マット・マートン外野手(30)がまたもご乱心だ。 7回終了後のインターバル。右翼の守備に就いた助っ人は、大和相手のキャッチボールで「暴投」を 4球続けた。 1球目は高めへ抜け、 2球目は難しいショートバウンド。 2球が 1塁側カメラマン席へ飛び込んだ。
5月 3日中日戦(ナゴヤドーム)以来、33試合ぶりに 4番に復帰したアニヤン・新井貴浩内野手(35)が先制点をお膳立てした。
ランディ・メッセンジャー投手(30)が 7回 5安打 2失点で 6敗目を喫した。テンポよく 5回まで無失点に抑えたが、 1点リードの 6回につかまった。
右太もも裏の筋挫傷で、戦列を離れていた藤井彰人捕手(36)が、 5日楽天戦(クリネックススタジアム宮城)以来の 1軍復帰でフル出場した。記事をまとめてみました。
阪神は 2回に、新井貴、金本の連打で作った一死 1、 3塁で、浅井の 2ゴロの間に先制。メッセンジャーは 3回まで 2安打無失点。
DeNAが 6回に筒香の 2点 3塁打で逆転。高崎は 4回から 6回まで毎回走者を許したが、要所を抑え、追加点を許さなかった。
7回からはDeNAが細かい継投で逃げ切った。阪神は 7回に二死 1、 2塁の好機をつくったが、マートンが空振り三振に倒れた。
マートンがまたもご乱心だ。 7回終了後のインターバル。右翼の守備に就いた助っ人は、大和相手のキャッチボールで「暴投」を 4球続けた。 1球目は高めへ抜け、 2球目は難しいショートバウンド。 2球が 1塁側カメラマン席へ飛び込んだ。レンズを向けていたあるカメラマンが「さすがに怖かった」と漏らすほど。 1塁側観客席はざわつき、ヤジも飛んだ。
明らかに普通の精神状態ではなかった。 7回二死 2塁で、DeNAバッテリーは代打・桧山を敬遠し、マートンとの勝負を選択した。右打席からは気迫が感じられたが、結果は加賀の前に空振り三振。屈辱の敬遠策、そして自身への怒り…。ある球団幹部は「あす(23日)事情を聴いてみます」と語った。
ベンチへと戻るマートンに、罵声はほとんど降り注がなかった。虎党の期待値が限りなく低くなっている証拠だった。リーグ戦再開の一戦で大ブレーキ。14打席連続無安打で終わったM砲は一言だけ残し足早にクラブハウスへと戻った。
「Everyday No!(毎日、ノーコメントだ)」
4月30日の巨人戦(東京D)以来、出場36試合ぶりに「 1番・右翼」に入った。和田監督はその意図について「新たな気持ちで再スタートを切ろうということ」と説明。シーズン開幕と同じメンバーでの再発進で、 3安打 1得点。貧打での黒星だった。
マートンの 4打席のうち、得点圏 2度。 5回二死 2塁ではカウント 2ボールから外角低めのスライダーを引っかけて、 2ゴロに倒れた。そして、屈辱は 7回だった。
1点をリードしているDeNAベンチは二死 2塁で代打・桧山を歩かせ、マートン勝負を選択。そのもくろみ通り、M砲は外角 132キロに空振り三振。その狙いをDeNA・中畑監督は「当然の戦術。マートンには去年、 5割近く打たれていたけれど、きょうのマートンは違うからね」と説明した。
7回二死 1、 2塁、マートンは空振り三振に倒れバットを放り投げた
だが、そんなマートンを指揮官は復調傾向であるという。
「結果は出なかったけど、違うものが出てきているので、あとは結果を出していくだけ」
片岡打撃コーチも同様に「今までのような打席とは内容が違った」と口にした。
結果論といわれても、結果でしか評価されないのが勝負の世界。これでは見立てが甘かったと、いわれても仕方がない。交流戦終盤で活躍した新井良をベンチに置いてまでの再発進は裏目に終わった。 5割復帰もお預けになり借金再び 2。上向きに見えた打線は再び、貧打に逆戻り。
打撃不振から来るフラストレーション。 9日のオリックス戦(甲子園)では緩慢な守備について報道陣に聞かれ、「アイ・ドント・ライク・能見さん」と暴言を吐き、物議を醸した。 2年連続リーグ最多安打男が、ここまで打率 0.218でリーグ最下位に転落した。球団は2005~2007年に阪神でプレーしたアンディ・シーツ駐米スカウトを16日から相談役として同行させ、和田監督もキーマンとして期待しているからこそ、 4月30日の巨人戦(東京ドーム)以来の 1番に起用した。しかし、そんな親心も届かなかった。
逆転負けで勝率 5割復帰ならず。心身ともにリフレッシュさせるためにマートンを 2軍で再調整させる選択肢もある。
2軍に降格させる可能性について、和田監督は「きょう再スタートを切ったところだから。それは今後のことなんで」と肯定も否定もしなかったが、度重なる助っ人の乱心はチームに悪影響を及ぼしかねない。片岡打撃コーチは「休むというよりも中心でやっていかなきゃいけない選手」と首を振った。
