● 7日明治神宮球場でヤクルト－阪神、19回戦が行われ、阪神は 3回一死 3塁から鳥谷の右中間への適時 3塁打で先制。先発岩崎は 3回まで 2安打無失点。ヤクルト先発は館山。ヤクルトは同点の10回無死 2、 3塁から比屋根の中前打でサヨナラ勝ちした。阪神は 1点を追う 9回に意地を見せた。 2連続四死球で好機をつくると、一死後に江越が同点打。追い込まれながらもしぶとく中前に運ぶ貴重な一打となった。途中出場の若武者が、その通りの粘りを体現した。
●ドラフト 1位高山俊外野手(23＝明治大學)が、今季 9度目となる猛打賞の活躍をみせた。この日の 6打席はいずれも先頭で、 3回にヤクルト先発館山から左中間を破る 2塁打を放つなど、計 4出塁で好機を演出し続けた。神宮ならではの乱戦で牙をむき続けたのが 1番・高山だった。今季 9度目の猛打賞と気を吐いた。 6回先頭でも左腕・岩橋のカットボールを右前に運び、鳥谷の打球を左翼のバレンティンが落として(失策)生還。明治大學時代、東京六大学通算安打新記録( 131安打)を樹立した場所で、縦横無尽に駆け回った。猛打賞は 7月22日の広島戦(マツダ)以来、出場14試合ぶり。今季 9度目で虎の新人最多記録を持つ、1998年の坪井智哉の11度まであと｢２｣に迫った。残り38試合で新記録樹立を視界にとらえた。 9日からは広島戦(マツダ)。鯉戦打率 0.383をマークする男が気合を入れ直した。
●鳥谷敬内野手(35)が先制の適時 3塁打を放った。 3回、一死 3塁の場面で外角直球を振り抜き右中間を破った。
●福留孝介外野手(39)は球団タイ記録の 1試合 5四球と、勝負してもらえず。 1打数無安打で、先発出場試合の連続試合安打も｢１３｣でストップ。
●原口文仁捕手(24)が同点打を放った。 1点を追う 5回。二死 1、 3塁、ヤクルト館山のスライダーを左前に転がした。原口は 1点を追う 5回二死 1、 3塁で、館山から左前へ同点打。カウント 2－ 2から、 6球目のスライダーをとらえた。ただ続く 6回は、 5－ 2として、なお一死 1、 3塁から遊ゴロ併殺。 9回に代走を送られ、退いた。
●江越大賀外野手(23)は 5回に代走で出場するとそのまま中堅に入り、 1点を追う 9回一死 1、 2塁から中前同点打を放った。中堅はポジション争いが過熱しているが闘志を燃やしていた。
●阪神は 2点リードの 7回から投入した藤川球児投手(36)が、 2回 3失点と誤算。 1点を追う 9回に江越が同点打を放ち、延長戦に入ったが、17試合連続無失点中だったマルコス・マテオ投手(32)がサヨナラ打を浴びた。頼みの 2人が崩れて借金は再び｢１０｣。金本知憲監督(48)は｢痛いのは痛い｣－。午後10時34分。比屋根の打球が中堅・江越の頭上を越え、鳴り物が消えた神宮に、燕党の大歓声がこだました。沈黙の左翼席、そして 3塁ベンチ…。 4カード連続勝ち越しを狙った金本阪神が、痛恨のサヨナラ負けだ。しかも、11試合連続無失点だった藤川でひっくり返され、17試合連続無失点だったマテオで、トドメを刺された。 5回二死満塁では代打・狩野の飛球を右翼・比屋根が落球し、 2点を勝ち越し。 6回はバレンティンの後逸でリードを 3点に広げ、継投策に出た。 6回。山田から始まる打順で、調子の上がらない岩崎に代え、安藤をマウンドへ。そして 5－ 3の 7回から、藤川を送った。青写真では球児 2イニング、 9回はマテオで逃げ切り。しかし…。球児は 7回に 2適時打を許して同点。続投した 8回も比屋根に勝ち越し打を浴びた。 9回に江越の適時打で追いつき、投入されたマテオも 2イニング目に沈んだ。延長10回。 2塁打とセーフティーバントで無死 1、 3塁。失態を取り返す 3安打を放っていた比屋根を迎えた。 1球目の 2盗で 2、 3塁。敬遠策もあったが…勝負。そして、 2球目のスライダーをはじき返された。暗転した 4時間34分の死闘。重い 1敗となったが、残り38試合、引きずっている時間はない。
