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Channel: 阪神ファンの障碍(害)者アスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記
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ブラゼルが初のサヨナラ打!阪神、今季 3度目サヨナラ!勝率「 5割」復帰!

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 甲子園が揺れた。阪神が今季 3度目のサヨナラ勝利を収めた。ヒーローは、この日 7番に入ったクレイグ・ブラゼル内野手(32)だ。ブラゼルが満面の笑みを見せた。 9回一死 2、 3塁で右前打。西武時代も含め、来日 5年目で初のサヨナラ打だ。打撃不振に悩む主砲・新井貴浩内野手(35)が先発を外れた中、自身も 7番に下がったB砲が最後に意地を見せた。
 藤井彰人捕手(35)の今季 1号本塁打で先制した。
 マット・マートン(30)が 9回無死 1、 3塁の絶好機を作り、劇的なサヨナラ勝ちをおぜん立てした。
 ジェイソン・スタンリッジ投手(33)が、土俵際に追い込まれ、その度に踏みとどまった。

 パの首位・ロッテを相手に 1勝 1分けの勝ち越しで勝率「 5割」に復帰。さあ、 6月は貯金月間だ!!
 この記事をまとめてみました。

$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-2012.05.31 試合結果

 阪神は 2回に藤井彰人の 1号ソロで先制。先発スタンリッジは 3回無失点。ロッテは 1回と 3回に先頭が出塁したが無得点。
 ロッテは 5回、岡田の適時打で同点。 6回は好機をつくったが無得点。藤岡は 4回から 6回まで 3者凡退と立ち直った。
 阪神は 9回、先頭金本が四球、マートンが左前打。一死 2、 3塁からブラゼルが薮田から右前にサヨナラ打を放ち、競り勝った。

 沸き立つスタンドを見た瞬間、震えるような興奮が全身を駆け巡った。ヒーローは、この日 7番に入ったブラゼルだ。 1塁ベースを回ったブラゼルが、右拳を突き上げる。来日 5年目にして初のサヨナラ打。今季 3度目の劇的勝利をつかみとった。
 「甲子園という球場で、たくさんのファンの前でサヨナラヒットを打つことができて、本当にうれしい。打球が抜けた瞬間、ワーッとスタンドが盛り上がるのを肌で感じたよ」
 白い肌を興奮で赤く染めた。 1- 1同点の 9回だ。金本の四球、マートンのヒットでチャンスを作り、迎えた一死 2、 3塁。藪田の投じた外角低めへのフォークに食らいついた。バットの先でとらえた打球が 1、 2塁間を突破。一瞬にして興奮のるつぼと化したアルプスの大歓声と、ナインからの手荒い祝福を一身に受け止め、ブラゼルが満面の笑みを見せた。 9回一死 2、 3塁で右前打。西武時代も含め、来日 5年目で初のサヨナラ打だ。
 「最高の気分。 1塁が空いているから、きっちり打てる球がなかなか来なかった。こういう状況が得意な関本さんが前にいたから、自分にまわってくるとは思わなかった。ああいう祝福を受けられて本当にうれしいよ」と、興奮気味にまくしたてた。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-サヨナラ打を放ちガッツポーズのブラゼル
  9回一死 2、 3塁、ブラゼルは右前にサヨナラ打を放ち、ガッツポーズ

  3打席目までは無安打 2三振で、 9回の場面では 1塁が空いていながら勝負された。ロッテ抑えの藪田を攻め立て、四球、ヒットエンドランなどでつくった一死 2、 3塁の好機。敬遠も考えられた場面だったが、勝負に来たカウント 1ボール 2ストライクからの難しい外角の変化球にうまく合わせ、右前に運んだ。「 1塁が空いている状況だったので、甘い球は投げてくれないと思ったよ」と、殊勲の一打を振り返った。
 外角の 130キロのフォークに食らいつく執念の一打。チームは今季 3度目のサヨナラ勝ちで、勝率を再び5割に戻した。「苦しい戦いだったけど、なんとか粘ってこういう形で決められた。
 虎入り後はもちろん、日本で初のサヨナラ打。自身にとっては、米大リーグ、ドジャース傘下の 2Aでプレーしていた2006年に、サヨナラホームランを放って以来 6年ぶりになるが、その時とは比べものにならない充実感がある。
 メジャー昇格を目指していたあの頃とは、プレーする環境、ファンの注目度に雲泥の差がある。大きな期待を受け、日本一熱いといわれる虎ファンの本拠地での劇打。打力を買われてタテジマに袖を通した男は「どんな球場で打つよりもうれしい」と感激に浸った。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-中前適時打を放ちガッツポーズのブラゼル
  9回、サヨナラの中前適時打を放ちガッツポーズのブラゼル

