金本知憲外野手(44)が初回、二死 1、 2塁から通算 474本目の本塁打を放ち、阪神OB田淵幸一氏(65=現東北楽天ゴールデンイーグルス・ヘッドコーチ)と並び通算本塁打数歴代10位となった。
クレイグ・ブラゼル内野手(32)が 3回に力強くとらえた白球は、バックスクリーン左に着弾。 7号 2ランとなり、虎党のボルテージを最高潮まで上げた。
マット・マートン外野手(30)が 9日オリックス戦の 6回に中前打を放って以来、15打席ぶりに安打を放った。
阪神先発の能見篤史投手(33)が粘りの投球で、<阪神7-3DeNA> 5月27日西武戦(甲子園)以来となる今季 5勝目をマークした。記事をマークした。
阪神が 1点を追う 1回に金本の 4号 3ランで逆転。 2回には平野の 2点適時打、 3回にもブラゼルの 7号 2ランで追加点を挙げた。
DeNAが 6回、中村の適時 2塁打と筒香の犠飛で 2点を返した。阪神は 6回に二死満塁の好機をつくったが、金本が右飛に倒れた。
7回以降は両軍投手が踏ん張り無得点。阪神は先発能見が 7回で降板。 8回からはリリーフ陣が序盤の大量リードを守りきった。
アニキ・金本が通算 474本目の本塁打を放ち、阪神OB田淵幸一氏と並び通算本塁打数歴代 10位となった。ホームラン・アーティストに肩を並べる一発は逆転 3ランなど
<阪神7-3DeNA>で快勝した。田淵幸一氏に並ぶ歴代10位の通算 474本塁打で、通算打点(1508)も単独 8位に浮上した。 1点ビハインドの初回、二死 1、 2塁からDeNA先発ブランドンの高めスライダーをはじき返した。先制され、嫌なムードを吹き飛ばす一発。「まさかの 1本です。いいところで打てて良かったです」と振り返った鉄人だが、「個人の記録より、今はチームが 1位になることを」と熱い誓い。この勢いで、きょうこそ勝率 5割へ復帰や!
試合後チビっ子ファンとタッチを交わすアニキ・金本
球場の空気を一気に変えた。嫌な流れにのまれかけ、はね返した。強く、激しく-。この力強さが鉄人の真骨頂。金本の逆転3ランが猛虎を救った。
「きのうの悪い流れを引きずって、チャンスは作ったんですけど2人倒れてすごい悪い雰囲気だったんですけど、ここはひとつ、新井のためにも打ってやろう、とは思いませんでした」
いつものジョークで振り返ったのは 1回の攻撃。リーグ戦再開の前日22日はわずか3安打で、 1点差で敗れたが、 2戦目も 1回に 1点を先制された。直後に無死 1、 2塁を作るが、鳥谷、アニヤン・新井が倒れ走者すら進まない。重苦しい空気をひと振りで吹き飛ばし、聖地の 4万3470人の虎党に歓喜をもたらした。
DeNA先発・ブランドンの投じた 4球目。真ん中高めのスライダーを完ぺきにとらえた。右翼ポール際に弾丸ライナーで突き刺した逆転3ランは、歴代単独 2位の 225人目からのアーチだ。
1回二死 1、 2塁で 4号 3ランを放ったアニキ・金本
「クリーンアップ 3人で誰か返してくれ、というところだった。二死をとられたし、あそこで(点を)とるととらないで、かなり流れも雰囲気も変わってくる。本当に大きな一発だった」
