春季キャンプ(26日、沖縄・宜野座村野球場)でドラフト 1位・高山俊外野手(22＝明治大學)はフリー打撃では67スイングでサク越え 6発。鋭い当たりを連発した。シートノックでは外野全ポジションに入って、軽快な動きを披露。ウエートルームでは、金本知憲監督(47)の見守るなか、初の｢特ＷＴ｣メニューをこなした。前日25日に 1軍デビューした高山俊外野手が26日、サブグラウンドで志願の 3塁ノックを受けた。金本知憲監督の考えとも一致した超変革コンバート構想。長らく固定できていないホットコーナーに生え抜きスラッガーが立てば、骨太のチームが出来上がる。同期のＤ 6位・板山祐太郎外野手(21＝亜細亜大學)の内野用グラブを手にしたゴールデンルーキーは、 3球ミスしながらも、計21球。途中から金本監督も直々にサブを訪れて、熱視線だ。ノッカーの久慈内野守備走塁コーチが経緯を明らかにした。 3塁といえば、ホットコーナーと呼ばれる花形ポジションだ。巨人の長嶋茂雄(現巨人軍終身名誉監督)、阪神の掛布雅之(現 2軍監督)が代表的。しかし虎では正 3塁手不在が続いていた。｢ 3塁・高山｣には、否が応でも大きな期待が膨らんでしまう。 3年目の横田が実戦で結果を出し続け、外野は有望株が多い。指揮官も認めた。江越、板山。数少ない右打ちの陽川も左翼を経験済みで、 2塁を争う大和の中堅配転も考えられる。27日のサムスンとの練習試合(宜野座)も先発予定。連日の快音で 3月25日の開幕スタメン(中日戦・京セラＤ)に前進する高山をチームの顔に育て上げる。
Ｄ 6位・板山もサブグラウンドで遊撃と 3塁を守った。大学 2年まで 3塁手などの経験があり、安芸キャンプでも練習済み。金本監督も｢板山の方が内野は近い(適性がある)みたいね。うまいらしい｣とうなずいた。
春季キャンプで藤浪晋太郎投手(21)が、｢実戦守備｣のメニューで激走を見せた。走者とし、 3走の際に｢コリジョン(衝突)ルール｣のスキを突き、内野ゴロ間に本塁へ生還した。投手としては｢自分は得点圏では三振を狙いに行くので｣と胸をたたいた。27日に韓国サムスンとの練習試合(宜野座村野球場)に先発する藤川球児投手(35)は、守備走塁練習の際に、今季から導入されるコリジョンルールについて審判団に確認した。先日の50メートル走の計測で｢ 5秒79｣という驚異的なタイムを叩き出した藤浪が、まず投手を代表して実践した形だ。鮮やかに滑り込んだ背番号｢１９｣を、同コーチは｢脚力はあるし、意欲的な走塁を見せてくれる｣と手放しで称えた。衝突による選手のけがを防ぐためにはじまる新ルール。だれもが手探りだが、藤浪にとっては、攻守とも優位になる。本塁をめぐる攻防で、引き下がるつもりは一切ない。
春季キャンプでホームベースを取り囲むようにできた輪の中心に、藤川がいた。実戦的な守備走塁練習の直後、身ぶり手ぶりを交えて審判団に質問をぶつけた。本塁での危険な衝突を避けるための新ルールを入念に確認。虎復帰後初の対外試合登板を目前に、実戦モードに入った。 3塁に走者を置いた状況での暴投や捕逸など、投手が本塁のベースカバーに入ることが多々ある。米球界ではすでに導入され、右腕はすでに知識があったが、約10分間、要点を確認した。右腕は今季から先発転向。以前よりこういった状況が訪れる可能性は高くなるだけに、ルール確認は欠かせない作業のひとつ。 4年ぶりの虎復帰後、初の対外試合登板を前に頭を整理した。今季初の対外試合。実戦モードに突入した右腕が、本気の“火の玉”を見せつける。
左脇腹痛のため沖縄キャンプを切り上げたマット・ヘイグ内野手(30＝前ブルージェイズ)が26日、鳴尾浜の 2軍本隊に合流。リハビリと通常メニューの消化でウエストのサイズが約 5センチ減ったことを明かした。新助っ人がスリムな体で結果にコミットする。へその前で親指と人さし指を広げて約 5センチの“隙間”を作り、腹がへこんだことを説明。激ヤセを認めたが、表情は明るい。行動の端々に、異国の地でのアクシデントにへこたれない“余裕”がみえた。背番号｢３６｣は｢基本的に、健康に近い。27日も打撃は室内の予定だが、太陽の下で快音を響かせる日は遠くない。
阪神 2軍が 3月 8日に関西学生リーグの近大と交流戦(鳴尾浜)を行うことが26日、分かった。近畿大學には今秋のドラフト上位候補、畠世周(はたけ・せいしゅう)投手(新 4年)が在籍しており、右腕を掛布雅之 2軍監督(60)が生チェックする。近畿大學福山高校出身の畠は 1メートル86の長身から真っすぐ、スライダー、カーブを投げる本格右腕。常時 140キロ後半の直球を投げ、昨秋のリーグ戦でエースとして 6勝 4完封をマーク。リーグ戦で 3連続完封勝利も挙げ、上位候補として注目されている。畠は 3月 8日の阪神戦は先発予定で腕試し＝品評会になる。阪神は2012年に交流試合で対戦した大阪学院大学から、金田和之投手(25)をドラフト 5位で指名したこともある。この時も金田と対戦することで実力をチェックしたという。今秋は即戦力投手の補強を最優先させる方針。ミスタータイガースの眼力を得て、地元関西の逸材・畠の投球に目をこらす。記事をまとめてみました。
![内野に返球する高山俊外野手]()
実戦守備練習で内野に返球する高山俊外野手＝沖縄・宜野座村野球場
