ドリス緊急昇格！投手陣再編へ金本監督が決断！藤浪、燕斬りで開幕４連勝決める！高山２３歳誕生日！

　金本知憲監督(48)は18日、体調不良後、打撃不振のマット・ヘイグ内野手(31)を 2軍落ちさせ、リリーフ陣のテコ入れとして、19日からのラファエル・ドリス投手(28＝ドミニカ共和国)の初昇格を決めた。初の 3連敗を受け、投手陣再編のため、助っ投 3人制を敷く。不振のセットアッパー福原の配置転換を含む投手再編が不可避となり、金本監督が大きな断を下した。開幕 3番のヘイグの抹消。そして、ドリスの緊急昇格だ。苦しい中継ぎ陣の救世主に指名されたドリスは開幕を 2軍で迎えたが19日からのウエスタン・広島戦(由宇)の遠征メンバーから外れ、昇格キップを手に入れた。キャンプ、オープン戦から｢ 2軍ではもったいない｣と評価されてきた。13日のウエスタン・ソフトバンク戦(鳴尾浜)で審判団に自身初抗議を行い、負けられなかった掛布雅之 2軍監督(60)は｢禁じ手を長く投げさせてしまったな｣と 2軍レベルでは打てないドリスの剛腕を称えた。降格が決まったヘイグは昨季の 3Ａ首位打者。開幕 3番でスタートし、開幕から 3試合連続打点を叩き出した。しかし10日の広島戦(甲子園)に39度の高熱を出し、初の欠場。 1試合休んだだけで12日のＤｅＮＡ戦(同)から復帰したが、ここ 7試合は20打数 1安打で、打率は 0.242まで急落していた。 4位に転落した現状では勝ちパターンの再構築が急務だ。 2軍で好調のドリス昇格で外国人投手を 3人にし、投手13人制を敷く。開幕20試合を終え、新助っ人の 2軍落ちを決断した金本阪神に聖域はない。
　19日のヤクルト戦(甲子園)に先発する藤浪晋太郎投手(22)が18日、甲子園で投手指名練習に参加した。自身初となる開幕３連勝中の若きエースは、 3連敗でバトンを受けても気にしない。昨季 5度も連敗ストップを請け負った男が、今季も虎を救う。負の流れに、巻き込まれるつもりはない。目の前の勝利だけを見つめているからこそ、藤浪は強い。納得のいく投球ができても、できなくても、とにかく勝ち切るつもりだ。パラつく小雨も気にせず、甲子園の屋外でキャッチボール、ショートダッシュを行い室内練習場ではバント練習も敢行。プロ 4年目で初めて、開幕から連勝街道を歩んでいる。虎では2008年の下柳以来となる開幕 4連勝に手をかけ、いま最もノッている男らしく、終始リラックスムードで最終調整を行った。普段通りに挑む。その平常心こそが強みだ。ルーキー年の2013年 9月14日(神宮)以来、負けていない相手。今季初登板となった 3月29日の同カード(神宮)でも、 8回 2/3を 9安打 2失点(自責 1)で対ヤクルト 6連勝とした。チームの悪い流れも、藤浪がツバメ退治とともに空のかなたに追いやる。悪ければ悪いなりに、チームを勝たせる。ただ勝ちたい。藤浪の強い気持ちが、連敗の虎を再浮上させる。
　藤浪晋太郎投手とアドバイザリー契約を締結しているスポーツウエアメーカー｢オンヨネ｣が、藤浪が実際に着用しているＴシャツやアンダーウエアをオリジナルグッズとして発売することを発表した。
　守屋功輝投手(22)が20日のヤクルト戦(甲子園)でプロ初登板初先発する。18日は鳴尾浜で調整した。 2月キャンプスタートの投手が 1軍で先発するのは今季初。掛布雅之 2軍監督が期待する 2年目右腕がローテの谷間を埋める。キャッチボールなどで汗を流した後、18日からの広島戦(由宇)に向かった 2軍メンバーとは別に、野球道具を詰め込んだ愛車を甲子園に向けて出発させた。社会人から入団 2年目だが、若手の部類に入る。倉敷工業高校からホンダ鈴鹿で 3年間プレーした22歳。 3月31日の同ソフトバンク戦(筑後)で 6回 2安打無失点に抑えたときは、掛布 2軍監督から｢ほぼ 100点｣と評価された。15日の同オリックス戦(京セラＤ)で 3回 2安打 2失点で合格切符。中 4日で初の 1軍舞台に向かう。ファームでは下半身をうまく使うことを指導され、結果につながった。藤川が出場選手登録を抹消され、ぽっかり空いたローテの谷間。好投すれば救世主という冠がつく。この好機を生かす。
　ドラフト 1位高山俊外野手(23＝明治大學)が18日、23回目の誕生日を迎えた。用意された特大のケーキを前に｢23歳でも22歳の時と変わらずハツラツとプレーしていきたいと思います｣と若さをアピールした。右肘痛(遊離軟骨)と付き合いながらのプレーを強いられる中で｢ハツラツとプレーしていきたいと思います。より一層ちゃんとしていかないと｣と力を込めた。打率 0.291は福留、西岡に続いてチーム 3位。新生虎をけん引してきたルーキーが、 3連敗中のチームを救う。
　阪神ＯＢの江夏豊氏(67)が田淵幸一氏(69)とともに19日のヤクルト戦中継｢ナマ虎スタジアム｣(テレビ大阪系)で共演する。午後 6時55分から放送開始。19日はエース藤浪が先発し、正捕手候補の梅野とバッテリーを組むことが濃厚だ。球史に名を刻んだレジェンドが後進へのメッセージを伝える。将来のタイガースを背負っていく 2人が大先輩をうならせられるか必見だ。記事をまとめてみました。