和田監督が絶賛した一撃は通算 474本塁打で、田淵幸一氏に並ぶ歴代10位タイ。「タイガースの OBの中で一番ホームランを打った方。並べてうれしいですし、一日も早く抜きたい」。普段は個人記録に関心を示さない男が虎歴代No.1スラッガーに肩を並べ、頬を緩ませた。大杉勝男氏(元ヤクルト)を抜いて歴代 8位となる1508打点としたが、「個人のことは何位とかはいいんで、今はチームが 1位になることを望んでます」とあくまで勝利優先だ。
目標を達成できる体がある。 4月 7日に採取した血液の検査結果が出た。京都府立医科大の吉川敏一教授は「筋肉を作ったり、骨を作るホルモンが近年にない高い数値で驚いた。昨年の 2倍。ここ 3年の検査で今回が最高です。夏が楽しみ」と話す。回復力が高いから、体を追い込める。“貯筋”できる状態が鉄人を加速させる。
「まだまだ肩をけがしてから思うような打撃はできていないし、勝負どころで打てていない。いいところで 1本でも多く打ちたい。チームはあとひとつ何かかみ合えば、どんどん上がっていける。とにかく、かみ合うように頑張ります」
24日は三浦を相手に勝率5割復帰をかけて戦う。今年も 2戦 2敗の難敵だが、風向きは変わった。ブラゼルの 7号 2ランと合わせて聖地2発は今季初で 7点快勝。逆境で輝く金本が勝利への道を切り開く。
4点リードの 3回無死一塁。阪神のブラゼルが放った打球は高々と上がり、バックスクリーン左へ飛び込む 7号 2ラン。序盤で 6点の大量リードとなった。前日22日は 1点しか取れずに敗れ、自身も無安打だった助っ人が、この日は結果を出した。
蒸し暑さが充満する聖地に、綺麗なアーチがかかった。力強くとらえた白球は、バックスクリーン左に着弾。ブラゼルが 3回に 7号 2ランを放ち、虎党のボルテージを最高潮まで上げた。
「ゲームのなかで、ああいう形で甘い球を振れてよかった。打ててよかったと思うよ」
クラブハウスへつながる通路で立ち止まると、満面の笑みで振り返った。 5- 1と 4点リードした 3回無死 1塁だ。DeNA 2番手・小杉が投じた初球、 140キロの直球を外野席にたたき込んだ。五回にも右前打を放ち4打数2安打。今季13度目のマルチ安打を記録した。
得意の季節に調子を上げてきた。暑い時期にめっぽう強い助っ人。西武時代、2008年の 6月は打率 0.344、 6本塁打、21打点の活躍で自身初の月間MVPを獲得。今季も 6月はここまで14試合に出場し、50打数17安打で 1本塁打。 9打点の打率 0.340と絶好調だ。
ブラゼルは 3回無死 1塁、バックスクリーン左へトドメの 7号 2ランをたたき込んだ
「自分としては暑いなかでプレーする方が好きだよ」。前日22日の試合前練習の際には、ヘルメットを前と後ろ、反対に被った姿でグラウンドに登場。球団の男性スタッフのお尻や太ももをバットで軽く叩いていたずらし、周囲を和ませた。
マートンの舌禍騒動については「明らかにジョーク。本当のことが伝わっていない」と同僚をフォロー。普段はやんちゃなB砲だが、仲間思いな一面も。3安打と気を吐いたM砲とともにサンケイスポーツの牛丼プレゼントもアベックで達成した。
「きょうのようなプレーをしていければ、チームはいい状態に上がっていけると思うよ」
気温の上昇とともに、助っ人の状態も向上する。今後もさらに大暴れをしてもらうためにも-。もっともっと“暑くなれ”!!
