●ペナントの火はまだまだ消さない！ 金本知憲監督(48)が 8日、 9日からの広島 3連戦(マツダ)へ向けて、広島へ移動した。今季の対戦成績は 5勝13敗と劣勢。カープの独走を許す“原因”となってしまっているだけに、強い意気込みを語った。リーグを、球界を盛り上げるためにも、これ以上広島に屈するわけにはいかない。 9日から敵地 3連戦、そして来週16、17日も京セラドームで 2連戦。羽田空港で、金本監督が眼光を鋭くした。 5～ 7日の広島－巨人(マツダ)では 2位巨人が激闘。同一カード 3連勝こそ逃したが、勝ち越して 5.5差。虎将も負けじと｢次はうちが、熱くできるように｣と決意を口にした。1996年の広島は最大11.5差を巨人に逆転された上、 3位まで落ち、首位と｢６差｣。実質｢１７．５｣をまくられた。2008年の虎も最大｢１３差｣だが、最終的に 2差をつけられ｢１５｣だ。 7月24日の鯉倒から 9勝 4敗。チーム状態は上がっている。借金｢１０｣、 3位ＤｅＮＡとも｢５｣差で、残り38試合。数字だけ見れば苦しいが、奇跡の進撃を開始できるとすればタイミングは、この広島 3連戦しかない。
●福留孝介外野手(39)が 8日、夏男襲名を歓迎した。猛暑に負けることなく、打率 0.327、 7本塁打、42打点と好調キープ。メジャー通算3000安打を達成したマーリンズのイチロー外野手(42)にも刺激を受けながら、広島入りした。 7月打率 0.397、 2本塁打、14打点。 8月に入っても打率 0.375、 2本塁打、 4打点と勢いは止まらない。前日 7日のヤクルト戦(神宮)では球団タイ記録となる 1試合 5四球と勝負されないシーンも目立っている。｢何でも食べる。腹に入れたいものを入れる。寝たいときに寝る｣体の欲求に逆らわない。ストレスをためない。これが夏バテ防止のコツだ。また刺激を受けた。2006年、2009年のワールド・ベースボール・クラシック(ＷＢＣ)でチームメートとして世界一に貢献したイチローがメジャー通算3000安打を達成。敬意を表した。土台がしっかりあるからこその偉業達成。日米通算2000安打を達成した福留のベースも、もちろん同じだ。まずは 9日をとる。手本を示す。
●岩貞祐太投手(24)が 9日広島戦(マツダスタジアム)で先発する。この日は、広島入りしマツダスタジアムでの投手指名練習に参加。キャッチボールやショートダッシュで汗を流した。 9日の広島第 1戦に先発する岩貞はすでに闘志むき出し。今季は17試合に登板し、 5勝( 7敗)止まり。広島戦には 5度先発したが、いずれも黒星に泣いただけに、勝利にどん欲だ。
●10日の広島 2戦目に先発予定の能見篤史投手(37)が 8日、移動後マツダスタジアムでキャッチボールやダッシュなどで調整。鯉の本拠地で通算20試合で13勝 6敗、 3日のＤｅＮＡ戦(横浜)は 6回 4失点(自責 2)で今季 9敗目。得意の敵地で復活の白星を挙げる。
●マルコス・マテオ投手(32)は前日 7日の試合で 9回から登板。 2回を投げ、サヨナラ打を許して敗戦投手に。連続無失点も17試合で止まったが、防御率2.28の右腕は広島の暑い夜も頼れる存在となりそうだ。記事をまとめてみました。
金本知憲監督はセ・リーグを熱くすると誓った＝羽田空港
ペナントの火はまだまだ消さない！ 金本知憲監督が 8日、 9日からの広島 3連戦(マツダ)へ向けて、広島へ移動した。今季の対戦成績は 5勝13敗と劣勢。カープの独走を許す“原因”となってしまっているだけに、｢うちが(セ・リーグを)熱くできるように｣と強い意気込みを語った。
猛虎のプライドを懸けた戦いといっていい。リーグを、球界を盛り上げるためにも、これ以上広島に屈するわけにはいかない。 9日から敵地 3連戦、そして来週16、17日も京セラドームで 2連戦。羽田空港で、金本監督が眼光を鋭くした。
｢お返しをせなあかんね。何連敗した？ この前勝つまで。悔しい気持ちを、やり返すという気持ちを選手個人個人が持って、それが結集されて力になるわけだから。俺自身も持っているし｣
7月24日の勝利まで対戦 9連敗。今季 5勝13敗と、鯉の貯金｢１８｣のうち、｢８｣も献上している。悔しさ。不甲斐なさ。ここで晴らさねば、いつ晴らすのか？ 何より現役時代から球界全体の盛り上がりを意識してきた鉄人。リオ五輪で列島が沸く中で、ひっそりとセの優勝争いの火を消してしまうわけには、いかない。
