●阪神先発能見は 3回まで中日打線を25球で無失点。中日先発のバルデスも 2回に福留、中谷を三振にするなど 3回無安打無失点。阪神は 5回二死から原口の 3号ソロで先制。一方で中日打線は能見の前に 2安打に抑えられるなど 2塁を踏めず。阪神は同点の 8回に高山の適時 2塁打で勝ち越し。そのまま逃げ切り、「4連勝」。マテオが「4勝」目、ドリスは「16セーブ」目。何をやってもズバリ的中。今季最少タイで 2年ぶりの 3安打勝利は、神がかり的金本さい配のおかげだ。 7回。追いつかれて、なお一死 1、 3塁の場面で、スパッと能見から桑原にスイッチした。えっ交代? と思ったファンも多かったはず。悪い予感がした人も…。が、ことしの金本監督は信じていい。桑原がしっかりピンチをしのぐ。交代ルールの認識不足もあって 8回はドタバタ継投になったが、結果はOKだ。打線も日替わりが正解になっている。 2試合ぶりスタメンの原口が 5回に先制アーチ。野手起用を任せる打撃コーチへの信頼は厚い。極めつけは決勝打の高山だ。左腕バルデスが先発ということでベンチスタート。 8回に高橋からマテオにスイッチする際に、左翼守備も代える必要が出てきて、監督自身はと江越を起用しようとしていた。すると、すぐ隣の矢野燿大作戦兼バッテリーコーチ(48)から“神の声”。矢野コーチの読みも立派だが、それを素直に受け入れる指揮官の度量もすごい。試合前の練習では、興行のPRも兼ねて訪れた野獣ボブ・サップ選手(43)と“ご対面”。ガッチリ握手。格闘界のスーパースターのパワーも頂いて、コーチにも支えられ、金本さい配は猛虎進撃の原動力だ。
●高山俊外野手(24)が勝ち越しタイムリーを放った。 8回二死 2塁。中日バルデスの初球の真っすぐを振り抜いた。前進守備をしていた中堅の頭を悠々と越し、 2塁走者の荒木が生還。貴重な勝ち越し打となった。途中出場の高山俊外野手が同点の 8回、中越えに決勝 2塁打を放った。中日先発が左腕バルデスで、スタメン落ちしていたが、その悔しさをぶつける初球打ち。今季最少タイの 3安打で今季 3度目の「4連勝」。貯金は「12」となり、敗れた 2位広島とのゲーム差は、今季最大の「2.5」に広がった。 2塁ベース上でぐっと右拳を天に突き上げた。肩で息をしながら、揺れる甲子園のど真ん中で歓喜の声を浴びる。高山の一打で勝負は決まった。 8回の守備から途中出場し、ここぞの場面でV打を放った。クールな男の派手なガッツポーズが 1打席にかける思いのすべてを物語っていた。 1- 1で迎えた 8回二死 2塁。好投を続けるバルデスの初球から思い切りバットを振った。真ん中やや低めの 134キロを捉えると、打球はグングン伸びて前進守備の中堅・大島の頭を越えた。チーム 2安打目で 2走の代走荒木が生還し勝ち越しに成功。 4試合ぶりの打点で、今季 3度目の「4連勝」を呼び込んだ。首脳陣の期待に応え、左投手から劇打。昨季新人王が自身の価値を証明した。貯金は「12」まで増え、 8カード連続負け越しなし。甲子園「6連勝」で 5月は10勝 2敗というハイペースだ。 2位広島が敗れたため、ゲーム差は今季最大の「2.5」まで広がった。若虎が再びパワーをチャージ。悔しさを力に変えた高山が、猛虎を頂点に導いていく。