春季キャンプで高山俊外野手はフリー打撃では67スイングでサク越え 6発。鋭い当たりを連発した。シートノックでは外野全ポジションに入って、軽快な動きを披露。ウエートルームでは、金本知憲監督の見守るなか、初の｢特ＷＴ｣メニューをこなした。｢( 1軍初の通常練習を終え)違和感なくやれました｣。指揮官は｢(ウエートも)体幹をちゃんと意識して、きれいなフォームでやっとったよ｣と納得顔だった。
![内野グラブで３塁でノックを受けた高山]()
借り物の内野グラブで 3塁でノックを受けた高山俊外野手。夢が膨らむ 3塁構想が始動だ＝沖縄・宜野座村野球場
春季キャンプでサード高山、始動！！ 前日25日に 1軍デビューしたドラフト 1位・高山俊外野手が26日、サブグラウンドで志願の 3塁ノックを受けた。金本知憲監督の考えとも一致した超変革コンバート構想。長らく固定できていないホットコーナーに生え抜きスラッガーが立てば、骨太のチームが出来上がる。
暖かな日差しが差し始めた午後 2時過ぎ。虎党の胸躍る光景が、サブグラウンドで広がった。全体練習後の個別メニュー。俊足強肩の外野手・高山が合流 2日目、 3塁の守備位置に立った。
![高山俊外野手の３塁ノックを見守る金本監督]()
高山俊外野手(手前)の 3塁ノックを見守る金本知憲監督(左)＝沖縄・宜野座村野球場
同期のＤ 6位・板山祐太郎外野手の内野用グラブを手にしたゴールデンルーキーは、 3球ミスしながらも、計21球。途中から金本監督も直々にサブを訪れて、熱視線だ。
金本監督 ｢実戦でやったことあるのか？｣
高山 ｢高校(日大三高)のときに内野をやったことがあります｣
ノッカーの久慈内野守備走塁コーチが経緯を明らかにした。
｢本人がやりたいと言ったから。その気持ちを買ったよ。監督も『高山は内野をできないのか？』と言っていたし。それで(サブまで)見にきてくれた｣。
![ノックを受ける高山を見つめる金本知憲監督]()
サードのポジションでノックを受ける高山俊外野手(手前)を見つめる金本知憲監督＝沖縄・宜野座村野球場
つまりルーキーと指揮官、双方の思いが一致したというわけ。高山も｢まあ、ハイ｣と志願を認め｢感想は特にないですよ。少ししかやっていないので｣と話した。
3塁といえば、ホットコーナーと呼ばれる花形ポジションだ。巨人の長嶋茂雄(現巨人軍終身名誉監督)、阪神の掛布雅之(現 2軍監督)が代表的。しかし虎では正 3塁手不在が続いていた。｢ 3塁・高山｣には、否が応でも大きな期待が膨らんでしまう。
金本監督は｢内野がどのくらいできるか(を見た)。今すぐには無理やね。外野で素晴らしいものを出してくれれば、外野でいい。きっちりとやるなら、今年の秋のキャンプとかで、集中してやらせてみてかな｣と現実的に話したが、挑戦する価値はある。実現すれば、内外野のパズルを一気に解決するウルトラＣになるのだ。
![高山俊外野手の走塁練習を見つめる金本知憲監督]()
高山俊外野手(中央)の走塁練習を見つめる金本知憲監督(右)＝沖縄・宜野座村野球場
3年目の横田が実戦で結果を出し続け、外野は有望株が多い。指揮官も｢そうなんよ｣と認めた。江越、板山。数少ない右打ちの陽川も左翼を経験済みで、 2塁を争う大和の中堅配転も考えられる。
｢内野から外野はあるが、外野から内野はほとんど例がないからね。まさに高田繁さん(現ＤｅＮＡＧＭ)くらいしか｣
巨人にＤ 1位で入団し、外野＆内野でゴールデングラブ賞に輝いた高山の明治大學の先輩の名を挙げた。その大先輩が持つ東京六大学の通算安打記録を更新( 131安打)した高山が同じ道のりに挑む。夢のある話だ。
![スチール練習で２塁に滑り込む高山俊外野手]()
スチール練習で 2塁に滑り込む高山俊外野手。野手は大和外野手＝沖縄・宜野座村野球場
それほどアニキが惚れ込んでいる証し。この日の打撃練習でも｢だって見るところないもん。指導するところなんてないもん｣とノータッチだった。27日のサムスンとの練習試合(宜野座)も先発予定。連日の快音で 3月25日の開幕スタメン(中日戦・京セラＤ)に前進する高山をチームの顔に育て上げる。
![スチール練習をする高山、板山、中谷]()
スチール練習をする(手前から)高山俊外野手、板山祐太郎外野手、中谷将大外野手＝沖縄・宜野座村野球場
春季キャンプで即コンバートＯＫ！ Ｄ 6位・板山もサブグラウンドで遊撃と 3塁を守った。大学 2年まで 3塁手などの経験があり、安芸キャンプでも練習済み。｢いろいろ出来た方がチャンスは広がる。高山よりはいけると思います｣とライバル心メラメラ。久慈コーチが｢グラブさばきはさすが。内野でもやっていけるし、高山とはトータルで(内野守備力は)違う。あとは監督次第｣と話せば、金本監督も｢板山の方が内野は近い(適性がある)みたいね。うまいらしい｣とうなずいた。
![本塁へ突入する藤浪晋太郎投手]()
内野ゴロで 3塁から本塁へ突入する藤浪晋太郎投手＝沖縄・宜野座村野球場
春季キャンプで藤浪晋太郎投手が、｢実戦守備｣のメニューで激走を見せた。走者として、 3走の際に｢コリジョン(衝突)ルール｣のスキを突き、内野ゴロ間に本塁へ生還した。投手としては｢自分は得点圏では三振を狙いに行くので｣と胸をたたいた。27日に韓国サムスンとの練習試合(宜野座村野球場)に先発する藤川球児投手は、守備走塁練習の際に、今季から導入されるコリジョンルールについて審判団に確認した。