｢もちろん。それはもちろんですよ｣
5～ 7日の広島－巨人(マツダ)では 2位巨人が激闘。同一カード 3連勝こそ逃したが、勝ち越して 5.5差。虎将も負けじと｢次はうちが、熱くできるように｣と決意を口にした。
暑いマツダスタジアムでダッシュする(左から)岩崎優投手、藤浪晋太郎投手、岩貞祐太投手、能見篤史投手、青柳晃洋投手の先発陣。がんばってや～
一波乱、二波乱を演じるつもりだ。
｢もちろん、そういう気持ちでいるし。一番上しか、見てないわけだから。何が起こるかわからん｣
｢１４差｣。がけっぷちにいることに変わりはないが、広島時代の1996年、阪神時代の2008８年と、 2度も“歴史的Ｖ逸”を経験しているのは、金本監督だけだ。
｢(2008年は)13(ゲーム差)だったけど、終わってみたらなんぼよ？ メークドラマ(1996年)のときも11.5あったけど、結局なんぼよ？｣
1996年の広島は最大11.5差を巨人に逆転された上、 3位まで落ち、首位と｢６差｣。実質｢１７．５｣をまくられた。2008年の虎も最大｢１３差｣だが、最終的に 2差をつけられ｢１５｣だ。それだけの数字が一瞬でなくなる怖さを、誰よりも知っている。
7月24日の鯉倒から 9勝 4敗。チーム状態は上がっている。借金｢１０｣、 3位ＤｅＮＡとも｢５｣差で、残り38試合。数字だけ見れば苦しいが、奇跡の進撃を開始できるとすればタイミングは、この広島 3連戦しかない。
◆データＢＯＸ◆
◎…阪神は 7月23日の広島戦(マツダ)で黒田に日米通算 200勝を献上し、借金｢１５」、首位広島からの｢１８．５｣ゲーム差は今季ワーストとなった。
◎…その後は 9勝 4敗と盛り返し、現在は借金｢１０｣、広島との差は｢１４｣ゲーム。ＣＳ圏内の 3位ＤｅＮＡとの差は｢５｣ゲームとなっている。
日本の夏。福留孝介外野手の夏。39歳のベテランが夏場の働きに自信をみせた
福留孝介外野手が 8日、夏男襲名を歓迎した。猛暑に負けることなく、打率 0.327、 7本塁打、42打点と好調キープ。メジャー通算3000安打を達成したマーリンズのイチロー外野手にも刺激を受けながら、広島入りした。
39歳とは思えない。まだ日差しが柔らかい午前 8時半頃、家族連れでにぎわう東京都内の宿舎を出発する福留はハツラツとしていた。“夏男”の冠をかぶり、広島行きの新幹線に乗り込んだ。
｢特別(真夏に)何かをやるわけじゃない。自分ができることをやっているだけ。その中で夏場になっても成績が落ちないというのはいいことだし、これからもやっていくだけじゃないかな｣
7月打率 0.397、 2本塁打、14打点。 8月に入っても打率 0.375、 2本塁打、 4打点と勢いは止まらない。前日 7日のヤクルト戦(神宮)では球団タイ記録となる 1試合 5四球と勝負されないシーンも目立っている。もどかしい気持ちもあるだろうが、打席で自分の型を崩さない姿勢が結果につながっている。
福留孝介外野手(右)とイチロー外野手。2009年ＷＢＣなどでともに戦った仲だ
グラウンド外でも同じ。｢何でも食べる。腹に入れたいものを入れる。寝たいときに寝る｣体の欲求に逆らわない。ストレスをためない。これが夏バテ防止のコツだ。
また刺激を受けた。2006年、2009年のワールド・ベースボール・クラシック(ＷＢＣ)でチームメートとして世界一に貢献したイチローがメジャー通算3000安打を達成。｢俺がコメントできるものでもないけど｣と前置きしながら｢すごい。その一言だと思う。僕とは次元の違うところでされている感覚もあるし、3000本という数字を残すために、それだけの努力をすごくされていると思う。(かつて)近くでみることができたから。ただただ、すごい。おめでとうございます｣と敬意を表した。土台がしっかりあるからこその偉業達成。日米通算2000安打を達成した福留のベースも、もちろん同じだ。
｢(広島に)向かっていかないと。自分たちのやるべきことをやるだけだよ｣。まずは 9日をとる。手本を示す。
岩貞祐太投手が 9日広島戦(マツダスタジアム)で先発する。
この日は、広島入りしマツダスタジアムでの投手指名練習に参加。キャッチボールやショートダッシュで汗を流した。
