11日阪神甲子園球場で阪神 1- 3巨人 7回戦が行われ、巨人は初回、坂本の中越え本塁打で 1点を先制した。 3回にはコリジョン・ルールなどの適用もあり、 2点を追加した。巨人は 7回以降、中継ぎ陣が好投し逃げ切り勝ち。連敗を「3」で止め、首位浮上。阪神は 3安打と打線が沈黙。勝率「5割」となった。
阪神 1点ビハインドの 3回、二死 2塁の巨人の攻撃。脇谷の中前打を処理した大和が本塁送球し、原口が走者の小林誠をタッチアウトにした。だがここで審判団が集まりVTR検証を決定。その結果、原口が本塁をまたいでタッチしたと判断され、判定が覆って巨人に得点が認められた。直後、猛抗議に出た金本知憲監督(48)は怒り心頭。阪神サイドは原口も最初は走路を開けていたが、ショートバウンド捕球でやむを得ず前に出た時に本塁をまたいだとの主張だったが、再び判定が覆ることはなかった。リズムを崩したメッセンジャーは再開後、ギャレットに適時打を浴びるなどこの回 2失点。勝敗を分けた大きな判定になった。阪神の試合で、コリジョンが適用されるのは攻守ともに初めて。金本監督も激しく猛抗議に出たが、判定は変わらなかった。先発メッセンジャーはその後、ギャレットもタイムリーを浴び、リードを 3点に広げられた。巨人 1点リードの 3回二死 2塁から巨人の脇谷の中前打で 2塁走者の小林誠が本塁突入。阪神の大和は捕手の原口のほぼ正面へ送球しタッチアウト。しかし、ビデオ検証後、捕手が走路をふさいだとしてセーフとなった。捕手を務める小林誠司は「審判は(本塁を)またいでは駄目と言っていた。ああいうのを、気をつけている。タイミングはアウト。あの 1点は大きかった」と振り返った。阪神の谷本広報部長は試合後、日本野球機構(NPB)に意見書を提出する意向を示した。
開幕 4番の福留孝介外野手(39)が今季初の「 3番・右翼」でスタメン出場。 4打数 1安打で打率 0.320。左太もも裏の痛みと戦いながら猛虎打線をけん引している。
押し出し四球で 2点差に迫った 7回無死満塁で、鳥谷敬内野手(34)が最悪の投ゴロ併殺に倒れた。今季 2度目の 3連敗で貯金が消滅した金本知憲監督は、主将に大苦言。永久欠番「11」の「村山実生誕80周年デー」に、25年ぶりとなる開幕から甲子園巨人戦 4戦勝ちなしという屈辱…。マシソンの内角 151キロに押されたドン詰まりの打球が、鈍い音とともに右腕の前に転がった。 4万3840人を飲み込んだ甲子園に悲鳴が上がる。投手-捕手-一塁と転送され、最悪の併殺。反撃の機運は一瞬で泡と消えた。 5番に抜てきされた育成出身の原口が、執念で押し出し四球を奪った直後だ。百戦錬磨の主将なら-。ファンもベンチも年俸 4億円の主力に期待したはず。だからこそ落胆は大きい。 3連敗で貯金を吐き出した。その間、鳥谷に快音はなく、これで15打席ノーヒット。阪神歴代 7位の田淵幸一氏の 735にあと 2と迫っている打点は 7試合無い。試合後、併殺の場面を問われた金本監督は、思わずニガ笑いした後、苦言を呈した。ため息の指揮官はと静かな口調に怒気を込めた。打順は固定されず、 4、 7、 8、 9番以外のすべての打順に座っている。流動的な部分があるとはいえ、チームの屋台骨を支える背番号「1」が想定外の不振のままでは、超変革は進まない。もはや“聖域”はないということだ。 613試合連続フルイニング出場中の鉄人でも、このままの状態が続けば、例外はない。わずか 3安打。 5試合連続 6安打以下となった。G倒に燃えた悲運のエース、故村山実氏の“記念試合”で露呈した、変わらぬ貧打。村山氏の家族も見守る甲子園での巨人戦での開幕 4試合勝ち無し( 3敗 1分け)は25年ぶりの屈辱。勝率 5割からどう巻き返すか。その鍵は、キャプテン鳥谷の奮起といっていい。