自らの“手”で 1点をもぎ取る。砂煙を巻き上げながら、左手でホームベースにタッチした。藤浪がお手本のような本塁突入だ。危険な衝突を避ける新ルールも、逆風ではなく追い風にしてしまう。
![うまく左に回り込む藤浪晋太郎投手]()
うまく左に回り込む藤浪晋太郎投手＝沖縄・宜野座村野球場
｢(突入する)意識も何も、指示があればそうするだけです｣
従来なら見られなかったプレーだ。 2ゴロを処理し本塁へ送球した上本の動作に無駄はなかったが、藤浪がタッチをかいくぐった。まずは、突入したことに意味があった。
ゴロが転がった瞬間に“ＧＯ”と指示した高代ヘッドコーチは｢これまで投手は野手と同じようにはいけなかったけど、コリジョンルールで(捕手の)ブロックがなかったら回せると思う。犠飛と安打でしかかえれないということもなくなる｣と話した。先日の50メートル走の計測で｢ 5秒79｣という驚異的なタイムを叩き出した藤浪が、まず投手を代表して実践した形だ。鮮やかに滑り込んだ背番号｢１９｣を、同コーチは｢脚力はあるし、意欲的な走塁を見せてくれる｣と手放しで称えた。
![足からスライディングする藤浪晋太郎投手]()
足からスライディングする藤浪晋太郎投手＝沖縄・宜野座村野球場
自分で 1点をもぎ取れるルールだが｢自分が簡単に 1点を失うルール｣だとは、藤浪は思っていない。新ルールの投手への影響について問われると｢あるでしょうね。多少どころか、外野に抜けて止めていたものが回ってくる。試合に関してはお互いさまですが、投手の防御率は上がってくると思います｣と分析した。だが、そこから続けたのは頼もしい言葉だった。
｢前に飛ばさせない投球になる。他の人の投球スタイルとかで、内野ゴロを打たせるタイプの人はつらいと思うんですけど。自分は得点圏に走者がいるときは三振を狙いにいくので｣
ピンチで内野ゴロも、犠牲フライも命取りになるのなら、バットに当てさせないだけ。昨季、 221三振で最多奪三振のタイトルを獲得した男としては、ただ自分のボールを信じて投げ込むだけというワケだ。
衝突による選手のけがを防ぐためにはじまる新ルール。だれもが手探りだが、藤浪にとっては、攻守とも優位になる。本塁をめぐる攻防で、引き下がるつもりは一切ない。
![マウンドに立つ藤川球児投手]()
実戦守備練習でマウンドに立つ藤川球児投手＝沖縄・宜野座村野球場
春季キャンプでホームベースを取り囲むようにできた輪の中心に、藤川がいた。実戦的な守備走塁練習の直後、身ぶり手ぶりを交えて審判団に質問をぶつけた。本塁での危険な衝突を避けるための新ルールを入念に確認。虎復帰後初の対外試合登板を目前に、実戦モードに入った。
｢(ルールは)アメリカと一緒でしょ？ (確認することが)みんなのためにもなる｣
3塁に走者を置いた状況での暴投や捕逸など、投手が本塁のベースカバーに入ることが多々ある。米球界ではすでに導入され、右腕はすでに知識があったが、約10分間、要点を確認した。
ベースカバーの際、本塁をまたいで捕球、タッチをすることが一般的だったが、審判団の森健次郎クルーチーフ(52)は｢ボールを保持してから、またいでほしい。またいで捕ることもあると思うが、常に走路を空けているように｣と捕手と同様に走路を空けるように説明した。
![コリジョンルールについて審判団と話す藤川]()
投手のベースカバーの場合のコリジョンルールについて審判団と話す藤川球児投手(右から 3人目)＝沖縄・宜野座村野球場
右腕は今季から先発転向。以前よりこういった状況が訪れる可能性は高くなるだけに、ルール確認は欠かせない作業のひとつ。 4年ぶりの虎復帰後、初の対外試合登板を前に頭を整理した。
27日のサムスン戦に先発し、 3回を投げる予定。イ・スンヨプ(元ロッテ－巨人)やバルディリス(前ＤｅＮＡ)ら日本球界経験者も所属し、韓国リーグ５連覇中の強豪との対戦を前に、気持ちが高ぶる。
｢違う国の野球なんで興味はあるし、強いチームなんでうれしいこと。違う国の野球とふれ合えるのが楽しみ。(テーマは)ピッチングなんでトータルですね。シーズンで使わないようなピッチングはしない｣
今季初の対外試合。実戦モードに突入した右腕が、本気の“火の玉”を見せつける。
![コリジョンルールの確認を求める投手陣]()
実戦守備練習後、審判団にコリジョンルールの確認を求める阪神・藤川ら投手陣＝沖縄・宜野座村野球場
★香田コーチ｢助かる｣
突如はじまった投手の｢コリジョン講座｣について、香田投手コーチは｢彼(球児)が審判を呼び止めてくれた。ベースカバーに入る場所の確認ができた。助かるよね｣と感謝した。新たな問題ともなりそうだが、｢タイミングからすると本塁よりあっち(走路側)でタッチということにはならないんだけど。もう一回やってみて確認したい｣と話す。今後、投手陣も本塁ベースカバーの対策を行うことになりそうだ。
◆コリジョン(衝突)ルール◆
本塁での危険な衝突を避けるための規定が公認野球規則に追加され、｢捕手はボールを持たない場合、必ず走路を空けておかなければならない｣などと明記された。ホームを空けない捕手のブロックは走塁妨害となり、得点が認められる。走者が捕手にタックルすれば、守備妨害をとられてアウトとなる。大リーグでは2014年から導入されている。
