日までに表に記したメニューをコーチらとこなした。さらに、一カ所バッティングでは自らの指示で 1人15本に設定。少ない球数の意図を掛布 2軍監督は「集中力のため。本数が少ない中で 100%でやってほしい。じゃないとゲームで 100%出せない」と説明。新たな試みで選手を鍛え上げる。
屋外でのフリー打撃で快音を響かせた高山俊外野手。さすが虎のドライチや=高知・安芸球場
春季キャンプ( 3日)でやっぱりすごかった!! ドラフト 1位・高山俊外野手がプロ入り後初となる屋外フリー打撃を志願して行った。59スイング中、安打性が48本で、場外弾 5発を含む20本のサク越えを披露。見守った掛布雅之 2軍監督も度肝を抜かれる結果となった。虎の大砲候補は安芸でグングン成長中だ。
何度も安芸の青空を白球が切り裂く、衝撃の10分間だった。高山が 3カ月ぶりの屋外フリーで圧巻の内容を披露。 3連発あり、場外弾あり、推定 130メートル弾ありと、59スイングで20本のサク越えだ。バットを置くと、 250人の虎党がスタンディングオベーションでたたえ、掛布 2軍監督も両手でルーキーの肩を抱えて、たたえた。
金の卵を迎え、掛布雅之 2軍監督(左)の指導にも熱がこもった=高知・安芸球場
「いい打球が出たことに関しては、ホッとしました。パワーもついたし、掛布 2軍監督にいろいろ指導していただいて、体の使い方も徐々にわかってきたという感じです」
サク越えだけでなく、体勢が崩れても打球が左翼フェンスに悠々と届くパワーも見せつけた。連日指導してきた指揮官も「ちょっと俺の想像を上回っていたね。鳴尾浜で言ったとおりだろ? ただのバッターじゃない。20、30本打てる能力があるって」とご満悦だ。
22歳は飢えを力に変えた。昨年10月に右手首骨折の手術を受け、リハビリ期間はバットを振ることも、スローイングもできなかった。「それをいい時間にするのは自分次第」。腐らなかった。自身の体の筋力を研究して“弱点”と正面から向き合い、牙を研ぎ続けた。
守備をする高山俊外野手=高知・安芸球場
「外で打ちたいです」
この日の午後は自主トレ時間。自ら 3カ月ぶりのチャンスを求め、豪打爆発につなげた。この日のバットは東京六大学リーグの最多安打記録( 131安打)を打ち立てたものより重い85.5センチ、 900グラムを使用。複数の候補から相棒を絞り込む作業中だが、まずは“プロ仕様”のバットで結果を出した。
指揮官は20日の西武との練習試合(安芸)を実戦復帰の目安に設定しており「実戦をこなせたら(金本監督に)報告はしたい。(高山を)あせらせるつもりはないけど、メドをつくらないと調整もできない」と慎重に 1軍昇格へのタイミングを見極める。
連日“掛布塾”で打撃指導を受ける大器は「(指導された)技術を 100%身につけることが必要」とさらなる高みを見据える。光は差した。完全復活の日まで走り続ける。
金本知憲監督とベンチで話をする中畑清氏=沖縄・宜野座村野球場
春季キャンプ( 3日)で金本知憲監督が 3日、評論家として宜野座の視察に訪れた前DeNA監督の中畑清氏から“口撃”を受けた。
2012年10月 9日のDeNA戦(甲子園)後の引退セレモニーで、アニキが対戦相手のDeNAナインに「選手より監督が目立つようじゃダメ」とハッパをかけたことが“発端”だ。
中畑氏は「ムッとしたなんてもんじゃないよ! きょうは言い返してやった。『監督が目立つようじゃダメだぞ』って。すっきりした。きょうでわだかまりがなくなった」とジョーク満載でコメント。「今年がんばってくれとエールをおくったよ。若い選手に競争させているし、メリハリがしっかりしている。楽しみだね」と話した。
一方、中畑氏に対してではなく選手へ檄を飛ばしたつもりだった金本監督は、「中畑さんは俺が言った意味をわかっていなかったね。『勘違いですよ!』と言っておいたよ」と苦笑いだった。
清原の事は気にせずに、徐々にトレーニングを進めれば良い!アニキのもとで2016年シーズンこそ全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ!
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※実際の試合から5分程度遅れての放送となります。
決済方法は、クレジットカードのほか、各キャリア決済にも対応。テレビ中継をなかなか見ることができない方、中継を何度も見直して勝利試合の余韻に浸りたい方、野球技術の勉強をしたい方、ヒイキの選手の笑顔をたくさん見たい方、タイガースファン必見です!!
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視聴価格:月額会員 630円、 1試合視聴 210円
虎テレは、Andoroid2.3.4以降、iOS5以降に対応しております。バージョンが上記未満の方はバージョンアップを実施してください。
※らくらくスマートフォンには対応しておりません。
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