4日ナゴヤドームで中日 0- 9阪神 8回戦が行われ、中日吉見と今季初登板の阪神横山の投げ合い。阪神は走者を出すが、得点につながらず。中日は 3回まで無安打に抑えられた。横山は 7回無失点でプロ初勝利。阪神は先発野手全員安打の猛攻で、中日戦の連敗を「4」で止めた。中日は吉見が誤算だった。
マウロ・ゴメス内野手(31)が先制打を放った。 4回無死 2、 3塁で中日吉見から右前適時打。今季初先発の横山を援護した。ナゴヤドームで沈黙していた虎打線が、うっぷんを晴らすかのように打ちまくった。17安打 9得点。号砲は、ゴメスの技ありの一打だった。 0- 0の 4回無死 2、 3塁。吉見のスライダーに逆らわずに右前へ運んだ。これに若虎が続く。D 6位・板山祐太郎外野手(22=亜細亜大學)も適時打、原口にもプロ 1号となる 3ランで一挙 5点だ。 5回一死 2、 3塁からも「80%ぐらいの力」で中前へ 2点打。今季初登板初先発だった 2年目の横山に、ビックなプレゼントを届けた。 4番・福留が左太もも裏の張りで試合途中に交代した。 5日の出場は不透明だが、仮に主砲不在となっても、ゴメスがバットで 2人分の働きをしてみせる。
ルーキーの板山祐太郎外野手がプロ初の猛打賞をマークした。この日は「 6番左翼」で先発出場。 2回に中前打を放つと、 4回は 1点を先制してなおも無死 1、 3塁で吉見の初球フォークをとらえ、右前タイムリーを放った。ドラフト 6位の板山祐太郎外野手が貴重な追加点をたたき出した。 1点リードの 4回無死 1、 3塁で中日吉見から右前適時打。金本監督の秘蔵っ子が打ちまくった。プロ初マルチどころか一気に初の猛打賞。「 6番・左翼」で 2試合ぶり 4度目のスタメンに抜てきされたD 6位・板山祐太郎外野手が大暴れだ。 4回、ゴメス先制打の後、なお無死 1、 3塁。中堅への意識があったからこそ、吉見の初球フォークをミートできた。鋭く 1、 2塁間を破る適時打で 2点目。 7回にも右越え 2塁打を放ち、ダメ押し点を演出した。最下位指名男の躍動が、超変革を加速させる。
原口文仁捕手(24)がプロ初本塁打を放った。 2点リードの 4回一死 1、 2塁、中日吉見の外角高めフォークを捉え、左翼席に 3ランを運んだ。 1週間前の 4月27日に育成選手から支配下登録を勝ち取ったばかり。トントン拍子で階段を上っている。原口文仁捕手が中日戦(ナゴヤD)の 4回一死 1、 2塁でプロ入り後、17打席目で初となる 1号 3ランを放った。負ければ借金生活、ナゴヤドームで 7連敗となるところを阻止。腰痛や骨折で育成契約に転落し、 4月27日に支配下登録されたばかりの若虎が、レギュラー獲得へ大きな第一歩を記した。ゴメスと板山の適時打で 2- 0とした押せ押せの 4回一死 1、 2塁。プロ通算74勝、 2度の最多勝(2009、2011年)を誇る吉見に 0- 2と追い込まれながらも、ボールを見極めてファウルで粘って、最後は甘いフォークを仕留めた。新星のひと振りに、ナゴヤドームのどよめきは止まらなかった。 1軍の試合が 2軍の練習と重ならない日には、ペンを手にテレビに食い入り、研究を怠らなかった。同学年の秋山が 1軍で甲子園で投げるときには、スタンドの最上段からこっそりと見つめた。「僕も早くここに来なきゃ。(寮長や関係者に)怒られますから、来ているって誰にも言わないでください」 2軍安芸キャンプのメンバーに決まっていた今年の 1月下旬の夜。真っ暗な甲子園球場を見上げて、つぶやいた。自信があった。準備もしていた。チャンスをつかんで、一気に羽ばたいた。受けては好リードで、 2年目左腕の横山をプロ初勝利に導いた。「ナイスボールでした。投手のおかげです」と謙虚に語った。試合後、ドラフト 2位・坂本誠志郎捕手(22=明治大學)が 1軍宿舎に到着。ライバルが増えたが負けない。夢に見た 1軍で、存在感を増し続ける。
