●試合終了は午後11時54分。小久保裕紀監督(45)が激戦を振り返った。 2次リーグの初戦。機動力を重視し、チームの左打者 4人全員を先発オーダーに起用した打線がつながり、オランダのエース、リック・バンデンハーク投手(31=ソフトバンク)から 3回までに 5点を奪った。攻略のポイントの一つが、足での揺さぶりだった。相手右腕は昨季、盗塁を13度試みられて、すべて決められていた。 3番・青木宣親外野手(35=アストロズ)と 4番・筒香嘉智外野手(25=DeNA)は 1次リーグのキューバ、豪州戦と同じだが、 3塁は松田宣浩内野手(33=ソフトバンク)に代えて田中広輔内野手(27=広島)を、外野は鈴木誠也外野手(22=広島)に代えて秋山翔吾外野手(28=西武)を入れた。 2回一死 1、 3塁で 1走・山田哲人内野手(24=ヤクルト)が 2盗し、直後に秋山が先制の左犠飛。 3回は菊池涼介内野手(27=広島)の 2盗などでチャンスを広げ、中田翔内野手(27=北海道日本ハム)の 3ランにつなげた。
●日本は無死 1、 2塁からプレーを行うタイブレーク制の11回に 2点を勝ち越し。一死 2、 3塁とした後、 5番・中田が左前に 2点打を放ち、 2次リーグ初戦を白星で飾った。決勝リーグ進出へ一歩前進。14日はキューバと対戦する。日付が変わろうとしても、大勢の観客がドームに残った。前回大会 4強のオランダとの死闘を制し、ナインは喜びを分かち合った。決勝打を放った中田は 3回にはバンデンハーク投手(ソフトバンク)から左越え 3ラン。 1次リーグから 3戦連発となるアーチだ。中田は 2回も先頭で打席に立つと 3塁線を破る 2塁打。秋山の左犠飛で先制のホームを踏ぶなど、チームを引っ張った。もう 1人のヒーローは 5回二死 3塁から中前適時打を放った小林誠司捕手(27=巨人)。サンケイスポーツ専属評論家の野村克也氏(81)は11日深夜放送のTBS系「S☆1」にVTR出演し、日本のキーマンに小林を挙げた。ノムさんの期待に応える一打となった。投手陣は先発の石川は 3回 5安打 5失点。 4回は 2番手・平野が無失点。 3番手・千賀滉大投手(24=ソフトバンク)が 2回を無失点。 7回のオランダの攻撃では、 2塁手・菊池の超ファインプレーでピンチをまぬがれた。 9回は 8番手・則本昂大投手(26=楽天)が二死 1、 3塁からスクープに中前適時打を浴び、同点に追いつかれたものの、牧田和久投手(32=西武)が10回、11回を無失点に抑え、勝利を呼び込んだ。
●菊池(広島)が 2塁守備でスーパープレーを見せた。 6- 5の 7回一死 1塁で、ボガーツ(レッドソックス)のマウンドで跳ねて中前へ抜けようかという強い打球を横っ跳びで好捕し、遊撃手の坂本勇人内野手(28=巨人)にグラブトスして 2塁封殺。「最高の舞台で最高のプレーができた」と自賛した。この日の試合前、円陣で「勝つ、勝つ、勝つ」と叫んでナインを鼓舞した背番号「4」が、侍ジャパンの粘り強さの象徴だ。
●日本は、 9投手をつぎ込む総力戦で延長戦の末、オランダを 8- 6で下した。小久保裕紀監督が組み替えた打線が機能し、 3回までに 5点を奪ったが、先発の石川歩投手(28=ロッテ)が 3回 5失点でKOされるまさかの展開。延長10、11回を牧田和久投手(32=西武)が無失点に抑え、何とか勝ちきった。同組のもう 1試合は、イスラエル(A組 1位)がキューバ(B組 2位)に 4- 1で逆転勝ちした。 1球、 1球に魂を込めた。守護神、牧田が日本を救った。お立ち台で、普段は冷静な男が震える声で興奮気味に叫んだ。思い切り振ってくるオランダ打線の“波状攻撃”に耐え抜き、反撃の芽を摘んだ。延長10回の攻撃は一死満塁と勝ち越しの好機を作ったが、青木宣親外野手(35=アストロズ)が 2ゴロ併殺打に倒れ無得点。嫌な流れの中、牧田は 9番手としてその裏から登板すると、 3者凡退に斬って傾きかけた流れを呼び戻した。タイブレークで 2点の援護を受けた11回も、下手投げから浮き上がる直球とスライダーで無安打に封じた。一方で、課題も残った。 6- 5の 9回には、 1次リーグで守護神を務めた牧田ではなく則本(楽天)が起用され、逃げ切りに失敗した。継投は計算通りにはいかなかったが、総力戦で勝利をつかんだ。緊張感と重圧に負けない頼もしい救援陣が、侍ジャパンを支える。記事をまとめてみました。
