●19日阪神甲子園球場で阪神-巨人23回戦が行われ、プロボクサーで「第29代WBC世界バンタ ム級チャンピオン」の山中慎介選手(33)が始球式を務めた。自身 2度目となる始球式は左手に野球 のグローブならぬ、ボクシンググローブをはめて登場。振りかぶって投げたこん身の 1球は、ワ ンバウンド投球に。
●阪神は 1回に高山の 7号ソロで先制。 2回にも 4安打を集中させ、 3点を追加した。巨人は 3 回二死 2、 3塁だったが得点できず。阪神先発の岩貞は 6回まで巨人打線を 3安打無失点、 6三 振に抑えている。阪神は今季のホーム巨人戦で初勝利。岩貞は 8勝目で、初の規定投球回数に到 達。巨人は村田の21号ソロの 1得点に終わった。金本知憲監督(48)が今季初の甲子園巨人戦勝利 に胸をなで下ろした。 1回に 3番高山が先制ソロを放ち、 2回には 8番板山、 1番北條のタイム リーで 3得点。投げては先発岩貞が 8回 1失点で 8勝目をあげた。試合前時点で今季の甲子園巨 人戦成績は10戦 9敗 1分け。ハイタッチを終えてベンチ前に並んだ金本監督が、 4万6415人へ帽 子をとった。勝利の儀式。やっとできた-。聖地での伝統の一戦、実に11試合目だった。思えば 3 月 6日の甲子園。オープン戦とはいえ就任後初の巨人戦を前に選手へ異例のハッパをかけ、快勝 した。あれから 6カ月…。苦しんだ末の初勝利をもたらしたのは、金本魂を注ぎ込む若虎たちだ った。やっと留飲を下げた。ただ、Bクラス確定後というのも事実。来季こそ本当にファンをス カッとさせる。そのためにも今が大事だ。甲子園でのG戦は残り 2つ。“消化試合”ではない熱 き戦いが、来季の虎を強くする。
●高山俊外野手(23=明治大學)が先制 7号ソロを放った。 1回二死。巨人先発高木の初球をとら えると、打球はぐんぐん伸びてそのままバックスクリーンに吸い込まれた。この本塁打で今季 129 安打目。阪神の新人では2001年赤星憲広氏(40=現野球評論家、野球解説者)が記録した 128安打 を抜き、単独 2位となった。 1位は1998年坪井智哉氏(42=現DeNA打撃コーチ)の 135安打。 高山俊外野手の猛打で、今季の甲子園での巨人戦初勝利を挙げた。 1回、高木の速球をとらえて バックスクリーンへソロ本塁打。 3、 8回も安打を連ねて、今季13度目の猛打賞だ。新人記録と しては2010年巨人長野久義外野手(31)に並び、最多の1958年巨人長嶋茂雄氏(80=巨人軍専務取締 役、巨人軍終身名誉監督)にあと 1度と迫った。お立ち台から聖地を見渡した。冷たい雨が降った 甲子園。今度こそと信じて、 4万6415人もの虎党が詰めかけてくれた。今季11試合目、やっと初 G倒を届けられた。高山は、少しだけホッとした表情を見せた。 1回二死。今季 8打数無安打、 6 三振とお手上げだった高木を研究して臨んだ。初球の 133キロ直球を強振すると、打球は秋雨を 切り裂いてプロ初となるバックスクリーン弾。痛快な 7号ソロで先制点を奪った。1999年の 福留孝介外野手(39=当時中日)に並ぶセ新人 6位タイの 131安打とし、坪井智哉氏(42=現DeN A打撃コーチ)の球団最多 135まであと「4」。今季13度目の猛打賞は、新人としてはくしくも打 球を処理した右翼・長野が2010年に記録して以来だった。1558年に長嶋茂雄氏(巨人)が打ち立て た両リーグを通じての新人記録「14」に王手をかけた。日本大學第三高校 3年夏の甲子園決勝・ 光星学院高校(現八戸学院光星高校)戦でも同じ場所へ突き刺した。。当時、遊撃を守っていた 北條史也内野手(22)と虎でチームメートとなり、その試合の話題で盛り上がったこともある。プ ロで再現して、この先の道しるべとする。若虎の奮闘で 5位タイに浮上し、単独最下位も脱出。 高山の鮮烈な1年目は、いよいよラストスパートに入った。新人安打記録で高山に並ばれた福留 は黄金ルーキーを祝福した。福留自身は 2試合ぶりに先発出場し、 6回一死で右前打。今季 135 安打はチーム最多となった。
