●打っては筒香嘉智外野手(25=DeNA)、中田翔内野手(27=北海道日本ハム)が本塁打。投げては菅野智之投手(27=巨人)から守護神・牧田和久投手(32=西武)までの継投がはまった。 2連勝で 1次リーグ突破に王手をかけた小久保裕紀監督(45)に、自信がみなぎった。試合途中に韓国で開催中のA組でオランダが台湾に勝ち、オランダとイスラエルの 2次リーグ進出が決定した。情報を耳にした指揮官は、 2次リーグへ思いを巡らせた。A組の開幕戦( 6日)でイスラエルが韓国を撃破した試合は、東京都内の宿舎でテレビ観戦していた。日本は早ければ 9日に 2次リーグ進出が決まる。未知の国との対戦も想定内。一戦必勝で迎え撃つ。
●日本は 1点リードの 8回、 4番・筒香嘉智外野手が 2試合連続となる 2号 2ランを放ち、勝利を決定づけた。 7回には中田翔内野手が勝ち越し弾を放っており、今チームでは初の 4、 5番のアーチ競演。中軸が期待に応え、日本は 2次リーグ進出に大きく前進した。舞い上がった打球は、右翼ポールを巻くように右翼席で弾んだ。筒香が連夜の駄目押し弾で、 4番の役目を果たした。 7回に中田の一発で勝ち越し、 1点リードで迎えた 8回二死。追い込まれながらも四球を選んだ青木宣親外野手(35)を 1塁に置き、筒香は左腕ケネディの内角へのチェンジアップを捉えた。腰の右旋回から、ひじを折りたたんでスイング。ファウルにならないお手本のような内角球の打ち方だった。今チームで初となる中田とのアベック弾に、 4万1408人の大観衆で埋まった東京ドームの興奮は最高潮。筒香は本塁打を打った後、左翼の守備位置へ向かう際に帽子を取り、左翼席のファンへ、そして右翼席に向かっても深々と頭を下げ、感謝の思いを示した。世界の頂点だけを見据えて打ち続ける。
●日本は豪州に 4- 1で逆転勝ちし、開幕 2連勝とした。日本は 9日は試合がなく、豪州-中国で豪州が勝てば 1試合を残して 1次リーグ突破が決まる。 1- 1で迎えた 7回、先頭の 5番・中田翔内野手が 2度目のWBCで初本塁打となる決勝の 1号ソロ。左手首痛に苦しんでいた大砲のバットからようやく快音が響いた。初球から打つと決めていた。 5回に同点として迎えた 7回無死。先頭の中田が、豪州の 3番手・ウィリアムズが投じたスライダーにバットを振り抜いた。打球は、きれいな放物線を描いて左翼席に吸い込まれた。勝ち越しの 1号ソロ。2013年の前回大会も経験している27歳にとって、WBC初本塁打だ。そして今大会の初安打でもある。ゆっくりとベースを一周し、出迎えたチームメートとハイタッチを交わすと笑みがこぼれた。超満員のスタンドでは、メジャーリーグのようなスタンディングオベーションが起きた。侍ジャパンでの大会前の実戦は 5試合で打率 0.167。前日 7日の初戦、キューバ戦も 3打数無安打だっただけに、ようやく結果でファンと指揮官の期待に応えることができた。 8回に貴重な追加点となる 2ランを放った筒香と抱き合った。 8年ぶりの世界一奪還まで、もう立ち止まるわけにはいかない。
●豪州戦に先発したエース格の菅野智之投手は 2回に 7番打者に先制ソロを許したものの、66球を投げて 4回 1/3を 4安打 1失点にまとめた。同点の 5回途中からは 4投手による継投で得点を許さず、 4- 1で逃げ切った。重圧も、緊張感も力に変えた。菅野は慣れ親しんだ巨人の本拠地・東京ドームのマウンドで、世界に実力を示した。立ち上がりから落ち着いていた。最速 152キロの直球とスライダーを主体に、全66球のうち49球がストライクと攻めの投球。 2回二死から 7番デサンミゲルに先制ソロを許し、今年の実戦で初失点となったが、崩れることはなかった。 1次リーグの球数制限(65球)まで残り17球として 5回も続投。一死 1、 2塁で66球となり、球数制限を超えたために降板した。 2番手・岡田俊哉投手(25=中日)が一死満塁とした後に 2ゴロ併殺打でピンチをしのぐと、ベンチで両手をたたいてガッツポーズ。 2歳下の左腕を笑顔で迎えた。日本が誇る右腕が、堂々の“世界デビュー”を果たした。記事をまとめてみました。
WBC 1次リーグB組(日本 4- 1豪州、 8日、東京D)
打っては筒香(DeNA)、中田(北海道日本ハム)が本塁打。投げては菅野から守護神・牧田までの継投がはまった。 2連勝で 1次リーグ突破に王手をかけた小久保監督に、自信がみなぎった。
「初回のチャンスを生かせず、少し苦しい展開だったけど、菅野が粘り強く 1点でしのいでくれた。そこが逆転につながった。リリーフ陣の状態もよかった」