　初めて 1軍に昇格するラファエル・ドリス投手。リリーフ崩壊を食い止め、救世主になるか

　決断！！　金本知憲監督は18日、体調不良後、打撃不振のマット・ヘイグ内野手を 2軍落ちさせ、リリーフ陣のテコ入れとして、19日からのラファエル・ドリス投手の初昇格を決めた。初の 3連敗を受け、投手陣再編のため、助っ投 3人制を敷く。
　名古屋で今季初の同一カード 3連敗を喫し、動いた。不振のセットアッパー福原の配置転換を含む投手再編が不可避となり、金本監督が大きな断を下した。開幕 3番のヘイグの抹消。そして、ドリスの緊急昇格だ。
　苦しい中継ぎ陣の救世主に指名されたドリスは開幕を 2軍で迎えたが｢今まで、 1軍(キャンプ)にいたときと同じように、意識することなく仕事をしていきます｣と話していた。19日からのウエスタン・広島戦(由宇)の遠征メンバーから外れ、昇格キップを手に入れた。

　体調不良から打撃が急降下したマット・ヘイグ内野手。 2軍落ちが決まった

　ドリスは 2軍戦で 153キロの剛速球とスプリット、スライダーを武器に主に終盤のリリーフとして活躍中。キャンプ、オープン戦から｢ 2軍ではもったいない｣と評価されてきた。ウエスタンで 7試合に登板し 1勝 0敗 1Ｓ、防御率1.59と安定した成績を残した。
　13日のウエスタン・ソフトバンク戦(鳴尾浜)で 9回に同点 2ランを浴び、初失点を喫したが、そのまま自身最長となる 2回 1/3を投げた。その試合で審判団に自身初抗議を行い、負けられなかった掛布雅之 2軍監督は｢禁じ手を長く投げさせてしまったな｣と 2軍レベルでは打てないドリスの剛腕を称えた。
　性格も明るく、覚えたばかりの日本語で｢メッチャ、オッス！｣と腰を曲げて挨拶する。毎日でも投げたがるタイプでもちろん連投はＯＫ。球団関係者は｢ 8回を投げさせるのではないか｣と話した。

　ヘイグの 2軍落ちとドリスの昇格を決めた金本監督。初の 3連敗で 4位に転落し、中継ぎの再編を急いだ

　降格が決まったヘイグは昨季の 3Ａ首位打者。開幕３番でスタートし、開幕から 3試合連続打点を叩き出した。しかし10日の広島戦(甲子園)に39度の高熱を出し、初の欠場。 1試合休んだだけで12日のＤｅＮＡ戦(同)から復帰したが、ここ 7試合は20打数 1安打で、打率は 0.242まで急落していた。
　｢風邪をひいてから、ずっと体調が戻りきっていなかった。本調子ではない状態が続いていたので｣と球団関係者。由宇に遠征中の 2軍本隊には合流せず、19日から鳴尾浜で練習を行う。
　大黒柱の 4番・福留は右太もも裏を痛め、 3試合続けてスタメンを外れている。得点力も低下しているが、リリーフ崩壊はより深刻だ。ナゴヤドームでは 2試合連続サヨナラ負け。岩貞が好投した16日は 3点リードから 8回、福原、マテオで崩れた。17日も同点の延長10回、福原がビシエドに被弾した。 4位に転落した現状では勝ちパターンの再構築が急務だ。 2軍で好調のドリス昇格で外国人投手を 3人にし、投手13人制を敷く。開幕20試合を終え、新助っ人の 2軍落ちを決断した金本阪神に聖域はない。
★ラファエル・ドリス(Rafael Dolis)：投手。1988年 1月10日生まれ、28歳。ドミニカ共和国出身。2004年にカブスと契約。2011年 9月26日のパドレス戦でメジャー初登板。2014年にタイガースとマイナー契約。昨季はメジャー登板がなく、タイガース傘下 3Ａトレドで43試合に登板して 7勝 5敗 1Ｓ、防御率4.61。メジャー通算40試合で 2勝 4敗 4Ｓ、防御率5.48。 1メートル95、 109キロ。右投げ右打ち。年俸5000万円。背番号｢９８｣。