●原口文仁捕手(25)が先制となる 3号ソロを放った。 5回二死。中日先発バルデスに 135キロの直球をジャストミート。鋭いライナー性の当たりはそのまま左翼席に突き刺さった。 9日巨人戦以来のスタメン出場。金本監督の起用にしっかりと応えた。大きな弧を描いた白球が、左翼席に突き刺さった。球場中に大歓声が響き渡る。原口は表情を緩めることなく、ゆっくりとダイヤモンドを一周した。スコアボードに初めて灯った「H」ランプは、値千金の「先制3号ソロ」。そのバットで、難敵バルデスを打ち砕いた。お立ち台で声を張り上げた。 5回だ。二死走者なし。 3ボール 1ストライクから高め 135キロの真っすぐをフルスイングし、左翼スタンドまで運んだ。そこまで猛虎打線は竜の助っ人左腕の前に無安打。テンポよく投げ込まれるボールをとらえられず、次々と打ち取られていた。だが、背番号「94」の修正能力が上回った。この日までで最近 5試合で12打数 3安打、打率 0.250。本塁打は 4月12日のDeNA戦(横浜)を最後に遠ざかっていた。 1試合だけでは終わらない。まだまだ確実性を高める。ガムシャラに、泥臭く。そう、必死のパッチで-。この言葉のように、原口はバットを振り続けていく。
●能見篤史投手(37)が 5回、平田を左飛に打ち取って、史上 176人目となる通算1500投球回を達成した。デビュー戦は2005年 4月 3日ヤクルト戦(大阪ドーム)。13年目での達成となった。先発能見は 6回 1/3を投げ、 5安打 1失点。 6回まで完ぺきな投球を見せたが、 1- 0の 7回に一死 2、 3塁から平田に中前へ同点打を許し、 2番手桑原と交代した。好投していたが勝ち星はつかず「野球って難しいね」と振り返った。阪神では2007年の下柳剛以来(通算1970回 2/3)となる1500投球回にも到達。
●桑原謙太朗投手(31)が好リリーフした。同点の 7回一死 1、 3塁でマウンドへ。後続を断ち切り、 9ホールド目を挙げた。今季36試合で18試合目の登板。半数でマウンドに上がる右腕は、セ・リーグ首位を走るチームに欠かせない存在だ。金本阪神が誇る絶対的リリーバーはいきなりゲレーロに死球を与えて満塁にしたが、堂上を空振り三振。代打・藤井を遊ゴロに仕留めた。続く 8回は一死後、荒木に安打を許し、高橋にマウンドを譲ったが、結果的に無失点。これで15試合連続無失点となった。
●阪神投手交代を巡って珍しいシーンがあった。同点で 8回表に入る場面。 7回途中から登板していた桑原がマウンドに上がった後、香田勲男投手コーチ(51)がベンチを出た。 9番バルデスがそのまま打席に入る流れを確認して左腕高橋聡文投手(33)へのスイッチを決めたが、交代は認められず。リリーフカーで登場した高橋はUターンする形でブルペンに戻った。野球規則によれば、すでに登板している投手がイニング始めにファウルラインを越えれば、その投手は打者 1人がアウトになるか 1塁に達するまでは投球する義務がある。代打が送られていれば交代は成立していた。珍しいシーンは、 8回が始まる直前だ。先頭のバルデスの代打が右か左によって、代えるつもりだったという。しかしバルデスはそのまま打席に。吉本文弘球審(47)は「すでに桑原投手がファウルラインを越えていたので」と説明。「野球規則5・10(i)」によって交代は認めらず。急きょ続投の桑原は一死後、荒木に左前打を許したところで高橋と交代となった。記事をまとめてみました。
<阪神 2- 1中日>◇17日◇阪神甲子園球場
阪神先発能見は 3回まで中日打線を25球で無失点。中日先発のバルデスも 2回に福留、中谷を三振にするなど 3回無安打無失点。
阪神は 5回二死から原口の 3号ソロで先制。一方で中日打線は能見の前に 2安打に抑えられるなど 2塁を踏めず。
阪神は同点の 8回に高山の適時 2塁打で勝ち越し。そのまま逃げ切り、「4連勝」。中日バルデスは 8回 2失点も「2敗」目。
阪神マテオが「4勝」目、ドリスは「16セーブ」目。
