●北海道日本ハム戦に「4番・1塁」で出場した原口文仁捕手(24)が今季初マルチだ。 1点を追う 9回無死 2塁では技ありの右前打で同点劇を演出。ここまで実戦 5試合はすべて 4番。金本知憲監督(48)が理想とする右打者を 4番に据えたジグザグ打線の鍵は、この男が握っているといっていい。なかなか座り慣れないイスだ。だが、座るからにはドッシリ座ろうと、原口はもがく。ここまで全試合で 4番に据える金本監督に、今季初のマルチ安打で応えた。土壇場の同点劇を、原口らしく状況に応じた勝負強い打撃で演出した。一打同点、本塁打なら逆転サヨナラだ。しかし拍手と指笛が響く中、これまで通りバットは指一本分ほど短く持った。右方向を意識し、内角、内角ときて2ボール。石川直の3球目をライナーで右前へ運んだ。高山は 3塁ストップも、続く中谷の中犠飛で待望の 1点だ。第 1打席の中前打も、高梨に 2球で追い込まれてからファウルで粘り、弾き返した。スタンドにはプロ 8年目で初めて沖縄へ招待した父・秀一さん(62)の姿も。収穫アリの 4打数 2安打で大喜びさせた。まだまだ 4番の自覚も、まったくできない。もっと打ちたい、勝ちたいと願ううちに、ここまでやってきた。これからも変わらず、進化し続けるだけだ。
●高山俊外野手(23)は「3番・左翼」で先発出場。 1回に北海道日本ハムの先発、高梨裕稔投手(25)から右前打を放ち、昨季の新人王対決を制すと、 1点を追う 9回には先頭で右翼線 2塁打。 2試合連続のマルチ安打で、実戦打率 0.412と絶好調だ。敗戦ムードを一瞬にして取り除いた。 1点を追う 9回、先頭の高山が同点劇の口火を切った。北海道日本ハム 6番手・石川直の 145キロの直球を振り抜き、右翼線を破る 2塁打。続く原口の右前打で三塁に進むと、中谷の中犠飛で同点ホームイン。内角の厳しい球をとらえたことに、金本監督は目を細めた。新人王対決も制した。相手先発の高梨は昨季のパ・リーグ新人王で、今季は開幕投手の候補だ。 1回二死走者なしでの第 1打席。これも内角への 145キロを、腕をたたんでとらえた。鋭く右前へ弾きかえす会心打だ。ここまで実戦は、すべて 3番で起用されている 2年目。つなげる、返せる。このままいけばシーズンでも十分、力を発揮してくれそうだ。
●ドラフト 1位・大山悠輔内野手(22=白鴎大學)が北海道日本ハム戦に「9番・DH」で先発出場したが、 3打数無安打。これで 8日の紅白戦から実戦 5試合で15打数ノーヒットとなった。開幕 1軍入りに向け、試練の日々。産みの苦しみを乗り越えろ!タテジマに袖を通してから、今が一番、苦しいときだろう。何とかしなきゃ、何とかしたい。そう思っても「H」ランプを灯せない。大山が球場を出たのは最後。気がつけば午後 6時半だった。20歳の石川と対峙。直球を待っていたのか、 1、 2球目の変化球にバットが出ず、追い込まれた。そして 3球目、 133キロのフォークに空振り三振…。 3回は無死 1塁から 2ゴロ併殺。 6回には遊ゴロ。いい当たりをしても野手の正面にいく。初実戦の 8日の紅白戦から、何と15打数連続無安打となった。もがいている気持ちを、誰よりも理解しているのは金本監督だった。プロの世界で生きる以上、自分自身の“初日”を出すことに期待し、不安にも思う。それはルーキーだけの悩みじゃない。どんな形でもいい。小さな光を灯すためには練習しかない。だから、大山は居残ってマシンと向き合った。21日からの第 5クールも 1軍に帯同する見通し。Xデーを信じ、泥臭く、取り組んでいく。記事をまとめてみました。
9回無死 2塁、狙い打ちの右前打でチャンスを広げた原口文仁捕手。相変わらず勝負強い=宜野座村球場
(練習試合、阪神 1- 1北海道日本ハム、19日、宜野座)北海道日本ハム戦に「4番・1塁」で出場した原口文仁捕手が今季初マルチだ。 1点を追う 9回無死 2塁では技ありの右前打で同点劇を演出。ここまで実戦 5試合はすべて 4番。金本知憲監督が理想とする右打者を 4番に据えたジグザグ打線の鍵は、この男が握っているといっていい。