　19日のヤクルト戦(甲子園)に先発する藤浪晋太郎投手が18日、甲子園で投手指名練習に参加した。自身初となる開幕３連勝中の若きエースは、 3連敗でバトンを受けても｢気にせず自分の投球をするだけ。しっかり投げれば大丈夫だと思う｣と気にしない。昨季 5度も連敗ストップを請け負った男が、今季も虎を救う。
　負の流れに、巻き込まれるつもりはない。目の前の勝利だけを見つめているからこそ、藤浪は強い。納得のいく投球ができても、できなくても、とにかく勝ち切るつもりだ。
　｢チームが連敗中で流れとしてはよくないですけど、気にせず自分の投球をするだけです。(月曜の)休みも挟んでいますし、しっかり投げれば大丈夫だと思います｣

　阪神甲子園球場で登板前日練習を行った藤浪晋太郎投手。ミスター連敗ストッパーがマウンドに上がる

　パラつく小雨も気にせず、甲子園の屋外でキャッチボール、ショートダッシュを行い室内練習場ではバント練習も敢行。プロ 4年目で初めて、開幕から連勝街道を歩んでいる。虎では2008年の下柳以来となる開幕 4連勝に手をかけ、いま最もノッている男らしく、終始リラックスムードで最終調整を行った。
　連敗ストップを託されても、動じない。チームが連敗して迎えた試合に先発し、勝ち投手となったゲームが昨季は 5度もあった。 3連敗からは 3度、 2連敗からは 2度ストップしてみせた。｢連敗中だろうと連勝中だろうと、勝ちにこだわって集中するということは変わらないので。止められるように、わざわざ気負ってなげることもないです｣と普段通りに挑む。その平常心こそが強みだ。

　練習中の藤浪晋太郎投手＝阪神甲子園球場

　向かい合う燕打線は藤浪にとって“お得意様”で、ルーキー年の2013年 9月14日(神宮)以来、負けていない相手。今季初登板となった 3月29日の同カード(神宮)でも、 8回 2/3を 9安打 2失点(自責 1)で対ヤクルト 6連勝とした。チームの悪い流れも、藤浪がツバメ退治とともに空のかなたに追いやる。
　｢直球が悪いからきょうはダメでした、では済まない立場なので。引き出しは持っているつもりですし、その(状態が悪い)なかでも対応しないといけないです｣
　悪ければ悪いなりに、チームを勝たせる。ただ勝ちたい。藤浪の強い気持ちが、連敗の虎を再浮上させる。

　練習する藤浪晋太郎投手＝阪神甲子園球場

　藤浪晋太郎投手とアドバイザリー契約を締結しているスポーツウエアメーカー｢オンヨネ｣が、藤浪が実際に着用しているＴシャツやアンダーウエアをオリジナルグッズとして発売することを発表した。
　　藤浪も「単純に機能性がいいので。ぜひ着てもらえれば」と絶賛する着心地を誇る。発売されるのは藤浪の投球シルエットをモチーフとしたオリジナルロゴ入りのＴシャツ、｢Ｓｈｉｎ１９｣ネーム入りアンダーシャツなど。オンヨネのベースボールギア公式サイトで 4月25日正午より予約販売を開始される。
◆データＢＯＸ◆
◎…藤浪が勝ち投手になり、チームの連敗がストップした試合は2013年 1試合、2014年 3試合、2015年は 5試合。一方、連敗を止めることができなかった試合(負け投手になった場合)は、2013年 2試合、2015年 1試合。