8回裏阪神二死 2塁、中越えに勝ち越し適時 2塁打を放った高山俊外野手=阪神甲子園球場
恐るべし!! 何をやってもズバリ的中。今季最少タイで 2年ぶりの 3安打勝利は、神がかり的金本さい配のおかげだ。
7回。追いつかれて、なお一死 1、 3塁の場面で、スパッと能見から桑原にスイッチした。えっ交代? と思ったファンも多かったはず。悪い予感がした人も…。が、ことしの金本監督は信じていい。桑原がしっかりピンチをしのぐ。
7回、中日・平田良介外野手に適時打を浴びた能見篤史投手=阪神甲子園球場
「桑原はことし、ずっと、(回の)頭からじゃなくても、右の強打者が続く場面でしっかり抑えてくれている」
交代ルールの認識不足もあって 8回はドタバタ継投になったが、結果はOKだ。
打線も日替わりが正解になっている。 2試合ぶりスタメンの原口が 5回に先制アーチ。
「片岡(打撃)コーチの直感ですよ」
野手起用を任せる打撃コーチへの信頼は厚い。
野獣ボブ・サップ選手(右)と握手する金本知憲監督。どっちが強い!?=阪神甲子園球場
極めつけは決勝打の高山だ。左腕バルデスが先発ということでベンチスタート。 8回に高橋からマテオにスイッチする際に、左翼守備も代える必要が出てきて、監督自身は「左対左は厳しいから」と江越を起用しようとしていた。すると、すぐ隣の矢野作戦兼バッテリーコーチから“神の声”。
「『高山でいきましょう』と言ってくれた。ファインプレーですね」
矢野コーチの読みも立派だが、それを素直に受け入れる指揮官の度量もすごい。
試合前の練習では、興行のPRも兼ねて訪れた野獣ボブ・サップと“ご対面”。「おっ、おっ、おっ」と驚き、ガッチリ握手。格闘界のスーパースターのパワーも頂いて、コーチにも支えられ、金本さい配は猛虎進撃の原動力だ。
★阪神の 3安打勝利VTR
2015年 5月21日の巨人戦(甲子園)で先発・マイコラス相手に 7回まで伊藤隼の 1安打のみだったが、 8回に福留の 2塁内野安打を皮切りに同点。さらに鳥谷の右前適時打で勝ち越した。
高山俊外野手が勝ち越しタイムリーを放った。
8回二死 2塁。中日バルデスの初球の真っすぐを振り抜いた。前進守備をしていた中堅の頭を悠々と越し、 2塁走者の荒木が生還。貴重な勝ち越し打となった。
8回裏阪神二死 2塁、中前適時 2塁打を放った高山俊外野手=阪神甲子園球場
なにくそ打!! 途中出場の高山俊外野手が同点の 8回、中越えに決勝 2塁打を放った。中日先発が左腕バルデスで、スタメン落ちしていたが、その悔しさをぶつける初球打ち。今季最少タイの 3安打で今季 3度目の「4連勝」。貯金は「12」となり、敗れた 2位広島とのゲーム差は、今季最大の「2.5」に広がった。
2塁ベース上でぐっと右拳を天に突き上げた。肩で息をしながら、揺れる甲子園のど真ん中で歓喜の声を浴びる。高山の一打で勝負は決まった。 8回の守備から途中出場し、ここぞの場面でV打を放った。クールな男の派手なガッツポーズが 1打席にかける思いのすべてを物語っていた。
8回、適時 2塁打を放った高山俊外野手=阪神甲子園球場
「(試合にスタメンで)出ていませんでしたが、いろいろな打者に(バルデスの印象を)聞いていました。それどうこうではなく、あのワンチャンスで打ててよかった」
冷静に、かみしめるように殊勲の場面を振り返った。 1- 1で迎えた 8回二死 2塁。好投を続けるバルデスの初球から思い切りバットを振った。真ん中やや低めの 134キロを捉えると、打球はグングン伸びて前進守備の中堅・大島の頭を越えた。チーム 2安打目で 2走の代走荒木が生還し勝ち越しに成功。 4試合ぶりの打点で、今季 3度目の「4連勝」を呼び込んだ。
