阪神わずか４安打…ゴメス、連続試合安打『５』でストップ…メッセンジャー、通算1000奪三振達成！

　29日東京ドームで巨人－阪神10回戦が行われ、 7連敗中の巨人は高木、阪神はメッセンジャーが先発。巨人は 3回、重信の先制適時打、坂本の10号ソロでリードを広げた。 7回以降は両軍無得点。高木が 7回 3安打 1失点で 4勝目。沢村は12セーブ目を挙げた。阪神はメッセンジャーが 8回 2失点と粘ったが、打線が 4安打で 1点と援護できなかった。今季、デーゲームは 9勝12敗 1分け(昨季は19勝25敗 1分け)。ナイター翌日のデーゲームは 3勝 6敗だ。しかも、開幕直後の 2週で土日に 4連勝しているだけに、疲れが出始めた 3週目以降は、昼間の試合に大きく負け越している計算だ。18試合ある交流戦でもデーゲームは 3分の 1の 6試合が組まれている。どう短い時間で体を休め、そしていち早く“目覚め”させるか。チームを挙げて意識していく。
　マウロ・ゴメス内野手(31)は 4打数無安打。 2回先頭でカットボールを空振り三振。 1点を追う 4回二死でもフォークに空を切るなど、縦の変化にやられた。連続試合安打も｢５｣でストップ。厳しい顔で東京ドームを後にした。
　Ｄ 1位・高山俊外野手(23＝明治大學)は｢ 7番・中堅｣で先発出場も、高木の前に一邪飛、空振り三振…。わずか 2打席のみで 8回に代打・今成を送られた。交流戦開幕となる31日の楽天戦から気持ちを新たにしたい。
　 5番・原口文仁捕手(24)は 7回二死の第 3打席で高木から中前打。12試合連続出塁とした。完投負けとなったメッセンジャーについては 3回の 2失点を悔やんだ。
　金本監督が怒りの交代劇だ。対象は｢ 8番・ 2塁｣で先発出場した北條史也内野手(21)だ。 3回の守り、二死 2塁でクルーズの 2塁へのゴロをさばいたが 1塁へ悪送球。自身今季 4個目の失策で先制点を与えてしまった。攻撃面でも精彩を欠いた。逆転に成功した 4回はなおも一死 1塁で 3ゴロ併殺打。指揮官はその裏、すかさず大和を送り、北條をベンチに下げた。｢超変革｣の旗印のもと起用を続ける若手野手に厳しい姿勢を見せた。
　ランディ・メッセンジャー投手(34)が通算1000奪三振を記録した。 8回に亀井からこの日 7個目の三振を奪い、記念の花束を受け取った。節目に到達した 8回終了後に花束を受け取ったが複雑な表情だった。試合は 8回 6安打 2失点と力投も、援護なく 4敗目。メッセンジャーは、 3回の坂本に浴びた本塁打を悔やんだ。
　ラファエル・ドリス投手(28)が29日、ＢＣリーグ福井との交流試合(福井)に先発し、 1回無安打無失点の好投。登板過多による右肩痛で19日に出場選手登録抹消後、初めての実戦で最速 153キロをマークした。交流戦開幕となる31日の楽天戦(コボスタ宮城)から 1軍昇格する可能性が高まった。 1軍では開幕守護神のマテオが右肩痛により28日に抹消。苦しいブルペン事情を救うべく、白羽の矢が立つのは間違いない。復活したドミニカンがチームを押し上げる。記事をまとめてみました。

　＜巨人 2－ 1阪神、10回戦＞◇29日◇東京ドーム
　 7連敗中の巨人は高木、阪神はメッセンジャーが先発。巨人は 3回、重信の先制適時打、坂本の10号ソロでリードを広げた。
　阪神は 4回にチーム初安打となる鳥谷の 4号ソロで 1点を反撃した。巨人高木はその後は安定した投球で 6回まで追加点を許さず。
　 7回以降は両軍無得点。高木が 7回 3安打 1失点で 4勝目。沢村は12セーブ目を挙げた。阪神はメッセンジャーが 8回 2失点と粘ったが、打線が 4安打で 1点と援護できなかった。


　ベンチの金本知憲監督＝東京ドーム

　今後はデーゲームも鍵！？　 4安打 1得点の打線について、金本監督は｢振りが鈍い。デーゲーム対策をせなあかんね、これは｣と厳しい表情で話した。
　｢とらえているのに、全然、振れていない。デーゲームはうち、ずっと弱いんでしょ？　去年からと聞いている。きのう(ナイター)と全然(振りが)違ったね｣
　今季、デーゲームは 9勝12敗 1分け(昨季は19勝25敗 1分け)。ナイター翌日のデーゲームは 3勝 6敗だ。しかも、開幕直後の 2週で土日に 4連勝しているだけに、疲れが出始めた 3週目以降は、昼間の試合に大きく負け越している計算だ。
　｢(対策は)まあ、準備よね。体のキレを出す。まだ起きてない感じだったね｣
　18試合ある交流戦でもデーゲームは 3分の 1の 6試合が組まれている。どう短い時間で体を休め、そしていち早く“目覚め”させるか。チームを挙げて意識していく。


　 4回、空振り三振に倒れたマウロ・ゴメス内野手＝東京ドーム

　マウロ・ゴメス内野手は 4打数無安打。 2回先頭でカットボールを空振り三振。 1点を追う 4回二死でもフォークに空を切るなど、縦の変化にやられた。連続試合安打も｢５｣でストップ。｢毎試合ヒットを打つのは難しい。出ない日もある｣と厳しい顔で東京ドームを後にした。