![ノックを受けたマット・ヘイグ内野手]()
3塁でノックを受けたマット・ヘイグ内野手は激ヤセ。よくみれば、ユニホームのお腹のあたりがスカスカ＝鳴尾浜球場
左脇腹痛のため沖縄キャンプを切り上げたマット・ヘイグ内野手が26日、鳴尾浜の 2軍本隊に合流。リハビリと通常メニューの消化でウエストのサイズが約 5センチ減ったことを明かした。新助っ人がスリムな体で結果にコミットする。
ベルトの締まりがしっくりこない。ユニホームも余りがある。沖縄から鳴尾浜へ調整の場所を移したヘイグが、リハビリ＆通常メニューをこなす中でスリムになっていたことを明かした。
｢見ての通り、体重が落ちて、(ベルトが)合わなくて。別メニューと通常メニューの両方でやせました｣
へその前で親指と人さし指を広げて約 5センチの“隙間”を作り、腹がへこんだことを説明。激ヤセを認めたが、表情は明るい。行動の端々に、異国の地でのアクシデントにへこたれない“余裕”がみえた。
![ヒザをついて捕球するマット・ヘイグ内野手]()
3塁ノックでヒザをついて捕球するマット・ヘイグ内野手＝鳴尾浜球場
｢ワタシハ、ヘイグデス。ハジメマシテ。アリガトウ！｣
午前 9時半。選手らの輪の中心で、通訳を介さずにあいさつして笑い声と拍手を引き出した。つかみから一気に距離を縮めることに成功した。
この日は室内でカーブマシンを20球打ち返し、 3塁守備で軽快な動きを披露。見守った掛布 2軍監督も｢ボールも投げて、思ったより動けていたね｣と回復ぶりにうなずく。近日中にオマリー打撃コーチ補佐が帰阪して指導を行い、さらに状態をあげていく。
背番号｢３６｣は｢基本的に、健康に近い。早く(全体メニューに)戻りたい。守備と一緒で(打撃も)健康に近い。早く外でやりたいね｣と青い目を輝かせた。27日も打撃は室内の予定だが、太陽の下で快音を響かせる日は遠くない。
![練習前に福留と話をする掛布２軍監督]()
練習前に福留孝介外野手(右)と話をする掛布 2軍監督(左)。 3月 8日は近畿大學の剛腕、畠世周投手をナマチェック＝鳴尾浜球場
掛布スカウト発進！！ 阪神 2軍が 3月 8日に関西学生リーグの近大と交流戦(鳴尾浜)を行うことが26日、分かった。近畿大學には今秋のドラフト上位候補、畠世周投手が在籍しており、右腕を掛布雅之 2軍監督が生チェックする。
ミスタータイガースがスカウト活動に力を貸す。阪神 2軍が 3月 8日に鳴尾浜で近大と交流試合を行うことが判明。お目当ては 150キロ右腕の畠だ。今秋のドラフトをにらみ、掛布 2軍監督が金の卵をチェックする。
![阪神２軍と近畿大學との交流試合]()
2011年 3月 5日にも阪神 2軍が近畿大學と交流試合を行い、 9回、上本博紀内野手がサヨナラアーチ
近畿大學福山高校出身の畠は 1メートル86の長身から真っすぐ、スライダー、カーブを投げる本格右腕。常時 140キロ後半の直球を投げ、昨秋のリーグ戦でエースとして 6勝 4完封をマーク。リーグ戦で 3連続完封勝利も挙げ、上位候補として注目されている。
畠は 3月 8日の阪神戦は先発予定で腕試し＝品評会になる。｢真っすぐが走れば、プロの 2軍クラスも抑えるのでは｣と話す他球団のスカウトもいる。
![和田豊ＳＡと掛布雅之２軍監督]()
練習を見つめる和田豊ＳＡと掛布雅之 2軍監督(右)＝鳴尾浜球場
昨年まで育成＆打撃コーディネーターとして、若手選手の打撃指導を行ってきた掛布 2軍監督だが、今季は入閣したことで役割も増えた。球団関係者は｢いろいろな助言をいただきたい。アマチュア選手についての情報もいただければ｣と話していた。スカウト兼務の 2軍監督として、対戦相手のアマの有望株にも目を光らせる。
![和田ＳＡ、掛布２軍監督、福留孝介外野手]()
話をする和田豊ＳＡ(左)、掛布雅之 2軍監督(背中)、福留孝介外野手＝鳴尾浜球場
阪神は2012年に交流試合で対戦した大阪学院大学から、金田和之投手をドラフト 5位で指名したこともある。この時も金田と対戦することで実力をチェックしたという。
阪神は昨秋のドラフトで 1位・高山俊外野手、 2位・坂本誠志郎捕手を明治大學から指名した。今秋は即戦力投手の補強を最優先させる方針。ミスタータイガースの眼力を得て、地元関西の逸材・畠の投球に目をこらす。
後一月で、半年間と続く公式戦が開幕だ！2016年シーズンこそ全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！
ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
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※阪神タイガース公式スマホ携帯サイト
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この取組みは、パシフィックリーグマーケティング株式会社が運営する、インターネットライブ動画配信サービス｢パ・リーグTV｣との協力で実現したもので、スマートフォンでの有料インターネットライブ配信の他、PC・タブレット・スマートフォンでの試合後のイニングVOD配信も行います。