　守屋功輝投手が20日のヤクルト戦(甲子園)でプロ初登板初先発する。18日は鳴尾浜で調整した。 2月キャンプスタートの投手が 1軍で先発するのは今季初。掛布雅之 2軍監督が期待する 2年目右腕がローテの谷間を埋める。
　“秘密兵器”は甲子園で行われた 1軍投手指名練習に姿をみせなかった。ギリギリまでベールに包みたい、という首脳陣の考えのようだ。ローテの谷間となる20日のヤクルト戦に先発する守屋は鳴尾浜で動いた。
　｢(状態は)いいと思います。真っすぐの質は昨年よりいいです。しっかりと投げたいです｣
　キャッチボールなどで汗を流した後、18日からの広島戦(由宇)に向かった 2軍メンバーとは別に、野球道具を詰め込んだ愛車を甲子園に向けて出発させた。

　20日のヤクルト戦で初先発する守屋功輝投手。投手でも若い力が芽吹いてきた＝鳴尾浜球場

　社会人から入団 2年目だが、若手の部類に入る。倉敷工業高校からホンダ鈴鹿で 3年間プレーした22歳。ルーキー高山と同い年だ。今季ウエスタンでは 5試合に登板し、 1勝 0敗、防御率1.96。 3月31日の同ソフトバンク戦(筑後)で 6回 2安打無失点に抑えたときは、掛布 2軍監督から｢ほぼ 100点｣と評価された。15日の同オリックス戦(京セラＤ)で 3回 2安打 2失点で合格切符。中 4日で初の 1軍舞台に向かう。
　｢投球フォームが安定してきたことが昨年と違います。 1軍初登板なので気持ちは違いますね｣
　ファームでは下半身をうまく使うことを指導され、結果につながった。藤川が出場選手登録を抹消され、ぽっかり空いたローテの谷間。好投すれば救世主という冠がつく。この好機を生かす。　
★守屋功輝(もりや・こうき)：投手。1993(平成 5)年11月25日生まれ、22歳。岡山県出身。倉敷工業高校では 1年秋からベンチ入り。2012年にホンダ鈴鹿に入社し、2014年の都市対抗野球本戦出場に貢献した。2015年Ｄ 4位で阪神入団。 1軍登板機会はなく、ウエスタン通算20試合に登板し、 2勝 3敗、防御率3.54。 1メートル83、87キロ。右投げ右打ち。年俸 800万円。背番号｢４３｣。既婚。

　ドラフト 1位高山俊外野手が18日、23回目の誕生日を迎えた。用意された特大のケーキを前に｢23歳でも22歳の時と変わらずハツラツとプレーしていきたいと思います｣と若さをアピールした。
　高山は開幕から 1番打者としてレギュラーに定着。19試合に出場し、打率 2割 9分 1厘、 1本塁打、 8打点の成績を残している。16日中日戦は右肘違和感のため欠場も、翌日から戦列に復帰した。

　23歳の誕生日を迎えた高山俊外野手は巨大なケーキを前に活躍を誓う

　ドラフト１位・高山俊外野手が18日、23歳の誕生日を迎えた。右肘痛(遊離軟骨)と付き合いながらのプレーを強いられる中で｢ハツラツとプレーしていきたいと思います。より一層ちゃんとしていかないと｣と力を込めた。
　16日の中日戦(ナゴヤＤ)では患部の影響でプロ入り初の欠場。前日17日の同戦は｢ 1番・左翼｣でスタメン復帰も、 5打数無安打＆拙守と精彩を欠き、金本監督から｢工夫の仕方を学んで｣と厳しく指摘された。
　19日のヤクルト戦(甲子園)は右肘の状態が問題なければ先発出場する。｢ずっと一生懸命やってきているので、それを続けていくだけです｣。打率 0.291は福留、西岡に続いてチーム 3位。新生虎をけん引してきたルーキーが、 3連敗中のチームを救う。

　田淵幸一氏(左)、江夏豊氏

　阪神ＯＢの江夏豊氏が田淵幸一氏とともに19日のヤクルト戦中継｢ナマ虎スタジアム｣(テレビ大阪系)で共演する。午後 6時55分から放送開始。
　かつてタイガースの一時代を築いた名コンビが甲子園のテレビ中継ブースに並ぶのは史上初めて。江夏氏が解説し、田淵氏をゲストで招く。19日はエース藤浪が先発し、正捕手候補の梅野とバッテリーを組むことが濃厚だ。球史に名を刻んだレジェンドが後進へのメッセージを伝える。将来のタイガースを背負っていく 2人が大先輩をうならせられるか必見だ。

　連敗を阻止して、燕をたたき落とせ！そうして、首位へカンバック！するのだ！全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！　ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！

　2016年公式戦日程と結果(04月)

　2016年公式戦順位表

　2016年公式戦日程と結果(05月)

　2016年ファーム試合日程・結果(04月)

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