なかなか座り慣れないイスだ。だが、座るからにはドッシリ座ろうと、原口はもがく。ここまで全試合で 4番に据える金本監督に、今季初のマルチ安打で応えた。土壇場の同点劇を、原口らしく状況に応じた勝負強い打撃で演出した。
「方向だけ決めていました。いいヒットがあっち(右方向)に飛んだのでよかった。きょうは 1打席目のヒット(中前打)も両方内容のあるヒットだったと思います」
安打を放った原口文仁捕手=宜野座村球場
0- 1で迎えた 9回。先頭の高山が右翼線 2塁打を放つと、 2万6000の大観衆が詰めかけた宜野座がこの日、一番熱くなった。次は 4番。一打同点、本塁打なら逆転サヨナラだ。しかし拍手と指笛が響く中、これまで通りバットは指一本分ほど短く持った。右方向を意識し、内角、内角ときて2ボール。石川直の3球目をライナーで右前へ運んだ。高山は 3塁ストップも、続く中谷の中犠飛で待望の 1点だ。
第 1打席の中前打も、高梨に 2球で追い込まれてからファウルで粘り、弾き返した。スタンドにはプロ 8年目で初めて沖縄へ招待した父・秀一さんの姿も。収穫アリの 4打数 2安打で大喜びさせた。実戦 5試合で打率 0.294(17打数 5安打)、 3打点、 0本塁打。つなぎの 4番としてキラリと光り、進む道にも光が見えてきた。
2回、原口安打を放った原口文仁捕手=宜野座村野球場
金本監督も「結局、ある程度、経験を積んで結果を出した高山と原口と(が好機を作った)。できればそれ以外の選手も打ってほしかったんですが」と、原口への変わらぬ信頼を口にする。
2番・糸井のプランも温める将だが「出来ればジグザグで打線を組みたい」という。左打者に主力が多いだけに理想は右打者の4番だ。捕手か 1塁かはこれからだが、原口が 4番に座れば、 1番から糸井、北條、高山、原口、福留…とバランスよく組める。追い込まれてからの強さや勝負強さは相変わらず。指揮官とともに試行錯誤している新たな技術を取り入れ、さらなるパワーアップに成功すれば4番候補となることは間違いない。
「今はまだ『4番目』を打たせてもらっているだけなので。状況に応じた打撃ができるようにやっていきます」
まだまだ 4番の自覚も、まったくできない。もっと打ちたい、勝ちたいと願ううちに、ここまでやってきた。これからも変わらず、進化し続けるだけだ。
1回、高山俊外野手が高梨裕稔投手(手前)の速球を右前にはじき返した=宜野座村野球場
高山俊外野手は「3番・左翼」で先発出場。 1回に北海道日本ハムの先発、高梨裕稔投手から右前打を放ち、昨季の新人王対決を制すと、 1点を追う 9回には先頭で右翼線 2塁打。 2試合連続のマルチ安打で、実戦打率 0.412と絶好調だ。
敗戦ムードを一瞬にして取り除いた。 1点を追う 9回、先頭の高山が同点劇の口火を切った。 「しっかり振れたのはよかった」
北海道日本ハム 6番手・石川直の 145キロの直球を振り抜き、右翼線を破る 2塁打。続く原口の右前打で三塁に進むと、中谷の中犠飛で同点ホームイン。内角の厳しい球をとらえたことに、金本監督は「差し込まれてもヒットにできるのは長所でもある。懐の深さ、押し込みの強さがないと、できないこと」と目を細めた。
9回、 2塁打を放った高山俊外野手=宜野座村野球場
新人王対決も制した。相手先発の高梨は昨季のパ・リーグ新人王で、今季は開幕投手の候補だ。 1回二死走者なしでの第 1打席。これも内角への 145キロを、腕をたたんでとらえた。鋭く右前へ弾きかえす会心打だ。
これで16日の韓国サムスン戦に続き、 2試合連続のマルチ安打。実戦 5試合で17打数 7安打、打率 0.412としっかりと結果を残している。
2塁打を放った高山俊外野手=宜野座村野球場