 興奮が冷めないまま今季初めて聖地のお立ち台に上がると、ジョークも飛び出した。「三振しようと思って打席に入ったよ」と話すと、「勝つことは美しい人にキスをするくらい素晴らしいことだけど、引き分けは自分の妹にキスするようなもの」とアメリカンな言い回しで喜びを表現した。
 「こういう形で決められたが、きのう、きょうと紙一重の戦いが続いている。勢いに乗って前に進みたい。最後は何とかしてくれ、とベンチのみんなが思って見ていた。本当によく打ってくれた」
 和田監督は最敬礼で振り返った。勝率5割に復帰。札幌、仙台と続くロードを前に勢いをつけた。
 「チームの状態は悪くないし、ピッチャーもよく頑張ってくれている。自分も頑張っていきたい」
 カクテル光線を浴びながら、ブラゼルが言葉に力を込めた。胸に刻んだこの瞬間が、さらなる活躍の原動力になる。
 きのうきょうと紙一重だった。これで勢いに乗っていける」と和田監督。前日は最大 6点差を追いついて引き分けた。熱戦続きの甲子園。最高の形で 5月を締めくくった。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-控えていた新井
 ネクストバッターズサークルに控えていた新井。しかし出番はなく…

 アニヤン・新井が、試合終了までグラウンドに立つことはなかった。アニヤン・新井の連続試合出場が「 490」でストップした。
 「自分としては準備していた。ナイスゲームだったね」
  1- 1の 9回一死 2、 3塁。ブラゼルの打席では、ネクストで代打として控えていた。和田監督は「気分も変わるであろうというところからベンチスタートにした」と説明。試合前、指揮官から直接伝えられた。
 先発を外れるのは、2008年10月11日の横浜戦(横浜)以来。欠場するのは、同年 9月25日の横浜戦(甲子園)以来だ。しかしこのときは、日本代表として北京五輪を戦い、腰椎を骨折し回復した直後だった。
 阪神に移籍して 5年目。けがではなく、打撃不振が理由のスタメン落ち、そして欠場は初めてのことだった。打てないことが原因でスタメンを外れるのは、広島時代の2006年 5月26日の楽天戦(フルスタ宮城)以来、実に 6年ぶり。打率 0.232、 4本塁打、25打点。好機で凡打する内容が目立っていた。
 指揮官は開幕 4番を外した決断に「もちろん簡単なことじゃない。後は新井が 1日も早く状態を取り戻して、しっかりと機能してくれるのを願うばかり」と期待をかける。打線に不可欠な存在。完全復調を信じて待つしかない。

 藤井彰の打球が、ロッテの大応援団の中に飛び込んだ。 2回二死。初球だった。藤井彰がドラフト 1位・藤岡貴弘投手(東洋大)の初球、 142キロのストレートの直球をたたいた。左翼ポール際に飛び込む 1号ソロ。先制点、 2試合連続打点とした。
 「真っすぐを狙った。(球場が)広いから、打った瞬間、オッシャーとは、ならないけど…」
 半信半疑の軌道がフェンスを越えた。本人もだが、実はベンチも。和田監督までが「まさかの一発…スマン、藤井(笑)」と驚いた。昨年 7月17日の横浜戦(横浜)以来、 319日ぶりとなるアーチ。ベンチ前のハイタッチの列では、手荒い祝福を受けた。
 前日30日は被安打13で 9点を献上した。扇の要を任されているだけに同じ過ちは繰り返さない。この日はスタンリッジを 7回 1失点の好リード。筒井、藤川と救援陣も無失点と引っ張った。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-先制の 1号を放った藤井彰人
  2回に藤井彰が先制の 1号。和田監督も驚いた…

 移籍初年度の昨季は99試合、打率 0.223、 2本塁打、15打点の成績だった。残した数字では、納得できない思いもあった。しかし、周囲の評価は違った。
 「人から『よくやった。よく頑張ってくれた』って言われた。でも、この成績でそう言われていいの? って。ありがたいんやけどね」
  6月から負傷離脱した城島に代わり、毎日マスクをかぶった。しかし、今季は名実ともに正捕手。眠りについてもどうすれば、チームが勝つかを考え続けた日々がいまを支えている。
 「去年、寝言がストライーク! っていうことあったんですよ。嫁が言ってましたもん(笑)」
 寝ていても試合に出ていることは、陽子夫人(39)に教えられた。笑いながら振り返るが、それだけ四六時中、配球のことや野球のことに思いを巡らせている。
 監督をも驚かせるその意外性がチームを勢いづける。「いつも貢献したいけど、なかなかねぇ…。ホームランの後の 3打席目( 7回二死 2塁で投ゴロ)がね」と藤井彰。控えめな男は、反省の積み重ねで次戦に向かう。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-先制の左越え本塁打を放った藤井彰人
  2回裏二死、先制の左越え本塁打を放った藤井彰(右)を笑顔で迎える新井