完全に気持ちが切れた訳ではなかった。粘ったが、あのプレーが痛すぎた。ランディ・メッセンジャー投手(34)が「コリジョンルール」に泣かされ 2敗目だ。捕手・原口のタッチをベースカバーに回っていた本塁後方から見つめ、ド派手なガッツポーズも決めていた。一度引き揚げたベンチからマウンドに戻され、“余計な” 2点を失った。“コリジョン後”はしっかりと立ち直り、 8回 6安打 3失点。「永久欠番デー11」として、G倒に執念を燃やした故村山実氏の背番号「11」を帽子に刻んで挑んだ日に、メッセも気迫に満ちた投球を見せた。村山氏の魂そのままに、悲運にも勇ましく立ち向かってみせた。連勝は「4」で止まったが、誰も責めない。金本監督も前を向いた。剛腕助っ人はこの悔しさを必ず、次へつなげる。
藤川球児投手(35)が11日の巨人戦(甲子園)からリリーフ待機に入った。11日、巨人戦(甲子園)にベンチ入りし、中継ぎへ配置転換となった。香田勲男投手コーチ(50)は「いつからいつまでとは決めていない。今まで先発でやっていて、いきなり(勝ちパターンでの展開での投入は)難しい。最初は楽なところで」と“無期限”であることを示唆。何度も虎を救ってきたリリーフの立場で、球児は再出発を図る。藤川は大リーグ、カブスに在籍していた2013年 6月に右肘のトミー・ジョン手術を受けており、連投に課題を残すが、先発時にも試合序盤には最速 146キロのキレのある直球も投じていた。中継ぎで結果を求めていくのか、と問われた金本監督は「結果を出してもらうとか、そういうあれではない」と話したが、通算 102ホールド、 220セーブを誇る男がブルペンに加わる意味は大きい。体に染みこんでいる短いイニングを投げる感覚を呼び起こし、球児はもう一度立ち上がる。
11日阪神鳴尾浜球場でウエスタンリーグ・阪神‐オリックスが行われ、江越大賀外野手(23)が11日、ウエスタン・オリックス戦(鳴尾浜)に「 6番・中堅」でスタメン出場。 1回に左翼へ 3ランを放つなど 4打数 2安打 3打点の大暴れ。掛布雅之 2軍監督(61)は「非常にいいスイング」と大絶賛した。試合は 7- 0で勝利し、貯金を「4」とした。佐藤峻の 118キロカーブを振り抜いた。 8日の 2軍降格後初めての試合でいきなり 3ラン。 4回には強い打球で 3塁手の失策を誘って出塁。 5回二死 2塁で中前打を放って、好機を拡大した。 3ランを含む 4打数 2安打 3打点。掛布 2軍監督は「素晴らしい。力が抜けていて。非常にいいスイングでした」と称えた。江越は「自分はバッティングがダメで落とされた。しっかり修正したいと思います」と再出発を誓った。挫折を味わった虎期待の長距離砲。その目はやる気に満ちあふれていた。記事をまとめてみました。
<阪神 1- 3巨人、 7回戦>◇11日◇阪神甲子園球場
巨人は初回、坂本の中越え本塁打で 1点を先制した。 3回にはコリジョン・ルールなどの適用もあり、 2点を追加した。
阪神先発メッセンジャーは 6回まで 5安打 3失点。一方、巨人田口は 6回まで 1安打無失点。 2塁を踏ませない投球をしている。
巨人は 7回以降、中継ぎ陣が好投し逃げ切り勝ち。連敗を「3」で止め、首位浮上。阪神は 3安打と打線が沈黙。勝率「5割」となった。
3回表巨人二死 2塁、一度はアウトのコールもコリジョンルール適用で 2塁走者小林誠司捕手が生還となり、抗議も覆らず両手を挙げてベンチへ戻る金本知憲監督。右は高代延博ヘッドコーチ=阪神甲子園球場
今季から導入されたコリジョンルールがセ・リーグで初適用され、阪神が失点を喫した。
阪神 1点ビハインドの 3回、二死 2塁の巨人の攻撃。脇谷の中前打を処理した大和が本塁送球し、原口が走者の小林誠をタッチアウトにした。だがここで審判団が集まりVTR検証を決定。その結果、原口が本塁をまたいでタッチしたと判断され、判定が覆って巨人に得点が認められた。