横山雄哉投手(22)が、 7回 3安打無失点でプロ初勝利を手にした。スライダー、カーブなど変化球を駆使して中日打線をほぼ完璧に抑えた。 5点の援護をもらった直後、先頭の荒木に初安打となる 2塁打を許した 4回一死 2塁。主砲・ビシエドを迎えても、横山の表情は変わらなかった。淡々とスライダーと直球でカウントを 1- 2とすると、最後はフォークで空振り三振。ピンチらしいピンチはこの 1度だけ。初めてのウイニングボールはズシリと重かった。得点圏に走者を背負ったのは 4回だけ。95球で 7回 3安打無失点、 6奪三振。危なげない投球で、うれしいプロ初勝利をつかんだ。新日鉄住金鹿島から入団し、 2年目。昨年はプロ初登板だった 5月21日の巨人戦(甲子園)で 7回 1失点(勝敗つかず)と好投も、白星に届かなかった。2016年への飛躍を誓った秋季キャンプでは、右足小指を骨折。もどかしい日々に、周囲からプロ入りを反対されて実家に電話したシーンが脳裏に蘇った。そんなとき『3年後の姿が本当の恩返し』という言葉を、何度も思いだした。母校・山形中央高校を卒業するとき、学校に寄贈するために自らボールに刻んだものだ。夢だったプロ野球選手。スタンドには父・康則さん(49)、母・昌子さん(58)、兄・紘基さん(24)の姿があった。 4年後になってしまったが、誰よりも後押ししてくれた家族の前で、恩返しを実現した。日程の都合で一度、登録抹消される見通しだが、近いうちに再び出番がある。金本監督は打者目線でほめた。まさに救世主。横山の長いプロ野球人生が今、始まった。記事をまとめてみました。
<中日 0- 9阪神、 8回戦>◇ 4日◇ナゴヤドーム
中日吉見と今季初登板の阪神横山の投げ合い。阪神は走者を出すが、得点につながらず。中日は 3回まで無安打に抑えられた。
阪神は 4回にゴメス、板山の連続適時打、原口の 1号 3ランで均衡を破った。 5回にはゴメスの 2点適時打で点差を広げた。
横山は 7回無失点でプロ初勝利。阪神は先発野手全員安打の猛攻で、中日戦の連敗を「4」で止めた。中日は吉見が誤算だった。
プロ入り初勝利を飾った横山雄哉投手=ナゴヤドーム
マウロ・ゴメス内野手(31)が先制打を放った。 4回無死 2、 3塁で中日吉見から右前適時打。
「打ったのはスライダー。ストライクゾーンに入らないシュートを我慢強く待つことができたし、それができたから打てるボールが来るカウントを作れたね。(先発)横山は若いピッチャーだし、早く先制点を取ってあげたかったんだ。打ててよかったよ」。今季初先発の横山を援護した。
4回表阪神無死 2、 3塁、右前適時打を放ったマウロ・ゴメス内野手=ナゴヤドーム
ナゴヤドームで沈黙していた虎打線が、うっぷんを晴らすかのように打ちまくった。17安打 9得点。号砲は、ゴメスの技ありの一打だった。
「ボール球には手を出さず、シンプルに(ストライク)ゾーンに来た球をたたくことだけを考えていたんだ」
0- 0の 4回無死 2、 3塁。吉見のスライダーに逆らわずに右前へ運んだ。これに若虎が続く。D 6位・板山祐太郎外野手も適時打、原口にもプロ 1号となる 3ランで一挙 5点だ。
5回一死 2、 3塁からも「80%ぐらいの力」で中前へ 2点打。今季初登板初先発だった 2年目の横山に、ビックなプレゼントを届けた。
マウロ・ゴメス内野手は 4回に続き 5回にも適時打を放った=ナゴヤドーム
1塁から10数メートル先のマウンドからは、熱い鼓動が伝わってきた。「とにかく早く点を取って、助けてやりたかった。(横山は)いい投球をしていた。すべての球種がよかったんじゃないか。これからも(こんな投球を)続けてほしいね」。来日 3年目。チームに溶け込み、金本監督も「日本人よりも日本人選手らしい」と厚い信頼を置いている。左腕の粘投に男気を奮い立たせたG砲は、若虎らの兄貴分といっても過言ではない。
これで33試合(出場は32試合)で打点はリーグトップの「33」。シーズンなら驚異の 143打点ペースだ。ゴメスは「もちろんまだまだ満足していないよ。もっと打点をあげて、チームに貢献したい」と、さらなるペースアップを誓った。
