新井良太 2適時打！藤川球児がアクシデントで登板回避、福原が代役で11年ぶりのセーブ！

　阪神が逆転勝ち。中盤に新井良太内野手(28)、平野の適時打で 1点差に。 7回に新井良太の適時打で追い付き、 9回一死 1、 3塁から大和内野手(前田大和・25)の投ゴロの間に勝ち越した。
　藤川球児投手(31)がアクシデントで登板を回避登板を回避した藤川球児に代わり、マウンドに上がった福原忍投手(35)が 9回を三者凡退。2001年 8月12日の中日戦(ナゴヤＤ)以来、11年ぶりとなるセーブを挙げた。記事をまとめてみました。



　脇役たちが躍動した。兄弟で同点に持ち込んだ。 3点を追う 4回に適時打で反撃の口火を切った新井良太が 7回にも同点打。｢スライダーにうまく対応できた。 1打席、 1球に懸けている｣と派手にガッツポーズを繰り出した。アニヤン・新井は 7回先頭で左中間フェンス直撃の 2塁打。一死後、弟・良太の中前打で生還した。兄がチャンスメークし、弟がかえしたことについて｢まぁ、それは良太に聞いてよ｣と一言。勢いづく勝ちにしたいか、と問われると｢そうしたいよね｣と話した。 5回一死満塁では浅い中飛で得点を奪えなかっただけに、勝利に安どの表情だった。
　新井良太が同点打を放った。 1点を追う 7回一死 2塁、マイケルから中前適時打。｢バットに当てれば何とかなるという気持ちで、必死で食らいついていきました。チャンスで打てて良かったです｣。 3点を追う 4回にも右前適時打で追撃ムードを高めていた。


　 7回　生還した 2塁走者・新井貴浩

　阪神の決勝点は奇襲ともいえる 9回一死 1、 3塁からのヒットエンドランだった。投手・ウィリアムスの足が上がる。 3― 3の同点から 3塁走者は田上の場面で和田監督が動いた。フルカウントからの 6球目。 1塁走者とともに 3塁走者の田上がスタートを切ると、大和が驚きの“エンドランスクイズ”で投ゴロとする間に決勝点をもぎ取った。和田監督は｢大和がしっかり転がし、田上もいいスタートを切った。ああいう点の取り方しかないかなと｣と振り返った。
　大和｢バットに当てて転がせば何とかなる、と。 1、 3塁となった時点でセーフティースクイズとか何でもあると思っていた｣


　同点の 9回一死 1、 3塁から大和が投ゴロ。スタートを切っていた 3塁走者田上が勝ち越しのホームを踏んだ

　痛烈なライナーが投手ウィリアムスを襲い、はじく間に田上が生還。｢少し(スタートが)早かった。反省があります｣と田上。投手に外されたら 3塁走者が憤死するリスクもある中で指揮官は興奮気味に振り返った。
　和田監督　詳しくは言えないけど、大和もよく転がしてくれた。ああいう点の取り方しかない。（２人とも）役目を果たしてくれたという１点だった。
　春季キャンプでは走者 1、 3塁での攻撃練習を何度も繰り返していた。その一つが今回のヒットエンドラン。｢キャンプからの成果が出たのは良かった｣と大和。地道な取り組みが生んだ大きな 1点だった。


　 9回一死 1、 3塁、大和の投ゴロで田上が勝ち越しのホームイン

　｢ピッチャー・福原｣のコールに虎党がざわめいた。 9回裏 1点リードの場面。本来ならそこに居るはずの男がいなかった。守護神・藤川球児がアクシデントで登板を回避した。 1点リードの 9回にマウンドに上がったのは福原だった。直前の投球練習中に違和感を訴えたもので、山口投手コーチは｢足がプレートにひっかかって、すべったみたい。大事をとって福原に任せた。投げられるかどうか確認をして、やめとこうとなった。(長引くかどうかは)まだ分からない。ゲームが終わったばかりで、トレーナーとも話していないから｣とと説明。ファウルボールが飛んできて、バランスを崩したという情報もある。
　藤川球児は大事を取ったかと問われ｢何でも、勝てたんでいいです。まだ福原さんがいたので大丈夫かなと思った。大事をとって？　もちろん、もちろんそうです｣と話した。


　登板しなかった藤川球児(左)は福原を笑顔で迎えた

　守護神・藤川球児がブルペンでの投球練習中に膝の違和感を訴え、1点リードの 9回の登板を回避した。
　山口投手コーチは｢プレートに足が引っ掛かっただけです。大事を取って福原でいった｣と説明。藤川球児は｢勝てたので良かった｣と話し、引き揚げる足取りはしっかりしていた。
　登板を回避した藤川球児に代わり、マウンドに上がった福原が 9回を三者凡退で締め、2001年 8月12日の中日戦(ナゴヤＤ)以来、11年ぶりとなるセーブを挙げた。
　｢急な感じだった。ただ、準備だけはしていました。 1点差なんでプレッシャーはありましたけど、抑えられてよかったです｣。代打・阿部を見逃し三振、代打・米野は空振り三振、平尾は遊飛と完ぺきな内容だった。


　ハイタッチで喜ぶ福原(右)ら阪神ナイン

　藤川球児はチームとともに次の遠征地千葉に移動。15日に検査を受ける可能性もある。試合後、西武ドーム名物の長い階段を上り、バスまで歩いた。足を引きずるようなそぶりもなく、大事には至らなかったもようだが、登板できなかったのは事実。長期離脱となればチームには大打撃だ。代えのきかないストッパーだけに、軽症であることを祈るばかりだ。　



　守護神・藤川球児の怪我が心配だ…。しかし、代役となった福原はエライ！と思った。
　新井兄弟も、今回は久しぶりに頑張った。 7回の適時打で追い付き、 9回に大和の投ゴロの間に勝ち越した。こういう事ができるのなら、どうして今までやらなかったのか？そこが問題だ。
　ガンバレ！阪神！我らのタイガース！

　2012年度 日本生命セ・パ交流戦　試合日程は、次の所で調べることができます。
　http://www.npb.or.jp/schedule/2012inter.html

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