3回表巨人二死 2塁、巨人・脇谷亮太内野手の中前打で 2塁走者の巨人・小林誠司捕手は本塁へ滑り込み、アウトの判定もコリジョンルールでセーフとなる。捕手は原口文仁=阪神甲子園球場
直後、猛抗議に出た金本知憲監督は「(原口は)バウンドを合わせただけだし、ベースはガラ空き。あれがコリジョンと言われたら」と怒り心頭。阪神サイドは原口も最初は走路を開けていたが、ショートバウンド捕球でやむを得ず前に出た時に本塁をまたいだとの主張だったが、再び判定が覆ることはなかった。リズムを崩したメッセンジャーは再開後、ギャレットに適時打を浴びるなどこの回 2失点。勝敗を分けた大きな判定になった。
3回表巨人二死 2塁、脇谷の中前打がコリジョンルール適用での適時打に変更され、ベンチを飛び出し抗議する金本知憲監督=阪神甲子園球場
阪神-巨人戦で今季から導入されたコリジョンルールが適用され、阪神が失点した。
巨人 1点リードで迎えた 3回二死 2塁の場面。脇谷の中前安打を処理した大和からの本塁送球を受けた原口が、走者の小林誠にタッチし、嶋田球審が 1度はアウトを宣告した。 3アウトチェンジかと思われたが、巨人高橋監督が抗議してビデオ判定。検証の結果、原口が本塁をまたいでタッチしたと判断されたとみられ、判定が覆った。
阪神の試合で、コリジョンが適用されるのは攻守ともに初めて。金本監督も激しく猛抗議に出たが、判定は変わらなかった。先発メッセンジャーはその後、ギャレットもタイムリーを浴び、リードを 3点に広げられた。
3回 脇谷の適時打で本塁を突く巨人・小林誠司捕手(左22番)とブロックする捕手の原口文仁(右)。一度はアウトの判定もビデオ判定の結果、コリジョンルールが適用されセーフになる=阪神甲子園球場
今季から導入されたコリジョン(衝突)ルールが適用され、判定が覆った。今季 2例目でセ・リーグでは初めて。
巨人 1点リードの 3回二死 2塁から巨人の脇谷の中前打で 2塁走者の小林誠が本塁突入。阪神の大和は捕手の原口のほぼ正面へ送球しタッチアウト。しかし、ビデオ検証後、捕手が走路をふさいだとしてセーフとなった。金本監督が審判団に詰め寄る場面もあった。捕手を務める小林誠は「審判は(本塁を)またいでは駄目と言っていた。ああいうのを、気をつけている。タイミングはアウト。あの 1点は大きかった」と振り返った。
阪神の谷本広報部長は試合後、日本野球機構(NPB)に意見書を提出する意向を示した。
◆阪神・矢野作戦兼バッテリーコーチ
「あれはブロックに見えない。あれでコリジョンと言われたら 1点のプレーが軽くなってしまう。ベースをブロックしたり、隠したりしているわけではないのにコリジョンを取られるのは不満だね」
◆阪神・高代ヘッドコーチ
「(走者の)小林は真っすぐ滑ってきていたやろ? 回り込んでいたりしたら別やけど。きょうのアウトをセーフとしてしまったら、野球が変わってしまう。理解できない。判定が幼稚すぎるというか。腹立つ」
7回、安打を打った福留孝介外野手=阪神甲子園球場
開幕 4番の福留孝介外野手が今季初の「 3番・右翼」でスタメン出場。 3点を追う 7回には田口のスライダーをファウルで粘り、 8球目の直球を左前に弾き返した。「(安打よりチームが)勝たないと意味がない」。 4打数 1安打で打率 0.320。左太もも裏の痛みと戦いながら猛虎打線をけん引している。
7回無死満塁で最悪の投ゴロ併殺に倒れた鳥谷敬内野手。追い上げムードが一瞬でしぼんだ=阪神甲子園球場
そりゃないで!! 押し出し四球で 2点差に迫った 7回無死満塁で、鳥谷敬内野手が最悪の投ゴロ併殺に倒れた。今季 2度目の 3連敗で貯金が消滅した金本知憲監督は、主将に大苦言。永久欠番「11」の「村山実生誕80周年デー」に、25年ぶりとなる開幕から甲子園巨人戦 4戦勝ちなしという屈辱…。天国のミスタータイガースが泣いてるで!!