4番・福留が左太もも裏の張りで試合途中に交代した。 5日の出場は不透明だが、仮に主砲不在となっても、ゴメスがバットで 2人分の働きをしてみせる。
マウロ・ゴメス内野手は 4回に先制打を放ち、 1塁上で気合のこもった表情を見せた=ナゴヤドーム
◆データBOX◆
◎…ゴメスの 1試合 3打点以上は、 3月30日のヤクルト戦(神宮、 3打点)以来今季 4度目。昨年(シーズン72打点)は 3度、打点王を獲得した2014年(シーズン 109打点)は11度記録。ちなみに2014年は33試合経過時点で34打点、昨年は20打点だった。
2回、安打を放った板山祐太郎外野手=ナゴヤドーム
ルーキーの板山祐太郎外野手がプロ初の猛打賞をマークした。
この日は「 6番左翼」で先発出場。 2回に中前打を放つと、 4回は 1点を先制してなおも無死 1、 3塁で吉見の初球フォークをとらえ、右前タイムリーを放った。
7回には右翼フェンス直撃の 2塁打。初体験の 3安打で大勝に貢献した。「最後の三振以外凡打もショートライナーだった。続けていきたい」と振り返った。
4回表阪神無死一、三塁、板山は右前に適時打を放った板山祐太郎外野手=ナゴヤドーム
ドラフト 6位の板山祐太郎外野手が貴重な追加点をたたき出した。
1点リードの 4回無死 1、 3塁で中日吉見から右前適時打。「チャンスでいい流れだったので、初球からいくつもりでした。打ったのはフォークです。センター中心の意識があったので、ヒットゾーンに打ち返せたんだと思います」と振り返った。
4回表阪神無死 1、 3塁、板山祐太郎外野手は適時打を放った=ナゴヤドーム
金本監督の秘蔵っ子が打ちまくった。プロ初マルチどころか一気に初の猛打賞。「 6番・左翼」で 2試合ぶり 4度目のスタメンに抜てきされたD 6位・板山祐太郎外野手が大暴れだ。
「センター返しをしているのが、いい結果につながっています。(適時打は)流れがよかったし、初球からいこうと」
4回、ゴメス先制打の後、なお無死 1、 3塁。中堅への意識があったからこそ、吉見の初球フォークをミートできた。鋭く 1、 2塁間を破る適時打で 2点目。 7回にも右越え 2塁打を放ち、ダメ押し点を演出した。
「(昇格後)打ちたい気持ちもあって、引っ張りにかかっていた。片岡コーチ、平田コーチにも言われて『やっぱりそうか』と。そこから状態がよくなりました」
4月21日の昇格から 6試合は 9打席無安打。助言で自分を取り戻した。 1日のDeNA戦(甲子園)で初安打して以降、ここ 3試合は 9打数 5安打だ。
板山祐太郎外野手は 7回、右越えの 2塁打を放ってプロ初猛打賞を記録した=ナゴヤドーム
「ドラフト下位でね。スカウトに無理いって獲ってもらった選手。非常にうれしいし、他の選手にも励みになると思う」
指揮官は目を細めた。自身も通う広島のジム「アスリート」で身体能力が評価されていた板山。D 1位で高山俊外野手(23=明治大學)を当て、普通なら同じ大卒、右投げ左打ちの外野手を 6位で獲得することはないが“金本枠”で指名した。
これまで「 2、 3年後には」と話してきただけに、将は「まだまだ。安定した力をつけるまでは期待はするけど計算はしてはいけない」と話したが「絶対、スタメンの座は渡さないという気持ちでやってほしい」とハッパもかけた。
「『俺が俺が』とやってほしい」。前日のゲキから一夜明け、板山に高山、原口ら若手が奮起。「(選手の)心の中はわからんけど」と流した金本監督だが、これこそ望んでいる“競争による成長”だ。「これからも続けていきたい」と板山。最下位指名男の躍動が、超変革を加速させる。
4回表阪神一死 1、 2塁、原口文仁捕手はプロ初本塁打となる、左越え 3点本塁打を放った=ナゴヤドーム
原口文仁捕手がプロ初本塁打を放った。 2点リードの 4回一死 1、 2塁、中日吉見の外角高めフォークを捉え、左翼席に 3ランを運んだ。