●ドラフト 6位ルーキー板山祐太郎外野手(22=亜細亜大學)が適時打を放った。 2回一死 1、 2 塁。巨人先発高木の 3球目をライナーで中前にはじき返した。 2塁走者のゴメスが一気に本塁生 還し、 2点目をもたらした。「8番・左翼」で 3試合連続スタメン出場の板山は明暗を味わった。 3 回二死の守備で、高木の飛球に目測を誤って捕球できず、 2塁打に。失点にはつながらなかった が、ひたすら猛省していた。
●北條史也内野手が今季 100安打へあと「3」とする貴重な安打を放った。 2点リードの 2回二 死 2、 3塁の好機で左翼フェンス直撃の 2点適時 2塁打でダメ押し。今季初めて甲子園で巨人を 倒した試合のカギとした。これで今季97安打。阪神で高卒 4年目以内のシーズン 100安打となれ ば新庄剛志氏(1993年= 105本)以来。残り 6試合で 3安打以上でノルマ達成だ。
●阪神先発岩貞祐太投手(25)が自身初の規定投球回数( 143イニング)に達した。 6回に 1番長野 を併殺打にしたところで到達した。曇り空をスカッと吹き飛ばすような、爽快なピッチングだっ た。岩貞が今季、本拠地で苦しめられた巨人打線を抑えて、 8勝目。お立ち台でスタンドを見渡 して、胸が熱くなった。 8回 122球を投げきるまで、キレもテンポも落ちなかった。 8回 5安打 1 失点、 7奪三振。これで 4日のDeNA戦(甲子園)から自身 3連勝だ。今季、巨人戦は 3試合に 登板して 2勝 0敗。防御率は驚きの0.75。24回を投げてわずか 2失点。能見に続く、新Gキラー 襲名だ。この日、プロ 3年目にして規定投球回を初めてクリアした。金本監督も信頼を強調し、 来季はローテの柱にと大きな期待をかけた。雨だったのに、Bクラス確定なのに、 4万6415人も が声援を送ってくれた。来季はもっともっと喜ばせたい。岩貞の瞳に強い決意が宿った。記事をまとめてみました。
<阪神 4- 1巨人、23回戦>◇19日◇阪神甲子園球場
プロボクサーで「第29代WBC世界バンタム級チャンピオン」の山中慎介選手が始球式を務めた。
自身 2度目となる始球式は左手に野球のグローブならぬ、ボクシンググローブをはめて登場。 振りかぶって投げたこん身の 1球は、ワンバウンド投球に。
「ボクシングは当てないといけないけど、打席に長野さんがいたから当てられなかったからね」 と苦笑いを浮かべた。
始球式を務めた山中慎介選手=阪神甲子園球場
阪神は 1回に高山の 7号ソロで先制。 2回にも 4安打を集中させ、 3点を追加した。巨人は 3 回二死 2、 3塁だったが得点できず。
巨人先発高木は 5回 4失点で降板した。一方阪神先発の岩貞は 6回まで巨人打線を 3安打無失 点、 6三振に抑えている。
阪神は今季のホーム巨人戦で初勝利。岩貞は 8勝目で、初の規定投球回数に到達。巨人は村田 の21号ソロの 1得点に終わった。
巨人に勝利し高山俊外野手(中央)らナインとタッチする金本知憲監督(左)、右は岩貞投手 =阪神甲子園球場
金本知憲監督が今季初の甲子園巨人戦勝利に胸をなで下ろした。
1回に 3番高山が先制ソロを放ち、 2回には 8番板山、 1番北條のタイムリーで 3得点。投げ ては先発岩貞が 8回 1失点で 8勝目をあげた。
試合前時点で今季の甲子園巨人戦成績は10戦 9敗 1分け。11試合目でようやく土をつけ、「何回 も聞いてますけど、やっとですね」と振り返った。