39歳の竜の助っ人左腕、バルデスとの対戦とあってベンチスタート。試合前の時点で対左投手打率は 0.240(右投手は同 0.258)だった。
8回、バルデス(左)から中越え決勝 2塁打を放った高山俊外野手。スタメン落ちに燃えた=阪神甲子園球場
金本監督は 8回表の守備起用はその裏、バルデスとの左対右を想定し、江越をチョイスしようとしていたが「矢野コーチが高山で左対左でもいきましょうと」と舞台裏を明かした。首脳陣の期待に応え、左投手から劇打。昨季新人王が自身の価値を証明した。
世代屈指のバットマンの“超進化計画”は静かに動き出していた。オフの間、ウエートトレなどで約 5キロ増量し、体重を90キロ台にしてキャンプに入った。ただ、金本監督、チームトレーナーの意見は「少し重すぎる」だった。しっかりチーム首脳陣、トレーナー陣とも意思疎通を図った上で減量計画がスタートした。
8回、適時 2塁打を放った高山俊外野手=阪神甲子園球場
早出特打で練習量を増やすことで少しずつ体を絞り、シーズンに入っても試合後は毎日のように室内でバットを振り続けた。「今は体重は(90キロ台より)減っていますよ」と話す高山の表情は明るい。92キロ→89、88キロと狙い通りスリムになったプロ 2年目仕様の体で 5月戦線、さらにVロードをひた走る猛虎の勢いをさらに加速させる。
「(相手投手)左右関係なく、ああいう場面で打てたことが、僕にとって大きいかなと思います。ベンチの雰囲気もすごくいい。みんな勝ちにこだわっている」
2塁上でガッツポーズの高山俊外野手。左腕も打てるぞ!!=阪神甲子園球場
貯金は「12」まで増え、 8カード連続負け越しなし。甲子園「6連勝」で 5月は10勝 2敗というハイペースだ。 2位広島が敗れたため、ゲーム差は今季最大の「2.5」まで広がった。チームは福留、糸井、鳥谷のベテラン勢に頼りがちだったが、若虎が再びパワーをチャージ。悔しさを力に変えた高山が、猛虎を頂点に導いていく。
◎高山について阪神・片岡篤史打撃コーチ
「(スタメンを外れて)悔しい思いをしていた。それは打席で晴らすしかない」
8回を終え、ナインに迎えられる高山俊外野手=阪神甲子園球場
★高山のスタメン落ちで発奮打VTR
先発が左腕大野だった 4月20日の中日戦(ナゴヤドーム)で、今季初のスタメン落ち。 1- 3で迎えた 8回二死 1、 2塁に代打で登場、左腕岩瀬のスライダーを逆らわずに振り抜き、左中間へ適時 2塁打を放った。金本監督は「意地? もちろんそういう気持ちがないと、これから進化はない。結果を出すしかないんだから」と奮起を促した。
原口文仁捕手が先制となる 3号ソロを放った。 5回二死。中日先発バルデスに 135キロの直球をジャストミート。鋭いライナー性の当たりはそのまま左翼席に突き刺さった。
「しっかりとボールを見極めることでカウントを有利にすることができましたし、前の打席のスイングを修正することで、いいスイングができました。先制することができてよかったです」。
9日巨人戦以来のスタメン出場。金本監督の起用にしっかりと応えた。
5回裏阪神二死、左越え本塁打を放った原口文仁捕手=阪神甲子園球場
大きな弧を描いた白球が、左翼席に突き刺さった。球場中に大歓声が響き渡る。原口は表情を緩めることなく、ゆっくりとダイヤモンドを一周した。スコアボードに初めて灯った「H」ランプは、値千金の「先制3号ソロ」。そのバットで、難敵バルデスを打ち砕いた。
「必死のパッチで打ちました!! しっかり自分のスイングをするなかで打てたのでよかったです」