「WBC2次リーグE組」(オランダ 6- 8日本=延長11回タイブレーク、12日、東京D)
試合終了は午後11時54分。小久保監督が激戦を振り返った。
「死闘です。勝ちたいという執念だけでした。最後まで諦めなかった勝利です。きょうは、ゆっくり休んで(次の試合のことを)考えます」
2次リーグの初戦。機動力を重視し、チームの左打者 4人全員を先発オーダーに起用した打線がつながり、オランダのエース、バンデンハーク投手(ソフトバンク)から 3回までに 5点を奪った。
「バンデンハークをいかに早く降ろすか。どうすることが一番、オランダが嫌がる打線になるのか」と指揮官。攻略のポイントの一つが、足での揺さぶりだった。相手右腕は昨季、盗塁を13度試みられて、すべて決められていた。
激闘を制した小久保裕紀監督(左)は、「第1回大会」の優勝監督でもあるソフトバンク・王貞治球団会長からねぎらわれた=東京ドーム
3番・青木(アストロズ)と 4番・筒香(DeNA)は 1次リーグのキューバ、豪州戦と同じだが、 3塁は松田(ソフトバンク)に代えて田中(広島)を、外野は鈴木(広島)に代えて秋山(西武)を入れた。
2回一死 1、 3塁で 1走・山田(ヤクルト)が 2盗し、直後に秋山が先制の左犠飛。 3回は菊池(広島)の 2盗などでチャンスを広げ、中田(北海道日本ハム)の 3ランにつなげた。 3回に中前適時打で追加点を奪った秋山は「(中田)翔がいい流れを作ってくれた。二死からまたチャンスで回ってきたので思いきり振りました」と汗をぬぐった。
これで 1次リーグから 4戦全勝。総動員で難敵をタイブレークの末に振り切った指揮官は「みんなの勝利です」と声を張り上げた。
3回、勝ち越し 3ランを放った中田翔内野手(13)を迎える小久保裕紀監督=東京ドーム
日本は無死 1、 2塁からプレーを行うタイブレーク制の11回に 2点を勝ち越し。一死 2、 3塁とした後、 5番・中田が左前に 2点打を放ち、 2次リーグ初戦を白星で飾った。決勝リーグ進出へ一歩前進。14日はキューバと対戦する。
日付が変わろうとしても、大勢の観客がドームに残った。前回大会 4強のオランダとの死闘を制し、ナインは喜びを分かち合った。決勝打を放った中田は 3回にはバンデンハーク投手(ソフトバンク)から左越え 3ラン。 1次リーグから 3戦連発となるアーチだ。中田は 2回も先頭で打席に立つと 3塁線を破る 2塁打。秋山の左犠飛で先制のホームを踏ぶなど、チームを引っ張った。
もう 1人のヒーローは 5回二死 3塁から中前適時打を放った小林。サンケイスポーツ専属評論家の野村克也氏は11日深夜放送のTBS系「S☆1」にVTR出演し、日本のキーマンに小林を挙げた。「一番大事なのはキャッチャー。小林が一番鍵になるね」と予測したが、ノムさんの期待に応える一打となった。
11回、 2点適時打を放った中田翔内野手=東京ドーム
投手陣は先発の石川は 3回 5安打 5失点。 4回は 2番手・平野が無失点。 3番手・千賀が 2回を無失点。 7回のオランダの攻撃では、 2塁手・菊池の超ファインプレーでピンチをまぬがれた。一死 1塁から、 3番・ボガーツの打球は 2遊間を抜けそうになったが、菊池がダイビングで好捕。そのままグラブトスで 2塁封殺となった。この後、 4番手・松井裕から 5番手・秋吉にスイッチ。バレンティンを空振り三振に仕留めた。
9回は 8番手・則本が二死 1、 3塁からスクープに中前適時打を浴び、同点に追いつかれたものの、牧田が10回、11回を無失点に抑え、勝利を呼び込んだ。
☆日本代表・小久保裕紀監督
「死闘です。勝ちたい執念だけだった。試合に出た選手、ベンチにいた選手が一丸となって、最後まで諦めなかった勝利だと思う。タイムリーを打つべき人が打って、つなぐべき人がつないだ」
☆オランダ・ミューレン監督
「優位に進めたが、多くのチャンスを逃してしまった。救援陣はよく試合をつくってくれた。日本は非常にいいチームで、厳しい戦いだった。チャンスを生かせば違う展開になった。タイブレークは経験があった」
7回、ザンダー・ボガーツ内野手の中前に抜けようかという打球を菊池涼介内野手が好捕。坂本勇人内野手にグラブトスし 1走をアウトにした=東京ドーム