マートンが 9日オリックス戦の 6回に中前打を放って以来、15打席ぶりに安打を放った。 1点を先制された直後の 1回に右前打。 2回も二死 1塁から左 2塁打とし、チャンスを拡大。さらに 6回一死でも左前に運び、 5月26日ソフトバンク戦以来、今季 5度目の猛打賞をマークした。
この日も試合後に多くを語らず、クラブハウスへと急いだ。 9日のオリックス戦(甲子園)で「能見さんが嫌いだから-」とブラックジョークを飛ばしたことで大騒動になってから報道陣を避けている。口を閉ざすだけならいいが、肝心のバットも湿り、それ以降ノーヒットが続いていた。
試合前までリーグ最低打率。 2軍降格でもおかしくない状況でも、 2試合連続で「 1番・右翼」を任された。 1回に右前に弾き返し、逆転劇を演出。出場 8試合&15打席ぶりのHランプを灯すと、 2回二死 1塁では左中間 2塁打で平野の適時打につなげた。 6回にも左前へ。 5月26日のソフトバンク戦(ヤフーD)以来、出場18試合ぶりの猛打賞をマークした。
マートンは久々の猛打賞。 1回先頭で右前打、 2回は左中間へ 2塁打、 6回には左前打を放った
前夜には“事件”もあった。 1点を追う 7回二死 1、 2塁で空振り三振を喫した直後、攻守交代時に大和とキャッチボールをした際、 1塁側カメラマン席に何球か“悪投”した。好機を逸した後、レンズを向けられていることに抵抗しての“乱心”だったのか。球団関係者は「周囲に対し、かなり疑心暗鬼になっている。結果を出せていない悔しさもあってだが…」。意図的かどうかは定かではないが、球団側からおとがめはなく、南球団社長は「何も知りません。報告もないですから」と強調した。
昨季まで 2年連続最多安打に輝き、“神の子”と呼ばれた。模範生というイメージがつきまとうだけに、先入観でみられてしまうのも精神的な負担だろう。
和田監督は「ヒットは出たけど、もう少し様子をみながら、今以上に状態を上げてもらわないといけない選手」と慎重な言い回しで完全復活を願った。この日は制球に苦しんでいたブランドンが相手。一線級ではどうか。いずれにせよ、M砲の復活なくして、虎の巻き返しなし、だ。
先発の能見が粘りの投球で、 5月27日西武戦以来となる今季5勝目をマークした。
3回までに打線が 7点を援護する展開だったが、 4回以降は毎回、得点圏に走者を進める苦しい内容だった。それでも耐えて 7回 3失点で降板。約 1カ月ぶりの白星に「野手が点を取ってくれた」と感謝していた。まだ納得はできない。それでも、約1カ月ぶりの白星に能見は少しだけ安堵の表情を浮かべた。 7回 6安打 3失点。大量援護に守られ、今季 5勝目( 5敗)を収めた。
「点をとってくれて、野手に助けられた感じです。その一言です」
7回 3失点の粘投で、 5勝目を挙げた能見
1回に先制ソロを浴びたものの、直後に猛虎打線が3点を奪って、逆転。このリードを守るべく、肝心要の 2、 3回を三者凡退に仕留めた。これで序盤の 3イニングで 7- 1となり、試合の大勢は決まった。和田監督もストライク先行の内容に「初回以降はしっかり抑えてくれた」とほほえんだ。
マートン騒動に巻き込まれた左腕を球団管理部や周囲は気遣ったが、 5月27日の西武戦(甲子園)以来の勝利をつかんだ。今季 1勝 2敗、防御率 4.62と苦戦していたデーゲームで結果を示した。一時は「腕が振れていない」と課題に挙げていた長所にも「シャープだった」と藪投手コーチは評価。本来の姿を取り戻しつつある。
「リズムよくというわけではないですけどね」 4月から遠ざかる自身の連勝へ-。エースは反省を糧にさらなる高みを目指す。
やればできる!今までどうしてやらなかったのか?疑問になる様な試合だった。
中畑・DeNA相手だから、勝てた訳では無いと思っている。本来の虎の姿が横切ったシーンが何回も有っただろう。
もうすぐ前期は終了する。それまでにAクラスに戻る事もできるが、それ以上の力で前進して欲しいですね。
ガンバレ!阪神!我らのタイガース!
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虎甦らせた!アニキ・金本、値千金!逆転 3ラン!OB田淵氏に並ぶ 474号打!
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