「追い込まれるまでの意識では、シュートをファウルでもOKだと考えて、フェアゾーンには入れないように気をつけていました。 2点を先制した場面で回ってきましたが、この 2点だけでは終われないと集中力を高めていけましたし、そうすることで最後の甘いボールを仕留めることができました。キャッチャーとして、もちろん横山を援護したい気持ちでしたし、打ててよかったです」
1週間前の 4月27日に育成選手から支配下登録を勝ち取ったばかり。トントン拍子で階段を上っている。
原口文仁捕手は 4回、プロ初となる 1号 3ランを放った=ナゴヤドーム
また、シンデレラボーイが出現や! 原口文仁捕手が中日戦(ナゴヤD)の 4回一死 1、 2塁でプロ入り後、17打席目で初となる 1号 3ランを放った。負ければ借金生活、ナゴヤドームで 7連敗となるところを阻止。腰痛や骨折で育成契約に転落し、 4月27日に支配下登録されたばかりの若虎が、レギュラー獲得へ大きな第一歩を記した。
打球は大きなアーチを描いて、虎党の待つ左翼席中段に届いた。原口が勝負を決める特大のプロ 1号 3ラン。腰痛や骨折で育成枠に転落し、 1週間前に支配下に戻ってきたばかりのシンデレラボーイが大仕事だ。
いったやろ! 阪神ベンチは原口文仁捕手の打球を一斉に見つめた=ナゴヤドーム
「いや、もう、よっしゃ! というか、うれしいという感覚です。 2点先制しましたけど、 2点では終われないと集中力を高めていました。甘いボールが来たときに、しっかり集中して 1本打てたので、よかったです」
ゴメスと板山の適時打で 2- 0とした押せ押せの 4回一死 1、 2塁。プロ通算74勝、 2度の最多勝(2009、2011年)を誇る吉見に 0- 2と追い込まれながらも、ボールを見極めてファウルで粘って、最後は甘いフォークを仕留めた。新星のひと振りに、ナゴヤドームのどよめきは止まらなかった。
7回、適時打を放った原口文仁捕手=ナゴヤドーム
金本監督は「いくら甘い球とはいえ、 2ストライクからね。得点圏での 2ストライク後(の一発)は価値がある」と評価。前日 3日に続き 6回に死球も食らったが、それだけ警戒されている証拠。 7回には 9点目の左前打も放ち、 4打数 2安打 4打点の大暴れだ。
4月27日に支配下再登録された。 4戦でスタメン出場し、打率 0.500(14打数 7安打)、 6打点と結果を残す。こんな日が来るとは-。でも、来ると信じ続けてきた。
2010年にドラフト 6位で入団。2012年に腰痛を発症し、同年オフに育成契約となった。2013年にはシート打撃で死球を受けて、左手尺骨を骨折。焦りがつのった。 1軍に呼ばれたのに寝坊する夢を見て、うなされて目が覚めたこともあった。
1軍の試合が 2軍の練習と重ならない日には、ペンを手にテレビに食い入り、研究を怠らなかった。同学年の秋山が 1軍で甲子園で投げるときには、スタンドの最上段からこっそりと見つめた。
「僕も早くここに来なきゃ。(寮長や関係者に)怒られますから、来ているって誰にも言わないでください」
7回、適時打を放った原口文仁捕手=ナゴヤドーム
2軍安芸キャンプのメンバーに決まっていた今年の 1月下旬の夜。真っ暗な甲子園球場を見上げて、つぶやいた。「今年は優勝してほしいな…。でも、僕が優勝させるから、もうちょっと待っていてほしいんです」。自信があった。準備もしていた。チャンスをつかんで、一気に羽ばたいた。
受けては好リードで、 2年目左腕の横山をプロ初勝利に導いた。「ナイスボールでした。投手のおかげです」と謙虚に語った。試合後、ドラフト 2位・坂本誠志郎捕手が 1軍宿舎に到着。ライバルが増えたが負けない。夢に見た 1軍で、存在感を増し続ける。
◆データBOX◆
◎… 4月に支配下に再登録された原口がプロ初本塁打。支配下選手( 1軍未出場)→育成契約→支配下再登録から 1軍デビューし、本塁打を放ったのは2011年の阪神・森田一成( 7月26日の中日戦、プロ初打席代打本塁打)以来 5年ぶり 2人目。育成ドラフトから支配下登録されて本塁打をマークしたのは、2013年の巨人・河野元貴ら 5人がいる。