プレイボール(※)からヒーローインタビューまで見ることができる｢ライブ中継｣や、見たいシーンを検索することができる｢シーン検索｣、ファンのみなさんの感情が反映される｢熱狂メーター!!｣など、様々なコンテンツを搭載した新感覚の動画配信サービスです。
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決済方法は、クレジットカードのほか、各キャリア決済にも対応。テレビ中継をなかなか見ることができない方、中継を何度も見直して勝利試合の余韻に浸りたい方、野球技術の勉強をしたい方、ヒイキの選手の笑顔をたくさん見たい方、タイガースファン必見です！！
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視聴価格：月額会員 630円、 1試合視聴 210円
虎テレは、Andoroid2.3.4以降、iOS5以降に対応しております。バージョンが上記未満の方はバージョンアップを実施してください。
※らくらくスマートフォンには対応しておりません。
![お手紙付きチケットデザイン]()
｢お手紙付きチケット｣デザイン
2月15日(月)よりインターネットにて、新企画の｢お手紙付きチケット｣」を数量限定で発売します。本企画は限定デザインのチケットに、手紙を付けてプレゼント(配送)できるチケットで、母の日・父の日を含む 3連戦や巨人戦(一部除く)の計18試合が対象となります。ご家族や大切な方への日頃の感謝を伝えるとっておきのプレゼントとして、ぜひご利用ください。
発売概要・問い合わせ先・発売方法等の詳細は http://www.tike-uke.com/hanshintigers/msgticket/LP/ よりご確認ください。
※ニッポン放送｢ショウアップナイター｣はここだ！
メールアドレス：89@1242.com
番組ホームページはこちら、http://www.1242.com/baseball/
twitterハッシュタグは「#showup1242」
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ニッポン放送では、夕方 5時30分からの｢ショウアップスポーツ｣の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
夕方5時30分から（土は5時50分から）、完全実況中継！
まるでスタジアムにいるかのような興奮と感動をお届けします！！
江本孟紀、若松勉、大矢明彦、田尾安志、野村弘樹、宮本和知、里崎智也、山﨑武司、石井一久、関根潤三・・・一流解説陣が連日登場！
18時少し前と19時，20時の時報の後にクイズが有ります。
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Ｄ 6位・板山もサブグラウンドで遊撃と 3塁を守った。大学 2年まで 3塁手などの経験があり、安芸キャンプでも練習済み。金本監督も｢板山の方が内野は近い(適性がある)みたいね。うまいらしい｣とうなずいた。
春季キャンプで藤浪晋太郎投手(21)が、｢実戦守備｣のメニューで激走を見せた。走者とし、 3走の際に｢コリジョン(衝突)ルール｣のスキを突き、内野ゴロ間に本塁へ生還した。投手としては｢自分は得点圏では三振を狙いに行くので｣と胸をたたいた。27日に韓国サムスンとの練習試合(宜野座村野球場)に先発する藤川球児投手(35)は、守備走塁練習の際に、今季から導入されるコリジョンルールについて審判団に確認した。先日の50メートル走の計測で｢ 5秒79｣という驚異的なタイムを叩き出した藤浪が、まず投手を代表して実践した形だ。鮮やかに滑り込んだ背番号｢１９｣を、同コーチは｢脚力はあるし、意欲的な走塁を見せてくれる｣と手放しで称えた。衝突による選手のけがを防ぐためにはじまる新ルール。だれもが手探りだが、藤浪にとっては、攻守とも優位になる。本塁をめぐる攻防で、引き下がるつもりは一切ない。
春季キャンプでホームベースを取り囲むようにできた輪の中心に、藤川がいた。実戦的な守備走塁練習の直後、身ぶり手ぶりを交えて審判団に質問をぶつけた。本塁での危険な衝突を避けるための新ルールを入念に確認。虎復帰後初の対外試合登板を目前に、実戦モードに入った。 3塁に走者を置いた状況での暴投や捕逸など、投手が本塁のベースカバーに入ることが多々ある。米球界ではすでに導入され、右腕はすでに知識があったが、約10分間、要点を確認した。右腕は今季から先発転向。以前よりこういった状況が訪れる可能性は高くなるだけに、ルール確認は欠かせない作業のひとつ。 4年ぶりの虎復帰後、初の対外試合登板を前に頭を整理した。今季初の対外試合。実戦モードに突入した右腕が、本気の“火の玉”を見せつける。