お立ち台で声を張り上げた。 5回だ。二死走者なし。 3ボール 1ストライクから高め 135キロの真っすぐをフルスイングし、左翼スタンドまで運んだ。そこまで猛虎打線は竜の助っ人左腕の前に無安打。テンポよく投げ込まれるボールをとらえられず、次々と打ち取られていた。だが、背番号「94」の修正能力が上回った。
5回、左翼に先制の3号ソロを放った原口文仁捕手。スイング修正で一発回答だ=阪神甲子園球場
3回の第 1打席ではいい当たりながらも遊直。「バットの軌道が左翼の方にヘッドが返ってしまっていた」とベンチ裏で素振りを繰り返し、修正。引っ張り気味だったスイングを矯正すると「センター方向というイメージで」とコンパクトに振り抜いた結果が、勝利を呼び寄せる一発につながった。
この日までで最近 5試合で12打数 3安打、打率 0.250。本塁打は 4月12日のDeNA戦(横浜)を最後に遠ざかっていた。その間、 1塁のライバル、中谷が 4戦 3発と大暴れ。焦りもあっただろう。「しっかり与えられたところで結果を出さないと出る機会が減る」。危機感を胸に試合前、行動に出た。
お立ち台に上がった原口文仁捕手(左)と高山俊外野手。若虎の力で難敵バルデスを倒した=阪神甲子園球場
全体練習が始まる30分前。アンダーシャツ姿でグラウンドに見せると、平野打撃コーチが上げるトスを黙々と打ち返した。まるでキャンプ中のようなロングティー。動画を撮影しながらスイングをチェック。「バットの軌道が良ければいい打球が出る。その確認です」と本来の打撃を取り戻そうと、必死に汗を流した。修正能力。これが、原口の強みだ。
「チャンスをもらった時にしっかりアピールできるようにがんばりたいと思います」
1試合だけでは終わらない。まだまだ確実性を高める。ガムシャラに、泥臭く。そう、必死のパッチで-。この言葉のように、原口はバットを振り続けていく。
◇データBOX◇
◎…原口が本塁打を打てば、昨年 9月24日の中日戦(ナゴヤドーム)からチームは「4連勝」。
◎…原口がチーム36試合目で「3号」。このままでいけば、シーズン「11・9本」ペース。ちなみに昨季はチーム48試合目で「3号」を放ち、シーズン「11本塁打」だった。
5回を終え、通算1500投球回達成の花束を受け取った能見篤史投手=阪神甲子園球場
能見篤史投手が 5回、平田を左飛に打ち取って、史上 176人目となる通算1500投球回を達成した。
デビュー戦は2005年 4月 3日ヤクルト戦(大阪ドーム)。13年目での達成となった。
5回表終了後、公式戦通算1500投球回を達成し、花束を手にする能見篤史投手=阪神甲子園球場
先発能見は 6回 1/3を投げ、 5安打 1失点。 6回まで完ぺきな投球を見せたが、 1- 0の 7回に一死 2、 3塁から平田に中前へ同点打を許し、 2番手桑原と交代した。好投していたが勝ち星はつかず「野球って難しいね」と振り返った。阪神では2007年の下柳剛以来(通算1970回 2/3)となる1500投球回にも到達。節目には「(プロ13年目と)長年やっているんでね」と話した。
☆能見篤史投手(阪神)通算1500投球回
17日の中日 8回戦(甲子園)で達成。プロ野球 176人目。初登板は2005年 4月 3日のヤクルト戦。
阪神・桑原謙太朗投手=阪神甲子園球場
桑原謙太朗投手が好リリーフした。
同点の 7回一死 1、 3塁でマウンドへ。後続を断ち切り、 9ホールド目を挙げた。
「抑えられてよかった。自分の仕事ができたと思います」。今季36試合で18試合目の登板。半数でマウンドに上がる右腕は、セ・リーグ首位を走るチームに欠かせない存在だ。
7回表中日二死満塁、代打藤井淳志を遊ゴロに打ち取りグラブを叩いて喜ぶ桑原謙太朗投手=阪神甲子園球場