守備でも存在感を見せた。 1回と 3回に遊撃後方の打球をダッシュしながら好捕。「風が強かったので、コミュニケーションをとりながらやっている」。一回には盗塁に失敗する場面もあったが、「次はセーフになるように頑張ります」と前向きだった。
「しっかり出塁することを考えています」
ここまで実戦は、すべて 3番で起用されている 2年目。つなげる、返せる。金本監督は「(まだ打順は)関係ない」と話すが、このままいけばシーズンでも十分、力を発揮してくれそうだ。
☆高山についてヤクルト・衣川スコアラー 「高いレベルでやっている。昨年より力強い。インサイドを攻められているなかで、振り抜けているのはいいこと」
実戦15打数無安打といまだ快音が響かない大山悠輔内野手。試練の日々だ(後ろは金本知憲監督)=宜野座村野球場
ドラフト 1位・大山悠輔内野手(22=白鴎大學)が北海道日本ハム戦に「9番・DH」で先発出場したが、 3打数無安打。これで 8日の紅白戦から実戦 5試合で15打数ノーヒットとなった。開幕 1軍入りに向け、試練の日々。産みの苦しみを乗り越えろ!
タテジマに袖を通してから、今が一番、苦しいときだろう。何とかしなきゃ、何とかしたい。そう思っても「H」ランプを灯せない。大山が球場を出たのは最後。気がつけば午後 6時半だった。
「ヘタクソなんで、練習しかないです」
1点を追う 8回一死 1、 2塁で迎えた第 3打席が今の心境を物語っていた。20歳の石川と対峙。直球を待っていたのか、 1、 2球目の変化球にバットが出ず、追い込まれた。そして 3球目、 133キロのフォークに空振り三振…。 3回は無死 1塁から 2ゴロ併殺。 6回には遊ゴロ。いい当たりをしても野手の正面にいく。初実戦の 8日の紅白戦から、何と15打数連続無安打となった。
8回、三振に倒れた大山悠輔内野手=宜野座村野球場
もがいている気持ちを、誰よりも理解しているのは金本監督だった。
「きっかけさえつかめて、気分が楽になると、ババッと打つと思う。だから使っている。早くヒットを。拾ってでもいいから、つかめよ、みたいな。とりあえず1本、というのは打者は思うんだよ。目先のね」
プロの世界で生きる以上、自分自身の“初日”を出すことに期待し、不安にも思う。それはルーキーだけの悩みじゃない。どんな形でもいい。小さな光を灯すためには練習しかない。
だから、大山は居残ってマシンと向き合った。
「きっかけというのがヒットなのか何なのか、マシン打撃の中にあるのか、それはわかりませんが、みつけたときに流れに乗れるように、 1球 1球大事にしたいです」
21日からの第 5クールも 1軍に帯同する見通し。Xデーを信じ、泥臭く、取り組んでいく。
8回一死 1、 2塁で空振り三振に倒れた大山悠輔内野手(投手は石川慎吾)=宜野座村野球場
☆主な阪神野手D1位の実戦初安打
★鳥谷敬(2004年D自由枠): 2月14日の北海道日本ハムとの練習試合(宜野座)に「1番・遊撃」でデビューし、 4打数無安打。翌15の同戦(名護)にも「1番・遊撃」で出場し、第 1打席に中前打を放った。
★伊藤隼太(2012年D 1位): 2月12日の北海道日本ハムとの練習試合(宜野座)に「1番・中堅」で先発出場。 1打席目に先発・中村勝の外角直球を中前に弾き返し、初打席安打をマーク。
★高山俊(2016年D 1位): 2軍の高知・安芸キャンプ中の 2月21日、韓国・ハンファとの練習試合に「1番・左翼」で先発出場。第 3 打席に投手内野安打を放った。
今シーズンは、全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2017年春季キャンプ日程
2017年 公式戦 日程と結果(02月)
2017年 公式戦 日程と結果(03月)
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