左脇腹痛のため沖縄キャンプを切り上げたマット・ヘイグ内野手(30＝前ブルージェイズ)が26日、鳴尾浜の 2軍本隊に合流。リハビリと通常メニューの消化でウエストのサイズが約 5センチ減ったことを明かした。新助っ人がスリムな体で結果にコミットする。へその前で親指と人さし指を広げて約 5センチの“隙間”を作り、腹がへこんだことを説明。激ヤセを認めたが、表情は明るい。行動の端々に、異国の地でのアクシデントにへこたれない“余裕”がみえた。背番号｢３６｣は｢基本的に、健康に近い。27日も打撃は室内の予定だが、太陽の下で快音を響かせる日は遠くない。
阪神 2軍が 3月 8日に関西学生リーグの近大と交流戦(鳴尾浜)を行うことが26日、分かった。近畿大學には今秋のドラフト上位候補、畠世周(はたけ・せいしゅう)投手(新 4年)が在籍しており、右腕を掛布雅之 2軍監督(60)が生チェックする。近畿大學福山高校出身の畠は 1メートル86の長身から真っすぐ、スライダー、カーブを投げる本格右腕。常時 140キロ後半の直球を投げ、昨秋のリーグ戦でエースとして 6勝 4完封をマーク。リーグ戦で 3連続完封勝利も挙げ、上位候補として注目されている。畠は 3月 8日の阪神戦は先発予定で腕試し＝品評会になる。阪神は2012年に交流試合で対戦した大阪学院大学から、金田和之投手(25)をドラフト 5位で指名したこともある。この時も金田と対戦することで実力をチェックしたという。今秋は即戦力投手の補強を最優先させる方針。ミスタータイガースの眼力を得て、地元関西の逸材・畠の投球に目をこらす。記事をまとめてみました。
実戦守備練習で内野に返球する高山俊外野手＝沖縄・宜野座村野球場
春季キャンプで高山俊外野手はフリー打撃では67スイングでサク越え 6発。鋭い当たりを連発した。シートノックでは外野全ポジションに入って、軽快な動きを披露。ウエートルームでは、金本知憲監督の見守るなか、初の｢特ＷＴ｣メニューをこなした。｢( 1軍初の通常練習を終え)違和感なくやれました｣。指揮官は｢(ウエートも)体幹をちゃんと意識して、きれいなフォームでやっとったよ｣と納得顔だった。
借り物の内野グラブで 3塁でノックを受けた高山俊外野手。夢が膨らむ 3塁構想が始動だ＝沖縄・宜野座村野球場
春季キャンプでサード高山、始動！！ 前日25日に 1軍デビューしたドラフト 1位・高山俊外野手が26日、サブグラウンドで志願の 3塁ノックを受けた。金本知憲監督の考えとも一致した超変革コンバート構想。長らく固定できていないホットコーナーに生え抜きスラッガーが立てば、骨太のチームが出来上がる。
暖かな日差しが差し始めた午後 2時過ぎ。虎党の胸躍る光景が、サブグラウンドで広がった。全体練習後の個別メニュー。俊足強肩の外野手・高山が合流 2日目、 3塁の守備位置に立った。
高山俊外野手(手前)の 3塁ノックを見守る金本知憲監督(左)＝沖縄・宜野座村野球場
同期のＤ 6位・板山祐太郎外野手の内野用グラブを手にしたゴールデンルーキーは、 3球ミスしながらも、計21球。途中から金本監督も直々にサブを訪れて、熱視線だ。
金本監督 ｢実戦でやったことあるのか？｣
高山 ｢高校(日大三高)のときに内野をやったことがあります｣
ノッカーの久慈内野守備走塁コーチが経緯を明らかにした。
｢本人がやりたいと言ったから。その気持ちを買ったよ。監督も『高山は内野をできないのか？』と言っていたし。それで(サブまで)見にきてくれた｣。
サードのポジションでノックを受ける高山俊外野手(手前)を見つめる金本知憲監督＝沖縄・宜野座村野球場
つまりルーキーと指揮官、双方の思いが一致したというわけ。高山も｢まあ、ハイ｣と志願を認め｢感想は特にないですよ。少ししかやっていないので｣と話した。
3塁といえば、ホットコーナーと呼ばれる花形ポジションだ。巨人の長嶋茂雄(現巨人軍終身名誉監督)、阪神の掛布雅之(現 2軍監督)が代表的。しかし虎では正 3塁手不在が続いていた。｢ 3塁・高山｣には、否が応でも大きな期待が膨らんでしまう。
金本監督は｢内野がどのくらいできるか(を見た)。今すぐには無理やね。外野で素晴らしいものを出してくれれば、外野でいい。きっちりとやるなら、今年の秋のキャンプとかで、集中してやらせてみてかな｣と現実的に話したが、挑戦する価値はある。実現すれば、内外野のパズルを一気に解決するウルトラＣになるのだ。
高山俊外野手(中央)の走塁練習を見つめる金本知憲監督(右)＝沖縄・宜野座村野球場
3年目の横田が実戦で結果を出し続け、外野は有望株が多い。指揮官も｢そうなんよ｣と認めた。江越、板山。数少ない右打ちの陽川も左翼を経験済みで、 2塁を争う大和の中堅配転も考えられる。
｢内野から外野はあるが、外野から内野はほとんど例がないからね。まさに高田繁さん(現ＤｅＮＡＧＭ)くらいしか｣
巨人にＤ 1位で入団し、外野＆内野でゴールデングラブ賞に輝いた高山の明治大學の先輩の名を挙げた。その大先輩が持つ東京六大学の通算安打記録を更新( 131安打)した高山が同じ道のりに挑む。夢のある話だ。
スチール練習で 2塁に滑り込む高山俊外野手。野手は大和外野手＝沖縄・宜野座村野球場
それほどアニキが惚れ込んでいる証し。この日の打撃練習でも｢だって見るところないもん。指導するところなんてないもん｣とノータッチだった。27日のサムスンとの練習試合(宜野座)も先発予定。連日の快音で 3月25日の開幕スタメン(中日戦・京セラＤ)に前進する高山をチームの顔に育て上げる。
