火付け役から火消しへ…。鳥谷が3度の“神の子撃ち”で猛虎の意地をバットで示したが初回一死 2塁から中前適時打。鳥谷敬内野手(30)が楽天・田中将大投手(23)から先制打を放った。
今成亮太捕手(24)が、北海道日本ハムファイターズから移籍後 2度目の先発マスクをかぶった。さらにプロ初先発した2008年 7月 9日ロッテ戦以来、 4年ぶり 2度目の猛打賞をマーク。
球界を代表する投手との対決に力みが出たのか。安藤優也投手(34)が 5回 8安打 5失点の乱調。試合を壊してしまった。
2試合連続背信投球の久保が、 2軍に降格する可能性が出てきた。山口投手コーチが今後の起用について「考えなアカンな」と話した。
楽天は田中が 3失点で完投し、<楽天8-3阪神>で 4月19日以来の 3勝目を挙げた。
阪神の藤井彰人捕手(35)が 6日、右太もも裏の肉離れで出場選手登録を外れた。坂克彦内野手(26)が同抹消離脱した。記事をまとめてみました。
先発は楽天田中、阪神安藤。阪神は 1回、鳥谷の中前打で先制。楽天は 2回、 3得点で逆転。阪神は 3回、鳥谷の 2塁打で 1点差。
楽天は 5回、フェルナンデスが 2ラン。 6回には鉄平とフェルナンデスの適時打で、さらに 2点を加え、 7- 2とリード。
楽天は 7回にも 1点を加え、計 8得点。田中が 4月19日以来の 3勝目。阪神は連勝を逃し、勝率 5割復帰はならなかった。
鳥谷が楽天田中から先制打を放った。初回一死 2塁から中前適時打。「先制点を取れる場面だったので、なんとか打ちたかった。先制点を取れて良かったです」と話した。
「どんどん積極的にというのは、ミーティングでもあったので」
序盤は大活躍だった。まずは 1回。プレーボール3球目となる初球攻撃で先発・田中を攻めた。平野の中前打に柴田の犠打。いずれも初球を打つと、 3番も続いた。初球の変化球を一閃。鋭く中前にはじき返し、先制点を奪い取ると、ビハインドでスゴ味を増した。
2回に 3点を失い、迎えた 3回。一死 1塁で直球 143キロをとらえた。左中間を深々と破る適時 2塁打。 2打席連続のタイムリーで 1点差に詰め寄ると、 5回には右翼線への 2塁打でチャンスメークした。 5月30日のロッテ戦(甲子園)以来今季 2度目の 3安打猛打賞で、球界屈指の右腕にゆさぶりをかけた。
「 1打席目にポーンと 1本出るとね。レギュラーは 2本、 3本出ることがないと年間を通して打率を残すことができない。好投手を相手に積極的にいこうというのが、いい方向に出たんじゃないか」
片岡打撃コーチも納得の表情で振り返った。気を吐く 3安打はさすが。だが、直後に痛いミスがあった。
1回表、鳥谷は先制適時打を放った。投手田中将大投手
5回二死 2塁。続く金本への打席で、けん制タッチアウト。追撃の流れを止めると、直後に先発・安藤が 2失点。 6回にも 2点を奪われ、大勢は決した。
久慈内野守備走塁コーチは、「俺らから見てもセーフ。本人も『何でアウトになったか分かりません』といっていた」と話した。
鳥谷自身も「スパイクには当たりましたけど、足が入ったと思った」と首をかしげたが、結果的にこのプレーがターニングポイントになったことには猛省した。「あれで流れが変わったので、そこは反省してやっていきたい」と受け止めた。
明から暗へ。チームリーダーとして、黒星の責任を背負い込んだ。勝率5割で甲子園凱旋こそならなかったが、その悔しさを胸に白星だけを目指していく。
今成が、北海道日本ハムファイターズ時代にプロ初先発した2008年 7月 9日ロッテ戦以来、 4年ぶり 2度目の猛打賞をマークした。 2回に楽天田中から右前打を放ち、 7、 9回には 2塁打。 6点を追う 9回は二死からファウルで粘り14球目をとらえた。「何とか塁に出ようという気持ちだった」と振り返った。
球界を代表する投手との対決に力みが出たのか。先発の安藤は、 1- 0の 2回に鉄平の左中間 2点 3塁打を含む 4安打を集められ、 3失点。逆転負けに唇をかんだ。「勝負所で打たれただけで調子自体は悪くなかった。それだけです」。 5回無死 1塁からはフェルナンデスに左中間 2ランを被弾。 5回を投げ、いずれも今季ワーストの 8安打 5失点の乱調。試合を壊してしまった。
「万全にはしてきたつもり。マー君に限らず、先制点は与えないようにしないと。そればっかり気にしてもダメなので最少失点に抑えたい」
相手先発は田中。 1回に味方がわずか 3球で 1点を先制してくれた。あとは先発の役割を果たすだけだったが…。
5回、フェルナンデスに 2ラン本塁打を浴びた安藤優也
1回は 3者凡退だったが 2回につかまった。一死から 3連打を浴びて満塁。伊志嶺は高いバウンドの 2ゴロになり、その間に 3走・中村が生還。あっさり同点とされた。なおも二死 2、 3塁。鉄平に外角低めのチェンジアップをうまく合わされ、左中間を深々と破られた。 2点適時 3塁打。 1- 3と一気に試合をひっくり返された。