試合後の会見場に現れた指揮官の顔は上気していた。隣に座った菅野の好投をたたえ、笑顔は満開となった。
2連勝を飾った小久保裕紀監督(左)は、先発の菅野智之投手と笑顔でハイタッチ=東京ドーム
試合途中に韓国で開催中のA組でオランダが台湾に勝ち、オランダとイスラエルの 2次リーグ進出が決定した。情報を耳にした指揮官は、 2次リーグへ思いを巡らせた。A組の開幕戦( 6日)でイスラエルが韓国を撃破した試合は、東京都内の宿舎でテレビ観戦していた。
「これはひょっとしたら、かなり手ごわいんじゃないかと思っていた。オランダはもともと上がってくるだろうと予想をしていた」
日本は早ければ 9日に 2次リーグ進出が決まる。未知の国との対戦も想定内。一戦必勝で迎え撃つ。
これぞ 4番!! 日本は 1点リードの 8回、 4番・筒香嘉智外野手が 2試合連続となる 2号 2ランを放ち、勝利を決定づけた。 7回には中田翔内野手が勝ち越し弾を放っており、今チームでは初の 4、 5番のアーチ競演。中軸が期待に応え、日本は 2次リーグ進出に大きく前進した。
舞い上がった打球は、右翼ポールを巻くように右翼席で弾んだ。筒香が連夜の駄目押し弾で、 4番の役目を果たした。
「中田さんがホームランを打ってくれて、重い空気が一気に変わった。僕はそれに乗って打てた。(前打者の)青木さん(アストロズ)も粘り強くつないでくれた」
筒香嘉智外野手は 8回に右翼席へ 2戦連発となる 2号 2ラン。 4番が勝利を決定づけた=東京ドーム
7回に中田の一発で勝ち越し、 1点リードで迎えた 8回二死。追い込まれながらも四球を選んだ青木を 1塁に置き、筒香は左腕ケネディの内角へのチェンジアップを捉えた。腰の右旋回から、ひじを折りたたんでスイング。ファウルにならないお手本のような内角球の打ち方だった。
「いけると思った球に強いスイングをしようと意識していた。僕の中には(右方向への打球がファウルゾーンへ)切れるという感覚はないです」
今チームで初となる中田とのアベック弾に、 4万1408人の大観衆で埋まった東京ドームの興奮は最高潮。筒香は本塁打を打った後、左翼の守備位置へ向かう際に帽子を取り、左翼席のファンへ、そして右翼席に向かっても深々と頭を下げ、感謝の思いを示した。
8回の左翼守備に就く際、声援を送ってくれたスタンドのファンへ深々と頭を下げた筒香嘉智外野手=東京ドーム
「がんばってね」
大会の開幕前、無料通信アプリのLINEにメッセージが届いた。送り主はDeNA・ラミレス監督だった。平仮名でわずか 6文字だったが、ベネズエラ出身の指揮官が不慣れな日本語で送ってくれた激励に、心が震えた。主砲は「はい、がんばります」と返信。「日本のために頑張ってこい」と背中を押してくれたラミレス監督の気持ちにも応えたかった。
2試合で打率 0.375、 2本塁打、 5打点。 4番の働きにも「 1回に僕が打っていれば、もっと流れは良かった」と一死 2、 3塁の先制機に喫した空振り三振を反省した。しかし、小久保監督は「(本塁打は)勝ちの確率が非常に高くなる一本だった。さすが日本の 4番」とたたえた。
「(10日の)中国戦に向けて、いい準備をしたい。世界一しかないので、それに向けて頑張ります」と筒香。世界の頂点だけを見据えて打ち続ける。
お立ち台で抱き合う筒香嘉智外野手と中田翔内野手(右)=東京ドーム
もう一人の大砲もお目覚めだ!! 日本は豪州に 4- 1で逆転勝ちし、開幕 2連勝とした。日本は 9日は試合がなく、豪州-中国で豪州が勝てば 1試合を残して 1次リーグ突破が決まる。 1- 1で迎えた 7回、先頭の 5番・中田翔内野手が 2度目のWBCで初本塁打となる決勝の 1号ソロ。左手首痛に苦しんでいた大砲のバットからようやく快音が響いた。
初球から打つと決めていた。 5回に同点として迎えた 7回無死。先頭の中田が、豪州の 3番手・ウィリアムズが投じたスライダーにバットを振り抜いた。打球は、きれいな放物線を描いて左翼席に吸い込まれた。
勝ち越し弾の中田翔内野手(右)は 2試合連発の4番・筒香嘉智外野手とお立ち台で抱き合った=東京ドーム
「あの打席は初球から自分の持ち味であるフルスイングをしようと思っていた。バットの先っぽで感触はあまりよくなかったけど、本当に打った瞬間に、いってくれと願っていた」
勝ち越しの 1号ソロ。2013年の前回大会も経験している27歳にとって、WBC初本塁打だ。そして今大会の初安打でもある。ゆっくりとベースを一周し、出迎えたチームメートとハイタッチを交わすと笑みがこぼれた。超満員のスタンドでは、メジャーリーグのようなスタンディングオベーションが起きた。