7回、適時打を放った原口文仁捕手=ナゴヤドーム
◆原口文仁(はらぐち・ふみひと)あらかると
★生まれ:1992(平成 4)年 3月 3日生まれ、24歳。埼玉県出身。独身。
★球歴:捕手。帝京高校 3年時に夏の甲子園で 8強。2010年D 6位で入団も、腰痛などで2012年オフに育成枠へ。今年 4月27日に支配下登録され、同日に初昇格して巨人戦(甲子園)でデビュー。背番号「94」。今季年俸 420万円。
★サイズ: 1メートル82、86キロ。右投げ右打ち。
★あこがれの選手:阿部慎之助(巨人)。
★捕手になりたい:小学生のときに恥ずかしくて自分から言えず、「母を通じてコーチに『キャッチャーをやりたい』とお願いしました」。
★趣味:映画鑑賞。「休日は 1人で映画館へ行き一番大きいポップコーンを買います」。
★好きな食べ物:すき焼き、ステーキ。
プロ入り初勝利を飾った横山雄哉投手は勝利球を手にガッツポーズ=ナゴヤドーム
横山雄哉投手が、 7回 3安打無失点でプロ初勝利を手にした。スライダー、カーブなど変化球を駆使して中日打線をほぼ完璧に抑えた。
両親ら家族が見守る中でプロ 1勝を挙げた左腕は「長かったですけど、今はすごくホッとしてます。緊張はしましたけど、何とか抑えることができてよかった」と笑顔で話した。
横山雄哉投手はビシビシと内角を攻めて 2年目でうれしいプロ初勝利を手にした=ナゴヤドーム
5点の援護をもらった直後、先頭の荒木に初安打となる 2塁打を許した 4回一死 2塁。主砲・ビシエドを迎えても、横山の表情は変わらなかった。淡々とスライダーと直球でカウントを 1- 2とすると、最後はフォークで空振り三振。ピンチらしいピンチはこの 1度だけ。初めてのウイニングボールはズシリと重かった。
「長かったですけど、今はホッとしてます。緊張しましたが、抑えることができてよかった」
岩田の不調もあり、昨年 6月13日のオリックス戦(京セラD)以来 326日ぶり、今季初の先発マウンドが巡ってきた。MAX 144キロの直球にスライダー、そして 110キロ前後の「チェンジアップのようなフォーク」で緩急をつけ、得点圏に走者を背負ったのは 4回だけ。95球で 7回 3安打無失点、 6奪三振。危なげない投球で、うれしいプロ初勝利をつかんだ。
「的を絞らせなかったのはよかったです。周りもみえていた。昨年の経験が生きたと思います」
横山雄哉投手はウイニングボールを手にガッツポーズ。やったぜ!
新日鉄住金鹿島から入団し、 2年目。昨年はプロ初登板だった 5月21日の巨人戦(甲子園)で 7回 1失点(勝敗つかず)と好投も、白星に届かなかった。2016年への飛躍を誓った秋季キャンプでは、右足小指を骨折。もどかしい日々に、周囲からプロ入りを反対されて「どうしたらいい?」と実家に電話したシーンが脳裏に蘇った。
そんなとき『3年後の姿が本当の恩返し』という言葉を、何度も思いだした。母校・山形中央高校を卒業するとき、学校に寄贈するために自らボールに刻んだものだ。夢だったプロ野球選手。スタンドには父・康則さん、母・昌子さん、兄・紘基さんの姿があった。 4年後になってしまったが、誰よりも後押ししてくれた家族の前で、恩返しを実現した。
「きょうの試合で満足することなく、次もしっかり抑えられるように頑張りたいと思います」
日程の都合で一度、登録抹消される見通しだが、近いうちに再び出番がある。金本監督は「変化球のときに、あれだけ腕を振られたら嫌だなと」と打者目線でほめた。まさに救世主。横山の長いプロ野球人生が今、始まった。
前日( 3日)の試合では呑竜するのでは無く逆にやられてしまったが、その相手に牙を剥き戦いに挑んだ結果良かった!全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
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