3、 4回は走者を背負いながらも無失点で切り抜けたが、 5回だ。無死 1塁から 3番・フェルナンデス。真ん中に甘く入ったフォークを左中間スタンドへライナーで運ばれた。今季最多の 5失点。この回でマウンドを下りた。田中とは2009年以来 3年ぶりの対決。 7回 1失点で勝ち名乗りを上げた再現はならなかった。
これで 4月19日のヤクルト戦(甲子園)から勝ちなしの 3連敗( 2勝 3敗)で黒星先行に。山口投手コーチは「決め球が高い。 2軍は考えていない」と話した。
楽天・星野監督はプロの礎を築いてくれた。ルーキーイヤーの2002年から 2年間、指導を受けた。2003年には中継ぎとして51試合に登板し、防御率 1.62をマーク。リーグ優勝に貢献し、自信をつけた。今季の楽天初対決だった 5月19日(甲子園)の試合前にベンチへあいさつにいくと、今季の活躍を「肩がいいのか。よかったなあ」と一緒に喜んでくれた。
「がんばっているなという姿を見せたい」
2番手で登板し、またも失点を重ねた久保は 2軍落ちも…
2試合連続背信投球の久保が、 2軍に降格する可能性が出てきた。山口投手コーチが今後の起用について「考えなアカンな」と話した。
2- 5の 6回に 2番手で今季 2度目のリリーフ登板し、一死 2塁から鉄平に右前適時打。さらに二死 1、 3塁でフェルナンデスにも左前適時打を許した。 1回 4安打 2失点で 5点差に広げ、試合を終わらせてしまった。
前回は 5月30日のロッテ戦(甲子園)で 3年ぶりの救援登板。二死満塁で登場し、井口に満塁弾を浴びた。今季最短 4回 4失点で 3敗目を喫した 5月20日の楽天戦(甲子園)以降は先発ローテから外れ、ブルペン待機してきた。状態を上げればローテ復帰も見えたが、中継ぎ登板 2戦連続失点で後がなくなった。
「調子は普通だったけど、力がないから打たれただけ」と試合後の久保。苦しい状況に追い込まれた。
足の故障で帰阪した藤井彰人捕手
6日、安藤優也投手、小宮山慎二捕手を出場選手登録、藤井彰人捕手、坂克彦内野手を同抹消した。再登録は16日以降。
藤井彰人捕手が 6日、右太もも裏の肉離れで出場選手登録を外れた。トレーナーによると、 5日の楽天戦(クリネックススタジアム宮城)で 1塁に走り込んだ際に痛めたという。
藤井彰は 4月10日の試合で投球を顔面に受けて骨折し、登録を外れている。 2度目の登録抹消に、吉田バッテリーコーチは「無理したらやれるけど、軽症だということで早めに抹消した」と説明した。
藤井彰が 6日、右太もも裏の筋挫傷のため、出場選手登録を抹消された。仙台から大阪空港に降り立ち、足をかばう様子もなく一人で歩行。「大丈夫ですよ。普通に歩く分には。力を入れるとピリっとくる」と話した。 7日から甲子園でリハビリを開始し、再登録可能となる16日のロッテ戦(QVC)で 1軍復帰の見通しだ。
藤井彰は前日 5日の楽天戦の 9回に 1塁内野安打を放った際、足に痛みを覚えた。この日の午前中に仙台市内の病院に行き、MRI(磁気共鳴画像装置)検査などを受けた。常川チーフトレーナーは「筋挫傷と診断されました」と説明した。
先発・安藤(右)と話す今成捕手
藤井彰が故障で離脱したため、今成が移籍後 2度目の先発マスクをかぶった。 3安打と持ち味の打撃力を見せたが、口を突いて出たのはリードを反省する言葉。「逆転しようという状況で( 5回に) 2ランを打たれて流れを変えてしまった」と悔やんだ。
吉田バッテリーコーチは「無難に、無難にやっているが、やられるのは同じボール」と指摘。苦しい台所事情を踏まえ「思い切りの良さを出していったらいい」と奮起を促した。
楽天・先発の田中将大投手
楽天の田中将大投手が 3失点で完投し、 4月19日以来の 3勝目を挙げた。打線は 0― 1の 2回、一死満塁から内野ゴロと鉄平の 2点 3塁打で逆転。 5回にフェルナンデスが 2ランを放つなど着実に加点した。
腰痛から復帰後 2試合目の田中が 8安打 3失点で完投し、 4月19日以来の 3勝目。「きょうは全然良くなかった。野手の方がたくさん点をとってくれたので楽に投げられた」と振り返った。
1回はわずか 3球で先制点を許した。 3回にも 1失点。だが、 4回以降は直球と変化球をうまく織り交ぜて打たせて取った。
アッパレ!鳥谷!しかし、後が悪かった…。投手では安藤がふがいないし、その後を継いだ久保が 2試合連続背信投球とは何事だ!これでは勝てる訳が無い!
しかし、マー君が大きく成長してきた事がこれで証明された事になる。敵ながらアッパレだ!ダルビッシュ有(元・北海道日本ハムファイターズ)がいなくなった後のパ・リーグを担う、凄い投手に本当に成長してきたと思う。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!
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鳥谷内野手が、マー君から先制打!しかし、マー君完投で 4月19日以来の 3勝目…
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