金本知憲監督(右)は岩貞祐太投手らをハイタッチでねぎらう。虎党のみなさん、スッキリして いただけました?=阪神甲子園球場
ハイタッチを終えてベンチ前に並んだ金本監督が、 4万6415人へ帽子をとった。勝利の儀式。 やっとできた-。聖地での伝統の一戦、実に11試合目だった。
「そうですね。まあ…。ちょっと長かったですけどね。スカッとしてくれましたかね?」
試合後の会見場。「ファンがスカッとする試合では?」と問われ、申し訳なさそうな笑顔を見せ た。ここまで甲子園でG戦 9敗 1分け。球団ワーストの屈辱を「何回も聞いていますが」というほ ど質問されてきた。
2回には“金本チルドレン”の北條史也内野手が 2点 2塁打=阪神甲子園球場
今月 6日からの 3連戦前には「それは絶対にあきまへん」と必勝を誓ったが、 3連敗。試合後に は「(その質問は)毎度、もうええやろ」といらだちを隠せなかった。阪神ファンが、どれだけG倒 を望んでいるか。現役時代から身をもって感じ、燃えてきた。だからこそ、悔しかった。
思えば 3月 6日の甲子園。オープン戦とはいえ就任後初の巨人戦を前に「きょうは勝ちにいこう ぜ」と選手へ異例のハッパをかけ、快勝した。あれから 6カ月…。苦しんだ末の初勝利をもたらし たのは、金本魂を注ぎ込む若虎たちだった。
高山が先制弾。 2回は板山が適時打を放ち、岩貞の犠打でなおも二死 2、 3塁。ここで北條が 高木の 143キロを叩き、左中間へ 2点 2塁打だ。
勝利のハイタッチを交わす北條史也内野手ら阪神ナイン=阪神甲子園球場
「勝てたことが一番。岩貞さんもいい投球をしていたし、序盤に点をとれたのはよかったです」
7戦連続安打。指揮官の“100安打指令”にあと 3となった22歳は「残り試合、 1本でも多く 打てるように。 1打席も無駄にしないようにしたいです」と力強い。遊撃手としても覚醒しつつあ るまな弟子に、指揮官は「あれ( 2点)でかなり主導権を握れたなと」と目を細めた。
やっと留飲を下げた。ただ、Bクラス確定後というのも事実。来季こそ本当にファンをスカッ とさせる。そのためにも今が大事だ。「とにかくもう、目先の試合を勝てるようにがんばります」 と将。甲子園でのG戦は残り 2つ。“消化試合”ではない熱き戦いが、来季の虎を強くする。
1回裏阪神2死、高山俊外野手は中越え先制本塁打を放った=阪神甲子園球場
高山俊外野手が先制 7号ソロを放った。
1回二死。巨人先発高木の初球をとらえると、打球はぐんぐん伸びてそのままバックスクリー ンに吸い込まれた。 「打ったのはストレート。いい感触でとらえられました。 1球目からしっかりとスイングできる 準備ができていたことがよかったと思います」と振り返った。
この本塁打で今季 129安打目。阪神の新人では2001年赤星憲広氏が記録した 128安打を抜き、 単独 2位となった。 1位は1998年坪井智哉氏(現DeNA打撃コーチ)の 135安打。
1回、本塁打を放った高山俊外野手=阪神甲子園球場
高山俊外野手の猛打で、今季の甲子園での巨人戦初勝利を挙げた。 1回、高木の速球をとらえ てバックスクリーンへソロ本塁打。 3、 8回も安打を連ねて、今季13度目の猛打賞だ。
新人記録としては2010年巨人長野に並び、最多の58年巨人長嶋にあと 1度と迫った。
高山俊外野手は 1回、先制の 7号ソロを放った。巨人に勝つ、勝つんや!=阪神甲子園球場
や~っと甲子園で勝ちました! 阪神は高山俊外野手の先制 7号ソロなどで、巨人に 4- 1で 完勝。今季11戦目にして、本拠地で宿敵相手に初勝利をあげた。この日、 3安打を放ったドラフ ト 1位ルーキーは13度目の猛打賞となり、長嶋茂雄氏(巨人終身名誉監督)の持つプロ野球新人記 録にあと「1」。ホンマに、エラい若虎やで!