● 7日北海道日本ハム 鎌ケ谷スタジアムでファーム交流試合・北海道日本ハム－阪神 2回戦が行われ、阪神のＤ 4位・望月惇志投手(19＝横浜創学館高校)が 7日、ファーム交流試合・北海道日本ハム戦(鎌ケ谷)に先発。 5回 2/3を投げ、 1失点(自責 0)の好投で 4勝目( 2敗)を挙げた。及第点を与えた掛布雅之 2軍監督(61)は変化球の精度を次の課題に挙げた。 3回、先頭の松本を遊撃の失策で塁に出すと、岸里の右前打などで 2、 3塁のピンチ。近藤の 2ゴロで 1点を奪われた。しかし、同じことは繰り返さない。 5回には一死満塁のピンチを自ら招くとギアを上げ、近藤を空振り三振、高浜には 151キロ直球で出し、 1ゴロに打ちとってゼロで切り抜けた。これで 4勝目( 2敗)。先発として着々と成長を続ける19歳の 1軍デビューが待ち遠しい。記事をまとめてみました。
＜ヤクルト 7－ 6阪神、19回戦＞◇ 7日◇明治神宮球場
阪神は 3回一死 3塁から鳥谷の右中間への適時 3塁打で先制。先発岩崎は 3回まで 2安打無失点。ヤクルト先発は館山。
ヤクルトは 1点を追う 4回に山田の33号 2ランで一時逆転。阪神は 5、 6回に相手の失策で 4点を挙げ、再び逆転した。
ヤクルトは 7回に同点とし、 8回に比屋根の適時打で勝ち越した。阪神は 9回に江越の適時打で同点に追い付き、延長戦に入った。
ヤクルトは同点の10回無死 2、 3塁から比屋根の中前打でサヨナラ勝ちした。
9回、同点の適時 2塁打を放った江越大賀外野手＝神宮球場
阪神は 1点を追う 9回に意地を見せた。 2連続四死球で好機をつくると、一死後に江越が同点打。追い込まれながらもしぶとく中前に運ぶ貴重な一打となった。
終盤の粘り勝ちが多くなるなど、夏場に来てチーム状態が上向きで、金本監督は｢執念が出てきつつある｣と手応えを口にしていた。途中出場の若武者が、その通りの粘りを体現した。
3回表阪神無死、館山昌平投手から左に 2塁打を放った高山俊外野手＝明治神宮球場
ドラフト 1位高山俊外野手が、今季 9度目となる猛打賞の活躍をみせた。
この日の 6打席はいずれも先頭で、 3回にヤクルト先発館山から左中間を破る 2塁打を放つなど、計 4出塁で好機を演出し続けた。試合後は｢結果がでたことは良かったと思います。試合に負けているので、勝てるように貢献していきたい｣と話した。
3回、左越えの 2塁打を放った高山俊外野手。先制のホームを踏んだ＝明治神宮球場
殴り殴られ、蹴り返し…。神宮ならではの乱戦で牙をむき続けたのが 1番・高山だった。今季 9度目の猛打賞と気を吐いた。
｢(館山さんは)スライダーとシュートの 2本だったので、その 2つに絞って対応していこうと試合前から決めていました｣
1回に館山から遊撃内野安打。 3回先頭では左中間 2塁打で鳥谷の先制 3塁打を呼び込んだ。さらに 4－ 2の 6回先頭でも左腕・岩橋のカットボールを右前に運び、鳥谷の打球を左翼のレンティンが落として(失策)生還。明治大學時代、東京六大学通算安打新記録( 131安打)を樹立した場所で、縦横無尽に駆け回った。
｢結果が出たのはよかったです｣
6回に右前打を放ち、今季 9度目の猛打賞＝明治神宮球場
猛打賞は 7月22日の広島戦(マツダ)以来、出場14試合ぶり。今季 9度目で虎の新人最多記録を持つ、1998年の坪井智哉の11度まであと｢２｣に迫った。残り38試合で新記録樹立を視界にとらえた。
開幕から｢ 1番・左翼｣に座り、 2軍降格を味わうことなくここまできたが、生ぬるい道が用意されたわけでは決してない。 4月の右肘痛が癒えた後もスカウト陣から金本監督ら現場サイドに｢高山にもっと厳しく指導してやってほしい｣と異例のお願いがあった。高山もその愛のムチに応え、戦力となった。
9日からは広島戦(マツダ)。｢強いチームなので、なんとかして勝っていけるようにチームとしても、もう一度まとまっていく必要があると思うので僕自身も継続してやっていきたい。結局勝てなかったので、もっとチームに貢献できるようにしたいです｣。鯉戦打率 0.383をマークする男が気合を入れ直した。
3回表阪神一死 3塁、右越え適時 3塁打を放った鳥谷敬内野手＝明治神宮球場
鳥谷敬内野手が先制の適時 3塁打を放った。 3回、一死 3塁の場面で外角直球を振り抜き右中間を破った。
鳥谷は｢ランナー 3塁という状況だったので、バットに当てて前に飛ばせばなんとかなると思っ
ていました。うまく前でさばけました｣とコメントした。