スチール練習をする(手前から)高山俊外野手、板山祐太郎外野手、中谷将大外野手＝沖縄・宜野座村野球場
春季キャンプで即コンバートＯＫ！ Ｄ 6位・板山もサブグラウンドで遊撃と 3塁を守った。大学 2年まで 3塁手などの経験があり、安芸キャンプでも練習済み。｢いろいろ出来た方がチャンスは広がる。高山よりはいけると思います｣とライバル心メラメラ。久慈コーチが｢グラブさばきはさすが。内野でもやっていけるし、高山とはトータルで(内野守備力は)違う。あとは監督次第｣と話せば、金本監督も｢板山の方が内野は近い(適性がある)みたいね。うまいらしい｣とうなずいた。
内野ゴロで 3塁から本塁へ突入する藤浪晋太郎投手＝沖縄・宜野座村野球場
春季キャンプで藤浪晋太郎投手が、｢実戦守備｣のメニューで激走を見せた。走者として、 3走の際に｢コリジョン(衝突)ルール｣のスキを突き、内野ゴロ間に本塁へ生還した。投手としては｢自分は得点圏では三振を狙いに行くので｣と胸をたたいた。27日に韓国サムスンとの練習試合(宜野座村野球場)に先発する藤川球児投手は、守備走塁練習の際に、今季から導入されるコリジョンルールについて審判団に確認した。
自らの“手”で 1点をもぎ取る。砂煙を巻き上げながら、左手でホームベースにタッチした。藤浪がお手本のような本塁突入だ。危険な衝突を避ける新ルールも、逆風ではなく追い風にしてしまう。
うまく左に回り込む藤浪晋太郎投手＝沖縄・宜野座村野球場
｢(突入する)意識も何も、指示があればそうするだけです｣
従来なら見られなかったプレーだ。 2ゴロを処理し本塁へ送球した上本の動作に無駄はなかったが、藤浪がタッチをかいくぐった。まずは、突入したことに意味があった。
ゴロが転がった瞬間に“ＧＯ”と指示した高代ヘッドコーチは｢これまで投手は野手と同じようにはいけなかったけど、コリジョンルールで(捕手の)ブロックがなかったら回せると思う。犠飛と安打でしかかえれないということもなくなる｣と話した。先日の50メートル走の計測で｢ 5秒79｣という驚異的なタイムを叩き出した藤浪が、まず投手を代表して実践した形だ。鮮やかに滑り込んだ背番号｢１９｣を、同コーチは｢脚力はあるし、意欲的な走塁を見せてくれる｣と手放しで称えた。
足からスライディングする藤浪晋太郎投手＝沖縄・宜野座村野球場
自分で 1点をもぎ取れるルールだが｢自分が簡単に 1点を失うルール｣だとは、藤浪は思っていない。新ルールの投手への影響について問われると｢あるでしょうね。多少どころか、外野に抜けて止めていたものが回ってくる。試合に関してはお互いさまですが、投手の防御率は上がってくると思います｣と分析した。だが、そこから続けたのは頼もしい言葉だった。
｢前に飛ばさせない投球になる。他の人の投球スタイルとかで、内野ゴロを打たせるタイプの人はつらいと思うんですけど。自分は得点圏に走者がいるときは三振を狙いにいくので｣
ピンチで内野ゴロも、犠牲フライも命取りになるのなら、バットに当てさせないだけ。昨季、 221三振で最多奪三振のタイトルを獲得した男としては、ただ自分のボールを信じて投げ込むだけというワケだ。
衝突による選手のけがを防ぐためにはじまる新ルール。だれもが手探りだが、藤浪にとっては、攻守とも優位になる。本塁をめぐる攻防で、引き下がるつもりは一切ない。
実戦守備練習でマウンドに立つ藤川球児投手＝沖縄・宜野座村野球場
春季キャンプでホームベースを取り囲むようにできた輪の中心に、藤川がいた。実戦的な守備走塁練習の直後、身ぶり手ぶりを交えて審判団に質問をぶつけた。本塁での危険な衝突を避けるための新ルールを入念に確認。虎復帰後初の対外試合登板を目前に、実戦モードに入った。
｢(ルールは)アメリカと一緒でしょ？ (確認することが)みんなのためにもなる｣
3塁に走者を置いた状況での暴投や捕逸など、投手が本塁のベースカバーに入ることが多々ある。米球界ではすでに導入され、右腕はすでに知識があったが、約10分間、要点を確認した。
ベースカバーの際、本塁をまたいで捕球、タッチをすることが一般的だったが、審判団の森健次郎クルーチーフ(52)は｢ボールを保持してから、またいでほしい。またいで捕ることもあると思うが、常に走路を空けているように｣と捕手と同様に走路を空けるように説明した。
投手のベースカバーの場合のコリジョンルールについて審判団と話す藤川球児投手(右から 3人目)＝沖縄・宜野座村野球場
右腕は今季から先発転向。以前よりこういった状況が訪れる可能性は高くなるだけに、ルール確認は欠かせない作業のひとつ。 4年ぶりの虎復帰後、初の対外試合登板を前に頭を整理した。
27日のサムスン戦に先発し、 3回を投げる予定。イ・スンヨプ(元ロッテ－巨人)やバルディリス(前ＤｅＮＡ)ら日本球界経験者も所属し、韓国リーグ５連覇中の強豪との対戦を前に、気持ちが高ぶる。
｢違う国の野球なんで興味はあるし、強いチームなんでうれしいこと。違う国の野球とふれ合えるのが楽しみ。(テーマは)ピッチングなんでトータルですね。シーズンで使わないようなピッチングはしない｣
今季初の対外試合。実戦モードに突入した右腕が、本気の“火の玉”を見せつける。
実戦守備練習後、審判団にコリジョンルールの確認を求める阪神・藤川ら投手陣＝沖縄・宜野座村野球場