だが、このまま 1軍で起用を続けることが 2年連続最多安打男がパフォーマンスを最大に発揮できる選択肢なのか。起用法を再考する時がきた。
5月 3日中日戦以来33試合ぶりに 4番に復帰したアニヤン・新井が、 5月 3日の中日戦以来“指定席”に戻り、快音を響かせ、先制点をお膳立てした。
レギュラーシーズン再開の一戦。先頭の 2回、高崎の外角低め 138キロスライダーを中前に運び出塁。続く金本知憲外野手(44)の左前打で 3塁まで激走し、一死 1、 3塁から浅井良外野手(32)の 2ゴロ間に本塁を駆け抜けた。
試合後、短く息を吐いた。 1点差での惜敗は悔しさが残ったが、主軸として打線を引っ張った。
まずは 2回だ。先頭で打席に立ち、DeNA先発・高崎から中前打を放った。 4試合連続となるヒットを放つと、続く金本の左中間への当たりで一気に 3塁へ。積極走塁で好機をつくり、浅井の 2ゴロの間に先制のホームを踏んだ。
2回裏阪神無死 1塁、金本の左安打で 2塁を回り 3三塁へ激走するアニヤン・新井
4回には無死 1塁で四球を選び、 6回二死からもボール球をしっかりと見極めて出塁。 5月 3日の中日戦以来となる 4番スタメンで3出塁。「ボールの見極めができた? そうだね。微調整できた」と手応えを口にした。
交流戦後 4日間の充電期間をはさみ、指揮官は打線を大きく組み替えた。 1番にマートンを入れ、 4番は今季開幕時と同じ右の大砲に任せた。金本の起用は右肩の調子がカギを握り、連戦が続いた場合にスタメンを外れる可能性がある。ここからの戦いでは、打線の軸はA砲というわけだ。
和田監督は「新たな気持ちで再スタートを切ろうということ。もちろん、いいスタートを切りたかったけど」と意図を説明した。好発進は叶わなかったが、確実な収穫があった。
「これからは新井が中心となって引っ張っていってもらいたい」。将がハッパをかけると、背番号25も「そのつもりです」と呼応した。巻き返しは定位置から。 4番・新井が猛虎打線をけん引する。
6回表逆転を許しがっくりするメッセンジャー
メッセンジャーは 7回 2失点で 6敗目( 4勝)。「打たれて点をとられたら、すばらしい(球種の)選択をしても結果がすべて。選択したボールは間違ってなかったが」と 1球のミスを悔やんだ。 1- 0の 6回二死 1、 2塁、フルカウントから自信を持って選んだというカーブが甘く入り、筒香に逆転 3塁打を浴びた。「失投してはいけない場面で失投し、勝敗が決まってしまった」それまで要所でコースに決めていた球種だったが…。右翼線 3塁打で一挙 2失点。試合をひっくり返された。これで昨年の 9月25日の巨人戦から甲子園で 8連敗。「長く続いている。
残念だ。いい投球をしても結果で示せるものがない」とうなだれていた。
今季、甲子園で登板した5試合は全敗。「長く続いているね。いい投球はできていると思うが、好結果につながらない」と首をひねった。
右太もも裏の筋挫傷で、戦列を離れていた藤井彰人が、 5日楽天戦(クリネックススタジアム宮城)以来の 1軍復帰。登録即スタメンマスクを被りフル出場した。
打っては 5回に右前打を放ち、 7回一死 1塁でも、きっちり犠打も決め 2打数で 1安打 1犠打。守りでは 3投手をリードし 2失点。 8回には石川の 2盗も刺し結果を出した。復帰初戦で攻守に存在感を示したが、「負けてますから。きょうは 1- 0で勝ちたかった」と、逆転を許した 6回のリードを悔やんだ。
中畑・DeNAに負けた…。というよりも、外人選手 2名が不甲斐ない成績になったのが、敗因となった試合だった。
アニヤン・新井が 4番に戻っても、藤井彰人が登録即スタメンマスクを被っても、彼らが頑張らないと勝ち試合も試合負けてしまう。「中畑・DeNAが勝つには、刃物は要らぬ。外人選手を責めればそれだけで勝てる」という訳か…。清はエライ…。さすが福島県が産んだ偉人だ。
阪神の10番目の野手達には、それではいけない。今日の試合、明日の試合と頑張って行って貰いたいという気持ちで一杯だ。それに応えられるように、ナインが一丸となって行かなければならないのに、それに応えられない球団。マートンを 2軍落ちできないのにも原因は有る。その分、代わりに働ける選手を速く育成させて欲しい。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!
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メッセンジャー 7回 2失点も 6敗…マートンまた暴挙…カメラマン席に「暴投」 2球…
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