 マートンがガランと空いた 3遊間へ、見事に狙い打った。
  9回無死 1塁。スタートを切っていた 1走・田上は、一気に 3塁まで到達した。マートンが劇的なサヨナラ勝ちをおぜん立てした。
 「 3ボール、 2ストライクになったし、ランナーが(足が速い)田上だったからね。コンパクトに当てることだけを思っていたよ」
 無死 1、 3塁の絶好機を作り、塁上で打撃用手袋を得意そうに口にくわえた。 7回先頭でも7試合連続安打となる右前打。 3試合ぶり今季11試合目のマルチ安打が、戦友のお立ち台を呼んだ。
 「きょうはスタンリッジ、ナイスピッチング! ブラゼルサン、アリガトウ!」
 一時は打率 1割台まで落ち込んだ。自らペンを握って作ったデータノートをベンチで見直すシーンも目立った。復調した今でもストイックな姿勢は変わらない。前日30日の打撃練習直後、突然バットを地面にたたきつけて怒りをあらわにした。珍しい光景に片岡打撃コーチがなだめたほどだ。
 「右方向に打っていたんだけど、内角に手首がかえってしまったんだ」
 練習でも妥協を許さない姿勢を貫き、気がつけば打率 0.245。 2年連続最多安打の冠を汚しはしない。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-サヨナラ打のブラゼルに抱きつくマートン
 サヨナラ打のブラゼルに抱きつくマートン。ヒーロー 2人を見るアニヤン・新井(左)は、笑顔だけど少し寂しそう

 スタンリッジの 112球の気迫は機上の両親にも届いただろう。
 スタンリッジが、土俵際に追い込まれ、その度に踏みとどまった。
 「ラッキーな面も多かったけど、全体的には自分の投げたいボールを投げられた。試合に勝ててホッとしているよ」
 粘り腰の 7回 1失点。自身に 5つ目の白星はつかなかったが、力投がブラゼルのサヨナラを呼んだ。
 苦しかった。 7回で 6度、先頭打者を出した。 1- 0の 5回に 3安打を許して同点に…。ここから冷や汗の連続だった。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-7回 1失点でしのぎきったスタンリッジ
 勝ち星こそつかなかったものの 7回 1失点でしのぎきったスタンリッジ

 「自分でピンチを招いたけど切り抜けられた。しっかり投げられたと思う」
  6回は無死 1、 2塁のピンチをしのぎ、続く 7回もヒヤヒヤだった。二死満塁から、迎えた打者は 4番・サブロー。力勝負に出た。
 「真っすぐはキレがあった。しっかりしたボールを投げられた」
  149キロから入り、最後も同じ 149キロで 1ゴロに。 4球オール直球で退治した。序盤から 140キロ後半を連発し、この日の最速 151キロも 7回の福浦に対してマーク。力強い速球を武器に、最少失点で耐えた。
 15日に来日した両親がこの日の午後、帰国の途に。観戦にはこれなかったが「いつものような投球をしろ」と言葉をかけてもらい、送り出してくれた。前回登板のソフトバンク戦(25日、ヤフーD)で観戦した 2人に白星をプレゼントしていた息子は「いわれた通りにできたかな」と笑った。
 勝ち星はゲットできなかったが虎投で唯一、白星先行の 4勝 3敗。和田虎にとっても頼りになる孝行息子だ。


$阪神ファンのアスリート・虎ちゃん77のスポーツ日記-2012.05.31 勝敗表

 勝率を 5割に戻して、 6月にのぞむことになったタイガース。
 使いたくても使えないアニヤン。だが、 6月には是非とも復活して欲しいが、打てない
守れないアニヤンじゃ話しにならないですよね。その分、他の選手が頑張っている。
  5月最後の頑張りをそのまま持ち込んでいって欲しいですね。

 ガンバレ!阪神!我らのタイガース!

 2012年度 日本生命セ・パ交流戦 試合日程は、次の所で調べることができます。
 http://www.npb.or.jp/schedule/2012inter.html

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 http://allstargame.npb.or.jp/index.html














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