ガコッ。マシソンの内角 151キロに押されたドン詰まりの打球が、鈍い音とともに右腕の前に転がった。 4万3840人を飲み込んだ甲子園に悲鳴が上がる。投手-捕手-一塁と転送され、最悪の併殺。そりゃないよ、鳥谷…。 7回、 1- 3とし、なお無死満塁。反撃の機運は一瞬で泡と消えた。
「次、がんばります」
鳥谷敬内野手の打球は原口文仁捕手に押し出し四球を与えたマシソン(手前)の前に転々=阪神甲子園球場
悔しさを押し殺し、引き揚げた。勝負事。常に勝てるわけはない。ただあえて言いたい。鳥谷だから何とかしてほしかった。 5番に抜てきされた育成出身の原口が、執念で押し出し四球を奪った直後だ。百戦錬磨の主将なら-。ファンもベンチも年俸 4億円の主力に期待したはず。だからこそ落胆は大きい。
微妙なコリジョン適用による 2失点が事実上の決勝点となったが、不本意な 2点を一気に取り返す気概を見たかった。
3連敗で貯金を吐き出した。その間、鳥谷に快音はなく、これで15打席ノーヒット。阪神歴代 7位の田淵幸一氏の 735にあと 2と迫っている打点は 7試合無い。
「村山実生誕80周年、永久欠番デー」は、わずか 3安打だった=阪神甲子園球場
「まあずっと、調子が上がらないままだからね、ほんと」
試合後、併殺の場面を問われた金本監督は、思わずニガ笑いした後、苦言を呈した。
「もう打線は毎度。毎度毎度。若い選手も、もう、おんなじやられ方をしているからね。主力もそうだけど」
ため息の指揮官は「競争って言っている以上、だんだんチャンスはなくなっていくからね、これでまた。次の若い選手と切り替わっていくから。そこをどう考えるかだね。中堅も含めて、主力も含めてね」と静かな口調に怒気を込めた。
就任時から「お前が変わらないと」と鳥谷を叱咤し、信頼してきた。若手を積極起用する今季、38試合を消化し、打率 0.242と上向く気配はない。打順は固定されず、 4、 7、 8、 9番以外のすべての打順に座っている。流動的な部分があるとはいえ、チームの屋台骨を支える背番号「1」が想定外の不振のままでは、超変革は進まない。
試合前、「永久欠番デー11」にちなみ、村山実の背番号「11」の刺繍がついた帽子をかぶる鳥谷敬内野手=甲子園球場
若手だけではない。中堅、そして主力も-。つまり、もはや“聖域”はないということだ。 613試合連続フルイニング出場中の鉄人でも、このままの状態が続けば、例外はない。
前回 4月27日の対戦で 1失点完投を許した20歳の田口をまたも打ちあぐね、わずか 3安打。 5試合連続 6安打以下となった。G倒に燃えた悲運のエース、故村山実氏の“記念試合”で露呈した、変わらぬ貧打。村山氏の家族も見守る甲子園での巨人戦での開幕 4試合勝ち無し( 3敗 1分け)は25年ぶりの屈辱。勝率 5割からどう巻き返すか。その鍵は、キャプテン鳥谷の奮起といっていい。
◆2試合連続で封じられた先発・田口について、阪神・片岡打撃コーチ:「みんなタイミングが合っていなかった。スピードガンより、バッターは体感が速く感じているんじゃないか。いずれにせよ、 7回のワンチャンス。あそこだけだったね」
◆データBOX◆
◎…阪神は開幕から甲子園での巨人戦で 4戦勝ちなし。これは1991年以来、25年ぶり。同年は 7連敗( 2- 7、 6- 9、 2- 7、 3- 7、 2- 4、 3- 7、 1- 4)を喫し、 8戦目の 7月30日に初勝利( 3x- 2)。また同年甲子園では 1勝12敗と大きく負け越し、対戦成績は 7勝199敗だった。