菊池(広島)が 2塁守備でスーパープレーを見せた。 6- 5の 7回一死 1塁で、ボガーツ(レッドソックス)のマウンドで跳ねて中前へ抜けようかという強い打球を横っ跳びで好捕し、遊撃手の坂本勇(巨人)にグラブトスして 2塁封殺。「最高の舞台で最高のプレーができた」と自賛した。
9回二死 1、 3塁ではJ・スクープの打球にわずかに届かず同点中前打となったが、タイブレークまでもつれた激戦を制し、「野球生活の中で一番しびれた」と喜んだ。
前日11日は27歳の誕生日。鈴木、田中と同行するスタッフ 2人を加えたカープ会が開催され、ケーキでお祝いされた。リラックスした翌日、広島と同じ田中との 1、 2番コンビが実現した。
守備力は海外からも注目されている。フィリーズのコーチを務める中国・マクラーレン監督は 1次リーグで「大リーグレベルの選手がいた。セカンドの菊池だ」と絶賛した。この日の試合前、円で「勝つ、勝つ、勝つ」と叫んでナインを鼓舞した背番号「4」が、侍ジャパンの粘り強さの象徴だ。
牧田和久投手(右)と小林誠司捕手のバッテリーは延長11回の末にオランダを振り切り、歓喜のハイタッチ=東京ドーム
日本は、 9投手をつぎ込む総力戦で延長戦の末、オランダを 8- 6で下した。小久保裕紀監督が組み替えた打線が機能し、 3回までに 5点を奪ったが、先発の石川歩投手が 3回 5失点でKOされるまさかの展開。延長10、11回を牧田和久投手が無失点に抑え、何とか勝ちきった。同組のもう 1試合は、イスラエル(A組 1位)がキューバ(B組 2位)に 4- 1で逆転勝ちした。
1球、 1球に魂を込めた。守護神、牧田が日本を救った。お立ち台で、普段は冷静な男が震える声で興奮気味に叫んだ。
「走者を背負っても自分の投球を、と心がけた。投手陣というより、チームが一つになれた。世界一を奪還するために大きな 1勝だと思います」
先発の石川歩投手=東京ドーム
思い切り振ってくるオランダ打線の“波状攻撃”に耐え抜き、反撃の芽を摘んだ。延長10回の攻撃は一死満塁と勝ち越しの好機を作ったが、青木が 2ゴロ併殺打に倒れ無得点。嫌な流れの中、牧田は 9番手としてその裏から登板すると、 3者凡退に斬って傾きかけた流れを呼び戻した。タイブレークで 2点の援護を受けた11回も、下手投げから浮き上がる直球とスライダーで無安打に封じた。
ブルペンの総力を結集した、執念の継投だった。先発の石川(ロッテ)が 3回 5失点で降板と想定外の展開になったが、 9投手をつぎ込んでしのいだ。 8回一死満塁の危機では、宮西(北海道日本ハム)からバトンを受けた増井(同)が直球勝負で後続を空振り三振、遊ゴロに仕留め、絶体絶命のピンチを脱した。その増井が投手陣の思いを代弁する。
「宮西が作ったピンチだったから、気持ちが入りやすかった。こういう大会は力を合わせてしのぐしかない」
2番手の平野佳寿投手=東京ドーム
一方で、課題も残った。 6- 5の 9回には、 1次リーグで守護神を務めた牧田ではなく則本が起用され、逃げ切りに失敗した。権藤投手コーチは試合後、則本の起用について無言を貫き、小久保監督は「継投は戦術なので全部はいえないが、これがWBCなんじゃないですか。ぎりぎりでやっている」と汗をぬぐった。 継投は計算通りにはいかなかったが、総力戦で勝利をつかんだ。緊張感と重圧に負けない頼もしい救援陣が、侍ジャパンを支える。
☆ 9回に追いつかれた日本・則本昂大投手(楽天)
「(適時打を浴びた球は)もっと慎重にいけばよかった。チームの皆さんに助けられた」
☆ 1回無失点の日本・平野佳寿投手(オリックス)
「追いつかれた後だったので、絶対に0点で抑えようと思った」
☆菊池涼介内野手の好守もあって無失点の日本・松井裕樹投手(楽天)
[菊池さんに助けてもらった。先輩方に助けてもらいっぱなし」
☆ 8回に一死満塁のピンチを招いて降板した日本・宮西尚生投手(北海道日本ハム)
「(無失点でしのいだ)増井さんに感謝です」
全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!日本!我らの侍ジャパン!勝利を掴め!
第4回ワールド・ベースボール・クラシック プールE 日程
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