★香田コーチ｢助かる｣
突如はじまった投手の｢コリジョン講座｣について、香田投手コーチは｢彼(球児)が審判を呼び止めてくれた。ベースカバーに入る場所の確認ができた。助かるよね｣と感謝した。新たな問題ともなりそうだが、｢タイミングからすると本塁よりあっち(走路側)でタッチということにはならないんだけど。もう一回やってみて確認したい｣と話す。今後、投手陣も本塁ベースカバーの対策を行うことになりそうだ。
◆コリジョン(衝突)ルール◆
本塁での危険な衝突を避けるための規定が公認野球規則に追加され、｢捕手はボールを持たない場合、必ず走路を空けておかなければならない｣などと明記された。ホームを空けない捕手のブロックは走塁妨害となり、得点が認められる。走者が捕手にタックルすれば、守備妨害をとられてアウトとなる。大リーグでは2014年から導入されている。
3塁でノックを受けたマット・ヘイグ内野手は激ヤセ。よくみれば、ユニホームのお腹のあたりがスカスカ＝鳴尾浜球場
左脇腹痛のため沖縄キャンプを切り上げたマット・ヘイグ内野手が26日、鳴尾浜の 2軍本隊に合流。リハビリと通常メニューの消化でウエストのサイズが約 5センチ減ったことを明かした。新助っ人がスリムな体で結果にコミットする。
ベルトの締まりがしっくりこない。ユニホームも余りがある。沖縄から鳴尾浜へ調整の場所を移したヘイグが、リハビリ＆通常メニューをこなす中でスリムになっていたことを明かした。
｢見ての通り、体重が落ちて、(ベルトが)合わなくて。別メニューと通常メニューの両方でやせました｣
へその前で親指と人さし指を広げて約 5センチの“隙間”を作り、腹がへこんだことを説明。激ヤセを認めたが、表情は明るい。行動の端々に、異国の地でのアクシデントにへこたれない“余裕”がみえた。
3塁ノックでヒザをついて捕球するマット・ヘイグ内野手＝鳴尾浜球場
｢ワタシハ、ヘイグデス。ハジメマシテ。アリガトウ！｣
午前 9時半。選手らの輪の中心で、通訳を介さずにあいさつして笑い声と拍手を引き出した。つかみから一気に距離を縮めることに成功した。
この日は室内でカーブマシンを20球打ち返し、 3塁守備で軽快な動きを披露。見守った掛布 2軍監督も｢ボールも投げて、思ったより動けていたね｣と回復ぶりにうなずく。近日中にオマリー打撃コーチ補佐が帰阪して指導を行い、さらに状態をあげていく。
背番号｢３６｣は｢基本的に、健康に近い。早く(全体メニューに)戻りたい。守備と一緒で(打撃も)健康に近い。早く外でやりたいね｣と青い目を輝かせた。27日も打撃は室内の予定だが、太陽の下で快音を響かせる日は遠くない。
練習前に福留孝介外野手(右)と話をする掛布 2軍監督(左)。 3月 8日は近畿大學の剛腕、畠世周投手をナマチェック＝鳴尾浜球場
掛布スカウト発進！！ 阪神 2軍が 3月 8日に関西学生リーグの近大と交流戦(鳴尾浜)を行うことが26日、分かった。近畿大學には今秋のドラフト上位候補、畠世周投手が在籍しており、右腕を掛布雅之 2軍監督が生チェックする。
ミスタータイガースがスカウト活動に力を貸す。阪神 2軍が 3月 8日に鳴尾浜で近大と交流試合を行うことが判明。お目当ては 150キロ右腕の畠だ。今秋のドラフトをにらみ、掛布 2軍監督が金の卵をチェックする。
2011年 3月 5日にも阪神 2軍が近畿大學と交流試合を行い、 9回、上本博紀内野手がサヨナラアーチ
近畿大學福山高校出身の畠は 1メートル86の長身から真っすぐ、スライダー、カーブを投げる本格右腕。常時 140キロ後半の直球を投げ、昨秋のリーグ戦でエースとして 6勝 4完封をマーク。リーグ戦で 3連続完封勝利も挙げ、上位候補として注目されている。
畠は 3月 8日の阪神戦は先発予定で腕試し＝品評会になる。｢真っすぐが走れば、プロの 2軍クラスも抑えるのでは｣と話す他球団のスカウトもいる。
練習を見つめる和田豊ＳＡと掛布雅之 2軍監督(右)＝鳴尾浜球場
昨年まで育成＆打撃コーディネーターとして、若手選手の打撃指導を行ってきた掛布 2軍監督だが、今季は入閣したことで役割も増えた。球団関係者は｢いろいろな助言をいただきたい。アマチュア選手についての情報もいただければ｣と話していた。スカウト兼務の 2軍監督として、対戦相手のアマの有望株にも目を光らせる。
話をする和田豊ＳＡ(左)、掛布雅之 2軍監督(背中)、福留孝介外野手＝鳴尾浜球場
阪神は2012年に交流試合で対戦した大阪学院大学から、金田和之投手をドラフト 5位で指名したこともある。この時も金田と対戦することで実力をチェックしたという。
阪神は昨秋のドラフトで 1位・高山俊外野手、 2位・坂本誠志郎捕手を明治大學から指名した。今秋は即戦力投手の補強を最優先させる方針。ミスタータイガースの眼力を得て、地元関西の逸材・畠の投球に目をこらす。
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ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
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