お立ち台から聖地を見渡した。冷たい雨が降った甲子園。今度こそと信じて、 4万6415人もの 虎党が詰めかけてくれた。今季11試合目、やっと初G倒を届けられた。高山は、少しだけホッと した表情を見せた。
「甲子園で、ジャイアンツに全然勝てていないのは選手たちも分かっていたので、なんとかとい う気持ちで勝てて、本当によかったです」
3回、安打を放った高山俊外野手=阪神甲子園球場
1回二死。今季 8打数無安打、 6三振とお手上げだった高木を「相性がよくないので、準備をし ました」と研究して臨んだ。初球の 133キロ直球を強振すると、打球は秋雨を切り裂いてプロ初と なるバックスクリーン弾。「本当に大きな歓声が聞こえて、気持ちよかった」という痛快な 7号ソ ロで先制点を奪った。
3回先頭では高木の高め直球に詰まりながらも左前打。 8回二死では 1、 2塁間を破った。 1999年の福留外野手(当時中日)に並ぶセ新人 6位タイの 131安打とし、坪井智哉氏(現DeNA打 撃コーチ)の球団最多 135まであと「4」。今季13度目の猛打賞は、新人としてはくしくも打球を処 理した右翼・長野が2010年に記録して以来だった。1558年に長嶋茂雄氏(巨人)が打ち立てた両リ ーグを通じての新人記録「14」に王手をかけた。
3回、安打を放った高山俊外野手=阪神甲子園球場
驚異の 1年目の終盤、さらなる進化を見せている。15日のDeNA戦(甲子園)では石田を撃っ て左腕から初アーチ。今度は初の聖地バックスクリーン弾だ。
日本大學第三高校 3年夏の甲子園決勝・光星学院高校(現八戸学院光星高校)戦でも同じ場所へ 突き刺した。「甲子園の土を持って帰って実家にありますけど、あの一本が一番、記憶に残ってい ますね。バックスクリーンで決勝でしたから」。 3回に先制 3ランを放ち、勝負を決めた。当時、 遊撃を守っていた北條と虎でチームメートとなり、その試合の話題で盛り上がったこともある。 プロで再現して、この先の道しるべとする。
8回、安打を放った高山俊外野手=阪神甲子園球場
高山に導かれ、今季 0勝 9敗 1分けだった聖地G戦で初勝利。金本監督は「やっとですね、は い」と苦笑いしつつ「狙ったボールは、必ずひと振りで仕留めるというふうにね。これからまず、 そこを目標にやってほしいなと」と、さらなる成長を期待した。
甲子園で巨人に勝てば、こんなに喜んでもらえる。大歓声を浴びながら、高山は猛打賞でミス ターに肩を並べることに「一本一本なので、あまり意識はしていないですけど、こういう大きな歓 声をもらって、達成したいなと思います」と宣言。新人王についても「狙えるものなら狙っていき たい」と明言した。
若虎の奮闘で 5位タイに浮上し、単独最下位も脱出。高山の鮮烈な1年目は、いよいよラスト スパートに入った。
お立ち台で笑顔を見せる岩貞祐太投手(左)と高山俊外野手=阪神甲子園球場
新人安打記録で高山に並ばれた福留は黄金ルーキーを祝福した。「もっているものもあるだろう けど、努力のたまものでもあるだろう。すごい、すごい。もっともっと打てる選手でしょう」。 福留自身は 2試合ぶりに先発出場し、 6回一死で右前打。今季 135安打はチーム最多となった。