広島戦は、前回 7月10日甲子園で 1回途中 6失点で降板。｢自分のボールを信じて思い切っていくだけです｣とリベンジを誓った。
投手指名練習に参加しキャッチボールする岩貞祐太投手＝マツダスタジアム
9日の広島第 1戦に先発する岩貞はすでに闘志むき出し。｢自分たちより(順位が)上のチーム。絶対に勝ちたい｣と 8日、表情を引き締めた。今季は17試合に登板し、 5勝( 7敗)止まり。広島戦には 5度先発したが、いずれも黒星に泣いただけに、勝利にどん欲だ。｢毎回勝つつもりで投げてます。今回も勝ちたいという強い気持ちを持って投げたい｣と気合を入れていた。
10日の広島 2戦目に先発予定の能見篤史投手(37)が 8日、移動後マツダスタジアムでキャッチボールやダッシュなどで調整。鯉の本拠地で通算20試合で13勝 6敗、防御率1.90を誇る左腕は｢しっかりやることをやるだけです｣とコメント。前回 3日のＤｅＮＡ戦(横浜)は 6回 4失点(自責 2)で今季 9敗目。得意の敵地で復活の白星を挙げる。
マルコス・マテオ投手
マルコス・マテオ投手(32)は前日 7日の試合で 9回から登板。 2回を投げ、サヨナラ打を許して敗戦投手に。連続無失点も17試合で止まったが｢ 1試合ダメだっただけ。切りかえてやります｣と 8日、前を向いた。夏も本番となり、初めて日本の蒸し暑さを経験するが｢暑さは気にしちゃダメくらいに思ってる。体重も変わらない｣と頼もしい。防御率2.28の右腕は広島の暑い夜も頼れる存在となりそうだ。
さあ！全員野球で美味しい鯉料理だ！いつまでも負けているわけには行かない。ファン皆が待ち望む｢二文字｣に向かって前進だ！ ガンバレ！阪神！我らのタイガース！勝利を掴め！
2016年 公式戦順位表
2016年 ファーム試合日程・結果(08月)
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ニッポン放送 では、夕方 5時30分からの｢ショウアップスポーツ｣の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
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※今日は、阪神甲子園球場設立記念日です。
阪神甲子園球場は、1924年(大正13年)8月1日に兵庫県西宮市甲子園町に｢全国中等学校優勝野球大会(現・全国高等学校野球選手権大会＝入場者数は毎年80万人前後を動員する学生スポーツ及び国内アマチュアスポーツ最大の大会。)｣の開催を主目的として建設された、日本で最初に誕生した大規模多目的野球場であり、収容人数は日本の野球場の中で最大。
完成するまでは｢枝川運動場｣と名づけられていたが、この年が十干十二支の最初の組み合わせに当たる甲子年(きのえねのとし)という60年に 1度の縁起の良い年であることから、後に｢甲子園大運動場(こうしえんだいうんどうじょう、看板表記は阪神電車甲子園大運動場)｣と命名された。起工式は1924年 3月11日に行われ、同年 8月 1日に竣工式が行われた。
プロ野球セ・リーグの阪神タイガースの本拠地球場であるほか、｢全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)｣および｢選抜高等学校野球大会(春の甲子園)｣という2大高校野球全国大会が戦前から優先的に開催。｢野球の聖地｣と称されている。大学野球の試合にも使用され、毎年春・秋に開かれる｢関西六大学野球連盟｣と、｢関西学生野球連盟リーグ戦｣の一部試合が実施されている。野球以外では、｢アメリカンフットボール｣の全日本大学選手権の決勝戦である｢甲子園ボウル｣が開催されている。
紙テープ、紙吹雪、ウェーブによる応援は常時禁止されている。また周囲が住宅地であるため、環境に配慮して午後10時以降はトランペット・太鼓を使った鳴り物応援は禁止となる。ただし、タイガース勝利時の｢六甲おろし｣は午後10時以降でも合唱される。この球場の広さから、関西では敷地などの面積を示す際に慣用単位として大阪ドームよりも｢甲子園球場○個分｣という表現が使用されるのが定番となっている。
2016年 公式戦 日程と結果(08月)