福留孝介外野手は球団タイ記録の 1試合 5四球と、勝負してもらえず。｢無理に打ってアプローチを崩すことはない。自分が四球を取ってつなぐことがチームのためだと思う｣。自身も含めてあと 1本が足りなかった打線を｢よくはなっているけど、最後に勝ち越さないと。投手に申し訳ない｣と嘆いた。 1打数無安打で、先発出場試合の連続試合安打も｢１３｣でストップ。
4回、適時打を放った原口文仁捕手＝明治神宮球場
原口文仁捕手が同点打を放った。 1点を追う 5回。二死 1、 3塁、ヤクルト館山のスライダーを左前に転がした。
原口は｢ 3塁の場面でまずは同点に追いつくんだということだけを考えて、集中力を高めて打ちにいきました。あの打席で最後に一番打てるボールが来て、それを逃さずに打ち返せました。ランナーをかえせてよかったです｣と話した。
5回表阪神、館山昌平投手から左前適時打を放った原口文仁捕手＝明治神宮球場
原口は 1点を追う 5回二死 1、 3塁で、館山から左前へ同点打。カウント 2－ 2から、 6球目のスライダーをとらえた。
｢まずは同点に追いつくんだということだけ考えて、集中力を高めて打ちにいきました。あの打席で最後に一番、打てるボールが来て、逃さず打ち返せました」。ただ続く 6回は、 5－ 2として、なお一死 1、 3塁から遊ゴロ併殺。 9回に代走を送られ、退いた。
9回、同点の適時 2塁打を放った江越大賀外野手＝明治神宮球場
江越大賀外野手は 5回に代走で出場するとそのまま中堅に入り、 1点を追う 9回一死 1、 2塁から中前同点打を放った。｢ただもう、何も考えずに。(ボールは)待っていたとか、苦手とかはないです｣。中堅はポジション争いが過熱しているが｢自分が結果を残せば使ってもらえるし、そうじゃなければ他の選手が使われる。そういう意味で毎日が勝負｣と闘志を燃やしていた。
2イニング目の 8回、比屋根渉外野手(左)に一時勝ち越しの 2塁打を浴びた藤川球児投手。 2回 3失点と持ちこたえられなかった＝明治神宮球場
痛い、痛すぎる！！ 阪神は 2点リードの 7回から投入した藤川球児投手)が、 2回 3失点と誤算。 1点を追う 9回に江越が同点打を放ち、延長戦に入ったが、17試合連続無失点中だったマルコス・マテオ投手がサヨナラ打を浴びた。頼みの 2人が崩れて借金は再び｢１０｣。金本知憲監督は｢痛いのは痛い｣－。
午後10時34分。比屋根の打球が中堅・江越の頭上を越え、鳴り物が消えた神宮に、燕党の大歓声がこだました。沈黙の左翼席、そして 3塁ベンチ…。 4カード連続勝ち越しを狙った金本阪神が、痛恨のサヨナラ負けだ。しかも、11試合連続無失点だった藤川でひっくり返され、17試合連続無失点だったマテオで、トドメを刺された。
8回を終え、ベンチに戻る藤川球児投手＝明治神宮球場
金本監督は｢確かに、痛いのは痛いけどね。中継ぎでひっくり返されるっていうのは。あの 2人でね｣と厳しい表情だった。勝ってくれと言わんばかりの展開だった。 5回二死満塁では代打・狩野の飛球を右翼・比屋根が落球し、 2点を勝ち越し。 6回はバレンティンの後逸でリードを 3点に広げ、継投策に出た。
6回。山田から始まる打順で、調子の上がらない岩崎に代え、安藤をマウンドへ。そして 5－ 3の 7回から、藤川を送った。青写真では球児 2イニング、 9回はマテオで逃げ切り。しかし…。
球児は 7回に 2適時打を許して同点。続投した 8回も比屋根に勝ち越し打を浴びた。 2回 3失点。中継ぎ転向後は今季最多の52球を投じた右腕は｢結果が悪かったので。それだけです｣と話した。
延長10回、サヨナラ打を浴びたマルコス・マテオ投手。 2イニング目に力尽きた＝明治神宮球場
9回に江越の適時打で追いつき、投入されたマテオも 2イニング目に沈んだ。延長10回。 2塁打とセーフティーバントで無死 1、 3塁。失態を取り返す 3安打を放っていた比屋根を迎えた。 1球目の 2盗で 2、 3塁。敬遠策もあったが…勝負。そして、 2球目のスライダーをはじき返された。
3敗目を喫したマテオは｢調子は悪くなかった。次がんばります｣と話した。今季サヨナラ負け 8度のうち、神宮は 3度目。対戦 6連勝と“カモ”にしていた燕に連敗し、借金は再び｢１０｣に。 3位ＤｅＮＡと｢５差｣に開いた。
