●金本知憲監督(48)がキャンプ休日の 6日、 8日に行う初の紅白戦で、ドラフト 1位・大山悠輔内野手(22=白鴎大學)を藤浪晋太郎投手(22)と対戦させるプランを明かした。“プロ初打席”でいきなり日本代表と激突-。金本流でサバイバルのゴングを鳴らす。今キャンプ初実戦となる 8日の紅白戦。同級生対決の可能性について、最初は言葉を濁した金本監督だが…。ふと言葉を止めると、不敵な笑みを浮かべた。新旧ドラ 1の激突プランが、急浮上だ。 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け、早めの調整を進める藤浪は先発で 2イニングを投げる予定。ならば大山は相手チームに入れ、打順は 6番以内か。一線級の球を、新人に体感させる-。大山に限らず、若手全員へサバイバルの号砲を鳴らした。定位置の確約は右翼・福留と中堅・糸井だけ。紅白戦はノーサインで行う予定で尻を叩いた。つまり、自分で考えて、俺に売り込んでこい、というわけだ。大山にとっては相手が強ければ強いほど、その姿勢が問われていく。藤浪を打てば、もちろん大アピール。ただ打てなくても、どんな姿を残すかが大事だ。簡単に三振するか、追い込まれても食らいつくか。そして、その対戦を財産に出来るかどうか。さあ、藤浪相手に、ドラ 1はどんな“反応”をするか。指揮官は見ている。本当に「面白い」対決となるか。最初の試金石といえる。
●ドラフト 2位・小野泰己投手(22=富士大學)が 6日、 7日からの第 2クールで自慢の高速フォークを披露することを明かした。 3度入った第 1クールのブルペンでは直球のみだったが、楽天・岸のようなしなやかなフォームと、ベース上で伸びる球のキレを披露。金本監督からほめられ、他球団スコアラーを震かんさせた。大学時代からの武器でもあるフォークは 130キロ台。休日のこの日は、宜野座村内でD 1位・大山悠輔内野手、D 5位・糸原健斗内野手(24=JX-ENEOS)と、いちご狩りに挑戦。ブルペンの話になると甘さを捨てることを約束した。コンディション最優先のため、実戦デビューは 2月下旬になりそうだが、準備は着々。まだまだ、ビビらせる引き出しがある。他球団「007」を再び「オゥ、ノー!!」といわしめるつもりだ。
●高知・安芸の 2軍キャンプに参加している阪神の新人 5選手が 6日、安芸市内で書道体験を行った。D 8位・藤谷洸介投手(20=パナソニック)は 1月の新人合同自主トレ中に「左太もも裏の筋挫傷」と診断され、別メニュー調整が続いていることもあり、「健」の一文字。20歳の右腕は“プロ仕様”の体作りへ増量中で、 3食の食事量を増やして大台到達を目指すことを明かした。記事をまとめてみました。
初の休日は糸原健斗内野手(左上)、小野泰己投手(右上)といちご狩りを体験した大山悠輔内野手だが…プロの世界は甘くない=沖縄宜野座・志良堂いちご園
阪神春季キャンプ( 6日、沖縄・宜野座)あえて、試練を与える。金本知憲監督がキャンプ休日の 6日、 8日に行う初の紅白戦で、ドラフト 1位・大山悠輔内野手を藤浪晋太郎投手と対戦させるプランを明かした。“プロ初打席”でいきなり日本代表と激突-。金本流でサバイバルのゴングを鳴らす。
わが子を千尋の谷に突き落とす獅子のように、虎将が金の卵を鍛え上げる。大山vs藤浪。ルーキーの“プロ初打席”は、いきなり試練から幕を開けそうだ。 「(チーム分けは)コーチに任せてるから…」 今キャンプ初実戦となる 8日の紅白戦。同級生対決の可能性について、最初は言葉を濁した金本監督だが…。ふと言葉を止めると、不敵な笑みを浮かべた。
「でも、対戦させてみたい。(そのためにオーダーを)いじっても、面白いかもしれんね」
大山悠輔内野手vs藤浪晋太郎投手のプランを明かした金本知憲監督=沖縄・宜野座
新旧ドラ 1の激突プランが、急浮上だ。 3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け、早めの調整を進める藤浪は先発で 2イニングを投げる予定。ならば大山は相手チームに入れ、打順は 6番以内か。一線級の球を、新人に体感させる-。目を細めて「面白いかもしれんね」と繰り返した。
厳しいマッチメークは承知の上だ。期待の大砲候補、大山だが、初めてプロの投手と対戦した 4日のフリー打撃では、左腕・岩崎に対して24球で安打性ゼロ。バットもへし折られた。そして今度は藤浪。すぐに打ち返せるほど、甘い世界ではない。ただ、そこにはもっと大きな意図がある。
「(紅白戦開始と同時に)ポジション争いで、それ(結果)は採点に入る。結果で分かりやすい。でも結果だけじゃなくて内容も見ていくし。しっかり 2ストライクから粘ったとか、何とかゴロを転がして 1点取ったとか、そういうところも見ていきたい。盗塁で足も見たいし、守備も全部見る」
フリー打撃練習を行う大山悠輔内野手。後ろは見守る阪神・金本知憲監督=沖縄・宜野座村野球場