★ハマ・今永と一騎打ち セ・リーグの新人王争いは高山と今永(DeNA)の一騎打ちの様相を呈してきた。高山は打率 ( 0.278)、本塁打数( 7)、打点(62)でリーグの新人トップだが、ここにきて今永が 2連勝して 8 勝 8敗、防御率2.69と猛追。 4年目で権利のある北條は打点と本塁打数で高山に及ばないが打率 が 0.269。戸柱は、捕手で 121試合出場という点が評価されそうだ。
2回裏阪神一死 1、 2塁、板山祐太郎外野手は中前適時打を放った=阪神甲子園球場
阪神のドラフト 6位ルーキー板山祐太郎外野手が適時打を放った。 2回一死 1、 2塁。巨人先発高木の 3球目をライナーで中前にはじき返した。 2塁走者のゴメス が一気に本塁生還し、 2点目をもたらした。
「打ったのはフォークです。甘く入ってきたら、積極的に打ちにいこうと思っていました。ライ ナー性の当たりだったのでセカンドランナーは判断が難しかったと思うのですが、パピー(ゴメス 選手)がよく走ってくれました」とコメントした。
板山祐太郎外野手は 2回、 2点目をたたき出す中前打を放ったが…=阪神甲子園球場
「8番・左翼」で 3試合連続スタメン出場の板山は明暗を味わった。
1- 0の 2回一死 1、 2塁では中前適時打を放ち、 5月 6日のヤクルト戦(甲子園)以来、出場 25試合ぶりの打点。「甘く入ってきたら積極的に打ちにいこうと思っていました。パピー(ゴメス の愛称)がよく走ってくれました」。ところが 3回二死の守備で、高木の飛球に目測を誤って捕球 できず、 2塁打に。「自分のミス。しっかり反省したい。守備の反省の方が大きい」。失点にはつ ながらなかったが、ひたすら猛省していた。
2回裏阪神二死 2、 3塁、北條史也内野手は左中間に 2点適時 2塁打を放った=阪神甲子園球場
北條史也内野手が今季 100安打へあと「3」とする貴重な安打を放った。
2点リードの 2回二死 2、 3塁の好機で左翼フェンス直撃の 2点適時 2塁打でダメ押し。「あそ こはよかったと思います。岩貞さんがいい投球をしていたし、早い回に点を取れたのはよかった」 と話した。
金本監督も「あれでかなり主導権を握れた」と、今季初めて甲子園で巨人を倒した試合のカギと した。
これで今季97安打。金本監督は「桁が違ってくるから。98とかで終わるよりは 100行った方が」 と話し、大台へ乗ることを求めている。
阪神で高卒 4年目以内のシーズン 100安打となれば新庄剛志氏(1993年= 105本)以来。残り 6 試合で 3安打以上でノルマ達成だ。
巨人打線に立ち向かう阪神先発岩貞祐太投手=阪神甲子園球場
阪神先発岩貞祐太投手が自身初の規定投球回数( 143イニング)に達した。
6回に 1番長野を併殺打にしたところで到達した。
岩貞祐太投手は8回5安打1失点の快投。巨人打線につけいるスキを与えなかった =阪神甲子園球場
曇り空をスカッと吹き飛ばすような、爽快なピッチングだった。岩貞が今季、本拠地で苦しめ られた巨人打線を抑えて、 8勝目。お立ち台でスタンドを見渡して、胸が熱くなった。
「まだ(甲子園で)巨人に勝てていなかったので『絶対に勝つ』という気持ちでした」
1回から思い切りよく腕を振って、飛ばした。 2回には阿部、村田、ギャレットを連続三振。 3 回には 2本の 2塁打、 6回には先頭の吉川に四球を出したが、どちらも落ち着いて後続を抑えて 得点させなかった。 7回に村田にソロを浴びたものの、 8回 122球を投げきるまで、キレもテン ポも落ちなかった。
先発の岩貞祐太投手=阪神甲子園球場