　一時の勢いがなくなってきた高山俊外野手は 3回、高木の前に 1邪飛に倒れた＝東京ドーム

　Ｄ 1位・高山俊外野手は｢ 7番・中堅｣で先発出場も、高木の前に一邪飛、空振り三振…。わずか 2打席のみで 8回に代打・今成を送られた。片岡打撃コーチは｢きょうはまったく合ってなかった｣と説明。交流戦開幕となる31日の楽天戦から気持ちを新たにしたい。


　 7回、安打を放った原口文仁捕手＝東京ドーム

　 5番・原口文仁捕手は 7回二死の第 3打席で高木から中前打。12試合連続出塁とした。｢(ヒットは)よかったです｣。もちろん、チームの連勝ストップに喜べるはずがなく、厳しい表情。完投負けとなったメッセンジャーについては｢尻上がりでした。走者が出て、テンポが速くなってしまった｣と 3回の 2失点を悔やんだ。


　 3回裏二死 2塁、クルーズの 2ゴロを北條史也内野手が 1塁悪送球し、 2塁走者の坂本勇人内野手の生還を許した＝東京ドーム

　金本監督が怒りの交代劇だ。対象は｢ 8番・ 2塁｣で先発出場した北條史也内野手だ。 3回の守り、二死 2塁でクルーズの 2塁へのゴロをさばいたが 1塁へ悪送球。自身今季 4個目の失策で先制点を与えてしまった。攻撃面でも精彩を欠いた。逆転に成功した 4回はなおも一死 1塁で 3ゴロ併殺打。指揮官はその裏、すかさず大和を送り、北條をベンチに下げた。
　｢つまらんミスをするからね。神宮(のヤクルト戦)から記録にはついてないけど 3試合で 5つぐらいミスしてるから。あまりにもね。投手に申し訳なさすぎる。北條がこれをどうとらえるか。使い続けるのも育てるうちの 1つだけど、スパッと代える、つらい経験をさせるのもつながると思う。ボクはそう思ってる｣
　北條も｢もっと落ち着いて捕らないといけなかったです｣と反省。｢超変革｣の旗印のもと起用を続ける若手野手に厳しい姿勢を見せた。


　 8回、１０００奪三振を達成したランディ・メッセンジャー投手＝東京ドーム

　ランディ・メッセンジャー投手が通算1000奪三振を記録した。
　 8回に亀井からこの日 7個目の三振を奪い、記念の花束を受け取った。
　試合は 8回 6安打 2失点と力投も、援護なく 4敗目。メッセンジャーは｢ほろ苦いというかね…。唯一、自分でも気に入らないのが坂本選手へのフォークが浮いてしまったこと｣と、 3回の坂本に浴びた本塁打を悔やんだ。


　 8回裏巨人二死 1塁、亀井を空振り三振に仕留めて通算1000奪三振を達成し、花束を贈られたランディ・メッセンジャー投手＝東京ドーム

　メッセンジャーが通算1000奪三振を達成したものの、白星はつかめなかった。 8回を 2失点にまとめながら、援護が少なく 4敗目。亀井からこの試合 7個目の三振を奪って節目に到達した 8回終了後に花束を受け取ったが｢ほろ苦い｣と複雑な表情だった。
　反省したのは 3回の投球。重信の適時打で 1点を失った後、坂本に高めのフォークボールをソロ本塁打とされ｢あの失投は悔しい｣と振り返った。それでも来日 7年目での記録達成に｢まさか、そんなに長く(日本で)やっているとは思わなかった｣としみじみ語った。

　ラファエル・ドリス投手が29日、ＢＣリーグ福井との交流試合(福井)に先発し、 1回無安打無失点の好投。登板過多による右肩痛で19日に出場選手登録抹消後、初めての実戦で最速 153キロをマークした。交流戦開幕となる31日の楽天戦(コボスタ宮城)から 1軍昇格する可能性が高まった。
　バァ～ン！！　ド迫力の乾いたミット音にスタンドの北陸のチビっ子たちは目を丸くした。ドリスが復帰戦で 153キロを計測。自慢の剛速球で 1軍ＯＫをアピールした。
　｢いつも通り投げて、いい結果につながってよかった。すべての球種を試して、すべて良かったと思う。(右肩の)違和感もなかった｣


　 1回無失点のラファエル・ドリス投手。 153キロを投げ、 1軍昇格ＯＫだ＝福井県営球場

　登板過多による19日の抹消後、初めての実戦マウンド。 1回先頭の森をあっさり 4球で 2ゴロに仕留めると勢いに乗った。高柳を追い込んでからスライダーで空振り三振。ジョニーを遊ゴロに打ち取り、わずか10球で打者 3人をピシャリと抑えた。
　相手がＢＣリーグとはいえ、迫力はケタ違い。掛布 2軍監督は｢ボールは問題ないね。すぐに 1軍に呼ばれると思うよ｣と推薦状。高橋 2軍投手コーチも｢申し分ない。もう 1軍のフィールドで投げられるね｣と31日からの昇格に太鼓判を押した。
　 1軍では開幕守護神のマテオが右肩痛により28日に抹消。苦しいブルペン事情を救うべく、白羽の矢が立つのは間違いない。すっかり疲労が抜けたドリスは｢与えられた(ポジションで)しっかり投げるだけだよ｣と闘志メラメラ。復活したドミニカンがチームを押し上げる。

　久しぶりに現場(東京ドーム)に行き練習中から見ましたが、やる気が有るのか無いのかどの選手も振りが甘いと感じられた。｢この状態なら負けても仕方が無いな｣という練習にはホンマあきれました！気の入った練習なら、｢今日もガンバレよ！｣と言えたのですけれどね。結果的に負け試合でも当然でしたでしょうね。打てないものだから、高代コーチもサインを出せず状態でしたね。

　全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！　ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！