3回、脇谷亮太内野手に中前打を浴びたランディ・メッセンジャー投手。このあと予期せぬ事態が待っていた=阪神甲子園球場
完全に気持ちが切れた訳ではなかった。粘ったが、あのプレーが痛すぎた。ランディ・メッセンジャー投手が「コリジョンルール」に泣かされ 2敗目だ。
「あれをコリジョンとみなされるのは、よくわからない。あれがすべてになってしまった。自分はどう見てもアウトだと思った。ビデオを見て覆した訳だから、何かあったんだろうけど自分には理解ができない」
先発のランディ・メッセンジャー投手=阪神甲子園球場
捕手・原口のタッチをベースカバーに回っていた本塁後方から見つめ、ド派手なガッツポーズも決めていた。一度引き揚げたベンチからマウンドに戻され、“余計な” 2点を失った。「アウトと言われてベンチに戻って、ビデオを見るから戻れと言われて、リズムを戻すのは難しいよね」とがっくりだ。
村山実デーのこの日、ランディ・メッセンジャー投手の帽子に「11」=阪神甲子園球場
1回に坂本にカーブを先制ソロ本塁打されたが状態はよかった。“コリジョン後”はしっかりと立ち直り、 8回 6安打 3失点。「永久欠番デー11」として、G倒に執念を燃やした故村山実氏の背番号「11」を帽子に刻んで挑んだ日に、メッセも気迫に満ちた投球を見せた。村山氏の魂そのままに、悲運にも勇ましく立ち向かってみせた。
連勝は「4」で止まったが、誰も責めない。金本監督も「球自体は良かったから、次は楽しみ。角度もあったし」と前を向いた。剛腕助っ人はこの悔しさを必ず、次へつなげる。
原口文仁捕手とハイタッチするランディ・メッセンジャー投手=阪神甲子園球場
◆阪神・香田勲男投手コーチ:「野球じゃなくなるよ。映像見てどうだった? (メッセンジャーへの)影響がないことはない」
中継ぎ転向が決まった藤川球児投手(左)は、ラファエル・ドリス(中央)、マルコス・マテオ投手(右)らと談笑する=阪神甲子園球場
藤川球児投手が11日の巨人戦(甲子園)からリリーフ待機に入った。
香田投手コーチは「様子を見ながら。いつからいつまでというわけではない。今まで先発でやっていて、いきなり(勝ちパターンでの展開での投入は)難しい。最初は楽なところで」と説明した。
今季は開幕から先発ローテーションに入ったが 5試合登板で 1勝 2敗、防御率6.12と不調。かつて 2度のセーブ王、 2度の最優秀中継ぎ投手賞に輝いている。リリーフエースとして君臨した姿に戻れるか、注目が集まる。
藤川球児投手(左から 3人目)は、リリーフ陣の練習に加わった=阪神甲子園球場
藤川球児投手が11日、巨人戦(甲子園)にベンチ入りし、中継ぎへ配置転換となった。香田勲男投手コーチは「いつからいつまでとは決めていない」と“無期限”であることを示唆。何度も虎を救ってきたリリーフの立場で、球児は再出発を図る。
今季、藤川は 4年ぶりに阪神に復帰し、 1月の自主トレ中から先発として意欲的に調整を続けてきた。しかし、ここまで 5試合に先発し、 1勝 2敗、防御率6.12。 7日のヤクルト戦(甲子園)でも 2本塁打を浴び、 3回 5安打 5失点で降板するなど振るわなかった。
前日10日の同カードが雨天中止となったことで先発ローテーションが再編され、当初は藤川が先発予定だった14日のDeNA戦(横浜)に別の投手が先発する運びとなっていた。配置転換後の起用法について香田コーチは「最初はちょっと楽なところで。リリーフとしての彼の投球スタイルも、ブルペンでの連投も、今年はまだやっていないわけだから」と見通しを語った。