「 4点のリードがあったので、ストライク先行でいけました。野手の方には感謝しています」
8回 5安打 1失点、 7奪三振。これで 4日のDeNA戦(甲子園)から自身 3連勝だ。今季、巨 人戦は 3試合に登板して 2勝 0敗。防御率は驚きの0.75。24回を投げてわずか 2失点。能見に続 く、新Gキラー襲名だ。
この日、プロ 3年目にして規定投球回を初めてクリアした。「先発している以上は達成しないと いけない数字。残りの試合も全力でやっていきたい」とさらなる奮起を誓う。金本監督も「全部よか ったんじゃないですかね。安心してみていました」と信頼を強調し、来季はローテの柱に「なっても らわないとね」と大きな期待をかけた。
先発の岩貞祐太投手=阪神甲子園球場
登場曲は平井大の「ドリーム」。南国をテーマに活動を続けるミュージシャンで「大学時代(横浜商 科大學)に江ノ島へ行ったとき、初めて聞きました。雰囲気がよくて、気に入っています」。♪大 丈夫、きっとうまくいくはずだから…。 6月 3日の西武戦(甲子園)から 7試合連続で勝ち星がつ かない不振もあった。それでもこの曲を、ファンの声援を胸に 1年間、ローテを守り通してきた。
「応援してくれるファンのためにも、全力でプレーします」
雨だったのに、Bクラス確定なのに、 4万6415人もが声援を送ってくれた。来季はもっともっ と喜ばせたい。岩貞の瞳に強い決意が宿った。
ヒーローの岩貞祐太投手と高山俊外野手(右)=阪神甲子園球場
◆データBOX◆ ◎…阪神が今季初、昨年 9月28日以来の甲子園での巨人戦で勝利。今季は 1勝 9敗 1分けで、甲 子園での巨人戦 2桁敗北となれば、中村勝広監督時代の1995年( 3勝10敗)以来。1950年の 2リー グ制以降、聖地の巨人戦でもっとも勝てなかったのは、松木謙治郎監督時代の同年( 1勝 5敗)と 中村監督時代の1991年( 1勝12敗)。
★規定投球回数 投手が最優秀防御率のタイトルを争う際に必要な投球回数。公認野球規則 10.23で「少なくとも そのリーグで 1クラブあたりに組まれている試合総数と同数のイニングを投球していなければな らない」と定められている。今季ならば 143イニングになる。 2軍では試合数× 0.8(小数点以下 は四捨五入)が規定投球回数となる。
Gに勝った事は勝ったが、竜軍が休業日だった為に最下位のままになってしまった。しかし、 高山が、虎ちゃんの出身大學の後輩筋の板山(大學時代のニックネームは、「ばんさん」だそうです) が、北條が、岩貞が頑張った!若手が頑張るのは良いことだ!これからも、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かっての前進も完全に無くなった! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2016年 公式戦 日程と結果(09月)
2016年 公式戦順位表
2016年 ファーム試合日程・結果(09月)
2016年 ファーム試合日程・結果(10月)
◇公式戦全試合実況速報 公式戦全試合をテキスト速報!タイガース迂遠実況で応援気分を盛り上げます。ほかにも対戦中の選手の成績が」一目で分かる「観戦モード」も必見!
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