｢チャンスがあったからね、うちも。もうひとつ追い込みが…。北條なんか( 9回一死 2、 3塁で)粘ったけど｣と指揮官。暗転した 4時間34分の死闘。重い 1敗となったが、残り38試合、引きずっている時間はない。
ファーム交流試合＜北海道日本ハム 1－ 2阪神、 2回戦＞◇ 7日◇北海道日本ハム 鎌ケ谷スタジアム
阪神のＤ 4位・望月惇志投手が 7日、ファーム交流試合・北海道日本ハム戦(鎌ケ谷)に先発。 5回 2/3を投げ、 1失点(自責 0)の好投で 4勝目( 2敗)を挙げた。及第点を与えた掛布雅之 2軍監督は変化球の精度を次の課題に挙げた。
乾いた鎌ケ谷のマウンドに望月の汗が染みこんでいく。両親が見守る前で、悔しさを晴らす気迫の98球。ルーキーが敵地連勝を呼びこんだ。
｢いつもピンチで打たれるところがあるので、ランナーが出た時の投球を先週から意識して練習していました｣
3回、先頭の松本を遊撃の失策で塁に出すと、岸里の右前打などで 2、 3塁のピンチ。近藤の 2ゴロで 1点を奪われた。
北海道日本ハム戦で好投し、 4勝目をあげた望月惇志投手＝北海道日本ハム 鎌ケ谷スタジアム
しかし、同じことは繰り返さない。 5回には一死満塁のピンチを自ら招くとギアを上げ、近藤を空振り三振、高浜には 151キロ直球で出し、 1ゴロに打ちとってゼロで切り抜けた。
前回登板の 7月29日の広島戦(丸亀)では 4回途中 7失点で降板。盗塁を 4つ許すなど、反省の言葉ばかりが口をついた。その悔しさが成長の糧となっていた。
掛布 2軍監督は｢まだまだしんどかったけど、あそこまで踏ん張れれば｣と一定の評価を与え｢変化球の精度だね。もっと真っすぐが生きるだろうし、もっと楽に長いイニングを投げられると思う｣と課題をあげた。
これで 4勝目( 2敗)。先発として着々と成長を続ける19歳の 1軍デビューが待ち遠しい。
最初は投手線かと思われた試合だったが、途中から打撃戦と変化した試合。そんな試合で最後に負けるとは…。こんな試合をしていては、後が続かなくなる。今一度、全員野球でファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！ ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
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※今日は、阪神甲子園球場設立記念日です。
阪神甲子園球場は、1924年(大正13年)8月1日に兵庫県西宮市甲子園町に｢全国中等学校優勝野球大会(現・全国高等学校野球選手権大会＝入場者数は毎年80万人前後を動員する学生スポーツ及び国内アマチュアスポーツ最大の大会。)｣の開催を主目的として建設された、日本で最初に誕生した大規模多目的野球場であり、収容人数は日本の野球場の中で最大。
完成するまでは｢枝川運動場｣と名づけられていたが、この年が十干十二支の最初の組み合わせに当たる甲子年(きのえねのとし)という60年に 1度の縁起の良い年であることから、後に｢甲子園大運動場(こうしえんだいうんどうじょう、看板表記は阪神電車甲子園大運動場)｣と命名された。起工式は1924年 3月11日に行われ、同年 8月 1日に竣工式が行われた。
プロ野球セ・リーグの阪神タイガースの本拠地球場であるほか、｢全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)｣および｢選抜高等学校野球大会(春の甲子園)｣という2大高校野球全国大会が戦前から優先的に開催。｢野球の聖地｣と称されている。大学野球の試合にも使用され、毎年春・秋に開かれる｢関西六大学野球連盟｣と、｢関西学生野球連盟リーグ戦｣の一部試合が実施されている。野球以外では、｢アメリカンフットボール｣の全日本大学選手権の決勝戦である｢甲子園ボウル｣が開催されている。
紙テープ、紙吹雪、ウェーブによる応援は常時禁止されている。また周囲が住宅地であるため、環境に配慮して午後10時以降はトランペット・太鼓を使った鳴り物応援は禁止となる。ただし、タイガース勝利時の｢六甲おろし｣は午後10時以降でも合唱される。この球場の広さから、関西では敷地などの面積を示す際に慣用単位として大阪ドームよりも｢甲子園球場○個分｣という表現が使用されるのが定番となっている。