やっと心から笑えた。 2月 8日。沖縄・国頭村での 2軍キャンプ中に古傷でもある左手首痛が再発し、急激に練習量が減った。痛みをかばっていたことから、打撃フォームにもずれが生じ、今度は調子を落とした。
勝ち越し弾の中田翔内野手(右)は 2試合連発の 4番・筒香嘉智外野手とお立ち台で抱き合った=東京ドーム
手首の痛みさえ取れれば…。侍ジャパンの宮崎強化合宿が始まる直前、約50万円で購入した携帯型の低周波治療器「フィジオアクティブ」(酒井医療)が届いた。「チーム(北海道日本ハム)のものを使ってみたらよくてね。荷物が増えるけど、合宿に持っていくよ」。朝晩に患部の痛みを取るため、自分で治療した。そして迎えた 2度目のWBC。やっと痛みが取れ、サポーターなしでプレーできるようになった。
強化合宿集合日の 2月22日。筒香が小久保監督から 4番に指名された直後に中田も呼ばれ、 5番に指名された。自身も現役時代に長く 4番を打った指揮官は中田のプライドを傷つけないよう、「中田が打たないと、筒香が生きない」と奮起を待った。侍ジャパンでの大会前の実戦は 5試合で打率 0.167。前日 7日の初戦、キューバ戦も 3打数無安打だっただけに、ようやく結果でファンと指揮官の期待に応えることができた。
7回に勝ち越しソロを放ち、大歓声を浴びて拳を握りしめる中田翔内野手。不振だった 5番が息を吹き返した=東京ドーム
「周りにすごく状態がいいバッターが多い。その波に自分も乗って、きょうのホームランをいいきっかけにして頑張りたい」
お立ち台では「僕の前を打つゴウ(筒香)が空気を読まずに打つので、 1本出てよかった」と笑わせ、 8回に貴重な追加点となる 2ランを放った筒香と抱き合った。 8年ぶりの世界一奪還まで、もう立ち止まるわけにはいかない。
★指揮官は見逃した
中田の復調を信じ続けた小久保監督は、ようやく出た一発に興奮気味。しかし、試合後の会見で「継投の話をしている最中で、実は打ったところを見ていなくて。打球を追って分かった」と打った瞬間を見逃していたことを明かした。隣に座っていた中田に「ごめんね」と謝り、「翔は練習の時から状態がよくなってきていた。そろそろ一本出るかなと思って…」と取り繕っていた。
菅野智之投手が力投。日本のエースとしての期待に応え、連勝に導いた=東京ドーム
豪州戦に先発したエース格の菅野智之投手は 2回に 7番打者に先制ソロを許したものの、66球を投げて 4回 1/3を 4安打 1失点にまとめた。同点の 5回途中からは 4投手による継投で得点を許さず、 4- 1で逃げ切った。 重圧も、緊張感も力に変えた。菅野は慣れ親しんだ巨人の本拠地・東京ドームのマウンドで、世界に実力を示した。 「少し緊張した。独特の雰囲気で投げることができた。自分の野球人生でも本当に忘れられない一日になった」 立ち上がりから落ち着いていた。最速 152キロの直球とスライダーを主体に、全66球のうち49球がストライクと攻めの投球。 2回二死から 7番デサンミゲルに先制ソロを許し、今年の実戦で初失点となったが、崩れることはなかった。
5回途中から 2番手で登板した岡田俊哉投手=東京ドーム
1次リーグの球数制限(65球)まで残り17球として 5回も続投。一死 1、 2塁で66球となり、球数制限を超えたために降板した。 2番手・岡田(中日)が一死満塁とした後に 2ゴロ併殺打でピンチをしのぐと、ベンチで両手をたたいてガッツポーズ。 2歳下の左腕を笑顔で迎えた。
脳裏に刻まれているのは、 1年目のシーズンを控えていた2013年の第 3回大会、テレビ観戦した 2次リーグ初戦の台湾戦(東京ドーム)だ。格が下の相手との一戦は、 2- 3の 9回に井端が起死回生の同点打。延長戦の末の辛勝だった。「『台湾だったら楽に勝てるだろう』と、みている人がいたかもしれない。あの大舞台に立つと、普段の力を発揮できないこともある」と一発勝負の恐ろしさを植え付けられた。 4年前の教訓を胸に全力で腕を振り続けた。
試合後、米大リーグ、ドジャースの環太平洋地区担当スカウトでもある豪州のディーブル監督は「97マイル( 156キロ)はメジャーレベル。すばらしい投手なので脱帽という表現が適切だ」と絶賛した。「大変光栄なことですけど、まだまだできると思います」と菅野。日本が誇る右腕が、堂々の“世界デビュー”を果たした。
全員野球でファン皆が待ち望む「優勝」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!日本!我らの侍!勝利を掴め!
2017年 公式戦 日程と結果(02月)
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