同点の 7回一死 1、 3塁の大ピンチで能見に代わってマウンドに上がったのが桑原。金本阪神が誇る絶対的リリーバーはいきなりゲレーロに死球を与えて満塁にしたが、堂上を空振り三振。代打・藤井を遊ゴロに仕留めた。続く 8回は一死後、荒木に安打を許し、高橋にマウンドを譲ったが、結果的に無失点。これで15試合連続無失点となった。「ゼロに抑えられて良かったです」。過酷な場面での登板が続くが「慣れることはないと思います」とニヤリ。
阪神投手交代を巡って珍しいシーンがあった。同点で 8回表に入る場面。 7回途中から登板していた桑原がマウンドに上がった後、香田投手コーチがベンチを出た。 9番バルデスがそのまま打席に入る流れを確認して左腕高橋へのスイッチを決めたが、交代は認められず。リリーフカーで登場した高橋はUターンする形でブルペンに戻った。
野球規則によれば、すでに登板している投手がイニング始めにファウルラインを越えれば、その投手は打者 1人がアウトになるか 1塁に達するまでは投球する義務がある。代打が送られていれば交代は成立していた。金本監督は「まさか8代打が送られず)バルデスが来ると思わなかった。来ても代えようと思ったけど、バタバタして桑原と高橋に申し訳なかった」と振り返った。
8回表中日無死、桑原と交代せずリリーフカーに乗ったままバックで戻る高橋聡文投手=阪神甲子園球場
リリーフカーに乗って出てきた高橋が、そのままUターン。珍しいシーンは、 8回が始まる直前だ。 7回途中から登板した桑原が投球練習を行っていたが、ベンチは続投させるつもりはなく、先頭のバルデスの代打が右か左によって、代えるつもりだったという。
しかしバルデスはそのまま打席に。吉本文弘球審(47)は「金本監督から交代を告げられましたが、すでに桑原投手がファウルラインを越えていたので」と説明。「野球規則5・10(i)」によって交代は認めらず。急きょ続投の桑原は一死後、荒木に左前打を許したところで高橋と交代となった。
金本監督は「代打が来ないと代えられないんだって。まさかバルデスが来るとは思っていなかったから…。ちょっとバタバタしてしまって桑原にも、高橋にも申し訳なかった」と話した。
★投手交代のミスについて阪神・香田勲男投手コーチ
「僕の勉強不足です。今回のミスで勉強しました。桑原や高橋、応援にきてくれたファンの方にも迷惑をかけたと思っています。みんなが頑張ってくれてよかった。ほっとしています」
☆野球規則5.10(i)
すでに試合に出場している投手がイニングの初めにファウルラインを越えてしまえば、その投手は、第 1打者がアウトになるかあるいは 1塁に達するまで、投球する義務がある。ただし、その打者に代打が出た場合、またはその投手が負傷または病気のために、投球が不可能になったと球審が認めた場合を除く。(抜粋)
今日も勝って前進だ!全員野球でファン皆が待ち望む「二文字」に向かって、全員で力を合わせて進め! ガンバレ!阪神!我らのタイガース!勝利を掴め!
2017年 公式戦 順位表
2017年 公式戦 日程と結果(05月)
2017年 公式戦 日程と結果(06月)
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※らくらくスマートフォンには対応しておりません。
どんな相手にも立ち向かう。どんな局面でも己の限界にトライする。
その精神を全員が強く持ち、タイガースが変革し続ける一年にしたい。
そうした強い思いをスローガンとして表現しています。
※このスローガン・デザインは、2017年のシーズンロゴとしても展開して参ります。