大山に限らず、若手全員へサバイバルの号砲を鳴らした。定位置の確約は右翼・福留と中堅・糸井だけ。紅白戦はノーサインで行う予定で「アピールをどんどんしてほしい。(盗塁も)いけると思ったらいって」と尻を叩いた。つまり、自分で考えて、俺に売り込んでこい、というわけだ。 大山にとっては相手が強ければ強いほど、その姿勢が問われていく。藤浪を打てば、もちろん大アピール。ただ打てなくても、どんな姿を残すかが大事だ。簡単に三振するか、追い込まれても食らいつくか。そして、その対戦を財産に出来るかどうか。本人は「投手は藤浪だけじゃないので。対戦した投手のボールをしっかり勉強したい」と控え目も、初実戦へ、気持ちは高ぶっている。 「自分のできることをひとつひとつアピールしたい。結果を出すのは当たり前。第1クールで勉強したことを出して、結果を求めてやっていく」 さあ、藤浪相手に、ドラ 1はどんな“反応”をするか。指揮官は見ている。本当に「面白い」対決となるか。最初の試金石といえる。
ブルペンで投球練習する藤浪晋太郎投手=沖縄・宜野座村野球場
★昨年のD 1位・高山は…
右手首手術の影響で 2軍キャンプスタート。初実戦は 2月21日の韓国ハンファとの練習試合(安芸)だった。「1番・左翼」で出場し、初打席は四球。 3打席目に投手強襲の内野安打を放った( 3打数 1安打)。
★ 1軍Cスタートした主な虎新人野手の実戦初打席
◆赤星憲広(2001年D 4位): 2月17日の紅白戦に「1番・中堅」で出場。プロ 3年目、前年 5勝の同級生右腕・福原忍投手(現ファーム育成コーチ)の前に投ゴロ( 3打数無安打)。
◆鳥谷敬(2004年D自由枠):右手突き指の影響で紅白戦出場を見送り、 2月14日の北海道日本ハムとの練習試合(宜野座)でデビュー。「1番・遊撃」で出場し、プロ 5年目、前年 8勝を挙げた左腕・吉崎勝投手の前に見逃し三振( 4打数無安打)。
◆伊藤隼太(2012年D 1位): 2月12日の北海道日本ハムとの練習試合(宜野座)に「1番・中堅」で出場。プロ 3年目、前年未勝利の右腕・中村勝投手から中前打( 5打数 2安打)。
ドラフト 2位・小野泰己投手が 6日、 7日からの第 2クールで自慢の高速フォークを披露することを明かした。
「大きくキレのあるフォークを目指しています。真っすぐだと思わせておいてのフォーク、というのが理想です。真っすぐに近いフォーク。それが今度の課題ですね」
3度入った第 1クールのブルペンでは直球のみだったが、楽天・岸のようなしなやかなフォームと、ベース上で伸びる球のキレを披露。金本監督から「素材は一級品」とほめられ、他球団スコアラーを震かんさせた。
キャンプ初の休日でいちご狩りを体験した阪神・小野=沖縄宜野座・志良堂いちご園
ここからさらにベールを脱いでいく。大学時代からの武器でもあるフォークは 130キロ台。休日のこの日は、宜野座村内でD 1位・大山悠輔内野手、D 5位・糸原健斗内野手と、いちご狩りに挑戦。「楽しくできました」と端正な顔を崩していたが、ブルペンの話になると「野球は野球なんで」と甘さを捨てることを約束した。
「球の質が大事。質のいい球を投げたいです」
制球力は折り紙付き。最速 152キロの直球に加え、フォーク、スローカーブを織り交ぜていく。
「(次クールからチームは)実戦も入ってくる。アピールできるようにやっていきたいです」
コンディション最優先のため、実戦デビューは 2月下旬になりそうだが、準備は着々。まだまだ、ビビらせる引き出しがある。他球団「007」を再び「オゥ、ノー!!」といわしめるつもりだ。
阪神 2軍春季キャンプ( 6日、高知・安芸タイガース球場)高知・安芸の 2軍キャンプに参加している阪神の新人 5選手が 6日、安芸市内で書道体験を行った。D 8位・藤谷洸介投手は 1月の新人合同自主トレ中に「左太もも裏の筋挫傷」と診断され、別メニュー調整が続いていることもあり、「健」の一文字。20歳の右腕は“プロ仕様”の体作りへ増量中で、「今の体重は96.5キロ。キャンプ中に 100キロまでいって、そのあと絞りたい」と 3食の食事量を増やして大台到達を目指すことを明かした。
書道を披露した虎のルーキー。誰が一番上手!?(前列左から福永春吾投手、濱地真澄投手、才木浩人投手、後列左から藤谷洸介投手、長坂拳弥捕手)=高知
★「舞」と記したD6位・福永春吾投手(四国IL徳島) 「マウンドで自分らしさを出して舞い踊りた」
★「挑」のD 7位・長坂拳弥捕手(東北福祉大學) 「チームスローガンでもあり、プロの世界に挑む気持ちを込めました」
★「誠」と書いたD 4位・浜地真澄投手(福岡大學附属大濠高校) 「僕の好きな言葉に『至誠(しせい)天に通ず』があるので。何事にも誠意を持って誠実にいきたい」
今シーズンは、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2017年春季キャンプ日程
2017年 公式戦 日程と結果(02月)
2017年 公式戦 日程と結果(03月)
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どんな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。
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ニッポン放送 では、夕方 5時30分からの「ショウアップスポーツ」の中で、野球の最新情報をたっぷりお伝えしてまいります。
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