藤川は大リーグ、カブスに在籍していた2013年 6月に右肘のトミー・ジョン手術を受けており、連投に課題を残すが、先発時にも試合序盤には最速 146キロのキレのある直球も投じていた。中継ぎで結果を求めていくのか、と問われた金本監督は「そういうあれじゃないけどね。結果を出してもらうとか、そういうあれではない」と話したが、通算 102ホールド、 220セーブを誇る男がブルペンに加わる意味は大きい。
体に染みこんでいる短いイニングを投げる感覚を呼び起こし、球児はもう一度立ち上がる。
★村山実デー
今年は故村山実氏(1998年に61歳で他界)の「生誕80周年」に当たり、背番号「11」にちなんで 5月11日の阪神-巨人(甲子園)を「永久欠番デー11」として開催した。阪神の選手、コーチ、監督が着用する帽子に「11」の刺しゅうが入り、試合開始前に打倒巨人に燃えたレジェンドのVTRが流されたほか、来場者に座右の銘「道一筋」がプリントされたオリジナルタオルが配られた。
ウエスタンリーグ<阪神 7‐ 0オリックス>◇11日◇阪神鳴尾浜球場
江越大賀外野手が11日、ウエスタン・オリックス戦(鳴尾浜)に「 6番・中堅」でスタメン出場。 1回に左翼へ 3ランを放つなど 4打数 2安打 3打点の大暴れ。掛布雅之 2軍監督は「非常にいいスイング」と大絶賛した。試合は 7- 0で勝利し、貯金を「4」とした。
1回、左越えに 3ラン本塁打を放った江越大賀外野手=阪神鳴尾浜球場
グシャ!! ド迫力の快音とともに打球は左翼の防球ネットの中間に突き刺さった。 1点リードの 1回二死 1、 2塁。江越の放った一撃に鳴尾浜のスタンドからは驚きの声があがった。
「(ボールが)甘かったので振りました。手応えはありました。強く振るというよりは、膝を柔らかくして打つというイメージでした」
佐藤峻の 118キロカーブを振り抜いた。 8日の 2軍降格後初めての試合でいきなり 3ラン。 4回には強い打球で 3塁手の失策を誘って出塁。 5回二死 2塁で中前打を放って、好機を拡大した。
1回、左越えに特大の 3ランを放った江越大賀外野手。 2軍降格後初の試合でいきなり一発=阪神鳴尾浜球場
3ランを含む 4打数 2安打 3打点。掛布 2軍監督は「素晴らしい。力が抜けていて。ヘッドスピードも速くなっているんじゃない? 非常にいいスイングでした」と称えた。
掛布道場入門の効果がすぐに出た。前日10日に甲子園の室内で行われた練習で指揮官から「左膝が伸びてしまうので柔らかく使え」と助言をもらった。同時に「そんなに悪い状態じゃない。そんなに心配していないですよ」と話していた。結果を求めるあまり、開幕前に出来ていた下半身主導の打撃フォームを見失っていた。ミスタータイガースが予告していた通り、ワンポイントチェックで、状態がV字回復だ。
江越は「自分はバッティングがダメで落とされた。しっかり修正したいと思います」と再出発を誓った。挫折を味わった虎期待の長距離砲。その目はやる気に満ちあふれていた。
5回、安打をはなった江越大賀外野手を笑顔で出迎える掛布雅之 2軍監督=阪神鳴尾浜球場
G軍に負けたのでは無い!G軍贔屓(びいき)の審判がいるために負けたのだ!こんな試合ならやらない方が良い!全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって前進だ! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
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